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杉原です。
今回は、テクニカル分析を用いた「専業で勝ち続けるFXのデイトレード手法」の特徴、そして4つの「原則」を解説したいと思います。
多くのトレーダーがなかなか勝てずに悩んでいると言われていますが、専業で日々勝ちを拾い続けているFXのデイトレ手法には、4つの特徴・原則があり、本記事の中で明確化させていく次第です。
ですので、FXのデイトレード手法・ロジックを自身が開発、もしくは第三者から受け取るという両方のパターンであっても、その手法を使ってトレードを行う前に、
その手法が有効かどうかのチェック項目
としても、本記事の内容は必見と言えると思います。
それでは早速いってみましょう。
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「原則以前」の前提について
そもそもFXのデイトレードは、「数秒単位」「数分単位」「数時間単位」など極めて短時間の間に、エントリーと決済(利確または損切り)を済ませるトレードスタイルです。
その上で、
テクニカル分析
ファンダメンタルズ分析
という、値動きを予測する2つの分析法がありますが、ファンダメンタルズ分析ではなく『テクニカル分析』を主体としている事を前提としていきます。
なぜなら、ファンダメンタルズ分析は銘柄(投資対象)の長期的な「価値」に基づいて値動きの予測を行う分析法で、デイトレードのような短時間の値動き予測には極めて「不向き」だからです。
-
対してテクニカル分析は、銘柄の価値そのものではなく、投資家・トレーダーたちが実際に行った売買の「事実」に基づき、今後の値動きを予測する分析法になります。
そんなテクニカル分析は、過去の「売買事実」に基づいているため、
・心理
・統計
という『普遍的に通用する要素』を持つ分析法と言っても過言ではありません。
以上から、専業のデイトレーダーとして安定して勝ち続けるためには、ファンダメンタルズ分析ではなく「テクニカル分析」を主体とする事を前提とさせて頂きます。
テクニカル分析を用いた専業で勝ち続ける本質的なFXのデイトレード手法。その四大原則とは。
テクニカル分析の本質はトレーダーの「心理」と、その心理から生まれる「統計」に沿って売買の強弱を分析します。
そして、簡単に言えば、
買いが明らかに強いならば、ロング(買い)でエントリー
売りが明らかに強いならば、ショート(売り)でエントリー
することで、トレードで勝つ確率(勝率)を高めていけるわけです。
その上で、専業レベルで安定した勝ちを続けられるFXのデイトレ手法における、テクニカル分析の四大原則について触れ、それぞれを解説していきたいと思います。
以下が、私が考える常勝FXのデイトレ手法で欠かせない、テクニカル分析の四大原則です。
- 1.取引量が十分にあるすべての銘柄に等しく有効である事
- 2.バックテストにおいて過去すべての時間で等しく有効である事
- 3.フォワードテストでもバックテストと等しく有効である事
- 4.その手法の実践が十分に可能である事
1つずつ掘り下げていきましょう。
1.取引量が十分にあるすべての銘柄に等しく有効である事
これは、ドル円だろうが、ユーロドルだろうが、どんなトレード対象(銘柄)であっても、テクニカル分析をもとにしたFXのデイトレード手法が有効でなければならないということです。
「心理」「統計」をもとにするテクニカル分析において、基本的にどの銘柄を対象としても有効性を発揮している必要があります。
逆に言えば、特定の「銘柄のみ」でしか勝てないようなFXのデイトレード手法は、テクニカル分析の本質から外れているため、仮に、その特定銘柄で勝っていたとしても、いずれは負けが増えてくると考えられるわけです。
それは、心理と統計という本質から外れているからにほかなりません。
決まった特定の銘柄のみではなく、あらゆる銘柄の相場で同じように勝てる手法であってこそ、心理と統計というテクニカル分析の本質に沿っている安定して勝ち続けられるFXのデイトレード手法と言えるということです。
ただ、「あらゆるすべての銘柄」に等しく有効であるというのは、「取引量が十分にある銘柄」に対して、ということが条件になります。
取引量とは「売買の量」であり、その銘柄をトレードしているトレーダーの数と言っても過言ではありません。
つまり、
取引量が少なければ、その銘柄に対する参加トレーダーが少ない
取引量が多ければ、その銘柄に対する参加トレーダーが多い
ということです。
その上で、参加トレーダーが少ない銘柄の相場は、テクニカル分析が極めて効きにくくなる傾向にあります。
なぜなら、心理と統計をもとにするテクニカル分析において、統計は確率であり、確率はその数(参加トレーダー)が少なければ信ぴょう性に欠けてしまうからです。
-
たとえば、
・10回のトレードで8勝した勝率8割のトレード手法
・1000回のトレードで887勝した勝率8割以上のトレード手法で考えれば、前者は信ぴょう性が低く、後者の手法が明らかに信ぴょう性が高いと感じるのではないでしょうか。
例で言うところのトレード回数は、統計では「母数」と呼ばれています。
母数は確率の計算時に「分母」になる数字です。
例で言えば、8勝/10回、887勝/1000回における、「10回」「1000回」がそれぞれ母数だということです。
この母数が多ければ多いほど、統計における試行回数が多いということになります。
よって、母数の多いほどその確率(統計)の信ぴょう性が上がるため、有効性の高い統計となるわけです。
話を戻しましょう。
参加トレーダーが少ない銘柄は、参加トレーダーという「母数」が少ないため、有効性の低い統計となります。
外国為替のFXで言えばトレード対象となる銘柄は「通貨ペア」と称され、ドル円やユーロドルなどの「メジャー通貨ペア」は十分な取引量があり、参加トレーダーが多いので問題ありません。
ただ、その逆で、一部のマイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアは、異常に取引量が少ない=参加トレーダーが少ないため、極めて統計が効きにくくなるわけです。
-
マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアは、各取引業者によって選定が異なりますが、異常に取引量が少なく、統計が効きにくい通貨ペアの例は下記になります。
・EUR/MXN(ユーロ/メキシコペソ)
・USD/CNH(米ドル/中国人民元)
・USD/RUB(米ドル/ロシアルーブル)
上記をはじめとする一部のマイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアは、そもそも値動きに規則性がありません。
そのような取引量が少ない銘柄は例外として除外した上で、特定の「銘柄のみ」ではなく、あらゆる銘柄でバックテストなど検証した結果、
・同じような勝率
・同じような利益率
を出せる手法こそが、「心理」「統計」に沿ったテクニカル分析の本質をとらえている、勝ち続けることができるFXのデイトレード手法と言えるわけです。
-
もちろん、銘柄によっては、値動きの「幅」が異なるため、得られる利益に差異が生まれることで、まったく同じ利益率にはなりません。
たとえば、ドル円とポンドドルでは、1日に動く値幅がそれなりに異なりますので、その分だけ同じFXのデイトレ手法であっても利益率にも差が出るということです。
以上から、FXのデイトレード手法を検証する際には、最低でもドル円やユーロドル、ポンドドル、オージードルをはじめとする、いわゆる「メジャー通貨ペア」で一とおりバックテストを行う事を推奨していました。
その上で、どの銘柄でも同じように有効性が発揮できることが、FXのデイトレード手法における1つ目の原則だということです。
2.バックテストにおいて過去すべての時間で等しく有効である事
専業で勝ち続けるFXのデイトレード手法における2つ目の原則として、バックテストにおいてすべての期間でも同じように有効性が保たれている事が挙げられます。
まず、テクニカル分析の本質であるトレーダーの心理と、その心理から生まれる統計は、基本的にいつの時代も変わることはありません。
トレーダー(人間)の心理はそもそも普遍的なもので、その時々によって大きく異なるものではないからです。
よって、過去すべての相場(チャート)において、同じく有効性がなければ、テクニカル分析の本質をとらえた「安定して勝てるFXのデイトレード手法ではない」と言っても過言ではありません。
たとえば、
「ある年だけは異常に勝率が良いものの、その翌年には一気に勝率が下がる」
という手法では、偶然に勝てていただけで、その手法を続ける事で勝てない事が明らかになってしまうわけです。
このように、一定のある期間しか勝てないということは、その手法における勝ちパターンは単なる「偶然」かもしれません。
- 相場状況は大きく分けて、いわゆる「上昇相場」「下降相場」「レンジ相場」と3パターンがあります。
一定期間のみのバックテストによる検証だけでは、「上昇相場」と「下降相場」に対しては強いものの、逆に「レンジ相場」では非常に弱いという可能性が考えられるのです。
ある一定の期間だけでは、一方的な上昇相場が続いているということも十分に有り得るため、「偶然にその時期が上昇相場だから勝てていた」という可能性が想定できてしまい、そのトレード手法の有効性が一気に薄れてしまいます。
ゆえに、手法の検証においては、短い期間ではなく、長期間においてバックテストでの検証が必要と言えるわけです。
繰り返しになってしまいますが、テクニカル分析の本質は「心理」「統計」です。
その上で人間心理は、1年前と1年後で、そうそう変わるものではありません。
だからこそ、しっかりと長期間のバックテストを行った上で、あらゆる相場状況、あらゆる年度でも同じような有効性が保てる手法かどうかを検証すべきだということです。
また、バックテストの期間を長くする事によって、バックテストにおけるトレード回数が大きく増えるため、先ほども触れた「統計の信ぴょう性」も高まります。
そんな長期間のバックテストによる検証で有効性が発揮される手法こそが、テクニカル分析の本質をとらえた、勝つべくして勝ち続けることができるFXのデイトレード手法というわけです。
以上が、専業レベルで安定して勝ち続けられるFXのデイトレード手法における2つ目の原則でした。
3.フォワードテストでもバックテストと等しく有効である事
先ほども触れたバックテストは、過去のチャートを用いて手法の有効性を検証するものですが、あくまでも「過去」の検証でしかありません。
実際にFXのデイトレードを行い、お金を稼ぐ相場は過去ではなく「今現在の相場」です。
ですので、過去のバックテストだけではなく、今現在リアルタイムで動いている相場(チャート)でも、バックテストと同様に有効性を保てているかを検証しなくてはなりません。
前述のとおり、テクニカル分析の本質である「心理」「統計」は、過去だけではなく、今現在も基本的に変わらないものになります。
そのため、本当に有効性のあるFXのデイトレード手法であれば、リアルタイムに動いている相場の検証、いわゆる「フォワードテスト」でもバックテストと同じような勝率や利益率を出せているはずです。
よって、
「バックテストと同様の有効性をフォワードテストでも出せること」
が、安定して勝ち続けられる手法における3つ目の原則となります。
4.その手法の実践が十分に可能である事
4つ目の原則は単純に、そのデイトレード手法が「本当に実践できるものか」というものです。
勝率を上げるために、後からテクニカル指標・インジケーターを次々に追加していき、有効性を高めている手法は少なくありません。
特に、ネットで売られている情報商材では、この傾向が非常に強いです。
実際のところ、勝てれば良いと思われがちですが、この傾向には盲点があります。
それは、テクニカル指標・インジケーターを一度にいくつも確認しながらエントリーと決済を行うことが非常に難しいため、実際に手法のルールどおりにトレードができなくなってしまうという点です。
たとえば、いくつものテクニカル指標・インジケーターを見ている間に判断が遅れ、エントリーのチャンスを逃すなどがあります。
チャンスを逃すだけでしたら、利益も損失も0なので、それほど問題ではありません。
ただ、本来なら利確する場面にも関わらず、判断の遅れによって利確ができず、その後、相場が逆行してしまい損失を被ることも有り得ます。
また、手法のルール上、損切りをしなければいけない場面でも、判断が遅れる事で損切りができず、どんどん含み損が大きくなり、最終的に取り返しのつかない損失になってしまうかもしれません。
このように、そもそも手法の実践が物理的に難しいことによって、手法で定められたルールを守れないということが起きてしまえば、その時点で、そのトレード手法は有効ではないと言えると思います。
いくら勝てる可能性があるからと言っても、その手法のルールどおりに実践ができなければ何の意味もないからです。
以上から、専業レベルで勝ち続けるためのデイトレード手法における原則の4つ目として、「その手法の実践が十分に可能であること」を挙げさせて頂きました。
まとめ。専業で勝ち続けるデイトレード手法の特徴とテクニカル分析の四大原則。
本記事では、ファンダメンタルズ分析ではなくテクニカル分析を主体とした上で、専業でも勝ち続けることが可能なデイトレード手法の条件として、下記4つの原則を挙げ、それぞれを掘り下げて解説いたしました。
- 1.取引量が十分にあるすべての銘柄に等しく有効である事
- 2.バックテストにおいて過去すべての時間で等しく有効である事
- 3.フォワードテストでもバックテストと等しく有効である事
- 4.その手法の実践が十分に可能である事
一言でFXのデイトレード手法と言っても、星の数ほど手法は存在します。
使うテクニカル指標やインジケーターが異なれば、それらの使い方も、トレーダーによって異なるからです。
さらに、テクニカル指標やインジケーターを組み合わせるとなると、手法の数は文字とおり星の数ほど多くなっていきます。
その上で、どんな手法であろうとも、本記事で解説した四大原則をクリアできているかどうかが、その手法が本当に有効性のある勝ち続けることができる手法かどうかの「判断基準」と言っても過言ではありません。
FXのデイトレードで勝ち続けるために、ご自身でトレード手法を構築する際、もしくは、第三者が構築した手法を検討する際には、ぜひ本記事で解説した四大原則を当てはめ、手法の有効性を検証して頂ければ幸いです。
当ブログでは、検証済み、かつ現在進行系で、10%前後の利益率をトレード1回あたりで出しているデイトレ手法を、記事の中で解説していました。
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