杉原です。
当ブログで図解している、
- トレンドライン
- 水平線
これらの「サポレジ(ライン)」を使ったデイトレードでは、順張りにしても逆張りにしてもサポレジの反発を利用するトレードでした。
そんなサポレジの反発を狙うため、逆張りはもちろん順張りであっても、
・下がっている時に買い=ロング
・上がっている時に売り=ショート
このようなエントリーになります。
そのため、
・ロングの場合はエントリー後そのまま下がってしまうのではないか?
・ショートの場合はエントリー後そのまま上がってしまうのではないか?
このような不安や恐怖心を感じ、バックテストなどでは良いものの、実際の動いているチャートでは怖く、反発してエントリー方向に進んでからエントリーしています・・・
そんな相談を頂き、とても重要な要素がある内容だったので、回答を共有したいと思い題材にさせて頂きました。(もちろん、相談者の方に了承を得ています)
まず、サポレジの反発を狙っていくと、
- サポートラインの反発でロング
→より安い価格帯で買いポジションを持てる - レジスタンスラインの反発でショート
→より高い価格帯で売りポジションを持てる
このようになるため、ロングでもショートでも、
・勝った時の利幅が大きくなる
・負けた時の損切り幅が小さくなる
という、勝っても負けても収益がプラスに働くことが、とても大きな利点です。
また、エントリー根拠にしたサポレジを、エントリー方向と逆にブレイクされた時には、素直に負けを認めて速やかに損切りできる、明確な判断を下しやすいため「いつまでも損切りできずに、一度の損切りで資金の多くを失ってしまう」そんな多くのトレーダーが頭を悩ます事態を、ルール通りトレードを行えば自然と避けられることも利点になっています。
いずれにしてもサポレジの反発を狙うトレードは、高い収益性を実現しやすいということです。
ですが、
・サポートラインに向かって下がった時に買い=ロング
・レジスタンスラインに向かって上がった時に売り=ショート
このようなエントリーになるので、
・ロングの場合はエントリー後そのまま下がってしまうのではないか?
・ショートの場合はエントリー後そのまま上がってしまうのではないか?
トレンドラインや水平線を使うライントレードに慣れない内は、そんな怖さを感じてしまうのが欠点と言えば欠点かもしれません。
とは言え、そんな怖さは、実際のところ「収益性」とは何ら関係ない話です。
そこで相談者のように、その「怖さの感情」を引きずって、サポレジで反発して「エントリー方向に進んでから」エントリーすれば、
- 勝った時には利幅が減る
- 負けた時には損切り幅が増える
このように勝っても負けてもマイナスでしかありません。
利確で得られる利益が減る上に、損切り時の損失額が大きくなるからです。
そんなエントリー方向に進んでからのエントリーではなく、ルール通りサポレジで止まったローソク足の確定でエントリーしていれば、
・より安い価格帯でロング
・より高い価格帯でショート
が出来るため、ロングでもショートでも、
・利確で得られる利益が増える
・損切り時の損失額が減る
このようになって短期的にも長期的にも、明らかに収益性は段違いに上がります。
もちろん、サポレジの反発を狙うことで、下がっている時のロングや上がっている時のショートになるので「そのままサポレジをブレイクされるのでは?」・・・そんな恐怖心/不安が生じる気持ちも分からないではありません。
当然、サポレジは反発することもあれば、逆にブレイクしていくことも普通にあります。
そこで私が提唱するライントレードの手法では、以下のようなロジックで、サポレジで相場の反発が起こる確率を大きく高めて、精度=勝率を上げていました。
- サポレジの重複する本数を増やすたり重複するラインの強さを活かすことで、相乗効果的に反発の精度を大幅に向上させる
- 回避ルールを徹底して逆方向の値動きやテクニカルの効きが弱い状況を避ける
- 複数本のサポレジが最大限に効く範囲内での確実な利確で逆行する前に勝ち逃げする
このようなロジックによって「サポレジの反発後エントリー方向に進んでから」このような後出しの【不利な価格帯】でのエントリーをしなくても、サポレジの確定段階でより【有利な価格帯】でエントリーが可能となっていました。
つまり、
・より安い価格帯でロング
・より高い価格帯でショート
が出来るため、ロングでもショートでも、
・利確で得られる利益が増える
・損切り時の損失額が減る
このようになって短期的にも長期的にも、収益性=利益率を最大限に高められているわけです。
逆に、あえてエントリー方向に進んでからのエントリーは、上記の恩恵を受けられずに【利幅の減少】【損切り幅の拡大】という、とにかくマイナス面が大きくなってしまいます。
以上から、個々で手法をアレンジする分には何ら問題ないものの、単純にエントリー方向に進んでからエントリーするのは、得策ではないので止めた方が良いという話でした。
本当に重要な補足〜リスクリワードは平均で見る〜
エントリー方向に進んでからのエントリーは、
- 損切り幅が大きくなる
- 利幅が小さくなる
このようになるためリスクリワード(損失:利益)が大きく悪化します。
そんなリスクリワードは、一度の取引だけではなく月単位や年単位など長い目で【平均的】に見ることを推奨していました。
と言いますのも、ライントレードにおいて、サポレジの重複点から最短の利確での勝ち逃げスタイルでは、精度は極めて高いトレードが実現できるものの、1回のトレードだけで見ると損切りが大きくなってしまうケースもあります。
そもそもサポレジに対してエントリー方向とは「逆」にブレイクされても、ブレイク部分はヒゲだけで終値はライン内に戻って来ることが大半なので、損切りは終値の確定まで待つことも普通です。
ただ、大きくブレイクされ、SL(ストップロス)で稀に損切りされる時には、特に5分足でのトレードでは、想定の利幅よりも損切り幅の方が大きくなってしまうケースも決して0ではありません。
このようなトレードでは、1回あたりのトレードで見るとリスクリワード=損失:利益は損失の方が大きくなって劣悪です。
ですが、上記のようなSLでの損切りなどで、大きな損切りになるケースはそうそう発生しません。
その上、大きな利幅が取れるケースが相応にあり、その場合には、逆に損失の想定よりも予定の利幅が大きく上回ります。(利幅が損失想定の何倍にもなることも)
そんなリスクリワードが優れた【おいしい】トレードが多々あるので、先ほど挙げたようなSLで損切りされリスクリワードが悪かったトレードを充分にカバーし、余りあるほど補える仕組みです。
ですので、たった1回のトレードに対してのリスクリワードだけ見て不安にならず、複数回のトレードで【平均的】なリスクリワードを見ていけば、リスクリワード(損失:利益)は1:2のような優れた値に近づき、トレードするほどに収益が積み上がっていくようになります。
以上、今回はエントリーのタイミングや、リスクリワードの補足についてお伝えいたしました。
トレンドラインや水平線を使うライントレードにおいて、ぜひとも有利な価格帯でのエントリーを意識して、
・勝った時の利幅が拡大
・負けた時の損切り幅が縮小
このような収益性の高いトレードを実現していってください。
そんな収益性の高いライントレードの実例として、以下の記事でエントリーから決済まで図解していますので、参考までにお読み頂ければ幸いです。

