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杉原です。
今回の記事では、
「売買をローソク足2,3本のみで判断する手法」
というトレードロジックを強みにしている、Global Dream FX(グローバルドリームFX)という情報商材についてのレビューをしていきたいと思います。(販売URL:http://wtrade-fx.s3.amazonaws.com/top/it.html)
トレード業界内では割と有名(良くも悪くも)な「クロスリテイリング株式会社」さんが、北田夏己さんという方を講師に招いた教材として、このGlobal Dream FX(グローバルドリームFX)を販売しているようです。
そんなGlobal Dream FX内で語られるトレードのロジックも含め、早速レビューの方を進めていきたいと思います。
Global Dream FX(グローバルドリームFX、北田夏己)のロジックは有効か?
このGlobal Dream FX(グローバルドリームFX)が販売ページ冒頭で語っている強みは、以下のとおりです。
- ローソク足2,3本のみで判断するトレードロジック
- 357戦352勝
- 勝率98.5%
- 1日たった5分
- スマホ片手でOK
- 58連勝、65連勝、118連勝
その上で結論から申し上げますと、これらの強みはまったく信用に値しません。
まず、「58連勝、65連勝、118連勝」という表現は、販売ページのどこにも実績の証明がありません。
また、「ローソク足2,3本のみで判断するトレードロジック」がありますが、Global Dream FX(グローバルドリームFX)の教材内では、
「ローソク足の判断だけでは勝率98%は実現できません」
との断りがありました。
要するに、ローソク足だけではなく、そのほか、トレーダー各自で判断する必要があるということです。
おそらく、この部分を見て、「ヤラれた!」と思った購入者の方は少なくないと思います。
そもそも、このローソク足2,3本のロジックとは何かと言いますと、下図のような「酒田五法」と呼ばれるローソク足の組み合わせによる売買サインをもとにしたものです。
参照:https://fx7.sakuraweb.com/
酒田五法をもとにした、というよりも、Global Dream FX(グローバルドリームFX)で語られているロジックは酒田五法を切り取ったようなレベルに過ぎません。
その上で、Global Dream FX(グローバルドリームFX)のロジックは酒田五法を模倣して「強引に独自性を出している」ような印象でした。
ただ、そもそも酒田五法は「単独」で使って、高い有効性を発揮できるものではありません。
何かしらのテクニカル指標やインジケーターを使い、それらの精度を高める上での「後押し」のようなものとして、有効性があるのが酒田五法になります。
言ってしまえば、基本的にこの酒田五法は「単独」では使うものではないわけです。
少なくとも、酒田五法にあるさまざまなローソク足の組み合わせによるサインは、偶然レベルでも非常に多く頻発します。
そして、酒田五法を単独だけで見ると、サインとおりには相場が動かない、いわゆる「ダマシ」の頻発も少なくありません。
だからこそ、Global Dream FX(グローバルドリームFX)にある酒田五法を切り取っただけのようなロジックは、ローソク足だけの判断ではそうそう上手くいかないわけです。
個人的にもロジックを検証してみたものの、98%どころか、80%も普通に切る始末でした。
というわけで、Global Dream FX(グローバルドリームFX)のロジックに関しての有効性は非常に低いというのが私個人の印象になります。
先ほど触れたような酒田五法の単独使用は、ダマしの頻発は避けられません。
だからこそ、クロスリテイリング株式会社さんの方も、教材内では開き直った上で、
「ローソク足の判断だけでは勝率98%は実現できません」
と言い切っていたのかもしれないと思いました。
その上で、教材内でも語っているように、トレーダー各自でローソク足以外による判断も必要不可欠になるため、Global Dream FX(グローバルドリームFX)が強みとして掲げていた『スマホ片手でOK』というのは不可能と言っても過言ではありません。
ローソク足以外の判断において、パソコンでチャートを開き、しっかりとテクニカル分析をする必要があるからです。
Global Dream FX(北田夏己)は誇大広告?
そもそも販売ページ上では、勝率98%の事を言うだけで、そんな大々的な実績についてまったく証明していません。
仮にも、
357戦352勝
勝率98%
のような有り得ないレベルの数字を出すなら、それを証明しない限り、ただの誇大広告だと思います。
その上で、このGlobal Dream FX(グローバルドリームFX)の販売ページにある実績画像は、この手法で稼いだものではない可能性が高いと思います。
前述のとおり、Global Dream FX(グローバルドリームFX)のロジック自体、有効性がそもそも非常に低いからです。
もちろん、画像がねつ造かどうかは正確に分かりません。
ただ、下図のように履歴すべてにモザイクを掛けているものばかりというのが現状です。
まずMT4の実績画像だけでは、実際のトレード、それともデモトレードかの判断ができません。
何より、そもそも335万も稼いでいない事は、上図の左下を見れば普通に分かります。(笑)
45戦45勝は、まぁ分かるとして、今触れたように「335万円」に関しては「?」です。
そして、8日間で約660pips獲得という「大風呂敷」な実績も、ただ言っているだけに過ぎません。
仮に、デモトレードではなく実際のトレード履歴だとしても、上図からは「モザイク」があるために、「日数」も「獲得pips」もまったく判別ができないからです。
そもそも、一体なぜモザイクをここまで加えるのか―
あくまでも予想ですが、その辺りを考えると、モザイクを掛けなければ購入者が画像の売買履歴を逆算した場合、
「あれ?このロジックとはまったく違う場面でエントリーしている」
ということに気付いてしまうから、なのかもしれません。
もし、この予想が当たっていたならば、このロジックで本当に稼いだかどうかが購入者にバレてしまいます。
その上で、掲げていた画像の実査期は、まったく違うロジックでの実績だったとしたら・・・
はい。普通にクレームの嵐になると思います。
そして、悪評が広まり、販売停止に追い込まれ、このGlobal Dream FX(グローバルドリームFX)の売れ行きは即座にストップしてしまうわけです。
自社の利益を守るため、そのような事態を避けるべくして、
・掲げている実績画像に大量のモザイクを掛ける
・大々的な実績を「言うだけ」で証明はしない
という事を平気で行っているのかもしれません。
まとめ。Global Dream FX(北田夏己)の有効性レビュー
以上、本記事では、Global Dream FX(グローバルドリームFX)におけるロジックの有効性レビューを行ってきました。
その上で、「ローソク足2,3本の判断のみ」と語るGlobal Dream FX(グローバルドリームFX)のロジックは、酒田五法を切り取ったレベルのロジックに過ぎません。
そもそも酒田五法は、テクニカル指標やインジケーターの精度を増すための「後押し」に使うことで有効性を発揮できるものです。
ですので、本来であれば、酒田五法をもとにしただけのローソク足単独でのトレード判断は限りなく有効性が低いと言えると思います。
実際にロジックを個人的に試してみても、販売ページに掲げられているような勝率はまず出ませんでした。
何より、Global Dream FX(グローバルドリームFX)の教材内では、
「ローソク足の判断だけでは98%は実現できません」
と、販売ページにて「ローソク足2,3本のみで判断」という強みを完全に否定しています(笑)
販売側のクロスリテイリング株式会社さん、北田夏己さん達も、Global Dream FX(グローバルドリームFX)のロジックにおける有効性の低さを自覚していたのではないかと思いました。
以上、Global Dream FX(グローバルドリームFX)の有効性レビューでした。
当ブログでは、10%前後の利益率をトレード1回あたりで出しているデイトレ手法を記事にして解説しています。
記事の中ではエントリーから決済まで、実際のチャートを使って図解しているので、ぜひ以下からご覧になってみてください。
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