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杉原です。
今回の記事では、チャネルラインの引き方になります。
ただ、一般的なトレンドラインを先に引くチャネルラインの引き方とは異なり、アウトラインを先に引いてチャネルラインを生成していく方法です。
アウトラインからチャネルラインを引けるようになる事により、
・エントリーのチャンスを逃さない
・回避すべき相場状況を見逃さない
などに繋がるため、利益率の向上が見込めるようになっていきます。
今回の記事で解説するアウトラインを主体としたチャネルラインの引き方とは別に、一般的なチャネルラインの引き方は、下記の記事をご覧ください。
アウトラインからチャネルラインを引く方法
まず下図のようにトレンドラインを引けない場合に、アウトラインから引くパターンが有効となります。
上図は、黄色丸2つを安値同士で結ぶことでトレンドラインを引けそうですが、青線で図示したように、まだ前回高値を更新していないので、トレンドラインを引けるタイミングではありません。
そこで、下図の赤丸で図示したように、高値同士でアウトラインを先に引ける部分を見つけました。
その上で、下図のように赤丸同士を高値としてアウトラインを引きます。
下図のようにアウトラインをクリックし、「中間点」である白丸をドラックアンドドロップして、アウトラインと平行なトレンドラインを生成していくわけです。
その際、黄色丸で図示した2つの「安値」を結ぶようにしてトレンドラインにできます。
結果、下図のようなチャネルが生成されました。
赤丸がアウトライン上にある「高値」、黄色丸がトレンドライン上にある「安値」です。
その後、時間が経過したチャートが下図になります。
黄色丸で図示したようにトレンドラインがしっかり機能しており、トレンドライン上で下げ止まっている事がお分かり頂けるはずです。
以上が、アウトラインを先引いてチャネルを生成する方法でした。
この方法により、この先「多くのトレーダーが意識する事になるチャネル」(トレンドライン+アウトライン)を先回りして予測することができます。
多くのトレーダーが意識するチャネルは、
値動きの範囲
反発による上昇や下降
の予測ができるようになるわけです。
トレーダーがいつ「買い」「売り」を行うかはある程度読む事は可能ですが、トレーダーごとの「注文数」をどうやっても読めません。
(トレーダーが持つ資金量はどうやっても分からないので)
その時点で、どこまで利幅を伸ばせるかという値動きの予想は読めるはずがないので、当てようとすること自体が不毛なわけです。
偶然当たる事はもちろんあるが、それは勝つべくして勝つトレードではなく、ギャンブルに過ぎません。
ただ、
値動きの範囲
反発による上昇や下降
は多くのトレーダーが意識するトレンドラインとアウトライン=チャネルを引く事で、ある程度の予測が立ちます。
その予測が遅れてしまえば、すでに価格が上がった時に買ってしまったり、すでに価格が下がった時に売ってしまう事で、いわゆる、
「天井買い」
「底売り」
を行ってしまい、そのため、多大な損失に繋がりかねません。
この「天井買い」「底売り」の回避ができれば、建玉分割を使って高い勝率を叩き出す事が可能になるので、利益率が必然的に向上していくことになるわけです。
もちろん、「天井買い」「底売り」を回避しただけでは、いつ利確できるかは分かりません。
そのため、
複数のチャネル
下位足と上位足を組み合わせたプライスアクション
によって、今現在「より多くのトレーダーが意識」しているのが「買い」か「売り」かを高い精度で見極めていきます。
それにより、仮にエントリー方向と逆行しても、短時間内にリバウンドで戻ってきて利確しやすくなる場面を見つけ出し、その場面で「のみ」トレードを行うことで、
「徹底して負けない」
「勝つべくして勝つ」
そんなトレードができるようになるわけです。
そのためにもチャネルラインの「漏れ」がないようにすることが重要であるので、このアウトラインを先に引いてチャネルラインを生成する方法を、ぜひともマスターして頂きたいと思います。