「テクニカル分析」の記事一覧(7 / 7ページ目)

TradingViewでトレンドラインからチャネルラインを生成する方法

杉原です。

この記事では、トレンドラインからチャネルラインを生成する方法を解説しています。

トレンドラインを引く方法は下記の記事で解説していますので、あわせてご覧頂ければ幸いです。

>【図解】効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し、削除までの解説

実践環境

グーグルクロームやファイアーフォックスなどのブラウザで操作が可能な『TradingView』を使って解説していきます。

(MT4では細かく色分けや線の太さを変更できず、時間足を変更すると削除されるため、『TradingView』を推奨していました。)

『TradingView』にアクセスし、チャート画面を開いた段階を前提に解説していく次第です。

正しくトレンドラインが引けたら、そのトレンドラインを並行にコピーしたアウトラインを生成し、チャネルを完成させていきます。

その手順を1つずつ見ていきましょう。

下図の黄色丸は安値で、その安値同士を結んだトレンドラインがあります。

チャネルの生成1

このトレンドラインを平行にコピーしたラインがアウトラインであり、そのアウトラインとトレンドラインが対になったものが「チャネルライン」です。

以下の手順でアウトラインを生成していきます。

まずトレンドラインを引く際に、下図のように作業をします。

①ラインの種類を選択

②平行チャネルを選択

チャネルの生成2

そして、そのまま先ほどのようなトレンドラインを引くと下図のようになります。

チャネルの生成3

次に、このトレンドラインをクリックすると、下図のようにトレンドライン上に白丸が3つ現れるはずです。

チャネルの生成4

「始点」「中間点」「終点」が白丸で表示されるが、この中の「中間点」をドラックアンドドロップする形で、このトレンドラインと平行なアウトラインが生成されます。

そのアウトラインを2点の高値同士で結ばれそうな位置に持ってくるわけです。

下図の段階では、黄色丸で図示した箇所にまず高値を設定し、そこからチャネルを伸ばしていき、赤丸で図示した高値でアウトラインを結べると判断しました。

チャネルの生成5

次はチャネルを伸ばしていき、目標の赤丸まで伸ばしていってください。

その際は、上図におけるトレンドラインの「始点」である白丸をドラックアンドドロップするようにすると、左側に伸びます。

(逆に「終点」である白丸をドラックアンドドロップすると、右側に伸びます)

チャネルを伸ばしていき、高値同士で結べたので、チャネルとして完成しました。

チャネルの生成6

当ブログでは、トレンドラインやチャネルラインを使った、10%前後の利益率を1回のトレードで出すデイトレ手法を公開していました。

エントリーから決済までの流れを、有効性の背景と共に実際のチャートで図解しているので、ぜひ以下の記事もご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

FXの鉄板。トレンドラインで勝てる有効な使い方と戦略。

杉原です。

本記事では、FXで有効となるトレンドラインの勝てる使い方と戦略を解説していきます。

トレンドライン自体はテクニカル分析として有名なため、多くのトレーダーに認知されているテクニカル指標である事は間違いありません。

そんなトレンドラインは、RSIやRCIなどを含め多くのテクニカル指標とは異なり「パラメータ」がないため、トレーダーによる差異が少ない指標となります。

そのため、多くのトレーダーが同時に意識するトレンドラインを引き、そのラインを活用すれば、有利にトレードを運べる可能性が高まるわけです。

そこで今回は、トレンドラインをFXのデイトレードで活かし、勝てる使い方について解説していきたいと思います。

有効なトレンドラインの引き方に関しては、下記の記事で図解していますので、宜しければあわせてご覧になってみてください。     

>【図解】効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し、削除までの解説

トレンドラインの勝てる使い方1.サポレジによる反発を狙う

1つ目の使い方は、サポートラインまたはレジスタンスラインとしての反発を狙う方法です。

下図のように上昇のトレンドラインであればサポートとして。
有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)

逆に下図のように下降のトレンドラインであればレジスタンスとして機能する傾向にあるので、ライン付近での反発を狙うわけです。
有効なトレンドライン(下降トレンドライン)

上2つの図では、それぞれ黄色で図示した箇所がサポートまたはレジスタンスとして機能している事がお分かり頂けるかと思います。

ただ、トレンドラインの頂点(高値、安値)が必ずしもサポレジとして機能するとは限りません。

特にデイトレードの場合において、1分足や5分足など短期足で引くトレンドラインは中長期トレーダーにとってまったく意識されない可能性が高く、その分だけ精度が下がる可能性があるわけです。

ですので、サポレジとして機能せずに、そのままブレイクしていく可能性も普通に有り得ます。

そもそも、永遠に機能し続けるトレンドラインは有り得ないため、必ずいつかは機能しなくなることは確かです。

ですので、サポレジによる反発を狙う場合、高い精度でトレンドラインがサポレジとして機能する場面を見極める必要があります。

そんな反発確率が高い場面の見極めとして、有効な手段の例が下記の3つです。

  • 別の指標と組み合わせる
  • トレンドラインを引ける本数が多い場面を狙う
  • チャネルラインとして機能する場面を狙う

これらに関して、それぞれ掘り下げて解説していきます。

別の指標と組み合わせる

たとえば、同じトレンド系のテクニカル指標である「移動平均線」の反発が、トレンドラインの反発と同時に起こる場面を狙う事で精度を高めるわけです。

移動平均線にはトレンドラインと同等に有名な「グランビルの法則」があり、その中には移動平均線の前後での反発が1つの法則として存在しています。

要するに、移動平均線もサポレジとしての機能が多くのトレーダーによって意識されているということです。

ですので、

・移動平均線のサポレジ
・トレンドラインのサポレジ

としての機能が、「同時」に起こる場面を狙えば、自ずとその反発を意識するトレーダー数が多いため、サポレジとして機能する確率がグッと高まっていきます。

下図が移動平均線とトレンドラインのサポレジが同時に起きている場面の図です。

移動平均線とトレンドラインが同時にサポレジとして機能して反発

下降トレンドラインと移動平均線が同時にレジスタンスとして機能して反発

ちなみに、上図2つで表示している移動平均線は、移動平均線の設定値として広く認知されている5分足20本になります。

また、移動平均線とトレンドラインの合わせ技だけではなく、水平ラインとトレンドラインのサポレジ機能が合わさり、同時に反発する場面も有効です。

下図が、トレンドラインと水平ラインの反発が一致している場面の例になります。

水平ラインとトレンドラインの同時反発
以上が、トレンドラインをほかのテクニカル指標と組み合わせて、サポートまたはレジスタンスの機能による「反発が同時に起こる場面を狙う」という有効な戦略の説明でした。

トレンドラインを引ける本数が多い場面を狙う

2つ目は、トレンドラインが複数本引ける中での反発を狙うという戦略です。

トレンドラインは相場のトレンドを明確に図示するテクニカル指標であるため、引ける本数が多いほど、そのトレンドを意識しているトレーダーが多くなります。

要するに、上昇のトレンドラインが1本しか引けない場面と比べ、上昇のトレンドラインが2本引ける方が、その上昇トレンドを意識するトレーダーが多くなるということです。

その反対である下降トレンドの場合も同様の仕組みになります。

そんな複数本のトレンドラインが引ける際の反発狙いの例が下図です。

複数本のトレンドラインが引ける場面での反発

上図は1つのトレンドラインが引けている中に、入れ子になるように、もう1つのトレンドラインを引く事ができました。

2つのトレンドラインがあることで、下降トレンドへの意識を向けているトレーダーが多くなるため、トレンドラインでの反発が起こる確率も高まるわけです。

チャネルラインとして機能する場面を狙う

トレンドラインと並行に引いたライン(アウトライン)が引ける場合、トレンドラインとアウトラインを2つセットでチャネルラインと定義されています。

単純なトレンドラインよりも、チャネルラインとして機能しているトレンドラインの方が、よりラインへの意識を向けるトレーダーが増えるため、サポレジとして機能することでの反発が起こる確率がグッと高まるわけです。

下図が、チャネルラインと、さらに前述の移動平均線との反発も合わさった場面になります。

チャネルライン+移動平均線の反発
ご覧のとおり、単純なトレンドラインに比べ、チャネルラインの方が非常に綺麗なトレンド波形を描いています。

そのため、

・トレンドラインを使っているトレーダー
・チャネルラインを使っているトレーダー

に加え、ラインを描いていないトレーダーであっても、単に分かりやすいトレンドが明確に見えているので、そのトレンドに乗じようする可能性が高まるわけです。

ですので、余計にそのトレンドが意識されやすくなり、反発の精度が高まっていきます。

よって、このようなチャネルライン+移動平均線の同時反発は非常に美味しい場面と言っても過言ではありません。

【実践者の実績や生の声】

トレンドラインの勝てる使い方2.ブレイクを狙う

トレンドラインはいつかブレイクされ、サポレジとして機能する役目が終わりを迎えます。

その上で、多くのトレーダーによって意識されていたトレンドラインがブレイクすると、そのトレンドが反転し、逆のトレンドが始まる可能性があるのです。

たとえば、上昇のトレンドラインがブレイクされた後、そこから下降トレンドが始まる可能性が見込めます。

そのため、その転換直後となるトレンドの初動を狙うわけです。

下図が、トレンドラインがブレイクされた後のトレンド転換例になります。

トレンドラインのブレイクからトレンド転換が発生

ただ、トレンドラインをブレイクしたからと言って、必ずしも逆のトレンドが始まるとは限りません。

下図のように、ブレイクしたと思いきや、再びトレンドラインの中に戻ろうとする場合もあるからです。

トレンドラインのブレイク失敗

上図のような場合、ブレイク直後にショートしていれば、上昇トレンドに巻き込まれる事で、大きな損失を被りかねません。

そこで、トレンドラインのブレイクから逆方向へのトレンドを狙う上で、精度を高める方法としては下記が有効になります。

  • ブレイク対象のトレンドラインがチャネルラインとして機能している事
  • そのラインのブレイク後に移動平均線の向きが変わっている事

上記の2点が生じていると、より多くのトレーダーがトレンド転換へと意識を向ける傾向が強くなるからこそ、ブレイクの精度が高まるわけです。

そんな上記2点の事例が下図になります。

トレンドラインのブレイク狙い

上昇トレンドラインのブレイク狙い

単にトレンドラインがブレイクしたからと言って、トレンド転換後を狙うのではなく、上図のように、移動平均線の方向転換とチャネルラインのブレイクを合わせると、精度が一気に高まるので推奨の戦略です。

そんなトレンドラインのブレイクに関して、10%以上の取引をトレード1回で出しているエントリー場所、決済の条件など、下記の記事にまとめているので、併せてご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

トレンドラインの勝てる使い方3.トレードの回避に利用する

最後は、ここまでの2つとは異なり、

エントリーを取り止める
持っていたポジションを解消して手を引く

などのように、「回避」にトレンドラインを利用する使い方になります。

要は、負けないための活用法というわけです。

ただ、FXをはじめとするトレードは、負けなければ勝てるものなので、徹底して負けを避ければ自ずと勝ちが見えてきます。

そういった面からも、あえて負けを防ぐというトレンドラインの使い方も有効となってくるということです。

回避にトレンドラインを使うイメージとしては、トレンドラインにローソク足が近づいて来た際にトレードを避けるという戦略になります。

たとえば、下図は先ほど挙げた例になりますが、トレンドライン付近になったら、

・ショートのエントリーは避ける
・仮にポジションを持っていたら決済する

という戦略です。

有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)

ライン付近での反発が見込めるため、トレンドラインに触れる前にはトレードの回避を意識する事を推奨していました。

まとめ。FXでトレンドラインを使った勝てる有効な戦略。

今回の記事では、下記のように、FXにてトレンドラインで勝てる有効な使い方と戦略を解説してきました。

  • サポレジによる反発を狙う
    →移動平均線や水平ラインなど別の指標と組み合わせる
    →トレンドラインを引ける本数が多い場面を狙う
    →チャネルラインとして機能する場面を狙う
  • ブレイクを狙う
    →移動平均線の向きが転換するタイミング
    →単なるトレンドラインではなくチャネルラインのブレイク
    →上記2点が重なると精度が高まる
  • トレードの回避に利用する
    →サポレジとしての機能を逆手に取り、エントリーの取り止めやポジションの解消に使う

以上が本記事のまとめになります。

私自身、トレンドラインは有効性が高いと感じており、優秀なテクニカル指標の1つとして非常に重宝していました。

実際に下記の記事で公開しているトレンドラインのブレイク手法では、一度の取引で2桁台の利益率を出せていました。

エントリーから決済まで実際のチャート図で解説しているので、ぜひご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

推奨のデイトレ勉強法で、私が知識0から専業に至ったプロセス。

杉原です。

デイトレードのような、特に学校や公式の教育機関がない「アンダーグラウンド?」なビジネスの場合、勉強法・学習法について悩む方は決して少なくないと思います。

実際に読者の方々からも、デイトレの「学習や勉強の仕方」などを質問される事が、割と定期的にありました。

そんな「学び」ですが、いざFXのデイトレードを始ようとした際に、間違った勉強法によって「勝てない知識」を頭に入れてしまえば、その段階ですでに資金を減少させてしまう危険性もあります。

そういった面から、以外にも勉強法は決して疎かにはできません。

そこで今回は、このような事態を回避する防止策も兼ねて、専業で生計を立てるべくデイトレードの勉強法について、私が知識0から専業に至った「参考になる部分のプロセス」も踏まえて解説していきたいと思います。

元々は知識0だった私が、FXのデイトレードを専業にできるようになったのも、今回の記事で解説する勉強法があった事は少なくとも間違いありません。

もし、あなたが専業を目指されているようであれば、本記事の内容は非常に有意義なものになると思いますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

【実践者の実績や生の声】

投資・トレードの業界全体を俯瞰で見た

まず、FXやFXのデイトレなどの書籍を読む前に、投資・トレード業界の全体を俯瞰して見回しました。

最初から細かな手法などを学ぶよりも、まずは全体的な相関を踏まえ業界で何が起きているのかを把握した方が、集中して学ぶべき・学習すべきものが見えてくると思ったからです。

そして、細かな点よりも全体の俯瞰を優先した理由がもう1つありました。

それは、多くのトレーダーが「なぜ勝てていないか?」を研究するためでした。

当時の私はまだ右も左も分からない完全な初心者でしたが、少なくとも、FXをはじめとするFXのデイトレードは、

勝ち
負け

の2つしかないということは明確に分かっていました。

野球やサッカーなどのような「引き分け」がないからです。

そのため、少なくとも「負けなければ勝てる世界」ということは確信していました。

ゆえに、負けている人の「逆」を徹底すれば良いと思ったわけです。

そこで、自分が知識を得るためではなく、それらの情報を得て多くのトレーダーが負けている理由を洞察するために、

本屋にある書籍
ブログやサイト
情報商材

などを、全体の相関を踏まえ俯瞰しつつ、片っ端から目を通していました。

その際、用語を含めた知識は、その都度、出てくるものをその場で調べて学んでいます。

そして、投資・トレードの業界を俯瞰して見ると、

・書籍はどれも確信を得ず抽象的
・大抵のブログやサイトはトレーダーではない人が、情報商材などの紹介報酬を目的に的外れな情報を発信している

ということが浮かび上がってきました。

当時感じた、多くの人が勝てない要因

それらを踏まえて、多くのトレーダーが勝てていない要因として考えられたのは下記になります。

  • 書籍の情報は自身で応用して手法、ロジックを開発する必要がある
    →相応の手間や時間が掛かる
    →その過程において、多くの負けを経験する
  • ネットの情報は、すべてではないものの、大半がトレード未経験者による的外れな情報発信
    →理に適っていない誤った情報に踊らされる
    →その情報によって、多くの負けを経験する

以上のような事を洞察した上で、何が信用できるかは分からないというのが率直な感想でした。

ただ、分かった事実として、デイトレードのような極めて短時間のトレードスタイルを行う場合、ファンダメンタルズ分析のような国の経済動向や政治など中長期に影響する要因は多くありません。

むしろ、数分単位のトレードスタイルであれば、ほぼないと言えると思いました。

ゆえに、数分単位でFXのデイトレを行うのであれば、テクニカル分析のみで十分に勝てる見込みがあると感じたわけです。

そして、そんなテクニカル分析は過去の値動きから、今後の値動きを予測します。

そのため、テクニカル分析を駆使してFXのデイトレで勝つための「答え」はチャートにすべてがあると確信したわけです。

チャートがすべて

「答えはチャートにある」

そう確信した後、私は余計な情報を遮断しました。

答えがあるはずの「チャート」以外となる、書籍、ブログやサイト、情報商材などから得られる情報は一切遮断したわけです。

この時点で、チャートだけが私の勉強材料になります。

そして、数分単位レベルの短時間における「値動きの規則性」を徹底して研究しました。

その際、ただ漠然とチャートを眺めて規則性を見つけようとしたわけではありません。

登場人物達=参加トレーダーの「心理動向」を読みながら、

・ここでは買わないだろう
・ここでは売らないだろう

など、どうすれば勝てるかよりも、

「どこでトレードすれば負けないか」

を観点に規則性を見つけていきました。

トレードの世界は「負けなければ勝てる」からです。

少なくとも、参加トレーダーの『心理』から生まれる売買注文によって、

売りが多ければ下落
買いが多ければ上昇

という相場の値動きにおいて「絶対的」な仕組みがある以上、参加トレーダーの『心理』を正確に読めれば負けない、負けにくいトレードができると思いました。

何より、トレードで生計を立てるためには、継続的に勝てる必要があります。

そのために、半永久的な手法・ロジックを開発する必要があるわけです。

そういった観点からも、半永久的に不変であるはずの「人間心理(参加トレーダーの心理)」をベースにチャート研究を行い、自身のデイトレ手法を開発できた事は、今振り返っても間違いなかったと思います。

過去の全チャートはもちろんのこと、現在進行形で動いているリアルな相場のチャートでも分析していました。

その上で、単一の銘柄だけでは、分析の精度が欠けてしまうからこそ、FXのおける主要な通貨ペアから、あらゆる銘柄でチャート分析を行っていたわけです。

それこそ、食事をしながらでもチャートを見ていましたし、寝る直前まで見て、起きたらすぐに見る・・・そんな生活をしていた記事もありました。

客観的に当時の自分を振り返ってみると、

「チャート依存症」
「チャート中毒者」

という感じですね(笑)。

ただ、チャートばかり見て勉強していたものの、特に辛さは感じませんでした。

そもそも、チャートの値動きはトレーダーという人間の「心理」から生まれるものになります。

その上で、人間の心理は「不変的」だからこそ、そこで見つけた規則性は一生涯に渡って有効性を発揮し、トレードでの利益に直結すると確信していたからこそ、チャートによる勉強はまったく苦ではなかったわけです。

むしろ、私自身が元々、数学好きな部分もあり、規則性を見つけるプロセスは割と楽しめていました。

その過程を楽しめていた事もあり、チャートを使った勉強や研究に没頭することができた結果、現在も変わらず有効性の高いFXのデイトレ手法が生まれ、私自身、専業デイトレーダーへと至っています。

まとめ。FXのデイトレで推奨の勉強法と、専業に至ったプロセス。

まず知識0の段階では、投資・トレード業界の全体を俯瞰で見た上で、

「なぜ多くのトレーダーが勝てないのか?」

を分析し、最終的に『チャートにすべての答えがある』と確信してからは、「どこでトレードをすれば負けないか」を観点にチャート上で勉強・研究を進め、規則性を探っていきました。

その際には、ブログやサイト、情報商材や書籍などの情報を遮断していたため、チャートのみを勉強材料としています。

少なくとも、デイトレのように数分単位レベルでトレードを完結させるスタイルであれば、政治や経済の情報を筆頭とするファンダメンタルズ分析の影響はほぼ無関係と言えるので、チャートの値動きによるテクニカル分析のみで有効なFXのデイトレ手法を開発することは決して不可能ではありません。

そういった理由からも、私はデイトレの勉強法として「チャート分析」を推奨していたわけです。

ネットや書店を含め、さまざまな情報が氾濫しており、何が正しいか、何を信用すれば良いか分からなくなる事もあるかもしれません。

ただ、チャートだけはトレーダーの心理から生まれた売買注文の結果を「事実」として記録していくものなので、チャートは「正しく」「信用」できる情報だと私は思います。

そんなチャート事例を使って、10%前後の利益率を一度のトレードで出しているデイトレ手法を、ブログの中で公開していました。 エントリーから決済まで図解しているので、ぜひ下記のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

【図解】効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し、削除までの解説

杉原です。

本記事は有効性が高く、効き目があるトレンドラインをテーマに、「引き方」「修正法」「削除」までの流れをすべて図解していきます。

そんなトレンドラインはRSIやRCIなどを初めとするテクニカル指標とは異なり「パラメータ」が存在しません。

つまり、トレーダーが各々で設定するパラメータによる「差異」がないため、多くのトレーダーと同じ意識で売買戦略を立てやすくなるので、「勝率」「利益率」を高めやすいテクニカル指標が「トレンドライン」と言えるわけです。

このトレンドラインを有効に扱えるようになれば、トレードで相応の成績を出せる見込みがありますので、ぜひ本記事でトレンドラインの扱いをマスターして頂ければと思います。

本記事では、トレンドラインの扱いを網羅するために、

・トレンドラインの引き方
・トレンドラインの修正法(引き直し)
・トレンドラインの削除法

までの三部構成という流れで進めていく次第です。

それでは早速いってみましょう。

多くのトレーダーが意識することで効き目がある有効なトレンドラインの引き方

より多くのトレーダーが意識しているトレンドラインを引く事により、

・エントリー方向と反転してもリバウンドしてくる確率が高まる
・エントリーした方向に価格が進みやすくなり利確の可能性が高まる

という部分の「精度」を「より高める」事ができます。

ゆえに、「より多くのトレーダーが意識している」トレンドラインを引く事が大前提となるわけです。

前提となる基本的なトレンドライン

まず、トレンドラインは最低2点以上の「高値同士」または「安値同士」で引きます。

・上昇のトレンドラインならば、最低2点以上の「安値同士」
・下降のトレンドラインならば、最低2点以上の「高値同士」

そんな「高値」と「安値」は、多くの書籍やDVDなどの情報源で「ローソク足が左右6本」というのが一般的となっていました。

ただ、ただ単純にローソク足が6本できたから「高値」「安値」ができたと言って、安易にトレンドラインを引いても、多くのトレーダーが「意識しないトレンドライン」になってしまう可能性も否定できません。

なぜなら、多くのトレーダーは、単純にローソク足が6本できるごとにトレンドラインを引かないからです。

多くのトレーダーが意識するトレンドラインの引き方、引くタイミング、その傾向は下図のとおりになります。

【上昇トレンドのトレンドライン】直近の高値を更新してから、起点となる安値と直近安値を結ぶ

上昇トレンドラインの図例

【下降トレンドのトレンドライン】直近の安値を更新してから、起点となる高値と直近高値を結ぶ
下降トレンドラインの図例

ローソク足が6本できた段階では、まだ新たな「高値」および「安値」の候補ができた段階に過ぎません。

そのできたばかりの「高値」「安値」が必ずしもトレンドラインを引く場所になるかというと、そうではなく、上図2つの説明にあるとおり、

・上昇トレンドラインは、新たな高値を更新した段階
・下降トレンドラインは、新たな安値を更新した段階

で、初めて多くのトレーダーがトレンドラインを引き出すタイミングになります。

結ぶ頂点(高値、安値)は「実体」か「ヒゲ」か。

トレンドラインを引く際には頂点同士を結ぶわけですが、その頂点は「実体」なのか「ヒゲ」なのか、割と賛否が分かれるところかと思います。

その上で私が提唱しているのは、「ピッタリと実体やヒゲで結ばずとも、より多くの頂点同士で綺麗に結べれば良い」という考え方です。

頂点が2点の場合であれば、ピッタリと頂点同士を結ぶ事はできます。

ただ、頂点が3点以上になると、頂点同士を「ヒゲ」「実体」のいずれにしても、ピッタリで引こうとすると、

ラインに頂点が届かない
ヒゲまたは実体がラインからはみ出る

などが起きるため、なかなかトレンドライン自体が引けません。

そこで、あまりヒゲや実体でピッタリと結ぶ事に拘らず、より多くの頂点で綺麗に結べるようにラインを引く事を勧めていました。

頂点を結ぶ数が多いほど、自然と多くのトレーダーも意識するようなトレンドラインになっていくので、効き目が高い有効なトレンドラインになるはずだからです。

次に解説する「有効なトレンドラインとは」で具体的なトレンドラインの図をすぐに掲載していますので、そちらをあわせて参照ください。

効き目がある有効なトレンドラインとは

ここまでは、基本的なトレンドラインの引き方を解説しました。

その上で、多くのトレーダーが意識することで効き目がある有効なトレンドラインの特徴を解説させて頂きます。

以下が、そんなトレンドラインの特徴です。

  • より多くの頂点が結ばれている事
  • 角度が45度前後である事
  • 頂点の間隔が均等に近い事

そんな上記の特徴を踏まえた、有効なトレンドラインの例が下図になります。

【有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)】
有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)

【有効なトレンドライン(下降トレンドライン)】
有効なトレンドライン(下降トレンドライン)

なぜ上記の特徴を持つトレンドラインが、多くのトレーダーに意識され高い有効性を発揮するのか―

まず、上記3つの要素を含むトレンドラインは「綺麗」にラインを引けるため、多くのトレーダーが描いたそのラインがチャート上で一際目立ちます。

そのため、意識的だけではなく無意識的にも、そのトレンドラインに意識がいくわけです。

また、トレンドラインが上記の特徴3つを含むと、多くのトレーダーが目にした事があるであろう、

書籍の教材
情報商材の教材
ネット上の情報

などにも取り扱われているような「トレンドラインの見本」になっていきます。

だからこそ、潜在的にも、

より多くの頂点が結ばれている事
角度が45度前後である事
頂点の間隔が均等に近い事

を踏まえたトレンドラインは非常に多くのトレーダーに意識されるようになるということです。

トレンドラインの引き直し、修正方法

トレンドラインは一旦引き終えたら終了ではありません。

相場の値動きによって、トレンドラインを「修正」していく必要があるからです。

修正をせずに、いつまでも過去に引いたトレンドラインに固執してトレードを続けていると、すでに意識しているトレーダーが少なくなってしまう事で有効性が低くなる危険性があります。

そのため、修正していないトレンドラインを頼りにしてしまうと、精度の低い手法になってしまう可能性があるわけです。

ですので、トレンドラインを引く事と同様に、この修正方法も非常に重要となりますので、ぜひ引き続きお読みになってください。

では、トレンドラインを引き直すタイミングから解説させて頂きます。

(1)高値を更新した段階で、安値①と安値②を結び正しいトレンドラインを引いた図
上昇トレンドラインの例

(2)下図は矢印のとおり、ローソク足がトレンドラインを下回りました。
ただ、まだダウ理論の観点で見ると②を下回っていないため、上昇トレンドは維持という状況です。

上昇トレンドラインが破られた

※ダウ理論について。

多くのテクニカル指標や裁量判断の大元となっている理論で、自然と多くのトレーダーが必然的に意識していることになります。

トレンドに関するダウ理論は、下記が概要です。

・上昇トレンドは、直近の高値を更新し続けている限り上昇トレンド維持(直近の安値を下回らない限りとも言える)
・下降トレンドは、直近の安値を更新し続けている限り下降トレンド維持(直近の高値を上回らない限りとも言える)

「上昇トレンド」「下降トレンド」ともに、トレンドの継続から終わりまでを図にしてみました。

ダウ理論に基づく上昇トレンド

上図は高値と安値が綺麗に切り上がっている=上昇トレンドです。

上昇トレンドの終焉

高値1、高値2まで高値が切り上がっていて、安値1、安値2も同時に切り上がっていたので、ここまでは上昇トレンドが継続しているということになります。

しかし、高値3になると前回の高値2を切り上がる事なく下回りました。(切り下がり)

同時期に安値3も、前回の安値2を切り下がっています。

このように上昇トレンドが終わっていくわけです。

続いては、下降トレンドに関しての図になります。

ダウ理論に基づく下降トレンド

安値と高値が綺麗に切り下がっている=下降トレンドです。

下降トレンドの終焉

安値1、安値2まで安値が切り下がっていき、高値1、高値2も同時に切り下がっていたので、ここまでは下降トレンドが継続しています。

しかし、安値3になると前回の安値2を切り下がる事なく上回りました。(切り上がり)

同時期に高値3も、前回の高値2を切り上がっています。

このように下降トレンドが終わっていくわけです。

以上が、ダウ理論に基づくトレンド定義の簡単な説明になります。

話を戻し、下図の説明に移ります。

(3)③を新たな直近の安値として、青の点線で直近の高値を越えてきたので、上昇トレンドは維持中です。

ここで直近の高値を更新した段階で、初めてラインを修正します。(これは先ほどのトレンドラインの引き方とまったく同じ考え)

トレンドが継続したため、トレンドラインを修正

(4)(3)の段階で新たな高値を更新したため、トレンドラインを修正しました。

先ほどは①と②で結んでいたものの、起点となる①を変えずに①と③を結ぶ事ができます。

⑤はその後もこのトレンドラインがしっかり意識されているからこそ、ラインを下回らずに反発していました。

修正したトレンドラインが見事に機能

 

以上が、トレンドラインの引き直し、修正法になります。

すでに効き目がなくなったトレンドラインを削除するタイミング

下図は先ほどの図から続いているもので、⑤を下回った時点で、⑤は「押し安値」と言われる安値と認識されます。

この時点で、ダウ理論における上昇トレンドの定義が崩れたため、①を起点に引いていたトレンドラインが無効化となるため、削除するわけです。

押し安値を更新して上昇トレンドが終焉したので、トレンドラインを削除

ダウ理論で赤のトレンドラインが上昇トレンド終了となっているにも関わらず、この①を起点にした赤の上昇トレンドラインを削除せずに、青のトレンドラインに修正してはいけません。

これでは、ダウ理論のトレンド定義に反してしまうからです。

結果として、下図のように多くのトレーダーがまったく意識していないラインになってしまいます。

トレンドラインの間違った修正方法

「ラインが機能せず」とは

トレンドラインは多くのトレーダーが意識すればするほど、そのライン上で反発し、「高値」または「安値」を作っていきます。

このような状態を「ラインが機能する」というわけです。

ゆえにトレンドラインが機能しない状態は、ライン上で反発せずに抜けていく状態を指します。

もちろん、どんなトレンドラインもいつかは抜ける時が来るものの、上図のようにすぐに抜けるラインは、多くのトレーダーが意識していなかったと判断することができて、結果、機能していないラインだったと言えるということです。

まとめ。効き目が強い有効なトレンドラインの引き方

本記事では、効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し(修正)、削除までの図解を行ってきました。

その上で、本記事において最も重要度の高い内容としては、有効性が高いトレンドラインの特徴として挙げた下記の要素です。

  • より多くの頂点が結ばれている事
  • 角度が45度前後である事
  • 頂点の間隔が均等に近い事

実際の図にすると、下図のようになります。

有効なトレンドライン(下降トレンドライン)

有効なトレンドライン(上昇トレンドライン)

以上のようなトレンドラインこそが、より多くのトレーダーに意識されやすい事で、値動き予測の精度が高まりやすいラインになっています。

そんなトレンドラインですが、一度の取引で2桁台の利益率を出せているトレンドラインのブレイク手法をブログ内で公開していました。

実際のチャート図でエントリーから決済までの図解をしていますので、ぜひ下記の記事をご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

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