杉原です。

今回は私が1日あたり10%台の利益率を維持し、下図のように、資金1万円から500万円まで増やすに至ったFXのデイトレ手法を解説していきます。

MT4の実績では、容易に捏造が可能であり、またはデモトレードの疑いがあるため、取引業者「Exness」から送られて来る日々の実績メールから画像を撮影していました。

実績の見方

1万円から500万円に増やしたデイトレ手法の実績

上記は一応、

・21時頃~翌2時頃というニューヨーク市場の前半のみにトレード時間を限定
・1日あたり約15%前後の利益率に到達した時点で手仕舞い

という極めて短時間による成績なので、実践の時間を増やせば増やす分だけ、まだ利益率は高まる余地があります。

よって、客観的に見て割と高い成績だとは思うのですが、決して複雑なFXのデイトレード手法を駆使しているわけではありません。

むしろ、ネットで出回っているほかの手法と比べても非常に「シンプル」な部類だと思いました。

以下、

エントリーの条件
損切りの条件
利確の条件

という順に解説させて頂きます。

推奨のデイトレード「エントリー条件」

率直に申し上げますと、

「サポートラインまたはレジスタンスラインが複数で『重複』する場面のみでエントリーする」

というのがエントリー条件でした。

ロングの際にはサポートラインが複数個で重複している時がエントリーのチャンスということです。

そんなサポートラインが重複するエントリー条件で、実際にロングを行った5分足のチャート図が下図になります。(赤点線の枠がロングした箇所です。)

サポートラインが重複する点でのロング

逆にショートの際にはレジスタンスラインが重複する場所ということです。

私のこのデイトレ手法では、ロングもショートもサポートラインかレジスタンスラインかの違いだけで、原理はまったく変わりません。

そのため、そのままロングと同じ事をレジスタンスラインで行うだけなので、ショートに関しては割愛させて頂く事をご了承ください。

そんな上図においてサポートラインとして機能しているものが下記になります。

  • アウトライン(黄緑線)
  • トレンドライン(黄緑線)
  • 水平ライン(グレー太線)

この3つが一度に「重複」する形で、サポートラインとして機能していたわけです。

一般的に、サポートライン付近では、

・ショートのポジションを持っていたトレーダーが利確(ロング)を行う
・逆張り狙いのトレーダーが新規でロングを狙う

という状況が高確率で想定されます。

そして、そんなサポートラインが下図のように3つ重複しているからこそ、よりロングの注文が一気に増えることで、ご覧のとおりほぼ含み損がないまま一気にレート(価格)が上昇していました。

サポートラインが3つ重複

また、先ほどお伝えしましたように、サポートラインに近付く事で、

・ショートのポジションを持っていたトレーダーが利確(ロング)を行う
・逆張り狙いのトレーダーが新規でロングを狙う

により、ロングの注文が一時的に増えるのはもちろん、

「売り注文(ショート)を避けるトレーダー」

が一時的に増えるのも、エントリー時点から含み損がほぼなく、一気に含み益が膨らんでいる要因として挙げられます。

その要因に関して、相場の原理原則を踏まえ、簡単に解説させてください。

サポートライン(またはレジスタンスライン)が重複する際、相場で発生する『現象』

まず、値動きは「売り(ショート)」と「買い(ロング)」の『人気投票』のようなもので、多い方に価格(レート)が動くという相場の原理原則があります。

そんな「売り(ショート)」と「買い(ロング)」の需要と供給によって値動きが発生するからこそ、サポートラインが重複することで、

・ロングの注文が増える
・ショートの注文が減る

という状況になるわけです。

結果、売りと買いの需要と供給というバランスにおいて、『買い』の方が圧倒的に『売り』よりも増えることになって、一時的に価格の上昇に繋がっています。

もちろん、1つのサポートラインだけでは、このように「買い注文」の多さが「売り注文」を大きく上回る事はあまりありません。

なぜなら、サポートラインにローソク足が近づく際に、サポートラインが1つだけでは、

・ショートのポジションを持っていたので利確(ロング)を行うトレーダー
・逆張り狙いでロングの注文を出すトレーダー
・売り注文(ショート)を避けるトレーダー

がまだまだ少ないからです。

ですので、1つのサポートラインではなく、下図のように複数個のサポートラインが「重複」している場面が、上記のトレーダーが増えるため、

『買い』の方が圧倒的に『売り』よりも増える

という状況になって、エントリーから含み損がほぼないまま一気に上昇しているわけです。

サポートラインが3つ重複

上図のようにサポートラインが重複する事により、ここまで解説したような非常に優位性の高い相場状況になるからこそ、高勝率のデイトレードが実現されていくようになります。

何より、この「サポートラインの重複」を主体とした私のデイトレ手法は、チャートの『時間足』が関係なく、上図は5分足チャートですが、1分足チャートでも15分足チャートでも問題ありません。

なぜなら、

・アウトライン
・トレンドライン
・水平ライン

のようなサポートライン(またはレジスタンスライン)は、どの時間足でも等しく描けるラインだからです。

そのため、ロングの例で言えば、

中長期のトレーダーから見れば順張りの押し目買い(ロング)
短期のトレーダーから見れば逆張りのロング

という具合に、短期~中長期という多くのトレーダーが等しくロングを意識する傾向にある事が背景にあるからこそ、この私のデイトレ手法は非常に高い精度(勝率)を生み出しています。

推奨のデイトレード「損切り条件」

ここまではサポートライン(またはレジスタンスライン)が重複する場面でエントリーするという事を解説させて頂きました。

その上でここからは、決済の条件として、損切りと利確の条件を順に解説していきます。

まず損切りに関しては、サポレジのブレイクが確定した時点で損切りするというのが率直な損切り条件にほかなりません。

要するに、下図のように重複するサポートラインを「ローソク足がブレイクした時点」で損切りするということです。

サポートラインが3つ重複

ただ、ブレイクと言っても、一瞬だけブレイクしたと思っても、下ヒゲでサポートライン内に戻ってくる事が少なくありません。

むしろ、前述のとおり、サポートラインが重複する場面では、

中長期のトレーダーから見れば順張りの押し目買い(ロング)
短期のトレーダーから見れば逆張りのロング

により、売り注文より買い注文が一時的に『急増』するため、下ヒゲで戻しやすい傾向にあります。

そのような背景から、一瞬だけサポートラインをブレイクしても、すぐには損切りしない方が賢明なわけです。

ですので、私の場合は5分足で見た際に、

「ローソク足が確定した段階でサポートラインをブレイクしていれば損切りする」

という方針を取っていました。

ちなみに、5分足で一瞬だけサポートラインをブレイクしたとしても、そこから下ヒゲでサポートライン内に戻ると、サポートラインの重複に加え下ヒゲが長い「ピンバー」により、さらに買い注文が高まり、より勝率の精度が上がっていく傾向にあります。

推奨のデイトレード「利確の条件」

ここまでのエントリー条件、損切り時条件を踏まえた上で、続いては最後、「利確の条件」について解説させて頂きます。

エントリーの際には、サポートラインまたはレジスタンスラインの重複が条件で、ロングの際にはサポートラインが複数個に渡って重複している場面でのエントリーでした。

その逆で、利確を行う際には「重複」ではなく、1つでも逆行が始まる要素がある時点で即座に利確をします。

つまり、エントリー方向の進行を妨げるようなサポートラインまたはレジスタンスラインの付近で利確するということです。

先程から上げているロングの例で言えば、下図のような黄色太線がレジスタンスラインにあたり、実際の利確の場所になります。

画面を縮小して撮影おり利確までの距離が短いため、利幅がないように見えますが、10pips以上はあります。

利確

まず、上図の黄色太線は、レジスタンスラインとして機能する余地があります。

レジスタンスラインは、エントリー時に利用したサポートラインとは「真逆」で、

・ロングのポジションを持っていたので利確(ショート)を行うトレーダー
・逆張り狙いでショートの注文を出すトレーダー
・買い注文(ロング)を避けるトレーダー

などが増える傾向にあるため、買い注文より売り注文の方が一時的増えることで、価格(レート)の上昇が「止まる」可能性が高まるというわけです。

ただ、今回のトレード例では、下図のように利確の場所でも価格の上昇が止まらず、一気に突き抜けて上昇していました。

利確

そのため、

「もっと利幅を伸ばした方が良いのでは?」

と少し感じるかもしれません。

確かに、トレーダーによっては、

・上ヒゲが出るまで
・キリ番(ラウンドナンバー)まで(キリ番は図の黒線です)
・アウトラインと対になっているトレンドラインまで

などという状況になるまで、ロングのポジションを保持し続ける可能性も十分にあると思います。

ただ、ポジション保有時間を伸ばせば伸ばす程に、定めた利確の価格まで上昇せずに逆行し、反対に相場が下降トレンドに入る可能性が高まる事も否めません。

要するに、ポジション保有時間が長い程、勝率が下がる傾向にあるということです。

もちろん、ポジションをもう少し持ったまま利幅を伸ばせば、たとえ勝率が下がったとしてもリスクリワードが、

1:3
1:4
1:5

のように高まるメリットがある事は間違いありません。

その結果、さらに利益率が高まる余地があります。

しかし、下図の黄色太線で図示したような、エントリー方向の進行を妨げる最短のレジスタンスラインで利確すれば、先ほど触れたとおり勝率の向上はもちろんのこと、ポジション保有時間の短縮という非常に大きなメリットに繋がってきます。

利確

ポジションの保有時間が短い事により、ほかの銘柄でエントリーのチャンスが生じた際に、そのチャンスを逃さずにエントリーして利益を掴み取れるという、結果的に利益率を高める非常に大きなメリットになるわけです。

まず、黄色太線ではなく、さらに利幅を伸ばしてリスクリワードを高める方針も良いですが、前述のとおり、それでは勝率は若干下がってきます。

もちろん、黄色太線という「最短」の利確を行えば、その時点でリスクリワードは決して高くはありません。

ただ、この黄色太線の最短距離で行う利確によって、勝率を大幅に向上させられる事に加え、ポジション保有の時間が極めて短くなります。

そんなポジション保有時間が短くなれば、トレード資金に空きができるため、別の銘柄で発生したエントリーのチャンスを逃さず、利益を掴めるということです。

そんな最短距離の利確を行う結果、トレード1回あたりのリスクリワードは決して高くはないものの、高勝率を維持したまま、トレード回数を増やせる事で最終的な利益率を高められるようになっていきます。

以上から、

最短となる、エントリー方向の進行を妨げるようなサポートラインまたはレジスタンスラインの付近で利確する

というのが、最も利益率を高められる余地がある「最善となる利確の条件」だということです。

ここで挙げた「最短の利確」では1回あたりの利幅は少ないものの、このデイトレ手法は、ここまで解説した相場の原理原則に沿っている事によって非常に高勝率な上に、

「含み損が極めて小さい」

という特徴があります。

そのため、『取引数量(ロット数)』を大きく引き上げてトレードすることができるわけです。

ですので、1回のトレードで掴み取る利幅は決して大きくはないものの、トレードの利益は「利幅(pips) × 取引数量(ロット数)」なので、得られる利益率は非常に大きくなっていきます。

だからこそ、冒頭で掲載したような1日あたり10%台以上を常に維持しているデイトレードの実績に繋がっていたわけです。

総括~FXのデイトレで資金1万から500万に、少額から一気に増やした手法/ロジック~

以上、今回は1日あたり10%台の利益率を維持しながら、1万円の少額なトレード資金から約500万円まで資金を増加させたFXのデイトレ手法を解説させて頂きました。

以下、ロングの場合におけるエントリーから決済までの条件をまとめておきます。

  • エントリーの条件
    →複数のサポートラインが重複する場面
    →買い注文が大きく増え、売り注文が一気に減る事で、一時的に高精度で価格の上昇が見込める

  • 損切りの条件
    →エントリー時のサポートラインを5分足が確定してブレイクした段階
    →一時的にブレイクしても、最終的に下ヒゲでサポートライン内に戻る事が多々あるので、5分足が確定するまで待つ方針が無難

  • 利確の条件
    →最短のレジスタンスラインで利確
    →「高勝率」「極小な含み損」という特徴から、ロット数を上げられる手法なので、利幅は狭くても高い利益率のキープが可能
    →ポジション保有時間が極めて短くて済むため、資金効率が高まり、ほかの銘柄で発生したチャンスを逃さずにエントリーし、最終的な利益率をより高められる

本記事で解説した私のデイトレ手法は、決して大きな利幅を狙える手法ではありません。

利確の条件にもあるとおり、「最短距離の利確」を前提としているからです。

ただ、この私のデイトレ手法は、売買の需給にフォーカスした相場の原理原則に沿ったノウハウであるため、

・高勝率
・極小な含み損

である特徴から、取引数量(ロット数)を非常に大きく引き上げてのトレードが可能となります。。

逆に、利幅(pips)を伸ばそうとすれば、

・利確を予定している価格まで伸びずに逆行して損切りし「勝率が下がる」
・「大きな含み損」を覚悟する必要がある

ということに繋がるため、なかなか取引数量(ロット数)を上げる事はできません。

むしろ、非常に小さなロットでトレードをする羽目になると思います。

結局のところ、トレードの利益は「利幅(pips) × 取引数量(ロット数)」になるため、ロット数を上げる方が手っ取り早く利益率を高めることが可能です。

もちろん、ロットを上げれば利確の際に得られる利益が大きくなる分、損切り時の損失額が大きくなるというデメリットがある事は否定ができません。

ただ、本記事で解説した私のデイトレ手法のように、「高勝率」「極小な含み損」という特徴があれば、このデメリットを極限まで抑え込む事ができるため、大いにロットを上げてトレードが可能だということです。

その上で、利確の際における高い利益率は維持したまま、ポジション保有時間が極めて短い事で、別の銘柄で生じるチャンスも逃さずにエントリーを繰り返して利益率をさらに高められるようになっていきます。

だからこそ、冒頭でも掲載した下図のような、1日で10%台の利益率を維持したまま、少額資金から一気に約500万円まで資金を増加させられたわけです。

実績の見方

1万円から500万円に増やしたデイトレ手法の実績

MT4の実績では、容易に捏造が可能であり、またはデモトレードの疑いがあるため、取引業者「Exness」から送られて来る日々の実績メールから画像を撮影していました。

また、上記の実績は、21時頃~翌2時頃の時間(約5時間)のみで、さらに1日あたり15%前後の利益率に到達した時点で手仕舞いしていた上での実績でした。

そのため、トレード時間をさらに延長すれば上記よりも高い利益率を見込める事は間違いありません。

それほど、本記事で解説させて頂いた私のデイトレ手法には、高い収益を見込めるということです。

ですが、このデイトレ手法による先ほど挙げた実績は、本記事では触れられなかった下記のような要素を含めた上での実績にほかなりません。

  • エントリー時におけるサポートライン(またはレジスタンスライン)の具体的に必要な重複するラインの数

  • トレード資金に対して、どこまで取引数量(ロット数)を上げれば良いのかという、利益率を大きく左右するロット数の設定

  • 「9割強」まで勝率を大きく上昇させるための、勝率が極端に下がりやすい特定の条件下ではエントリーを避ける「回避ルール」

  • テクニカルが効きやすく、このデイトレ手法への「適合率」が極めて優れている、高利益率に欠かせないトレード対象の銘柄

この上記の要素を含めず本記事の解説のみでは、掲載した実績には遠く及ばない可能性があるということです。

そんな上記の要素を踏まえた「完全体」となるFXのデイトレ手法は、順序立てて説明していくことによって理解して頂けるものなので、無料の公式メールマガジンを介して掘り下げていました。

登録は無料ですので、このデイトレ手法をより深く学び、1日あたりの利益率を大きく高めたい場合、ぜひ一度、下記の公式メールマガジン案内ページに目を通してみてください。

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以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。

杉原。

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