杉原です。

FXのデイトレードで「思うように勝てず収支が安定しない」という悩みでお困りのデイトレーダーは実際に少なくありません。

その上、勝てない原因が明確に分からず、負けを繰り返してしまうようです。

そこで当記事では「最優先で解決すべき」と言える、FXのデイトレードで勝てない原因の3つに対する解決策を解説していきます。

安定して勝てるきっかけになる記事にしていきますので、最後まで参考にしていただければ幸いです。

1.大衆心理を読めていない

FXのデイトレードは1分足や5分足をはじめとする、いわゆる「下位足」でエントリーや決済のタイミングを定めていくのが基本です。

ただ、下位足で短期的な相場の流れ/トレンドだけを追ってしまうと、相場全体が見えてきません。

FXの相場において、トレーダーはデイトレーダーやスキャルパーのような短期トレーダーだけではなく、スイングトレードを含む中長期トレーダーもいます。

そんな中長期トレーダーであれば、下位足でエントリーのタイミングを図ることはあっても、長めの期間で相場の流れを重視した上で、判断を下していくのが基本的な戦略です。

つまり、下位足のような短期的な流ればかりを見て、FX相場の全体を見れていないと、投資家/トレーダーたちの「大衆心理」を上手く読めません。

結局のところ、

・買いが多ければ上昇
・売りが多ければ下降

というのがFX相場の不変的な仕組みなので、大衆心理から上手く全体的な注文動向を読み取ることで、勝率そのものを根本から高められます。

だからこそ、下位足のみを中心とした短期的な視点だけではなく、

・1時間足
・4時間足
・日足

などをはじめとする「上位足」で見える、中長期的なFX相場の流れもあわせて把握する必要があるわけです。

いわゆる環境認識やMTF(マルチタイムフレーム)などが、今挙げたFX相場全体の状況を把握するノウハウにあたります。

仮に5分足で見てロングすれば勝てそうな絶好のチャンスが来たとしても、中長期の流れでは戻り売りされるような場面かもしれません。

そうなれば、ショート(売り)の方が多くなることで、一気に下落してしまい負けトレードになるわけです。

実際にデイトレーダーの負け事例は、本当にこのような中長期の流れに逆らうケースが少なくありません。

まずは、中長期の流れに逆らわないよう、決して短期的な視点だけはなく、FX相場全体の流れを把握し、投資家/トレーダーたちの「大衆心理」をしっかり読み取るよう心掛けてください。

2.検証を十分にしていない

1つ目に挙げた大衆心理を読めるようになった上で、FXのデイトレード手法を作り上げたとしても、検証せずに本番の相場でトレードすることも勝てない原因です。

先ほども触れたように、

・買いが多ければ上昇
・売りが多ければ下降

というのがFX相場の不変的な仕組みになるため、人間心理が値動きに影響を及ぼすことは間違いありません。

その上で、そんな人間心理は現在も未来も、そして過去も不変的なものです。

つまり、作り上げたFXのデイトレ手法が、ここ最近の相場でしか通用しないものであれば、人間心理を正確に読めていない手法ということになります。

人間心理を正しく読めていないFXのデイトレ手法であれば、仮に今は勝てていても、それは偶然にほかなりません。

不変的な人間心理を読めていない以上、この先の近い将来、高確率で負けが続いて徐々に資金を失うことになるはずです。

だからこそ、取り組むFXのデイトレ手法は必ずバックテストを行い、その有効性が安定しているかを確認するようにしてください。

その際、たった1か月などの短い期間では検証の信ぴょう性が薄いため、データがある分だけ過去に遡った上で長期間のバックテストを行うべきです。

ただ、そんな長期間のバックテストで安定した成績を出せるようになっても、まだ安心はできません。

実際に取引が現在進行形で行われているFX相場で試し(フォワードテスト)、そこで安定した利益を得られてこそ、引き続き今後も取り組む価値があるFXのデイトレード手法といえるからです。

このように、長期間のバックテストからフォワードテストで「合格点」となれば、過去も現在も通用している=人間心理を正しく読めている手法となります。

そこで、ようやく今後も安定した利益を得られる見込みが生まれるわけです。

3.ルールを守れていない

最後は検証を経て有効性を確かめたルールを守れていないことが勝てない原因になっているパターンです。

せっかく、長期間のバックテストやフォワードテストで安定して利益を積み上げられるFXのデイトレ手法を手にしても、そのトレードルールを破ってしまえば意味がありません。

たとえば、以下のようなパターンがルールを破ってしまい、最終的に残る利益を減らしてしまう例です。

「早く利益が欲しくて本来の利確ポイント前に予定外の利確を行う(チキン利食い)」

「損切りしなければならない場面でも、負けるのが嫌で損切りせず、最終的に大きな損質を出す(コツコツドカン)」

「ちょっとでも含み損が出たら、まだ損切りしないルールにも関わらず、恐怖ですぐに損切り(損切り貧乏)」

バックテストやフォワードテストはルールに則ったトレードだからこそ出せた成績にほかなりません。

にも関わらず、勝手にルールを無視してしまえば、検証(テスト)で得られていた確固たる有効性は何もないので、当然ながら勝てるはずないんです。

ルールを無視して一時的に勝てたとしても、翌日、翌週と続けていけば、徐々に勝てなくなることは間違いありません。

逆にルールに則ってトレードしていれば、そもそも長期間のバックテストやフォワードテストで有効性があった以上、今後のFX相場でも変わらず優位性はあるはずです。

だからこそ、どんなことがあっても決めたルールを徹底して守り続けることが、安定して勝ち続けるために必要不可欠な要素となってきます。

その上で、いかにしてルールを破らずにいれるかは「メンタルコントロール/マインドセット」が関わり、非常に奥が深い要素になるので、下記に別の記事を用意して掘り下げた解説を行っていました。

必要に応じて参考にしていただければ幸いです。

総括:FXのデイトレードで勝てない原因と解決策3選

以上、この記事では下記のような要素がFXのデイトレードで勝てない原因になっているという解説をいたしました。

  • 大衆心理を読めていない
  • 検証を十分にしていない
  • ルールを守れていない

その上で、

・中長期の流れを含めた環境認識を行うこと
・長期間のバックテストやフォワードテストを行うこと
・決めたルールは何があっても守り抜くこと

という3つがそのまま解決策になるという内容をお届けしました。

真面目にFXでデイトレードに取り組みながらも、なかなか安定した利益を得られないデイトレーダーは、大半がこの解決策で状況を好転させられるはずです。

その大前提には、確かな有効性を持つトレード手法を取り組むことが欠かせません。

そんな有効なデイトレ手法として、10%前後の利益率を数十分程度のトレード1回あたりで出しているロジックを、エントリーから決済まで図解していました。

以下の記事にて公開しているので、ぜひ下のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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>資金1万円から500万円に。少額から一気に増やしたFXのデイトレ手法/ロジックの解説。