杉原です。

メルマガの読者さんや教材購入者の方々から、

「なぜ、海外FX業者のMT4で、チャートのローソク足に違いがあるのですか?」

という内容の質問を数多く頂くことがありました。

実際に有名どころの『XM』や私が一番に推奨している『Exness』に限らず、どのFX業者でもローソク足の値に「誤差」があります。

そんな誤差がローソク足の形状に差を生み出し、プライスアクションを使う場合に精度を下げてしまう可能性は避けられません。

そこで当記事では、各FX業者のMT4でのチャート誤差が発生する原因と、対応策について解説していきます。

なぜFX業者のMT4チャートで誤差があるのか

そもそもMT4は各業者が自社のサーバーを使って独自にローソク足の値を算出しているため、どうしても各社のサーバーが持つ処理速度などによって誤差が各社ごとに避けられません。

例えば、海外FX業者で言えば先ほど挙げた『XM』『Exness』の2社だけではなく、下記の業者でも同様です。

  • TitanFX
  • Gemforex
  • FXGT
  • HFM(HotForex)
  • AXIORY
  • LANDFX
  • BigBoss

その上で、誤差が生じやすい状況というのは、サーバーの処理に多大な負担が発生する出来高(注文量)が大きく増える時間帯になります。

特に、どのFX業者も突発的に注文量が増えるのは、

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
・長期トレード

など、さまざまなタイプのトレーダーたちが注目する22時丁度などの1時間足が完成した直後です。

また、そんな1時間足の中でも、夏時間と冬時間で異なるものの、4時間足が完成する時間帯も同様に注文量が劇的に増えやすい傾向にあります。(週明けの早朝も同様)

【補足】

夏時間の場合は『6時-10時-14時-18時-22時-2時』が4時間足が完成する時間帯

そんな注文量が突如として増加することにより、各社のサーバーに負担が大きくかかってしまうため、それが処理速度に影響し、各社のMT4上におけるチャートに誤差が生じてしまうわけです。

以上が、各FX業者のMT4でチャートの誤差が生まれる原理になります。

FX業者ごとのチャート誤差への対応策

そんな誤差に振り回されないための対策の一環として、チャートの監視に関してはMT4よりも「トレーディングビュー(TradingView)」を推奨していました。

トレーディングビュー(TradingView)の公式サイトはこちら

トレーディングビューのイメージ図

トレーディングビューは、各通貨ペアにおける、OANDAのチャートが非常に精度が高い傾向にあります。

下図のように、トレーディングビューで通貨ペア(GBPJPY)と打ち込み、「OANDA」と記されているものを選択するのが、ポンド円におけるOANDAのチャートを表示する方法です。

トレーディングビューでOANDAのチャートを選択(ポンド円)

実際、私自身さまざまなチャートソフトを見てきましたが、トレーディングビューにおけるOANDAのチャートが現状、最も信頼できるというところです。

重複点テクニカルではピンバー以外のプライスアクションは特に気にする必要がありませんが、その辺りもMT4よりもトレーディングビューの方が安心できるというのが率直な印象となります。

個人的には、チャートの拡大と縮小がマウスのホイールでできる点もトレーディングビューの気に入っているところで、上記の点も含めてトレードをする際には、

・トレーディングビューでチャートの監視(ラインの生成も含む)
・MT4で発注

という形を取っていました。

まとめ

各FX業者ごとにチャートに誤差が生じるのは、各社のサーバーにおける処理速度による違いが原因という解説でした。

その上で、特に誤差が起きやすいのは、短期~中長期を含む多くのトレーダーたちが注目する「1時間足」「4時間足」です。

そんなFX業者ごとに発生が避けられないMT4のチャート誤差は、精度の高いトレーディングビュー(TradingView)におけるOANDAチャートが高い精度となっているため推奨となります。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

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