杉原です。

本記事では、FXで有効となるトレンドラインの勝てる使い方と戦略を解説していきます。

トレンドライン自体はテクニカル分析として有名なため、多くのトレーダーに認知されているテクニカル指標である事は間違いありません。

そんなトレンドラインは、RSIやRCIなどを含め多くのテクニカル指標とは異なり「パラメータ」がないため、トレーダーによる差異が少ない指標となります。

そのため、多くのトレーダーが同時に意識するトレンドラインを引き、そのラインを活用すれば、有利にトレードを運べる可能性が高まるわけです。

そこで今回は、トレンドラインをFXのデイトレードで活かし、勝てる使い方について解説していきたいと思います。

有効なトレンドラインの引き方に関しては、下記の記事で図解していますので、宜しければあわせてご覧になってみてください。     

>【図解】効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し、削除までの解説

トレンドラインの勝てる使い方1.サポレジによる反発を狙う

1つ目の使い方は、サポートラインまたはレジスタンスラインとしての反発を狙う方法です。

下図のように上昇のトレンドラインであればサポートとして。
有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)

逆に下図のように下降のトレンドラインであればレジスタンスとして機能する傾向にあるので、ライン付近での反発を狙うわけです。
有効なトレンドライン(下降トレンドライン)

上2つの図では、それぞれ黄色で図示した箇所がサポートまたはレジスタンスとして機能している事がお分かり頂けるかと思います。

ただ、トレンドラインの頂点(高値、安値)が必ずしもサポレジとして機能するとは限りません。

特にFXデイトレードの場合において、1分足や5分足など短期足で引くトレンドラインは中長期トレーダーにとってまったく意識されない可能性が高く、その分だけ精度が下がる可能性があるわけです。

ですので、サポレジとして機能せずに、そのままブレイクしていく可能性も普通に有り得ます。

そもそも、永遠に機能し続けるトレンドラインは有り得ないため、必ずいつかは機能しなくなることは確かです。

ですので、サポレジによる反発を狙う場合、高い精度でトレンドラインがサポレジとして機能する場面を見極める必要があります。

そんな反発確率が高い場面の見極めとして、有効な手段の例が下記の3つです。

  • 別の指標と組み合わせる
  • トレンドラインを引ける本数が多い場面を狙う
  • チャネルラインとして機能する場面を狙う

これらに関して、それぞれ掘り下げて解説していきます。

別の指標と組み合わせる

たとえば、同じトレンド系のテクニカル指標である「移動平均線」の反発が、トレンドラインの反発と同時に起こる場面を狙う事で精度を高めるわけです。

移動平均線にはトレンドラインと同等に有名な「グランビルの法則」があり、その中には移動平均線の前後での反発が1つの法則として存在しています。

要するに、移動平均線もサポレジとしての機能が多くのトレーダーによって意識されているということです。

ですので、

・移動平均線のサポレジ
・トレンドラインのサポレジ

としての機能が、「同時」に起こる場面を狙えば、自ずとその反発を意識するトレーダー数が多いため、サポレジとして機能する確率がグッと高まっていきます。

下図が移動平均線とトレンドラインのサポレジが同時に起きている場面の図です。

移動平均線とトレンドラインが同時にサポレジとして機能して反発

下降トレンドラインと移動平均線が同時にレジスタンスとして機能して反発

ちなみに、上図2つで表示している移動平均線は、移動平均線の設定値として広く認知されている5分足20本になります。

また、移動平均線とトレンドラインの合わせ技だけではなく、水平ラインとトレンドラインのサポレジ機能が合わさり、同時に反発する場面も有効です。

下図が、トレンドラインと水平ラインの反発が一致している場面の例になります。

水平ラインとトレンドラインの同時反発
以上が、トレンドラインをほかのテクニカル指標と組み合わせて、サポートまたはレジスタンスの機能による「反発が同時に起こる場面を狙う」という有効な戦略の説明でした。

トレンドラインを引ける本数が多い場面を狙う

2つ目は、トレンドラインが複数本引ける中での反発を狙うという戦略です。

トレンドラインは相場のトレンドを明確に図示するテクニカル指標であるため、引ける本数が多いほど、そのトレンドを意識しているトレーダーが多くなります。

要するに、上昇のトレンドラインが1本しか引けない場面と比べ、上昇のトレンドラインが2本引ける方が、その上昇トレンドを意識するトレーダーが多くなるということです。

その反対である下降トレンドの場合も同様の仕組みになります。

そんな複数本のトレンドラインが引ける際の反発狙いの例が下図です。

複数本のトレンドラインが引ける場面での反発

上図は1つのトレンドラインが引けている中に、入れ子になるように、もう1つのトレンドラインを引く事ができました。

2つのトレンドラインがあることで、下降トレンドへの意識を向けているトレーダーが多くなるため、トレンドラインでの反発が起こる確率も高まるわけです。

チャネルラインとして機能する場面を狙う

トレンドラインと並行に引いたライン(アウトライン)が引ける場合、トレンドラインとアウトラインを2つセットでチャネルラインと定義されています。

単純なトレンドラインよりも、チャネルラインとして機能しているトレンドラインの方が、よりラインへの意識を向けるトレーダーが増えるため、サポレジとして機能することでの反発が起こる確率がグッと高まるわけです。

下図が、チャネルラインと、さらに前述の移動平均線との反発も合わさった場面になります。

チャネルライン+移動平均線の反発
ご覧のとおり、単純なトレンドラインに比べ、チャネルラインの方が非常に綺麗なトレンド波形を描いています。

そのため、

・トレンドラインを使っているトレーダー
・チャネルラインを使っているトレーダー

に加え、ラインを描いていないトレーダーであっても、単に分かりやすいトレンドが明確に見えているので、そのトレンドに乗じようする可能性が高まるわけです。

ですので、余計にそのトレンドが意識されやすくなり、反発の精度が高まっていきます。

よって、このようなチャネルライン+移動平均線の同時反発は非常に美味しい場面と言っても過言ではありません。

そのトレンドが反転し、逆のトレンドが始まる可能性があるのです。

たとえば、上昇のトレンドラインがブレイクされた後、そこから下降トレンドが始まる可能性が見込めます。

そのため、その転換直後となるトレンドの初動を狙うわけです。

下図が、トレンドラインがブレイクされた後のトレンド転換例になります。

トレンドラインのブレイクからトレンド転換が発生

ただ、トレンドラインをブレイクしたからと言って、必ずしも逆のトレンドが始まるとは限りません。

下図のように、ブレイクしたと思いきや、再びトレンドラインの中に戻ろうとする場合もあるからです。

トレンドラインのブレイク失敗

上図のような場合、ブレイク直後にショートしていれば、上昇トレンドに巻き込まれる事で、大きな損失を被りかねません。

そこで、トレンドラインのブレイクから逆方向へのトレンドを狙う上で、精度を高める方法としては下記が有効になります。

  • ブレイク対象のトレンドラインがチャネルラインとして機能している事
  • そのラインのブレイク後に移動平均線の向きが変わっている事

上記の2点が生じていると、より多くのトレーダーがトレンド転換へと意識を向ける傾向が強くなるからこそ、ブレイクの精度が高まるわけです。

そんな上記2点の事例が下図になります。

トレンドラインのブレイク狙い

上昇トレンドラインのブレイク狙い

単にトレンドラインがブレイクしたからと言って、トレンド転換後を狙うのではなく、上図のように、移動平均線の方向転換とチャネルラインのブレイクを合わせると、精度が一気に高まるので推奨の戦略です。

トレンドラインの勝てる使い方3.トレードの回避に利用する

最後は、ここまでの2つとは異なり、

エントリーを取り止める
持っていたポジションを解消して手を引く

などのように、「回避」にトレンドラインを利用する使い方になります。

要は、負けないための活用法というわけです。

ただ、FXをはじめとするトレードは、負けなければ勝てるものなので、徹底して負けを避ければ自ずと勝ちが見えてきます。

そういった面からも、あえて負けを防ぐというトレンドラインの使い方も有効となってくるということです。

回避にトレンドラインを使うイメージとしては、トレンドラインにローソク足が近づいて来た際にトレードを避けるという戦略になります。

たとえば、下図は先ほど挙げた例になりますが、トレンドライン付近になったら、

・ショートのエントリーは避ける
・仮にポジションを持っていたら決済する

という戦略です。

有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)

ライン付近での反発が見込めるため、トレンドラインに触れる前にはトレードの回避を意識する事を推奨していました。

まとめ。FXでトレンドラインを使った勝てる有効な戦略。

今回の記事では、下記のように、FXにてトレンドラインで勝てる有効な使い方と戦略を解説してきました。

  • サポレジによる反発を狙う
    →移動平均線や水平ラインなど別の指標と組み合わせる
    →トレンドラインを引ける本数が多い場面を狙う
    →チャネルラインとして機能する場面を狙う
  • ブレイクを狙う
    →移動平均線の向きが転換するタイミング
    →単なるトレンドラインではなくチャネルラインのブレイク
    →上記2点が重なると精度が高まる
  • トレードの回避に利用する
    →サポレジとしての機能を逆手に取り、エントリーの取り止めやポジションの解消に使う

以上が本記事のまとめになります。

私自身、トレンドラインは有効性が高いと感じており、優秀なテクニカル指標の1つとして非常に重宝していました。

実績としては、下記で紹介しているとおりの1日10%台の利益率になっています。

>ご挨拶とFXのデイトレード実績の紹介

>私のFXデイトレード手法を継承した方々(クライアント)の実績データ

具体的なエントリーから決済までのロジックは、下記の無料メールマガジンで掘り下げて紹介していましたので、宜しければあわせてお読みになってみてください。

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