杉原です。
私が公開している『重複点テクニカル』ですが、追加で頂いた質問があったので共有したいと思います。
その他、QAをまとめた記事は下記にもございますので、必要に応じて参考にして頂ければ幸いです。
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TradingViewは何を選ぶべきか?
無料のBASICプランの場合、各有料プランと比べ、チャートの更新が遅いことがありデイトレードにおいて不利になるケースがございます。
また、BASICプランはチャートレイアウトの保存数が1つだけなので、複数銘柄の取引を前提としている当デイトレード手法では、操作的な不便さは否定できません。
1つのチャートレイアウトだけでは、別の銘柄のチャートを見たい時に、毎回その銘柄名を入力し直す手間があるからです。
もちろん、1つのチャートレイアウトで、複数の銘柄を毎回切り替えるという方法もできないわけでは全くありません。
ですが、どうしても複数銘柄を監視する上で大きな手間になってしまうので、大抵の方は特に理由がない限り最低でもProプランを選んでいました。
Proであればチャートレイアウトは5つまでなので、仮に8銘柄を扱うとした場合、下記のように一部の銘柄でチャートレイアウトを共有すれば手間は大きく省けます。
★パターン例その1★
・チャートレイアウトA:ドル円
・チャートレイアウトB:ポンド円、ポンドドル
・チャートレイアウトC:ユーロ円、ユーロドル
・チャートレイアウトD:ゴールド
・チャートレイアウトE:ユーロオージー、オージー米ドル
★パターン例その2★
・チャートレイアウトA:ドル円
・チャートレイアウトB:ポンド円
・チャートレイアウトC:ユーロ円
・チャートレイアウトD:ゴールド
・チャートレイアウトE:ユーロオージー、オージー米ドル、ポンドドル、ユーロドル
この辺りのパターンは好みによりますので、特に取引をしたい銘柄などは他の銘柄と兼用させないなど、自由に設定されて問題ありません。
Pro+プランではチャートレイアウトが10枚に増えますが、一度にチャートレイアウトを何枚も表示すると、ブラウザに負荷がかかるというデメリットもあり、それを考えるとProプランの5枚でも十分という人も多いです。
もちろん、実際にTradingViewを試してみて
「どうしても合わない」
「金銭的な負担は負いたくない」
という場合は、MT4チャートを使うことも問題ありません。
(私自身はMT4が使いにくいため、MT4は発注のみ、チャート監視/ライン生成などはTradingViewです)
決してTradingViewでなければ実践できないことは絶対ないので、まずは無料で試してみて、他のチャートソフトと比較してみるのも良いかもしれません。
TradingViewのBASIC(無料プラン)におけるデメリット
その上で、TradingViewのBASICプランは指標(インジケーター)を3つしか表示できない制限があるのでご注意ください。
当デイトレード手法でも使う移動平均線は、TradingViewが公式に用意してくれている
『SMA(単純移動平均)』が使えますが、これは1つのインジケーターにつき1本の移動平均線しか表示できません。
つまり、3つしかインジケーターが使えないBASICプランでは、この『SMA(単純移動平均)』で3本分の移動平均線しか表示ができないわけです。
ですが、TradingView側が元から用意していた『SMA(単純移動平均)』インジケーターではなく、TradingViewのユーザーが作ってくれた1つのインジケーターのみで同時に複数の移動平均線を表示する便利なインジケーターがあります。
そのインジケーターを使えば、1つのインジケーターのみで5本の移動平均線を表示できるので推奨していました。
下記の記事でそのインジケーターの導入法を解説しているので、必要に応じて参照してみてください。
まとめ
以上、TradingViewを使う場合は、制限などのデメリットを考慮して、最低でもProプランを推奨していました。
その上で、まずは無料のBASICプランでTradingViewの使い心地を試したい場合、下記の記事で紹介している同時に5本のSMAを表示するインジケーターの導入がおすすめです。
以上、よろしくお願いいたします。
杉原。
>TradingViewでトレンドライン/水平ライン/チャネルラインを引く方法