杉原です。

読者の方から頂いていた

「エントリーに対して非常に不安があり、怖いのですが、克服する良い方法はありませんか?」

という内容の相談が割と定期的にあり、FXなどのデイトレへの「恐怖心」「不安」を感じている人は少なくないのではと思いました。

そんな不安や恐怖心を、『エントリーの直前』『エントリーの直後』に抱く事で、

エントリーの迷い
決済の迷い

へと繋がってしまう傾向があります。

そして、

エントリーの迷い⇒トレードチャンスの見逃しによる「利益の減少」
決済の迷い⇒損切りの遅れによる「大きな損失」

という、最終的なトレード収益を大きく下げてしまう要因を生んでしまうわけです。

トレードチャンスを逃してしまう事で、本来得られるはずの利益が少なくなり、さらに決済を迷った結果として、損切りが大幅に遅れて甚大な損失を被ってしまう・・・

そんな流れで、大事な資金を一気に溶かしてしまうトレーダーが決して少なくありません。

このような状況を防ぐためにも、本記事では、「エントリーの迷い」「決済の迷い」をなくすために、それらの根本原因である『恐怖心』『不安』を克服する方法を解説していきたいと思います。

「何」がエントリーに対する「不安」「恐怖心」を呼び寄せるのかー

具体的な克服方法について掘り下げるには、まず、一体何が「恐怖心」「不安」を生み出しているのかという、根本にある要因を明確にする必要があります。

そんな不安や恐怖の根底にあるものは、

『トレードで負けて損失を被る事への恐れ』

に他ならないと思います。

トレードはまったく肉体的な労働が不要で、簡単に大きな稼ぎを得られるだけではなく、その反対に簡単に大切な資金を減らしてしまう恐れがあるのが実際のところです。

特にFXデイトレードのように短時間で完結するトレードスタイルでは、場合によっては数秒や数分単位で大きな利益を得られる反面、逆に数分単位で資金を減らす「怖さ」も兼ね揃えています。

エントリーの恐怖心や不安を克服する方法

エントリーに対する恐怖心や不安の根底にある要因は『損失を受ける事への恐れ』だということが判明しました。

そんな「損失の恐れ」を解消することが、本記事の議題でもある、「エントリーの恐怖心や不安を克服する方法」になります。

その損失に対しての「恐れ」を解消するための方法は以下2点です。

  • 1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する
  • 2.トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む

では、1つずつ掘り下げていきましょう。

1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する

まずトレードの世界における「大前提」として、そもそも100%の勝率は有り得ません。

トレード回数が二桁程度であるならば、偶然に負けなしで勝率100%と言う事は可能です。

ですが、長くトレードを続けていく上で、絶対に負けずに100%の勝率を維持できるトレーダーは基本的に存在しません。

勝率は「確率」であり、そんな確率はトレード回数が増えていくほど、100%を維持することが不可能だからです。

ゆえに、トレードにおける損失は100%有り得るということになります。

そのため、意識として、

「ここでエントリーして負けたら損をしてしまうかも」

のような1回のトレードにおける勝敗ではなく、トータルで勝てれば良いと切り替える事が重要です。

ここで言うトータルは、「月間」の収支はもちろん、「毎日」の収支という意味合いで理解頂いても構いません。

特にFXのデイトレードであれば、複数回のトレードチャンスがあるスタイルなので、その日の内にマイナスを取り返せる可能性があります。

そのため、1日ごとにプラスの収支を目指す意識でも良いわけです。

その上で、たった1回のトレードにおける勝ち負けに対して、わざわざ「恐れ」を抱く必要はありません。

そもそも、

「一生の内、そのトレード1回しかできない」

という制約があるわけではないはずです。

仮にそのような制約があれば、緊張によって「恐怖心」「不安」が生まれる事は分かります。

ただ、今後、資金があれば何回だってトレードができるはずなので、たった1回のエントリーで負けたとしても、何度でも取り返すチャンスはあるはずです。

1日に複数回のチャンスを拾うスタイルであるFXのデイトレであれば、損切りして負けが確定した3,4分後にでも、新たなチャンスが訪れる可能性も普通にあります。

ですので、そのチャンスでエントリーし、損切り分の損失を即座に「帳消し」する事もまったく不可能ではありません。

このように、一度受けただけの損失は、即座に取り返す事は十分にできます。
ただし、スイングトレードのようにトレード頻度が月単位で見ても少ない場合は、そうはいきません。

仮に損切りになった負けトレードがあったとして、次のエントリーチャンスまで、数日~数週間ほどの間隔が空く可能性があるからです。

よって、スイングトレードのようなトレード間隔が空くスタイルの場合、どうしても1回のトレードに対しての「緊張感」から生まれる「恐怖心」「不安」は否定できません。

対して前述のFXデイトレードであれば、基本的に1日の内に複数回トレードを行うことが前提なので、その日に1回損切りをしたとしても、その損失分をすぐに取り返す事が普通に可能です。

ですので、もしもトレード間隔によって「緊張感」を抱きやすいという場合は、1日の中で何度もトレードを行うスタイルであるデイトレードへと戦略そのものを方向転換する事も、「負けに対する恐れ」を解消する1つの方法として有効だと思います。

以下に、スイングトレードとデイトレードを対比した記事を用意していますので、宜しければ目を通してみてください。

>どっちが勝てる?FXのデイトレードとスイングトレードを比較した結果。

以上、100%の勝率は絶対的に「有り得ない」ため、トレードを行う以上は損失を受ける事は「必須」として意識を切り替える事が1つ目の「損失を恐れない方法」になります。

ただ、いくら損失を受ける事を理解したとしても、

「今回は偶然勝てただけ」
「次のトレードは大きな負けが待っているかも」

というように、その次以降のトレードで負けを恐れてしまう可能性もあるかもしれません。

そこで、何回トレードを行っても、負けに対する恐れを払拭する方法として、次に解説する「勝てる見込みのある手法」という考え方があります。

2.トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む

ここまで解説した『1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する』を前提に意識した上で、

トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む事

が2つ目の「恐怖心」「不安」を克服する方法です。

取り組むトレード手法は、自身が構築する、もしくは第三者の手法を入手するのいずれかだと思います。

その上で、いずれの場合にしても、自身の手で勝てる見込みがあるかをしっかりと「検証」する事を推奨していました。

結果として、自らが自身の手で検証していく過程で、トータルで勝てる見込みが生まれるはずだからです。

そして、その作業こそが、何回トレードをしても「負けに対する恐れ」を解消し、最終的に、

エントリー直前
エントリー直後

における「恐怖心」「不安」を克服する事に繋がっていきます。

検証方法としては、まずはバックテストが有効です。

ただ、その際のバックテストは、特定の短期間だけに絞ることはあまりおすすめできません。

仮にその期間は勝てていて有効なトレード手法だと思っても、その短期間だけ偶然に勝てていただけかもしれないからです。

そもそも短期間だけでは、トレードの回数も必然的に少なくなります。

そのため、その検証行為の「精度」はそれほど高くないわけです。

検証の精度を高めた上で「勝てる見込みがあるトレード手法」でなければ意味がありません。

そこで、バックテストの期間はできるだけ「長く」する事を推奨していました。

検証期間を長くする分だけ、

・トレード回数が増えることで検証の精度が高まる
・多くの相場状況での検証ができる

というメリットがあるため、その検証を経て有効性が確認できるトレード手法は、「勝てる見込みがあるトレード手法」と言えるからです。

ただ、あくまでもバックテストによる検証は、過去のチャートをもとにしているものに過ぎません。

そのため、さらに勝てる見込みを強め、「確信」を感じるまでに手法を昇華させるには、「フォワードテスト」による検証が有効です。

バックテストのように過去のチャートを使った検証法ではなく、フォワードテストでは実際に動いている「生のチャート」で検証を行います。

いくらバックテストでは勝てる見込みがあっても、実際に動いているチャートでは、

・トレードの判断が相場のスピードに追い付かない
・トレードの判断が難しくてルールどおりにトレードができない

などの事が判明することが少なくありません。

実際のところ、バックテストは動きが止まっているチャートなので、自分のペースでゆっくりと検証ができてしまいます。

そのため、いざ本番環境の動いているチャートでトレードしようとすると、上記のような事態が発生してしまう可能性があるわけです。

そんな上記のような事が発生するようなトレード手法は、そもそも実践が不可能なので、当然ながら「勝てる見込みがあるトレード手法」とは言えません。

よって、バックテストだけではなく、実際に動いているチャートでフォワードテストによる検証を行い、十分に実践することができるかどうかの確認をする必要があるということです。

その上で、バックテストとフォワードテストを経て有効性を維持できる手法こそが、本当に「勝てる見込みがあるトレード手法」になります。

以上、エントリーの恐怖心や不安を克服するために、根底にあるトレードに対する負けを解消する方法として、「トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む」という事を解説させて頂きました。

まとめ。FXのデイトレにおけるエントリーの恐怖心や不安を克服する方法。

以上、本記事では、FXのデイトレードにおけるエントリーの「恐怖心」「不安」を克服する方法を解説してきました。

その上で、エントリーに対する恐怖心や不安を生み出している根底にあるものは、

『トレードで負けて損失を被る事への恐れ』

にほかなりません。

そんな、トレードでの負けに対しての解消法こそが、エントリーの「恐怖心」「不安」を克服する方法に繋がるという事で、以下の2点を解説してきました。

  • 1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する
  • 2.トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む

1つ目に関しては意識する事なので、それほど問題ではありません。

ただ、2つ目の「勝てる見込みがあるトレード手法」に関しては、本記事で解説したように、相応の検証が必要不可欠です。

その上で、検証を行う、そもそものトレード手法の用意も欠かせません。

トレード手法に関して、FXのデイトレードに特化した記事を下記にいくつか用意していましたので、あわせてご覧頂ければ幸いです。

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>1日10%台の利益率を出すFXのデイトレードについて

>利益率15%平均を1日で稼ぐFXデイトレーダーたち

>専業で勝ち続けるFXデイトレード手法の特徴とテクニカル分析の四大原則。

>【決定版】勝てるトレード手法の開発法、ロジックやルールの作り方について

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

>コツコツドカンの逆トレードについて。勝率とリスクリワードの関係から解説。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

杉原。

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