杉原です。

先日、普段からお世話になっております教材の購入者さんから年末年始12月のように一般的な「冬季休業の期間」に関して、

・年末年始を避ければ12月にトレードしても問題ないと考えて良いか?
・年末年始については、何日から何日までトレードを控えるべきか?

このようなご質問を頂きました。

年末年始や12月はトレードを避ける方が良いという情報がネット上で見かけることも多くなっているのが実際のところかと思います。

ただ、デイトレーダーとしては、トレードを避けるほど、その期間の収益が0になるという致命的な事実は否定できません。

そこで今回の記事では、回答の内容的に、とても多くのデイトレーダーにとって参考になると思い、この記事にて回答を共有いたしますので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

12月を避けるべきと言われる理由、その背景とは。

一般的にデイトレードやスイングトレードに関わらず、トレードを12月を避けた方が良いというのは、冬休みの期間になるためお盆時期と同様に、

「参加トレーダーの数が減る」

この現象によって、

・統計であるテクニカルの精度(勝率)が落ちる
・突発的に異常に大きな値動きに巻き込まれて損失を被る

これらのマイナス面があるからこそ、多くのトレーダーが冬季休業の期間はトレードを避けた方が良いと唱えている傾向にあります。

トレードをするほど、損失になる可能性が高いからこそ、この期間(12月)には無理にトレードをしない方が良いと言われているわけです。

ただ、もちろん実際にこれは正しいとは思いますが、厳密に言えばトレード手法にも左右されるので、どの手法でも12月はトレードするべきではないと言い切ることは不適切に感じざるを得ません。

例えば、数日以上のポジション保有時間になる『スイングトレード』の場合であれば、

・統計であるテクニカルの精度(勝率)が落ちる
・突発的に異常に大きな値動きに巻き込まれて損失を被る

先ほど挙げた上記2点が「よりマイナスに働く」と思います。

なぜなら、スイングトレードの場合、ポジション保有時間が長い分だけ異常な値動きに巻き込まれる確率は上がる上に、トレード頻度は月単位で見ても多くはないので、勝率の低下によって収益が大きく減少しやすいなど、明らかなマイナスが避けられないからです。

ですが、私が提供している短期デイトレ手法であれば、ポジション保有時間が短いので『突発的に異常に大きな値動きに巻き込まれて損失を被る』こちらに遭遇することは確率的にとても低くなります。

【短期デイトレ手法ー実践者の実績と感想】

また、そんな短期デイトレ手法の場合は「最短」の場所で決済していくことが前提となっているので、その観点からもテクニカルを無視するような異常な値動きに遭遇する確率を下げていることは確かです。

もちろん、そんな短期のデイトレ手法において、私の手法はテクニカルが基盤になっているので「統計であるテクニカルの精度(勝率)が落ちる」この影響が無いわけではありません。

ただ、深夜遅くや早朝など、極端に参加トレーダーが少ない時間でなければ、さほど影響は大きくないのが実際のところです。

実際にバックテストはもちろん、リアルトレードでも12月であっても、特に成績に大きな変化はありませんでした。

そんな背景もあって、普段から成績が安定している短期デイトレ手法であれば、特に12月だからと言って無理にトレードを避ける必要はないというのが私自身の結論となっています。

では、年末年始はデイトレを避けるべきか?

12月の話ではなく年末年始に関して、デイトレを避けるべきかどうか、について回答していきます。

クリスマスから三賀日(できれば1月1週目)までは、主要国の大半が休日になることや
より参加トレーダーが減る点を考慮して、避けた方が良いと考えていました。

参加トレーダーが少なくなる分だけ市場に出される注文数が減るので、さらに突発的で異常な値動きも起こりやすい上に、統計であるテクニカルを無視する値動きになりやすく、トレード1回あたりの期待値そのものが低下するからです。

特にクリスマスと正月は日本だけの行事ではなく、世界的にも認知されている文化であり、これらが重なる期間は、世界的に見ても余計にトレードを休みにするトレーダーが少なくありません。

そのような事情を踏まえ、極端に値動きが不安定になりやすく、そもそもテクニカルの効き目そのものが弱まることで、トレードの期待値が大幅に低下するからこそ、取り組むデイトレ手法の性質や特徴に関係なくクリスマス辺り〜三賀日はトレードを避けるべきと考えていました。

ちなみにお盆も同じ原理で、毎年お盆の日程が世間的に発表されるので、その期間に関しては出来る限り手を出さない方が良いと思います。

以上、12月や年末年始におけるデイトレードの実践に関して、

「12月そのものはデイトレ手法によっては取り組んでも問題ない」
「ただし、手法に関係なくクリスマス辺りから三賀日は避けるべき」

というのが私の結論であり、実際に取り組んでいる方針です。

記事内で解説したように、エントリーから決済までの時間が「短い短期のデイトレ手法」で、安定的な成績を出せる手法であれば、12月をトレードの休みにして収益をストップして0にする必要は全くありません。

実際に私自身や、短期デイトレ手法を継承した方々に関して、クリスマス〜三賀日を避ければ、普段通りデイトレで収益を出している傾向にありました。

そんな短期デイトレ手法に関して、実践者の方々から寄せられた感想と実績をまとめていまます。

生の声になっており、デイトレで安定して収益を上げるために参考となる部分があると思いますので、良ければ下記のリンクからご覧になってみてください。

【短期デイトレ手法ー実践者の実績と感想】

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