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この記事では、FXのデイトレードで犯しがちな失敗事例/ミスとして、環境認識を無視したFXのデイトレード負け事例を実際のチャート図とともに解説させて頂きます。
私が継承しているFXのデイトレ手法を例に解説していきますので、下記ページで公開しているロジックとあわせてご覧になってみてください。
1.ポンド円のロング事例
下図はポンド円の5分足チャートで、
・キリ番(黒点線、ラウンドナンバー)
・水平ライン(水色)
・移動平均線
などの条件を満たしたためエントリーが可能でしたが、大逆行しています。
ここでエントリーしていた場合は、予め設定する損切りラインで決済されて、大きな損失になっていました。
ただ、チャート拡大して見ると、なぜエントリー直後に逆行しているか原因が明確に分かります。
この相場状況を1時間足で見た下図をご覧ください。(赤丸が上図のエントリー場所)
緑点線で図示したように、エントリー場所の直前に、中長期のトレンドラインに反応しています。
この中長期ラインに逆らうトレードになるからこそ、今回のエントリーは回避対象でした。(回避ルール「中長期バウンド」参照)
中長期の流れは短期~中長期トレーダーを含む非常に大勢のトレーダーによって意識され、この場合は「売り」が強く意識される状況だったからこそ、短期的な視点ではエントリー条件を満たしているとしても逆行に至ったわけです。
このような中長期のラインを引き洩らしてしまうと、いくらエントリー条件を満たせていても、大勢のトレーダーによる逆方向の注文が入る事で、損切りに大きな逆行→大きな損切りに繋がってしまうのでご注意ください。
中長期のラインによる流れに逆らわず、しっかり環境認識を行うことで、FXのデイトレードでの負けを減らし勝率を大きく高める事に繋がっていきますので、環境認識の徹底を意識して頂ければ幸いです。
ポンド円(GBP/JPY)のショート事例
こちらの事例も、
・キリ番(黒線、ラウンドナンバー)
・移動平均線
などを含めたエントリー条件を満たしていたものの、大きな逆行になっていました。
先程の例と同じく、1時間足でこの場面を見ていきます。(赤丸がエントリーの場所)
先ほどのポンド円ロングの例と同じく、同じ中長期ラインが引かれ、アウトライン(下の緑点線)が、エントリー場所に対してサポートラインとして機能していました。
要するに、ショートでのエントリーに対してのサポートラインになっていたわけです。
こちらも先ほど同様、中長期の環境認識では売りは避けるべき状況であるため、いくら短期のデイトレード視点でのエントリー条件を満たしていてもエントリーを回避しなければなりません。
緑点線で図示している、この中長期アウトラインはローソク足がラインからブレイクしていますが、4時間足や日足で見ればローソク足が集約され「単なるヒゲ」になります。
そのため、中長期の視点で見れば、ヒゲで戻しているだけなので、サポートラインとしての機能は変わらず効いているということです。(レジスタンスラインとしての機能も同様)
まとめ~FXのデイトレで環境認識を無視することで起こる悲劇~
以上、今回は失敗しがちな事例として、環境認識を怠り中長期ラインの漏れによってデイトレードの負けに繋がりやすい2例をご紹介いたしました。
いくら5分足チャートの視点ではエントリーができる場合であっても、中長期の流れに逆らってしまうと大きな逆行に遭遇することが少なくありません。
ちなみにトレンドライン、アウトラインを例にしましたが、水平ラインも同様になるため、ご注意ください。
その上で、中長期ラインの漏れを防ぐには、1時間足や4時間足などの長期足で相場全体を見てラインを引く事がおすすめとなります。
5分足チャートだけでは、いくら縮小表示しても画面に表示されるローソク足には限度があるため、長期足で見ない事には中長期の流れを把握しにくいからです。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
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