杉原です。

この記事では、FXのデイトレを生業としている私自身が愛用し、最も推奨している「Exness」に関して、口座タイプによる違いを解説していきます。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

(以下はExness関連の記事になりますので、必要に応じて参照頂ければ幸いです。

現状Exnessでは、

・スタンダード口座
・プロ口座
・ロースプレッド口座
・ゼロ口座

という4種類の口座タイプが開設可能となっています。

その上で、上記4タイプそれぞれにはスプレッドや手数料をはじめとした「取引コスト」、そのほかの「スペック」にも細かな違いがあるため、今回はその辺りの詳細を掘り下げて解説していく次第です。

ご自身のトレードスタイルに合った口座タイプを選択される事により、今以上に利益率の向上を見込める余地がありますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければと思います。(最後に状況別の推奨口座タイプを解説していますので、ぜひ参考になさってください)

Exnessの口座タイプにおける前提情報

前述のとおり、

・スタンダード口座
・プロ口座
・ロースプレッド口座
・ゼロ口座

という4種類の口座タイプが、現状では開設可能です。

ですが中には、

・スタンダードプラス口座
・スタンダードセント口座

という別の2タイプが表示される事もあります。

ただ、

・「スタンダードプラス口座」はExnessの提携企業に対しての専用口座
・「スタンダードセント口座」は日本移住の場合には開設不可能な口座

になっているため、通常の場合はこの2タイプは「無視」して頂いて構いません。

先ほど挙げた「スタンダード口座」「プロ口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」の4タイプが、基本的に口座開設ができるものとなっています。

その上で上記4タイプは、大きく『スタンダード口座』と『プロ口座』に分かれ、

・スタンダード口座→「スタンダード口座」
・プロ口座→「プロ口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」

に分類されていました。

プロ口座の分類にプロ口座もあるので、若干ややこしいかもしれません・・・

ただ、公式ページ上でも上記のように「スタンダード」「プロ」の分類になっていたため、公式ページの仕様に合わせ、当記事でも上記の2分類に分けた上で各4タイプの違いを解説していきたいと思います。

スプレッドをはじめとする取引コストに関しては、1つずつの口座タイプで触れるよりも、まとめて4タイプの口座を同時に比較した方が分かりやすいと思います。 

そのため、各口座タイプを解説した後、比較する形でスプレッドや手数料について解説させて頂く次第です。

Exnessの一番人気スタンダード口座

まずはExnessの中でも人気が最も高いスタンダード口座について解説していきます。

最大のレバレッジ 2,000倍
条件達成で無制限(実質21億倍)
最低の入金額 1ドル
最低のスプレッド 0.3pips
取引手数料 無料(なし)
強制ロスカットの基準 証拠金維持率0%
口座資金の残高が0円になるまで
マージンコール 証拠金維持率60%
最大のポジション数 無制限
最大のロットサイズ 日本時間7時~20時59分:200ロット
日本時間21時~翌6時59分:20ロット
取り扱い商品 外国為替ペア(ドル円など)/貴金属(ゴールドやシルバー)/仮想通貨(ビットコインなど)/エネルギー(石油など)/インデックス(日経225やダウ平均など)
両建てに必要な資金 外国為替ペア、貴金属、エネルギー、インデックスは「半分」
つまり、「買い」と「売り」を同じロット数で両建てする場合には両方分の証拠金は不要で、片方のみの証拠金で良いということ。 

ただし、仮想通貨の場合は「買い」と「売り」の両方分が必要となるので注意。

表に関する補足説明ですが、まず「最大のレバレッジ」における、

・資金別に生じるレバレッジ制限
・無制限レバレッジの条件

に関しては、下記のレビュー記事にて掘り下げて解説していますので、あわせて下記を参照頂ければ幸いです。

>レバレッジ無制限~最推奨のFX業者「Exness」の本音レビュー~

注意が必要な点としては、「最大のロットサイズ」になります。

上表の時間帯によっては、『20ロット』に制限がされる時間帯があることに注意が必要です。

ただ、これはワンショットあたりのロットサイズなので、複数回に分ければ特に問題はありません。

Exnessでは「最大のポジション数」には制限がないからです。

Exnessのプロ口座(プロ口座/ロースプレッド口座/ゼロ口座)

続いては、プロ口座/ロースプレッド口座/ゼロ口座に関して同時に解説させて頂きます。

プロ口座 ロースプレッド口座 ゼロ口座
最大のレバレッジ 2,000倍
条件達成で無制限(実質21億倍)
最低の入金額 1,000ドル
最低のスプレッド 0.1pips 0pips 0pips
取引手数料 無料(なし) 最大3.5ドル 最低3.5ドル~
強制ロスカットの基準 証拠金維持率0%
口座資金の残高が0円になるまで
マージンコール 証拠金維持率30%
最大のポジション数 無制限
最大のロットサイズ 日本時間7時~20時59分:200ロット
日本時間21時~翌6時59分:20ロット
取り扱い商品 外国為替ペア(ドル円など)/貴金属(ゴールドやシルバー)/仮想通貨(ビットコインなど)/エネルギー(石油など)/インデックス(日経225やダウ平均など)
両建てに必要な資金 外国為替ペア、貴金属、エネルギー、インデックスは「半分」
つまり、「買い」と「売り」を同じロット数で両建てする場合には両方分の証拠金は不要で、片方のみの証拠金で良いということ。
 

ただし、仮想通貨の場合は「買い」と「売り」の両方分が必要となるので注意。

基本的に、先ほど説明したスタンダード口座と比べると、

・最低の入金額
・最低のスプレッド
・取引手数料
・マージンコール

以外には特に大きな違いは見られません。

そのほかで挙げられる補足事項としては、一番左の「プロ口座」の注文約定が、

・スタンダード口座
・ロースプレッド口座
・ゼロ口座

とは異なり、Exnessのディーラーを介す方法を採用している点です。

この方法を採用することで、自身が望んだ価格よりも不利な価格で注文が通ってしまう、いわゆる「スリッページ」は発生しません。

これは大きなメリットではあるものの、値動きが荒い時には、場合によって約定が拒否される、いわゆる「リクオート」が発生するというデメリットもあります。

逆に、そのほか「スタンダード口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」は、ディーラーを介さないため、リクオートが発生することはありません。

その分、どの業者でも同じですが、スリッページの発生が多少はあります。

ただ、下記のレビュー記事でも解説していますが、そもそもExnessはネットワーク環境(注文を処理するサーバー)に対して力を入れていることもあり、特にスリッページが広がるという経験はありません。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」の本音レビュー

よって、今触れた注文処理の方法に関しては、どちらも左程大きな違いにはならないと思います。

Exnessの口座タイプ別に取引コスト(スプレッド+手数料)を比較

ここまでは、Exnessで開設が可能な4タイプの口座について個々に解説をしてきました。

ここでは取引コスト(スプレッドと手数料)に関して、4つの口座タイプで比較していきたいと思います。(執筆時点)

スタンダード口座 プロ口座 ロースプレッド口座 ゼロ口座
ドル円
USD/JPY
1.1pips 0.7pips 0pips
+7ドル
0pips
+7ドル
ユーロドル
EUR/USD
1.0pips 0.6pips 0pips
+7ドル
0pips
+7ドル
ポンドドル
GBP/USD
1.5pips 0.9pips 0.3pips
+7ドル
0.1pips
+9ドル
ポンド円
GBP/JPY
2.0pips 1.3pips 0.5pips
+7ドル
0pips
+15ドル
ユーロ円
EUR/JPY
1.9pips 1.2pips 0.4pips
+7ドル
0.1pips
+10ドル
オージードル
AUD/USD
1.5pips 0.9pips 0.2pips
+7ドル
0pips
+10ドル
ユーロオージー
EUR/AUD
2.3pips 1.4pips 0.5pips
+7ドル
0pips
+11ドル

結局Exnessでは何の口座タイプが推奨なのか?

以上、この記事では、スプレッドと手数料の取引コストをはじめ、各種スペックを、

・スタンダード口座
・プロ口座
・ロースプレッド口座
・ゼロ口座

の4タイプに分けて比較しながら解説してきました。

その上で、結局のところ、どの口座タイプを選べば良いか迷うかもしれません。

そこで当記事の最後に、状況に応じた口座の選定基準について解説させて頂きたいと思います。

基本的にExnessでは口座をいくつも開設することが可能です。

ですので、ご自身の状況変化に応じて、複数の口座を開設し、よりベストな環境でトレードをしていくことができます。

追加の口座開設における手順は下記の記事で解説していますので、必要に応じて参照なさってください。

>最大1,000以上?Exnessにて追加で複数の口座開設を行う方法の図解

まず、「少額から一気に資金を増やしたい」場合には、断然『スタンダード口座』が推奨となります。

なぜなら、全4タイプの内、唯一「レバレッジ無制限」となっているからです。

もちろん、ほかの「プロ口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」と比べると、手数料がないもののスプレッドが広い事は避けられません。

ただ、レバレッジ無制限は最大21億倍もの実質レバレッジが可能なので、まずは少額から資金を増やしたいという場合には『スタンダード口座』が推奨となるわけです。

ちなみにですが、Exness内におけるほかの口座タイプと比べればスタンダード口座の取引コスト(スプレッド+手数料)は高いものの、ほかの海外業者と比べれば非常に低い方になります。

下表は有名どころの「XM」と、このExnessのスタンダード口座のスプレッドを比較したものです。

  Exness
スタンダード口座
XM
スタンダード口座
EUR/USD 1.0 pips 1.6 pips
USD/JPY 1.1 pips 1.6 pips
GBP/USD 1.5 pips 2.1 pips
GBP/JPY 2.0 pips 3.6 pips
EUR/JPY 1.9 pips 2.3 pips
AUD/USD 1.5 pips 1.9 pips
XAU/USD 1.6pips 3.5pips

ご覧のとおり、いくらExnessのスタンダード口座がほかの口座タイプと比べて取引コストが掛かると言っても、他社と比べると非常に有利なスプレッドでトレードできることがお分かり頂けるかと思います。(特に、ゴールド)

そのため、他社から乗り換えで来られるトレーダーの方々にとってスタンダード口座が一番人気となっているようです。

実際、私がFXのデイトレ手法を継承し、このExnessを推奨していると、多くの方が乗り換えで、まずは「スタンダード口座」から始めるパターンが多くなっています。

では、スタンダード口座「以外」となる残り3タイプは、どのような状況の際に選択すれば良いのか―

その辺りについて解説させて頂きたいと思います。

まず、「プロ口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」は、前述のとおりレバレッジ無制限ではありません。

2,000倍が上限であり、そのほか、強制ロスカットの条件は「証拠金維持率0%」なので、スタンダード口座とは変わらないスペックです。

ただ、これら3タイプの口座は、各通貨ペアにおける取引コスト(スプレッド+手数料)がそれぞれ異なります。

そのため、ご自身がメインで取引する通貨ペアにおいて必要な取引コストが安い、そんな口座タイプを選べば良いわけです。

先ほど掲載した全4タイプの取引コストを比較した表をご覧になった上で、ご自身のトレードで頻繫に取引する通貨ペアに応じて、口座タイプの選定を行って頂ければと思います。

表の方では、手数料を「ドル表記」していました。

目安で1ドルは0.1pipsの計算になりますが、これは日本円の場合です。

ですので、通貨ペアがEUR/USDの場合はドル円のレートが「110円」ならば、0.11pips分が手数料となる計算になります。

このように、通貨ペアによっても必要な手数料は微妙に変わってきますのでご注意頂ければ幸いです。

まとめ。Exness口座タイプの違いと、推奨の口座タイプ。

本記事では、現状のExnessで開設が可能な、

・スタンダード口座
・プロ口座
・ロースプレッド口座
・ゼロ口座

という4タイプにおける、取引コスト(スプレッド+手数料)やそのほかのスペックに関して比較し、状況別の推奨口座タイプについても解説してきました。

どの口座タイプにしようか迷う場合は、Exnessでは複数の口座を開設することが可能ですし、その口座間で資金の移動も即時反映されるため、試しに全口座を作ってみるのもアリだと思います。

(以下はExness関連の記事になりますので、必要に応じて参照頂ければ幸いです。

でほ、本記事はこの辺で。

杉原。

>ブログの目次はこちらから

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。