杉原です。

今回は、私が公開している独自のデイトレード教材重複点テクニカルの実践者さんから頂いた質問が、非常に有益な内容だったため、この場で共有したいと思い、記事にさせて頂きました。

エントリーを避ける回避ルールについて

重複点テクニカルでは、どんなに「エントリー条件」が整っていても、必ずエントリーを避ける『回避ルール』が存在します。

そんな回避ルールが発動していても、エントリーしていれば「利確」できたという質問というよりも報告を頂いたので、その辺りの「回避ルールの必要性」を補足させて頂きました。

すべての回避ルールは確率が下がるパターンになります。

2000年台初頭から現在までのバックテスト/実践を通して、明らかに勝率が下がるパターンがありました。

そこで、普段の有効なパターンの頻度を削らずに、上記の勝率が低下するパターンのみを避けるための手段として、回避ルールを設けたんです。

当然、統計なので、数回程度の少ない経験であれば、

回避ルールを無視しても勝てたのでは?

と感じる場面があるかもしれません。

ただ、長くトレードを続ければ続けるほど、回避ルール該当パターンにおける勝率の低さが際立ってくるはずです。

長く実際の相場でのトレードや、または20年分のバックテストをすればすぐに実感できると思います。

回避ルールが発動する際の勝率

そもそも重複点テクニカルでは9割強の勝率となっており、回避ルールが発動した場面でトレードしても7,8割は勝てると言っても過言ではありません。

ただ、7,8割程度では、普通にトレードをしている中で「連敗」に遭遇する危険性が高まります。

逆に、この『7,8割程度しか勝てない』パターンのみを除けば、9割強の勝率を維持できるため、連敗することは基本的にほぼ有り得ません。

その上、この重複点テクニカル自体は含み損が限りなく少なく済む相場のみを厳選し、トレードを行っていくデイトレード手法なので、レバレッジの恩恵を最大限に活かすことが可能です。

逆に、7,8割程度の勝率で連敗に遭遇すれば、レバレッジを高めた際のドローダウンが大きくなるデメリットがあります。

そのため、回避ルールに該当するパターンを含めてしまうと、ドローダウンを防ぐためにも、ロットを極端に低くしなければなりません。

その反面、回避ルールを徹底して、極めて低い含み損ながら9割強の勝ちパターンのみでトレードをすれば、ロットを大きく引き上げて日々の平均利益率を大幅に向上させられるメリットがあるわけです。

結局のところ、7,8割程度の勝率しかない回避ルールに該当するようなパターンも含めてしまうと、ロットを引き下げる必要があり、エントリー頻度は増えるものの、利益率から見て総合的に得られる収益は大幅に低下してしまいます。

以上から、回避ルールを徹底した上で、レバレッジの恩恵を最大限に活かして、得られる収益を重視しているということです。

ノーエントリーがあったこと

1銘柄(通貨ペア)あたりで、1日の中でエントリーが無かったという報告に対しての補足をさせて頂きました。

この重複点テクニカルのデイトレード手法は、厳選した条件と徹底した回避ルールによる、

含み損が限りなく小さくなりつつ
限りなく勝率が高くなる、
絞りに絞ったチャンスのみ

に手を出し、レバレッジの恩恵を最大限に活かすノウハウです。

ですので当然ながら『1つの通貨ペアだけ』では、毎日のようにチャンスは訪れません。

ただ、為替相場は、どこかの通貨に必ず大量よお金が流動し、短期的なトレンドを作り出す傾向があります。

そのため、案内資料内や教材にて推奨している複数の通貨ペアやゴールドを扱うことを前提としていたわけです。

このように複数の銘柄を扱っていけば、自然と日々のチャンスが増えていき、利率の安定が図れるようになることは間違いありません。

TradingView(トレーディングビュー)について

保存できるチャート数やデータ取得スピードも考慮すると、最低限は有料プランのProが推奨です。

ただ、決してトレーディングビューの使用は必須ではありません。

私個人的にはトレーディングビューの

・チャートの拡大縮小が指一本でできる点
・アラートの多様さ
・ラインの引きやすさ

がmt4と比べ非常に優れていると感じ、

回避ルールの見逃し
エントリー条件の見逃し

を防ぎ、無駄なエントリーやミスを無くせていたため、継続してトレーディングビューを使ってきました。

この辺りは個人的な感覚になるので、慣れているチャートソフトがあれば、そちらを使って頂くことに何ら問題はありません。

何より、推奨口座のExness(エクスネス)でトレードし、TradingViewを使う場合は、

チャート監視用のトレーディングビュー
発注用のmt4

という2つの立ち上げが欠かせません。

そのため、複数ツールの立ち上げを避けたい場合は、必然的にトレーディングビューではなく「mt4のみ」という選択肢になります。

以上のような、操作の感覚や複数ツールの立ち上げなど、これらを総合してトレーディングビュー使用のご判断を頂ければ幸いです。


以上、独自デイトレード教材『重複点テクニカル』の実践者から頂いた有益な質問への回答を共有させて頂きました。

下記の案内資料では、実際のエントリー場所を含めて詳しいロジックから、実践者の実績/感想も公開しているので、ご自身のトレードにおける参考資料としてもお使い頂けると思います。

ぜひ一度、案内資料の方もお読み頂ければ幸いです。

>重複点テクニカルの案内資料はこちら

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