杉原です。

今回は、販売は大田賢二さん(株式会社オタケン)という情報販売業者の方が行い、国立大学の博士号を持つ現役教授が開発したとされている、

FX自動売買システム「DESIRE」

という自動売買ツールのレビューと評判のまとめを行っていきたいと思います。

FX自動売買システム「DESIRE」
https://desire-system.com/

国立大学の博士号を持つ現役教授が開発したFX自動売買システム「DESIRE」のイメージ画像

記事タイトルにも書きましたが、この大田賢二さん(株式会社オタケン)が販売するFX自動売買システム「DESIRE」には最大97.5%ものドローダウンの発生を確認できた事もあり、どうしても推奨をしたくない自動売買ツールです。

破産に一直線か? 国立大学の博士号を持つ現役教授のFX自動売買システム「DESIRE」

この97%を超えるドローダウンに関しては、以前この『FX自動売買システム「DESIRE」』の販売ページに掲載されていたバックテストの画像(下図)で明らかになりました。

国立大学の博士号を持つ現役教授が開発したFX自動売買システム「DESIRE」のバックテストで発見されたドローダウン97%超え

文頭から申しております、『97.5%』の最大ドローダウンは、上図の赤枠が該当する部分です。

※相対ドローダウンは資金から「割合」で見た結果の最も大きな「損失」を抱えた際の数字になります。

ちなみにですが、この異常に大きなドローダウンに関して言及するレビューサイトや検証サイトが数多くあったためか、このバックテスト画像は現時点で販売ページから削除されています 

この『国立大学の博士号を持つ現役教授が開発したFX自動売買システム「DESIRE」』の購入を検討していた消費者が、97%を超えるドローダウンに関して言及しているレビューサイトやブログなどを目にすれば、客観的に考えて購入意欲をなくしてしまうでしょう。

(少なくとも、資金の97%ものドローダウンが発生していたEA(自動売買システム)を、喜んで買う人はほぼ皆無だと思います)

購入を希望する人が少なくなる結果として、このFX自動売買システム「DESIRE」の売上が下がってしまうため、販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)としては、自身の利益が削られるわけです。

そのような「不都合」に繋がる可能性が非常に高いからこそ、『97.5%』の最大ドローダウンを出していたバックテスト画像を削除したと考えられます。

話を戻しましょう。

もちろん、取引数量(ロット数)を下げれば、この97%を超えるドローダウンを改善させる事も不可能ではありません。

ロットを減らせば減らす分だけ、ドローダウンの金額も比例して減るため、結果として相対ドローダウンも減少させられるからです。

ですが、ロットを減らすということは、ドローダウンのような「損失」を減らせるだけではなく、勝っていた分の「利益」も減少させてしまう事は避けられません。

要するに、いくらロットを下げてドローダウンを減らそうとも、今度は「利益」も減ってしまうため、利益率が極端に悪くなってしまうということです。

先ほど挙げたバックテスト画像にもありましたが、5,000ドルの初期証拠金に対して、65,778ドルが純利益となっていますので、このFX自動売買システム「DESIRE」の利益利はEA(自動売買システム)にしては特に悪いわけではありません。

しかし、この利益率は、97%を超えるドローダウンがあった上での結果です。

97%ものドローダウンは、資金が97%減っている状態があった事を意味しますので、当初のトレード資金が「わずか3%」になってしまったということになります。

個人的な見解になってしまいますが、資金が3%まで減ってしまうような自動売買システムは、とても「健全」とは思えません。。。

なぜなら、3%まで資金が減った時点で、わずかな含み損が生じただけでも、完全に資金がショートしてしまうと予測ができるからです。

以上を踏まえた上で、

・バックテストの見方を知っている人
・知識のあるトレーダーや投資家

などの方々が、このFX自動売買システム「DESIRE」のバックテスト結果を見れば、

「使わない」
「使いたくない」

という感想を抱くのではないかと思います。

ただ、このFX自動売買システム「DESIRE」は、97.5%のドローダウンから復活して、5,000ドルの初期証拠金に対して、65,778ドルが純利益という実績を出して勝っていることも事実です。 

なぜ約97%ものドローダウンから復活ができているのかー

その辺りの「カラクリ」を解説させて頂きます。

 

そんな、資金が3%まで減少してからの復活劇を成し遂げたカラクリ=ロジックこそが、「ナンピン&マーチンゲール」です。

ナンピン&マーチンゲール~FX自動売買システム「DESIRE」のトレードロジック~

ナンピン&マーチンゲールとは、バカラをはじめ、ギャンブルで一発逆転をするために、負ける度に掛け金を倍々にしていく戦略(手法)の1つです。

FXで言えば、最初に建てたポジションの含み損が増えるれば、1回目のエントリーよりも大きなロットでナンピンしていきます。

さらに、1回目のポジションと2回目のポジション(ナンピン)の含み損が増えれば、2回目よりも大きなロットで再びナンピンをするわけです。

続けて含み損が広がれば、またしても、より大きなロットでナンピンをしていく、、、という流れがFXにおけるナンピン&マーチンゲールの説明になります。

実際のところ、このFX自動売買システム「DESIRE」のようなEA(自動売買ツール)では、基本的にトレードのロジックを確認することはできません。

しかしながら、販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)が用意したとされる販売ページの方には、明確にナンピン&マーチンゲール」を行っている事が分かる、下図のようなトレード実績(バックテスト)が掲載されていました。(基本はFXのデイトレードで、利確できない場合にポジションを保有したまま翌日以降に持ち越したままナンピンを続けています)

▼ナンピン&マーチンゲールの証拠1▼

FX自動売買システム「DESIRE」のナンピン&マーチンゲールの証拠1

▼ナンピン&マーチンゲールの証拠2▼

FX自動売買システム「DESIRE」のナンピン&マーチンゲールの証拠1

(ちなみに、上図のデイトレードにおけるナンピン&マーチンゲールを証明する画像も、多くのブログやサイトで言及されて以降、販売サイトからは削除されていました。)

上図において、

1列目=エントリーの日時
2列目=売買種目(ロングまたはショート)
3列目=ロット数
4列目=エントリーしたレート

をそれぞれ表しています。

そして、

・1列目にあるエントリー日時の順に並んでいる
・すべてのエントリーが同じ「買い(ロング)」

という点から、一番上のエントリー以外は、すべて「ナンピン」だと分かるわけです。

その上で、3列目の「ロット数」をご覧ください。

新たにナンピンした時のロットほど、大きな数値(ロット数)になっているはずです。

これが、先ほど説明しました、FXにおけるナンピン&マーチンゲールの手法を導入している、何よりの証拠になります。

ナンピン&マーチンゲールは本当に「悪」なのか?

ナンピン&マーチンゲールのトレードロジックは、決して悪い事ばかりではありません。

エントリーした価格まで戻れば、大きなロットでエントリーした分、一気に利益を取る事ができるからです。

ただし、ロットを大きくしてナンピンを繰り返していった結果、最終的に「損切り」するとなると、資金の激減は避けられません。

その上で、FXにおいて100%の勝率は有り得ない事を前提とすれば、このFX自動売買システム「DESIRE」で使われているFXのデイトレードにおけるナンピン&マーチンゲールのロジックは、

「ナンピンを繰り返した結果、最終的に損切り」

というパターンに、いつかは必ず遭遇してしまいます。

それこそが、先ほどお伝えしました、約97%ものドローダウンに繋がるわけなんです。

ハッキリ言ってしまえば、97%ものドローダウンから復活したカラクリは、このナンピン&マーチンゲールによるトレードロジックによって、一発逆転が「偶然」に当たっただけに過ぎません。

先ほども挙げたバックテスト画像にもあるとおり、バックテストの期間は「わずか2年」のみしか掲載されておらず、販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)側が、意図的に「偶然」勝てていた時期のみをピックアップしていたのではないかと思います。

少なくとも、EA(自動売買システム)のバックテストは人の手で行うわけではなく、トレードツールであるMT4のプログラミングで行うため、バックテストの期間は5年分でも10年分でも、数秒~程度で終了します。 

そんなバックテストは、消費者側の視点から見れば、バックテストの期間は長ければ長いほど、そのEA(自動売買システム)の信用度が増すはずです。

そして、信用度が高いほど購入意欲にも繋がるため、その信用度が増せば増すほど、FX自動売買システム「DESIRE」のようなEAの売り上げは上がると考えられます。

そのため、大田賢二さん(株式会社オタケン)側からすれば、あえて2年という極端に短い期間のみのバックテスト実績を出す意味がありません。

そういった視点から考えて見ても、あえて2年分しかバックテスト実績を載せなかった理由は、

「ナンピン&マーチンゲールのロジックが上手く機能した時期が2年分だけだったから」

とも推測ができるわけです。

 

以上が、FX自動売買システム「DESIRE」がバックテストにおいて97.5%もドローダウンしたにも関わらず、利益率を維持できていた「カラクリ」でした。

販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)は信用できない?

販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)が、このFX自動売買システム「DESIRE」の販売サイトで公表している実績は、「販売前」のものだけになります。

そのため、販売後からの実績がないため、実際のトレードで勝てているかが一切分からないわけです。

また、ネットでブログやサイトの評判を見ても、購入して稼いでいるという実績の報告は皆無でした。

実際に、このFX自動売買システム「DESIRE」を稼働させ、稼いでいるのであれば、その実績を販売サイトに追加していけば、より信用度が高まる事で売上は上がるはずです。

販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)側からすれば、売れれば売れる程、自身の利益になるため、信用度を高められるのであれば、それに越したことはありません。

少なくとも、このFX自動売買システム「DESIRE」は、完全な自動売買ツールですので、稼働させることに一切の手間はないはずです。

ですので、実績画像を出すことも、決して負荷があるわけではありません。

にも関わらず、あえてリアルトレードでの実績を公開しない理由は何なんでしょうか。

それはやはり、前述のナンピン&マーチンゲールのロジックにより、資金が枯渇してしまう現実があるからに他ならないからだと思います。

そのような自動売買ツールを20万以上の高額で売り続ける事に、個人的に疑問を感じていました。

客観的に見て明らかに勝てていない現実があるにも関わらず、20万を超える金額で売るという販売姿勢は、私個人としてはあまり好ましく感じません。

もちろん、考え方は人それぞれですので、販売者の大田賢二さんとしては「勝てるツール」と確信して売っていた可能性もあります。

ただ、多くのレビューブログや検証サイトにて、このFX自動売買システム「DESIRE」における、

・最大ドローダウン97.5%
・ナンピン&マーチンゲールのトレードロジック

について言及された後に、販売サイトからバックテストの画像や、ナンピン&マーチンゲールのロジックが分かるトレード画像を「削除」していることは紛れもない事実です。

これは、「勝てるツール」ではない事がバレた、販売者の大田賢二さん自身が感じたからに他ならないと思います。

(そうでなければ、あえて実績画像を削除する意味がないので。)

要するに、さまざまなブログやサイトで、ドローダウンやナンピン&マーチンゲールについて「ツッコミ」を入れられた事は、販売者の大田賢二さんは把握していたわけです。

だからこそ、証拠となる画像を削除していたのだと考えられます。

以上のことから、販売者の大田賢二さん自身は、このFX自動売買システム「DESIRE」が勝てないツールと知っていながら販売を続けていると推測できるわけです。

そういった事から、私の見解としては、販売者の大田賢二さん(オタケンさん)はあまり信用ができないのではないかと感じました。

総括:オタケンのFX自動売買システム「DESIRE」レビューと評判

以上、このFX自動売買システム「DESIRE」において、

・最大ドローダウン97.5%
・ナンピン&マーチンゲールのトレードロジック

という「致命的」な問題点を言及してきました。

加えて、販売者の大田賢二さん(株式会社オタケン)の販売姿勢にも触れた上で、今回のトレードツール「DESIRE」はとても推奨できるものではないという結論です。

結局のところ、儲かっている、稼いでいるのは、このFX自動売買システム「DESIRE」(販売価格20万以上)を売っているインフォプレナー(販売者の大田賢二さん)と、紹介料を貰うアフィリエイターだけだと思います。

以上、FX自動売買システム「DESIRE」のレビューと評判のまとめでした。

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