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杉原です。
今回の記事では、多くのトレーダーによって使われるトレンドラインについて、
・機能しないトレンドライン
・効き目がないトレンドライン
を解説していきます。
トレンドラインはレジスタンスラインやサポートラインとして、
・押し目買い
・戻り売り
の判断に使われるテクニカル指標ではあるものの、機能しない/効き目がないトレンドラインを指針にエントリーしても、レジスタンスラインやサポートラインとしての機能が薄まるため、精度(勝率)はなかなか上がりません。
そこで今回は、注意喚起の意味も込めて、効き目がないトレンドラインの特徴を挙げていく次第です。
下図がアウトラインの例です。(赤の点線枠は、サポートラインとして機能するアウトラインを使ってエントリーした場面)
押し目買いや戻り売りに使えず、機能しない/効き目がないNGなトレンドライン
まず、本来トレンドラインは、下図2つで表すようにダウ理論のトレンド定義に沿って引かれます。
【上昇トレンドのトレンドライン】直近の高値を更新してから、起点となる安値と直近安値を結ぶ
【下降トレンドのトレンドライン】直近の安値を更新してから、起点となる高値と直近高値を結ぶ
これはすでに多くのトレーダーによって意識されるダウ理論に沿っているものなので、上図のルールどおりになっていないトレンドラインは、必然的に多くのトレーダーが「意識しないトレンドライン」になるため、機能しない/効き目がないラインになる傾向が強いわけです。
そんな機能しない/効き目がないトレンドラインの例が下図になります。
赤丸は前回安値をしっかりと下回っているものの、黄色丸に関しては前回安値が、前々回安値を下回っていません。
つまり、前述したダウ理論の定義に沿っていないわけです。
ですので、赤丸とは異なり黄色丸の部分に関しては、「戻り売り」に使えないということになります。
上図は下降トレンドの例になりますが、上昇トレンドの関しても同様に前回高値が前々回高値を上回っていなければ、ダウ理論の定義に沿っていないため、「押し目買い」の判断には使えないわけです。
トレンドラインと角度
ここまでは、ダウ理論の定義に沿っていないトレンドラインは、多くのトレーダーが意識しない傾向にあるため、
・押し目買い
・戻り売り
には使えないという話をさせて頂きました。
それとは別に、そもそもトレンドラインとして多くのトレーダーから意識されないラインの特徴があるので、あわせて解説させて頂きます。
それが、下図のように「角度」が45度前後になっていない急角度なトレンドラインです。
本来トレンドラインは45度に近いほど綺麗に引く事ができるため、より多くのトレーダーによって引かれるラインになります。
また、45度に近い程、元々トレンドラインを引いていなかったトレーダーも、トレンドを意識するようになるため、より多くのトレーダーによって、そのトレンドが支持されるわけです。
ですので、下図のように45度に近ければ近い程、
・押し目買い
・戻り売り
を行うトレーダーも多くなり、より機能しやすい/効き目が強いトレンドラインとなっていきます。
以上、ダウ理論の定義に沿っていないトレンドラインとは別に、そもそも機能しない/効き目がないトレンドラインとして、45度前後になっていないラインを例として挙げさせて頂きました。
押し目買いや戻り売りに使えず、機能しない/効き目がないNGなアウトライン
続いて、下図のようにトレンドラインと平行に引くアウトラインに関して、機能しない/効き目がない場合を解説していきます。
アウトラインはそもそも、トレンドラインと平行に引かれ、トレンドラインと「セット」になるものです。
ですので、すでに先ほど解説させて頂いた、
・ダウ理論の定義に沿っていないライン
・45度前後になっていないライン
は、トレンドラインと同様に、アウトラインも機能しない/効き目がないラインとなります。
そんな上記2点とは別に、サポートラインやレジスタンスラインとしてエントリーの判断に使わない方が良いアウトラインの例が下図に黄色で図示した点です。
基本的にアウトラインは、トレンドラインとセットの「チャネルライン」としてトレーダーによって意識されます。
そんなチャネルラインは、チャネルラインを引くトレーダーはもちろん、チャネルラインを引かないトレーダーにも、強いトレンドを表す「N字の波形」として意識されるからこそ、サポートラインやレジスタンスラインとして機能しやすいラインなわけです。
ですが、上図のように、赤丸の次にアウトラインとしてローソク足に触れている黄色丸は、N字になっていないため、機能しない/効き目がないアウトラインの箇所となってしまいます。
そのため、アウトラインを押し目買いや戻り売りの判断に使う際には、ローソク足がアウトラインに触れる順として、
・アウトライン→アウトライン
ではなく、
・トレンドライン→アウトライン
になっている場面のみに使う方が無難です。
前述のとおり、図で挙げたような「アウトライン→アウトライン」のパターンでは、N字の波形になっておらず、サポートラインやレジスタンスラインとして意識するトレーダーが少なくなってしまいます。
その反面、下図のように「トレンドライン→アウトライン」の順でローソク足が触れいている場合、N字の波形として、チャネルラインを引かないトレーダーにも意識されやすいので、結果的に多くのトレーダーに意識されてサポートラインやレジスタンスラインとして機能しやすいアウトラインになるわけです。
押し目買いや戻り売りに使えないトレンドライン/アウトラインのまとめ
以上、今回の記事では、トレンドライン/アウトラインともに、
・ダウ理論の定義に沿っていないライン
・45度前後になっていないライン
は、多くのトレーダーによって意識されないため、機能しにくい/効き目がないラインになることで、押し目買いや戻り売りに使えないという解説をさせて頂きました。
その上で、アウトラインに関しては、基本的にトレンドラインと対になる「セット」で意識されると同時に、N字波形としてチャネルを引かないトレーダーにも意識される傾向にあります。
そのため、アウトラインをサポートラインやレジスタンスラインとしてエントリーに利用する際には、より多くのトレーダーによって意識されるためにも、しっかりとN字波形になっているラインを選ぶべきという解説でした。
そんなN字波形かどうかの判断基準としては、アウトラインが連続して触れず、1つ前の頂点がトレンドラインに触れた後にアウトラインに触れているかどうかになります。
【アウトライン→アウトラインでNGなアウトライン例】
【トレンドライン→アウトラインでN字になっていてOKなアウトライン例】
以上、ライントレードでの押し目買い/戻り売りの精度を上げるためにも、参考にして頂ければ幸いです。
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