杉原です。

この記事を執筆している時期に、ドル円のレート(価格)が130円を超えており、今までと比べると「異常」な円安の状態になっています。

このような一方的な価格の景気、経済状況になると「FXで勝つのは難しいのでは?」と心配されるトレーダーの方、初心者の方は少なくありません。

しかし、数日単位で取引するスイングトレードとは異なり、1日の中で取引を完結するデイトレードであれば、経済状況に左右されず日々FXで安定して勝ち続けることが可能です。

まず考えるべきは「1日の中で起きるトレンドを狙うこと」になります。

関連:FXでデイトレードとスキャルピングの定義や違い、推奨の手法を解説。

下位足を使って1日の中でのトレンドを狙う

下図はポンド円の日足チャートで、上昇トレンドでも下降トレンドでもなく、方向性を感じられない相場状況です。

ポンド円の日足チャート(方向性がない)

ですが、下図のように下位足(5分足)で見ると、上昇トレンドも下降トレンドもしっかり発生しています。

最初に提示したポンド円の日足チャート部分を5分足で見た図です。

ポンド円の5分足チャート(上昇トレンド)

ポンド円の5分足チャート(下降トレンド)

長期足をベースにスイングトレードのような取引をする場合、日足や4時間足などで見ると、先ほど見せたような方向性が見えない、いわゆるレンジ相場ということが少なくありません。

むしろ、相場の世界では一般的に

・レンジ相場が7割
・トレンド相場が3割

と言われるだけあり、7割ほどが方向性のない相場となっています。

また、景気や経済状況などによる政府介入が発生し、

・一方的な上げ相場
・一方的な下げ相場

になることもあるため、4時間足や日足で見ると多くのチャンスを見つけにくいわけです。

このように長期足で見れば、どうしても景気や経済状況に左右され、エントリーの回数が落ちることが多くなります。

そのため、安定した収支の実現が難しくなるということです。

関連:どっちが勝てる? FXのデイトレードとスイングトレードを比較した結果。

そんな上位足とは反対に5分足のような下位足で見れば、1日の中でトレンドが発生するため、エントリーのチャンスを見つけやすくなります。

もちろん、4時間足や日足で発生するトレンドに比べれば、5分足チャートのトレンドで得られる利幅(pips)は小さいかもしれません。

しかし、5分足のような下位足で見れる1日の中で発生するトレンドは、

・上昇相場
・下降相場
・レンジ相場

が混じり合って、決して1つのトレンドだけではないため、何度もエントリーのチャンスを見つけやすい傾向にあります。

5分足チャートを使って一度で取れる利幅は少なくても、回数の多さでカバーができるわけです。

仮に景気や経済状況によって、日足や4時間足などの長期足で見て、

・一方的なトレンド相場
・方向性のない相場

になっていてエントリーのチャンスがなかなか訪れず安定して勝てないような場面でも、5分足のような下位足で見れば、1日の中で訪れる複数のトレンドから利益をもぎ取って継続的に勝ちを拾いやすくなります。

ただ、必ずしも毎日のように何度も下位足でトレンドが発生しているとは限りません。

方向性のないレンジ相場で終わる日もあれば、逆に何度も明確なトレンドが発生する日もあります。

そのため、利益が多い日/少ない日があることは避けられません。

そこで、そんな1日単位で起こる「利益のムラ」を抑え込み、下位足でも安定した勝ちを毎日のように拾いやすくする方法を次章で解説していく次第です。

複数のデイトレード手法を併用

明確なトレンドを狙うようなデイトレード手法が一般的ですが、先ほども触れたように、1日の中でも方向性のないレンジ相場も有り得ます。

当然、そんなレンジ相場で終わる1日もあるため、トレンド狙いのデイトレ手法だけで勝とうとすると、そのような日はチャンスが訪れずに利益を取れません。

そこで、複数のデイトレ手法を1つの口座で実践することで、より多くのチャンスを拾っていく方針が有効です。

特に、

・トレンド相場を狙うデイトレ手法(順張り)
・レンジ相場を狙うデイトレ手法(逆張り)

を並行していけば、5分足などの下位足で見た際に、レンジ相場でもトレンド相場でもチャンスが発生する回数が倍々に増えていきます。

その結果、より安定して日々の勝ちをFXのデイトレードで得やすくなるわけです。

まとめ:景気に左右されずFXで安定した収支を実現するために

FXの相場は円や米ドル、ポンドやユーロなどの法定通貨を対象にしている以上、長期足で見れば、どうしても景気や経済状況によっては利益が安定しない時期があります。

ただ、5分足のような下位足では1日の中で複数回のトレンドが発生し、小さいながらも利幅をコツコツと取れる傾向にあるため、デイトレードが推奨という解説をさせて頂きました。

その上で、1日単位でも安定した利益を実現するためには、トレンド相場に特化したデイトレ手法だけではなく、レンジ相場でも有効な手法も並行することが有効になります。

このように複数のデイトレード手法を併用することにより、日々の収支が安定していくはずです。

私自身、確立しているデイトレ手法は、トレンド相場/レンジ相場の双方に対応のロジックとなっているため、安定した利益を得やすい傾向にあります。

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