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杉原です。
専業トレーダーとして日々の収益を安定させるためには、不変的で理に適っている手法のみに取り組むべきと、前回の記事で解説させて頂きました。
たた、いくら不変的に有効なトレード手法を手にしても「その手法のとおりにミスせずにトレース(再現)すること」ができなければ、本来なら得られるはずの利益は残念ながら手に入りません。
有効な手法は、あくまでもミス無く実行した結果で勝てている計算だからです。
そこで今回は、いかにしてトレードのミスを防ぎ、本来なら得られるはず利益を取り逃がさず確実に得るためのコツ、ポイントを解説させて頂きます。
よくあるトレードのミス
このミスとは、故意に(わざと)ルールを破ることとは違い、ルールを守っているつもりでもにより本来なら得られるはずの収益が入らないパターンを意味します。
具体的には、人によって個人差はあるものの、以下のようなミスによって損失を受けるトレーダーが少なくありません。
- チャンス以外で間違ってエントリーして損切り
- 逆にチャンスを見逃して利益を取りこぼす
- 利確する場面で利確せず、逆行して損切り
- 損切りする場面で損切りせず、大きな損失を受ける
まずは練習、ただデモ講座は注意
このようなミスを防ぐためには少なくとも「練習」は欠かせません。
ただ、私としてはデモ口座よりも、最初から本番口座を推奨していました。
なぜなら、本番口座とデモ口座を比べると
・緊張感
・注文処理のスピード
が大きく異なるからです。
そのため、デモ口座と本番口座では結果に違いが生じ、それが実際のトレードで上手くいかない要因に成りかねません。
何より、デモ口座は自分の大事な資金ではない『仮想の資金』なので、ミスして無くなっても何も困ることはありません。
実はこれが問題で、デモ口座による緊張感の無いトレードによって「トレードに緊張感を持てない習慣」が身についてしまい、それにより何度もミスを繰り返してしまう危険性があります。
だからこそ、最初から自分の大事な資金を使っての、本番口座での練習を勧めていたんです。
もちろん、初めの内は慣れていないことが原因で、ミスが出てしまい損失を受けるかもしれません。
そのため、慣れるまでに大事な資金を減らしてしまう危険性があるわけです。
ですので、最悪の場合に無くなっても構わない、そんな『余裕資金の中の余裕資金』を使って、本番口座での練習を勧めていました。
この方法なら、本番口座なので得られた利益は仮想ではなく『本物の利益』になるので、モチベーションが高まり、練習が楽しくなって上達が早まる効果も期待できます。
ただ、練習と言っても本番口座なので、逆に負けた際には「損失」を受けることは避けられません。
しかし、あくまでも余裕資金の中の余裕資金という無くなって良い極めて少額なので、被害はそれほど大きくならないはずです。
何より、この方法では、たとえ負けた際に損失額が低くても
「損失を受けたくない」
という損失を避けたい心理から、練習と言っても高い緊張感が生まれます。
そして、しっかりトレード手法をトレースして勝った際には『本物の利益』を得られるからこそ、さらに真剣度は高まるので、
・集中力
・緊張感
を高く保ちながらトレードできる習慣が身に付きやすく、ミスの撲滅に繋がるわけです。
練習しても起こるミスを防ぐには
ただ、いくら本番口座にて少額で練習しても、実際に資金を多く入れると、なぜかミスが出てしまうトレーダーが少なくありません。
具体的には、以下のようなパターンです。
慣れるまで本番口座にて少額で練習
↓
練習ではミスが無くなった
↓
資金を多く入れるとミス
このパターンにおける大きな要因は、先ほども挙げた「緊張感」だけではなく「集中力」に他なりません。
いくら少額の資金を使っての本番環境でミスを0になるレベルまで練習したとしても、投入資金の高さに比例して、勝った際の利益額はもちろん、
『負けた際の損失額』
が比例して大きくなることから、どうしても精神的にブレてしまう可能性があります。
そんな精神的な不安定さによって『集中力』の低下に繋がって、以下のような「ミス」を引き起こす危険性が高まるわけです。
- チャンス以外で間違ってエントリーして損切り
- 逆にチャンスを見逃して利益を取りこぼす
- 利確する場面で利確せず、逆行して損切り
- 損切りする場面で損切りせず、大きな損失を受ける
以上から、ミスを撲滅させ、有効な手法を完全にトレースするには「練習だけではない対策」が欠かせません。
そこで続いては、大半のトレーダーができていない、練習以外にミスを無くす手段/対策について事例を挙げて解説させてい頂きますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
ミスを限りなく0にする対策~コミットメント(理由/動機)~
このコミットメントは、心理学関連では、
・理由付け
・動機付け
を表していて、要するに「負けられない理由」「何のためにデイトレをするのか」など、これらの動機を具体化するわけです。
(この後すぐ具体例を挙げます)
もちろん、これは単なる「精神論」ではありません。
理由/動機の明確化によって、緊張感と同時に『集中力』が高まると実証されているからです。
そんな緊張感と集中力の向上により、ミスを限りなく撲滅していくという手段として「理由や動機の明確化」が非常に有効になってきます。
実際に私自身も、この理由付け/動機付け、いわゆるコミットメントによって、
緊張感と集中力を常に高めてミスを限りなく撲滅させることに成功していました。
ただ、トレードで勝つべく理由や動機と言っても、もしかすると簡単にイメージできないかもしれません。
そこで、非常に恐縮ですが、私自身のコミットメントを1つの事例として解説させて頂きたいと思います。
コミットメントの事例
まずポイントとしては、単純に稼ぎたいだけでは弱いという点になります。
なぜなら、会社勤務やアルバイトなど、損失が無く確実に稼げる他の手段が幾つもあるので、理由付け/動機付けとしては弱過ぎて、
・緊張感
・集中力
が高まらずミスの撲滅には繋がりにくいからです。
ですので、ミスを無くすための緊張感と集中力を向上させるためには「どうしてもデイトレでなければダメな理由」を含めていくことが欠かせません。
以上のポイントを前提として、恐縮ながら私が意識しているコミットメントを説明させて頂きます。
『すべてに妥協しない強い男でいるために、デイトレードで勝ち続ける必要がある』
この強さはケンカが強いという意味ではなく、具体的には下記のイメージになります。
- いつでも自分1人の力で半永久的に無制限で稼げる「強い男」
→デイトレードのビジネスモデルは、経済の仕組みが無くならない限り永久的 - 誰に従うことも無く好き勝手に生活する「強い男」
→第三者や組織に雇われることなく、やりたい時に相場から好きなだけ現金を抜き取る→堅苦しいスーツや指定される服装ではなく、誰に対しても気を遣わずに自分が着たい服を着る
→正しいと思えることを誰かの顔色を見ず自由に発言できる(デイトレなら自分1人でいくらでも稼げるので、無理して人に気を遣う必要がない)
- あらゆる不安/心配事が一切ない「強い男」
→欲しいだけ欲しい時に相場から稼ぎる上に災害やコロナ、戦争などがあっても周囲を守れる
→このままの高齢化社会だと自分の世代には支払われない可能性が高い年金に頼らず、自分の稼ぎだけで一生暮らしていける(ちなみに私は1987年生まれの男です)
- 権力の暴走、理不尽さ、犯罪・・・などから、自分や周囲を守り抜ける「強い男」
→経済と時間の自由をデイトレで得ていれば、あらゆるものから自分や周囲を守れる
→相場はあらゆる権力のお金が集まっているので、そんな強者から好きなだけお金を奪える
- 国や場所に縛られない「強い男」→仮に日本が破綻しても、円以外での通貨ペアを取引し好きなだけ稼げる→ネット環境さえあれば、地域/国に縛られず、好きな場所で稼げる
- 魅力的な異性から興味を惹かれる「強い男」
→自分の圧倒的な自信/自分への納得こそが、異性から興味を引き出せる大きな要因
→ここまで挙げた「強い男」として自分が在り続けることが自信に繋がる
- 目立つこと無く大きな稼ぎを得られる「強い男」→有名人やお金持ちアピールをする成金のようにならず、誰にも知られること無く、運ではなく完全に自分の実力1つで大きく稼げる
ちなみに私は「オレって凄いだろ!」と言っているような気持ち悪さを感じてしまう、高級腕時計を大量に所持したり高級車をたくさん乗り回すような『成金』が嫌いだったりします。
弱い自分を強く見せようと、外見にこだわることが嫌いだからです。
ですので、そんな成金にならないように意識していたら、私自身ほとんど物を持たない、いわゆる『ミニマリスト』に該当するようになりました。
荷物は約15分あれば引っ越し準備ができるほど少なく、腕時計は肩が凝るのでしてませんし、狭い場所が息苦しいので車も持っていません。
(服は友人からの貰い物がほとんどで、靴は冠婚葬祭に対応できる革靴を一束のみ)
今は一軒家を拠点にホテルを飛び回るような生活で、自転車で移動していたりします。
・・・ちょっと話が脱線してしまい申し訳ありません。
以上、私としては細かく挙げた「強い男」で在り続けるために、デイトレでミスをしている場合ではないわけです。
ですので、ミスをして負けてしまう、そんな自分が許せないという意識により、危機感を適度に感じることで、高い緊張感と集中力を生み「ミスの撲滅」を実現できるようになりました。
トレードのミスを無くす対策のまとめ
本講義のまとめです。
取り組むべき不変的な手法をミス無くトレースすることが、専業トレーダーとして稼ぎ続ける上で重要
↓
ミスを無くすためには『緊張感』が必要
↓
緊張感を習慣化させるためには、デモ講座ではなく本番口座で、余裕資金の中の余裕資金で練習する
↓
ただ、練習ではミスが無くなっても、資金を増やした際になぜかミスするトレーダーが多い
↓
高い集中力でミスを無くすべく、練習以外の対策が必要
↓
その対策が、理由付け/動機付けである、いわゆるコミットメントだということ
以上が今回のまとめになります。
コミットメントに関しては、私の事例を恐縮ながら紹介させて頂きました。
今後も、特に不変的なノウハウにこだわり、ブログ更新を続けていくので、これからもお付き合い頂けると幸いです。
追伸
ミスを撲滅するための対策として、
・本番口座での練習
・コミットメント
を解説させて頂きましたが、これらの対策とは別に、
『ミスしにくい、再現性の高い手法』
に取り組むことも重要となります。
エントリー条件、決済条件がややこしいなど、そもそも実践が難しいトレード手法の場合、どんなに緊張感と集中力を高めてもミスに繋がってしまうからです。
逆に、再現性が高い手法であれば、緊張感と集中力のレベルがそれほど高くなくても、ミスを大いに減らすことができます。
そんな再現性の高さにおける基準としては、自分以外の第三者にも実践できるかどうかがポイントです。
逆に、複数の第三者がトレースできなければ、その手法は難しいことを意味します。
その反対に、複数の第三者が同じようにトレースができるほどの手法ならば、その手法の再現性が高いと言えるはずです。
実際、私自身が自分のデイトレ手法を確立していった際、自分以外の第三者もトレースできるかどうか、何人もの友人に資金を渡した上でテストをお願いし、再現性のチェックを行っていました。
その際、友人側にメリットがあり真剣に取り組めるように、勝った分の利益は8割を友人、2割が私に、その上で資金が減った際の補填は私が担当しています。。
こちらは頼んでいる側なので、資金の準備から補填まで私が行うのは、当然の義理だと思ったからです。
ちなみに、その友人たちは、投資/トレードの経験はなく、パソコンにも特に詳しい人たちではありませんでした。
もちろん、反社、半グレではないです。笑
ちなみに私は野球部で、問題を起こしたら大会に出られなくなるため、決して真面目とは言い切れないものの、特にワル/不良ではありませんでした。
話を戻すと、、、
そんな元々はワル/不良で、パソコンにも投資/トレードにも縁がないような友人たちに私が確立したデイトレ手法を教えて、再現性のチェックを行いました。
ただ、ライントレードを軸にした私のデイトレ手法では、彼らのように初心者であっても、
・ラインの引き方
・エントリーと決済のルール
をしっかり教え込めば、十分にトレースが可能だったんです。
その後、
・普通の友人
・前職だった予備校時代の同僚
・予備校時代の生徒
と、教えていく範囲を広げていき、数多く不特定多数の第三者にも同じようにトレースができるという、再現性の確認を行なっていきました。
そうして体系化していき、1日10%以上の利率を出すまでに仕上げたのが『重複点テクニカル』独自のデイトレ手法になります。
以下の案内資料は、エントリー場所も含めた具体的なロジックなど、参考になる内容になっているので、ぜひ一度ご覧頂ければ幸いです。
以上、私事も多い記事で恐縮でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
今後とも、当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
杉原。
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