杉原です。

FXのデイトレードに限らず、FXなどでトレードを行う際には必ず取引所(取引業者)で取引口座を開設し、その口座を介してエントリーや決済の注文を出していきます。

ただ、そんな取引口座には、取引業者別にもさまざまな機能(スペック)があり、口座の選択を誤ると気付かない内に「不利」な条件でトレードを行い、パフォーマンスに悪影響を及ぼしているかもしれません。

そこで今回の記事では、たとえ小額でも儲かるよう、利益率を高めるためのデイトレードに適した取引口座のスペックを解説したいと思います。

本記事の内容を踏まえた上で、取引所や取引口座の選択を行えば、FXのデイトレードを「有利」に行えるため、パフォーマンスの向上に繋がるはずです。

ぜひ最後までお付き合い頂ければと思います。

今回の記事で解説する内容は、実際に専業のデイトレーダーとして活動いる私自身が、1日あたり10%台の高い利益率を維持している上で、絶対的に「必須」としている取引口座のスペックです。

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それほど私自身は口座のスペックを重要視しているわけですが、そんなスペックの口座を選ぶ事が、そのまま利益率の向上に直結すると言っても過言ではありません。

そのような観点からも、FXのデイトレードで利益率を高めたいとお考えであれば、本記事の重要性は非常に高いものになるはずです。

少額でも儲かるためのデイトレードに最適な取引口座の機能(スペック)とは

私自身が必須と考えている、たとえ少額からでも儲かるべく、FXのデイトレードに適した取引口座のスペックが、下記5つです。

  • 1.スプレッドが狭いこと
  • 2.レバレッジが大きいこと
  • 3.強制ロスカットの条件が緩いこと
  • 4.追証が発生しないこと
  • 5.注文の処理が高速であること

私としては、5つの内どれも必須と考えており、何1つ欠けてはならないと思っているわけです。

それほど5つすべての要素がそれぞれ重要性の高いものなので、1つずつ細かく解説していきたいと思います。

FXのデイトレに向いている取引口座のスペック1.スプレッドが狭いこと

1つ目の必須スペックは「スプレッドの狭さ」です。

前提としてFXのデイトレードは、スイングトレードのように数日以上、場合によっては数週間単位の長期間に渡って利幅を伸ばすスタイルではありません。

そもそもFXのデイトレードはその日の内にトレードを完結させるスタイルのため、必然的に利幅をそれほど伸ばさず、細かな利幅を1日の中で繰り返していく戦略です。

その上で、どうしてもスプレッドはトレードの度に避けることができません。

そんなトレードの度に不可避のスプレッドは、狭ければ狭いほど、

・利確時の利幅が向上
・損切り時の損失を抑制

に繋がります。

つまり、スプレッドが狭いほど、利確、損切りのいずれにしても、FXのデイトレードを行う上で「プラス」に働くということです。

逆にスプレッドが広い取引口座でFXのデイトレードを行うと、

・利確時の利幅が減少
・損切り時の損失が拡大

してしまうため、毎回のトレードで「マイナス」に働いてしまいます。

以上の観点から、口座に必要不可欠なスペックの1つ目は「スプレッドが狭いこと」だということです。

取引口座によっては、スプレッドがほぼない代わりに「手数料」を徴収するタイプがあります。

そのような口座タイプの場合も、ここまで説明した考えと同様に、手数料は「低い」方が「有利」である事は間違いありません。

スプレッドも手数料も、結局のところ同じ『取引コスト』だからです。

特にFXの場合ですと、大抵の取引口座が手数料タイプよりスプレッド形式になっていることから、「スプレッドが狭いこと」を1つ目のスペックとして解説しましたが、手数料の場合も同じという事を補足させて頂きました。

FXのデイトレに向いている取引口座のスペック2.レバレッジが大きいこと

FXのデイトレードに適した取引口座のスペックとして、2つ目はレバレッジの大きさになります。

レバレッジは大きくできるほど、ロット数を上げられる仕組みです。

そもそもトレード収益は『利幅×ロット数』なので、同じ利幅を取ったとしても得られる収益は、ロットを上げた分だけ大きくなるメリットがあります。

だからこそ、FXのデイトレードで小額からでも大きく儲けるためには、このレバレッジが大きい事が、取引口座のスペックとして必要不可欠だということです。

FXをはじめとするトレードの大きな魅力が、この『レバレッジ』と言っても過言ではありません。

「エントリー」「決済」と、やっている作業はまったく同じものですが、レバレッジを効かせロット数を上げるだけで、トレード収益は段違いに増えていきます。

それは、このレバレッジが効くからこその恩恵にほかなりません。

もし逆にレバレッジが効かない(レバレッジ1倍)としたら、いくら利幅を取れても、収益そのものがまったく伸びないため、多くのトレーダーはトレード自体を止めてしまう可能性もあります。

少なくとも私自身は、専業トレーダーを辞めることは間違いありません。。。

レバレッジの仕組みないとしたら、生計を立てるためのまとまった収益を毎月得るためには、

・途方もない資金(億以上の桁)
・トレードに費やす期間

が必要になり、とても専業ではやっていけないからです。

それほど、レバレッジの存在は不可欠だと考えていました。

また、レバレッジを高くしてロットを上げられるほど、獲得する利幅(pips数)が少なくても『トレード収益=利幅×ロット数』より、収益自体は大きくすることができます。

FXのデイトレに向いている取引口座のスペック3.強制ロスカットの条件が緩いこと

3つ目のデイトレ向き口座として重要なスペックは、保有しているポジションが口座側から強制的に決済されてしまう、いわゆる「強制ロスカット」の条件が緩いことになります。

この強制ロスカットは、エントリー後に含み損が大きくなっていき、「証拠金維持率」が低くなってしまうと、

「証拠金維持率が●●%以下になった場合、ポジションを強制決済いたします」

というように、取引業者が設定している『強制ロスカット』の条件を満たした際に、ポジションを強制的に決済=ロスカットされてしまう仕組みです。

そんな強制ロスカットの条件は、「証拠金維持率が●●%以下になった場合」というものが大半になります。

レバレッジ同様に、この証拠金維持率「●●%」の数字は各取引業者ごとに差があり、この数字が低ければ低いほど、

『強制ロスカットになりにくい=強制ロスカットの条件が緩い』

ということです。

つまり、強制ロスカットの条件が緩いほど、トレード中に耐えられる『含み損』が大きいということになります。

これは言い換えれば、含み損が大きくなっても強制ロスカットされにくいということです。

よって、「証拠金維持率20%でロスカット」などのように強制ロスカットの条件が緩ければ、その分だけロットを上げやすいという側面もあると言えます。

前述のとおりトレード収益は『利幅×ロット数』であるため、強制ロスカット条件の緩さがロット数を上げることに直結し、より利益率を高めやすくなるというわけです。

逆に「証拠金維持率100%でロスカット」のように強制ロスカットの条件が厳しければ、その分だけ含み損が小さくても強制ロスカットの条件を満たしてしまう可能性があります。

そのため、強制ロスカットの条件が上記のように厳しいければ、ロットをかなり抑えてトレードする必要があり、なかなか収益、利益率を伸ばしにくくなってしまうということです。

FXのデイトレに向いている取引口座のスペック4.追証が発生しないこと

続いてのデイトレードに適した取引口座のスペックは、「追証が発生しない事」です。

追証はそもそも「追加保証金」の略称で、取引業者が設定した「証拠金維持率の●●%」を下回ると、追加で証拠金を入金しなければならない仕組みで、基本的に追証が発生すると、

・証拠金を追加で入金
・ポジションの解消(決済)

という二択が迫られます。

これだけ見れば、追加で資金を入金できないのであれば、単純に持っていたポジションを決済すれば済む話です。

ですので、追証があることに、それほど問題を感じないかもしれません。

ただ、突発的に起こる異常な値動きにより、前述の強制ロスカットが正常に働かない場合があり、取引口座の残高が「ー4,000万」などの大きなマイナスになってしまう可能性があります。

そのような状況に陥ってしまえば、単純に持っていたポジションを決済しても、その「ー4,000万」のマイナス残高は残るわけです。

そして、そのマイナス残高の支払いを取引業者に行わなくてはなりません。

これが、追証によって引き起こる「借金」の仕組みになります。

もちろん、今挙げたような、異常な値動きによって強制ロスカットが正常に作動しないことで、大きなマイナス残高を背負うような事態はそうそう頻繫に起こるわけではありません。

ただ、

・週明け朝の時間帯
・経済指標の発表
・政治的な重役の重要な発言
・経済を揺るがす大きなニュースや事故

などがあった際には、異常な値動きが突発的に起こることによって、強制ロスカットが正常に作動しないことは普通に有り得ます。

上記のような事態に遭遇した場合、いくらFXのデイトレードで値動きに対し即座に反応して、すぐに決済して逃げようとしても、その決済が間に合わないかもしれません。

その結果、口座残高が大きなマイナスになり、FXのデイトレードで稼ぐはずが、逆に大きな借金を抱えてしまうことも十分に有り得るわけです。

実際に多くのトレーダーが、ここまで説明した『追証による借金』が多発して事例として、

・リーマンショック
・東日本大震災
・スイスフランショック
・ギリシャショック

などがあり、常軌を逸した値動きにより、強制ロスカットが正常に作動せず、一瞬にして100pips~1000pips台の利幅が、トレーダーたちのマイナス残高として残ったのでした。

ちにみにですが、FX業者によって発生する追証の請求は、法律的にはカードローンなどの借金と同じ扱いで、基本的に一括返済を要求されます。

場合によっては家財を含めた資産を強制的に売り、追証の補填にしなくてはなりません。

いかがでしょうか。

追証の怖さを感じて頂ければ何よりです。

以上のことから、追証がない事がFXのデイトレードで稼ぐ上で欠かせないスペックの1つとして説明させて頂きました。

FXのデイトレに向いている取引口座のスペック5.注文の処理が高速であること

最後に解説するのは、「注文処理の速さ」になります。

なぜ処理の速さが必要なのかと言いますと、仮に注文の処理速度が遅い場合、

・成行で注文→単純に不利な価格で約定
・指値で注文→狙った価格で約定しない

ということに繋がるため、得られるトレード収益を低いものにしてしまうからです。

特にデイトレードの場合、スイングトレードなどに比べて細かい利幅を積み重ねていく傾向にあるため、上記のような事態にならないよう、処理速度は速いに越したことはありません。

実際に多くの取引業者が、この処理スピードを競い合って、顧客獲得に向けて大々的にアピールするほど、業者側もこの速度に関しては重要視しています。

ただ、どの業者が飛び抜けて処理速度が速く、FXのデイトレで有利になるかはハッキリと検証することはできません。

なぜなら、どの業者の取引口座が本当に速いかは、

・まったく同じ相場条件
・同じロット数
・同じ通貨ペア

という条件を合わせた上で、ミリ秒単位までまったく同じ時間で注文を出す必要があるからです。

ミリ秒単位まで同じタイミングは物理的に不可能なので、検証そのものが不可能と言っても過言ではありません。

そのため、私としては、成行注文を行った際に「狙った価格」で注文が通れば十分な速度だと考え、それ以上の処理スピードを追求することは特に考えていませんでした。

そもそも処理速度はどの業者も最低限の速さはある上に、あくまでも狙った価格で注文がとおりさえすれば、そもそもFXのデイトレにおいてマイナスになることはないからです。

まとめ。FXのデイトレードに適した「少額で儲かる」取引口座のスペック。

今回の記事では、FXのデイトレードにおいて、小額からでも儲けられる最適な取引口座のスペックとして、以下5つを挙げ、掘り下げて解説してきました。

  • 1.スプレッドが狭いこと
  • 2.レバレッジが大きいこと
  • 3.強制ロスカットの条件が緩いこと
  • 4.追証が発生しないこと
  • 5.注文の処理が高速であること

ここで説明した5つのスペックは、それぞれが不可欠な要素であり、デイトレードの収益を大きく左右すると言っても過言ではありません。

まったく同じ手法でも、上記5つの要素を満たす取引口座に変えるだけでも、得られる収入を大きく引き上げることも十分に可能です。

取引業者を最適なものに変更するだけで、今後稼げる収益は、長期的に考えれば「途方もないプラス」になることは間違いないと思います。

ぜひ本記事の内容を参考にして、デイトレードの収益向上にお役立て頂ければ幸いです。

追記:上記5つの要素を満たす「推奨」の取引業者

本記事で解説した5つの要素を十分に満たし、私が利用している最も推奨する取引業者について、下記の記事にて本音でレビューを行っています。

デイトレーダーにとっては、他社から下記で紹介している口座に変えるだけでも「利益率」の向上が見込める程のサービス提供がある業者です。

ぜひ一度、レビュー記事だけでも目を通してみてください。

>実質21億倍のレバレッジ無制限と証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」のレビュー

その他、そもそも取り組むトレード手法として、2桁台の利益率を1回のトレードで出しているデイトレ手法を、ブログ内で解説していました。

エントリーから決済まで図解しているので、ぜひ下記の記事もお読みになってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

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