杉原です。

特にデイトレードなど細かな利幅を狙っていく際には、取れる見込みの利幅やリスクリワードがどのくらいかを測る必要があるかと思います。

その他にもトレード手法によっては、下図のようにトレンドの値幅を観測して、エントリーや決済の判断を行う場合もあるかもしれません。

トレンドの値幅を観測

そこで当記事では、発注に欠かせないMT4のチャートにおいて、マウス操作のみで任意の値幅を選択して正確なpipsを測る方法を解説させて頂きます。

想定の利幅と損切りまでの距離を測り、リスクリワードを計算する場合にも使える操作法なので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。

MT4にてマウス操作のみで値幅の正確なpipsを測定する方法

まずはお好きな銘柄のチャートをMT4で開いてください。

その上で今回は例として、下図(ゴールド、XAU/USD)で黄緑色に示した高値から安値(ヒゲの先っぽ)までの、正確な値幅(pips)を測っていきます。

測る値幅の例

マウス操作のみで正確なpipsを測るためには、まずチャート上で下図のように「十字線」を出す必要があります。

チャートに出した十字線

MT4にてチャート上に十字線を出すには、MT4の上部メニューにある「十字マーク」(下図の赤枠)をクリックすればOKです。

チャートに十字線を出す1

上図の赤枠で示した十字マークをクリックすると、チャート上ではマウスの動きに合わせて十字線を操作できるようになります。

その他、十字マークをクリックする以外にも、下図のようなマウスのホイールをクリックしても十字線を出すことが可能です。

チャートに十字線を出す2(マウスホイール)

十字線を出しましたら、値幅(pips)を測りたい区間の始点で左クリックをして、区間の終点まで一直線にドラッグアンドドロップします。

十字線でドラッグアンドドロップ

すると、終点の脇に数字が表示されているはずです。

今回の例では「31/4259/1917.08」と表示されていました。(下図のオレンジ枠)

ドラッグアンドドロップしたデータ

この数値が、測った距離のデータを指していて、

・左→ローソク足の本数
・中央→値幅(pips)
・右→終点の価格

をそれぞれ意味します。

つまり、本来の測りたかったpipsは中央の数字ということです。

ただ、表示されている数字がそのままpipsにはならないのでご注意ください。

表示されている数字を10で割り算した結果が、観測した値幅のpipsになります。

今回の例では4259なので、10で割った425.9pipsが正確な値幅になるわけです。

この値幅のpipsを測る作業は、マウス操作のみで一瞬にして完了しました。

トレードのチャンスを待つ際に、

・どのくらいの利幅を取れるのか
・リスクリワードはどのくらいか

などを正確に測れる機能なので、ぜひ有効に活用して頂ければ幸いです。

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