杉原です。
私が公開している『重複点テクニカル』ですが、追加で頂いた質問があったので共有したいと思います。
その他、QAをまとめた記事は下記にもございますので、必要に応じて参考にして頂ければ幸いです。
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使う移動平均線の種類は何か?
移動平均線は下記のように主に3種類に分類されますが、当デイトレード手法で使う移動平均線はすべて『単純移動平均線(SMA)』になります。
- 単純移動平均線【SMA:Simple Moving Average】
- 指数移動平均線【EMA:Exponentially Moving Average】
- 加重移動平均線【WMA:Weighted Moving Average】
大きな理由としては、指数移動平均線(EMA)などよりも単純移動平均線(SMA)の方が圧倒的に世界中のトレーダーによる採用率が高いからです。
採用率が高い結果、SMAは多くのトレーダーが
・5分30分
・5分75分
・5分120分
・5分225分
・5分480分
という、各単純移動平均(SMA)が、各期間内で実際に売買した平均値に近くなります。
つまり、各期間内で含み損が出ていたトレーダーが、
・含み損が減ってきたので微損で決済
・含み損が含み益に変わった(プラ転)ので決済
という決済注文が、それぞれの単純移動平均線(SMA)付近で起こりやすいわけです。
ですので「サポレジのようにSMAが機能しやすくなる」ということに繋がっています。
結果として、グランビルの法則にある、上昇相場におけるパターンの、
・移動平均線の少し上で反発
・移動平均線を一度下回った後に上抜け
などが成立しやすくなっているんです。
以上、指数移動平均線(EMA)や加重移動平均線(WMA)など他の移動平均線と比べ、サポレジとしての機能率が群を抜いて高いからこそ、単純移動平均線(SMA)を採用していました。
ちなみに単純移動平均線(SMA)の次に使われていると推測できる指数移動平均線(EMA)に関しては、GMMAなどで導入しパーフェクトオーダーによる利益を伸ばす手法には適していると思います。
ただ、当デイトレード手法は、レバレッジの恩恵を最大限に活かした上で、含み損が少ない状態で勝率を極限まで高めるため、利確を伸ばすことは基本的にありません。
そういった意味でも、パーフェクトオーダーに対しても特に指数移動平均線(EMA)を採用する優位性/意味は無く、やはり大勢のトレーダーたちに使われている点で機能しやすいことから、単純移動平均線(SMA)の採用が最適かと当初から考えて当デイトレード手法を開発していました。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
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