杉原です。

高市早苗氏が新総裁に決まった影響もあり、ドル円をはじめクロス円も大きく動いている傾向にあります。

そうした流れから、あらゆるメディアでは、今後ドル円をはじめ為替相場、ゴールドや日経平均が上がるか下がるかを、色々な視点で議論している方が少なくありません。

ただ、長期的に見て、相場が上がるか下がるかは、ファンダメンタルズ要因が大きく関わります。

さらに言えば、その要因が、

「常に追加・修正されていく」

このような性質があるため、長期的に見た相場の予測は難しいところです。

加えて、そんな追加・修正されていくファンダメンタルズ要因の情報は、チャート情報とは異なり誰でも平等に得られません。

【事例】

株で言うインサイダー情報のようなものが代表例で、誰でも知っている情報ではなく、ほとんどの人が知らない情報が値動きに大きな影響を与え、それに「便乗」して大勝ちするなど

株だけではなく為替通貨(FX)や先物、あらゆる「相場」では、こうしたファンダメンタルズ要因の情報が大なり小なり存在し、それが長期的な価格の形成に対し重要な要素になっています。

ただ、そんなファンダメンタルズを味方につけて有効になるのは、相応に長期的な「投資」というスタイルに他なりません。

対して、私が一貫して提唱している短期トレードでは、

【テクニカル分析のみ】

で、充分な成果を出すことが可能です。

テクニカル分析の中でも、トレンドラインを筆頭とした「ライン」を使ったライントレードは精度が抜群で、以下の記事でエントリーや決済の目安を、実際のチャート図を使って図解していましたので、良ければ併せてご覧になってみてください。(別タブで記事が開き、この記事は閉じられませんので、後からでもお読み頂ければ幸いです)

少なくとも、ラインはチャート情報のみで実践できるテクニカル分析で、ファンダメンタルズ要因はまったく関係なく必要ありません。

その上で、チャート情報(値動き)は、世界中の誰もが、

「全く同じタイミングで知ることができる」
「全く同じ情報を得ることができる」

このような性質があり、世界中のトレーダーと同じ視点で相場の分析が可能となっています。

要するにチャート情報から得られるラインなどのテクニカル分析は、誰もが平等だということです。

対してファンダメンタルズ要因は、

  • 得られる情報の質
  • 情報を得られるタイミング

これらが人によって全く異なるため、誰もが同じ視点で相場の分析ができません。

そもそもトレーダーや投資家が出す、

・買い
・売り

これらの注文が多い方に相場が動くという絶対的な仕組みがあるため、世界中のトレーダーや投資家と同じ視点で相場を分析できる方が、より高い精度で分析を行い高精度のトレードが可能になります。

つまり、得られる情報の内容やタイミングに大きな差が人それぞれある、そんなファンダメンタルズ要因を軸とした相場分析に比べ、

「全く同じタイミングで知ることができる」
「全く同じ情報を得ることができる」

このような性質を持つテクニカル分析の方が、全世界のトレーダーや投資家と全く同じ視点とタイミングで分析できるため、ファンダメンタルズ分析よりも圧倒的に高い精度で相場を分析となって、より高精度なトレードができるわけです。

実際、あらゆるメディアで報じられる、ファンダメンタルズ要因を軸にした「長期的に、今後ドル円は上がる、下がる」などの予測は半々の確率でしか当たらず、いくらでも後付や解釈をずらしたり出来る傾向があります。

そのため、まるで動物占いや星座占いのように、当たっているようにも外れているようにも見える・・・これが実情と言っても過言ではありません。

ただ、テクニカル分析の中でも普遍的な効力を持つライントレードでは、全く同じタイミングと内容のチャート情報から生成されるラインを軸にしているため、そんな「占い的な要素」を徹底的に排除した、普遍的な相場分析ができるということです。

その上で、テクニカル分析が強く効いている内に決済する、テクニカル分析の中でも精度が抜群に高いラインを使った短期トレードが、より高い期待値のトレード実現に繋がっていきます。

(その具体例を記事で図解しているのが、先程もご紹介した以下の記事です)

今回の高市早苗氏の新総裁就任などをはじめ、国に大きく関わるファンダメンタルズ要因が起こると、あらゆるメディアで相場の予測が行われますが、

・テクニカル分析
・ラインを使った短期トレード

これらを軸にしているトレードでは、そんなファンダメンタルズ要因に関係した分析は、特に気にする情報ではないため、あまりメディアの情報には左右されない方が賢明です。

もちろん、テクニカル分析を軸とした短期トレードでも、ファンダメンタルズ要因が「マイナス」に働き、大きな損失を被る可能性は0ではありません。

ただ、そういった場面は極めて「稀」であり、アメリカ雇用統計など事前に察知が可能な部分は、普通に避けることができるので、気にする必要は特に無いわけです。

いくつか高市早苗氏が新総裁に就任したことの影響などに関する質問があったため、回答をブログの中で共有したいと思い、記事を更新させて頂きました。

実際のデイトレード事例をチャートを使い、エントリーや決済の目安まで図解している記事を多く扱っており、参考になる要素があると思いますので、ぜひ以下の目次から他の記事もご覧になってみてください。

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