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縦線の始値でエントリー→赤丸で利確
リスクリワード(損失:利益)=約1:3の事例
チャート図


このページでは強力なトレンド相場にのみ出現する、

【中央値=センターライン】

こちらを利用し、高い勝率を維持したまま、損失よりも大きく利幅が上回るリスクリワードに特化できるチャートパターンを使うデイトレ手法『中央値テクニカル』を図解しています。


まず、このチャートパターンでは、

・より複数の時間足でも
・より短期〜中長期でも

揃って同じトレンドを示しやすい相場なので、勝率を高く維持できるのと同時に、時間の経過と共に多くのトレーダーから、トレンドに乗る注文が継続的に入ってくるのが特徴です。


そんな特徴から、まだまだ伸びやすいトレンドになり、その分だけ利幅を自然と伸ばしやすいのが、このチャートパターンの大きなメリットとなります。


その上で、まだ伸びが期待できるトレンド内の、

買い(ロング)で言えば「これ以上は下がりにくい」
売り(ショート)で言えば「これ以上は上がりにくい」

そんな場面でエントリーすることで、含み損と損切り幅が小さく済むため、伸ばしやすい利幅と合わせてリスクリワード(損失:利益)がとても良好なデイトレードが可能です。


ですので、

「含み損が小さいまま利幅もそれなりに狙いたい」
「それでも勝率は下げたくない」

このような願望が少しでもあれば、このページで図解していくチャートパターンが解決にお役立ちできるので、ぜひ最後までご覧になってみてください。


また、このチャートパターンを利用したデイトレ手法では、利幅が広がりやすい特徴を活かし、勝率を少し落とす代わりに利益率を倍ほどに高めることも可能です。


このノウハウについても当ページ内で解説しているので、その辺りのテクニックも参考にして頂ければと思います。




極めて強力なトレンド相場となる3つの要素について


まず、そもそものトレンドについて簡単に触れさせてください。


トレンドそのものは、テクニカル分析の基礎となっているダウ理論により以下のように定義され、大勢のトレーダーから意識されています。


  • 高値と安値が共に上昇=上昇トレンド
  • 高値と安値が共に下落=下降トレンド

このような基本的なトレンドの概念において、より強力なトレンドは、より大勢のトレーダーから意識されることが欠かせません。


(大勢から意識される程、そのトレンドに沿った売買が活発に行われ、さらにトレンドが強まるからです。)


そんな1つのトレンドが、大勢のトレーダーから意識され強まるための要素が、

1.より複数の時間足
2.より短期〜中長期

これらでも同じトレンドが発生していて、

3.そのトレンドの角度に沿って多くの箇所で実際に売買が活発に行われていること

以上の3つになります。


1と2はそのままの意味で、トレーダーによって見る時間足が様々なので、あらゆる時間軸で見ても同じトレンドである程、単純に大勢から自然と意識される強いトレンドになるということです。


また、3で示したような、トレンドの角度に沿って活発な売買されている要素は、実際にそのトレンドを意識してエントリーと決済を行なっているトレーダーが数多くいる何よりの証明になります。


以上、

1.より複数の時間足で同じトレンドが発生していること
2.より短期〜中長期で同じトレンドが発生していること
3.そのトレンドの角度に沿って多くの箇所で実際に売買が活発に行われていること

この3つを同時に満たしている状況が、極めて強いトレンドであり、そのチャートパターンが、冒頭から挙げていた下図のように「センターライン」を引ける相場です。


センターライン

5分足でも15分足でも活かせるデイトレ手法ですが、このページでは特に断りが無い限り、説明を分かりやすくする観点から15分足チャートを扱っています。


また、理解しやすいよう、まずは下降トレンドでの順張りショート(売り)を例にしていますが、ロングは単純に真逆となるだけで有効性は特に変わりません。




強力なトレンドで出現するセンターラインとは


下の図は強力なトレンド事例で、黄緑の上下ラインで示したチャネルラインの中央値を通り、実際に中央値の近くで高値や安値が出来て、斜めのセンターライン(黄緑の二重線)が引けています。


センターライン

このような中央値を通るセンターラインで高値や安値が出来ているのは、このトレンドに沿って数多くの売買が行われている証拠に他なりません。


これが先程の要素『3.そのトレンドの角度に沿って多くの箇所で実際に売買が活発に行われていること』を満たしていました。


その上で、しっかり効いているセンターラインを持つチャネルラインは、下図のようにトレンドライン(チャネルラインの上側)とアウトライン(チャネルラインの下側)の距離が広く、それなりの大きな規模になります。


チャート図

このような幅の広いチャネルラインによって、先ほど挙げた強力なトレンドの要素、

1.より複数の時間足で同じトレンドが発生していること
2.より短期〜中長期で同じトレンドが発生していること

これらも「同時」に満たせているということです。


また、下図のように、複数の時間軸でも等しく同じトレンドが描かれて、大勢からの意識を集めるトレンドになるわけです。


1分足


5分足


15分足


1時間足

以上のように、下位足〜上位足まで、複数の時間足、短期〜中長期で見ても、等しく下降トレンドが認識されるからこそ、どんどんトレンド方向への伸びが期待できる傾向があるということです。




センターラインの方向性を強める より強力なトレンド相場に現れる特徴


ここまで説明した、センターラインが効いて大きな利幅を狙えるチャネルラインに対し、さらに効き目を高められる相場の特徴があります。


それが、下図ではオレンジ色で示した、センターラインに交差しながら引かれる、複数の平行なラインです。




このようなセンターラインに交差して2本以上が並行に引けるラインが出現すると、センターラインで構築される強力なトレンドをさらに強めるようになります。


以下がその原理です。


センターラインとは別の平行な角度でも活発に取引が行われている
↓↓
その平行な流れ=オレンジよりも、黄緑のセンターラインを伴うトレンドの方が強さ的に勝っている


要するに、センターラインとは別角度の平行な相場の流れが複数あっても、それに負けないほどセンターラインのトレンドが強いということです。


このような大きなトレンドを狙うと利幅を大きく取れる見込みがある分、含み益が出ていたものの、途中でトレンド転換が起きて損切りになるケースも少なくありません。


せっかく大きく利益が出ていたにも関わらず、利確する前に逆行し始めて、最終的に損切りになり、精神的にも大きなダメージになるパターンです。

ですが、別角度の平行な複数ラインがあっても負けずにトレンドが維持されることで、しっかり効いているセンターラインを伴う強力なトレンドを、さらに強めて利幅だけでなく精度も高められるようになります。




リスクリワードを最適化するためのエントリーを行うタイミング


以上を踏まえた上で、エントリーの目安について解説いたします。


これはシンプルで、下図の縦線で示したように、

・センターラインと別角度の平行なライン(オレンジ)
・チャネルラインのトレンドライン側(黄緑の上側)

これらの重複が確定した次の足がエントリーの目安です。


エントリー図


このショートの事例で言えば、

・強力な下降トレンドの流れ
・ライン同士の重複による反発の相乗効果(黄緑のトレンドラインとオレンジのライン)

これらの要素により、この下降トレンド内にて、これ以上は上がりにくい場所になることでエントリー場所として最適となります。


このような強力なトレンドにおける最適なエントリー場所によって、含み損を抑えつつ高い勝率を維持し、利幅も狙えるデイトレードを実現できている次第です。




リスクリワードを重視しながら高い勝率を維持 そのための損切りと利確


まず損切りはトレンドラインに反応した高値を、完全にブレイクされた段階の早めな判断となります。


トレンドラインに反応した高値が一時的な転換点に成り得て、そこを逆に(上に)ブレイクされれば、センターラインを伴う強力なトレンドが弱まるからです。


そして利確は、繰り返し反応して反転しているセンターライン手前を目安にするのが安全な場所となります。


以下が、損切りと利確のイメージ図です。




ちなみに、センターラインを伴う下降トレンド自体の流れが極めて強く、複数の時間軸でも同じ下降トレンドに乗るトレーダーが大勢いるため、一度トレンドラインを少し上にブレイクされてはいるものの、まだまだ押し返せる程に強いトレンドになっています。


そういった観点から、単純にトレンドラインのブレイクだけではなく、上記のようなトレンドラインに反応した辺りの高値を損切りの目安にしていました。


その上で、利確の目安にしていたセンターラインは、トレンドの方向に伸びていくため、時間の経過と共に利幅も広がるようになります。


このような損切りと利確の目安によって、損失:利益のリスクリワードにおいて、損失を利益が充分に上回る取引が可能です。


先程から挙げている下図の事例で言えば、ネガティブに仮定して損切りを15pipsと考えると、利幅は約45pipsだったため、リスクリワードは約1:3という優れた取引になっていました。




もちろん、このセンターラインを活用したデイトレ手法『中央値テクニカル』において、すべての取引でリスクリワード(損失:利益)が1:3近くになるわけではありません。


取引の中では、リスクリワード1:2もあれば、1:2に満たないケースも普通にあります。


ただ、平均して充分に1:2以上になり、少ないものの1:3を超える取引も存在するので、やればやる程に利益がどんどん積み上がっているトレードが実現できるということです。


その上で、利幅が広い分だけ9割を超える程ではないですが、ここまで図解してきたように限りなく強力なトレンドで精度を上げているため、このようなリスクリワードと合わせて勝率で言えば8割程は維持できていました。


このような勝率とリスクリワードの維持は、ここまで解説してきたショートだけに限らず、下図のようなロングも同じです。


ロング

このロングの事例では、リスクリワードは1:2にギリギリ届かないくらいでしたが、後ほど解説する「リスクリワードをさらに強化して利益率を上げるテクニック」にて、リスクリワードを1:4近くにする方法もあります。


その辺りのテクニックは、ここで一度「センターラインを使う上での注意点」を解説した後に、図解していく次第です。




センターライン利用の注意点


この極めて強力なトレンドのセンターラインを利用した『中央値テクニカル』ですが、1つ注意点がございます。


それは、ポジション保有の時間が長くなる場合がある点です。


トレンドに沿って時間の経過と共に利幅が伸びていく以上、エントリーから利確までの時間(ポジション保有時間)が長くなることは避けられません。


その例として、冒頭から挙げている以下の事例では、15分足の実践にて約3時間半ほどポジションを保有していました。




もちろん、すべてが上の例にあるように長い保有時間ではありません。


例えば、以下のような、早く決着(利確)できる場合もそれなりにあるからです。

  • センターラインまで一直線に進行
  • センターラインより前にトレンドと逆向きのトレンドラインへの接触

このように早い利確もあり、30分もかからないケースも普通にあります。


利幅が大きい程、ポジション保有時間が比例して長くなるものの、損切り時は早く決着がつきやすいのが実際のところです。


ですので、ポジションを長く持っている際には「含み益」が出て、どんどんプラスの収益が大きくなっている傾向があるからこそ、ポジション保有時間の長さに伴う「精神的な負担」はそれほど無いかと個人的には思います。

その上、プラス収益である含み益が膨らんでいく状況なので、他の銘柄でチャンスがあれば、そのチャンスでもトレードして収益をさらに高めることも可能です。


二重のトレードになるものの、片一方は大きく含み益が出ているので、別のチャンスでエントリーしてから仮に逆行しても、充分に余裕があるので、このようなトレードスタイルも可能になっています。




雇用統計を利用した暴力的な利益を掴むトレード


利幅が大きい分、それに比例してポジション保有時間が長くなるのが欠点という話でした。


ただ、数秒・数分の極めて短時間でも、このセンターラインを使う『中央値テクニカル』と同程度に大きな利幅を得るチャンスも0ではありません。


そのチャンスが、毎月初旬の金曜夜にある米国の【雇用統計】です。


数秒・数分の間に、数十〜100pips程の異常に大きな値動きを見せるため、世界中のトレーダーが、その値動きを狙って、大きな利幅を獲得しようとしています。


ここまで図解してきたデイトレ手法では、利幅が大きくなる際には相応のポジション保有の時間が必要でしたが、雇用統計を利用したエントリーでは「ほんの数秒」でも大きな利幅を得られるケースも少なくありません。


実際に以下は、米国の雇用統計が発表され、異常な値動きが数秒・数分の単位で起こった前後の1分足チャートです。(横の点線は100pips刻み)


雇用統計


発表直後では長い上ヒゲ陰線で、1本のローソク足のみでも約100pips程の値動きがあり、その後の数分以内には結果的に約150pipsの値動きがありました。


仮に、雇用統計の結果によって、

・上昇か
・下落か

これが読めなくとも、上の図でも分かるように「上下どちらにも」大きく動き得る可能性が極めて高いので、深く考えずに大きな利幅を数秒〜数分程度で得られる「おいしいトレード」と多くのトレーダーが感じ、月一度の雇用統計を楽しみにしている場合も多いようです。


ですが、規則性が読めない以上、このような雇用統計を利用するトレードは「ギャンブル」で、たまたま勝てていても、長く続けるほど確率は50%程に収束するので私はあまり推奨していませんでした。


ただ、

・チャートを見ながら、いつ来るか分からないチャンスを待つストレスや手間が苦痛
・本業や別のやる事が多く、そもそもトレード時間が確保できない

このような悩みを抱えている場合、米国の雇用統計は「毎月初旬の金曜夜」と決まった時刻なので、上記の悩みを簡単に解決できるかもしれません。


それは大きなメリットだとは思います。


しかし、雇用統計の際には、どの取引業者でも荒れる相場に備えて、

・スプレッド
・スリッページ

このどちらも異常に広がりやすいのが実情です。(二桁pipsになることも)


そのため、大きく勝てたと思っても、実際に収支を見ると「スプレッド」「スリッページ」の影響で、得られた利益は予想の半分以下というケースも少なくありません。


その上、負けたときにも、この雇用統計時の大きなスプレッドやスリッページはマイナスに影響するので、損切りで受ける損失額が異常に広がりやすくなります。


つまり、勝率自体は長く取り組んで50%近くに収束しようとも、勝っても負けても、どちらにしてもマイナスされる明らかに不利な取引(ギャンブル)だということです。

このような雇用統計を利用したトレードは、このページで図解してきたセンターラインを利用して得られる大きな利幅と同等、それ以上の利幅が得られるのは間違いありません。


ただ、ここで順を追って解説したように、大きく勝てて資金が増える時期があっても、やればやる程、最終的には資金をどんどん減らす危険なギャンブルになるので注意が必要となります。




ギャンブルを避け堅実に利益率を高める手段


また、先程もお伝えしたように雇用統計の発表直後には「上下どちらにも」大きく動き得るので、利幅を大きく取れる可能性がある代わりに、含み損も異常に大きくなる欠点が避けられません。


このように含み損が大きくなる状況は、ロットを極端に下げる必要があります。


ロットを相当に引き下げない限り、大きな逆行によってロスカットに引っかかり資金を一瞬で失う危険性もあるからです。


そのようなギャンブルではなく、堅実に利益を積み上げるには、

・含み損と損切り幅が小さい
・その上で勝率を高く維持できる

このような相場のみに限ってトレードすることが有効となります。


損切り幅も含み損も小さく抑えられながら、勝率が高いのであれば、ロットを上げたトレードも安全にできるため、トレード1回1回の利益率を飛躍的に高められるからです。


決してギャンブル的な要素は抜きに、最も短期間で資金を大きく増やせる術として、間違いなく有効だと思います。


当ページで図解してきたセンターラインの利用トレードが、

・含み損と損切り幅を限りなく抑えられる
・高い勝率を維持できる

このような特徴があるからこそ、推奨できる理想的なトレードの1つです。


事例

このデイトレ手法であれば、仮に、1pipsの値動きで0.5%の利益率となるロット設定にした場合

・10pipsで5%
・15pipsで7.5%
・20pipsで10%

このような利益率の実現が可能になってきます。


ちなみに、上の事例では利幅が約45pipsだったため、20%を超える利益率という事例でした。


上記は余裕を持ったロットのため、1pipsの値動きで1%の利益率となるロット設定まで上げた場合、この倍になるため、約40%の利益率になります。

このように、センターラインを利用することで利幅が伸び、その分だけポジション保有時間が延びる「欠点」はあるものの、一度の取引で数十%台の利益率を出せるメリットもあるということです。


逆に、精神的な安定を重視して、利幅の大きさを利用し、ロットを下げても相応の利益率を維持する方法も有効となります。




弱点から見える、もう1つのメリット


また、保有時間が長くなる欠点は、逆に1つのメリットを生み出してくれます。


それが、エントリーできなかった際に後から追いかけてエントリーできることです。


すべての取引では無理ですが、下図のように利幅が広く、かつ、逆行してきている場合、遅れてエントリーしても問題ありません。


遅延エントリー

右側のエントリー場所では、左のエントリーからは、すでに時間が経過しているものの、本来のエントリー場所に近く「想定される損切り幅も小さい」ためリスクリワードを決して損ねません。


そのため、

・そもそもチャートを見れていなかった
・チャートを見ていても見逃していた

いずれに場合でも、後から遅れてエントリーして大きな利益を得られる可能性があります。


以上のように、利幅が広くポジション保有時間が長いことによって、エントリーできなかった後に遅れてエントリーできるメリットがあるということです。


どうしてもチャートを見れていなかったり、見ていてもチャンスを見逃してしまうケースは誰にもあると思います。


このデイトレ手法では、ポジション保有時間が長い場合がある代わりに、そんな悩みを遅れて行うエントリーによって解消できるメリットにも繋がっていました。




リスクリワードをさらに上げて利益率を大幅に引き上げるテクニック


続いては、損切り幅はそのままでも利幅をさらに伸ばし、リスクリワードをより上げていくノウハウについて解説させて頂きます。


率直に申し上げますと、このチャートパターンに備わる「強力なトレンド」を利用し、利確の場所をセンターライン以上に伸ばす方法です。


このデイトレ手法では、目安として下図のように三段階の利確場所があります。


利確の延長

上の図にあるように左から、

・センターライン(中央値)→約25pips
・直近の高値(ショートなら安値)→約45pips
・センターラインを持つチャネルラインのアウトライン→約65pips

このような利確の場所と、利幅の広がりがあります。


仮に先ほど説明したような、1pipsの値動きで0.5%の利益率となるロット設定にした場合、

・センターライン→約25pips→約12%
・直近の高値→約45pips→約22%
・アウトライン→約65pips→約32%

このように、利益率をより高めることが可能です。


少々リスクを負って、1pipsの値動きで1%の利益率となるロット設定にした場合は、利益率は上記の2倍程まで増加します。

ただ、利確の場所を延長するほど、センターラインで行っていた勝率重視な本来の利確と比べ、勝率は1,2割程度、減少することは避けられません。


そもそも、最初の利確場所であるセンターラインを転換点に逆行する可能性もあるからです。


また、アウトラインまで伸ばすとなると、その前の高値で逆行して届かないケースもあるので、利確場所を伸ばす分だけ勝率は下がってしまいます。


要するに、下図のように利確場所を伸ばす程、得られる利幅が増えリスクリワードが向上し、利益率が増大するものの、その分だけ勝率の低下は避けられないということです。


利確の延長


以下は冒頭から挙げていたショートの事例になります。


利確の延長

そこで推奨となるのが、ポジションを分割して、

・1つはセンターライン
・もう1つはアウトライン(もしくはロングなら直近の高値、ショートなら安値)

などのように、確実性の高いセンターラインでまず利確をしておき、もう1方のポジションで利幅をさらに伸ばす方法です。


この方法では、8割以上でセンターラインの利確が見込めるため、その時点でプラス収益が「確定」します。


その上で、同じエントリー場所で持った「もう1つのポジション」は、仮にそこから逆行して損切りになっても、先にセンターラインで利確したポジション分の収益があるので損失を打ち消すことが可能です。

つまり、このように分割してエントリーし、センターラインまで届いた時点で片一方のポジションを確実に利確してしまえば、勝ちを確定しながら利幅を伸ばして利益率を高められるようになります。


もちろん、分割せずにエントリーし、利幅を伸ばした方が、この分割テクニックよりも利益率が大きくなることは間違いありません。


ただ、先程お伝えしたように、利確の場所を先延ばしにするほど、そこまで届かずに損切りになって勝率が落ちてしまいます。


対して、分割してエントリーし、まずは高確率で届くセンターラインで1つのポジションを利確してしまえば「負け」は無くなった状態で、後は膨らんでいる含み益を眺めながら利幅を伸ばせるわけです。


結果的に、全部のポジションを決済するまでの時間が延びるものの、勝率を維持したまま利益率を高められる傾向にあるので、ぜひ参考にしてみてください。


その他、これ以上にポジション保有時間を延ばすことなく、平均的な利益率を高める方法としては、幅の広いチャネルラインだけに特化し、想定の利幅が大きい時だけ取引するのも有効となります。


センターラインまでの距離を測り、下図のようなリスクリワードが1:3〜など、中でも大きく利幅を取れる算段が立てられる時だけ、このデイトレ手法を使ってセンターラインで勝ち逃げすれば、高い勝率のままリスクリワードも高く維持することが可能です。

利確の延長




まとめ


このページで図解してきた『中央値テクニカル』は、下図のような、

・トレンドの中央値を通るセンターライン(黄緑)
・別角度で平行な複数ライン(オレンジ)

これらによって、

1.より複数の時間足で同じトレンドが発生していること
2.より短期〜中長期で同じトレンドが発生していること
3.そのトレンドの角度に沿って多くの箇所で実際に売買が活発に行われていること

このような極めて強力な1つのトレンドを見つけ出すデイトレ手法でした。




そんな、まだ伸びる余地が大いにある1つの強いトレンドにおいて、

買い(ロング)で言えば「これ以上は下がりにくい」
売り(ショート)で言えば「これ以上は上がりにくい」

このような場面(縦線)でエントリーし、トレンドの流れに沿って動くセンターラインを目安に利確することによって、

・小さな含み損と損切り幅
・相応の高い勝率
・損失を充分に上回る利幅を得られるリスクリワード

これらを実現しています。


そして、より複数の時間足・より短期〜中長期から意識されやすいことで、伸びる際には大きく利幅が取れる特徴を活かし、下図のように、さらに利幅を伸ばす「段階的な利確」も可能です。











利幅を伸ばす程、ポジション保有時間が長くなる欠点があるものの、下図のように『最初のチャンス発生時にエントリーできなかった際、後から追いかけてエントリーできる』というメリットにも繋がっていました。






また、しっかり効いているセンターライン(黄緑)が引けるチャネルラインと、センターラインに交差する複数の平行ライン(オレンジ)、これらを満たせる相場は明らかに分かりやすいため、チャンスを見落としにくい傾向もあります。


そのため、負担が少なく、他のライントレードとの併用も特に問題なく行えるので、より月単位などの利益率を高められるはずです。



以上が『中央値テクニカル』のロジックやメリットでした。


ここまでの内容を踏まえた上で、このデイトレ手法を本格的に学び実践を検討したい場合には、

「含み損と損切り幅の最小化」
「勝率とリスクリワードの最適化」

これらを実現すべく、すぐに真似しながらトレードできるような以下のポイントを押さえた教材マニュアルを作成しているので、ご検討して頂ければと思います。


  • 最重要となる「センターライン」の実戦における具体的なルール
  • センターラインと交差する「別角度で複数の平行なライン」の条件や具体的な引き方
  • チャネルラインなどのラインによる環境認識や時間軸などな要素を含めた全体的なトレードルール
  • エントリー後の動向を踏まえた、勝率を高く維持するべく、決済場所の変更を含む実戦での事例と補足事項
  • センターラインを持つチャネルラインそのものの実戦におけるルールや見逃しや誤りを防ぐ引き方


そんな中央値テクニカルは1つのデイトレ手法として確立していますが、基本的な考え方などを含め、先に公開していた教材『重複点テクニカル』や『先行テクニカル』の内容との共通点が多くなっていました。


そこで、この中央値テクニカルの教材マニュアルを1つの「特典」として提供させて頂きたいと思います。


その上で、この中央値テクニカルに含まれている「順張りの要素」をより深く学んで頂きたいという思いもあり、

・ライントレード全般に特化した重複点テクニカル
・チャネルラインと順張りに特化した先行テクニカル

この2つの教材をお求め頂く形の「連動特典」として提供させて頂く次第です。


中央値テクニカルの教材マニュアルは、

・重複点テクニカルの目次ページに掲載しているリンクからダウンロード
・先行テクニカルの目次ページに記載しているパスワードでマニュアルを閲覧

このような流れになっており、それぞれの目次ページにも案内がございます。


中央値テクニカルのサポートやトレード添削は、以下の教材に付随しているサポート期間に応じて対応させて頂く次第です。

ちなみに、重複点テクニカルと先行テクニカルには、この中央値テクニカルと類似する以下のようなチャネルラインを使ったチャートパターンに特化した『初動テクニカル』と『加速点テクニカル』をすでに特典として提供していました。

  • 重複点テクニカルの特典として提供中の『初動テクニカル』
    →キリ番とチャネルラインを使ったチャートパターン
    初動テクニカル

  • 先行テクニカルの特典として提供中の『加速点テクニカル』
    →チャネルラインの反発とブレイクを使ったチャートパターン
    加速点テクニカル

このようなチャネルラインに特化した手法を一気に学び、並行して実践することで理解が相乗効果的に深まり再現性が上がるだけではなく、よりトレード回数が増えることで比例して月単位の利益率が倍々に増えるはずです。


また、重複点テクニカル、先行テクニカルもそれぞれ同じようなチャネルラインを使ったパターンがあるので、さらにトレード回数の増加による利益率の向上が見込めるようになっています。


そんな連動特典『中央値テクニカル』の提供条件となる2つの教材は、以下のリンクが案内ページになっておりますので、こちらからご覧ください。




当ページと同じように、上記の案内ページ2つもエントリーから決済までの図解をしており、1つの参考資料としてお役に立てるはずなので、ぜひ一度ご覧になって頂ければ幸いです。

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