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杉原です。
今回はFXのデイトレードにおける、
・利益率
・勝率
・pips
の意味と、最終的に専業トレーダーとして勝ち続けるためには、結局のところ「何を重視すべきか」という重要な記事を行っていきます。
もし、
「これからFXのデイトレードを本格的に始めたい」
「まだ思うようにFXのデイトレードで勝てていない」
「最終的には専業デイトレーダーとして活動したい」
などの考えをお持ちであれば、飛躍の「きっかけ」になる記事になっていますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。
そもそも「利益率」「勝率」「pips」とは
何を重要視すべきかの以前に、まずは定義や本当の意味から解説いたします。
- 利益率
→トレード口座に入れている資金に対して得た利益の割合
→月利(1か月の利益率)= 1か月の利益 / 資金
→1日あたりの利益率 = 1日の利益 / 資金 -
- 勝率
→トレード回数に対する勝ちトレード(利確)の割合
→勝率 = 勝ちトレード / トレード回数 -
- pips(※)
→利益幅や損失幅の共通単位
(※)pipsに関しては、以前の記事に事例を挙げて解説した記事がありますので、定義や意味合いを1から知りたい場合は、下記の記事を参照ください。
>pipsとは?pips単位の収益/損失の計算方法について。
そのほか、ここまでの内容で分からない言葉などがありましたら、下記の基礎記事が参考になると思いますので、あわせてご覧頂ければ幸いです。
FXのデイトレで「利益率」「勝率」「pips」はどれを重視すべき?
私自身、FXのデイトレで専業レベルに勝ち続けるために重視すべきは、
「利益率」
だと考えています。
ここでは、その理論的な根拠を解説させて頂く次第です。
ネット上でも書籍でも(特にネット上では)、
「99.8%の勝率!」
「1日で120pips獲得!!」
など、勝率やpipsがアピールされている傾向が非常に強くなっています。
多くのトレーダー、ブロガーや情報起業家をはじめ、ネットや書籍では、いかに高い勝率であったり、大きなpipsを獲得しているかを、大々的にアピールしているわけです。
ですが、結局のところFXのデイトレードにおいて、
・勝率99.8%
・1日120pips
のような成績を出したとしても、実際に得られる利益は「別物」にほかなりません。
そもそもデイトレードの目的は「稼ぐ事」に他ならないと思います。
その上で、勝率99.8%や1日で120pipsを獲得した・・・としても、実際に得られる「お金」=利益が少なければ意味がありません。
極端な例ですが、FXのデイトレードで勝率99%でも、トレード1回1回の利益が1pipsで、損切り時の損失が100pipsだとした場合、結局のところ残る利益はほぼないわけです。
また、
「1日で120pips獲得!!」
などとアピールしているトレーダーでも、負ける時には同じくらいのpipsで損切りしていれば、ほとんど残る利益はありません。
結局、得られている「利益=お金」こそが目的であるものの、
・勝率
・pips
の方が「分かりやすい」ため、最終的にオンラインサロンやコンサル、教材やツールを売り込む際に、
・初心者層のトレーダー
・まだ勝てていないトレーダー
に対してアピールしやすいわけです。
ですが、勝率の高さや獲得pipsの大きさは優れているものの、実際に残る利益はほとんどないというトレーダーやブロガー/情報起業家が少なくありません。
その上で、そのようなアピールをしている方々の有料コンテンツは、実際に勝てない=利益が残らない傾向が強く、非常に酷い評判となっている事が多いです。
ここまでは、「勝率」「pips」がいくら優れていても、実際に手元へと残る「お金=利益」とは関係性が薄いという話をさせて頂きました。
結局のところ、トレード資金はトレーダーによって異なることは間違いありません。
その上で、FXのデイトレードにおける本来の目的である「お金=利益」を稼ぐ上では、
「どれくらいの資金で、どれだけの利益を得らえるか」
という視点に他ならないと思います。
だからこそ、先にお伝えしたように、
利益率(トレード口座に入れている資金に対して得た利益の割合)
こそが、「勝率」「pips」に比べ、何より重要視すべきだと私は考えているわけです。
FXのデイトレードで利益率を高めるコツ/ポイント
ここまでは利益率の重要性について触れさせて頂きました。
それを踏まえ、FXのデイトレードにおいて高い利益率を出すためのコツやポイントについて簡単に説明させて頂きたいと思います。
まず、利益率は、
利益率 = 利益 / トレード資金
の計算式で表されるので、いかに「利益」を大きくするかが欠かせません。
その上で、その重要な利益は、
利益 = 利幅(pips) × 取引数量
となります。
株の取引き数量であれば●株、為替通貨のFXであれば●通貨、ビットコインであれば●枚のように、どのくらいの数量かを指します。
また、FXの場合、100万通貨のような表現とは別に、取引数量の単位に「ロット(lot)」を用いることも少なくありません。
そんな取引数量ですが、先ほど触れたとおり、利益は『利幅(pips) × 取引数量』で表されるため、同じ利幅(pips)を獲得しても取引数量(ロット数)が大きい程、得られる利益が比例して大きくなるということです。
この辺りの、取引数量(ロット数)の重要性に関して、ドル円を具体例として解説させて頂きます。
まず1pipsは0.01円という前提で、取引数量と実際に得らえる利益との関係性を表した下表をご覧ください。
1万通貨 | 10万通貨 | 100万通貨 | |
---|---|---|---|
1pips | 100円 | 1,000円 | 10,000円 |
5pips | 500円 | 5,000円 | 50,000円 |
10pips | 1,000円 | 10,000円 | 100,000円 |
1pipsは0.01円なので、
10pips × 1万通貨 = 1,000円の利益
10pips × 10万通貨 = 10,000円の利益
になります。
このように、仮に同じ利幅(pips)を獲得したとしても、取引数量の大きさによって、実際に得られる「お金=利益」は天と地ほどの差があるわけです。
また、見方を変えれば、獲得する利幅が少なくとも、取引数量が大きければ相応の利益が得られます。
そもそも利幅を大きく取ろうとすることは「物理的」に考えても、そう簡単ではありません。
なぜなら、利幅を伸ばすには時間が掛かり、そんな時間が掛かる間に、狙いとは逆に値動きが起こり、損切りになる確率が高まるからです。
そんな利幅を伸ばす行為に対して、逆に利幅を小さく獲得していく事は、短い時間で済むため、逆の値動きで損切りになる確率が低くなります。
以上から、pips(利幅)を大きく取るよりも、取引数量を上げる方が容易に利益を大きくできるということです。
取引数量(ロット)を上げるには
ロットを上げた方が利益を大きくする近道にはなるのですが、それなりの「リスク」も避けては通れません。
そもそも取引数量(ロット)を高めれば、利益も大きくなる反面、損切りになる際の「損失」も利益と同様に大きくなってしまうからです。
ですので、安易に取引数量(ロット)を引き上げる行為はオススメいたしません。
その上で、取引数量(ロット)を高めるには、いかに損切り時の損失幅(pips)が少ない手法/ロジックに取り組む事が重要になります。
まず、損切りの際に生じる損失幅が大きければ、取引数量(ロット)を高めれば、その分だけ損失額が倍々で大きくなることは避けられません。
逆に、損切り時の損失幅が少ない手法/ロジックであれば、負けトレードの際に受ける損失額の被害が少ないため、取引数量(ロット)を高められるわけです。
利確した際の利幅が小さければ、損切り時の損失額を補う事ができず、なかなか手元に大きな利益が残りにくいからです。
よって、利確時の利幅(pips)を落とさずに、いかに損切り時の損失幅(pips)を小さくするかが重要になってきます。
そんな損失幅と利幅の割合を「リスクリワード」と言い、このリスクリワードが優れているトレード手法/ロジックであるほど、取引数量(ロット)を上げやすいわけです。
- リスクリワード
→損切り時の「損失幅」と利確時の「利益幅」における比率
→リスクリワード = 平均の損失幅 : 平均の利益幅
以上から、取引数量(ロット)を上げる上では、このリスクリワードが優れているに越したことはありません。
その上で、取引数量(ロット)を上げる際に、多くのトレーダーが見逃がしている、リスクリワードと同等に重要な要素があります。
それが、「含み損」です。
含み損は、まだ損切りによって損失を確定させていない状態の損失を指します。
最終的な決済が、「利確」でも「損切り」でも、この含み損が大きくなってしまうトレード手法/ロジックは、取引数量(ロット)を上げる事がなかなかできません。
なぜなら、自ら損切りする前に、含み損が大きくなり過ぎる事で、トレード資金がなくなってきて取引口座で強制ロスカットをされてしまう可能性があるからです。
ですので、取引数量(ロット)を上げてトレードする上では、リスクリワードと同等に今挙げた「含み損」が重要になってきます。
利確するまでの含み損、損切りするまでの含み損、いずれにしても、この含み損が小さいトレード手法/ロジックであるほど、取引数量(ロット)を上げやすいということです。
ここまで挙げた、
・リスクリワードの優秀さ
・踏み損の小ささ
が前提となり、その上で勝率が高い方が良い、ということになってきます。
もちろん、勝率は低いよりも、高いに越したことはありません。
ただ、損切り時の損失幅が大きく、利確時の利幅が小さいという「リスクリワード」が悪い場合、いくら勝率が高くても一度の負けトレードで大きな損失額を被るため、なかなか手元には利益が残らないわけです。
ですので、勝率は高い方が良いものの、
・リスクリワード
・含み損
の方をまずは優先すべきだと私は思います。
リスクリワードと含み損の小ささが優れていれば、取引数量(ロット)を上げてトレードができるため、先ほど挙げた、
利益 = 利幅(pips) × 取引数量(ロット)
の計算式より、大きな利益を得られるからです。
ですので、取引数量(ロット)を高めて利益率を上げるには、「リスクリワード」「含み損」が優秀である『前提』で、勝率の高さに注力していけば良いと思います。
総括~デイトレの利益率/勝率/pipsは、何を重視すべきか~
以上、今回はFXのデイトレードにおいて、「利益率」「勝率」「pips」では何を重視すべきかという視点において、利益率を高めるべきという話をさせて頂きました。
その上で、『利益 = 利幅(pips) × 取引数量(ロット)』である事から、いかに「取引数量(ロット)」を上げられるかが、利益率を高めるコツ/ポイントという事をお伝えした次第です。
そんな取引数量(ロット)を上げるには、
・リスクリワードが良い事
・含み損が小さい事
が欠かせません。
勝率を高めるのは、上記2点の後で良いということです。
そんな「リスクリワードの高さ」「含み損の小ささ」を徹底して追求した上で、私自身、下記の記事で紹介しているとおり1日あたり10%台の利益率を出す事ができていました。
【実践者の実績や生の声】
そのデイトレ手法に関しては、下記の記事を介して継承を案内していますので、宜しければ目を通してみてください。
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追伸
今回の記事では、利益率を高める上で「取引数量(ロット)」を上げる事が重要であり、どうすればロットを上げられるかという解説を行ってきました。
ただ、トレード資金より大きな金額を扱える仕組みである「レバレッジ」が大きく無ければ、取引数量(ロット)を上げる事は物理的にできません。
そんなレバレッジは国内においては25倍まで法律で制限がされています。
その上で私自身、500倍以上のレバレッジが「当たり前」となっている海外のFX業者を使い、取引数量(ロット)を上げて高い利益率を出すに至っていました。
以下に、私やクライアントの方々が使っている推奨の業者を紹介した記事と、国内業者と海外業者の比較を行った記事がありますので、あわせてご覧頂ければ幸いです。