「FXのデイトレード講座」の記事一覧

ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

杉原です。

この記事では「ロールリバーサル(サポレジ転換、レジサポ転換)」を利用した最強のFXデイトレ手法について、

・ロールリバーサルの有効性
・エントリー条件
・トレーダーたちの集団心理

などを含め、根底にある本質的な原理原則から解説させて頂きます。

実際のチャート図を使った具体的なエントリー場所も記していて、そのまま利用できるデイトレ手法になっているので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

【図解】ロールリバーサルの意味と定義

ロールリバーサルを使った具体的なFXデイトレ手法を解説する前に、まずはロールリバーサルの意味と定義について、前提となるからこそ先に説明させて頂きます。

そんなロールリバーサルは、

・サポレジ転換
・レジサポ転換

とも言われ、

・レジスタンスラインがサポートラインに変わること
・サポートラインがレジスタンスラインに変わること

このような状態が意味であり定義です。

以下が「レジスタンスラインがサポートラインに変わる」ロールリバーサルのチャート図になります。

レジスタンスラインがサポートラインに変わる

逆に「サポートラインがレジスタンスラインに変わる」パターンのロールリバーサルが下図です。

サポートラインがレジスタンスラインに変わる

以上のようなロールリバーサルの意味/定義を前提として、続いてはロールリバーサルの有効性を「トレーダーたちの集団心理」を含めた本質的な部分を解説させて頂きます。

ロールリバーサルの有効性と最強のFXデイトレ手法

先ほど意味/定義で紹介したように、ロールリバーサルは「上昇」と「下降」の2パターンがありますが、混乱を防ぎ理解度を高められるよう、まずは上昇になるロールリバーサルのパターンを例に解説していきたいと思います。

その上で、ロールリバーサルの最強FXデイトレ手法としては、

高値同士と安値同士が同間隔で平行なN字波形
ロールリバーサル(レジスタンスライン→サポートライン)

この2つ重なる点を狙うシンプルなロジックで、下の図で青く丸で記した箇所が実際のエントリー場所です。

N字波形とロールリバーサル

では、なぜ当デイトレ手法のロジックが有効なのか、トレーダーの集団心理を含めて解説させて頂きます。

まず下図の赤で示した「レジスタンスラインとして反応している高値」は、実際に膨大な売り注文が入ったからこそ、そこを高値として下落していました。

レジスタンスラインがサポートラインに変わる

そもそも相場の原理は「買い注文」が多いときには上昇し、逆に上図のように「売り注文」が多い場合には下落する仕組みだからです。

つまり、赤丸の価格帯でショートをしたトレーダーがたくさんいると言えます。

よって、赤丸の段階では、売りポジションを持っているトレーダーが、膨大に存在するということです。

そんな売りポジションを持ったトレーダーの中には、損小利大を意識し利幅を伸ばそうとして利確できず、価格が紫のラインを上回るまで決済せずにいた・・・という人も少なくありません。

その結果、下図1でショートをした彼らはプラスだった含み益が、逆にマイナスの含み損に変わってしまいました。(下図の2~3)

ショートをした彼らはプラスだった含み益が、逆にマイナスの含み損に変わった

このように、赤丸でショートをして売りポジションを利確せずにいたトレーダーは、紫の水平線で示した価格帯を超えてくる時点で、本来なら得られていた利益が無くなった絶望感を味わっていると推測できます。

一度は大きく増えた利益が、利確せずにいたことで、含み損に変わってしまったからです。

ですが、また紫の価格帯まで下落してきたことで、含み損に変わってしまっていた売りポジションが、含み益に変わる=プラ転し始めました。(下図の3~4)

ショートをした彼らはプラスだった含み益が、逆にマイナスの含み損に変わった後、プラ転

上図の流れを一度整理すると、ショート(売り注文)によって1→2で一度は大きく得られていたはずの利益が、3で逆にマイナスの含み損に変わる「絶望感」を多くのトレーダーが味わいます。

ただ最終的に4では、その含み損が解消されプラ転したことで

「絶望感」→「安心感」

に変わり、今度こそは「すぐにでも」利確するべく、持っていた「売り注文」を決済する「買い注文」を出す傾向にあるわけです。

以上を前提とした上で、高値同士・安値同士が同間隔で平行な上昇のN字波形は、使っているテクニカル指標や、ラインを引くトレーダー、引かないトレーダーに関係なく、

「上昇トレンドの開始」

が強く意識されます。

まず高値も安値も「両方とも上昇している」というのが、大勢が意識する『ダウ理論』における上昇トレンドの定義に他なりません。

その上で、N字の波形における高値から高値、安値から安値までが

・同間隔
・平行

であることで、パッとチャートを見ただけでも、明確に高値も安値も「両方とも上昇している」ということを認識できてしまうからこそ、使うテクニカル指標やインジケーターはもちろん、ラインを引く/引かないに関係なく、

大勢のトレーダーが上昇トレンドを意識する

このような状況になるわけです。

ですので、高値安値・安値同士が同間隔で平行な上昇のN字波形では、大多数のトレーダーが上昇トレンドを意識することで、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

というトレーダーが多くなってきます。

だからこそ、ロールリバーサルによる買い注文の増加と合算されて、有効性が一気にたかmるということです。

このようにしてロールリバーサル(レジスタンスライン→サポートラインへの転換)が、上昇の同間隔で平行なN字波形と重なることで、買い注文が殺到するため、ロールリバーサルによる上昇傾向が高まりロングの優位性が大幅に上がります。

ロールリバーサルの際、プラ転しないトレーダーもいるのは?

先ほどは、下図の1〜4で示したように、レジスタンスライン→サポートラインのロールリバーサルにおいて、売りポジションが含み損からプラ転するトレーダーによる「買い注文」が入るからこそ、ロールリバーサルが有効に機能する解説させて頂きました。

ショートをした彼らはプラスだった含み益が、逆にマイナスの含み損に変わった後、プラ転

ただ、中にはプラ転せず「プラマイゼロ(損益0)」、もしくは「数pipsのわずかな含み損」で、最終的にマイナスがプラスに変わらないトレーダーもいることは確かです。

そんなプラ転しないトレーダーからは決済の「買い注文」が入らず、ロールリバーサルの精度がそこまで上がらないのでは?という懸念があるかもしれません。

しかし、パッと見て認識できる『ロールリバーサル』と『上昇の同間隔で平行なN字波形』から「ここからは上昇トレンドが始まる」と、プラ転しなかったトレーダーの中でも多くのトレーダーが察知すると考えられます。

そのため、今の内に損切りしないと、再び価格が上がって含み損が膨らみ、またも「絶望感」を味わう苦しみが待っている・・・という心理から、

・プラマイゼロ(損益0)
・数pipsのわずかな含み損

のようにプラ転しなくても、膨らんでいた含み損がほぼ無くなって『解消』されることで、決済の「買い注文」を出す傾向にあるわけです。

ですので、プラ転したトレーダーはもちろん、プラ転できなかったトレーダーからも、同じように買いの決済注文が殺到しやすくなります。

以上から、上昇の同間隔で平行なN字波形と、ロールリバーサルが重複する状況ではロングの精度が上がっているということです。

ロールリバーサルもN字波形も「パラメータ(設定値)」が無いからこそ有効性が高まる

ここまで解説してきた上昇パターンの例では、ロールリバーサルを狙うトレーダーによる新規の「買い注文」も入りやすく、逆にロールリバーサルによる上昇を懸念して新規の「売り注文」が避けられる傾向があるのが実際のところです。

特に、N字波形にしてもロールリバーサルにしても、両者ともRSIやRCI、その他の一般的なインジケーターに存在している「パラメータ(設定値)」がありません。

このパラメータ(設定値)はトレーダーによって個々に設定ができるため、それがトレーダー同士でテクニカル分析の「差」になり、精度の低下に繋がりやすい『欠点』がありました。

ただ、N字波形もロールリバーサルも、このようなパラメータ(設定値)が存在しないため、意識するトレーダー同士でテクニカル分析の「差」がほぼ無いことで、同じ方向のトレンドを認識しやすくなります。

そのため、同じようなタイミングで、

・売り注文を避ける
・買い注文を避ける

という相場状況になりやすく、結果的にとても高い精度でトレードできるわけです。

そのパターンこそが、下図の青丸のように「同間隔で平行なN字波形」と「ロールリバーサル」が重なる状況に他なりません。

エントリー場所

加えて元々、このFXデイトレ手法で狙う上図のような『高値同士と安値同士が同じ間隔で平行な上昇のN字波形』では、強いトレンドが認識されるため「売り注文」を避け「買い注文」を意識されやすく、ロングの精度が高いパターンでした。

そんなパターンに、このロールリバーサルによる「売り注文」を避け「買い注文」が入りやすい状況が重なることで、

・さらに売り注文が減る
・さらに買い注文が増える

このような流れになるので、よりロングの精度が向上するというわけです。

ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜ショートのパターン〜

ここまでは上昇パターンを例に、N字波形とロールリバーサルによる重複で、精度が高まる理屈を解説させて頂きました。

そんな上昇トレンドとは逆になる、下図のような下降トレンドのパターンでも、同じく高い精度でトレードが可能です。(赤丸がエントリー場所)

ロールリバーサル最強のデイトレ手法〜ショートのパターン〜

先ほど解説した上昇トレンドとは真逆になるので、サポートライン→レジスタンスラインへのロールリバーサルになります。

そんな「サポートライン→レジスタンスライン」の転換が高精度になる仕組み/原理が下図の通りです。

サポートライン→レジスタンスラインにおけるトレーダーの集団心理

1では大勢が買い注文を出したからこそ、2に向かって上昇しました。

つまり1→2では、1でロングをした多くのトレーダーが、プラスの含み益で利益が出ているはずです。

ですが、そんな彼らの中でも、損小利大を狙って「利幅を伸ばそう」と考えて利確せずにいたトレーダーも少なくありません。

そのような利確できずにいたトレーダーたちは、伸びていた含み益が2→3で一直線にマイナスの含み損へと変わってしまい「絶望感」を感じていると推測されます。

サポートライン→レジスタンスラインにおけるトレーダーの集団心理

ただ、3→4で再び価格が上昇することで、3までで大きく膨らんでいた買いポジションの含み損が、

・プラ転
・プラマイゼロ(損益0)
・数pipsのわずかな含み損

このように解消されることで、持っていた買いポジションを決済するための「売り注文」を出す傾向が強くなるわけです。

それが下図4のタイミングであり、1で買い注文を出していたトレーダーたち大勢による決済の売り注文が、一気に殺到します。

サポートライン→レジスタンスラインにおけるトレーダーの集団心理

このように下降の平行なN字波形と、このロールリバーサルが重なる4では、売り注文の量が膨大になってショートの精度が上がるということです。

ロールリバーサル最強のfxデイトレ手法〜最短の損切りと利確の目安〜

ここまではロング/ショートに分けて、

・高値同士と安値同士が同間隔で平行なN字波形
・ロールリバーサル(サポレジ転換)

これらが重複する価格帯を狙うエントリーによって、精度が大きく向上する仕組みをお伝えさせて頂きました。

その上で、利確と損切りの目安について触れたいと思います。

そんな利確と損切りの目安例が下図です。

利確と損切りの目安

上の図は赤丸における陽線でショートしつつ、次の下ヒゲ陰線で損切りになり、最小限の損失額で抑え込めていた例でした。

ここまで解説させて頂いた、

・N字波形
・ロールリバーサル

この2つの価格帯をブレイクされれば、一気に優位性が失われるので、すぐにでも損切りして問題ありません。

実際に上の図では、損切り後から一気に逆向しており、結果的に損切り幅は極めて少なく済んでいました。

結果的に想定の利益額と損切り額の割合であるリスクリワードが、非常に最適化されています。

概算では利益:損切りのリスクリワードは「7:1」ほどでした。

先ほどの例では損切りとなったパターンでしたので、利確になるパターンを下図に示したいと思います。

(赤丸がエントリー、灰色が利確)

2つの利確パターン

これらの利確パターンにおいても、想定リスクリワードは非常に良好かと思います。

ロールリバーサル最強のfxデイトレ手法〜レバレッジの恩恵を最大限に活かせる〜

このFXデイトレ手法では、ロールリバーサルの価格帯をブレイクされれば損切りするので、自然と損切り幅以上に含み損が広がることもありません。

ここまで解説した精度の高さに加え、

・含み損
・損切り幅

を極端に小さく抑え込めているからこそ、レバレッジを活かしてロット数を上げても危険はないということです

もちろん、レバレッジを活かしてロットを上げれば、利益額が高まり利益率は上がるものの、損切りの際は損失額が大きくなるリスクは避けられません。

しかし「含み損」「損切り幅」を徹底的に少なくできている上に、

・高値同士と安値同士が同間隔で平行なN字波形
・ロールリバーサル(サポレジ転換)

の重複によって精度を大幅に上げているので、

・負けた際の損切り額
・そもそもの負け数

が極めて低くなっています。

だからこそレバレッジ効果を最大限に活かしロットを上げても、損切り時のリスクをほぼ回避しながら、利益率の向上というメリットを活かせるわけです。

そして、ロットを上げる分だけ、利幅(pips)を無理に伸ばそうとする必要はありません。

無理にpipsを取りにいかないからこそ、より精度(勝率)が向上するメリットもあります。

このような背景があり、精度を高めたままリスクリワードも良好となった上で、この記事で解説したロールリバーサル最強のデイトレ手法は、結果的にトレード1回あたりの利益率が「最低10%~最大40%近く」に高まっている状況です。

その実績に関しては、普段のトレードとは別に用意した10万を複利運用していき、一度の取引における利益率が10%~40%ほどの2桁台になっていると分かる画像を下に用意いたしました。

(たまたま良い成績のみを掲載していないことが分かるように、単利運用ではなく、1日ごと収支の繋がりが見える複利運用の実績にしています。)

当デイトレ手法は取引1回あたり最低10%~最大40%近くの極めて大きな利益率を狙えますが、それほどの「絶好のチャンス」は1日の中で何度も発生するパターンではありません。

そのため当デイトレ手法の取引はいくつかの銘柄を扱った上で1日1回ほどになるので、1日ごとの収支が掲載されている以下の実績画像は、そのまま取引1回あたりの実績となります。

その上で、MT4など取引ツール上の実績は「プログラムやインジケーターによる改変」という捏造や「デモ口座との見分けがつかない」との見方があるめ、取引した翌日にFX業者から送られてくる履歴メールを抜粋させて頂きました。

【実績の見方】

実績画像の見方

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

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複利運用の実績

実際には9割近い勝率で、最大40%近い利益率になっていますが、単純にロールリバーサルとN字波形の重複のみで、この成績を出せるわけではありません。

上記のような成績を安定して出すべく、具体的なロット設定やエントリー場所を含めた細かなロジックなどは、下記の公式メールマガジン1通目に配布している特別資料にて明かしています。

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チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法

杉原です。

チャネルラインは下の図で示してあるように、N字波形を描く誰が見ても認識できる程のキレイなトレンドを見つけ出せるので、非常に高精度なテクニカル指標として多くのトレーダーから支持されています。

N字波形を描くチャネルライン

そんな高い精度のチャネルラインを使い、他のテクニカル指標を使わずシンプル「チャネルラインだけで勝てる」というデイトレード手法についての問い合わせが非常に多くあったので、実際に私が行っている手法を公開したいと思います。

それが、他の指標を利用せずチャネルラインだけで勝てる「チャネルラインの3点目」を狙うデイトレード手法です。

そんなデイトレ手法に関して、

・採用すべきチャネルラインの引き方
・精度が極端に高まる特定の価格帯

から、エントリー条件や決済の目安までを、なぜ有効かという根本的な理由/原理を含めて解説させて頂きます。

チャネルラインだけで勝てる3点目を狙ったデイトレード手法

他のテクニカル指標を使わず「チャネルラインだけで勝てる」、そんなデイトレード手法では、下図のようにトレンドライン側で見た3点目でエントリーを行います。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目

その上で、精度を高めるべく、下図で示したようにチャネルラインの3点目が、

・キリ番(ラウンドナンバー)
・ロールリバーサル(サポレジ転換)する価格帯

と「重複」していることが条件です。

チャネルラインだけで勝てる3点目を狙ったデイトレード手法の全体像

上の図が、この「チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法」の全体像になります。

赤丸でエントリーし、チャネルラインを完全にローソク足がブレイク(この例では上にブレイク)したら損切り、前回の安値が利確の目安です。

ポイントとなる要素は下記の通りです。

  • チャネルラインの3点目
  • ヒゲで引いたトレンドラインで同じくらいの間隔
  • 対になるラインの間を交互に値動きしている
  • ロールリバーサル(サポレジ転換)する形でエントリーできる
  • キリ番と重なっている

それでは、なぜ上記の要素が有効になるのか、理論/原理を掘り下げて解説させて頂きます。

チャネルラインの3点目

まずチャネルラインの3点目が有効な率直な理由としては、トレンドの初動として大勢のトレーダーからの注文が入りやすいからです。

もちろん、4点目以降でも、有効性が無いわけではありません。

ただ、4点目以降になると、

「このチャネルラインで発生しているトレンドがそろそろ終わるのではないか?」

と考えて、ラインとローソク足の接触で「4点目以降」となる場面でのエントリーを避けるトレーダーが出始めます。

「チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法」として、この記事で例にしているショートで言えば、下の図で示したように4点目になると、チャネルラインの3点目に比べて「新規の売り注文」が減る傾向があるため、ラインで反発する精度が落ちてしまうわけです。

チャネルラインの4点目

また、仮にいくら4点目が絶好のチャンスに見えても、すでにチャネルラインの3点目で利益を取れているトレーダーの中には、勝ち逃げで本日の取引は終了とする人も少なくありません。

精度が落ちる4点目でも無理に取引して損切りになれば、すでにチャネルラインの3点目で得た利益を失う危険性があるからです。

そのような心理が働き、3点目で勝てたトレーダーは、その時点で手を引くケースが多くなります。

結果的に、より4点目で出される新規の注文が減るので、どうしてもチャネルラインの3点目に比べて精度が落ちるということです。

だからこそ、トレンドの初動で一気に新規の注文が入りやすく精度が高まる、チャネルラインの3点目こそが有効なエントリー場所になってきます。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目

ヒゲで引いたトレンドラインで同じくらいの間隔

次に解説するポイントは、チャネルラインにおけるトレンドラインが、

・ヒゲ同士で引かれていること
・エントリー場所まで同じくらいの間隔になっていること

という点です。

まずヒゲ同士で引かれていることにより、実体で引くラインよりも大勢のトレーダーに意識されるラインになるため、チャネルラインの3点目で反発する精度が大きく向上します。

ヒゲ同士で引かれているチャネルライン

もちろん、ローソク足であれば実体とヒゲに分かれるため、実体でトレンドラインやチャネルラインを引くトレーダーも少なくありません。

ただ、実体は「今見ている時間足のみ」でしか有効ではなく、別の時間足で見ると引けないラインになる可能性もあります。

逆に実体ではなく「高値」「安値」と言った『ヒゲ』で引いたラインは、1つ下の下位足や1つ上の上位足で見ても同じく描かれるラインになるわけです。

ですので、実体で引いたラインに比べて、ヒゲで引いたラインの方が、別の時間足で取引しているトレーダーたちからも支持されやすいメリットに繋がります。

より大勢のトレーダーに支持されるラインの方が、そのラインでの反発を狙った注文が殺到しやすくなりことは間違いありません。

結果的に、ヒゲで引いたトレンドラインで構成されるチャネルラインによって、チャネルラインの3点目における反発の精度が大きく向上するということです。

ヒゲ同士で引かれているチャネルライン

そんなヒゲ同士で引かれているチャネルラインでありつつ、下図のようにラインで結んでいる頂点の間隔がほぼ等しいことも重要なポイントです。

頂点が同じくらいの間隔になるチャネルライン

これは単純な理由で、頂点の間隔が同じくらいである程、N字波形がキレイなトレンドになるため、ラインを引かないトレーダーにとっても同じトレンドが認識されるからです。

そもそもN字の波形を描くチャネルラインは、ラインを引かないトレーダーにも明確に意識されやすいキレイなトレンドになります。

ただ、その頂点の間隔が等しくなればなる程、よりキレイなN字のトレンドになるので、さらに大勢のラインを引かないトレーダーからも同じトレンドを支持されるということです。

ですので、ヒゲ同士で引かれている上に、頂点の間隔が同じくらいであることで、よりチャネルラインの3点目での精度が大きく向上するようになってきます。

頂点が同じくらいの間隔になるチャネルライン

対になるラインの間を交互に値動きしている

チャネルラインによっては、トレンドラインとアウトラインで交互に値動きしていない場合も下図のようにあります。

チャネルラインでもトレンドラインとアウトラインで交互に値動きしていない

上のような例では、下図のようにトレンドラインとアウトラインを交互に反発し合うチャネルラインと比べて、キレイなN字の波形を描くトレンドとして意識される割合が少なくなってしまいます。

トレンドラインとアウトラインを交互に反発し合うチャネルライン

このように対になるライン同士を交互に反発し合うチャネルラインの方が、より大勢のトレーダーから同じトレンドを意識される可能性が高まるわけです。

だからこそ、他のテクニカル指標を使わずチャネルラインだけで勝てるデイトレード手法を構成する上では、より大勢のトレーダーと同じトレンドを意識できるように、トレンドラインとアウトラインを交互に反発し合う精度の高いチャネルラインを使うと有効になります。

チャネルラインの3点目をロールリバーサル(サポレジ転換)する形でエントリーできる

ここまではチャネルラインだけで勝てるデイトレード手法として、採用すべき有効性が極めて高いチャネルラインの性質に関する解説をさせて頂きました。

ここからは、そんな効き目の強いチャネルラインにおける3点目と重なる、別の要素を見ていきたいと思います。

その1つが、下図のようにロールリバーサル(サポレジ転換)の形でエントリーできることです。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目がロールリバーサル(サポレジ転換)と重複

丁度、赤丸で示したチャネルラインの3点目が、ロールリバーサル(サポレジ転換)する場面と「重複」していることが、チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法における、さらなる条件になります。

実際に下図の青丸では、多くの買い注文が入ったからこそ、一時的に上昇し、安値を作っていました。

その上で、青丸で買い注文を出したトレーダーは、黒丸までの間に含み損が広がってしまいますが、赤丸まで上昇することで含み損の解消(プラ転)になります。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目で発生するロールリバーサル(サポレジ転換)の有効性

大きく膨らんでしまった含み損により、損切りを覚悟していたトレーダーにとって、含み損が解消されプラ転するタイミングで、すぐにでも利確をして逃げたい心理が働く傾向にあります。

実際にご自身が大きな含み損を抱えていた際、そこから一気にプラ転を果たした場合には、すぐ利確したいという心理が生まれた経験は無いでしょうか?

含み損を抱えていたトレーダーの多くは、上記のように考えるからこそ、ロールリバーサル(サポレジ転換)は非常に機能しやすいわけです。

また、パッと見た感覚的な印象でも、N字の波形でキレイな下降トレンドが発生している中でのロールリバーサル(サポレジ転換)は、順張りの戻り売りを狙う大勢のトレーダーからの売り注文も数多く見込めます。

そんなロールリバーサル(サポレジ転換)が、丁度チャネルラインの3点目と重なることで、

・トレンドを狙った新規の戻り売り注文
・プラ転で逃げたい決済の売り注文

が一気に殺到し、結果的に売り注文が増加してショートの精度が大幅に向上していきます。

以上から、チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法の条件として、他のテクニカル指標を使わない代わりに、精度をより向上するためにロールリバーサル(サポレジ転換)の重複が重要だということです。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目がロールリバーサル(サポレジ転換)と重複

チャネルラインの3点目がキリ番と重なっている

この記事でテーマにしてきた「チャネルラインだけで勝てる」デイトレード手法における、最後のエントリー条件が、チャネルラインの3点目がキリ番と重なっていることです。

採用するキリ番(ラウンドナンバー)は、112.000円のように小数点以下すべてが0のような、いわゆる「トリプル0」と言われる価格帯で、下の図が事例になります。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目がキリ番(ラウンドナンバー)と重複

そんなトリプル0のキリ番は、どんなテクニカル指標を使うトレーダーであっても、意識される重要な価格帯に他なりません。

トレンドフォロー系だろうがオシレーター系だろうが、どんなタイプのテクニカル指標を使おうとも、トリプル0の価格帯は揺るぎない不変的な存在だからです。

その上でトリプル0のようなキリ番は、その価格帯の前後で水平線(水平ライン)のように反発しやすいと、一般的に広く認知されています。

すでにポジションを持っているトレーダーであれば「キリ番の辺りで決済しておこう」という心理が働きやすく、決済の注文が多発して反発しやすくなるわけです。

また、そのようなトレーダー心理を見越して、キリ番付近になると逆張りで新規の注文を出すトレーダーも少なくありません。

結果的に、下図のようにトリプル0のキリ番に向かって上昇する場合には、

・すでに買い注文を持っていたトレーダーによる決済の「売り注文」
・逆張りを狙うトレーダーによる新規の「売り注文」

がほぼ同じようなタイミングで入り出します。

チャネルラインにおけるトレンドライン側の3点目がキリ番(ラウンドナンバー)と重複

以上から、ここまで説明したような、

・ヒゲ同士で同じような間隔で引かれているチャネルラインの3点目
・その3点目がロールリバーサル(サポレジ転換)になる優位性

などの精度が、さらに高まるということです。

結果的に、より売り注文の増加が見込めるため、この「チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法」の有効性が大きく向上していきます。

まとめ~チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法~

以上、この記事では「チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法」というテーマで、チャネルラインの3点目を狙ったロジックの有効性を原理から深掘りして解説させて頂きました。

チャネルラインだけで勝てる3点目を狙ったデイトレード手法の全体像

簡潔にこのデイトレード手法の有効性に関しての、理屈/原理をまとめたものが下記になります。(ショートの事例)

  • チャネルラインの3点目でトレンドの初動を狙う新規の売り注文が増加する
  • ヒゲ同士で引かれているトレンドラインを含むことで、下位足や上位足でも同じラインになるため、別の時間足を見ているトレーダーからも売り注文の増加が見込める
  • 高値同士がほぼ等しい間隔で引かれ、さらに対になるトレンドラインとアウトライン同士で交互に反発し合うことで、よりキレイなN字波形の下降トレンドとなり、ラインを引かない大勢のトレーダーからも下降トレンドが認識され、売り注文が入りやすくなる
  • ロールリバーサル(サポレジ転換)によって、買いポジションで大きな含み損を抱えていたトレーダーがプラ転したことで、利確の売り注文を急いで出す傾向がある
  • 戻り売りを狙うトレーダーもロールリバーサル(サポレジ転換)を狙って新規の売り注文を出し始める
  • キリ番に向かって上昇する中で、短期の逆張りを狙った売り注文や、買いポジションを持っているトレーダーによる利確の売り注文が一気に増える

以上のような原理、理屈があるからこそ、他のテクニカル指標を使わない、この「チャネルラインだけで勝てるデイトレード手法」が高い精度になるわけです。

チャネルラインだけで勝てる3点目を狙ったデイトレード手法の全体像

このようなライントレードに関して、トレーダーたちの不変的な人間心理を追求したロジックにより、含み損を限りなく抑え込めつつ、高い精度(勝率)を保てていました。

そのため、リスクを抑えて安全にロットを上げられることで、

最初のご挨拶『専業デイトレーダーの会』についてと実績の紹介
【一覧】私のデイトレ手法を使って成果を出された方々の実績と感想

で紹介しているように、1日単位で10%以上の利益率を出すデイトレード手法の確率に至っています。

当ブログでは、そんなデイトレ手法に関して、具体的なエントリー場所や推奨のトレード対象(為替以外も)、有効な時間帯など、あらゆる始点で原理を含めたロジックを解説した資料を配布していました。

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【手堅い】ピンバーのだましを防ぐ水平線を組み合わせたデイトレ手法

杉原です。

ピンバーは「押し目買い」「戻り売り」や、トレンド転換の際に有効なサインとなっているため、デイトレード手法にピンバーを取り入れて精度を高めたいと考えるトレーダーも少なくありません。

ピンバー

ただ、単純にピンバーを使うだけでは思うように機能しない、いわゆる「だまし」もあるので、ピンバー単体でトレードを行うことは、あまり推奨できません。

そこで当記事では、ピンバーのだましを防ぐべく、水平線(水平ライン)を組み合わせて、含み損と損切り幅を徹底して抑え込んでいるデイトレード手法を解説させて頂きます。

このデイトレ手法は精度(勝率)が高いことに加えて、トレードの「含み損」「損切り幅」を限りなく小さくできるので、ロットを上げて利益率を大幅に高められるロジックです。

実際に当ブログの記事「最初のご挨拶と実績の紹介」や「資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説」で掲載していた実績にある、1日平均10%以上の利益率を出すデイトレード手法の一部が当記事の内容になります。

過去のトレード事例を使い、エントリー条件から利確の場所、損切りになる目安のポイントまで根本的な理屈/理論を含めて解説していくので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

ピンバーの「だまし」を防ぐ水平線を使ったデイトレ手法

ロングもショートも原理は一緒になるため、分かりやすくロングの例に絞っていくことをご了承ください。

まず、ピンバーの「だまし」を防ぐために、水平線(水平ライン)と組み合わせて下ヒゲピンバーが出た次のローソク足でのエントリーを行います。

ピンバー

より効き目のあるピンバーの定義に関して、

・長い側のヒゲと実体の割合
・ローソク足全体の長さ
・短い側のヒゲと実体の割合

などを含めた複数の視点で解説した記事を下記に用意しているので、必要に応じてご覧ください。

>効き目あるピンバーの定義「ヒゲは実体の何倍?」有効な出現場所と欠点も解説

その他、似ている形状であるピンバーとスパイクの違い、合成ピンバーとの違いについては下記の記事で解説していました。

>ピンバーとスパイクの違い、合成ピンバーの定義や違いを解説

以下が、私が実際に行っているピンバーと水平線を組み合わせるデイトレード手法のエントリーから決済を示したチャート図です。

(特に指定が無い限り、掲載するチャート図はこの先も下図のように5分足チャートで、すべて画像をクリック/タップすると拡大されます)

ピンバーと水平線を組み合わせるデイトレード手法の全体像

ピンバーの「だまし」を防ぐために組み合わせる水平線ですが、MACDやRCI,RSIのような多くのテクニカル指標に存在するパラメータ(設定値)がありません。

そのため、設定値によるトレーダー同士の「違い」が出ないことで、テクニカル指標としての精度が高い特徴が、水平線にはあります。

ただ、下ヒゲピンバーと組み合わせるのは、単純な水平線ではなく、より大勢のトレーダーから意識され、注文が殺到しやすいように「複数の機能を持った水平線」であることが条件です。

条件1.キリ番と重複する水平線であること

精度の高いデイトレ手法において、ピンバーと組み合わせている水平線、その1つ目の条件は「キリ番」と価格帯がほぼ重なるような水平ラインになります。

キリ番は「ラウンドナンバー」と言われ、150.000円や150.500円のようにキリが良く、大勢のトレーダーによって、

・決済の注文
・逆張りエントリーの注文

などが殺到しやすい価格帯です。

実際に、今回のエントリー事例では、ポンド円において165.500円に近い位置に引かれていた水平線でした。

水平線がキリ番とほぼ重複

キリ番と言うと、165.200円や165.700円など、00円ならば効きやすいと考えるトレーダーもいるかもしれません。

ただ、~.200円や~.700円のように「半端」な価格帯ではなく、より大勢のトレーダーに意識される~.500円や~.000円のような節目にあたる価格帯でなければ効き目が弱まるので、キリ番を使う際には注意が必要です。

そんな大きな節目になる~.500円や~.000円のようなキリ番は、水平線を引いていないトレーダーにも、明確な価格帯として認識されます。

そのため水平線を引かないトレーダーたちからも、持っていた売りポジションの利確となる「買い注文」はもちろん、

・押し目買いのロング
・逆張りロング

など新規の「買い注文」も入りやすくなるため、結果的に水平線を引くトレーダーたちからの注文と重なり、大勢から非常に多くの「買い注文」が殺到するわけです。

その上、キリ番に近付くことで、キリ番での反発を恐れ、新規の「売り注文」を出すトレーダーが大幅に減少する傾向にあります。

相場の原理原則は、

・買いが売りより多ければ上昇
・買いが売りより少なければ下落

という絶対的な仕組みに他なりません。

その上で、ここまで説明したように「売り注文」が減少し、逆に「買い注文」が殺到するので、水平線とキリ番と重複する価格帯で、上昇する可能性が極めて高くなるわけです。

そして、そこにピンバーが加わることで、この水平線とキリ番での反発が「確定」したと考えるトレーダーが多くなり、ここからの上昇がさらに見込めるようになります。(「だまし」の防止)

以上から、下の図で示したように水平線とキリ番が重なる価格帯が、ピンバーを使うデイトレ手法の精度を大きく高めるために、採用する水平線における1つ目の条件だということです。

水平線がキリ番とほぼ重複

条件2.ロールリバーサル(サポレジ転換)対象であること

ピンバーを使う高精度なデイトレ手法において、水平線として採用する2つ目の条件は、エントリーする際にロールリバーサルになることです。

ロールリバーサル、いわゆるサポレジ転換がピンバーで発生し、次のローソク足でエントリーできる形が理想的になります。

具体的なイメージを示したものが下図です。

ロールリバーサル(サポレジ転換)

ピンバーが出現するまで、短い期間ながらも短期的な上昇トレンドが発生していました。

その上で、青丸がレジスタンスラインとなり、波を作っています。

そんなレジスタンスラインに対して、ブレイクした後すぐにサポートラインに「転換」されるようにピンバーが出現しました。

このようにサポレジ転換=ロールリバーサルが発生するタイミングは、下図のように赤丸からスタートし始めた上昇トレンドの「確定」を強める意味を持ちます。

上昇トレンドのスタート

もちろん、青の水平ラインでのサポレジ転換が果たせず、その水平ラインを下回れば、赤丸スタートの上昇トレンドを支持するトレーダーが減ってしまうことは避けられません。(ピンバーのだまし)

ただ逆に、青の水平ラインでサポレジ転換が果たされると、この上昇トレンドを支持するトレーダーが一気に増加するので、

・売り注文の減少
・買い注文の増加

が見込めるようになります。

その上、ピンバーによる反発が加わることで、よりサポレジ転換を認識し、上昇トレンドを支持するトレーダーが非常に増えることは間違いありません。

また、このサポレジ転換は、直近の高値に対して発生しており、特に水平線を引かないトレーダーにとっても、目視で上昇トレンドの強さを意識できるので、ピンバーのだまし防止に繋がるということです。

ですので、水平線を引いてロールリバーサルを狙うトレーダーからの「買い注文」はもちろん、水平線を引かないトレーダーからも同じように上昇トレンドを支持されて「買い注文」が殺到しやすくなります。

当然ながら、このピンバーは上昇トレンドが強まった時点になるので、ここで新規の「売り注文」を出そうと考えるトレーダーはほぼいないと考えられますし、多くのトレーダーもこのように考えやすいタイミングです。

以上から、ピンバーによって直近のロールリバーサル(サポレジ転換)が成立することが、上昇の精度が大幅に高まるからこそ、ピンバーの「だまし」を防ぐべく水平線として2つ目の条件となります。

条件3.N字波形と重なること

最後、3つ目としてピンバーのだましを防ぎ、精度を上げるデイトレ手法として採用すべき水平線の条件は「N字波形と重なること」です。

以下がそんなN字波形を表すチャート図になります。

N字の波形

図で示したように、高値と安値がほぼ同じような角度で平行に上昇しています。

そのため、キレイなN字波形を描きながら上昇トレンドを形成しており、この黄緑のようなチャネルラインを引かないトレーダーからも、ピンバーの時点では「上昇トレンド」を強く意識されるわけです。

あらゆるテクニカル指標の起源ともされ、非常に大多数のトレーダーから世界中で意識される「ダウ理論」では、上昇トレンドは高値と安値がともに更新されて上回ることと定義されています。

その上で、先ほど掲載した下図のように、高値も安値も「ほぼ同じ角度」「平行」に更新されていることで、誰が見てもキレイな上昇トレンドを直感させるため、ラインを引く/引かないに関わらず、本当に大多数のトレーダーから上昇トレンドを支持されるわけです。

N字の波形

以上から、ここまで説明した、

条件1.キリ番と重なること
条件2.ロールリバーサル対象であること

とは別に、キリ番やロールリバーサルのような価格帯でのトレードを意識しないようなトレーダーからも、N字波形による上昇トレンドの強い支持がされることで、ピンバーの「だまし」をより防げるような水平線を組み合わせるデイトレ手法になっていきます。

まとめ~ピンバーの「だまし」を防ぐ水平線を使ったデイトレ手法~

ここまでは、ピンバーを使う際に「だまし」を防ぐべく、水平線との組み合わせによるロジックを解説してきました。

水平線はRSIやMACD、RCIのような多くのテクニカル指標とは異なり、パラメータ(設定値)がありません。

そのため、設定値によるトレーダー同士の差がないことで、精度の高いテクニカル指標になりやすいものが、この水平線です。

その上で、採用すべき水平線として、図解してきたように下記の3つが条件になります。

  • 条件1.キリ番と重複する水平線であること
  • 条件2.ロールリバーサル(サポレジ転換)対象であること
  • 条件3.N字波形と重なること

元々引けた水平線に、これら3つの条件が重なることで、ピンバーのだましを限りなく防げる高精度なデイトレードが可能になります。

以下が、今回の事例を1つにまとめた図です。

ピンバーの「だまし」を防ぐ水平線を使ったデイトレ手法

この原理としては、条件1と2では、ラインを引くトレーダーだけでなく引かないトレーダーからも、

・キリ番を狙った逆張りの「買い注文」が増える
・上昇トレンドのサポレジ転換を狙う押し目買いの「買い注文」が増える
・サポレジ転換やキリ番による反発を恐れ「売り注文」が減少する

このような状況になって、売り注文より買い注文の方が大幅に殺到します。

加えて、条件3のN字波形との重複により、ラインを引かないトレーダーからを含めた大勢のトレーダーから、ハッキリとした「上昇トレンド」が意識され新規の「売り注文」が避けられ、押し目買いの「買い注文」が殺到するわけです。

そして、このような条件1~3に、ピンバーが加わることで、水平線での反発が「より確定的」になるので、これ以上の逆行がほぼ有り得ない高精度(勝率)のデイトレードが実現できました。

改めて、全体像をまとめたものが下の図です。

ピンバーの「だまし」を防ぐ水平線を使ったデイトレ手法

何よりも、高精度でありながら、含み損や損切り幅を大幅に抑えられるため、安全にロットを大きくできるメリットが、このピンバーと水平線を組み合わせるデイトレ手法にはあります。

結局のところ、トレードの収益は『利幅(pips)×ロット(取引数量)』で計算できるため、ロットを上げられるほど、より利益率を高められる利点があるということです。

もちろん、ロットを上げる分、負けた際の損失も大きくなるリスクも否定できません。

ただ、この記事で解説したピンバーと水平線を組み合わせるデイトレ手法のように、

・含み損
・損切り幅

これらを極限まで抑え込めた上で、高い精度(勝率)を出せるロジックであれば、ロットを上げるリスクを避けられるわけです。

その上で、ロットを上げて、利確で得られる大きな利益率の恩恵を受けられるようになります。

実際に、いくつかの条件が「重複」するラインを狙うことで「含み損」「損切り幅」を徹底して抑えつつも、高い精度(勝率)を維持できるロジックによって、下記で掲載していたように1日あたりで10%台以上の利益率を出せていました。

>最初のご挨拶と実績の紹介

私のデイトレ手法を継承した方々も、同じく下記で紹介しているように10%台を超える利益率を1日単位で出せています。

>私のデイトレ手法を使って成果を出された方々の実績と感想

この記事で解説してきた、ピンバーを使うパターンはそれほど出現率がそれほど高くありません。

そのため、この手法のみでは、安定的に2桁台の利率を1日単位で出し続けることは難しいのが実情です。

ただ、ラインの「重複」を狙うパターンは他にいくつもあり、そんな複数のパターンを実践することで、平均して1日に2桁以上の利率を安定して出せていました。

この重複点を狙うデイトレード手法は、下記の無料メールマガジンで1通目にエントリー場所を含めた細かなロジックを、案内資料として公開していますので、ぜひメルマガ登録をご検討頂ければ幸いです。

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以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

専業デイトレーダーの会 杉原。

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FXのデイトレで「ロットを上げるタイミング」について言及

杉原です。

トレード1回あたりの収益は『利幅(pips)×ロット(取引数量)』という掛け算になるため、ロットを上げるほど得られる収入が高まることは間違いありません。

ただ、ロットを上げる分だけ、損切り(負けトレード)の場合の損失が高くなってしまう点がデメリットです。

そこで当記事では、そんなデメリットを抑えつつ、利益率の向上へと繋がる適切な「ロットを上げるタイミング」について解説させて頂きたいと思います。

利益率を高める最適なロットの決め方に関しては、下記の記事で解説していますので、必要に応じてご覧頂ければ幸いです。

>FXのデイトレードで利益率を高める「ロットの決め方」とは

ロットを上げるタイミングの「前提」

まず大前提として、どんなデイトレード手法にしても、慣れない内はロットを下げて取り組むべきと思います。

そもそも実践する手法に慣れていないと、

・エントリーしてはいけない場面でトレードする
・決済しなければならない場面で決済しない
・エントリーすべき場所で見逃がす

このような「ミス」を犯すことで、勝率が下がる上にチャンスを逃すことで、本来なら得られるはずだった収益を手に出来ない事態になるからです。

ですので、もしもロットを上げて実践していた場合、ミスによって利確(勝ちトレード)よりも損切り(負けトレード)が増えるため、損失によるドローダウンが大きくなって資金が大幅に減ってしまいます。

場合によっては、資金の喪失、いわゆる資金のショートも発生しかねません。

だからこそ、取り組むデイトレード手法に慣れない内は、ロットを下げて実践すべきだと私は思います。

その上で、取り組むデイトレード手法への「慣れ」「習得」を感じてきた時期が、ロットを上げるタイミングとして必要な条件です。

とは言っても、慣れや習得度合いの感じ方は人それぞれですので、感覚的になってしまい、実はまだ習得できていないのにロットを上げて大きなドローダウンになる危険性も否定できません。

そこで続いては、感覚的な要素を抜きにして、デメリット/リスクを抑え無理なくロットを上げるタイミング、その具体的な判断方法について解説させて頂きます。

ロットを上げるタイミングの判断方法

実践されるデイトレード手法で推奨されているような、本来の数字までロットを上げるタイミングの判断方法についてですが、その手法を習得(マスター)できた段階がベストです。

そんな習得度を確かめる判断方法としては、

・バックテスト
・フォワードテスト

などの方法があります。

これらの検証において、取り組まれるデイトレード手法のロジック通りに実践できているかが習得度の判断方法ということです。

その上で、バックテストやフォワードテストで、下記の項目も合わせてチェックしていくことで、習得レベルをより具体的に把握できます。

  • 勝率
  • リスクリワード
  • 含み損
  • エントリー頻度

これらの項目が、取り組む手法の見込み通りであれば、高いレベルで習得できている証拠に他なりません。

勝率やリスクリワード、含み損は、まさに正しい場所でエントリーできているかのチェックに繋がります。

もしも手法の条件通りにエントリーできていなければ、想定よりも勝率やリスクリワードが悪くなる上に、含み損も大きくなり得るからです。

また、エントリー頻度に関しては「本来ならエントリーすべき条件なのに、チャンスを見逃している」というミスを防ぐべきチェック項目として有効になります。

以上のような、

・勝率
・リスクリワード
・含み損
・エントリー頻度

をバックテストやフォワードテストで確かめていき、取り組むデイトレード手法における想定内に収まれば、十分に習得できていると考えて問題ありません。

逆に、想定内に収まらない場合は、その手法通りの条件でトレードできていない可能性があるので、バックテストやフォワードテストをもう少し取り組むべきと思います。

バックテストだけでロットを上げるタイミングの判断はNGか?

過去のチャートを使うバックテストは、自分のペースで取り組めるため、ペースを早めて習得度を短期間で高めることも不可能ではありません。

そのため、バックテストだけで見れば早く習得できるので、バックテストだけでもロットを上げるタイミングを見つけやすいと感じるかもしれません。

ただ、実際の時間通りに動いているリアルなチャートとは、バックテストとの『時間感覚』がまったく異なります。

仮に、取り組むデイトレード手法が平均して20分のポジション保有時間だとしても、バックテストでは、すぐに結果を見ることができるので、20分も待つ必要がありません。

このような時間間隔のズレが、バックテストと実際のトレード(フォワードテスト)にはあります。

そのため、実際のリアルなチャートを使ったフォワードテストで「ポジションを持ったままの時間が長くて耐えられない」という精神状態になり、本来よりも早く決済してしまう可能性があるわけです。

つまり、手法通りのトレードができていないので、

・勝率
・リスクリワード

への悪影響へと繋がってしまいます。

その結果、以下のようにロットを上げると危険な状況に成りかねません。

  • 負けトレードの増加
  • 利幅の減少
  • 損切り幅の増加

以上から、実際の時間感覚で動いているリアルなチャートを使ったフォワードテストで、手法通りの「エントリー」「決済」ができることが、ロットを上げるタイミングとして安全だと私は思います。

まとめ~FXのデイトレで「ロットを上げるタイミング」

以上、この記事ではFXのデイトレードでロットを上げるタイミングとして、

・バックテスト
・フォワードテスト

で手法の習得度によって判断する方法を解説いたしました。

その上で、習得の度合いを計るために、

・勝率
・リスクリワード
・含み損
・エントリー頻度

のチェック項目を使うことで、エントリーの見逃し防止や、正しい条件でトレードできているかの確認が可能です。

ここで解説した方法であれば、取り組まれるデイトレード手法で推奨されている数値までロットを上げるタイミングとしては最適かと思います。

ただ、実践する手法で、もしも資金あたりのロット数への設定がない場合、ご自身でロットの決め方を考えなければなりません。

そんなロットの決め方ですが、

・勝率
・リスクリワード
・含み損
・エントリー分割の有無

などにより変わるため、デイトレード手法によって最適なロットは異なります。

そのため、どんな手法にも共通するような「ロットの決め方に関する計算式」は存在しません。

そこで、ロットの決め方に関して、計算式ではありませんが、具体的な指針を明確に打ち出した記事を執筆しましたので、ぜひ下記の記事もご覧になってみてください。

>FXのデイトレードで利益率を高める「ロットの決め方」とは

【推奨記事】

>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

>ブログの目次はこちらから

FXのデイトレードで利益率を高める「ロットの決め方」とは

杉原です。

FXなどのデイトレードにおける取引1回あたりの収益は『利幅(pips)×ロット(取引数量)』という「掛け算」で決まります。

そのため、利幅が少なくてもロットを上げていれば、勝った際に得られる収益は高くなるわけです。

ですが逆に、負けた場合にはロットの大きさに比例して損切りによる「損失額」が大きくなるデメリットは避けられません。

つまり、ロットを上げれば勝った時のリターン(利益)が大きくなるものの、負けた時のリスク(損失)も大きくなる、いわば「ハイリスクハイリターン」になってしまうわけです。

その上で、FXのデイトレードでは「資金に対して利益をどのくらい稼げるか」という指針である利益率を高めることに他ならないと思います。

そこで当記事では、資金を減らすリスクを避けながら、利益率を高めるためには、どのように「ロットの決め方」を考えれば良いかを、

・勝率
・リスクリワード
・含み損
・分割エントリー

という4つの観点で解説させて頂きます。

その上で、安全にロットを上げやすく利益率を最大化できるデイトレ手法の特徴も解説していきますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

FXのデイトレにおける「ロットの決め方」~勝率の視点~

FXにしても仮想通貨や株などにしても、デイトレードでは最終的に大きく利益が残れば良いという考え方が根底にあることから「勝率はそこまで高くなくて良い」という流れが一般に浸透している気がしていました。

小さく負けて、勝つときには大きく勝つ・・・

確かにこのようなスタイルを実現できれば、勝率が低くても、負けた分の損失額を一気に上回る利益を得られるので、最終的に手元に残ることは間違いありません。

実際に、大口のトレーダーや資金が豊富なトレーダーは、3勝7敗でも勝てているという場合があります。

ただ、勝率が低いということは、どうしても「連敗」が避けられません。

まず、そんな連敗が多い手法では、資金が大きく減る、いわゆるドローダウンの額も大きくなります。

また、連敗→勝ち→再び連敗・・・という流れも普通に考えられるので、よりドローダウンの大きさを考慮しなければなりません。

よって、このような連敗を前提としているデイトレード手法では、ロットを上げることで連敗時のドローダウンによる資金の大幅な減少が避けられないわけです。

資金が膨大にあるトレーダーたちは、このような連敗による大きなドローダウンがあっても「口座資金とは別」の余剰資金があり、そんな余剰分の資金から負け分を補填できています。

だからこそ、連敗が続いても一定のロットで勝負ができますが、膨大な余剰資金が無い一般のトレーダーにとっては、このようなコツコツ負けてドカンと勝つ手法はあまり適切ではありません。

結果的に、連敗が続いた後にやっと大きく勝てたとしても、ドローダウンで資金が減る分だけ比例してロットも減ることで、『収益=利幅(pips)×ロット(取引数量)』の計算式から得られる収益が今までの負け分を補えない危険性が高まってしまいます。

以上から、連敗が心配されるほど勝率が高くない場合、どうしてもロットを下げざるを得ません。

逆に、勝率が9割ほど、もしくは9割を超えるほどで、連敗の心配がほとんど無いようなデイトレード手法であれば、ロットの引き上げが安全にできます。

なぜなら、連敗による大きなドローダウンの心配がほぼ無いからです。

もちろん、損切り幅が100pips、利幅が1pipsのような手法で勝率を大きく高められるものの、こんな「極端」な話は省かせて頂きます。

あくまでも損切り幅と利幅の比率がほぼ同等という話が前提です。

続いては、そんな損切り幅と利幅の比率である「リスクリワード」の観点でロットの決め方を解説させて頂きます。

FXのデイトレにおける「ロットの決め方」~リスクリワードの視点~

続いて、ロットの決め方に関して「リスクリワード(損失幅:利幅)」の視点で考えていきたいと思います。

リスクリワードが優秀という表現は、損失幅に対して利幅が大きいほど「優秀」という定義としていました。

その上で実際のところ、リスクリワードが優秀であるほど、どうしても勝率の低下は避けられません。

まず、リスクリワードが優秀ということは、

・損切り幅を少なくする
・利幅を伸ばそうとする

このような行為に繋がります。

損切り幅を少なくするために、損切りを早くするほど、損切り(負けトレード)の頻度が上がるので、どうしたって勝率は下がるわけです。

また、利幅を伸ばそうとするほど、目標の利幅に届かずに逆行し始めて、そのまま損切り(負けトレード)になる確率が高まるので、こちらも勝率の低下は避けられません。

以上から、リスクリワードが優秀なほど、リスクリワードを追求するほど、勝率が下がってしまうということです。

そんな勝率の低下は、先ほども書いたように「連敗」の割合が大きくなることでドローダウンの損害が発生します。

そのため、勝率の低さはロットを下げざるを得ないと言えるわけです。

ですので、リスクリワードを追求し、

・損切り幅を少なくする
・利幅を伸ばす

というロジックになると、どうしても勝率が下がり、結果的にロットの決め方としては低ロットになってしまいます。

ここまで説明したように「勝率」と「リスクリワード」は密接に繋がっており、逆にリスクリワードを追求せず、

損失幅:利幅 = 1:1

という程度でも、連敗の心配がほとんど無いほど勝率に特化すれば、安全にロットを大きく引き上げる決め方がでできるわけです。

以上、リスクリワードが優秀なほど勝率が下がる傾向にあるのでロットを下げる、逆に「リスクリワードの追求はそこそこで勝率に特化するほどロットを大きく上げて利益率の向上へと繋がる」というのがリスクリワード視点におけるロットの決め方になります。

FXのデイトレにおける「ロットの決め方」~含み損の視点~

この「含み損」は多くのトレーダーがあまり重要視していない気がしますが、私は非常に重要なポイントだと思います。

と言いますのも、取り組むデイトレードにおける、

・最大の含み損
・平均の含み損

これらが小さいほど、ロスカットを避けられるため、単純にロットを上げられるからです。

つまり、含み損はFXのデイトレードにおける「ロットの決め方」で重要なポイントになってきます。

もちろん「含み損」と「損切り幅」は似ているので、リスクリワードと同じようなものと感じるトレーダーもいるかもしれません。

ただ、デイトレ手法によっては、損切り幅よりも含み損の方が大きいケースが実際にあります。

損切りの条件がpipsではなく、何らかのテクニカル指標やローソク足による条件である場合、それらの条件を満たさない限り含み損は広がり続けることがあるからです。

世に出回っているサインツールやEA(自動売買ツール)を含めたデイトレード手法では、ひたすら含み損に耐えて、価格が戻ってくる(プラ転)まで待つロジックも多々あり、大きな含み損を抱える場合も少なくありません。

そんな含み損が大きいほど、ロットを上げるとロスカットになる危険性があります。

対して、勝率が高い前提の上で含み損が小さいほど、ロスカットの心配が少なくなるので、ロットの決め方として、大きなロット設定が可能になるわけです。

いくら含み損が小さいとしても、連敗が続くほど勝率が低ければ、先ほども書いたようにドローダウンの観点からロット設定を低くしなければなりません。

そのため、含み損が小さいことに加えて、勝率が高い前提とさせて頂きました。

含み損の低さと海外FX口座のハイレバレッジ

勝ちトレードにおける含み損が小さいメリットとして、海外FX口座で1,000倍を超えるようなハイレバレッジを駆使できる点が挙げられます。

ゼロカットという追証がまったく発生しない仕組みが海外FX業者にあるため、負けたら全損というレベルで大幅にロットを引き上げたトレードが可能です。

もちろん、負けた際は資金を失うものの、数千~数万円単位のような少額でも、1,000倍以上のレバレッジをフルに活用すれば、1回の勝ちトレードで資金を倍近く(または倍以上)に増やすことも不可能ではありません。

そのため、ある程度の勝率があれば、全損を覚悟の上で大きくロットを上げ、さらに複利運用を活用すれば、短期間で一気に資金を増やすことも可能です。

このような少し「邪道」な手段も、含み損が小さいほど有効になるので、参考にして頂ければ幸いです。

そんな含み損を小さくすることに特化したデイトレード手法を、下記の記事で公開していました。

エントリー場所を含むロジックも公開しており、参考資料になると思いますので、ぜひ当記事とあわせてご覧になってみてください。

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

FXのデイトレにおける「ロットの決め方」~分割エントリーの視点~

ここまでは、

・勝率
・リスクリワード
・含み損

という3つの視点でロットの決め方に関して解説してきましたが、

・ナンピン
→含み損がある際の追加エントリー
・ピラミッティング
→含み益がある際の追加エントリー

はしない前提でした。

ただ、ナンピンやピラミッティングをする場合は、ロットの決め方が大きく変わってしまうので、ここで掘り下げて解説させて頂きます。

まずナンピンやピラミッティングのように、分割エントリーを前提とする場合、可能性として有り得る「最大のポジション数」を想定してロットの決め方を考えることが必要です。

その上で、一度のトレードあたり、ナンピンやピラミッティングのように追加でエントリーする回数が増えるほど、トータル(全ポジション分)のロット数が自然と高まります。

そのため、最初のポジションにおけるロットを上げてしまうと、追加ポジションを持つと、その分だけ逆行した時に含み損が「倍々」になるので、含み損の膨らみ方が早く、ロスカットされる危険性が避けられません。

そんな含み損だけでなく、追加ポジションをナンピンやピラミッティングで持った後、最終的に損切り(負けトレード)になった際、ロットの決め方が大きいと、比例して損失額が多大になってしまいます。

特にナンピンは、勝率を上げやすくなるものの、繰り返し何度もナンピンした結果、結局は損切りした場合には損失額は大きくなりがちです。

ですので、このように追加ポジションを持つ前提のデイトレード手法であれば、最大にポジションを持ったことを想定して、1つのポジションあたりのロットを決めるべきと思います。

どんなデイトレード手法が、ロットを上げて利益率を高められるのか?

ここまでは、

・勝率
・リスクリワード
・含み損
・分割エントリー

という4つの視点からロットの決め方/考え方を解説をいたしました。

そんな4つの視点を総合して、まとめを兼ねて、どんなデイトレード手法であればリスクを抑えて安全にロットを高められ、利益率の向上を期待できるのかという解説をさせて頂きます。

ここで解説するデイトレード手法の要素は「どれか1つでも満たせば良い」ではなく、すべての要素を満たすことが重要です。

以上を踏まえた上で、1つずつ掘り下げていきたいと思います。

ナンピンやピラミッティングをしない

まず最初の大前提としては、ナンピンやピラミッティングをしないという点です。

分割エントリーを予定しても、ナンピンやピラミッティングをせずに1つ目のポジションだけで利確してしまう場合も少なくありません。

このような分割エントリーでは、先ほども書いたように「最大のポジション数」を考慮してロットの決め方を考える必要があるので、1つのポジションあたり低いロット数の設定になります。

そのため、どうしてもナンピンやピラミッティングを前提としたロジックの場合、ロットを上げられません。

よって、ロットを上げて利益率の向上を図るためには「ナンピンやピラミッティングをしないロジック」が最初の前提となるわけです。

リスクリワードよりも勝率を徹底して重視する

リスクリワードの解説でも書いたように、リスクリワードを追求するほど、

・損切り幅を少なくする
・利幅を伸ばそうとする

このような行為に繋がり、結果的に勝率の低下に直結します。

そして、勝率が下がるほど、連敗の確率が大幅に上がることが避けられません。

そんな連敗があるほど、大きく資金が減るドローダウンの懸念する必要があるので、どうしてもロットを下げることになります。

以上から、リスクリワードを追求して勝率を下げてしまうと、ロットを上げて利益率の向上を図ることが難しくなるわけです。

逆に、リスクリワードは1:1前後でも、勝率9割のように高い勝率を維持できるのであれば、連敗の心配がほとんどありません。

そのため、大幅なドローダウンを懸念する必要が無く、安全にロットを上げることが可能だということです。

また、そもそもリスクリワードを追求し過ぎると、中長期的な相場状況によって得られる利幅の増減があるため、週単位、月単位の収支が安定しにくい欠点があります。

要するに、大きく勝てる月もあれば、少ない利益の月、さらにはマイナスの月も有り得るということです。

そういった「安定性」の観点から見てもリスクリワードを追求し過ぎることは、ロットの引き上げには向いていないと私は思います。

徹底して含み損を抑える

ここまで説明した、

・ポジションは1つまで
・リスクリワードより勝率を重視

という前提の上で、よりロットを引き上げて利益率を高めるために重要となるのが『含み損の小ささ』に他なりません。

想定される含み損が小さいほどロスカットに引っかかる可能性が低くなるので、安全に大きなロットの決め方ができます。

含み損が広がっても、価格が戻ってくる、いわゆるプラ転するまで、ひたすら含み損に耐えるようなデイトレード手法では、ロスカットになる危険性が高いのでロットを上げることに向いていません。

逆に含み損を徹底的に抑えられるほど、ロスカットになりにくいからこそ、ロットを引き上げ、利益率の大幅な向上が見込めるわけです。

まとめ~FXのデイトレードで利益率を上げる「ロットの決め方」~

以上、この記事ではFXのデイトレードで利益率を高める目的において、どのように「ロットの決め方」を考えれば良いか、

勝率
リスクリワード
含み損
分割エントリー

という4つの観点で解説いたしました。

その上で、どのようなデイトレード手法であれば、ロットを上げて利益率を高められるかを追求すると、以下の3要素が重要だということを解説したかと思います。

  • ナンピンやピラミッティングをしない
  • リスクリワードは1:1前後でも徹底して勝率を重視
  • 抑えられるだけ含み損を抑え込む

これらの要素を満たしたデイトレード手法であれば、連敗によるドローダウンやロスカットの心配もなく、安全にリスクを抑えてロットを上げることが可能です。

トレード1回あたりの収益は『利幅(pips)×ロット(取引数量)』ですので、ロットを上げられる分だけ、利益率の向上へと繋がっていきます。

そんな上記3要素を満たすデイトレード手法を、いくつか当ブログで紹介していました。

下記の記事では、具体的なエントリー場所を含むロジックまで解説しているので、ご自身のトレードにおける参考資料としてもお使い頂けるかと思いますので、ぜひ以下の記事もご覧になってみてください。

>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>「FXのプロもうなる?」チャネルラインを使った最強デイトレ手法

>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>ブログの目次はこちらから

デイトレードが怖い「エントリー恐怖症」を克服する方法

杉原です。

特に資金を減らしたわけでは無く、デイトレードが怖くなる「エントリー恐怖症」のような精神状態になり、デイトレードから一時的に離れている/辞めてしまったという相談を受けることがありました。

そんな精神状態に左右されずにデイトレードをそのまま続けていれば、徐々に資金も増えていき、その資金量に比例して日々の利益も大きくなるはずでした。

ただ、相談された方は、このまま続けて資金の増加が見込めていても、それ以上にデイトレードへの恐怖感が勝り、どうしても続けられなくなっていたそうです。

この方のようにデイトレードが怖いという恐怖心の方が、収入の期待よりも大きく膨らんでしまうと、デイトレードを中断する/辞めるなどの選択を取ってしまうことも有り得るのかもしれません。

そこで当記事では、デイトレードを続ければ得られたはずの収益を失わないよう、デイトレードへの恐怖心を克服して実践を継続する方法を「精神論」を抜きにして、以下のような視点を交えて具体的な対策を解説させて頂きます。

  • 経験不足による全体的な不安
  • 含み損や損失などのマイナス
  • 決済までの時間が長く感じる恐怖
  • 万が一の大きな逆行に対する怖さ
  • エントリーのチャンスが訪れない不安

それでは上記のような恐怖/不安を克服して、デイトレードの実践を継続するための方法をいくつかパターン別に解説いたします。

「デイトレードが怖い」恐怖心への対策法1.バックテストの徹底でデータを取る

まず最初に行うべき恐怖心への対策法は、バックテストを徹底することです。

実際の動いているリアルな相場ではなく、MT4やTradingview(トレーディングビュー)などのチャートソフトで、過去の相場でのデイトレード手法の検証を徹底していきます。

もちろん実際の相場と過去の相場では「臨場感」が異なることは否定できません。

しかし、相場はトレーダーによる「売り注文」「買い注文」の多い方に値動きが起こるという『原理原則』があり、そんな注文を出すトレーダーたちの人間心理は時代とともに移り変わるものではないので、過去チャートでも通用する手法は今現在の相場でも同じく通用すると考えられます。

そのため、過去チャートを使ったバックテストで十分な成績を残せれば、その検証結果は現在でも維持できる可能性が高いため、デイトレードへの不安/恐怖の抑制に繋がるわけです。

時間通りにチャートが完成していくリアルなチャートを使った練習とは異なり、バックテストはすでにチャートが出来上がっているので、いつでも好きなだけ検証ができるます。

そのため、いくらでも短期間でデイトレードに対する「経験値」を高めることが可能です。

ですので、バックテストを徹底して行えば行うほど、自分自身の経験不足を補って、デイトレードへの不安/恐怖を抑え込みやすくなると思います。

また、数年分という長期間のバックテストで、複数の銘柄/通貨ペアで検証すると、

・最大の含み損
・平均的な含み損
・最大の損切り幅
・平均的な損切り幅

が見えてくるはずです。

もちろん、これらは数ヶ月程度の検証期間では、あまり当てになりません。

偶然その数ヶ月が、検証したデイトレード手法に合っていただけの可能性があるからです。

ですが、最低でも4,5年分ほどの長期間を過去チャートで一気に検証すれば、検証した手法の「得意の相場」「不得意な相場」を含んで検証できるため、

・含み損
・損切り幅

の最大値や平均値に高い信用度が生まれることは間違いありません。

よって、資金が減る恐怖に直結しやすい「含み損」「損切り幅」を、実際にトレードを行う前のバックテスト段階で、ある程度の想定ができるようになります。

また、長い期間のバックテストにより『エントリー頻度』の平均値も見えるはずです。

エントリーの頻度、回数の目安(平均)が明確に分かれば、

「エントリーのチャンスがなかなか来ない不安」
「本当はエントリーのチャンスがあったのに、見逃したかもしれないという恐怖」

を抑え込めると思います。

少なくとも、バックテストで検証したデイトレード手法が平均1日1回のエントリー頻度であれば、偶然その日にエントリーのチャンスがなくても、翌日にはチャンスが来る可能性が高いと判断できるので、心配/恐怖はなくなると考えられるわけです。

その他、バックテストでによって、エントリーから決済(利確または損切り)までの時間、いわゆる「ポジション保有時間」も明確になります。

つまり、ポジションを持った状態の平均的な時間や、最大の時間が分かるので、

「まだ決済できない・・・」

などの恐怖、不安を感じる必要がありません。

以上、徹底した長期間のバックテストにより、

・経験不足という不安
・含み損や損切りに対する恐怖
・チャンスを見逃したという不安感
・いつになったら決済できるのかという怖さ

を抑え込みやすくなるので、デイトレードに対して抱く多くの「怖さ」「恐怖心」の克服に近づけると思います。

ここで挙げたバックテストに関して、より検証の「精度」「信用度」を高めるための『検証すべき項目』などを、最適なバックテストの方法を含めて下記の記事で解説していました。

良ければ、当記事とあわせて下記の記事もご覧になってみてください。

>デイトレの最適なバックテスト方法×必須のテスト項目。

「デイトレードが怖い」恐怖心への対策法2.フォワードテストで実践感覚を身に付ける

続いてのデイトレードへの恐怖心の克服法は、先程のバックテストと関連した検証で、実際の相場を使った「フォワードテスト」になります。

もちろん、バックテストによる検証でも、ある程度の不安や恐怖を取り除くことは不可能ではありません。

ただ、あくまでもバックテストは過去のチャートであり、実際の時間感覚で進まないため、どうしても疑似的な体験(練習)になり、ポジション保有時間の不安/恐怖を完璧に克服するのが難しくなります。

そこで、頭の中だけで行う疑似体験ではなく、本当の時間感覚でチャートが進むリアルな相場での練習が欠かせません。

また、変動するスプレッドや、スリッページなどを含め、バックテストでは得られない実際の相場での経験値は必要だと思います。

何より、自身の資金を投入し、その資金が含み損によって上下し、

・負けた際の損切り額
・勝った際の利益額

を実体験する「緊張感」ある練習により、デイトレードへの不安や恐怖の克服に役立つはずです。

いくらバックテストで好成績を出せても、実際の相場で自分の大事な資金が増減することで、デイトレードが怖いという精神状態になる場合もあると思います。

そんな恐怖心を取り払うために有効な手段こそが、実際に資金を投入した上でのフォワードテストに他なりません。

デモ口座を使うのは有効?

フォワードテストは、仮想の資金を与えられたデモ口座を使った方法もありますが、私はそんなデモトレードをあまり推奨していませんでした。

と言いますのも、デモ口座は自分の資金でない以上、含み損や損切りによる資金の減少に関わる「緊張」「恐怖」を感じにくいからです。

その上、デモ口座は実際のリアルな口座とは違うサーバーが使われるため、スプレッドの変動具合やスリッページなどの状況も同じではありません。

以上から、デモトレードでは「デイトレードが怖い」と感じる要因を最終的に取り除くことが難しいと私は考えていました。

だからこそフォワードテストは、自分が無くなっても構わない程度の少額でも構わないので、実際の資金を投入した上で行うことが有効だと思います。

そんなリアルな資金を使ったフォワードテストにより「緊張感」を体験し、その経験を増やすことが、デイトレードへの恐怖心を克服する大きな要素になるはずです。

「デイトレードが怖い」恐怖心への対策法3.自身の許容域に合わせた発注を行う

バックテストやフォワードテストを徹底すれば、以下のような要素はある程度、

・経験値が足りていない
・含み損や損切り額の恐怖
・ポジション保有時間の長さ
・チャンスを逃したのではないかと感じる恐怖

克服できるかと思います。

ただ、本格的にデイトレードで稼ぎ始めようとして、多くの資金を口座に入れると、慣れない内はどうしても「含み損」「損切り幅」などによる資金の増減が気になり、それがデイトレードへの恐怖心に繋がりかねません。

そこで、資金の量を多くしていく際に、初めの内は、ロットを下げたデイトレードを推奨していました。

本来はエントリーすべきではない場面で誤ってエントリーするミスで損失を出しても、ロットをいつもの数字よりも下げていれば、被害額は少なくて済むからです。

また、本当なら決済すべき場面を見逃がし、損切り幅が広がってしまっても、ロットを下げることで、こちらも損失額を最小限に抑えられます。

このように、慣れない間はロットをなるべく少なくしていけば、ミスによる損失の恐怖を抑えることが可能だということです。

また、ロットを下げる以外にも、エントリーと同時にロスカットの注文(ストップロス)を出しておくことも忘れてはなりません。

取り組んでいるデイトレ手法における損切り条件になった際、本当に稀ですが、

・自身のネットワーク環境
・業者側のネットワーク環境

などに障害が発生し、いざ損切りしようと思っても、注文が通らない危険性があります。

その場合、どんどん含み損が広がり、損失額が大きくなるのを見ているしかありません。

FX業者側の責任であれば、ある程度の補填をしてくれる場合もありますが、自身のネット環境が原因の場合は業者が補填をしてくれないので、大きな損失を受けてしまいます。

以上から、慣れない内はロットを下げることに加えて、エントリーと同時にストップロス注文を同時に出すことを推奨していました。

これらの対策により、損失額を限定させられるので、資金が減ることによってデイトレードが怖いという要因をある程度、解消できると思います。

「デイトレードが怖い」恐怖心への対策法4.追証が発生しない口座を使う

かつて発生したスイスフランショックをはじめとする、突発的に発生する以上に大きな値動きに対する警戒は、常に恐怖心に繋がるためデイトレードでは避けて通れません。

通常の相場状況であれば、上記のような値動きで大きく逆行しても、先に発注しておいたロスカットの注文(ストップロス)が発動し、正常にロスカットが行われます。

しかし、経済を揺るがすような異常な相場状況になると、注文量が異常に増えることで、各FX業者における注文処理のサーバーがパンクして正常に機能しません。

そのため、ストップロスが通らずに、正常にロスカットされないわけです。

その結果、異常な値動きによる逆行でロスカットが行われず、多大な「追証」(借金)をFX業者から請求される可能性も0ではありません。

特に国内のFX業者では、追証の制度があることで、正常にロスカットが行われない異常相場に遭遇した際に追証=借金を背負うケースがあります。

実際、過去に口座に投入していた資金以上の多大な追証(借金)を背負った方も少なくありません。

だからこそ、追証の危険性はデイトレードに対する恐怖へと繋がるわけです。

ですが、全てのFX業者が追証の制度を導入してはいません。

国内ではない「海外FX業者」は、仮にロスカットが正常に機能しなくても、追証がまったく発生しない『ゼロカット』という制度を導入しています。

そのため、「スイスフランショック」のような数年に一度あるか無いかレベルの異常相場で、ストップロスが作動せず、国内FX業者を使っているトレーダーたちが追証で苦しむ中、海外FX業者の口座を使えば追証による借金を背負うことは一切ありません。

以上から、本当に起こる確率は「稀」であるものの、万が一の異常相場に遭遇した際のリスク対策を考えて、国内FX業者よりも、追証が発生しない海外FX業者の利用を推奨していました。

ここで挙げた「国内FX業者」と「海外FX業者」の違いですが、レバレッジやスリッページ、スプレッドなど、追証だけでは無いメリット/デメリットがそれぞれに存在します。

下記の記事では、国内と海外のFX業者に関して、15項目を客観的な視点で比較しているので、良ければ本記事とあわせてご覧になってみてください。

>(海外VS国内)どちらのFX業者を選ぶべきか15項目で比較

「デイトレードが怖い」恐怖心への対策法5.相場の原理原則に沿ったデイトレ手法に取り組む

ここまでの対策法は、

・バックテストとフォワードテストの実施
・慣れない内はロットを下げることとストップロスの徹底
・追証が発生しない口座の利用

を中心に解説してきました。

続いては少し見方を変えて、そもそもの取り組むべきデイトレード手法に関しての話になります。

書籍やブログ/サイト、情報商材からサインツール、EA(自動売買ツール)・・・あらゆる形でデイトレード手法が公開されていますが、その大半は有効性が長続きしない傾向が否めません。

だからこそ、多くのトレーダーが長期間に渡って勝てる手法を探しているのだと思います。

本当に数多くの手法があるものの、一時的、特定の期間のみしか通用しないデイトレード手法であれば、長く続けるほど、徐々に勝てなくなっていことは避けられません。

要するに、そんな一時的にしか有効性が無い手法を取り組んでしまえば、資金が減る「恐怖」から逃れられないわけです。

そのような短期間でしか通じない手法は、相場の原理原則に沿っていないからこそ、短期的にしか有効性が発揮できません。

逆に言えば、相場の原理原則に沿ったデイトレード手法であれば、有効性が長期的に発揮されるので、日々の収益が安定し、資金が減る「恐怖」の根本的な克服へと繋がるはずです。

そんな「相場の原理原則に沿ったデイトレード手法」における『相場の原理原則』とは

相場の仕組みは、全世界のトレーダー/投資家から発注される「買い注文」「売り注文」で、買いまたは売りの多い方に値動きが発生するという原理原則があり、これは決して変わることはありません。

そして、そんな「買い注文」「売り注文」を出すのはトレーダーや投資家であり、確実に人間心理が反映されています。

もちろん、EA(自動売買ツール)は人間ではないかもしれません。

ただ、そのEAを作ったのは結局のところ、トレーダーやエンジニアであり、いずれにしても人間心理の反映は確実にされていると言えるはずです。

そんな人間心理を考慮したロジックであることが、相場の原理原則に沿ったデイトレード手法になります。

実際のところ世に出回っている多くの手法が、

・テクニカル指標を根拠なく組み合わせる
・テクニカル指標のパラメータ(設定値)を相場に合わせて変更する

など、人間心理を無視した「理に適っていないロジック」を採用している場合が少なくありません。

人間心理を的確に反映したロジックに関しては、トレンドラインや水平線(水平ライン)などを利用した『ライントレード』を主体としたものが最も有効だと私は思います。

ラインはパラメータ(設定値)が無くラインを引くトレーダー同士で分析の差が少ない上に、ラインを引かないトレーダーの動向も探れる優れた指標です。

そんなライントレードが、いかにして人間心理を反映できていて有効かを、以下の記事で実際のチャート図を使って解説しているので、ぜひご覧になってみてください。

>専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

実際のライントレードにおける具体的なエントリー場所を含むロジックを、下記の記事でも公開しているので、必要に応じて参照して頂ければ幸いです。

>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法『初動テクニカル』

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

「デイトレードが怖い」恐怖心への対策法6.複数の手法を併用する

最後の対策として解説するのは、複数のデイトレード手法を併用するというものです。

どんなデイトレード手法であっても、

・利益率
・トレード回数(エントリー頻度)

には月単位、週単位で見ても、ある程度の上下は避けられません。

どんな手法でも、得意な相場状況、逆に不得意な相場状況があるので、エントリー回数や勝率などが変化し、それが成績に影響するからです。

特にFXであれば、取引対象が円や米ドルなどの「法定通貨」であるため、政治や国際情勢の影響を大きく受けてしまいます。

それにより、デイトレード手法によっては、一定期間、エントリーの回数や勝率が悪化し、成績にも悪影響が及ぶ場合が少なくありません。

その結果、1つのデイトレード手法のみに取り組む場合は、毎週、毎月の収益を安定が難しくなる可能性があるわけです。

そのような収益の「不安定さ」がデイトレードが怖いという恐怖心に繋がりかねません。

そんな不安定な収益を避けるためには、複数のデイトレード手法を並行して取り組むという対策が有効です。

特にデイトレードの場合、エントリーから決済までの時間=ポジション保有時間が短いので、1つの口座で複数のデイトレ手法を同時に取り組むことも不可能ではありません。

ポジション保有時間が短いほど、並行するデイトレ手法同士で、エントリーのタイミングが競合しにくいからです。

デイトレードの手法の中でも、スキャルピングに近いような、よりポジション保有時間が短い手法であれば、2つではなく3つなど、より多くのデイトレ手法を並行できます。

このように並行する手法が多いほど、それぞれの手法で

・得意な相場状況
・不得意な相場状況

のバランスが取れ、全体的に「エントリー頻度」「利益率」の安定化が図れるわけです。

別の口座に分けて複数のデイトレード手法に取り組む場合は、口座の分だけ資金が必要になり、全体的な利益率は特に変わりません。

対して、1つの口座で同じ資金を使って、複数のデイトレード手法に取り組む方が、利益率の向上に繋がるので推奨していました。

この方法により、エントリーの回数や利益率が週単位、そして月単位でも安定させられるはずです。

結果として、収益の安定化に繋がり、収入の不安定さというデイトレードの恐怖を克服することに繋がっていきます。

まとめ~デイトレードが怖い「エントリー恐怖症」を克服する方法~

以上、この記事では、デイトレードに対する以下のような恐怖心を克服する方法を6つに分けて解説させて頂きました。

  • 経験不足による全体的な不安
  • 含み損や損失などのマイナス
  • 決済までの時間が長く感じる恐怖
  • 万が一の大きな逆行に対する怖さ
  • エントリーのチャンスが訪れない不安

そして、上記のような不安/恐怖を克服すべく対策として解説したものが下記6つでした。

  • 1.バックテストを徹底する
  • 2.フォワードテストを行う
  • 3.初めはロットを下げつつストップロスを忘れない
  • 4.追証が発生しない口座を使う
  • 5.相場の原理原則に沿った手法に取り組む
  • 6.複数の手法を併用して安定化を図る

これらの対策を行えば、デイトレードが怖いと感じる恐怖心は十分に克服できるはずです。

とは言え、特に5つ目の取り組むべきデイトレード手法が、最も成績を左右する重要な要素であることは間違いないと私は思います。

当ブログでは、相場の原理原則に沿ったデイトレード手法に関して、エントリー場所を含めたロジックを下記の記事で公開していました。

ぜひ当記事とあわせて下記もご覧になってみてください。

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

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意外?デイトレでトレンド形成しやすい通貨ペアの数種類を解説

杉原です。

FXでデイトレードを行う際に、できる限りエントリーのチャンスが多い通貨ペアを選択して、利益を多く積み上げたいというのがトレーダーの心情として少なからずあると思います。

その上で、エントリーのチャンスが多い通貨ペアは、

トレンド形成しやすい通貨ペア

とも言えることは間違いありません。

そこで当記事では、エントリー頻度を高めて最終的にトータルの利益を上げるべく「トレンド形成しやすい通貨ペア」を紹介/解説していきたいと思います。

中には「意外」に感じる通貨ペアもある思いますが、どうぞ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

トレンド形成しやすい通貨ペア(デイトレでチャンスが多い通貨ペア)

まず重要なトレンド形成における「トレンド」の定義ですが、非常に大多数のトレーダーに意識されている『ダウ理論』において、以下のような内容が概略となります。

  • 上昇トレンドは、直近の高値を更新し続けている限り上昇トレンド維持(直近の安値を下回らない限りとも言える)
  • 下降トレンドは、直近の安値を更新し続けている限り下降トレンド維持(直近の高値を上回らない限りとも言える)

上記に基づき、上昇トレンドを例にして、トレンドの継続から終わりまでは以下のような流れになります。

まずは高値も安値もともに上向きに更新(切り上がり)していて、上昇トレンドが発生しているのが下図です。

上昇トレンドの発生

しかし、下図のように高値3になると前回の高値2を更新せずに下回りました。

上昇トレンドの終焉

このように、高値と安値がともに更新(切り上がり)を見せなくなった時点で上昇トレンドの終焉となるわけです。

下降トレンドの場合は今の真逆になります。

このようにトレンドが生まれるには、高値と安値の更新が欠かせません。

そんな高値と安値が更新されるためには、取引しているトレーダーがそれなりに必要となります。

取引しているトレーダーが多いほど、値動きが活性化され、高値/安値ができやすく、それによって高値や安値の更新=トレンド形成が起きるからです。

ですので、トレンド形成しやすい通貨ペアは、トレーダーから十分に取引されている通貨ペアとなってきます。

「トレンド形成しやすい通貨ペア」の具体例

FXの通貨ぺアは、米ドルや円、ユーロをはじめとする各法定通貨を、

・ドル円(USD/JPY)
・ユーロドル(USD/JPY)

ペアにした銘柄です。

ですので、取引量が多い法定通貨をペアにしている通貨ペアが、十分にトレーダーから取引されている通貨ペアと考えられます。

そんな取引量が多い法定通貨の代表例が以下です。

  • 米ドル(表記=USD、アメリカ通貨)
  • (表記=JPY、日本通貨)
  • ユーロ(表記=EUR、ユーロ通貨)
  • ポンド(表記=GBP、イギリス通貨)
  • オーストラリアドル(表記=AUD、オーストラリア通貨)

ユーロに関しては国ではなく連合単位ですが、どれも取引量が多い法定通貨となっています。

これらを組み合わせた通貨ペアが、取引量が多いことで高値/安値の更新、つまりトレンド形成しやすい通貨ペアとなるわけです。

その上で、下記がトレンド形成しやすい通貨ペアの具体例になります。

  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ドル円(USD/JPY)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • オージードル米ドル(AUD/USD)
  • オージー円(AUD/JPY)
  • ポンドオージー(GBP/AUD)
  • ユーロオージー(EUR/AUD)

以上がトレンド形成しやすい通貨ペアで、実際に私もデイトレードの対象としている通貨ぺです。

ただ、後半の「ポンドオージー(GBP/AUD)」「ユーロオージー(EUR/AUD)」などは、あまり聞きなれない意外な通貨ペアかもしれません。

ただ、これらはポンド円と同じくらいの値動きがあり(特にポンドオージーはポンド円以上になることも)、トレンド形成しやすい通貨ペアとなっていました。

1日を通して「トレンド形成しやすい通貨ペア」

実際のところ、

・ユーロドル(EUR/USD)
・ポンドドル(GBP/USD)
・オージードル米ドル(AUD/USD)

などの、ヨーロッパ圏とアメリカの通貨でペアになっている通貨ペアは、日本時間の日中、いわゆる「東京時間」では取引量が少ないため、トレンドが形成されにくいのが実情です。

下図はユーロドルの1分足で、東京時間は値動きが少なくトレンドができにくい状況ではあるものの、取引量が増えてくるロンドン時間以降、値動きの大きさが高まると同時にトレンド形成もお混っていました。

ユーロドル1分足

特にユーロドルをはじめとする「ドルストレート」は、東京時間ではトレンドが発生しにくい状況が多くなっています。

そのため、ロンドン時間やニューヨーク時間など、日本時間における夕方以降/夜間にトレードができない/したくない場合には、米ドルが主役となるドルストレートはトレンド形成しやすい通貨ペアとは言いにくくなるのでご注意ください。

対して、ドル円、ポンド円やユーロ円などのクロス円は、日本の午前中から夕方にかけて「円」が主役になるため、東京時間でもドルストレートに比べて値動きが大きくなるのでトレンド形成しやすい通貨ペアとなっています。

その上、今挙げたドル円やポンド円、ユーロ円などは、ロンドン時間やニューヨーク時間以降、

・ポンド
・ユーロ
・米ドル

が主役になってくる時間帯でも取引量が多くなるので、1日を通してトレンド形成しやすい通貨ペアと言えるわけです。

また、意外な通貨ペアとして先ほど挙げた「ポンドオージー(GBP/AUD)」「ユーロオージー(EUR/AUD)」なども、実は1日を通してトレンド形成しやすい通貨ペアに含まれています。

と言いますのも、東京時間が始まる9時より前の8時頃から、オーストラリアドル(AUD)が主役となるオーストラリア市場が開き始め、東京時間とほぼ時差が無く平均して取引され続けるので、オージードル(AUD)の影響を大きく受ける、

・ポンドオージー(GBP/AUD)
・ユーロオージー(EUR/AUD)

も1人を通してトレンドが発生しやすいわけです。

日中はオージー(AUD)からの影響、ロンドン時間以降は、ポンド(GBP)やユーロ(EUR)からの影響で、全体的にトレンド形成が起きやすい傾向にあります。

そうは言っても、オージードル米ドル(AUD/USD)に関しては、どうしてもドルストレートとして米ドル(USD)主体となるため、東京時間の値動きは小さく、日中はトレンドの形成がされにくいのでご注意ください。

まとめ~デイトレードでトレンド形成しやすい通貨ペア~

以上、この記事ではデイトレードの視点で、トレンド形成しやすい通貨ペアについて、理由や成り立ちを踏まえて解説させて頂きました。

トレンドを作る上では高値/安値がともに更新される必要があり、そのためには相応の取引量が欠かせません。

だからこそ、取引量がある通貨同士をペアにしている以下のような通貨ペアこそが「トレンド形成しやすい通貨ペア」となっています。

  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ドル円(USD/JPY)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • オージードル米ドル(AUD/USD)
  • オージー円(AUD/JPY))
  • ポンドオージー(GBP/AUD)
  • ユーロオージー(EUR/AUD)

ただ、ドルストレートは米ドルが主役であり、東京時間(日中)は取引量が少ないため、1日中トレンドができることはありません。

対して、円の影響を受けやすい、

・ドル円(USD/JPY)
・ポンド円(GBP/JPY)
・ユーロ円(EUR/JPY)

や、オージードルの影響を受けやすい、

・ポンドオージー(GBP/AUD)
・ユーロオージー(EUR/AUD)

は、東京時間であっても取引量が極端に減らないので、日中でもトレンドが起きやすくなります。

よって、ロンドン時間以降となる夕方や夜間だけではなく、1日を通してトレンド形成しやすい通貨ペアとしては、

・ドル円(USD/JPY)
・ポンド円(GBP/JPY)
・ユーロ円(EUR/JPY)
・ポンドオージー(GBP/AUD)
・ユーロオージー(EUR/AUD)

が挙げられるわけです。

以上、参考にして頂ければと思います。

この記事で扱ってきた「トレンド」ですが、そんなトレンドを利用した実際に大きな利益率を出しているデイトレ手法をブログで公開していました。(実績とご挨拶はこちらになります。)

ロジックをそのまま公開しているので、良ければ、下記の記事もあわせてご覧になってみてください。

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>ブログの目次はこちらから

トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法『初動テクニカル』

杉原です。

ここでは「一時的に強いトレンド」を5分足チャートにて、

・キリ番(ラウンドナンバー)
・トレンドライン(チャネルライン)

のみを使って狙う、シンプルで再現性が高いながらも、ほぼ聖杯に近いと言っても過言ではない高精度な『初動テクニカル』という独自のデイトレード手法を解説させて頂きます。

上記それぞれは、RSIやRCIのようなインジケーターとは異なり、パラメータ(設定値)がありません。

そのため、ラインを引くトレーダー同士による分析の「差」がなく、パラメータ(設定値)が存在する多くのテクニカル指標/インジケーターに比べて、大勢のトレーダーと同じ視点で分析できるからこそ、ラインを使ったデイトレードは高精度なノウハウとなっています。

また、そんな当デイトレード手法は「特定の価格帯」であるキリ番を必ず使うため、エントリーする時の迷いを大幅に削減できることが、再現性の高さに繋がっているのが実情です。

ですが、いくらトレース(再現)しやすいからと言っても、高値や安値の大きさ/間隔などを含め、相場において完全に同じチャートが訪れることは基本的にありません。

そのため、単純にパターンを「暗記」するのではなく、根底にある確固たる理論を理解して頂くことが非常に重要となります。

実際のところ、ただ暗記しただけでは、

・本来のルールでは「ない」場所でエントリーしてしまう
・絶好のチャンスを見逃してしまう

などが発生し、利益を取りこぼすどころか、資金を減らしてしまう危険性も否定できません。

だからこそ、暗記ではなく、きちんと根本的な理屈を理解して頂きたいと思います。

逆にある程度、ここで解説する確固たる理論さえ理解できれば、どんな相場状況でも適切にルール通りのパターンを見つけ出し、チャンスを逃さず利益を積み上げることが可能です。

以上を踏まえた上で、ここからは具体的なルールとあわせて、根底にある確かな理論を解説させて頂きます。

この記事で解説する手法は、実際に私が教材化し継承しているデイトレ手法の一部です。

教材化しているデイトレ手法は、1日あたり10%以上の利益率を出す手法に体系化しており、トレード収益を高める上で役立つはずですので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

(記事の最後に教材本編の案内もございますので、記事を読んだ上で興味がありましたらご覧になってみてください。)

トレンドラインとキリ番のみを使う、シンプルながら聖杯に近いデイトレードのルールと概要

まずイメージが湧きやすいように、事例となるチャート図をご覧ください。

下図の赤丸がエントリー、そしてグレーのラインが基本的な利確の目安(前回安値の実体から手前、ロングの場合は高値)です。

このデイトレード手法は、MA(移動平均線)を使わずラインのみで勝負する以上、使うライン自体の条件も厳しいものとなっています。

ただ、ここで言う「厳しい」=判断が難しい、というわけではありません。

より多くの注文が入るラインを『厳選』する必要があるということであり、それは多くのトレーダーが意識するラインでもあります。

そんな多くのトレーダーが意識しやすいラインということは、そもそも誰もが見つけやすいラインとも言えるはずです。

ですので、このデイトレード手法のノウハウ自体が決して難しいことは全くありません。

むしろシンプルである以上、とても再現性の高いデイトレ手法だと思います。

以上を踏まえ、どんなラインを使うのかという重要なポイントを含めたデイトレードのルールを、この先で学んで頂ければ幸いです。

どんなラインを使うのかを含むエントリー条件

率直に申し上げると、先ほど掲載した下図のような場面が、当デイトレ手法の条件/ルールであり、ここでは具体的に掘り下げて解説させて頂く次第です。

その上で以下が、このデイトレード手法におけるエントリーの細かいルールとなります。

  • ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
  • そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること
  • トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0)と重複していること

では、それぞれの確固たる原理/有効性を1つずつ解説していきます。

ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること

まず等間隔であることによって、より大勢のトレーダーが意識するトレンドになりやすいからこそ、下図のような頂点同士がほぼ等しい間隔で結ばれるラインが条件となります。

引き始めの「始点」から2点目の「中間点」、そしてエントリー場所となる3点目の「終点」・・・

これらの間隔がほぼ等しいことで、大勢のトレーダーが意識するトレンドに成りやすくなるわけです。

もちろん、この間隔は厳密に計っての等間隔ではありません。

少なくとも、完全に頂点の間隔が一致するラインは基本的に有り得ないはずだからです。

ですが、目で見たレベルでも明らかにキレイなラインで、ほとんど同じ間隔で結ばれるということは意識できると思います。

そんな「目視レベル」でも認識されるようなラインであれば、ラインを引かないトレーダーたちにとっても、同じトレンドを意識される相場状況と成り得るわけです。

だからこそ、ほぼ等間隔のトレンドラインに高い有効性が備わってきます。

また、4点目以降ではなく「3点目」という点も重要です。

まず、普遍的な人間心理において、危険を冒して何度もトレードするよりも、確実性の高い場面で利益を取って手を引く、いわゆる『勝ち逃げ』を行うトレーダーが少なくありません。

その上で、トレンドラインの4点目以降になると、そのライン、そのトレンドを意識するトレーダーも増える一方で、すでに3点目の「初動」で利益を勝ち取り、その時点で手仕舞いしている有能なトレーダーもいます。

そんな初動で勝ち逃げする有能なトレーダーは、精度の高い初動のみで勝負し、非常に高い「期待値」のトレードを行うため、一般の勝てないトレーダーに比べて好成績です。

ですので、そんな好成績のトレーダーたちの資金は多く、相場に出す注文の量が、一般の勝てないトレーダーの数倍/数十倍以上になると言っても過言ではありません。

そのため、そんな勝ち逃げトレーダーたち1人1人は、勝てていない多くの一般トレーダー数十人分以上に換算できるということです。

だからこそ、大きな取引量でトレードできる有能なトレーダーたちから狙われる「初動となるトレンドライン3点目」の効き目が非常に強くなっています。

よって、初動のみで勝ち逃げするトレーダーたちの注文が反映される、トレンドラインの初動=3点目こそが、ラインでの反発が起こる確率が高い最もおいしい(=期待値の高い)相場になるわけです。

逆に、4点以降になると、注文量の多い勝ち逃げトレーダーたちが出す注文が無くなることで、徐々にラインでの反発が生じる率が低くなっていきます。

もちろん、移動平均線などを含めた他のサポレジによる十分な数の「重複」。があれば、4点目以降でも精度を上げることは不可能ではありません

そのノウハウ自体は重複点テクニカルの本編における手法になりますので、そちらをご参照ください。

あくまでも、ここで解説するラインのみを使ったシンプルなデイトレード手法においては、トレンドライン(チャネルライン)とキリ番という2本のみがサポレジになるため、それぞれのラインがより意識されやすい『厳選』されたラインでなければなりません。

以上から、下図のようにトレンドラインはほぼ等間隔、かつ3点目が条件となっています。

【補足】

より強く機能するトレンドラインを採用すべく、特にトレンドラインとキリ番のみである当手法においては、できる限りヒゲで引くことを推奨いたします。

まず、全世界のトレーダーが実体とヒゲが分かれた「ローソク足」を採用しているわけではありません。

そのため、ローソク足ではなく「バーチャート」や「ラインチャート」などで相場の分析を行い、高値と安値でラインを引くトレーダーも多くいるわけです。

また、ヒゲで引いたトレンドラインであれば、1分足や15分足で見ても同じトレンドラインとして表示されるので、より大勢のトレーダーに意識されるラインになり、精度が向上します。

以上から、トレンドラインとキリ番のみを使う当デイトレード手法においては、より精度の高いトレンドラインを使うべく、ヒゲを目安にラインを引くことを推奨していました。

そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること

ここまで解説したトレンドラインの条件をクリアした上で、そのトレンドラインと「平行」にアウトラインが引けて「チャネルライン」として成立していることが続いての条件になります。

以下の図が「ほぼ等間隔」「3点目」の条件を満たしたトレンドラインに対し、平行に2点以上を結べるアウトラインが引けてチャネルラインとして成り立っている事例です。

チャネルラインとして成立すると、

・上昇トレンド
→高値と安値がほぼ同じ角度で上昇

・下降トレンド
→高値と安値がほぼ同じ角度で下降

このようにキレイなN字を描く値動きになります。

以下がチャネルラインの上昇/下降それぞれの事例です。

ご覧の通り、トレンドラインとアウトラインで反発し合う形で、ほぼ同じ角度で「平行」な値動きとなっています。

そのため、まさに「教科書通り」と言えるような非常にキレイなトレンドが描かれるわけです。

ですので、ラインを引くトレーダーはもちろん、ラインを引かないトレーダーにとっても、同じトレンドを強く意識されやすくなります。

実際に、上図のチャネルラインを外した下図をご覧ください。

それぞれ黄色丸が高値、黒丸が安値で、ほぼ同じ角度で平行に値動きが起こっていると、ラインが無くても認識できるはずです。

少なくとも人間心理的に、平行な動きには即座に反応を示しやすいことから、チャネルラインとして成立している相場に関しては、ラインを引かないトレーダーにとっても、同じトレンドを意識しやすい相場状況となっています。

よって、

・ラインを引くトレーダー(そもそもパラメータが無いため高精度)
・ラインを引かないトレーダー(高値と安値の平行な値動きからトレンド認識)

の双方から、同じトレンドを意識される確率が非常に高まるからこそ、アウトラインが平行に引けるチャネルラインとして成立することを条件としていたわけです。

ただ、単純にトレンドラインと平行なアウトラインが引けるだけではなく、トレンドラインとアウトラインで交互に反発し合う、上図のようなチャネルラインであることが基本的な条件です。

平行に高値と安値がほぼ同じような角度で値動きすることで、チャネルラインを引かない多くのトレーダーにとっても、下図のような『N字波形』のキレイなトレンドを把握できます。

N字波形

そんなN字波形のトレンドこそが、ラインを引くトレーダーから引かないトレーダーまで大勢から意識されるトレンドであり、それを利用できるのが「トレンドラインとアウトラインで交互に反発し合うチャネルライン」だということです。

トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0、120.000円のような小数点以下が0)と重複していること

続いては、ここまで説明した、

・ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
・そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること

を満たしたラインが、下図のようにキリ番と重複しているという条件です。

そんなキリ番(ラウンドナンバー)は、110.000円などの絶対的な「数値」です。

ですので、水平ラインを引かないトレーダーはもちろん、どんなテクニカル指標/インジケーターを使っているトレーダーであっても、

・反発を狙った逆張りの注文
・ブレイクからロールリバーサル(サポレジ転換)した場面を狙った順張りの注文
・キリ番に到達する前にポジションを決済する注文

などを行う傾向が強いことから、効き目が強いラインとなっています。

また、トレンドラインと同様に「パラメータ(設定値)」がない絶対的なラインとなることも、大勢のトレーダーに意識される要因となり、これらによってキリ番そのものの精度がとても高くなっているといることは間違いないです。

そんなキリ番(ラウンドナンバー)ですが、一般的には、

112.200円
112.400円

など、細かく考えているトレーダーも少なくありません。

ただ、より大勢のトレーダーに強く意識される価格帯でなければ、そこでの反発を狙うデイトレードの精度は高まらないので、このデイトレ手法において採用するキリ番は『トリプル0』としていました。

112.000円のように小数点以下3つの数字がすべて「0」という、いわゆるトリプル0であれば、本当に大多数のトレーダーから意識される価格帯になるため、その価格帯での反発の精度が大きく高まるからです。

下図のように、このトリプル0と、ここまで解説した厳選されたトレンドラインが「重複」する点こそが、大勢のトレーダーによる注文の偏りが生まれ(この場合は売り注文)、一時的にとても強いトレンドの初動となっていきます。

厳密に完璧な重複とならない場合があるものの、目安として約2,3pips前後の重複であれば、まだ双方のラインによる強い反発が重なる傾向があります。

逆に、トレンドラインとキリ番の重なり具合が10pips以上などのように、あまりにも離れていれば、双方のラインによる反発が重複しないため意味がありません。

よって、あくまでも目安となりますが約2,3pips前後が重複の離れ具合としていました。

ここまでを一旦まとめ~トレンドラインとキリ番のみを使った聖杯に近いデイトレード手法~

ここまでは、下図のような、ほぼ聖杯に限りなく近いチャートパターンのデイトレード手法『初動テクニカル』に関して、具体的なロジックを根底にある理論を含めて解説させて頂きました。

以下が、その掘り下げたロジック/デイトレードのルールとなります。

  • ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
  • そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること
  • トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0)と重複していること

以上がエントリ-条件となっていて、非常に小さな含み損で済むデイトレードのロジックとなっています。

そのため、ロットを大きく引き上げたトレードができるので、一度の取引でも相当な利益率を出すことが可能です。

もちろん、ロットを上げるには「利確」「損切り」を最適化して、小さな含み損のまま勝率を大幅に高めることが欠かせません。

逆に言えば、このエントリー条件に加えて、利確/損切りを最適に行えば、極めて低い含み損ながら異常に高い勝率の維持ができるので、大きなロットでも安全に取引し、高い利益率に繋がっていくわけです。

実際に下図のグレーで図示した価格帯は、下降トレンドにおけるサポレジ転換によってレジスタンスラインとして上昇を妨げる恐れがあるので、グレーの価格帯で利確します。

ちなみに下の事例は値動きの大きなゴールド(XAU/USD)だったこともあり、利益率は約15%でした。

グレーの価格帯で利確

このように、最短のサポートライン/レジスタンスラインで利確することで、ロットを上げたまま高い精度(勝率)の維持が可能です。

ただ、いくらキレイなトレンドラインとトリプル0が重なる絶好の相場でも、

・テクニカルの効き目が弱まる場面
・中長期の流れに逆らうため逆行しやすい場面

でエントリーしてしまうと、単純に勝率がそのまま大きく低下してしまいます。

そのようなリスクを徹底的に回避すべく、特定の条件ではエントリーを避けるという「回避ルール」を設けており、そのルールが該当する場合は、取引から手を引くようにしていました。

また、勝率を9割強に高めるべく相場状況によって、利確場所を変動させることも欠かせません。

そんな「回避ルール」「利確と損切り」「ロットの設定」の条件は、私が継承している独自のデイトレ手法『重複点テクニカル』の本編と重複しており、そちらで詳しく解説しています。

この『重複点テクニカル』は、教材に加えて回数無制限のトレード添削などのサポート体制を備え、下記のメールマガジンで案内資料を配布していました。

無料メルマガの登録直後に案内資料をすぐにご覧頂けるので、ぜひ登録の方をご検討ください。

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すでに重複点テクニカルを購読されている場合には、

講義2.資金管理
講義5.回避ルール
講義6.決済条件

をあわせてご覧ください。(ただ、回避ルールは「ダウ理論の崩壊」と移動平均線に関わる部分を除外して構いません)

以上、当記事の内容は『重複点テクニカル』という、私が継承している独自のデイトレード手法を応用した、追加ノウハウ『初動テクニカル』のロジックをそのまま無料で公開させて頂きました。

ここまで解説したデイトレ手法とは別に本編のノウハウで、平均10%以上の利益率を1日単位で出すデイトレ手法となり、相応の実践者さまからも高い実績の報告を頂いております。

参考:私のデイトレ手法を使って成果を出された方々の実績と感想

そんな『重複点テクニカル』に関しては、下記でご案内している無料の公式メールマガジン内で、登録直後の1通目で案内資料を配布しています。

その案内資料では具体的なエントリー場所を含む詳しいロジックを公開していますので、ぜひ下記からメルマガ登録を検討して頂ければ幸いです。

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杉原。

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FXのデイトレで利益率を上げるために追加したい通貨ペア

杉原です。

今回は記事タイトルの通り、推奨したい通貨ペアを追加でお知らせしたく、記事を書かせて頂きました。

FXのデイトレードにおいて、短いポジション保有時間を活かし、より多くの通貨ペアをトレード対象に加えれば、その分だけトレードのチャンスが増えるはずなので、利益率の向上に直結していく大きなメリットがあります。

FXのデイトレードで推奨したい通貨ペアと、その追加分

今のところ私は、下記のように8種の銘柄を推奨の対象としていました。

  • ドル円(USD/JPY)
  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • オージー米ドル(AUD/USD)
  • ユーロオージー(EUR/AUD)
  • ゴールド(XAU/USD)

その上で、以下の通貨ペアも

・バックテスト
・フォワードテスト

の結果、申し分ない結果だったため、トレード対象として推奨できることとなりました。

  • ポンドオージー(GBP/AUD)
  • ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
  • オージー円(AUD/JPY)

特にポンドオージーとユーロニュージーランドドルは、「ポンド円以上」の値動き/ボラティリティがあり、ヒロセ通商が週単位で公表しているボラティリティのランキングでは、常に上位を取っているほどです。

また、オージー円はポンド円ほどでは無いものの、ドル円以上、ユーロ円と同等ほどのボラティリティは十分にあり、それなりのチャンスが見込めることは間違いありません。

ちなみに、ボラティリティが高く警戒されているポンドドル(GBP/USD)よりも、すでに推奨していたユーロオージー(EUR/AUD)や、ここで挙げた、

・ポンドオージー(EUR/AUD)
・ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)

の方がボラティリティは「上位」に来ることが非常に多いです。

ですので、一度のトレードでも相応の利益率を得られる可能性があり、ぜひとも推奨したい通貨ペアとなります。

また、

ポンドオージー(GBP/AUD)
ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
オージー円(AUD/JPY)

に関わっている「オージー(AUD)」と「ニュージーランドドル(NZD)」は、それぞれ連動している傾向が非常に強い上に、日本時間の早朝(東京時間よりも前)から始まる『オセアニア市場』がメインの市場です。

ですので、日本時間における午前~夕方でも、それなりの値動きがあり(もちろん21時以降よりは小さいですが)、ドル(USD)関連の通貨ペアよりも1日を通してトレードのチャンスが多いことが特徴となっています。

よって、21時~の値動きが大きい「狙い目」の時間帯はもちろん、その他の時間帯でもトレードをする場合にもチャンスを拾いやすく有効な通貨ペアというわけです。

推奨したい追加の通貨ペアでデイトレードする際の『条件』

ただ、ここで推奨させて頂いた追加の通貨ペアである、

ポンドオージー(GBP/AUD)
ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
オージー円(AUD/JPY)

は一般の口座ではスプレッドが広く、デイトレードとしては「不利」になる欠点が否定できません。

そのため、上記の通貨ペアを実践する上では、手数料なしでドル円0.6pips~の低スプレッドを提供している『Exness(エクスネス)のプロ口座』での実践が条件です。

Exness(エクスネス)プロ口座の詳しい解説は、下記の記事で表などを使って説明していますので、こちらも良ければご覧ください。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

そんなExnessのプロ口座は、下記のように推奨の銘柄すべてが、海外FX業者内でトップと言えるほどの非常に狭いスプレッドを「手数料なし」で提供してくれています。

(右側は多くのブログやサイトで推奨されているXMです)

  Exness
プロ口座
XM
スタンダード口座
↓ポンド系列↓
ポンドドル
GBP/USD
0.7 pips 2.1 pips
ポンド円
GBP/JPY
1.3 pips 3.6 pips
ポンドオージー
GBP/AUD
1.7 pips 3.8 pips
↓ユーロ系列↓
ユーロドル
EUR/USD
0.6 pips 1.7 pips
ユーロ円
EUR/JPY
1.2 pips 2.3 pips
ユーロオージー
EUR/AUD
1.4 pips 3.0 pips
ユーロニュージーランドドル
EUR/NZD
2.3 pips 4.0 pips
ユーロポンド
EUR/GBP
1.0 pips 2.0 pips
↓円とオージー系列↓
ドル円
USD/JPY
0.7 pips 1.6 pips
オージー米ドル
AUD/USD
0.9 pips 1.8 pips
オージー円
AUD/JPY
1.3 pips 3.3 pips
↓貴金属↓
ゴールド
XAU/USD
1.25pips 3.5pips
シルバー
XAG/USD
2.4pips 3.5pips

また、先ほど掲載した下記の解説記事にも書きましたが、このプロ口座は「スリッページ」が起こらない方式なので、実質、上記のスプレッド以上の取引コストは発生しません。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

そのため、ここで推奨させて頂いた、

ポンドオージー(GBP/AUD)
ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
オージー円(AUD/JPY)

はもちろん、その他の推奨している通貨ペアも取引コストが「破格」の安さになるからこそ、Exnessのプロ口座を使うことは相当なメリットになるわけです。

特に、値動きが大きくデイトレに適したゴールドやポンド円は、大半の海外FX業者がゴールドは3pipsほど、ポンド円が2pips~などと幅広いスプレッドである中、このExnessプロ口座では、

ゴールド→1.25pips
ポンド円→1.30pips

と、この上ない「激狭」なスプレッドを提供してくれています。

その他、多くのトレーダーが扱う

ドル円→0.7 pips
ユーロドル→0.6 pips
ポンドドル→0.7 pips

などの通貨ペアも、上記のように非常に狭いスプレッドとなっているんです。

国内口座と比べると、どうなの?

もちろん、ドル円0.1pipsなどのスプレッドを提供する、国内口座よりは広いかもしれません。

ただ、万一の異常相場に遭遇した際に追証を補填してくれるゼロカットが無い分、国内口座のリスクは計り知れないものがあります。

何よりも、国内口座の場合は「隠れた取引コスト」である『スリッページ』が避けられません。

そのため国内口座では、追証による借金を背負うリスクだけではなく、スリッページによるスプレッド以外の見えない取引コストにより、デイトレードにおいて「不利」な環境になることも否定できないわけです。

その他、国内口座と海外口座におけるメリット/デメリットを挙げ、正直な比較をした記事を用意していますので、良ければ下記もあわせてご覧ください。

>(海外VS国内)どちらのFX業者を選ぶべきか15項目で比較

対して低スプレッドに特化したExnessのプロ口座では、

・スリッページ無し
・レバレッジ2,000倍以上
・ゼロカットの仕組み搭載
・強制ロスカット水準は証拠金維持率0%

などのメリットがあるまま、先ほど紹介したような非常に狭いスプレッドで「有利」な取引環境でのデイトレードが実践できます。

スプレッドの差は利益がプラスされるため、毎回のトレード利益率を底上げすることは当然ながら、さらに長期的に見るほど、手元に残る利益が大きくなることは間違いありません。

また、スプレッドが狭い分だけ、損切り時の損失も少なくて済むことも大きなメリットとなります。

よって、低スプレッドのExnessプロ口座では、

・利益が大きくなる
・損失が小さくなる

というメリットに加えてスプレッドが狭いので、

・取引対象にできる通貨ペアが増える

ということで、トレードの回数も自然と増え、利益率の大幅な向上が見込めるわけです。

以上から、このExnessのプロ口座は本心から「使わない手はない」と言えるほど推奨したい取引環境となっています。

Exnessのプロ口座を詳しく解説した記事を用意していますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

追伸

また、このプロ口座に対抗しようと、有名な海外FX業者XMが低スプレッドに特化した「KIWAMI極口座」という新たなタイプの口座を提供し始めました。

そんなKIWAMI極口座とExnessのプロ口座を

・スプレッド
・レバレッジ
・強制ロスカット水準

など、それぞれのメリット/デメリットを総合し比較した記事も用意していますので、こちらも以下のURLからご覧頂ければ幸いです。

>XMのKIWAMI極口座 VS Exnessのプロ口座

以上、今回はFXのデイトレードで推奨したい通貨ペアと、その追加、Exnessのプロ口座による「有利」な取引環境のご案内をさせて頂きました。

ぜひ通貨ペアの追加とあわせて、Exnessプロ口座の開設をご検討頂ければ幸いです。

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>(海外VS国内)どちらのFX業者を選ぶべきか15項目で比較

>【一度で約100pips】戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード手法

>FXのデイトレで環境認識が重要なわけを負け事例を使って解説。

>本当に有効なデイトレード手法の見分け方/特徴とは。

【勝率UP】FXのデイトレで逆張り最強のタイミング

杉原です。

私自身、ブログ内で掲載しているデイトレードの実績はほとんどが「逆張り」であるほど、逆張りに特化したトレードスタイルになっています。

その上で、FXのデイトレードにおいて、逆張りに関するベスト(最強)のタイミングを常に追求してきました。

そんな逆張りで高い精度(勝率)を叩き出す上での、最強のタイミングをこの記事のテーマにしていきたいと思います。

そんなベストなタイミングを、実際にテクニカル指標を使って、分かりやすくチャート図で示していきますので、どうぞ最後までお読み頂ければ幸いです。

また、私以外にも私の逆張りデイトレ手法で相応の実績を出せる方も増えていて、それなりに有益性の高い情報になっているかと思いますので、ぜひ当記事の内容を参考にしてみてください。

参考:私のデイトレ手法を使って成果を出された方々の実績と感想

FXのデイトレードで逆張り最強のタイミング~エントリー編~

まずはエントリーに関して解説していきます。

逆張りにおけるベストなタイミングを、簡潔にまとめたものが以下の4点です。

ロングの場合

  • 順張り派の押し目買いが重なること
  • 中長期のトレンドも買いが優勢であること
  • 経済指標が関わらないこと

ショートの場合

  • 順張り派の戻り売りが重なること
  • 中長期のトレンドも売りが優勢であること
  • 経済指標が関わらないこと

上記のように、ロングとショートに分けましたが、ロングの反対がショートであり、理論的な部分は特に変わりません。

そのため、より多くのトレーダーが馴染みやすいロングに特化し、逆張りにおける最強のタイミング4項目を掘り下げて解説させて頂きたいと思います。

1.順張り派の押し目買いが重なること

FXの逆張りデイトレードにおけるベストなエントリーのタイミングに挙げられるポイント、そまず1つ目は、逆張りの視点だけではなく、順張り派の押し目買いのチャンスとも重なることです。

少なくとも、逆張り派トレーダーから見ればロングのチャンスでも、順張り派から見ればショートのチャンスになる相場では、相場に出される買い注文が売り注文を圧倒的に上回ることができません。

そもそも相場の原理は、買いまたは売りの注文数が多い方に値動きが起こる仕組みです。

ですので、逆張りのロングであれば、

・買いの注文数が殺到する
・売りの注文数が減少する

という状況こそが、買い注文が売り注文を圧倒的に上回ることで、上昇する可能性が非常に高まる相場状況になってきます。

だからこそ、FXのデイトレードで逆張りを狙う際には、逆張り派の視点だけではなく、順張り派も買いのチャンス(押し目買い)になっているかという点が重要になるわけです。

そんな逆張り派と順張り派、それぞれの視点が両方とも「買い」になる15分足チャート事例が下の図における赤丸のタイミングになります。

順張り派も逆張り派も「買い」が優勢になる場面

黄緑の下降チャネルラインでは、アウトライン側に接触するタイミングがチャネルライン内における「上昇トレンド」への転換点であり、逆張り派にとって赤丸の状況は「買い」のチャンスです。

その上で、オレンジの上昇チャネルラインは、トレンドライン側に接触するタイミングが、チャネルライン内部の「上昇トレンド」に変わる場面であり、順張り派にとって赤丸の状況は、逆張り派と同じく「買い」のチャンスとなっていました。(=押し目買い)

また、水色の水平ラインで示したように、ロールリバーサル(サポレジ転換)として順張りのロング(押し目買い)にもなっているので、より多くの順張り派から買い注文が入りやすい状況となっていたわけです。

トレンド状況やトレンド転換を見極めるテクニカル指標は、数多く様々な種類のものがあるものの、ここで使った「チャネルライン」がベスト(最強)な指標だと私は思います。

と言いますのも、チャネルラインが引ける相場は、下図のように高値と安値が同じ角度で平行に動くため、ラインを引かないトレーダーたちにとっても同じトレンドを意識されやすく、結果的に大勢のトレーダーと同じようなトレンドだという認識ができ、分析精度が大幅に高まるからです。

チャネルラインの簡易説明1

実際に上図からラインを取り払っても、下の図に示したように、キレイなトレンドに見えるかと思います。

チャネルラインの簡易説明2

また、RSIやRCIなどのように、トレーダーごとに設定値が異なる「パラメータ」が、チャネルラインにはありません。

そのため、引き方による誤差以外で、トレーダーによって見え方が異なることが無く、より多くのトレーダーと同じトレンド分析ができる点も、チャネルラインの優位性となっています。

そんなチャネルライン関連の記事をいくつか用意していますので、興味がありましたら、以下もお読み頂ければ幸いです。

以上が、トレンド分析の精度が高いテクニカル指標である「チャネルライン」を使い、逆張りの買い注文だけではなく、順張り派が押し目買いを狙うことで、

・逆張り派
・順張り派

が両方とも「買い」が強まる相場状況の解説『順張り派の押し目買いが重なること』でした。

2.中長期も買いが優勢であること

続いて2つ目の逆張りデイトレードにおけるベスト(最強)なエントリーのタイミングに挙げられるポイントは『中長期のトレンドで見ても買いが優勢であること』です。

デイトレードをはじめ短期トレードの場合、多くのトレーダーが1分足や5分足などの下位足で売買の判断を行うことが多いと思います。

ただ、下位足では逆張りの買いがチャンスに見えても、中長期を含む相場全体の流れ/トレンドが強い下降トレンドであれば、買い注文が増加するどころか、売り注文の方が多くなる可能性が高くなるため注意が必要です。

少なくとも、中長期や相場全体の流れを把握する「環境認識」は、中長期トレーダー以外に短期トレーダーも行うため、多くのトレーダーが中長期のトレンドを「意識」していることは間違いありません。

そのため、最低でも中長期のトレンドが売りではない状況、その上でベスト(最強)な逆張りロングのタイミングとしては、中長期の上昇トレンドであることが望ましいわけです。

短期で見ても買い、中長期で見ても買いが優勢であれば、

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
・長期トレード

など、あらゆる視点から、多くのトレーダーによって売り注文が避けられ、買い注文が増加しやすくなります。

そんな、短期も中長期も「買いが優勢」になる場面としては、先ほど掲載したチャート図を1時間足の中長期視点で見たものが該当するので、まずは15分足チャートと1時間足チャートを比較した下の図をご覧ください。

短期と中長期がともに買い優勢

上昇トレンドを表すオレンジの上昇チャネルラインは、1時間足チャートの方でも見えるため、短期トレーダーはもちろん、中長期のトレーダーからも意識されるラインとなっていました。

また、水色の水平ラインに関しても、1時間足チャートで見てもロールリバーサル(サポレジ転換)として買い注文が殺到しやすい場面なので、中長期の視点でも多くの買い注文が入る場面になるわけです。

このように、短期だけではなく、中長期の視点でも「買いが優勢」な状況こそが、売り注文が減少して買い注文がさらに殺到するため、ベスト(最強)な逆張りデイトレードのタイミングとして挙げさせて頂きました。

3.経済指標が関わらないこと

3つ目のポイントは、重要な経済指標が関わらないことになります。

要するに、雇用統計をはじめ、テクニカルが効きにくくなるような重要度の高い経済指標が発表される前後を避けるということです。

重要な経済指標が発表される前後の時間帯は、極端に値動きが小さくなっていることからも、多くのトレーダーが取引を避ける傾向にあることは間違いありません。

トレードを回避するトレーダーが多くなることで、取引量が大幅に減少するため「統計」であるテクニカルの効き目が非常に弱くなってしまうわけです。

そんなテクニカルが効きにくい状況であれば、ここまで解説したような、

1.順張り派の押し目買いが重なること
2.中長期のトレンドも買いが優勢であること

という条件が成立するチャンスでも、精度(勝率)は極端に上がってしまう傾向にあります。

もちろん、発表される経済指標の内容によっては、利確ができ、それなりの利益が取れるかもしれません。

しかし、統計であるテクニカルが効きにくい状況であるため、その勝ちトレードは勝つべくして勝った有効性の高いトレードではなく、単なる「偶然」と考えることができます。

そんな偶然に勝てるトレードで勝っても、長くトレードを続けるほど、負けが多くなり、確実に資金を減らすはずです。

以上から、経済指標が関わる状況を避けることが、逆張りのベスト(最強)なタイミングを図る上では重要となってきます。

ここで説明した経済指標に関して、トレードを避けるべき指標かどうかの判断を含め、指標との付き合い方を解説している記事を下記に用意しておりました。

必要に応じて参照して頂ければ幸いです。

>勝つためのデイトレードにおける「経済指標」の有効な活用方法

まとめ~FXのデイトレードで逆張り最強のタイミング~

以上、この記事では、FXにおける逆張りデイトレードにおいて、最強/ベストなタイミングを解説させて頂きました。

ロングの場合であれば、

1.順張り派の押し目買いが重なること
2.中長期のトレンドも買いが優勢であること
3.経済指標が関わらないこと

が揃うことが条件で、それにより「売り注文」が大幅に減り「買い注文」が殺到する傾向になるので、高い精度(勝率)で逆張りが成功しやすくなります。

反対に逆張りショートの場合は、

1.順張り派の戻り売りが重なること
2.中長期のトレンドも売りが優勢であること
3.経済指標が関わらないこと

が勝率を大きく高める逆張りのタイミングとして有効です。

実際、私や私のデイトレ手法を継承したトレーダーの方々は、ここで解説したような逆張りを追求し、1日単位でも10%台の利益率を出すに至っていました。

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