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杉原です。
今回の記事は、知識0からFXのデイトレードを理解するための、最低限の用語を含めたFXのデイトレードに関する解説記事となります。
現状で、
「これからFXのデイトレードについて学びたい」
「FXのデイトレードで稼ぐ事に興味があるものの、何から学べば良いか分からない」
という場合であっても、文字とおり知識が0の状態でも、FXのデイトレードに関して深く理解ができるような記事内容に仕上がりました。
もし上記に該当するのであれば、非常に有意義な記事になっていますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。
FXのデイトレードとは
まず、FXのデイトレードにおける「トレード(取引)」は為替通貨や株、仮想通貨をはじめとする「金融商品(銘柄)」を売買する事を意味します。
その上でデイトレードの「デイ」は、「Day」=1日という意味から、FXのデイトレードは1日の中で売買を完結させるトレードを指すわけです。
そんなFXのデイトレードは略して「FXのデイトレ」と称される事が少なくありません。
一般的に「投資」は、買った金融商品(銘柄)をすぐに売らず、長期的に保有し続ける行為です。
対してFXのデイトレードは、前述のとおり、1日の中で売買を完結させる行為から、投資ではなく「投機」と称されます。
投資と投機の違い
デイトレードの基本を学ぶ上で、「投資」「投機」の違いを明確に把握する必要があるため、ここで簡単に両者の違いを解説させて頂きたいと思います。
まず、投資は金融商品の「価値」にお金を掛ける行為で、利回り(インカムゲイン)による利益を目論む行為にほかなりません。
具体的には、
・株で言えば、保有額に比例して定期的に貰える配当金
・マンションを筆頭とする不動産投資であれば、家賃収入
などが利回り(インカムゲイン)の例です。
逆に投機は金融商品における価格相場の変動を利用して、売買の差益で利益を狙う行為になります。
先ほどの利回り(インカムゲイン)に対して、売買の差益は「キャピタルゲイン」と表現される事もあるので頭の片隅に入れておいて頂ければ幸いです。
価格が低い時に買った金融商品(銘柄)を、価格が上がった時に売り、その差益がFXのデイトレードなどの投機における利益となります。
要するに、FXのデイトレードにおいて、10,000円で買った株が20,000円になった際に売れば、10,000円の利益だということです。
今挙げたような、金融商品(銘柄)の売買による差益(キャピタルゲイン)を狙い、その売買を1日以内に完結させる行為が「FXのデイトレード」というビジネスモデルにほかなりません。
価格が上昇している時しか稼げないのでは?
ここまでは、相場の変動による差益=キャピタルゲインを狙うのが投機であり、FXのデイトレードだという解説をさせて頂きました。
ただ、先程までの説明では、
「FXのデイトレードで買った銘柄の価格が上昇している時だけしか、利益を得られないのでは?」
と感じてしまうかもしれません。
現に、上記のような質問を読者さんからも多く頂くため、その辺りの言及をさせて頂きたいと思います。
まず率直に、価格が上昇している時のみが、利益を得られるわけではありません。
逆に価格が下降している時も、同様に差益による利益を得ることができます。
ちなみに、
価格が上昇している時は「上昇トレンド」
価格が下降している時は「下降トレンド」
と言われ、下図が上記2つの例です。
<上昇トレンド>
<下降トレンド>
上図は「チャート」と言い、横方向が時間の経過で、縦方向が価格を指しているので、今後チャートが出てきた際のためにも、ぜひ覚えておいてください。
では話を戻し、価格が上がっていく上昇トレンドだけではなく、価格が下がっていく下降トレンドでもFXのデイトレードで稼げる仕組みを解説していきます。
FXのデイトレードに限らずトレードは、「買う→売る」だけではありません。
まず、金融商品(銘柄)を買って、より高い値段になった際に売ろうとする行為を「ロング」と言います。
このロングは、この先で価格が上昇すると見込んで買う行為であり、先ほど図で紹介した「上昇トレンド」の際に利益を得られるわけです。
逆に、この先で価格が下降すると見込んだ場合(下降トレンドになると予測した場合)、「売って買い戻す」という行為によって差益を取る事が可能で、この最初に「売る」という行為を「ショート」と言います。
ただ、
「そもそも持っていないのに、なぜ売れるの?」
という感想を率直に抱かれるかもしれません。
その辺りの仕組みですが、元々ロングの場合も、買いの注文ではあるものの、実際に手元に買った銘柄が届くわけではないんですね。
要するに、「実物」の売買を行うのではなく、「仮想売買」だということです。
ショートも同じく、手元にトレード対象となる銘柄を実物として取引することはありません。
だからこそ、先に持っていなくても売る行為が可能になります。
そして、ショートで売り注文を出した後に、その反対である買う事により差益が得られるわけです。
その上で、ロング(買いのエントリー)をした後に売る事、またはショート(売りのエントリー)をした後に買い戻す事を、「決済」すると表現するので、覚えて頂ければ幸いです。
ただ、そんな決済の中でも、
利益が出る場合は「利確」(利益を確定させるという意味)
損切り=損失が出る場合(損を切るという意味)
に分かれます。
要するに、
・エントリー → ロングまたはショート
・決済 → 利確または損切り
という具合に言葉の定義がされているわけです。
そんなロングとショートにおける、上昇または下降トレンドによる決済の利益/損失は、下表のように表す事ができます。
上昇トレンド | 下降トレンド | |
---|---|---|
ロング | 利益 | 損失 |
ショート | 損失 | 利益 |
ちなみに、買い=Buy、売り=Sellではなく、
「なぜロングとショートなのか」
という点にも、よく質問を頂くため、ここで簡潔に解説したいと思います。
このロング/ショートにおける呼び名の由来は、決済までに掛かる時間の長さを表しているというのが一説です。
一般的に、
・価格の上昇はゆっくり長く(=ロング、long)
・価格の下降は速く(=ショート、short)
という傾向が見受けられるため、BuyやSellではなく、
・ロング
・ショート
の表現になっているとのことでした。
総括~FXのデイトレードにおける0からの解説~
以上、本記事ではFXのデイトレードにおいて、
「これからFXのデイトレードについて学びたい」
「FXのデイトレードで稼ぐ事に興味があるものの、何から学べば良いか分からない」
という場合に役立つ、知識0からFXのデイトレを理解して頂く解説記事を行わせて頂きました。
その中で触れたいくつかの用語が以下になります。
- 投資
- 投機
- インカムゲイン
- キャピタルゲイン
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- ロング
- ショート
上記は基本的な用語となりますので、ぜひ覚えておいて欲しい言葉です。
今回は上記のような用語を補足しながらデイトレードの解説を行ってきましたが、デイトレードの特徴を一言で表すならば、
「1日の中で訪れるチャンスに対し、ロングとショートを巧みに使い分けていき、上昇トレンドでも下降トレンドでも利益を取っていける」
という表現が的確かと思います。
ちなみに、そんなFXのデイトレードとは別に
・スキャルピング
・スイングトレード
などのトレード手法/スタイルが手法が存在していますが、これらの簡単な違いは、エントリーから決済までに要する時間の長さが異なる点です。
スキャルピングはそもそもデイトレードの一部に含まれ、より短い時間で売買を完結させ、場合によっては秒単位でエントリーから決済までを終える事もあります。
対してスイングトレードは、デイトレードのように1日で売買を完結せず、数日~数週間以上を掛けて一度の売買を行うスタイルです。
そんなスイングトレードとFXのデイトレードを比較した記事が下記にございますので、必要に応じて参照なさってください。
私自身の場合、この記事で解説したデイトレードの手法で、下記の記事で紹介しているとおり、1日あたり最低10%台の利益率を出す事ができています。
その辺りの解説は下記で1から順に解説していますので、ぜひあわせてご覧になってください。
本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、そのほか、FXのデイトレードを実践する上で必要な知識から、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。
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それでは。
杉原。