「テクニカル分析」の記事一覧

水平線やトレンドラインは過去いつの時点から引くべきか

杉原です。

水平線(水平ライン)やトレンドライン、チャネルラインなどを使ったライントレードを実践する際に、

「どこを始点に、いつの段階から引けば良いか?」
「どこまで遡って引くべきなのか?」

という疑問、悩みを抱えるトレーダーの方は少なくないかと思います。

水平線(水平ライン)やトレンドライン、チャネルライン

実際にメルマガ内でも、このような悩み相談は定期的に来ることもあり、この記事を通して「ラインはどこから引くべきか」という明確な答えを打ち出して共有したいと考えた次第です。

水平線(水平ライン)にしてもトレンドライン/チャネルラインにしても、そのライン付近で反発する可能性があるからこそ、もしもエントリーと逆方向に作用するラインが漏れている場合、大きな逆行を食らって損失を被る危険性が大いに有り得ます。

そんな危険を回避して利益率を安定させるためにも、この記事の内容を活かして頂ければ幸いです。

水平線にしてもトレンドラインやチャネルラインにしても、過去いつの時点から引けば良いかの考え方/理屈は特に変わりません。

ご自身がお使いになるラインに照らし合わせて、ぜひ当記事の内容を活かして頂ければと思います。

水平線(水平ライン)やトレンドラインなどのラインは過去、いつから引くべきか

どんなラインを引くにしても、できる限り古い時期から引くことを推奨していました。

極端な話、月足で見て一番古い過去まで遡った上で、目立つ高値や安値を、

・水平線(水平ライン)
・トレンドライン
・チャネルライン

における頂点として引く方が無難というのが私の考えです。

少なくとも、数ヵ月、数年以上は更新されていない

・高値
・安値

などは、どのような指標/インジケーターを使うトレーダーにとっても『明確な価格帯』として意識されることは間違いありません。

そんな大勢のトレーダーに意識される高値/安値のような価格帯は、

・ポジションを持っているトレーダーの利確
・逆張りを狙うトレーダーのエントリー

これらの注文が重なり、大きな反発が生じる可能性がとても高くなります。

数ヵ月、数年以上は更新されていない高値や安値で起こること

仮に数ヵ月、数年以上は更新されていない高値を例にすれば、

・買いポジションを持っているトレーダーの利確(売り注文)
・逆張りを狙うトレーダーのエントリー(売り注文)

という両視点からの売り注文が、この価格帯に合わさることで『反発=下落』が見込めます。

逆に安値であれば、反発による上昇が考えられるということです。

実際に下図のドル円チャート(月足)では、2007年6月から更新されていなかった高値が、約8年後の2015年5月にてレジスタンスラインのように働いていました。

ドル円月足チャート

高値/安値のいずれにしても非常に大きく目立つ頂点なので、スキャルピングやデイトレードなど短期トレードの視点だけではなく、スイングトレードや長期のポジショントレードと言ったトレーダーも含め、大勢からの注文が予測されることは間違いありません。

だからこそ大勢のトレーダーからの注文が重なり合って、反発の精度がとても高いものになります。

よって、可能な限り過去まで振り返った上で、数ヵ月、数年以上は更新されていない

・高値
・安値

は反発の可能性が非常に高いからこそ、これらの価格帯には水平線(水平ライン)を引いておくべきです。

その上で、反発を懸念し、このラインに逆らうエントリーは避ける方が賢明となります。

トレンドライン、チャネルラインの視点

先ほどは月、年単位で更新されていない高値/安値に対しての水平線(水平ライン)についてでしたが、続いては斜めのラインであるトレンドラインやチャネルラインに関して解説させて頂きます。

まず、このトレンドラインやチャネルラインは水平線と同様、RSIやRCIのようなインジケーターとは異なり、そもそもパラメータ(設定値)がありません。

そのため、ラインを引くトレーダー同士によって、トレンドを分析する上での「差」が生じにくいメリットがあり、それが精度の高さに繋がっています。

そんな精度の高さがある前提で、より長い期間で引いたトレンドラインやチャネルラインは、短期トレーダーから長期トレーダーまで、あらゆる時間軸で取引するトレーダーたち大勢から意識される傾向にあることは間違いありません。

極端な話、1分足などの下位足でしか見えないラインよりも、上位足でより長い期間で引いたラインの方が多くのトレーダーの目に入りやすいからです。

ですので、期間が長いラインは、先ほど書いたようにパラメータ(設定値)がなくトレーダー同士による分析の差が出にくいことに加えて、非常に大勢のトレーダーから意識されるラインになるからこそ、精度が極めて高まる傾向にあります。

要するに、数ヵ月、数年単位で引けるトレンドラインやチャネルラインは、より高い精度のラインだということです。

そんな長期間で引いたラインの例が、下図のポンド円(月足)になります。

ポンド円の月足(トレンドライン側の反応)

このチャート図は月足のため、ラインの期間が短く見えるかもしれません。

ただ、チャート図をご覧になると分かるように、このチャネルラインはトレンドライン側の始点が2018年2月で、トレンドライン側の3点目で大きな丸印で示した場所が2019年12月~2020年2月でした。

つまり約2年も前から始まっていた、極めて長期間のラインになります。

ポンド円の月足(トレンドライン側の反応)

実際、チャート見ると、

・2019年12月
・2020年1月
・2020年2月

までの3カ月間、このチャネルラインにおけるトレンドラインで描かれていたレジスタンスラインに強く反応していました。(その後、下落)

また、下図は同じポンド円の月足チャートですが、チャネルラインのアウトラインでも同じように反応が見られます。

ポンド円の月足(アウトラインの反応)

トレンドラインと平行に引かれるアウトラインは、平行なN字波形の「終点」として意識され、

・ポジションを持っているトレーダーの利確
・反発を狙った逆張りトレーダーのエントリー

などの注文が入りやすい傾向にあります。

この例ではアウトラインがサポートラインとして機能しており、

・売りポジションを持っているトレーダーの利確(買い注文)
・反発を狙った逆張りを狙うトレーダーのエントリー(買い注文)

これらが重複することで、大きな反発(上昇)が起こっていました。

ポンド円の月足(アウトラインの反応)

また、先ほど挙げた、

・パラメータ(設定値)がないことで分析の差が出にくい
・長期で引くことで短期~長期まで大勢のトレーダーから意識される

これらの特徴から、長い期間で引いたラインの精度は高い傾向にあることに加えて、チャネルラインで描かれる「平行なN字波形」で把握できるトレンドは、特にラインを引かないトレーダーにも意識される傾向があります。

高値と安値がそれぞれ平行にN字波形を描くからこそ、

・使う指標に関係なく
・ラインを引く引かないに関係なく

本当に数多くのトレーダーが同じトレンドを認識できるわけです。

ですので、チャネルラインはより精度が高まる余地があると言っても過言ではありません。

ポンド円の月足(アウトラインの反応)

まとめ~水平線やトレンドラインは過去いつの時点から引くべきか~

以上この記事では、水平線などのラインは「過去どのくらいの時点から引くべきか」というテーマで解説を行ってきました。

その上で率直な答えとしては「表示できる限りの過去から引くべき」と解説させて頂いた次第です。

少なくとも数ヵ月、数年もの間、更新されていなかった高値/安値は、非常に目立つからこそ、

・ポジションを持っているトレーダーの利確
・逆張りを狙うトレーダーのエントリー

これらの注文における「目安」になりやすい傾向にあります。

その上で上記の注文は同じ方向になるからこそ、数年もの間、更新されていなかった高値/安値に引いた水平線(水平ライン)は精度が高いわけです。

ですので、このような水平線(水平ライン)が漏れていて、気づかぬ内にこのラインに逆らうトレードをしてしまうと、思わぬ大損を食らう危険性が否めません。

だからこそ、できる限り古い過去まで遡った上で、目立つ高値/安値からラインを引くことを推奨していました。

また、水平線だけではなく、

・トレンドライン
・チャネルライン

に関しても同じように、長い期間で目立つ高値や安値から引いたラインは効き目が高まるからこそ、逆らうトレードをして大きな逆行を食らわないよう、決して引き漏れがないように気を付けるべきというのが私の意見です。

以上、参考にして頂ければと思います。

追伸

この記事で例にした、

・水平線(水平ライン)
・トレンドライン
・チャネルライン

これらを使ったライントレードの実例を、実際のエントリー場所も含めて図解していました。

良ければ、下記のリンクから気になる記事をご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法法

資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

【手堅い】ピンバーのだましを防ぐ水平線を組み合わせたデイトレ手法

【初動テクニカル】トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

「FXのプロもうなる?」チャネルラインを使った最強デイトレ手法

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【QA】4時間足チャートは各業者ごとに違いがあるから意味無い?

杉原です。

先日、長くお付き合いのある読者の方から

「4時間足は業者によって差が出るから有効性が低下するのでは?」

という質問を頂き、とても共通性の高い内容と感じたため、この記事を介して回答の方を共通したいと思います。

実際に、MT4によっては、4時間足の開始時刻が異なるため、業者によって4時間足の、

・始値
・安値
・高値
・終値

に違いが出るデメリットがあり、このような背景から、4時間足の有効性を懸念されていました。

4時間足は意味無い?

まず、業者毎に4時間足に差が出るMT4はそれほど数が多くない上に、その事実に気付いているトレーダーは

「トレーディングビューなどのチャートソフト」

のような、4時間足に差が無いチャートを見ている傾向にあります。

また、朝に発生する価格の暴走も「スワップポイントが異なる」点で、スワップポイントを狙うトレーダーがそれぞれの業者で取引することにより、各業者で大きく異なるのが実際のところです。

ですので、朝の安値や高値が業者毎にMT4で異なってきます。

以上から、少なくとも、あえて差が出てしまう業者のMT4を使いかつ操作性が劣悪なMT4でライントレードを行うトレーダーは世界的に見れば少数派だと思います。

上記の「差」による精度の低下やチャートの拡大縮小、ライン生成など、操作が遅れやすく、それがラインの漏れに繋がり、損失になる危険性があるからです。

MT4では手間が掛かるチャートの拡大/縮小や、ラインの生成や削除も、Tradingview(トレーディングビュー)であればワンクリックで可能なので、ライントレードを行う世界中のトレーダーからTradingviewが好まれています。

実際にライントレードを行う私自身も、発注のみをMT4で行い、ラインを引くなどのチャート監視はTradingviewで行っていました。

以上を前提として、4時間足を見る際には、各業者毎に違いが生じるMT4ではなく、共通した4時間足が閲覧できるチャートソフトのTradingviewなどを見てラインを引くことを推奨していました。

その上で、実際にトレーディングビューで見れるOANDAチャートなどでは、4時間足で引いたラインがしっかり機能している「答え」があるので、有効性が下がるのでは?ということは気にする必要ないと思います。

このブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、トレンドラインをはじめとするライントレードで「専業」として安定して稼ぎ続けるノウハウを公開していました。

その中でも「含み損」をほぼ抱えない利益率に特化した、

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とう上記2つのロジックを、エントリ―場所を含めて図解した特別資料にて無料で配布しています。

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すぐ消すな!トレンドラインを消すタイミング、効き目が無くなるのはいつか?(長期ラインを例に解説)

杉原です。

トレンドラインやチャネルライン、水平線(水平ライン)のようなラインは、上位足で引けば、その上位足よりも下位足にも等しく表示されます。

そのため、短期~中長期を含むとても大勢のトレーダーと「同じトレンド分析」ができるので、非常に精度が高い指標です。

そんな長期のトレンドラインをはじめとするラインは、短期のラインとは異なり、なかなかブレイクされないため、

「いつ効き目が無くなるのか?」
「いつ消せば良いのか?」

そのようなタイミングが分かりにくいと感じる方も多いようで、このような相談をメルマガの方で頂くことも少なくありません。

そこで当記事では、長期トレンドラインを例にして、効き目が無くなる/消す、そんなタイミングについて実際のチャート図を使って解説させて頂きます。

今回はトレンドラインを例にしますが、チャネルラインや水平線(水平ライン)でも同じになりますので、そのまま参考にして頂ければ幸いです。

また、長期のラインを挙げていますが、短期や中期のラインでも考え方は同じですので、幅広く応用できる内容となっています。

長期トレンドラインはいつ消すのか~機能しなくなるタイミングとは~

まずは下に示した実際のチャート図をご覧ください。

長期トレンドラインを引いたポンド円チャート

上図は始点が4ヶ月ほど前になる長期トレンドラインをポンド円のチャートに水色で引いたものです。

右端の方をご覧になると分かる通り、ラインをブレイクされ始めました。

下図が、1時間足チャートと4時間足チャートにして拡大してみた図です。

長期トレンドラインを引いたポンド円1時間足チャート

長期トレンドラインを引いたポンド円4時間足チャート

ちなみに、下位足であるポンド円の5分足チャートと15分足チャートでは、以下のようにブレイク後に上昇トレンドができている程のブレイク具合です。

長期トレンドラインを引いたポンド円5分足チャート

長期トレンドラインを引いたポンド円15分足チャート

このように、この長期トレンドライン(水色線)をブレイク後、下位足では続けて上昇傾向が強まっているので、

・スキャルピング
・デイトレード

のようなスタイルの短期トレーダーからすれば、このラインは「すでに用済み」に感じているかもしれません。

少なくとも、この時点で約120pipsものブレイク幅で、さらにブレイク後に上昇トレンドが発生する程の勢いがあるからです。

また、先ほどお見せしたように1時間足チャートも4時間足チャートも同じように約120pipsもブレイクされているため、多くのトレーダーはこの時点で水色の長期トレンドラインは、

・もう効き目が無くなったのでは?
・消しても良いのでは?

と感じてしまうかもしれません。

しかし、日足チャートまで見ると、話は変わってきます。

長期トレンドラインを消すのは早く、まだ機能していた。

どの時間足チャートでも約120pipsほど大きくブレイクしたものの、そこから数時間かけて約200pipsほど下落します。

下の図が、その時の日足チャートです。

長期トレンドラインを引いたポンド円日足チャート

ご覧のように、一度は大きくブレイクし、下位足ではさらに上昇トレンドが発生していたものの、この長期トレンドラインに反応するかのように「ピンバー」となってトレンドライン内に戻ってしまいました。

要するに、まだ消すのは早く、効き目は継続していたということです。

上ヒゲのピンバーは、そこからの下落トレンドを示す傾向があるため、この後の下落トレンド突入が警戒されます。

実際にこの後の1時間足チャートでは、水色で引いた長期トレンドラインをブレイクしようと下図のように再び上昇を見せるものの、結局は高値も安値も「切り下がって」しまいました。(図の1~2)

(つまり、1時間足チャートで見れば、下降トレンドに入り始めたわけです。)

ポンド円に引いた長期トレンドラインをブレイクしそうになるものの、やはり下降トレンドに途中した1時間足チャート

約120pipsもブレイクしたものの、図の1~2で示したように、再びトレンドラインに戻り、またブレイクしそうになってもラインで反発されていました。

要するに、まだトレンドラインの効き目があったということです。

では、いつ長期トレンドラインの効き目が無くなるのか?消しても良いのか?

以上のように、仮に100pips以上もブレイクしたとしても、ヒゲを伴ってチャートに戻ることがあるため、安易に長期トレンドラインを消すべきではありません。

その上で、今回のような長期トレンドラインの効き目が無くなる、消しても良いタイミングを計るためには、

「そのトレンドラインを明確に引ける最大の時間足で完全にブレイクするのを待つ」

とう考え方が重要です。

今回のポンド円で示した長期トレンドラインの例では、週足では埋もれてしまい明確にラインを引けませんでした。

そのため「最大の時間足」は下図のように『日足』ということです。

長期トレンドラインを引いたポンド円日足チャート

実際に、日足を見て同様の長期トレンドラインを引いたトレーダーは世界中に数多くいたはずです。

そんな日足で引けたラインということは、ブレイクの判断も日足がベースになる傾向にあります。

よって、日足チャートにて、完全にローソク足がブレイクすることで、この長期トレンドラインの効き目が弱まってくると考えらるわけです。

仮に今回のラインよりも短い期間のラインで、15分足が明確に引ける最大の上位足であれば15分足のブレイクが、効き目低下のサインになってきます。

冒頭でもお伝えしてように、トレンドラインに限らず「チャネルライン」「水平線(水平ライン)」でも、この考え方は有効になるため、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】

>含み損がほぼ無い。水平ライン(キリ番)を使ったFXのデイトレード手法。

>水平線(水平ライン)を使って1日10%以上の利益率を上げていたデイトレ手法

>「FXのプロもうなる?」チャネルラインを使った最強デイトレ手法

その上で、このような長期トレンドライン消すタイミングについては「押し安値」「戻り高値」をブレイクされた段階というのが一般的になります。

今回のような下降トレンドラインでは「戻り高値」である下図の黒丸をブレイクされたら、ということです。

下降の長期トレンドラインと戻り高値

この戻り高値をブレイクされると、水色で引いた長期トレンドラインの引き直しが不可能になるからこそ、完全にラインの削除が可能になります。

ただ、実際の現場(相場)では、この戻り高値がブレイクされる前に削除してしまうケースが少なくありません。

トレンドラインを消すタイミングのトレーダーによるズレ。

戻り高値のブレイクまでラインを残しておいても「邪魔」になる場合、今回のラインで言えば、明確にラインを引ける最大の上位足である「日足」でもブレイクを確認できた段階で、ラインを消してしまう方法もありだと思います。

その上で、再び下落して水色のトレンドライン内に戻ってくるようであれば、再度トレンドラインを新たに引けば良いだけだからです。

実際に私は今挙げたように、ブレイクを確認した段階でラインは邪魔に感じるので、押し安値や戻り高値のブレイクを待つ前に消すことが少なくありません。

特に私の場合、短期のデイトレードがメインであり、上位足でも引くものの、短いラインは5分足、時には1分足まで下位足を見て引きます。

そのため、ラインの数が多くなり、チャートがラインだらけになって混乱し、判断ミスを起こす危険性が高まることが否定できません。

そのような対策として、効き目が無くなっているラインに関しては、

・その時点で消してチャートをできる限りキレイにしておく
・引き直しができる場合は新たにラインを引く

このような方針をとっていました。

まとめ~長期トレンドラインを消すタイミングと効き目が無くなるサイン~

以上、この記事ではラインを消すタイミングや、効き目が無くなる段階について、長期トレンドラインを例にして解説させて頂きました。

重要な点としては、そのラインを明確に引ける最大の上位足でブレイクするまでは、まだ効き目が無くならず、今回の例のように約100pips以上ブレイクしてもラインに戻ってくる可能性は十分にあるということです。

下図は1時間足チャートで見て約120pipsも上にブレイクしたものの、数時間後には約200pips下落し、日足で見てピンバーが確定してトレンドライン内に戻ってチャート例になります。

上にブレイクしたものの200pipsの下落でピンバーになってライン内に戻った例

このように、ブレイクと判断してエントリーすると、大きな逆行を食らう危険性があるのでご注意ください。

先程まとめたように「ラインを明確に引ける最大の上位足でブレイク」しない限りは、そのラインはまだ効き目があると判断し、警戒すべきです。

今回の例は明確にラインを引ける最大の上位足は「日足」になるので、日足のブレイクを待つことが無難となります。

(ラインを明確に引ける最大の上位足が15分足ならば、15分足のブレイクが、効き目が無くなり始めたサインです)

その上で、ラインを消しても良いタイミングは「戻り高値」「押し安値」をブレイクされた段階の「もう引き直しが出来ないタイミング」になります。

ただ、実際の現場(相場)では、多くのラインを引く場合には混乱してミスを誘発しないよう、効き目が無くなっているラインは消し、引き直しが出来たら新たにラインを引く・・・このような方針も推奨していました。(私は実際にそうしています)

今回は長期のトレンドラインを例にしましたが、短期でも中期でも考え方は特に変わりません。

また、トレンドラインだけではなく、水平線(水平ライン)やチャネルラインでも同じ考え方が有効なので、どうぞお役立て頂ければ幸いです。

今回の記事でラインのブレイクについて触れましたが、そんなトレンドラインのブレイクに特化し、一度のトレードで2桁台の利益率を出しているデイトレ手法について、エントリーから決済、ロット設定まで図解した記事を公開していました。

有益な資料の1つになると思いますので、ぜひ下記のリンクからご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

【関連記事】

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FXのデイトレでトレンドラインなどのラインは「どの時間足」で引くべきか?

杉原です。

この記事ではFXなどでデイトレードを行う際に、15分足や1時間足など「どの時間足」で、

・トレンドライン
・水平線(水平ライン)
・チャネルライン

などのラインを引くのが良いか、その明確な『答え』を納得頂けるように解説していきたいと思います。

ライントレードを実践している場合、興味がある場合には、成績を大きく向上させる可能性がある記事内容になりますので、どうぞ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

トレンドラインなどラインの「本質」「強み」から、どの時間足で引くかを逆算

トレンドラインや水平線、チャネルラインなどのラインは「パラメータが無いことで大勢のトレーダーと『同じ視点で分析できること』が強み」になります。

少なくとも4時間足で引けるラインは、4時間足以下の時間足にはすべて等しく見えるはずですし、下図のように1時間足で引けるラインは1時間足よりも下位の時間足でも等しく見えるはずです。

上位足で引いたラインが下位足でも同じく引けるチャー事例

ですので、長期の時間足で引いたラインは大勢のトレーダーから注目度が上げることで精度が高いからこそ、上位時間足から引くことは欠かせません。

その上で、徐々にラインを引く時間足を下げていき(下位足にしていき)、最終的に執行足である時間足で引けば網羅できるはずです。

(5分足でのデイトレなら5分足まで、1分足でのデイトレなら1分足まで)

そもそも上位足で引けるラインは、画面を縮小した下位足でも引けます。

だからこそ上位足で引けるような、

・トレンドライン
・水平線(水平ライン)
・チャネルライン

などのラインは、FXなどのチャートを見ている大勢のトレーダーに意識され、高い精度になるわけです。

これがRSIやRCIなど、パラメータ(設定値)があるような大半のインジケーターでは、いくら大勢のトレーダーから見られていても、それぞれのトレーダーによってパラメータが違うことで見え方が異なります。

それが精度の低下に繋がるということです。

ですが、そんな多くのインジケーターとは異なり、パラメータによる「差」がでないからこそ、トレンドラインや水平線(水平ライン)、チャネルラインなどのラインは、大勢のトレーダーと同じ見え方による、

「ほぼ同じトレンド分析」

が可能にります。

だからこそ、ライントレードは高い精度に繋がっているわけです。

ただ、短期トレードでエントリーに使うような、期間が短いラインは下位足でしか引けません。

少なくともFXの5分足チャートで引く「期間(長さ)が1時間ほどのトレンドライン」は、4時間足や日足などの上位足では当然ながら引けないはずです。

そのため、5分足でデイトレードを行う場合には、5分足のような下位足でしか引けない短期間のラインを引くために、下位足でも引く必要があります。

以上から、トレンドラインなどのラインを引く際には、まず日足レベルから引いていき、徐々に時間足を小さくしていき、最後は執行の時間足で引くという流れが理想かと思います。

少なくとも日足や4時間足レベルで引けるラインは、高値や安値の幅が大きいからこそ、その高値や安値が更新されにくいため、新たに引くラインは頻繫に発生しませんし、一度引けばしばらく修正が必要になることもありません。

数日以上そのままの場合が大半です。

ですので、上位足でトレンドラインなどのラインを引く手間や負担は、それほど無いと個人的には思います。

ただ、FXなどにおける1分足や5分足などの下位足チャートでは、頻繁に高値や安値が更新されていくため、1日の中で何度も引いたり消したりの作業が欠かせません。

以上、上位足から下位足まで網羅して引くという考えになりますが、ちなみに30分足チャートでは私は引きません。

まず日足や1時間足はキリの良い時間足として大勢のトレーダーから意識されるため、その形状も確認するため、その流れでラインを引きます。

その上で、さらに細かく見るため5分足15分足もチャートなどの「執行足」を確認する際にもライン引くため、自然と30分足で引けるはずのラインは網羅できているからこそ、あえて30分足でラインを引く作業は行っていませんでした。

また、大画面でチャートを見る場合、画面を限りなく縮小すれば5分足で15分足で引けるラインも網羅できるはずですし、4時間足も1時間足で網羅できるので、

・日足
・1時間足
・5分足

のように、少ない数の時間足での作業で済ますことも可能かと思います。

私の場合、画面の電磁波が気になるのと、1つの場所に留まらず、場所をコロコロ変えたい性格なので、グーグルChromeブックのようなモバイルPCで実践することが多いです。

(旅行先やカフェなどでも持ち運べるように)

ですので、比較的小さな画面になるので、各時間足チャートで表示されるローソク足の本数は多くありません。

そのため、

・日足
・4時間足
・1時間足
・15分足
・5分足

と細かく見て、ラインを網羅していました。

以上のように、必要な時間足の考え方は、実践される画面の大きさによっても異なるので参考にして頂ければ幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

当ブログ『専業デイトレーダーの会』では、ライントレードに関する実際に成果を出しているデイトレードのロジックを、実際のエントリー場所を含め解説していました。

その他、ラインを使って1日10%以上の平均利率を維持しているデイトレ手法のロジックも、無料の公式メルマガ内で、図解した特別資料を1通目に配布し公開しています。

どちらも実際のチャート図を使って解説しており、そのままご自身が行うトレードの参考になると思いますので、良ければ下記からご覧になってみてください。

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【目次】チャネルライン関連の講義まとめ

杉原です。

この記事は、私自身とても信頼して使い込んでいるテクニカル指標の1つである『チャネルライン』に関連する講義の「目次」になります。

そんなチャネルラインに関して、有効性の証明から実際のトレードでの使い方、具体的なロジックを含め、ある程度の講義数が溜まってきたので、この記事を「まとめ」とさせて頂きました。

いくつかの分類ごとに仕分けているので、気になる/知りたいという講義を自由に選択して頂ければ幸いです。

(チャネルラインに関する新着記事が投稿された段階で、この目次にも追加していきます)

チャネルラインを使ったデイトレード手法

チャネルラインを組み合わせた、高い精度を維持しながら「含み損」を徹底的に抑え込んだデイトレ手法を、エントリー場所を含めて図解しています。

チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法

「FXのプロもうなる?」チャネルラインを使った最強デイトレ手法

【手堅い】ピンバーのだましを防ぐ水平線を組み合わせたデイトレ手法

【一度で約100pips】戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード手法

トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法『初動テクニカル』

リスクリワード1:2~3。窓埋め後を狙った高勝率のデイトレ手法。

【図解】水平線(水平ライン)で1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

FXのデイトレで資金1万から500万に、少額から一気に増やした手法/ロジックの解説。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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MT4でリスクリワードなど値幅のpipsを正確に測る方法

杉原です。

特にデイトレードなど細かな利幅を狙っていく際には、取れる見込みの利幅やリスクリワードがどのくらいかを測る必要があるかと思います。

その他にもトレード手法によっては、下図のようにトレンドの値幅を観測して、エントリーや決済の判断を行う場合もあるかもしれません。

トレンドの値幅を観測

そこで当記事では、発注に欠かせないMT4のチャートにおいて、マウス操作のみで任意の値幅を選択して正確なpipsを測る方法を解説させて頂きます。

想定の利幅と損切りまでの距離を測り、リスクリワードを計算する場合にも使える操作法なので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。

MT4にてマウス操作のみで値幅の正確なpipsを測定する方法

まずはお好きな銘柄のチャートをMT4で開いてください。

その上で今回は例として、下図(ゴールド、XAU/USD)で黄緑色に示した高値から安値(ヒゲの先っぽ)までの、正確な値幅(pips)を測っていきます。

測る値幅の例

マウス操作のみで正確なpipsを測るためには、まずチャート上で下図のように「十字線」を出す必要があります。

チャートに出した十字線

MT4にてチャート上に十字線を出すには、MT4の上部メニューにある「十字マーク」(下図の赤枠)をクリックすればOKです。

チャートに十字線を出す1

上図の赤枠で示した十字マークをクリックすると、チャート上ではマウスの動きに合わせて十字線を操作できるようになります。

その他、十字マークをクリックする以外にも、下図のようなマウスのホイールをクリックしても十字線を出すことが可能です。

チャートに十字線を出す2(マウスホイール)

十字線を出しましたら、値幅(pips)を測りたい区間の始点で左クリックをして、区間の終点まで一直線にドラッグアンドドロップします。

十字線でドラッグアンドドロップ

すると、終点の脇に数字が表示されているはずです。

今回の例では「31/4259/1917.08」と表示されていました。(下図のオレンジ枠)

ドラッグアンドドロップしたデータ

この数値が、測った距離のデータを指していて、

・左→ローソク足の本数
・中央→値幅(pips)
・右→終点の価格

をそれぞれ意味します。

つまり、本来の測りたかったpipsは中央の数字ということです。

ただ、表示されている数字がそのままpipsにはならないのでご注意ください。

表示されている数字を10で割り算した結果が、観測した値幅のpipsになります。

今回の例では4259なので、10で割った425.9pipsが正確な値幅になるわけです。

この値幅のpipsを測る作業は、マウス操作のみで一瞬にして完了しました。

トレードのチャンスを待つ際に、

・どのくらいの利幅を取れるのか
・リスクリワードはどのくらいか

などを正確に測れる機能なので、ぜひ有効に活用して頂ければ幸いです。

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MT4で移動平均線を表示させる方法とパラメータの変更や種類の変更、色や太さのカスタマイズまで解説

杉原です。

テクニカル分析を行う上で、移動平均線は世界中のトレーダーから支持されているほど有名なテクニカル指標かと思います。

ただ、移動平均線はトレンドラインなどのラインとは異なり、トレーダー自身がパラメータ(設定値)の変更を行うことや、他の平均線と区別をするため色や太さをカスタマイズするなど、細かな設定が必要です。

そこで当記事では、MT4移動平均線を表示させる基本的な方法から、

・パラメータ(設定値)の変更
・時間足別に表示/非表示の切り替え
・色や太さなどのカスタマイズ
・移動平均線における種類の変更(※)

などなども含め、細かな点まで解説させて頂きたいと思います。(※単純移動平均線(SMA)、加重移動平均(WMA)、指数移動平均(EMA)など)

実際にパラメータを変更する際の「値」に関しては、具体的に数値を下記の記事で背景にある有効な理由と共に解説していますので、良ければ下記もあわせてご覧になってみてください。

>納得させます。FXのデイトレで移動平均線の最適な設定値(パラメータ)と原理/理屈とは。

MT4で移動平均線を表示させる方法

まずはMT4で移動平均線を表示させたい銘柄、通貨ペアのチャートを開いた状態にします。

続いて下図のように、MT4の上部にあるメニューから「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Moving Average」を選択すればOKです。

MT4で移動平均線を表示させる

上図の手順を行うと、下のように移動平均線の設定画面が表示されるはずです。

移動平均線の設定画面

このままOKを押せば移動平均線がチャート上に自動で描かれます。

ただ、この画面から様々な設定の変更ができるため、この画面での移動平均線の設定について引き続き解説させて頂く次第です。

MT4での移動平均線の設定方法

設定可能な項目が多いため、一度に説明せず、1つずつ取り上げていきたいと思います。

MT4で移動平均線のパラメータ(設定値)=表示期間を変更する

まずは最も重要な変更箇所であるパラメータです。

パラメータ(設定値)を変更するには、下図のように「表示期間」の右枠に任意の数字を入れるだけで問題ありません。

移動平均線のパラメータ(設定値)を変更

20本平均にしたい場合には20を、75本平均にしたい場合には75をそれぞれ入力すればOKです。

MT4で移動平均線の種類を変更

MT4で移動平均線を表示する際には、下記のような4種類に変更が可能です。

  • Simple→単純移動平均線
  • exponential→指数平滑移動平均線
  • Smoothed→平滑移動平均線
  • Linear Weighted→線形加重移動平均線

それぞれ、下図のように「移動平均線の種別」から、任意の移動平均線を選択します。

移動平均線の種類を変更

MT4で移動平均線の適用価格を変更

続いては、移動平均線に適用させる価格(終値や高値など)を変更する方法です。

一般的には終値が適用価格ですが、MT4の移動平均線では下図のように複数の適用価格への変更ができます。

移動平均線の適用価格を変更

上図それぞれの意味は下記のようになります。

  • Close→終値
  • Open→始値
  • High→高値
  • Low→安値
  • Medium Price(HL/2)→高値と安値の平均
  • Typical Price(HLC/3)→高値と安値、終値の平均
  • Weighted Close(HLCC/4)→終値に重点を置いた上での高値と安値との平均

基本的には「終値」で問題ないと思いますが、MT4の移動平均線では様々な種類が選べる仕様です。

MT4で移動平均線の色や太さなどをカスタマイズする

1つのチャート内に複数の移動平均線を表示したり、ボリンジャーバンドなど、その他の指標を同時に表示させる場合、色や太さを分けた方が見やすいので分析を行いやすくなると思います。

そんな移動平均線の「カスタマイズ」は、下図のように色/太さに加えて、実線や点線などの選択も可能です。

移動平均線のカスタマイズ

MT4で移動平均線を時間足別に表示/非表示を切り替える

最後に、MT4のチャートで時間足別別に、移動平均線を表示/非表示させる方法について解説いたします。

この方法は、1分足や5分足ではエントリーや決済の判断で使うため表示しておき、1時間足や4時間足では環境認識で全体を見やすくするために非表示にするなど使い道です。

まずは先ほどまでのタブ「全般」ではなく、下図のように「表示選択」を選びます。

移動平均線の時間足別に表示/非表示を切り替える

「表示選択」を選んだら、特定の時間足のみに表示させたい場合、上図の手順で「すべての時間足に表示」のチェックを外して、その下にある任意の時間足にチェックを入れればOKです。

この作業によって、チェックを入れなかった時間足には表示されません。

まとめ~MT4で移動平均線を表示させる方法と様々な設定方法~

以上、この記事ではMT4での移動平均線の基本的な表示方法から、パラメータ(設定値)の変更や線のカスタマイズを含め、あらゆる設定方法について解説させて頂きました。

設定の変更は、表示させる時の一度だけではなく、その後も移動平均線をダブルクリックして何度でも行えますので、当記事を参考に色々と試して頂ければ幸いです。

当ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、専業として利益を上げている実例の手法を、以下の記事でエントリ―場所を含むロジックを図解しておりました。

細かな理屈もあわせて解説していますので、興味のある記事がありましたら、ぜひ以下からお読みになってみてください。

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MT4でチャートが勝手に動く「自動スクロール」を止める/再開する方法

杉原です。

MT4で分析を行う上でチャートが「自動スクロール」してしまうと、チャートを前に遡って見る際に、勝手に現在のローソク足まで戻されて不便な場合があるかと思います。

特にトレンドラインや水平線(水平ライン)を引く場合には、引こうとしている時にチャートが勝手に動くので、ラインが引きにくくなりがちです。

そこで当記事では、チャート分析やラインの生成をしやすくするため、チャートが勝手に動く自動スクロールを止める方法/再開する方法を解説させて頂きます。

チャートが勝手に動くMT4の自動スクロール機能を停止する方法

まず、自動スクロールを止めたいチャートを開いた状態にします。

その上で、下図のように上部メニューから「チャート」→「自動スクロール」を選択すればOKです。

逆に自動スクロールを再開させたい場合は、もう一度、上図の「自動スクロール」を選択します。

その他の自動スクロールを停止させる方法としては、チャート上で右クリックをして下図のように「プロパティ」を選択して「チャートの自動スクロール」のチェックを外せばOKです。(再開する場合はチェックを入れる)

自動スクロールの停止と再稼働を右クリックから制御

以上のようにチャートが勝手に動くMT4の自動スクロール機能を停止させれば、トレンドラインや水平線(水平ライン)を引く際に、ラインを結ぶ高値や安値を見つけやすくなるはずです。

そんなトレンドラインや水平ラインを含めたライントレードに関して、実際に生計を立てている手法の事例を下記の記事で公開していました。

実際のエントリ―場所を含むロジックまで、背景にある根拠と共に図解しておりますので、良ければ下記もご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

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MT4でチャートを表示して「拡大」「縮小」する方法の図解

杉原です。

海外FX業者を使う場合は、大抵がMT4(もしくはMT5)での取引環境になるため、自然とMT4でチャートを見てトレード判断を行うことが多くなるかと思います。

ただ、チャートを見て様々な判断を下す際には、チャートを表示した上でチャート画面の「拡大」「縮小」をしなければ見にくいのが実情です。

そこで当記事では、MT4での基本的なチャート表示の方法から、拡大/縮小の方法まで解説させて頂きたいと思います。

拡大や縮小に関しては、上下左右の比率をそのまま行う場合と、お好みの比率に変更して行う場合まで細かく掘り下げる次第です。

1つのMT4で画面を分割し、複数のチャートを同時に表示する方法は、下記の記事で4パターンを解説していますので、必要に応じてご覧頂ければと思います。

>MT4で複数のチャート画面を分割して表示する4つの方法

まずはMT4の基本、チャートの表示方法から

MT4で行うチャート表示は非常に簡単です。

まずは下図のように、上部メニューから「ファイル」→「新規チャート」を選択します。

MT4でのチャート表示の準備

すると、下図のように、表示できる為替通貨ペアや貴金属、仮想通貨など、様々な銘柄が選べるので、チャート表示したいものを選んでください。

表示したいチャートの銘柄を選択

ここではデイトレード向けの低スプレッドに特化したXMの「KIWAMI極口座」を例にしました。

ただ、どの業者のどの口座タイプであっても下の図で赤く示したように、為替通貨ペアは上部と、その下にある「Forex」という表記があるか場所から選べます。

表示したいチャートの通貨ペアを選択

この例では「Forex KIWAMI」か「Forex 3」を選択すると、下図のように複数の候補から為替通貨ペアを選んでチャート表示が可能です。

表示したいチャートの通貨ペアを選択

その他、ドル円やポンド円などの為替通貨ペア以外を表示したい場合は、下の図で色分けしたように、

・Metal→ゴールドなどの貴金属
・CFD→225やダウ平均などのCFD
・Crypt→ビットコインなどの仮想通貨

がそれぞれ該当します。

これは、どの海外FX業者でも同じような表記なので、ご自身の取引対象に上記がある場合は、そのまま参考にして頂けるはずです。

為替通貨ペア以外の取引対象を選択

ここで話題に上がった「ゴールド」ですが、値動きが大きい銘柄で、ポンド円の倍以上になることも少なくありません。

それでいて、スプレッドも狭い傾向にあるため、とてもデイトレに適した銘柄となっています。

実際に私自身もゴールドはメインの取引対象としていました。

そんなゴールドに関して、いくつか関連記事を用意しましたので、興味がありましたらご覧になってみてください。(別タブで開きます)

>「最もデイトレに適した銘柄」ゴールドの特徴と注意点。

>「ゴールドはテクニカルが効きにくい?」という質問への回答

>ゴールド米ドル円(金、XAU/USD)のスプレッド&手数料の比較

MT4でチャートの拡大や縮小をする方法

任意のチャートを表示した上で、拡大/縮小を行う方法ですが、いくつか方法がございます。

まずは、下図で示したように、MT4の上部にある「+」と「-」のボタンを押していく方法です。

拡大と縮小のボタン

+を押せば拡大、-を押せば縮小になります。

それぞれ繰り返し押し続ければ、その分だけ拡大/縮小されるのでご注意ください。

もし+を押し過ぎて、もう少し小さく表示したい場合には、逆に-を押して調整すればOKです。

他にも、MT4上部メニューから、下図のように「チャート」を選択し、下の方にある「ズームイン(拡大)」「ズームアウト(縮小)」をクリックする方法も、同じようにチャートの拡大と縮小ができます。

拡大と縮小のボタン

ただ、最初に紹介した下図の方が、繰り返しボタンを押して好きな大きさまで調整できるので、作業効率は良いかと思います。

拡大と縮小のボタン

上下左右の比率を変えて拡大/縮小を行う方法

先ほどまで解説した方法は、上下左右が同じ比率のまま拡大/縮小されるものでした。

そのため、もう少し「横軸を狭くしたい」「縦軸を伸ばしたい」など、比率を変えながら拡大/縮小する場合には、違った方法が必要です。

そんな上下(縦軸)、左右(横軸)の比率を変更しながら拡大や縮小を行うには、下図のように、

・縦軸
・横軸

にそれぞれマウスを合わせてドラッグアンドドロップします。

拡大と縮小のボタン

まとめ~MT4でチャートを表示して拡大/縮小する方法~

以上、この記事ではMT4でチャートを表示する基本的な方法から、比率変更の有無を含めた拡大/縮小の方法まで掘り下げて図解させて頂きました。

特にトレンドラインや水平線(水平ライン)を引くライントレードを行う場合は、ラインを結ぶ高値や安値を見つけるために拡大と縮小の作業は常には欠かせないと思います。

そんなライントレードに関しては、当ブログで実際の事例として、エントリ―場所を含むロジックなどを公開していますので、良ければ下記から気になる記事をご覧になってみてください。

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MT4で複数のチャート画面を分割して表示する4つの方法

杉原です。

MT4でテクニカル分析を行う上で、FXで言えば通貨ペア同士の相関関係や、時間足同士の相関関係を含め、

・複数の銘柄や通貨ペア
・1つの銘柄や通貨ペアにおける別の時間足

など、複数のチャートを同時に見たいことが少なからずあると思います。

ただ、別のチャートを見る度に、MT4のチャート画面を切り替えるとのは、少し手間かもしれません。

そこで当記事では、MT4でチャート画面を分割し、複数のチャートを同時に表示させて見やすくする方法を4パターン解説させて頂きたいと思います。

MT4で複数のチャートを画面を分割して見やすく表示する4パターンの方法

まずはMT4を起動させて、画面を分割して同時に表示させたいチャートをそれぞれ出します。

下図は「ユーロドル(EUR/USD)」と「ポンドドル(GBP/USD)」を開いた例で、このように1つのチャートのみが表示され、下の方でタブ形式になっていて、このタブでチャートの切り替えができるはずです。

MT4初期状態のチャート表示

このようにMT4の初期状態では、複数のチャートを開いても、どれか1つのみが表示され、下のタブで表示したいチャートを切り替える仕様になっています。

このタブをクリックするか、キーボードの「Tab」を押せば切り替えは可能であるものの、

・通貨ペアの相関
・時間足別の相関

など、複数のチャートを見て分析したい場合には非常に面倒です。

また、上記のような相関関係を使うテクニカル分析を行う場合には、それぞれのチャートを「同時」に見ることに意味があるので、やはりタブで切り替える方式では非効率化と思います。

ただ、MT4では設定次第で下図のように、画面を分割して複数のチャートを並べて表示させることが可能です。

MT4でチャートを並べて表示

ちなみに下のタブを見ると「EUR/USD」が選択状態になっているため、新規の注文を出す際にはGBP/USDではなくEUR/USDの注文となります。

注文したいチャートを切り替える際には、同時にチャートを表示していても、下のタブで切り替える必要があるということです。

この画面を分割する方法は、下の図にあるようにMT4の上部メニューから「ウィンドウ」を選択し、

・ウィンドウの整列
・重ねて表示
・水平分割
・垂直分割

のいずれかで実現できます。

MT4でチャートを並べて表示

それぞれ分割の方法が異なり、表示方法が違ってくるので、表示させるチャートを増やした上で1つずつ図解させて頂きます。

ウィンドウの整列

「ウィンドウの整列」を選択すると、下図のように5つのチャートが均等に分割(整列)されます。

ウィンドウの整列を選択

ウィンドウの整列で6つのチャートを分割表示

上では偶数で6つのチャートを分割して表示させましたが、奇数で5つになると、下の図で示したように右側が多く表示される仕様です。

ウィンドウの整列で5つのチャートを分割表示

実際のところ、複数のチャートを分割して表示させテクニカル分析を行う場合には、この「ウィンドウの整列」が均等に表示さえれるため最も見やすいと個人的には思います。

ただ、取引環境によっては、ここから解説する別の分割表示の方法が「向いている」という場合もありますので、まずは引き続きお読み頂ければ幸いです。

重ねて表示

「重ねて表示」をクリックすると、下の図にあるように各チャートが斜めにズレた状態で表示されます。

重ねて表示を選択

重ねて表示

これなれば、通常通り1つずつ表示する方が大きくチャートを見れるので、正直なところ私個人としては、特にこの機能には使い勝手は感じられませんでした。

水平分割

続いて「水平分割」を選択すると、下図のように横長に各チャートが分割して表示されます。
水平分割を選択

水平分割した事例

これではチャートの部分がまったく見えないので、テクニカル分析を行う上では意味がありません。

ただ、表示数を少なくした上で、下図のような縦長のディスプレイを使う場合には非常に見やすくなるので、環境によっては使い勝手がある表示方法かと思います。

縦長のディスプレイ画像引用:https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/vertical-monitor/

垂直分割

最後に「垂直分割」を行う場合には、下図のように縦長のチャートが横にびっしり表示されます。

垂直分割を選択

垂直分割を選択した事例

これならば、下のように最初にお見せした「ウィンドウの整列」の方が、もしかすると見やすいと感じるかもしれません。

ウィンドウの整列で6つのチャートを分割表示

ただ、超大型テレビのような大画面にパソコンを繋いで見る場合、横の視線のみでチャートの比較ができるので、意外に「垂直分割」で縦長チャートを横並びにする方法も良いかもしれません。

まとめ~MT4で複数のチャート画面を分割して表示する方法~

以上、この記事ではMT4で画面を分割し、同時に複数のチャートを表示して比較できるようにするため、

・ウィンドウの整列
・重ねて表示
・水平分割
・垂直分割

という複数の方法を解説させて頂きました。

上記4つの分割方法で表示した状態を、改めて掲載したものが下図です。

ウィンドウの整列

重ねて表示

水平分割

垂直分割

「重ねて表示」に関しては、正直あまり使い道が無いかもしれませんが、他はそれぞれ、下に書いたように環境によって使い勝手が向上すると思います。

  • ウィンドウの整列
    →ノートパソコンなどの小型ディスプレイで分析する場合
  • 水平分割
    →縦長のディスプレイに接続する場合
  • 垂直分割
    →超大型ディスプレイに接続する場合

個人的には、縦長のディスプレイに接続できるのであれば、日本人は義務教育の段階から縦読みに慣れていることもあり以外に適しているかと思いました。

以上、MT4で複数のチャートを同時に表示させる方法について解説しましたが、いずれにしても、トレードで得られる収益は環境よりも「トレード手法」に左右させることは間違いありません。

当ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、実際のデイトレード事例として、エントリ―場所を含むロジックをそのまま図解しております。

良ければ、そんな下記の記事もあわせてご覧頂ければ幸いです。

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