杉原です。

今回はトレーダーにとって注意が必要になると思い、実際に私が体験した詐欺電話について、リアルなやり取りや対処法などを共有したいと思い記事を書かせて頂きました。

対処を誤ると口座資金を丸っと全て取られる危険性もあるため、大事な資金を守るべく、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

では早速。

とある日曜、昼過ぎに業務関連でかかってくる電話を待っていたら、無知らぬ番号から電話(東京03ナンバー)が入り、

「多分、この番号が予定の電話だろう」

と、安易な考えで電話に出たことが始まりでした。

普段は知らない番号から電話が入っても、怪しい電話かもしれないと完全に無視していたものの、電話の予定があったため無条件に見知らぬ電話に出てしまったんです。

すると電話口から、以下のような内容を話されました。

電話口の男「バイナンス(仮想通貨の企業)の担当◯◯と申します」

電話口の男「つい先ほど、海外経由でログインがありましたが、ログインされましたでしょうか?」

要するに、ビットコインなどの仮想通貨を扱うバイナンスから、怪しいログインがあったが大丈夫ですか??

このような内容の顧客サポート電話でした。

ただ、繰り返し怪しいログインがあれば、もちろん業者側も顧客に電話するのが普通ですが、

・余程の緊急でない限りは、まずメールでの連絡
・そもそもログインすれば自分のメールに通知が来る

などが通常ではないかと自分なりの判断があり、

「つい先ほど怪しいログインが仮に一度あったとして、そんなに早急に電話で対応するのか?」

と、この電話自体を不審に思いました。

そのため、電話を繋ぎながら時間を稼ぎ、

・この電話番号をGoogle検索して調査
・バイナンスから通知メールが来ていないか確認

これらを行いつつ、もし詐欺電話なら「今後のためにも特徴や傾向を知りたい」という好奇心?から、とりあえず少し会話を続けてみたんです。

私「バイナンスとはビットコインなどの仮想通貨を扱っている企業さんのバイナンスでしょうか?」

電話口の男「はい、そうです。」

(一瞬で回答できる質問にも関わらず、なぜか答える前に謎の間があった)

私「怪しいログインと仰いましたが、どちらの国からのログインなのでしょうか?」

電話口の男「えっと、とにかく海外の、、、」

電話口の男「日本ではないので怪しいかと」

(また、答える前に謎の間があり、難しい質問ではないはずなのに、なぜか焦った口調で回答)

私「ちなみに、こちらの電話も、バイナンスということは海外からですか?」

電話口の男「まぁ、そのようなものです。」

電話口の男「日本ではありません。」

(またまた、回答前に謎の間があり、さらに焦った様子)

このように簡単な会話を行なった上で、私はこの段階で、ほぼ偽物の電話と確信しました。

なぜなら、最初の方に書いたように、この電話は東京03ナンバーで、明らかに東京都内からの電話にも関わらず、海外からの電話と語っていたからです。

その他、こちらの質問に対して、毎回、謎の間があったことも怪しい要素でした。

もちろん、本物のサポートで、顧客対応のマニュアルがあり、そのマニュアルを見ながらであれば、多少の間があっても仕方ないかもしれません。

ただ、即答できる質問にも関わらず、十秒以上の間があったり、突然、焦った口調になるなどー

とにかく怪しかった点に、都内からの電話なのに国外と言い張る点ー

これらから、まずは本物ではない、詐欺がどうかは現段階では決めつけられないものの、とにかく偽物の電話だと確信しました。

また、ここまでのやり取りの間に、かかってきた電話番号をパソコンを使いネットで調べたところ、

・アカウントが乗っ取られると、預けている資金を取られる危険性がある
・だから、口座資金を取られないように、別の場所に移しませんか?

このような内容の電話が過去にあったようで、単なる偽物の電話どころか詐欺電話を行なっている、そんな電話番号だったんです。

そもそも、私自身のバイナンス口座には、特に怪しいログインは確認できませんでした。

そのため、詐欺だという確信を強めました。

そして、詐欺電話と確信を持った上で、今後のためにと思い、どんな詐欺手口か知るべく、もう少し会話を続けてみました。

私「このままだと、どうなるんですか?」

電話口の男「アカウントが乗っ取られると、資金が取られる危険性があります」

電話口の男「そうならないように、別の口座に資金を移動することをお勧めしておりました」

電話口の男「この電話口でお手伝いさせて頂きたいと思います」

(先程までの不自然な間や焦った口調はなくなり、早口で流れるように話始める)

調べた通りで、資金を移す誘導がありました。

やはり、振り込め詐欺のような形なんだな、と分かった段階で、

私「現在、資金を預けてませんし大丈夫です。」

私「とりあえずアカウントをロックして頂けますか?」

と、実際、バイナンスは試しに使っていたことがあっただけで、今現在のところ資金は入れて無かったので、とりあえずアカウントをロックして欲しいとだけお願いしてみました。

すると、

電話口の男「かしこまりました。アカウントのロックが完了しましたら連絡差し上げます」

(また得意?の十秒以上の間があり)

このようにして電話は終わりました。

ちなみに、この電話から1週間以上が経過したものの、バイナンスにはログインできており、アカウントロックをしたら電話すると言っていたものの、電話は一切ありません。

結果、やはり電話相手はバイナンスではなく、単なる振り込め詐欺グループだったと100%に近いレベルで感じた次第です。

詐欺側の電話口が初心者?だっためか、

  • 簡単な質問への回答にも十秒以上の間があった
  • こちらの質問内容によっては、異常に焦った口調になった
  • 都内からの電話にも関わらず、国内ではないと謎の回答があった

など、簡単にボロを出して、すぐに詐欺という疑いになりました。

また、今思えば、

  • 電話に出た時点で、常識的にまずは私の名前を確認してくるはず(◯◯様のお電話でよろしいでしょうか?など)
  • 後から口座資金の移動を推奨してくるものの、現時点で、私が資金を預けていないことをバイナンスのサポート側が分かっていない

など、これだけでも疑いの余地はあったのが実際のところです。

その上で、今回は仮想通貨でしたが、いずれXMやエクスネスをはじめとする海外口座や、入出金に多用するビットウォレットなど、これらの名前を語って今回のメールで紹介した手口で、似たような詐欺行為が流行るかもしれません。

(すでに流行っている可能性も)

やり口そのものは、今回のやり口をそのまま流用するだけなので、いつ流行っても不思議ではないと思います。

ちなみに、こういった詐欺グループの電話番号はころころ変わるようで、とにかく、まずは、

対策1.理由なく見知らぬ番号の電話には出ない

これが一番に有効な対策です。

何か重要な連絡があれば、しっかり伝わるように、まずはメールなど文章形式で連絡するはずですし、余程の緊急で電話をするとしても、留守電に残すはずと考えられます。

そのため、見知らぬ番号に対し、その場で出なくても問題はないので、まずは知らない番号に出ないのが一番です。

ただ、出てしまった場合や、こちらから折り返してしまう場合も可能性としては0ではないと思います。

そのような場合を含め、電話で対応してしまう場合、

対策2.すぐに番号を調べる

これが重要です。

まず番号を調べれば、詐欺電話の疑いがあるか否かは、すぐに判明するので、番号を調べるのが有効となります。

その時点で明らかに怪しい場合、電話を切れば良い話です。

ただ、詐欺グループは新たな番号でどんどん手当たり次第に電話をしてくるため、調べた番号でまだ被害の報告などが挙がっていないケースも無くはありません。

そうなると、折り返し電話してしまったり、次にかかってきた際うっかり電話に出てしまう場合も有り得ます。

また、留守電にかけ直してくださいと入っていて、番号を調べると、特に詐欺の報告もないならば、かけ直す人は普通にいると思われますが、仮に電話でやり取りする際には、

対策3.こちらから不用意に名乗らない

これが重要です。

今回、私が遭遇した詐欺電話もそうですが、まだ相手側はこちら(私)の番号だけしか知らず、名前は知らない状況でした。

だからこそ、冷静に考えれば、通常のカスタマーサポート的な電話などでは、まず電話口が本人で間違いないか、間違い電話をしていないかの意味も込めて、

「◯◯様のお電話で間違いないでしょうか?」

このように本人の確認をするはずにも関わらず、名前の確認もせず、いきなり本題に入ることで、怪しい電話の印象となって詐欺と気づきやすくなっていました。

ただ、もしも詐欺グループ側が、こちらの番号だけではなく名前も入手してしまえば、今度は別の新しい電話番号から、

「◯◯様のお電話で間違いないでしょうか?」

と、まともな企業のフリで電話をしてくる可能性が否めません。

そうなれば、容易く信じてしまいやすいので、決して安易にこちらの名前など個人情報を渡さないのが重要なわけです。(名前と同じように住所も)

その他、電話で対応するケースにおいて、

対策4.あえて質問をしてボロが出ないか様子を見る

これも有効になってきます。

今回、私が行った対策でもありますが、こちらから質問する中で、電話口の相手が回答する際に変な間が空くようであれば、

・詐欺電話のマニュアルを確認している
・マニュアルにない場合は上司に確認している

このようなケースが考えられ、さらに、突如として焦った口調になれば、より怪しいと考えられるわけです。

何より、回答の中で矛盾などがあれば、その時点で詐欺の可能性が充分にあると思います。

ただ今後、詐欺グループ側のトーク力が向上し、回答に矛盾もなく、変な間が空く際にも、

「少々お待ち下さい」

などと言い、保留音を鳴らされる可能性も0ではありません。

さらに、詐欺グループ側に、こちらの名前まで知られていて、

「◯◯様のお電話で間違いないでしょうか?」

のような確認もされていたら、どうしても信じてしまう可能性は大いに有り得ます。

そういった場合、最後の最後に有効なのが、

対策5.電話しながらの誘導には乗らず相談する

という対策です。

電話では内容によっては、こちら側も冷静さを失いかねません。

特に、トレードや投資用の資金が入っている口座に関して、アカウントの乗っ取りなどの内容であれば、冷静ではいられないと思います。

そのような状況で、誘導されるがままに指示に従っていった結果、最終的に振り込んでしまう・・・

というケースは実際に多く被害が挙がっています。

いくら詐欺に気をつけていても、

・名前を知られている
・電話の受け答えも怪しくない

となれば、電話口の相手を信じやすくなり、そこで冷静でない状況も重なれば、どうしても気づけば詐欺被害に遭ってしまう危険性が否めません。

ですので、怪しくない電話だと思って対応していても、誘導に乗らないで一旦、電話を切るのが得策です。

そして冷静になり、第三者、できれば警察に出向いて相談するのがベストになります。

まだネット上には挙がっていない詐欺電話の番号だとしても、警察であれば最新の情報を持っているはずなので、その番号がすでに詐欺電話という情報を持っている可能性もありますし、何よりも最善の対応を教えてくれるからです。

以上、今回は緊急で、私が遭遇したトレーダーや投資家を狙った詐欺電話における、実際のやり取りや対策を共有させて頂きました。

対策をまとめたものが以下になります。

  • 対策1.理由なく見知らぬ番号の電話には出ない
  • 対策2.すぐに番号を調べる
  • 対策3.こちらから不用意に名乗らない
  • 対策4.あえて質問をしてボロが出ないか様子を見る
  • 対策5.電話しながらの誘導には乗らず相談する

1〜4で大抵の詐欺被害は防げますが、今後、詐欺側のトーク力・対応力が向上したり、こちらの個人情報(名前など)を入手しているなど、電話での信用度が高くなってきて信用してしまう危険性があります。

そのような場合で、1〜4で防げないとしても、

対策5.電話しながらの誘導には乗らず相談する

この対策に沿って第三者、特に最新情報を持っており、かつ対応も指南してくれる警察に相談するのが最善です。

今回は仮想通貨が対象だったものの、今後、ビットウォレットやエクスネス、XMなどの名前を語り、FXやゴールドなどをメインに扱うトレーダーや投資家を狙う詐欺が、今回のやり口と同じような内容で広がる可能性は大いにありますので、ご注意くださいませ。

ぜひ今回の内容を参考にして頂ければ幸いです。

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