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ライントレードについての重要なQA

この記事ではメルマガ読者さんから頂いた、ライントレードについての共通性の高い質問への回答をシェアしたいと思います。

以下が目次です。

  • 1.どのような方法でラインを引く学習を行なっていくのが良いか
  • 2.自分が引いたラインが合ってるのか、間違ってるのかはどう判断すれば良いか
  • 3.トレンドラインを根拠にエントリーする際には、どのような根拠でエントリーすべきか

それでは早速1つずつ回答させて頂きます。

1.どのような方法でラインを引く学習を行なっていくのが良いか

まず大前提として、

・過去チャートでラインを引く
・リアルタイムのチャートでラインを引く

この訓練は避けては通れません。

ただ、実際に引く前に、どのような考えでラインを引くのか、まずは根底にある理論を頭に入れる必要があります。

ただ自分の考えだけで闇雲にラインを引いても、他者が引かないラインになってしまい、効き目のないラインとなる危険性があるからです。

ですので、練習の前にはラインを引く方法について、しっかりと理論を理解しておくべきと思います。

以下が参考になる記事なので、ご覧になってみてください。

>チャネルラインの機能する引き方をFXトレード手法の事例を含め図解。

>機能する有効な水平線(水平ライン)は「どこ」に引くのがベストか。

>【図解】効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し、削除までの解説

>【ライントレード】FXのデイトレで下位足でしか引けないラインは意味がない?

>ライントレードは他のトレーダーとまったく同じラインを引けないと勝てない?

上記の記事で解説している基本的な考え方を押さえておいた上で、最初に触れたように過去チャートやリアルタイムのチャートで、実際にラインを引く訓練を行っていくことが理想です。

また、実際の事例があると、より理解度が高まると思います。

そんな事例としては、あらゆるラインが引かれている、ブログ内でデイトレ手法のロジックを解説している記事を参考にして頂ければ幸いです。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>【初動テクニカル】トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

その他、教材のサポートにおけるトレード添削では、トレードはしなくても実際にラインを引いたチャートを添付して頂ければ「ライン添削」という形で、

・良いラインが引けているか
・引くべきラインが漏れていないか

これらを私の方で添削しておりました。

※その際には、チャートの銘柄と日時をメールにてお伝えください。

また、添削と同時に、私ならこのように引いたという、詳細な事例をチャート画像として添付させて頂きます。

2.自分が引いたラインが合ってるのか、間違ってるのかはどう判断すれば良いか

まずは先ほどの回答にあるように、どのようにラインを引くのかという基本的な考え方を、先に理解しておくことが前提となります。

少なくとも、正しい考えで多くのトレーダーが引くラインと同じようにラインが引けなければ、引いたラインが自分しか引かないようなラインになり、それでは何の意味も無いからです。

ですので、先ほど紹介したような記事の内容を理解する、これが、まず最初の一歩に他なりません。

その上で、ご自身が引いたラインが合っているかどうかは、ただチャートを見るだけでは難しいと思います。

まず、ラインは

・ローソク足との接触によるトレンド反転
・ローソク足のブレイクによるトレンド進行

いずれかの性質があるものの、ただライン1本だけで必ずしも上記の反応を示すわけではありません。

複数のラインが重なってこそ、その複数のラインを支持しているトレーダーの数が増加し、その重なっている価格帯での、上記2つの反応精度が劇的に高まります。

逆にライン1本だけでは、その1本のラインを支持しているトレーダーからの売買しか起こりにくいからこそ、どうしても反応精度は高くなりません。

そのような実情から、ラインを引く練習として、その答えとしてチャートを見て反応するか否かだけでは「ラインが良く引けているかどうか」この判断は難しいのが実情となります。

ライン1本のみでは、反応精度が半分ほどになることもあるので、どうしても良くラインが引けているか否かは判断が難しいわけです。

ですので、ただラインを引くというよりも、実際に先行テクニカル加速点テクニカルのバックテストを行うような形で、ラインを引いてエントリーと決済の場所を確認する、という方法が有効となります。

少なくとも、いずれの手法も正しくラインを引けて、トレードルールに沿っていれば9割程の勝率になっているので、それが実現できているか否かが、

・ラインを引けているか
・トレードルールを反映できているか

これらの正解・不正解を導けるわけです。

この方法では、ラインの引き方はもちろん、ルールの反映をしっかり理解しているかの訓練にもなります。

少なくともラインを引く目的は、ただキレイにラインを引くことではなく、

「引いたラインを活かしてトレードで収益を出すこと」

これに他なりません。

そのため、ライン引きの訓練は、トレードルールの確認と合わせて行うことで、本来の目的を達成するに至ると思います。

そのような観点から、先ほどの回答1で触れたライン引きの訓練は、トレードルールの確認も同時に行う形でやれば、正しく引けているかのチェックもできるので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

その他、先ほども触れたように、トレード添削をライン添削としてご利用頂ければ、ご自身が引かれたラインの添削はもちろん、私自身が引いたラインの添付もいたします。

こちらもご利用頂ければ幸いです。

3.トレンドラインを根拠にエントリーする際には、どのような根拠でエントリーすべきか

まず、先ほども少し触れたように、1本のラインでは精度がどうしても高まりません。

ロングを狙う際であれば、より多くのトレーダーが、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

このような状況になることで、価格が上昇するのが相場における仕組みになります。

その上で、トレンドラインを使ってロングを狙う際、そのトレンドライン1本だけでは、このラインを支持しているトレーダー「のみ」が、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

このような傾向になるものの、他の視点で見れば下降トレンドを意識するトレーダーが多ければ、どうしても買い注文より売り注文の方が多くなり、上昇よりも下降しやすくなることは避けられません。

逆に、トレンドライン1本だけではなく、

・キリ番
・水平線
・アウトライン

など、他のラインと重なる価格帯を狙うことで、それぞれのラインを支持するトレーダーから、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

このような動向が増え始めて、

『売り注文<<<買い注文』

という状況となるので、上昇しやすくなりロングの精度が大幅に向上します。

その上で、ロングとは逆に買い注文が減り売り注文が増えるような「レジスタンスライン」によって、エントリー方向の進行を妨げていないか、そのチェックを行い、その場合は大きな逆行を生む危険性があるので、トレードを回避することが有効です。

ここまでの流れは、先行テクニカルで言えば

・アウトライン主導で引いたチャネルライン
・直近の水平線によるロールリバーサル

これらが重なる価格帯で、逆方向に作用するラインによる影響が無いか、それをチェックする仕組みが入っています。(そこに加えてローソク足の形状もあり、精度を高めています)

加速点テクニカルにおいては、先行テクニカルと同様に逆向きのラインを避けた上でラインのブレイクを狙う手法になるものの、

1.エントリー方向のチャネルラインにおけるトレンドラインの接触
2.1の後にエントリー方向と逆向きのラインのブレイク

この2つが重なることで精度を上げていました。

どの手法もこの考え方が基本になっていて、

・含み損
・損切り幅

これらを最小限に抑えつつ高い精度を維持できるので、安全にロットを上げて利益率を向上させていた次第です。

以上、ライントレードに関するメルマガ読者さんから頂いた、共通性の高い質問に対しての回答になります。

ライントレードに関して、当ブログでは様々な関連記事を用意していますので、ぜひ下記から気になる記事をご覧になってみてください。

(NEW)チャネルラインを使ったデイトレードの成功事例

(NEW)ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

(NEW)チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法
(推奨)専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

FXで最強のテクニカル指標「チャネルライン」の有効性/メリットを解説

厳選3つのトレンド転換サイン~ライントレードによる判断と手法~

チャネルラインとトレンドラインの違いとは? 定義やチャンスの多さ/精度で比較。

なぜチャネルラインの「だまし」で勝てないのか?根本の原因と解決案

教材のおすすめ購入順について

杉原です。

現時点でトレード添削を含むサポート体制を付属している教材は、

・重複点テクニカル
・先行テクニカル
・乖離テクニカル

この3つをメルマガにてご案内しておりました。

>公式メールマガジン

そんなメルマガにて、読者様から「おすすめの購入順はありますか?」というような質問が定期的に寄せられていることもあり、この記事を通して回答をシェアしたいと思います。

おすすめの購入順=習得順について

早速、質問に対しての率直な回答としては、

・乖離テクニカル
・先行テクニカル

この2つが移動平均線を使わない、ラインのみのデイトレになるので、移動平均線とラインを併用する重複点テクニカルに比べると、難易度が低いと感じる実践者の方も少なくありません。

その上で、習得スピードが早い傾向にあるものが、上記の中でも「乖離テクニカル」になります。

根拠となる点を含めた習得の順序を含め解説いたしますので、このままお付き合い頂ければ幸いです。

まず重複点テクニカルも同じライントレードではあるものの、補助的に「移動平均線」を使っています。

ただ、移動平均線は、

・トレンドライン
・チャネルライン
・水平線
・キリ番

などのパラメータ(設定値)がなく精度が高い指針とは異なり、適用するパラメータや時間足があるため、トレーダーによって分析の視点が異なることは事実です。

それがトレーダー同士によるテクニカル分析の「差」に繋がり、精度(勝率)が下がりかねません。

あくまでも重複点テクニカルはラインを主体としつつも、そんな移動平均線も使うため、精度を補うべく徹底した『回避ルール』という条件を定めていました。

この回避ルールによりパラメータがある移動平均線を使いながらも、精度=勝率を大幅に上げることができています。

とは言え、その回避ルールの判断を行うには少々、慣れも欠かせません。

重複点テクニカルの回避ルールは決して感覚的な判断ではなく、
迷いなく下せる判断になるものの、パラメータのない精度の高いラインのみのデイトレ手法である、

・先行テクニカル
・乖離テクニカル

この2つに比べて多くエントリーにあたって行う判断の数は、
どうしても多くなりがちです。

そして、重複点テクニカルは反転指数という独自の分析法により、いくつものチャートパターンでトレードできる反面、こちらも慣れの要素がより大きくなります。

対して先行テクニカルと乖離テクニカルの場合、案内ページにて図解しているようにラインのみで特定のチャートパターンに特化しており、移動平均線の精度を補う回避ルールも不要なので、エントリーから決済までの判断は容易に感じるかもしれません。

実際のところ、

・先行テクニカル
・乖離テクニカル

このいずれか、または両方で利益を上げて、重複点テクニカルにステップアップする方は多くおられます。

逆に重複点テクニカルから初めて、重複点テクニカルはキリ番を使うパターンのみに特化し、同じくキリ番に特化した乖離テクニカルと併用し、利益率の安定と向上を図っている方も少なくありません。

特に今挙げた、乖離テクニカルはキリ番に特化したデイトレ手法なので、特定の価格帯を狙う分だけ、

・チャンスの見逃し
・エントリーのミス

などが起きにくいメリットもございます。

その上で、慣れてきたらトレード回数を増やせる点からも、そのままキリ番を活かすことで負荷を減らせるので、重複点テクニカルのキリ番を使うパターンを導入していく、そんな流れになる方が多くいるのが実際のところです。

また、重複点テクニカルには初動テクニカルという、こちらもキリ番に特化したデイトレ手法が付属しているので、そういった点からも、まずはキリ番に特化したデイトレ手法を習得していく方が多くなっている傾向にありました。

>初動テクニカル

以上から、回避ルールなどの判断が入る重複点テクニカルに比べると、

・先行テクニカル
・乖離テクニカル

は共にラインによる特定のチャートパターンに特化している分、習得の速度は早くなる方が多くなっています。

その上でさらに掘り下げると、乖離テクニカルは必ずキリ番という「決まった価格帯」をエントリーに使うので、その分だけ判断に迷いがなくなって、

・ミス
・見逃し

これらが出にくいので習得するスピードは、より早くなる方が増えているのが実際のところです。

もちろん、先行テクニカルにしても乖離テクニカルにしても、案内ページに掲載しているような高い成績を出せるチャートパターンは、そうそう1日に何回も頻繁に出るわけではありません。

ただ、乖離テクニカルのようにキリ番に特化したデイトレ手法を習得しておけば、

・重複点テクニカルのキリ番に特化したパターン
・重複点テクニカルに付属しているキリ番に特化した初動テクニカル

など、キリ番に着目したトレードスタイルはそのままで、このようにトレードパターンを負荷なく増やせるので、単純にトレード回数の増加を図ることが可能です。

重複点、先行、乖離、それぞれのデイトレ手法は、根本の深いロジックはライントレードであり大きく変わることはないので、

「1つの手法を習得後に次の手法へのステップアップもスムーズに遂げられている」

そんな傾向にありました。

長くなってしまいましたが、初心者の視点でも習得しやすいものとして、キリ番に特化した乖離テクニカルからスタートし、

・重複点テクニカルのキリ番に特化したパターン
・重複点テクニカルに付属しているキリ番に特化した初動テクニカル

などにステップアップして頂ければ、1日単位はもちろん月単位や年単位など長期視点における

・利益率の安定
・利益率の向上

この両立を図れることは間違いありません。

実際、特定の価格帯であるキリ番に着目していくことで、まずはキリ番に関わるデイトレ手法を習得していく方が手間や労力を最小にできる上に、初心者の方や、まだ大きな成果を出せていない方にも、上記の流れで多大な収益を上げている方も少なくないからです。

それ以降さらに利益率の安定と向上を目指すべく、

・キリ番を使わないパターンの重複点テクニカル
・重複点や乖離とは異なるパターンの先行テクニカル

など・・・これらにステップアップする流れが非常に合理的となっています。

開発者である私の場合は、テストを経て体系化できた順が

重複点テクニカル

初動テクニカル
(重複点テクニカル付属)

先行テクニカル

乖離テクニカル

このような順だったので、上の順序がそのまま習得順になってしまいました。

ただ、ここまでお伝えしたように、特定の価格帯を狙うチャートパターンに特化した乖離テクニカルの方が習得スピードは早くなる傾向にあることは間違いありません。

そのため、まずは乖離テクニカルをおすすめさせて頂きますし、私がこれから取り組むのであっても説明してきた理由から乖離テクニカルを真っ先に習得します。

繰り返しになりますが、その後は、

・重複点テクニカルのキリ番を使うパターン
・重複点テクニカルに付随するキリ番に特化した初動テクニカル

この上記2つと乖離テクニカルを合わせて、キリ番を使ったデイトレ手法を完全に習得した上で、

・キリ番を使わないパターンの重複点テクニカル
・重複点や乖離とは異なるパターンの先行テクニカル

これらへとステップアップしていく方針が、現時点における推奨の流れとなっていました。

また、サポートを付けている下記の

・重複点テクニカル
・先行テクニカル
・乖離テクニカル

は、お求めになられた教材であれば、すべてサポート対応させて頂いております。

例えば、乖離テクニカル購入後に重複点テクニカルを購入された場合、どちらのデイトレ手法に関してもサポート対応しているということです。

サポート期間については他の教材と異なる点があるので、簡潔に少しだけ説明させてください。

仮に1月1日に乖離テクニカルを購入した場合に、まだ乖離テクニカルに付随するサポートの60日が残っている「1月10日」の段階で、重複点テクニカルを購入される場合、

・乖離テクニカルのサポート60日
・先行テクニカルのサポート60日

という60日+60日の計120日間(約4ヶ月)がサポートをご利用できる期間となっています。

そのため、1月1日に乖離テクニカルを購入してから、4ヶ月後の4月末までサポートをご利用が可能です。

仮に3月21日に乖離テクニカル、すぐに重複点テクニカルという場合は、7月21日までの4ヶ月間

その上で、各教材のサポート対応が可能なため、

・乖離テクニカル
・重複点テクニカル

この両方のデイトレ手法について、1月1日から120日のサポート期間である4月末まで

「総合サポート」
「トレード添削」

を対応させて頂く次第です。

今挙げたトレード添削は好評であるものの、添削を行う側の私自身に大きな時間的な負担が発生し、人数の限界値がございます。

そのため、それぞれの案内ページにも記載の通り、販売停止になる可能性も0ではございません。

サポートを徹底するために人数制限を図るべく、実際に何度か、重複点テクニカルの方で一時的に販売停止をさせて頂いた過去もありました。

重複点テクニカルの後に公開している「先行テクニカル」「乖離テクニカル」に関しても、購入者様が一気に増えた場合は時期に応じて販売停止の恐れもございます。

このような事態もいつ起こるか分からず、実際に購入を希望されていたもののタイミングによってお求めできない方もおられ、

「先に教材の方を複数買っておきたい」

というご要望も多くあり、ここで説明したようなサポート期間を採用し、サポート期間が短くなるという不利にならないような対処をさせて頂いている次第です。

以上、おすすめの順序に加え、サポートについての説明も補足させて頂きました。

参考にして頂ければ幸いです。

重複点テクニカルと先行テクニカルはメルマガの1通目にて、案内ページを紹介しおりました。

乖離テクニカルに関しては公開が後になっていた分だけ、何通か後に紹介していましたが、お問い合わせ頂ければ案内ページの方を紹介させて頂きます。

>公式メールマガジン

>お問い合わせ

以上、よろしくお願いいたします。

内側と外側、両方に引けるアウトラインをどう扱うべきか

杉原です。

チャネルラインを引いてライントレードを行う上で、下図のようにトレンドラインと平行なアウトラインが、

・内側(黄緑)
・外側(オレンジ)

このように2つ引ける場合、この両者をどう扱っていけば良いか、悩むケースがあるかもしれません。

内側と外側、両方に引けるアウトライン

この記事では、チャネルラインを使ってトレードを行う上で迷いやすい、内側・外側のアウトラインについて、どのようにして扱っていくことが最善か解説させて頂きます。

チャネルラインの内側と外側、それぞれのアウトラインをどう扱うべき?

まず、いずれのアウトラインにしても、検討するエントリーの方向と逆向きに作用する場合は、エントリーを回避するなど警戒をすべきです。

先ほども挙げた下図であれば、どちらのアウトラインも「レジスタンスライン」として機能する可能性があります。

内側と外側、両方に引けるアウトライン

内側・外側で引ける両方のアウトラインが、共にレジスタンスラインとして働く余地があるからこそ、買い=ロングでのエントリーを検討していた場合、どちらのアウトラインに対しても警戒をすべきだということです。

私が思うライントレードの神髄?と言える考え方ですが、

・エントリーに頼るべきラインは確信が持てるもの
・エントリー回避に使う警戒すべきラインは怪しいものも含む

このような考えに基づいてトレードを行えば、トレードの精度が大きく向上するため、無駄な損切りを大幅に減らせるようになります。(=勝率の向上)

もちろん、警戒すべきラインが多くなり、逆にエントリーに使うラインが限られる分だけ、チャンスは減るデメリットがあるかもしれません。

ただ、確信のないラインを使って無駄に手を出していくこと、逆向きの反発に成り得るラインへの警戒を薄めてしまうこと、これらの意識があると、長くトレードをするほど徐々に精度(勝率)は明らかに下がってしまいます。

(これが、多くのトレーダーが長く勝ち続けられない要因と言っても過言ではありません。)

今回の例で言えば、外側・内側の両方で引けるアウトラインを共に警戒するように、徹底した自分への厳しさが、ライントレードで長く成功し続ける神髄・・・に他ならないと、私は実感している次第です。

2つのアウトラインは引いたまま(併存)にする?

ここまでの話を前提とした上で、併存(引いたままに)するかどうかは個人の自由なので、全会一致の明確な答えを出すことはできません。

ですが、いずれのアウトラインも警戒すべきということは確かです。

その上で、チャート上に2種類のアウトラインを併存させておけば、検討するエントリー方向と逆向きに作用する警戒に対する「漏れ」が防ぎやすくなるメリットがあります。

今回の例で言えば下図のようにレジスタンスラインとして機能する可能性があるので、ロングを狙う際には両者のアウトライン付近では「下落」が始まる恐れがあるので、エントリーの回避を検討するなどの「警戒」が有効です。

内側と外側、両方に引けるアウトライン

対して、併存させると、チャートがごちゃごちゃし過ぎるデメリットも否めません。

これらのメリット/デメリットを考慮した上で、ご自身の気質などに応じて併存させるか否かを考えるのがベストだと思います。

ただ、繰り返しで恐縮になりますが、併存=チャート上に引いたままにするか否かに関わらず、どちらのアウトラインも警戒を怠るべきではない、という点は変わりません。

その上で私の場合は、あまりにチャートがごちゃごちゃになると混乱することがあるため、
併存させずにアウトラインを

「調整」
「可動」

させた上で両者のアウトラインを警戒していました。

まずは以下の画像2つを参照ください。

内側だけに引いたアウトライン

外側に移動させたアウトライン

最初は上の画像で示したように内側に対し引いていたものの、ヒゲ(高値)でも意識をしつつ、次に掲載した画像のように「調整」「可動」させています。

私が使っているトレーディングビューでは、チャネルラインにおけるアウトラインのみをこのように調整・稼働できるため、チャートが煩雑にならない点から、私はこの方針を採用している次第です。

もちろん、下図ように

・外側のオレンジ
・内側の黄緑

という2つのチャネルラインを引いた上で、両者をチャート上に併存させても問題ありません。

内側と外側、両方で引けるアウトラインを併存

ただ、先ほど書いたように、ライン数が増えるほどチャートがごちゃごちゃになり、それが混乱を引き起こしやすい場合は、先ほど示したような私の方針が適しているかと思います。

逆に、ラインを調整・稼働する方が面倒という場合は、先に内側・外側で引けるチャネルラインを上図のように引いておき、ラインの漏れを無くす方針が適していると感じました。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

【手堅い】ピンバーのだましを防ぐ水平線を組み合わせたデイトレ手法

チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法法

【初動テクニカル】トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

「FXのプロもうなる?」チャネルラインを使った最強デイトレ手法

極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

Tradingviewで複数の銘柄(通貨ペア)チャートを重ねて比較する方法

杉原です。

この記事ではTradingview(トレーディングビュー)で使える有益な機能の1つである、チャート比較の機能を使いこなす方法を図解しています。

為替通貨のFXであれば、複数の通貨ペア同士でチャートを比較することで、現時点の相場における、

・通貨同士の相関関係
・通貨の強弱

これらを高い精度で把握できるため、実際のトレードで勝率を向上させる上で役立てることが可能です。

3パターンの比較方法があるので、ご自身にとって使い勝手が良い方法をぜひ試して頂ければと思います。

掲載している画像はクリック/タップで拡大されるので、見えにくい箇所がありましたら、クリックまたはタップによる拡大表示をご利用ください。

Tradingviewを使って別の銘柄(通貨ペア)同士のチャートを比較する方法

Tradingview(トレーディングビュー)で別チャートを比較する方法には下記の3つがあります。

  • 同じ%スケール
  • 新しい価格スケール
  • 新規ペイン

言葉だけではイメージしにくいと思いますので、具体的に1つずつ図解させて頂きます。

この記事ではポンド円(GBP/JPY)に対して相関性が分かりやすいポンドドル(GBP/USD)を比較する形で解説していきますが、どの銘柄(通貨ペア)でも方法は変わらないので、そのまま参考になるはずです。

関連:なぜポンド円はテクニカルが効きやすいのか?

Tradingview(トレーディングビュー)でのチャート比較~3パターンに共通する操作方法~

いずれの3パターンにおいても、比較対象のチャートを選ぶ過程までは特に変わりません。

そのため、そこまでの流れについて先に図解させて頂く次第です。

まずは比較元のチャート(この例ではポンド円)を開いた状態で、下図の赤枠で示したように「+」ボタンをクリックします。

Tradingview(トレーディングビュー)で比較またはシンボルの追加

すると下図のような比較対象となる銘柄(通貨ペア)を検索できるウィンドウが表示されます。

比較対象のチャートを検索

上図の赤枠に比較したい銘柄(通貨ペア)を入力(この例ではポンドドル)すると、下図のように候補が一覧で表示されるはずです。

OANDAのポンドドル(GBP/USD)を選択

この際、一覧には同じ銘柄・通貨ペアでも、各情報元が複数表示されます。

私は一貫して「OANDA」の情報を信頼して、バックテストの段階から使い続けていたので、このOANDAを選択しましたが、ご自身が普段使われる情報元に合わせて自由に選択していた頂いて問題ありません。

関連:TradingViewでバックテストを行うリプレイモードの解説

そして比較させたい任意の銘柄・通貨ペアにマウスを置くと、下図のように、

・同じ%スケール
・新しい価格スケール
・新規ペイン

この3パターンが青枠で示したように右側に表示されますので、お好きなパターンをクリックする流れになります。

3パターンの方法が選べる

今はポンド円とポンドドルという2つを比較する共通の流れでしたが、さらに別の銘柄・通貨ペアも比較対象に加え、3つ以上を同時に比べることもできます。

実際に下図はポンド円・ポンドドルに加えて、ドル円(USD/JPY)も加えて比較したものです。

3つの比較

このように2つの比較だけではなく、3つ以上の銘柄・通貨ペアを同時に比べて、より相関関係を詳しく分析することが可能です。

また、上図のように比較対象は線で表示されますが、色の変更はもちろん、ローソク足など好みの形状に変更できます。

表示されている線を右クリックすると、設定画面が出ますので、下図のように自由なカスタマイズが可能です。

比較対象のカスタマイズ

ちなみに、ローソク足同士の比較にすると、下図のようになります。

ローソク足同士の比較

ローソク足の形状まで含めて相関関係を分析する際には、とても有効な比較方法です。

もちろん、ローソク足も色を含めて自由にカスタマイズできます。

そして、比較対象をチャート上から消したい場合には、下図のようにクリックして赤丸内にある白丸が表示された状態にして、

・Delite
・BackSpace

いずれかのキーを押せばOKです。

比較対象の選択

または比較対象にマウスを乗せた状態で、下図のようなマウスホイールをクリックしても削除が可能です。

マウスホイール

以上、ここまでが3パターンに共通する操作方法でした。

続いては、各パターンについて掘り下げて解説させて頂きます。

同じ%スケール

この「同じ%スケール」での比較は、画面に表示されているチャートの左端から始まる価格を「0%」として、現在の価格である右端までの増減を%で表したものです。

実際にポンド円(GBP/JPY)に対して比較対象のポンドドル(GBP/USD)を表示させたものが下図になります。

%の増減比較

オレンジの線が比較対象として選択したポンドドル(GBP/USD)です。

普段は右側の縦軸が価格(レート)ですが、この比較方法を選択すると%で表示されます。

この%こそが、先ほど書いたように、現時点で表示されている一番左側の価格を0%のスタート地点とした上で、一番右までの値動きにおける増減を表した数値に他なりません。

このような%の比較を行うことで、

・ポンド円(GBP/JPY)
・ポンドドル(GBP/USD)

のように通貨単位が異なる場合でも、相関関係が分かりやすいメリットがあります。

そのため、上記2つに加えて、ポンドオージー(GBP/AUD)も比較の対象に加え、相関が強ければ「ポンド」が強いなどの分析を細かく行うことが可能です。

このように「同じ%スケール」は複数の通貨ペアで通貨単位が異なる際にとても使い勝手が良い比較の方法となります。

新しい価格スケール

続いて2つ目のTradingview(トレーディングビュー)でのチャート比較方法は「新しい価格スケール」です。

先ほどの「同じ%スケール」は右側に%表示のみがされていましたが、この「新しい価格スケール」では、下図のように左右の両方にそれぞれの価格(レート)が表示されます。

新しい価格スケール

このように各対象の価格(レート)が表示されることで、それぞれの縦軸方向での表示スケールを変更し、見やすくできるメリットがあります。

実際にそれぞれを縦方向に縮小したものが下図です。

縦方向の縮小

この逆に片一方の拡大もできます。

この縮小/拡大は、価格の縦軸にマウスを置いて、

・ドラッグアンドドロップ
・マウスホイールの上下

このいずれかの操作によって瞬時に行うことが可能です。

ですが、この「新しい価格スケール」による比較は、左右の縦軸が価格(レート)表記になる代わりに、3つ目以上の対象を比較することには適しません。

と言いますのも、3つ目の比較対象を入れると、下図のように右側の縦軸が価格表記から%表記に自動で変更されてしまうからです。

3つ以上の比較には適さない

このように勝手に%での比較に変わってしまうので、価格による比較は2つの銘柄・通貨ペア同士での相関関係を分析する場合に使うと有効となります。

新規ペイン

最後、3つ目の比較方法である「新規ペイン」を選択すると、下図のように2つの比較対象が重ならず、上下に分けて表示されます。

上下に分割して比較

新規ペインは「新規」で表示場所を作ることで、このようにチャートが重なりません。

そのため、あえて2つの比較対象を重ねず、分割して見やすく比較したい場合に有効な方法です。

上の図で右側に示されているように、比較の基準は%ではなく「価格」となっています。

また、下に表示されている比較対象(この場合オレンジのポンドドル)をの比較元(この場合ポンド円)の方にドラッグアンドドロップすると、2つのチャートが重ねて表示され、2つ目に解説したパターン「新しい価格スケール」と同じ比較方法になります。

ドラッグアンドドロップした結果

まとめ~Tradingviewで複数の銘柄(通貨ペア)チャートを重ねて比較する方法~

以上、この記事ではTradingview(トレーディングビュー)で2つ以上を対象とする銘柄・通貨ペアのチャートを比較し、相関関係などを分析する方法を3パターン解説いたしました。

  • 同じ%スケール
    →銘柄同士の通貨が異なる場合
  • 新しい価格スケール
    →左右にそれぞれの価格を表示したい場合
  • 新規ペイン
    →比較対象のチャート同士を重ねず上下に分割して分析したい場合

上記のように、それぞれ使い勝手が異なるので、ご自身の目的などに合わせて上手くご活用頂ければ幸いです。

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