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杉原です。
私自身、ブログ内で掲載しているデイトレードの実績はほとんどが「逆張り」であるほど、逆張りに特化したトレードスタイルになっています。
その上で、FXのデイトレードにおいて、逆張りに関するベスト(最強)のタイミングを常に追求してきました。
そんな逆張りで高い精度(勝率)を叩き出す上での、最強のタイミングをこの記事のテーマにしていきたいと思います。
そんなベストなタイミングを、実際にテクニカル指標を使って、分かりやすくチャート図で示していきますので、どうぞ最後までお読み頂ければ幸いです。
FXのデイトレードで逆張り最強のタイミング~エントリー編~
まずはエントリーに関して解説していきます。
逆張りにおけるベストなタイミングを、簡潔にまとめたものが以下の4点です。
ロングの場合
- 順張り派の押し目買いが重なること
- 中長期のトレンドも買いが優勢であること
- 経済指標が関わらないこと
ショートの場合
- 順張り派の戻り売りが重なること
- 中長期のトレンドも売りが優勢であること
- 経済指標が関わらないこと
上記のように、ロングとショートに分けましたが、ロングの反対がショートであり、理論的な部分は特に変わりません。
そのため、より多くのトレーダーが馴染みやすいロングに特化し、逆張りにおける最強のタイミング4項目を掘り下げて解説させて頂きたいと思います。
1.順張り派の押し目買いが重なること
FXの逆張りデイトレードにおけるベストなエントリーのタイミングに挙げられるポイント、そまず1つ目は、逆張りの視点だけではなく、順張り派の押し目買いのチャンスとも重なることです。
少なくとも、逆張り派トレーダーから見ればロングのチャンスでも、順張り派から見ればショートのチャンスになる相場では、相場に出される買い注文が売り注文を圧倒的に上回ることができません。
そもそも相場の原理は、買いまたは売りの注文数が多い方に値動きが起こる仕組みです。
ですので、逆張りのロングであれば、
・買いの注文数が殺到する
・売りの注文数が減少する
という状況こそが、買い注文が売り注文を圧倒的に上回ることで、上昇する可能性が非常に高まる相場状況になってきます。
だからこそ、FXのデイトレードで逆張りを狙う際には、逆張り派の視点だけではなく、順張り派も買いのチャンス(押し目買い)になっているかという点が重要になるわけです。
そんな逆張り派と順張り派、それぞれの視点が両方とも「買い」になる15分足チャート事例が下の図における赤丸のタイミングになります。
黄緑の下降チャネルラインでは、アウトライン側に接触するタイミングがチャネルライン内における「上昇トレンド」への転換点であり、逆張り派にとって赤丸の状況は「買い」のチャンスです。
その上で、オレンジの上昇チャネルラインは、トレンドライン側に接触するタイミングが、チャネルライン内部の「上昇トレンド」に変わる場面であり、順張り派にとって赤丸の状況は、逆張り派と同じく「買い」のチャンスとなっていました。(=押し目買い)
また、水色の水平ラインで示したように、ロールリバーサル(サポレジ転換)として順張りのロング(押し目買い)にもなっているので、より多くの順張り派から買い注文が入りやすい状況となっていたわけです。
トレンド状況やトレンド転換を見極めるテクニカル指標は、数多く様々な種類のものがあるものの、ここで使った「チャネルライン」がベスト(最強)な指標だと私は思います。
と言いますのも、チャネルラインが引ける相場は、下図のように高値と安値が同じ角度で平行に動くため、ラインを引かないトレーダーたちにとっても同じトレンドを意識されやすく、結果的に大勢のトレーダーと同じようなトレンドだという認識ができ、分析精度が大幅に高まるからです。
実際に上図からラインを取り払っても、下の図に示したように、キレイなトレンドに見えるかと思います。
また、RSIやRCIなどのように、トレーダーごとに設定値が異なる「パラメータ」が、チャネルラインにはありません。
そのため、引き方による誤差以外で、トレーダーによって見え方が異なることが無く、より多くのトレーダーと同じトレンド分析ができる点も、チャネルラインの優位性となっています。
そんなチャネルライン関連の記事をいくつか用意していますので、興味がありましたら、以下もお読み頂ければ幸いです。
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以上が、トレンド分析の精度が高いテクニカル指標である「チャネルライン」を使い、逆張りの買い注文だけではなく、順張り派が押し目買いを狙うことで、
・逆張り派
・順張り派
が両方とも「買い」が強まる相場状況の解説『順張り派の押し目買いが重なること』でした。
2.中長期も買いが優勢であること
続いて2つ目の逆張りデイトレードにおけるベスト(最強)なエントリーのタイミングに挙げられるポイントは『中長期のトレンドで見ても買いが優勢であること』です。
デイトレードをはじめ短期トレードの場合、多くのトレーダーが1分足や5分足などの下位足で売買の判断を行うことが多いと思います。
ただ、下位足では逆張りの買いがチャンスに見えても、中長期を含む相場全体の流れ/トレンドが強い下降トレンドであれば、買い注文が増加するどころか、売り注文の方が多くなる可能性が高くなるため注意が必要です。
少なくとも、中長期や相場全体の流れを把握する「環境認識」は、中長期トレーダー以外に短期トレーダーも行うため、多くのトレーダーが中長期のトレンドを「意識」していることは間違いありません。
そのため、最低でも中長期のトレンドが売りではない状況、その上でベスト(最強)な逆張りロングのタイミングとしては、中長期の上昇トレンドであることが望ましいわけです。
短期で見ても買い、中長期で見ても買いが優勢であれば、
・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
・長期トレード
など、あらゆる視点から、多くのトレーダーによって売り注文が避けられ、買い注文が増加しやすくなります。
そんな、短期も中長期も「買いが優勢」になる場面としては、先ほど掲載したチャート図を1時間足の中長期視点で見たものが該当するので、まずは15分足チャートと1時間足チャートを比較した下の図をご覧ください。
上昇トレンドを表すオレンジの上昇チャネルラインは、1時間足チャートの方でも見えるため、短期トレーダーはもちろん、中長期のトレーダーからも意識されるラインとなっていました。
また、水色の水平ラインに関しても、1時間足チャートで見てもロールリバーサル(サポレジ転換)として買い注文が殺到しやすい場面なので、中長期の視点でも多くの買い注文が入る場面になるわけです。
このように、短期だけではなく、中長期の視点でも「買いが優勢」な状況こそが、売り注文が減少して買い注文がさらに殺到するため、ベスト(最強)な逆張りデイトレードのタイミングとして挙げさせて頂きました。
3.経済指標が関わらないこと
3つ目のポイントは、重要な経済指標が関わらないことになります。
要するに、雇用統計をはじめ、テクニカルが効きにくくなるような重要度の高い経済指標が発表される前後を避けるということです。
重要な経済指標が発表される前後の時間帯は、極端に値動きが小さくなっていることからも、多くのトレーダーが取引を避ける傾向にあることは間違いありません。
トレードを回避するトレーダーが多くなることで、取引量が大幅に減少するため「統計」であるテクニカルの効き目が非常に弱くなってしまうわけです。
そんなテクニカルが効きにくい状況であれば、ここまで解説したような、
1.順張り派の押し目買いが重なること
2.中長期のトレンドも買いが優勢であること
という条件が成立するチャンスでも、精度(勝率)は極端に上がってしまう傾向にあります。
もちろん、発表される経済指標の内容によっては、利確ができ、それなりの利益が取れるかもしれません。
しかし、統計であるテクニカルが効きにくい状況であるため、その勝ちトレードは勝つべくして勝った有効性の高いトレードではなく、単なる「偶然」と考えることができます。
そんな偶然に勝てるトレードで勝っても、長くトレードを続けるほど、負けが多くなり、確実に資金を減らすはずです。
以上から、経済指標が関わる状況を避けることが、逆張りのベスト(最強)なタイミングを図る上では重要となってきます。
必要に応じて参照して頂ければ幸いです。
まとめ~FXのデイトレードで逆張り最強のタイミング~
以上、この記事では、FXにおける逆張りデイトレードにおいて、最強/ベストなタイミングを解説させて頂きました。
ロングの場合であれば、
1.順張り派の押し目買いが重なること
2.中長期のトレンドも買いが優勢であること
3.経済指標が関わらないこと
が揃うことが条件で、それにより「売り注文」が大幅に減り「買い注文」が殺到する傾向になるので、高い精度(勝率)で逆張りが成功しやすくなります。
反対に逆張りショートの場合は、
1.順張り派の戻り売りが重なること
2.中長期のトレンドも売りが優勢であること
3.経済指標が関わらないこと
が勝率を大きく高める逆張りのタイミングとして有効です。
実際、私や私のデイトレ手法を継承したトレーダーの方々は、ここで解説したような逆張りを追求し、1日単位でも10%台の利益率を出すに至っていました。
そんなデイトレ手法のエントリー場所を含め、ロジックをそのまま公開している記事がありますので、もし良ければ下記のリンクからご覧になってみてください。
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