「乖離テクニカル」の記事一覧

海外FX業者のゼロカットを活用しながら「単利と複利を並行」する戦略

杉原です。

以前の記事では、限界ギリギリまでロットを上げて、海外FX業者のゼロカットを利用した『邪道的な戦略』について解説いたしました。

含み損が小さい上に勝率が高く、必ずキリ番を使うことでミスしにくい・・・そんなデイトレ手法「乖離テクニカル」だからこそ有効な戦略で、実際に大きな成果を出せている方も少なくありません。

その上でこの記事で解説する戦略は、ゼロカットを利用した戦略をさらに掘り下げた内容として、

・通常のロット設定(ゼロカットを利用しない)
・邪道的なロット設定(ゼロカットを利用する)

この2つを並行していく方法になります。

とは言っても、2つの口座を同時に操作するような、難しい話ではありません。

簡潔に言いますと「通常のロットと邪道的なロットでそれぞて取り組む口座を2つに分けて、片一方のトレードをコピーするEAを両方の口座に組み込む」という方法です。

この記事の内容が分かりやすくなるため、前提となる記事『海外FX業者のゼロカットを利用し、短期間で資金を一気に増やす邪道的な戦略』とあわせてご覧になって頂ければと思います。

(また、記事の後半では、この方法を応用して「単利運用と複利運用を同時に行い互いの欠点を補う戦略」も解説しているので、あわせてご覧頂ければ幸いです)

まず、以下が戦略の詳細になります。

※資金量は計算が分かりやすい100万を例にしていますが、特に指定はありません。

・口座A
資金100万
通常ロットなので10ロット
(1万あたり0.1ロット✕100)

・口座B
資金100万
邪道的なロットなので60ロット
(1万あたり0.6ロット✕100)
※プラスしてゼロカットされた時の補填用に100万をビットウォレットなどに用意

上記のように口座によってロット設定を分けます。

ただ、この時に両方の口座でトレードするのではありません。

口座Aのみでトレードを行い、そのトレード内容を口座Bにコピーして、口座Bは自動でAと同じ

・エントリー
・決済

を行うわけです。

ですので、トレード自体は、通常のロット設定である口座Aのみでしか行いません。

そのため、ロットを限界まで上げた上での、異常なストレスもなく冷静にトレードできるはずです。

このように片一方のトレードを別の口座にコピーする仕組みを、コピーEA(コピートレードEA)などと言う傾向にあります。

ただ、そんなコピーEAは無料や有料など様々な形で配布されていますが、無料のものは絶対に使わないようにしてください。

無料の場合、コピーする速度に数秒かかることが多々あり、コピー元の口座Aは思った通りの利益が出ても、コピー先の口座Bでは利確が遅れて利益が縮小、最悪の場合はマイナスになる危険性もあるからです。

ですので、コピー速度が速い有料のものを強く推奨しています。

ただ、有料と言っても数万程度ですし、ランサーズなどでは個人的に1万ほどでコピーEAを作ってくれる方もいました。

そのため、特に金銭的な負担は大きくありません。

また、技術的に見ても特に難しいプログラミングではないので、MT4のプログラミングができる場合には、ご自身でコピーEAを作成してみても良いと思います。

私は知人にMT4のプログラミングに強い方がいて、その方に依頼して以前作ってもらって試したことがありました。

ただ、その際、コピーEAの使い方は邪道的な戦略ではなく、

・単利運用
・複利運用

この2つを併用する方法になります。

単利運用と複利運用を同時並行する技

単利運用は確実に利益を手元に残せるメリットがある反面、資金量は変わらないので収益額も一定というデメリットがありました。

対して複利運用は利益を出金しない分だけ資金が増えるので、同じ利益率のままでも収益額がどんどん膨らんでいき、単利運用のデメリットを補えるわけです。

ですが、複利運用は利益を資金に追加していくので、手元に利益を出金することができません。

代わりに単利運用ならば、手元に利益を出金して自由に使うことができます。

つまり、単利運用と複利運用の同時並行によって、それぞれのメリットとデメリットを互いにカバーし合えるということです。

そこでコピーEAを使って、下記のような運用を行っていました。

・口座A(コピー元)
→資金は固定で単利運用し、利益は毎回のトレードごとに出金

・口座B(コピー先)
→毎回のトレードで利益を出金せず、資金に上乗せする複利運用

コピー元である口座Aの方では、確実に手元へと残る利益を確保しつつ、コピー先の口座Bでは複利運用で着実に資金を大きくしていました。

初期の頃はこの戦略を進めて、後々になり口座Bで資金が満足いくまで膨らんだ段階で、口座Bのみの単利運用に切り替えていたんです。

この戦略ならば、複利運用の際に手元へと利益が残らないデメリットを、
口座Aの単利運用ですぐに出金する形でカバーできています。

その上で、コピー先の口座Bでは利益を出金しないので、自然と気付けば資金がぐんぐん膨らんでいたわけです。

また、実際にトレードしているのは、資金額がまったく変わらない口座Aのみとなるので、特にロットが増えるストレスもありません。

ロットが増えることにより、pipsは一切変わっていないにも関わらず、金額の動きはロット数に比例して大きくなるので、

・含み損の額が大きくなる
・利益額が大きくなる
・損切り幅が大きくなる

という、pipsは同じなので、金額だけ見れば世界が変わるほどの変化が訪れます。

実際のところ、この変化によって緊張が生じてミスを起こして無駄な損切りをしたり、まだ損切りする場面ではないにも関わらず含み損の「額」に耐えきれずに予定より早い損切りをしたり・・・

このように、損失が増えて利益が減る、そんなトレーダーが少なくありません。

ただ、この単利運用と複利運用の併用戦略を使えば、見ている口座Aは単利運用で一切ロットは変わっていないため、

・含み損
・利益額
・損切り額

これらは一定のままです。

ですので、先ほど挙げた、ロットが増えることによる

・損失の増加
・利益の減少

この致命的な現象を根本から回避できる大きなメリットもありました。

資金管理の面だけではなく、メンタル面から来る収益を減らさないメリットもあるので、ぜひ「単利運用と複利運用の同時並行」も、1つの戦略として参考にして頂ければ幸いです

杉原。

海外FX業者のゼロカットを利用し、短期間で資金を一気に増やす邪道的な戦略

杉原です。

私自身、確立したデイトレード手法を継承した上で資金を提供し、その資金を運用してくれているパートナーの方が何名かおります。

その方々とは密に連絡を取り、常に新たなロジックの開発にも励んでいました。

そんなパートナーの中で逆張りデイトレ手法『乖離テクニカル』を使った「邪道的な戦略」を考えつき、それを検証して頂いており、その結果が有益なものだったので、今回それをシェアしたいと思います。

ゼロカットを利用した邪道的な戦略

乖離テクニカルを習得した上では、ほぼ9割の勝率であり、含み損が極めて限定的です。

その特性を活かして「損切り=ゼロカット(強制ロスカット)」になるくらいロットを限界近くまで上げ、勝った時の利益率をさらに高めていきます。

ただし、強制ロスカットの可能性があるので、この戦略では複利運用をせず、単利運用が基本です。

(得た利益を守るためにトレード1回ごとに利益を出金します)

少なくとも海外業者を使えば、ルール違反をしない限り、追証の発生はありません。

そのため、ロットを限界近くまで上げ、負け=ゼロカット(強制ロスカット)となっても、追証による借金を背負うことも無いわけです。

その分、負けた際は資金が0になります。

ただ、この資金は「全財産」ではありません。

あくまでも、この戦略を実践する口座に入れている金額を指します。

そのため、ゼロカットされることを前提として、負けた際すぐに資金を補填できるようビットウォレットなどに、

「補填用の資金」

を用意しておくことが重要です。

その上で、ポイントとなるロット数は、ドル円のような円建てでは資金1万円あたり0.6ロット(海外業者)としていました。

※ちなみにゼロカットにならずに耐えられる、いわゆる耐久含み損が約16pipsです。

負ければ資金の補填が必要ですが、一度の取引において12pipsの利幅で72%の利益率になります。

その他は、

10pips=60%
15pips=90%
20pips=120%

このような利益率の目安です。

これらは、すべてトレード1回あたりの利益率になります。

仮に平均をネガティブに考えて12pipsとした場合、1回のトレードで72%の利益率になるので、10回中9回の勝ちトレードとして、9回✕72% = 648%です。

1回分の負けは「-100%」なので、上の648%から-100%すると、

548%

となりました。

その上で、先ほど書いたように、補填用の資金を用意しておくので、この分も減算する必要があります。

補填用の資金は、元から口座に入れていた資金と、変わらない同じ額なので100%です。

ですので、負け分を引いた548%から、この補填用の資金100%を引くと「448%」になりました。

まとめると、10回のトレードで、平均的な利幅をネガティブに考えて12pipsとして、乖離テクニカルのノウハウをルール通り忠実に実践して9割の勝率を維持できた場合、補填用の資金を用意することを含めても、

約450%

という利益率になるということです。

単純な利益として、口座資金の約4.5倍という意味になります。

※先ほども書きましたが、毎回のトレードで得た利益をゼロカットで失わないよう、この戦略では、あえて複利運用せず、すぐに出金をする単利運用が前提です。

ここまで解説したように、10回のトレードで1回ゼロカットに遭遇しても、資金から見た約4.5倍の利益が手元に残る計算になります。

後は、比例していくので20回のトレードなら約9倍です。

ただ実際のところ、収益性は抜群に高い戦略ではあるものの、私のパートナーは彼自身の資金で、30回のトレードでこの割合を維持できていましたが、精神的には狂いそうだったとのことでした・・・

まさに、この戦略のデメリットがこのようなメンタル面だと思います。

わずかな含み損でも資金がどんどん減ることは、本当に強い精神力がないと厳しいと感じました。

ただ、この戦略に関して、収益性は極めて異常な高さであることは間違いありません。

この異常な収益性の高さを確認するために、通常のロット設定にて、

・同じ勝率
・同じ平均利幅

を想定して計算してみたいと思います。

通常のロット設定であるドル円などの円建てで1万円あたり0.1ロットである場合、同じ勝率とネガティブな平均pipsを前提に単利運用をすれば・・・・

・1回の勝ちトレードで12pipsとして12%
・10回の内9回買って108%
・10回の内1回負けて-12%

10回のトレードで残る利益は96%=約100%です。

(この通常ロットのパターンでは、ゼロカットを想定しないので補填用の資金は無し)

先ほどのゼロカットを覚悟した『邪道的な戦略』では、補填用の資金を100%として、この100%を引いても、10回のトレードで残る利益は448%=約450%でした。

つまり、10回のトレードを行った際、

・通常ロットでは約100%
→口座資金とほぼ同額が利益
→10万なら約10万
→100万なら約100万

・邪道的なロットでは約450%
→口座資金の約4.5倍が利益
→10万なら約45万
→100万なら約450万

このようになるので、比べると約4.5倍ほど収益性が高いということです。

ちなみに邪道的なロットでは、上記のように10回のトレードで約450%の利益率なので、仮の話で月にトレード回数が10回でも月利450%となって、21営業日として日割りで計算して1日の利益率を出すと、

約21%

となりました。

その月のトレードを10回で辞めずに、さらに続ければ上記の数字以上に利益率は高まることは確かです。

さらに、これを続けていった例が下記になります。

※計算を分かりやすくするため、通常ロットは約100%、邪道的なロットは約450%の概算を前提としました。

●20回のトレードを行った場合

・通常ロットでは約200%
→口座資金の約2倍が利益
→10万なら約20万
→100万なら約200万

・邪道的なロットでは約900%
→口座資金の約9倍が利益
→10万なら約90万
→100万なら約900万

●30回のトレードを行った場合

・通常ロットでは約300%(口座資金の約3倍が利益)
・邪道的なロットでは約1,350%(口座資金の約13.5倍が利益)

ゼロカットを利用した邪道的な戦略のまとめ

ここまでの計算で、この邪道的な戦略における「収益性の異常さ」は感じて頂けたかと思います。

ただ、異常な収益性がある反面、下記にはご注意ください。

  • ・1回毎の利益は毎回すぐに出金する単利運用を前提とすること
  • ・あくまでも余裕資金中の余裕資金を使うこと
  • ・そもそも乖離テクニカルを習得して9割の勝率を維持できること

この3点を遵守できつつ「ゼロカットに耐えられる強いメンタル」があれば、とても有効に使える戦略だと思います。

実際のところ、この邪道的な戦略はより少ないトレード回数だとしても、ここまで計算で示したように、得られる収益が異常に跳ね上がることは間違いありません。

この邪道的な戦略の「まずはソフト」な使い方としては、少額資金から種銭(まとまった資金)を作る方法です。

これならば気持ち的にも楽に取り組める上に、大きな資金を用意する過程として有効だと思います。

邪道と通常の「中間」を採用する戦略

ここまでお伝えさせて頂いた、

「ロットを限界まで上げるゼロカットを利用した邪道的な戦略」

ですが、中には試してみた方もいた反面、

「収益性の魅力は合って試したいけど、さすがに怖い」
「まだミスが稀にあり9割近くの勝率に至っていないので怖い」

そんな意見も一部、寄せられました。

そこで、上記のような意見を取り入れつつ、乖離テクニカルでさらに収益性を高める戦略を解説させて頂きたいと思います。

これは邪道的にロットを上げるのではなく

・少しだけロットを上げる
・絶好のチャンスのみロットを上げる

これらの戦略です。

仮に勝率9割まで届かなくても約8割を切らなければ、連敗の可能性はとても低くなることは間違いありません。

その上で、1回の負けは1回の勝ちで大抵が補填できる傾向にあります。

そのため、8割近くの勝利を出せるようになっていれば、多少ロットを上げても、そもそも含み損も小さいわけですし、それほどリスクが大きくなることはありません。

そのため、先ほどの邪道的な戦略で説明したような1万あたり0.6ロットではなくとも、

・0.15
・0.20

ほどならば、ロットを上げても問題ないかと思います。(通常は0.1ロット)

それぞれ通常のロットから1.5倍、2倍したロットになりますが、毎回の利益率、月単位の利益率も、

・1.5倍
・2倍

このように比例して大きくなるメリットは確かです。

もちろん、損切り時の損失も1.5倍、2倍になるものの、勝った時に利益も同じ倍率で増えるので、1回の勝ちで損切りを充分に補填できるようになります。

勝ちも負けも等しく1.5倍、2倍になるからこそ、勝率を高く維持できるレベルに到達していれば「ロットを上げたほうが手元に残る収益は遥かに増える」ということは間違いありません。

これが「少しロットを上げる」という、邪道と通常の中間を採用する考え方でした。

今回は乖離テクニカルを例にしましたが、ラインを使う類似デイトレ手法である、

初動テクニカル
加速点テクニカル

これらの手法で、邪道的な戦略を実践するのも有効です。

いずれもラインのみを使ったデイトレ手法で、乖離テクニカルと根本の考え方は同じで、パターンが異なるだけとなっています。

そのため、それぞれのデイトレ手法を併用しても、特に負担がありません。

ラインを引く作業は変わらず、取引パターンが単純に増えるので、その分だけチャンスが倍々に増えるということです。

ですので、トレード頻度が2,3倍に増えるため、資金の増加スピードも比例して早くなっていきます。

また、1つのデイトレ手法だけではチャンスの頻度が少ない時期があっても、複数の手法を併用すれば、そんな時期でも併用する他の手法でチャンスの頻度を補うことが可能です。

ですので、単純に資金の増加スピードが早くなるだけではなく、トレード頻度が安定するというメリットにも繋がっていくことは間違いありません。

このように大きなメリットがあるので、乖離テクニカルに限らず、基盤の考え方が同じようなライントレードは、幾つか併用する方向性が有効となります。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

この記事で取り扱ったデイトレ手法は、以下のページでエントリーから決済までのロジックを図解しているので、ぜひ下のリンクからご覧になってみてください。

>乖離テクニカル

>初動テクニカル

>加速点テクニカル

>ブログの目次はこちらから

各教材に共通する前提の意識=マインドセット

デイトレードで成功するためには、性格や資質は特に関係ないと私は考えていました。

そもそも性格や資質は人それぞれ、人の数ほど存在するので、デイトレの成功との規則性・因果関係を見つけることは難しいと思えるからです。

その上で、実際に多くの方が私の提供するデイトレ手法を実践され、性格や資質に関係なく習得して大きな資金を掴み取るケースは決して少なくありません。

そんな成功ケースには性格や資質とは無関係な「共通項」があります。

逆にいくら知識や経験値が豊富でも、この共通項が欠けていると、どうしても習得が難儀している傾向が見受けられるのが実情です。

その共通項は意識=マインドセットになります。

注意点として、これは決して抽象的なものや、スピリチュアル的なものではありません。

トレードを習得する上での、そして実践する上での重要な「思考回路」「指針」になり、スキル的な要素を包括していくのが、このマインドセットです。

ですので、まずは一度この講義を真剣にお読み頂き、根本的な思考回路と指針を最適化した上で、教材の理解や実践を行ってみてください。

7つに細分化していますが、すべてが連動し上から順にお読みになることで理解しやすいように構成していますので、まずは上から順に目を通して頂ければ幸いです。

0.死ぬまで使える絶対的スキル

私が自ら実践した上で提供しているラインを使ったデイトレ手法は、一般的に「ライントレード」と呼ばれ、一時的にしか通用しないノウハウではありません。

むしろライントレードは、人間の生態系が変わらない限り普遍的で、死ぬまで使える絶対的スキルです。

まず、ラインはサポートラインやレジスタンスライン(サポレジ)であり、数値の計算が基本となるインジケーターでは読み取れない「人間心理」を読み取り、それをトレードの精度を上げるために使えます。

そんな人間心理は、古代から今も基本的に変わりません。

そして、今後も生態系が狂わない限り、人間が持つ心理は根本的に変わることはないと考えられます。

だからこそ人間心理(トレーダー心理)を読み取り、トレードに活かすスキルであるライントレードは一生、私達が死ぬまで使いこなせる絶対的スキルだということです。

そんなライントレードという絶対的なスキルは、直接的に現金を好きなだけ稼ぎ出せるノウハウに他なりません。

もちろん、稼ぎは資金量に比例するのですが、仮に最初は資金が低い場合でも、利益を出金せずに資金に足していく、いわゆる「複利運用」を行っていけばトレード資金そのものを大きく稼ぐこともできます。

そして、資金を大きくしていくほど、比例してライントレードでの利益も莫大になっていくわけです。

逆に、人間心理を含む相場の本質に沿っていない、そんな一時的にしか通用しないトレード手法やEA、インジケーターは、たまたま短期的に勝てても長くは続きません。

タイミングが悪ければ、前年度は偶然に大きな利益が出てしまい、翌年はまったく勝てず、むしろ負けが続く・・・そんなケースにハマるトレーダーはとてつもなく多く、税金の支払いに苦しみ借金や破産に至る最悪な場合もよくある話です。

対して、人間心理をしっかり反映できるライントレードのようなスキルで稼ぐことは、普遍的に有効性が変わらないからこそ、上記のようなリスクは特にありません。

経済が存在する限り稼ぎ続けることが可能

何より、このデイトレ手法で手にできるライントレードの絶対的スキルは、経済の仕組みが無くならない限り使えなくなることは普通に考えて有り得ません。

経済の仕組みがあれば、そこに必ず「相場」があるからです。

ですので、先ほど書いたように「ライントレードは人間心理が不変という点で死ぬまで有効なスキル」でありながら、経済が存在する限りいつでも現金に換金できるスキルとも言えます。

YouTubeなどSNSを使ったビジネスなどをはじめ、たくさんのビジネスモデルがありますが、ルールが変わったり、その媒体そのものが無くなれば、すぐに稼げなくなる危険性は否めません。

例えば一昔前では、アメブロやミクシィ、Twitterを使ったノウハウで一時的に月に何百万も稼いでいた方もおりました。

しかし、ルール変更や媒体の消失によって収入は一気に「0」になり、残ったのは多額の税金で、中には税金の支払いができずに借金を背負う、もしくは破産に追い込まれた方もいたほどです。

逆に相場は経済に仕組みが存在する限り、トレードの稼ぎ場所である「相場」は無くならないので心配ありません。

もちろん、ルールに関しては、スプレッドやレバレッジが業者ごとに変動はあります。

ただ、どの業者も顧客(トレーダー)の存在で企業利益を出せているので、できるだけ狭いスプレッドで高いレバレッジを提供しようと「顧客サービスの向上」を業者同士で競合してくれているので、特に不利に働くことはありません。

むしろ、私達のようなトレーダーにとってはプラスに働く「追い風」です。

一部、日本国内では法律によるレバレッジ規制があるものの、高いレバレッジを使える海外業者を使えば特に問題はありません。

その上で、国内から海外業者で稼ぐトレーダーは税金をより多く納めている分、国からすれば「ありがたい存在」になるため、

「海外業者の利用を禁止する」

このような法律ができることは考えにくいのが実際のところです。

また、海外業者の視点で見れば、レバレッジを高くするほど、業者側が得られるスプレッドによる収益が比例して増えるので、あえて高いレバレッジを廃止することも考えにくいと思います。

実際のところ、私が提供しているデイトレ手法は、精度を維持したまま「含み損」「損切り幅」を最小限に抑える分、リスクを避けてロットを上げ、大きな利益率を出すことが共通する特徴です。

そんなロットを上げる行為においても、この先も海外業者を使えば特に規制なく高いレバレッジによって実現し続けられます。

以上から、私が提供しているライントレードというスキルは、様々な視点から見ても私達が死ぬまで使いこなせて、しっかり習得すれば一生、経済的な不安に陥ることはありません。

そして、ご自身がお読みになっている私が提供するデイトレ手法の教材は、それほど絶対的なスキルを体系的に学び、習得して頂くための「高い資産価値」となっています。

相場が自分の銀行口座と財布

相場に流れるお金は全世界にいるトレーダーのお金であり、中には機関投資家などをはじめ、あらゆる一般企業から預かったお金でトレードしているケースもあります。

そのため、相場は世界中のお金が集まっている場所、このように表現しても言い過ぎではありません。

そして、私達は普遍的なライントレードのスキルを習得することで、そんな世界中から集まっているお金を、いつでも自由に引き出せるようになります。

よって相場は自分の「銀行口座」や「財布」のようなものです。

好きな時に、現金が欲しい時に、自由に相場から引き出すイメージかもしれません。

それもATMや銀行に出向く必要もなく、エアコンが効いた部屋にいながらパソコン1台で、です。

または、旅先だろうとネットが通じる場所であれば、どこでも問題ありません。

このように、経済的な自由はもちろん、時間的、場所的な自由も獲得できる点もデイトレードの大きなメリットだと私は思います。

欲しているもの、願望、そして何のためにデイトレードをするのか

私が提供しているライントレードという絶対的なスキルを習得すれば、ここまで説明したように、

・経済的
・時間的
・場所的

これらの自由を手にすることは普通になってきます。

それも誰に頼るでも企業に雇われるでもなく、ご自身のスキル1つで好きなだけで、です。

ですので、人間関係や通勤などのストレスからも開放されるようになります。

つまりは、ストレスを無縁にしながら、経済・時間・場所に縛られず自由な日々を過ごせるからこそ、

・叶えたかった夢
・欲しかったもの

これらを好きなように手にしていけるはずです。

日々の生活の中で、

・値札を見るストレス
・時間や場所の縛り

など、今まで苦痛に感じていたことも、消えていきます。

もう、我慢は不要だということです。

それほど人生を大きく好転させてしまうレベルの絶対的スキルが、このライントレードになります。

ただ、ここまでの「良い話」は、私が提供するデイトレ手法をしっかり習得できればの話です。

そこで続いては、習得に向けてのマインドセットを含め順を追って解説していきますので、このまま引き続き読み進めて頂ければと思います。

1.根底にある仕組み

私のデイトレ手法は基本的に、サポートラインまたはレジスタンスライン、いわゆる「サポレジ」を軸としています。

そもそもサポレジ=ラインは、パラメータ(設定値)がないことでトレーダー同士によるテクニカル分析の差が生じにくく、同じトレンド分析になってトレードの精度が上がりやすいからです。

前提として精度が高いからこそ、ライン(サポレジ)を主体としていました。

どうしてもパラメータが存在するインジケーターを主体とすると、同じインジケーターを使うトレーダー同士であっても、パラメータの設定によって分析にバラつきが生じるので、前提からライン(サポレジ)に比べて精度が低いことは避けられません。

その上で、以下をサポレジとして使っています。

  • トレンドライン
  • アウトライン
  • チャネルライン(トレンドライン+アウトライン)
  • 水平線(水平ライン)
  • キリ番
  • ネックライン(重複点テクニカルで活用している斜めのライン)

これらのサポレジを使う前提において、以下3つが合わさることが共通する高精度のデイトレードを実現する仕組みに他なりません。

1.テクニカルが効きにくい状況を避けること
2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること
3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと

まず、そもそも『1.テクニカルが効きにくい状況を避けること』をクリアできなければ、どんなに好条件の相場であっても意味がありません。

そこで重要な経済指標の前後を避けることや、参加するトレーダーが少ない時間帯に注意するなど、テクニカルが機能しにくい状況を回避するルールを、各デイトレ手法に共通して盛り込んでいました。

続く『2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること』は、

・ロングであればレジスタンスライン
・ショートであればサポートライン

これらがエントリー場所に対して働く場面を避けることを意味しています。

重複点テクニカルであれば『回避ルール〜サポレジの接近』、その他の教材であれば『環境認識』などの講義にて解説している内容です。

事例としては、加速点テクニカルにおいて、下の図にて縦の点線で示した箇所はショートの場面に見えますが、下の全体像を見ると中長期のロールリバーサル(レジスタンスライン→サポートライン)への転換点になっており、ショートのエントリーに対して逆向きとなるサポートラインが作用していたため回避の対象となっています。

回避例

↓全体像↓

回避例の全体像

このようにエントリーとは逆方向のラインがエントリー状況にて働く場合は、どのデイトレ手法も共通して回避することで、徹底的に精度を高めているわけです。

今の例では中長期のラインでしたが、短期のラインでも回避することは変わりません。

下図の灰色で示した縦線は先行テクニカルではロングができそうな場面でしたが、黒の下降トレンドライン(チャネルライン)が明確なレジスタンスラインとして、エントリーとは逆方向のレジスタンスラインとして作用するからこそ、回避する場面でした。

回避例2

このような原理は手法ごとに変わらないものの、詳しい詳細は各デイトレ手法の講義で解説しているので、そちらを参照して頂きたいと思います。

以上のように、いくら各デイトレ手法におけるエントリー条件が完璧に整っていた場合でも、エントリーと逆向きに働くラインが1つでも機能すれば、そのラインが逆向きの新たなトレンドの「始点」になる危険性も普通に有り得ます。

ショートであれば、エントリーと逆向きになるサポートラインが、この先に始まる上昇トレンドの開始点になる可能性があるわけです。

その新たに始まるトレンドが大きかろうが小さかろうが、エントリーの頼りにするラインをブレイクされてしまえば、エントリー方向へ値動きが進む期待値がなくなるので損切りになってしまいます。

この確率は決して低くないからこそ、徹底的にエントリーと逆向きに作用するラインを避けるように、各デイトレ手法に組み込んでいました。

これはラインを使ってトレードを行うトレーダーの大多数が徹底できていないことで「エントリー方向のラインのみ」に着目しているからこそ、

「だまし」

という言い訳で、高い勝率が出ないトレードを行っている傾向があるように感じます。

相談をメルマガで受ける際に、実際のトレード場所を教えてもらうと、エントリー方向と逆向きに働くラインを避ければ、勝てていたというトレーダーは少なくありませんでした。

むしろ大半が該当していたのが実際のところです。

そもそも最初に言ったように、ラインはパラメータ(設定値)が存在しないので、使うトレーダー同士で分析の差が出にくく精度が高いからこそ、エントリーと「逆方向」に働くラインも高精度で機能する可能性が充分にあることは間違いありません。

だからこそ、徹底的にエントリー方向と逆に作用するライン(いわゆる回避ライン)を避けるようにしていました。

【追記】

過去にトレード添削した中で「これは多くの人が見逃すかもしれない」と感じ、その添削事例をレポート化したので、共有したい思います。

そんなトレード添削の内容は、エントリーの根拠となっているラインが、実は違う視点で見ると逆向きに働くラインで、本来はエントリーを避けるべき場面だった・・・

このような事例で、1本のラインがレジスタンスラインとサポートラインの両方を兼ねており、油断すると見逃しやすいパターンでした。

レポートと言っても、1,2分あれば読めるほど簡潔にまとめており、無駄な損失を防ぐ上で重要なポイントを解説しているので、ぜひ目を通してみてください。

>添削事例のレポート

そして、

1.テクニカルが効きにくい状況を避けること
2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること
3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと

この3つの内1と2を経た上で『3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと』という、各デイトレ手法において、それぞれ別の特徴がある部分に入るという流れです。

エントリーする方向に効き目があるラインが様々な視点で複数あること、そして「その効き目が高い状況の中で利確すること」によって、トレードの精度を極めて高いものにしていました。

その上で、

1.テクニカルが効きにくい状況を避けること
2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること
3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと

この3つを満たした上での、各デイトレ手法におけるイメージが以下になります。

凡例

乖離テクニカル

乖離テクニカル1

乖離テクニカル2

乖離テクニカル3

乖離テクニカル4

乖離テクニカル5


加速点テクニカル

加速点テクニカル1

加速点テクニカル2

加速点テクニカル3

加速点テクニカル4


先行テクニカル

先行テクニカル1

先行テクニカル2

先行テクニカル3

先行テクニカル4


重複点テクニカル

※縦線の始値でエントリー→赤丸が利確の目安

重複点テクニカル

重複点テクニカル2

重複点テクニカル3

重複点テクニカル4

重複点テクニカル5

以上、

1.テクニカルが効きにくい状況を避けること
2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること
3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと

この3つが合わさることによって、含み損を最小限に抑えたまま高い精度のデイトレードが実現できていました。

ただ、3だけではなく、1と2も合わせての話になるので、1〜3すべて抜かり無く意識して頂ければ幸いです。

2.ラインの信頼度

ライン=サポレジをトレードに活かす上で重要となる考え方が、先ほど挙げた、

1.テクニカルが効きにくい状況を避けること
2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること
3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと

において、

・怪しいラインをエントリーの頼りにしない(3)
・ただし、逆向きに働く場合は怪しいラインでも回避ラインとしては使うこと(2)

この2点になります。

要するに、信頼性の高いラインのみをエントリーの頼り=根拠として、信頼性が低い=怪しいラインは使わないということです。

ですが、エントリーと逆向きに作用する場合には回避ラインとして警戒していくことで、より精度を高められので、充分に警戒すべきということになります。

上昇トレンドラインで1点目→2点目の間隔と、2点目→3点目の間隔が2,3倍以上も差があれば、3点目での反発を狙うロングはあまりに強い信頼性を見込めません。

ただ、ショートを狙っている際に、このような間隔が不均等すぎる上昇トレンドラインがエントリー場所に作用する場合は、ショートのエントリーを避けた方が賢明です。

このようなラインは反発の段階では信頼性が薄く、反発して上昇する確率は5割ほどしかない場合ロングでの勝率は低いかもしれません。

ただ、それでも反発して上昇する確率が5割ほどあれば、ショートでエントリーする際、このラインがサポートラインとして働くのであれば、5割の確率で損切りになるということなので、やはりエントリーの回避には利用した方が良いわけです。

その他の例で言えば、数pips程度しか安値を更新していない場合でも、高値が切り下がっていれば、下降トレンドラインを引いておき、

・ショートの根拠にはしない
・ロングの回避には使う

このような方針が有効になってきます。

下図では青線で示した安値がわずかしか更新していないものの、一応、高値(黒丸)と安値(水色の丸)が切り下がっている状況であることは変わりません。

信頼性の薄いトレンドライン

この下降トレンドラインは、安値の更新度合いが小さすぎるため、このラインを意識しているトレーダーはまだ少ないからこそ、ローソク足とラインへの接触が次に起こった段階では、反発する信頼性は「低い=高くない」わけです。

ですので、次の反発でのショートの根拠=頼りにはするべきではありません。

ただし、反発による下落の確率は高くはないものの、一定の割合で反発する可能性はあるので、ロングを仕掛ける際にこの下降トレンドラインが作用する場合には、勝率が低回するためロングでのエントリーは回避すべきということです。

このように、自身のエントリーに対して「厳しく」ラインを使っていくことで、精度=勝率を根底から大きく引き上げることに繋がっているので意識して頂ければと思います。

また、特にご注意頂きたいラインとしてチャネルラインがありました。

チャネルラインは下図のようにトレンドラインと平行なアウトラインが引けて、その中にローソク足が収まる形状です。

平行な値動きが起こることで、上図のようにキレイなN字波形が描かれ、これにより「ラインを引かないトレーダー」からも同じトレンドを認識され、この強いトレンドを利用するトレードの精度が上がっていきます。

ここで注意すべきポイントが、チャネルラインにおけるアウトラインの反発を利用する時には、トレンドライン→アウトラインの順で動いている必要があることです。

下は先ほど掲載した図と同じですが、平行なN字波形が描かれてこそ効力を発揮するので、このようにアウトラインにローソク足が接触する前には、セットになっている(平行になっている)トレンドラインにローソク足が触れてから、アウトラインへと進む必要があります。

上のOK例に対して、下の図で示した縦の黒線は、アウトライン→アウトラインの順になっているのでNG例です。

アウトライン→アウトラインの順になっているのでNG例

上における縦の点線では、最後にアウトライン→アウトラインの順に動いているので、平行なN字波形になっていません。

そのため、ラインを引いていないトレーダーからは特に意識されない価格帯になるので、この縦の点線での反発は優位性が「弱い」というわけです。

この話は、アウトラインだけではなく、チャネルラインとして機能している際のトレンドラインも同じになります。

下図が、チャネルラインにおけるトレンドラインのNG例です。

トレンドライン→トレンドラインの順になっているのでNG例

上の図における縦の点線では、すでにチャネルラインとして平行なN字波形で動いているにも関わらず、縦の点線に来る直前では「トレンドライン→トレンドライン」の順に動いたため、平行なN字波形が崩れていました。

よって、縦の点線での反発狙いは優位性が弱いわけです。

このようにチャネルラインにおいて、平行なN字波形が崩れて優位性が弱まるからこそ、

・アウトライン→アウトライン
・トレンドライン→トレンドライン

で動いてきた際には、トレードの頼りにすることは避けるべきという話でした。

ここでのポイントとしては「エントリーしたがらない意識」だと感じていました。

たくさんトレードして大きく稼ぎたい、、、という考えはあるかもしれません。

ただ、相場は全世界のトレーダーから出される注文の総和で動いているものです。

ですので、自分の希望、都合通りに動いてはくれるはずがありません。

なかなかトレードのチャンスが来ない日もあれば、逆に来すぎる日もあります。

わがままを言えば、決まった時間帯に毎日のように定期的にトレードチャンスが来れば・・・と思うこともありますが、相場は自分の都合通りに動いてくれないので、こちらが相場に合わせるしかありません。

エントリーしたがるのではなく『起きている事実=値動き』に対応していく中で、ラインを引いて先回りしてトレードチャンスを待ち構えることが重要となってきます。

決してチャンスが来て欲しいと思うのではなく、チャンスが来たら対応できる準備をしておく意識が重要ということです。

この意識が薄れエントリーしたがると、根拠が薄い場面で無理にトレードする、いわゆる「ポジポジ病」が発症し、無駄に損切りを繰り返して資金を減らしかねません。

トレード回数を増やしたい、より利益を高めたい、日々のムラなく利益を安定させたいという願望を叶えるのであれば、

・多くの銘柄を扱う
・トレード時間を延ばす
・複数のデイトレ手法を併用する

この3つの努力を自身で行う他ありません。

上位3つは「いくらでも」自分次第で充実させることが可能です。

さすがに体力的・物理的な限度はあるものの、これらの努力を行えば行うほど「トレード回数が増えることで日々の収益が安定しつつ利益率が高まる」ということは間違いありません。

少しずつでも上記の努力を取り組めば、収益の安定と拡大が実現できるので、ぜひ意識して頂ければ幸いです。

また、トレード時間をより短くしながら高い利益率を出したいという願望を達成したい場合には、

・より多くの銘柄を扱う
・より複数のデイトレ手法を併用する

この2つを強めることが有効となります。

その他、より扱う銘柄を少なくしたい場合であれば、

・よりトレード時間を延ばす
・より複数のデイトレ手法を併用する

このように強める部分を変えていく方針が良いです。

また、トレード時間を短く、しかも扱う銘柄も少なくしたいという、体力面における負担の削減を重視したい場合には、併用するデイトレ手法の数をさらに多くしていくことで対応が可能となっていました。

実際、1日のトレード時間は3時間未満で、

・ゴールド
・ポンド円
・ポンドオージー
・ユーロオージー

この銘柄のみに特化しながら、併用する手法を増やして安定的に利益を上げているトレーダー(パートナー)の方もいます。

ここでご理解して頂きたいのが、決して別の手法も購入して欲しいという「売り込み」ではない点です。

先ほど申し上げたように、相場は自分の都合通りに動いてくれないことは『絶対的な事実』に他なりません。

そのため、

・トレード回数を増やしたい
・日々のトレード回数にムラがなく安定してエントリーしたい
・より利益率を高めたい

このような願望を叶えるには、

・多くの銘柄を扱う
・トレード時間を延ばす
・複数のデイトレ手法を併用する

この3視点の努力が欠かせないとうことです。

その上で、トレード時間の延長や銘柄数の増加は、ある程度は可能なものの、体力的な面で考えて、どうしても限界があると思います。

例えば丸一日中、10を超える銘柄を扱う場合には、いくらアラートでチャンスを通知させるとしても、ラインを引く作業が体力的にとても厳しいはずです。

代わりに、ラインを使ったデイトレ手法であれば、先ほど触れた『ラインを網羅』していく中で、自然と複数の手法における「チャンス」が見えることは間違いありません。

ラインを引くという1つの流れに沿って、ラインを使う別のデイトレ手法でもチャンスを拾えるということです。

ですので、

・多くの銘柄を扱う
・トレード時間を延ばす
・複数のデイトレ手法を併用する

この中では「最も負担体力的な負担が低い」ものが、デイトレ手法(ライントレード)を複数で併用していくという方針に他なりません。

このような事実があるからこそ、ライントレードであれば別のデイトレ手法も併用していく方針が極めて有効と言えるわけです。

以上から、決して他の教材で解説している別のデイトレ手法を、無理に売り込んでいるわけではなく、とても有効性の高い方針だからこそ提示していることをご了承くださいませ。

ポートフォリオの視点

ここで挙げた別のデイトレ手法も併用していくという考え方は、投資における「ポートフォリオ」の視点とも通じる部分があります。

ポートフォリオは株で簡潔に例えるなら、複数の銘柄を保有してリスクを分散(リスクヘッジ)する方針です。

その方針に習い、デイトレ手法をポートフォリオ的に複数で併用することで、各デイトレ手法における一定期間での、

・トレード回数
・収益性

これらの増減という、それぞれのリスクを分散できるようになります。

どんなデイトレ手法でも毎月が同じようなトレード回数になったり、収益性(利益率)になったり、ということは基本的に有り得ません。

1つのデイトレ手法を月単位で見ても、必ずトレード回数には変動があり、それに伴って収益にもムラがあるはずです。

ですが、ポートフォリオのような視点で複数のデイトレ手法を併用していくと、併用する手法それぞれで、

・トレード回数
・収益性

の増減を相殺し合うことができます。

そのため、デイトレ手法の併用を複数行えば、月単位など一定期間で見ると、安定的なトレード回数の維持、それによる収益の安定も図れるというわけです。

このようなリスクヘッジの視点が、短期的にも長期的にもご自身の手元に残る収益を安定かつ大きくしていくことは間違いありませんので、参考にして頂ければと思います。

少なくとも、ここまで何度か挙げた根底にある仕組みの、

1.テクニカルが効きにくい状況を避けること
2.エントリーと逆方向のラインが作用する状況を避けること
3.エントリー方向のラインが複数の視点で作用する状況でエントリーから決済を行うこと

この3つにおける、1〜3は私が提供している全てのデイトレ手法で変わりません。

その上で、3のみが各デイトレ手法で異なる視点による特徴でエントリー条件などに違いが出ているだけなので、併用における混乱は基本的に生じにくいのが実際のところです。

もちろん、慣れは各個人ごとに一定の期間が必要かもしれませんが、上記の1と2は同じなので複数の手法を併用することで相乗効果によって慣れが早まる方も少なくありません。

このように中には1つのデイトレ手法だけの実践よりも、2つ以上の併用によって1と2の慣れがスムーズになって、習得を早められる場合も割りと多い傾向があります。

そういった面でも、ポートフォリオの視点は極めて有益になる傾向があるので、ぜひご検討頂ければ幸いです。

3.セルフチェックのポイント

私が提供しているデイトレ手法はいずれも、精度=勝率を重視していました。

含み損の少ない場面においてロットを上げるからこそ、損失の回数を減らすためにも精度の重視は極めて重要だからです。

その上で、実際のトレードやフォワードテスト、または過去チャートを使ったバックテストにおいて、思うように勝てないという場合の優先的にチェックすべきポイントに関して解説させて頂きます。

どのデイトレ手法においても、すべてのトレードルールが、

・漏れていないか
・守れているか

これらを1つずつチェックすることは重要となるものの、トレード添削を行っていて「特に多い項目」というものがありました。

すべてのトレードルールをチャックする前に、この項目を優先的にチェックしていくと勝てなかった要因がそれほど時間をかけず、すぐ見つかる可能性が極めて高いと思います。

そのため、そんな多くの方が見落としがちなポイントをピックアップしますので、優先的なチェックポイントとして参考にして頂ければ幸いです。

それが下記の3つになります。

  • 1.逆方向のラインは漏れていないか
  • 2.怪しいラインをエントリーの頼りにしていないか
  • 3.スプレッド異常を無視していないか

1と2はラインをしっかり引いて網羅することで改善できる点です。

ですが、どうしても人によっては「ラインの漏れ」がなかなか治りにくいケースもあり、損失の原因になる場合が少なくありません。

その他、ラインが網羅できても見落としがちな項目が、スプレッドの異常です。

突然に値動きが大きくなり、その際に通常よりもスプレッドが大きく広がる際には、何らかのファンダメンタルズ要因(経済指標を除く要素)などにより、テクニカルの効き目が弱まることが避けられません。

その場合、各手法におけるトレード条件がどんなに整っていても、そもそもテクニカルではなくファンダメンタルズ優勢で値動きが起きていれば意味ないわけです。

そんなスプレッド異常を見落とさないコツとしては、MT4を使う場合には以下の記事で解説している内容が役立つはずなので、必要に応じて参考にしてみてください。

>MT4で現在の正確なスプレッドを調べる(測定する)方法

ちなみに、バックテストの際には過去のスプレッドは見れないため、このスプレッド異常が要因の負けをは発見することができない点はご了承ください。

ただ、バックテストにおいて、過去に発表された経済指標は、詳しい日時を含めて詳細を確認することができます。

具体的な方法や手順は以下の記事で解説しているので、こちらも必要に応じて参照して頂ければ幸いです。

(バックテストの際に意外と経済指標を見落としがちなのでご注意ください。)

>FXで過去の経済指標における内容や時刻を調べ、バックテストに使う方法

4.チャンスを見逃さないために

続いては、チャンスを逃して利益を取り損ねることを防ぐには、どうすれば良いかを説明していきます。

これは、ここまでの話と連動しており、先ほど触れた『ラインの網羅』が該当することは間違いありません。

しっかりラインが引けてこそ、チャンスを待ち構えられるので、まずはラインの徹底的な網羅が大前提となるからです。

その上でのコツとてして、ラインを長めに引くという方針が有効となります。

先まで伸ばしてラインを引くことで、この後に、

・上昇したら
・下降したら

このように考えた際に、次のチャンスがある程度は想定できてくるので、充分に余裕を持って待ち構えられるからです。

下の図は、黄緑のトレンドライン(チャネルライン)と青のサポレジ転換(ロールリバーサル)が赤丸で重なる点をショートの場所として待ち構える例になります。

ライントレードで待ち構える1

ライントレードで待ち構える2

ライントレードで待ち構える3

複数のラインが重なる時刻がある程度は見えてくるからこそ、後はラインの前にアラートを設定しておけば、基本的に見逃すことはありません。

以下の記事でアラート通知の方法を解説していましたので、アラートを使ったトレードを行う場合には参考にしてみてください。

>ラインにアラートを付けて通知させる方法と注意点

大抵のインジケーターはローソク足と同時に生成されますが、ラインの場合はここで説明したように、先に伸ばしてローソク足がてきるよりも前からチャートに表示させることが可能です。

ですので、事前にチャンス発生の前兆が分かることで、それによりチャンスを逃しにくくなっていきます。

そのためのポイントが、

・まずはラインを抜け無くしっかり引くこと
・そのラインを長く引くこと

この2点であるという解説でした。

その上で、アラート通知を使えば、見逃しの可能性をより撲滅できるので参考にして頂ければ幸いです。

5.銘柄と時間帯の関係性

銘柄によっては扱うトレーダーが少なく、テクニカルが効きにくくなる時間帯があります。

例としてはユーロドルやポンドドルなどドルストレートの東京時間です。

ロンドン時間が始まれば、ユーロやポンドが取引されるものの、夕方よりも前の時間帯はどうしても扱うトレーダーは多くはありません。

取引量の少なさから値動きも小さく利益も少ないので、特に理由がない場合できる限りはドルストレートの取引は東京時間は避け、せめてロンドン時間が始まるまで待つ方が賢明です。

ちなみに同じドルストレートでもオージードル米ドルは、オセアニア市場の影響で東京時間でも扱われやすい傾向にはありますので、この通貨ペアはまだ東京時間でもテクニカルは効きやすい傾向にあります。

とは言え、このオージードル米ドルは値動きが小さく、大きな利益にはなりにくいので、オージー系を狙うなら値動きが大きい、

・ポンドオージー
・ユーロオージー

これらの通貨ペアが有効です。

この2つの通貨ペアは、スプレッドが多少あるものの、オージードル米ドルの2倍ほどの値動きになることも少なくありません。

そのため、スプレッド分を充分に補いつつ、さらに値動きな大きさからチャンスも多いので、私自身は割と好んでいる通貨ペアとなっていました。

そんなポンドオージーもユーロオージーも、東京時間からニューヨーク時間まで平均的に動くので、1日を通してチャンスが出やすい点も魅力の1つとなります。

その他、ゴールドやドル円、ポンド円やユーロ円なども1日を通して値動きがあることでチャンスを拾いやすい点は同じです。

注意点としては、先ほど触れたようにロンドン時間が始まるまでのドルストレートは少し警戒した方が良いという話でした。

6.習得と継続

デイトレで安定的に稼ぎ続けるためには『手法の理解→実践の中で習得』という流れが欠かせません。

まず初めに、いずれのデイトレ手法にしても、原理を含めてトレードルールをしっかりと理解しなければ、それでは実践しても単なる感覚的な裁量トレードと同じです。

その際に、無理にルールを暗記してトレードすることは、あまりオススメできません。

教材には全て根本的な原理から解説しているように、この原理から理解していないと、ただの暗記ではチャンスをチャンスだと気付かずに見逃してしまう場合が多くあります。

また、エントリーしてはいけない場面でも、単に暗記だけでは気付かずにエントリーして損失を出すケースも少なくありません。

あくまでも根底にある原理(なぜかという理由)を明確に理解してこそ、トレードルールのしっかりとした理解に繋がり、実際のトレードで使えるようになって無駄な損失を出さず、そしてチャンスを逃さず利益を出せるようになります。

そのため、教材を一度サラッと流し読みし、暗記のようなトレードはあまりオススメできないわけです。

教材は動画や音声のような口頭でまとまりの無い形式ではなく、何度もピンポイントでも復習できるようにテキスト形式で構成しておりました。

最初のステップとして手法の理解をしっかり行って頂くためにも、まずは教材の熟読が有効となります。

そして、手法の理解ができた次のステップが、実践の中での習得です。

いくら頭の中だけで理解ができても、その手法を再現することは簡単ではありません。

実際の相場は止まることなく動き続けているので、そのスピードへの慣れなどが必要だからです。

だからこそ、まずは最低ロットからでも、実践を繰り返しながら手法の習得に励んで頂ければと思います。

もちろん、デモトレードでも問題はありません。

ただ、どうしてもスプレッドの差や緊張感の違いなどにより、あまりデモトレードは推奨していませんでした。

以下の記事で詳細と代替案を解説しているので、必要に応じてご覧ください。

>デイトレの練習にデモトレードは不要な理由と、代替案の考察。

そして何より、

・理解や習得に費やせる時間
・元々の知識や経験値

これらは人によって全く異なることは間違いありません。

だからこそ、習得までには、ある程度の「継続」が必要だと思います。

どんな仕事でも、覚えるには相応の時間が欠かせないはずです。

もちろん人によっては、人生の経験から、どんなことでも速やかに習得できるケースもあるかもしれません。

ただ、多くの場合、ある程度の継続的な訓練によって、習得するものだと思います。

EAやサインツールだけで取り組む場合を除き、私が提供するラインを使うデイトレード手法も、その辺りは変わりません。

特にラインを引く作業は、

・チャンスを見逃さない
・無駄な損切りを出さない

この2つに大きく関わり、ご自身の収益を左右しますので、仕事=ビジネスとして真剣に捉えて習得に励んで頂ければ幸いです。

重要〜『ラインの網羅』がすべてを決める〜

最初の方では「エントリーと逆向きのライン」を漏らさないことの重要性をお伝えしていました。

このラインを網羅しておくことで、本来エントリーを回避すべき「優位性が低い場面」でのトレードを避けられ、無駄な損切りを逃れることができます。

つまりは、ラインの網羅によって、無駄な資金の減少を防げるということです。

ただ、ラインを漏れなく網羅していくことは、損を減らすメリットだけではありません。

しっかりラインを引ければ、この先に起こり得るトレードのチャンスを見逃しにくくなります。

少なくとも、ラインが引けていなければ、

・ラインの反発
・ラインのブレイク

いずれのデイトレ手法でトレードするとしても、その対象となるラインが見えていないので、当然ながらチャンスがあっても見逃してしまうわけです。

つまり、ラインの漏れがあることで、本来なら取れていた利益を逃してしまう傾向があります。

逆に、ラインの漏れを無くして網羅していけば、

・ラインの反発
・ラインのブレイク

どちらを使うデイトレ手法であっても、余裕を持ってチャンスを待ち構えられるはずです。

下の画像は先ほども掲載したものですが、

・黄緑のチャネルライン
・青の水平線

いずれも網羅できているからこそ、赤丸での「ラインの交差点」を事前に狙えて、充分な余裕の中でチャンスを待ち構えていられます。

ライントレードで待ち構える1

ライントレードで待ち構える2

ライントレードで待ち構える3

教材を読み込んでエントリーや決済のルールを頭で理解しても、ここまで話した「ラインの網羅」ができなければ、ルール通りのトレードができず以下のように致命的な結果になる危険性があります。

  • 本来なら回避すべき、逆向きラインが作用するNGな場面でエントリーして無駄な損切りになる
  • 本来なら利益を出せていたはずの場面で、せっかくのチャンスを見逃してしまう

このようにラインが網羅できず漏れがあると「損失」が増えて「利益」が減るというわけです。

そんな重要なラインの網羅ですが、ラインを漏れなく引けるようになるには、数多くチャートにラインを引く訓練しかありません。

どんな仕事でも同じと感じますが、何かをできるようになるには、それなりの経験が必要ではないかと思います。

ラインを漏れなく網羅することも同じで、経験=訓練でこそ、少しずつできるようになるはずです。

その上で、経験が浅い場合、毎日チャートを眺めていて、日々のチャートにラインを引くだけでは足りないと思います。

たったの数回、数十回程度の経験で、漏れなくラインが引ける・・・・というのは、何千万人に1人の天才レベルでしかないのではないかと感じるほどです。

そんな経験が少なくても、一気にライン引きのスキルを高めて網羅できるようになるには、

日々のリアルタイムに動くチャートだけではなく、過去チャートを使った練習も行うこと

これが最も推奨する方法に他なりません。

やはりリアルタイムに動くチャートこそが、緊張感がある実際の現場なので、本物のチャートでラインを引いていくことは必要です。

ですが、どうしてもリアルタイムのチャートだけでは、絶対的な経験値が足りません。

1日に1銘柄あたり1日分のラインしか引けないからです。

ですが、過去チャートを使えば、何日分のラインでも無限に引いて、経験値を爆発的に上げられます。

それも短期間で、です。

実際に私がやってきた訓練としては、最大限に過去まで遡った上で、現時点までのラインを網羅して引くという方法でした。

少なくとも、様々な年度でラインを漏れなく網羅すれば、圧倒的な経験値が積めると考えたからです。

(また、おそらく銘柄数は8つほどで行っていたので、8倍の経験値になります。)

止まっているチャートでやるだけではなく、私が愛用しているチャートソフトのTradingViewでは、リプレイモードという、過去に戻ってこの先のローソク足を隠し、1本ずつ表示させられる機能を使い、緊張感のある「本番に近い環境」での訓練もしていました。

この訓練法は、時間に関係なく24時間いつでも無限にできるので、その当時は食事を摂りながらでも常にラインを引いては、ローソク足の反発やブレイクをチェックしていました。

睡眠時間は少ない方だったので、多い日は20時間近くチャートに触れていた時期もあったと思います。

また、同じ期間を何度も引くこともありました。

私自身、塾や予備校をやっていた時期も過去にあり、その時の知恵?を使い、高校受験や大学受験の「過去問」を何度も解くことで「規則性の発見や漏れを無くすことが可能」なように、それをチャートに応用していたんです。

実際、何度か同じ銘柄の同じ時期でラインを引いていくと、以前に引いた時には漏れていたラインを見つけることも初期の頃は多くありました。

このような訓練法によって、徐々にラインの漏れが無くなってきたわけです。

もちろん、この例は極端ですので、ここまで真似る必要は当然ありません。

私の場合は「何事も徹底して振り切りたい極端な性格」ということもあって、ここまで狂ったようにラインの訓練しつつ、ラインを引きながら常に新たなロジック案を見つけるという楽しみがあったので続けられた背景がありました。

ラインを漏らさず網羅して引く訓練を行う上では、特にここまで徹底する必要はないと思います。

ただ、最低限このような過去チャートで繰り返し何度もラインを引きつつ、同じ銘柄の同じ時期で何度か引いて、漏れが無くなるほどまでは取り組んだ方がベストです。

その上で、過去チャートはリアルタイムのチャートと違って、好きに過去へと戻り好きなだけ無限にラインが引けます。

そのため、短期間でも経験値を膨大に積めるので、ライン引きのレベルを上げるのに、長い期間が必要というわけでもありません。

もちろん、数分程度しか訓練しないような場合、ラインを網羅して引けるようになるには、相当な期間が必要にはなります。

ただ、過去チャートを使えば無限に24時間いつでも好きなだけ訓練できるからこそ、短期間でも集中し徹底して訓練するほど、漏れなくラインを網羅できるようには長い期間かからずに可能です。

何より、ライントレードを習得する上で、このラインの網羅は避けては通れません。

そんなラインを網羅できるようになることは、絶対にやる必要があった「夏休みの宿題」のようなものだと個人的には感じていました。

先ほどもお伝えしたように、ラインの漏れによって、

・無駄な損切り=損失の増加
・チャンスの見逃し=利益の減少

この致命的な事態に繋がるからこそ、ライントレードで成功するためには、ラインを網羅できるようになる必要性は絶対にあるので、

「さっさとラインを引けるようになろう」

このように当時の私は考えていたんです。

夏休みの宿題は先に終わらせれば、残りの夏休みを遊び放題になる・・・このような感覚と同じく、早くマスターすれば後はいくらでも稼げるようになるから「どうせやるなら早くやってしまう」と思って、ライン引きの訓練を徹底していました。

ライン引きと同時に、常に新たなロジック見つけるような楽しさがあったので、その辺りも訓練を徹底できた要因かと思います。

単純に訓練するためだけにラインを引くのでは、人によっては苦痛になるかもしれません。

ただ、実際に取り組まれるデイトレ手法の検証、いわゆるバックテストをやる過程でライン引きの訓練を行えば、

・ラインの網羅
・デイトレ手法のルール習得

この2つの習熟度を同時に高めることが可能なので、収益に直結すると考えれば、訓練そのものも楽しめるかと思います。

(その際のチェックポイントは、この講義の『3.セルフチェックのポイント』を参考にして頂ければ幸いです。)

その他、ラインを引きながら、ラインとローソク足の規則性を見つけ、

・私が提供しているデイトレ手法の応用形
・ご自身だけの新たなロジック

などを探す楽しみも含めれば、ラインを引く訓練が、後々の大きな収益にも繋がるので楽しみやすくなると思います。

実際に、このようにして新たな発見を楽しみに、ライン引きの訓練やトレードを行っている方も少なくありません。

ちなみに、この講義を執筆している直近では、トレンドラインのブレイク手法である『加速テクニカル』が、パートナーの1人が元々は別のロジックを応用していき、独立した1つのデイトレ手法に確立した例の1つでした。

>加速テクニカル

そんなライン引きの訓練ですが、習得する上での学歴や才能は特に関係ありません。

それを証明するような話があり、参考になるかもしれないと思い、簡潔にお話するのでお付き合い頂ければ幸いです。


実際に私がデイトレを第三者に教え始めた時、最初はブログやメルマガで出会う方ではなく、地元のツレ・友人達に対してラインの引き方から教えた過去がありました。

そんな私の地元(東北地方の海沿い)は特に当時は治安が良かったわけではなく、割とワル・不良が多い傾向があり、最初に教え始めた数人の友人達も素行は良くなく、暴●族に所属して高校を入学しても早々に中退して地元の土建屋で働くなど・・・とても学歴が高いわけでは無かったのが実際のところです。

ただ、そんな友人達は元々ヤンチャな性格が良かったのか、デイトレの添削をした際などに、

「え?ここのライン漏れてるけど、、、あいつは漏れずに引けてたよ?」
「早く勝てるようになりたいんなら、寝る時以外はライン引く練習しろよ!」

このように少し煽ってみると、彼らは食事をしながらも、また、ノートPCを土建屋の職場に持ち込み休憩中にも練習するほど没頭していました。

仕事が休みの時は、常にチャートを開いてラインを引く・・・・このような期間もあったとのこと。

その内の1人は土建屋の仕事中、斜めに建てられている家の屋根が「トレンドライン」に見えたくらい、職業病のように当時はラインで頭が一杯になったそうです。。。

まさに、先ほど紹介した私が行った徹底的な訓練法のように、寝る時以外にできる時間はライン引きに費やし、同時にバックテストやリアルタイムでのフォワードテストも行っていたので、一気に習熟度を高められていました。

その後、数週間程度の短期間でも、実際の相場でトレードする際にはラインの漏れがほぼ無くなり、

・トレードを回避すべき状況を見極めてエントリーを避ける
・チャンスを事前に察知して見逃さずに利益を取っていく

このように「損失」を撲滅し「利益」をどんどん積み上げていったんです。

結果的に半年も経過せずに、2人ほどは土建屋を辞められるほど複利運用によって資金を増やすことができています。

その上で、先ほど書いたように、彼らは高校も入学して早々に中退するほどの学歴で、実質的に中卒なので中学までの知識しかありません。

(トレードの経験や知識も、私が教えるまでありませんでした)

ただ、特に学歴が優れていたわけではない、そんな彼らから学べる点としては、

・ライン引き
・バックテスト
・フォワードテスト

これらを短期間で徹底的に行った点かと思います。

一気に集中して訓練を行うことによって、短期間で爆発的に経験値が積み上がって習熟度が高まっていました。

以上が、学歴やトレードの経験に関係なく、より集中的に訓練すればするほど、早い段階でラインの網羅とトレードルールの習得ができた例です。

先ほども書いたように、私自身も彼らと同じく、当初はライン漏れが起きないように没頭して訓練していました。

その後遺症?か職業病かは分かりませんが、

・外を歩いていても電線は水平線
・歩道にある黄色の点字ブロックはチャネルライン

このように日常にもラインが入り込み、ビルを見ると無意識で水平線を引いて、同じ高さのビルがある時は「ダブルトップ」を見つけた感覚になり、たまに嬉しくなります。。。

話を戻して、、、そんなラインを網羅できるようになれば、短期間でもライントレードで勝ち続け資金を増大させることは不可能ではありません。

ラインが漏れていては、無駄な損切りやチャンスの見逃しに繋がるからこそ、ライントレードにおいてラインを網羅することは、大事な「スタート地点」です。

ただ、スタート地点でありながら、これをできれば私が提供するライントレードの手法をしっかり再現できることに繋がります。

その結果、案内ページでも紹介したような方々と同じように、短時間のトレード1回でも2桁を超える利益率を普通に出していけるようになるはずです。

そのためには、ここで説明したラインの網羅が欠かせません。

そして、ラインの網羅には、過去チャートやリアルタイムのチャートを使っての、

・ライン引き
・バックテスト
・フォワードテスト

これらを集中的に徹底して行っていくことが有効という話でした。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

7.サポートについて

教材内容の質問やその他の相談などは「総合サポート」、バックテストやフォワードテストもしくは実践のトレードを見て欲しい際には「トレード添削」を、それぞれ無制限に対応して習得のフォローを精一杯行っていますので、どうぞご利用ください。

(トレード添削ではなくても、ラインを引いたチャートをメールで添付して、ラインがしっかり引けているかの確認=ライン添削も行っています)

ちなみに、バックテストやフォワードテスト、実際のトレードに関係なく、上手くいかなかったトレードはもちろん、勝った時のトレードも添削をオススメしておりました。

上手くいかなった=負けトレードの際には逆向きのライン漏れをはじめ、何らかのミスが考えられます。

ただ、勝ったトレードにおいても、実はルールに適していないにも関わらず「偶然」勝っただけ、という可能性も否定できません。

少なくとも上がるか下がるかのトレードにおいて、数回程度であれば、適用に取引しても短期トレードであれば偶然に連勝するケースも普通に有り得ます。

もしも、当デイトレ手法のトレードルールを勘違い、または見落としたまま勝っていた場合、それは偶然の勝利に過ぎません。

結果的に、トレード回数が増えるほど負けが必ず増えてしまいます。

以上から、負けたトレードはもちろん、勝ったトレードに関してもトレード添削をご利用されることを推奨していた次第です。

どうしても私の方でサポート対応には限度があるので、基本的に60日という期限を設けていましたが、個別のサポート延長も受け付けておりましたので、ご希望の際には相談して頂ければ幸いです。

このトレード添削の受講については、案内ページの方にも記載していましたが、

・銘柄(通貨ペア)
・エントリーと決済の日時

の記載と、

・引いたラインを含むチャート図のキャプチャー画像
(すべてのラインが入らない場合は上位足のチャート図も)

を総合サポートと同じくメールでお送り頂ければ、ラインの引き方も含めて添削できるので、よろしくお願いいたします。

一度のトレード添削で、すぐ次回以降のトレードに良い影響を与えられる点、一度に複数の添削を頂く場合には同じミスなどが重複して効率が悪い点を考慮し、添削は1件ずつをお願いしていました。

時間に関しては総合サポートと同じく回数無制限で60日間で、メールを頂いた時間から起算し、長くとも48時間以内には返答をしています。

サポートや添削の連絡は以下からお送りくださいませ。

>サポートや添削はこちらから

【補足】万が一のストップロスとスプレッド異常に関する講義

この補足講義は、

・資金を守るストップロス
・勝率を下げないスプレッド異常

この2つに関して解説させて頂く重要な内容となっています。

非常に重要な要素を含みますので、ぜひ取り入れた上でトレードに臨んで頂ければ幸いです。

 1.万が一のストップロス

実際の現場(相場)に長く関わると、損切りを確定する前に数十pipsを超えるなど異常な数値の逆行が起こる危険性も0ではありません。

その場合、損切り判断を下す前に、膨大に膨らんだ含み損で強制ロスカットされ資金を失う可能性もあるので注意が必要です。

そこで大事な資金を守るべく、そんな「万が一」に関しての対策を補足していきたいと思います。

環境認識の段階でエントリーと逆方向に作用するラインを徹底して避けている上で、厳しいエントリー条件を満たした場合のみエントリーするので、テクニカルベースで見れば、そのような異常な逆行は基本的に有り得ないはずです。

また、トレードのルール上、重要な経済指標の発表前後を避けているはずなので、指標が絡む異常な値動きも回避できることは間違いないと思います。

ただ、予測できず突発的に発生する、重要な政治的なニュースを含むファンダメンタルズ要因による影響から、異常な逆行を受ける危険性は0ではありません。

いくら重要な経済指標を徹底して避けていても、このように予測のできないファンダメンタルズ要因は回避しようがないわけです。

そんな避けようのない事象への対策としては、テクニカルベースで見た上での、

「これ以上の逆行はエントリー方向に戻ってこない」

そのような含み損の段階で損切りが自動で行われるように、ストップロスの注文をエントリー後すぐに出しておく方針が有効となります。

その数値的な判断は、ルール通りに理想的なエントリー場所から最大で約20pips程度が目安です。

15pipsほどの値動きは1分足レベルにおいて、テクニカル要因で発生するケースは0ではありません。

もちろん、トレードルールを徹底的に遵守している上では、基本的にそのような逆行は有り得ない話ではあります。

ただ、先ほど触れたような不可避のファンダメンタルズ要因が起きる可能性は0ではありません。

そのため、万が一に備え、エントリー直後、すぐにストップロスの注文を出しておくことが有効となります。

その際には同時に利確を自動で行ってくれるテイクプロフィットの注文も出しておくと、利益の取りこぼしを防げるので便利です。

 2.スプレッド異常

参加トレーダーが少ない閑散時間、そして重要な経済指標の発表前後、これらを避けていればスプレッドの広がりは回避できる傾向にあります。

しかし、

・未発表のファンダメンタルズ要因
・突発的に起こる荒れ相場

これらの際には、通常よりもスプレッドが広がることが避けられません。

そのため、上記2つの状況が起こっている時には、

・勝った際の利益が減る
・損切り時の損失が大きくなる

このようなデメリットが生じます。

その上、未発表のファンダメンタルズ要因にしても、突発的に起こる荒れ相場にしても、いずれの状況も「テクニカルが効きにくい」ことは間違いありません。

以上のように、勝っても負けてもデメリットがある上に、そもそもテクニカルが効きにくい状況なので、スプレッドが通常よりも大きく広がっている場合にはエントリーを避けることを推奨していました。

もちろん、スプレッドは基本的に変動するので、0.~pips程度の変化は避けられません。

ただ、それが業者側が公式サイトなどで公表している、各銘柄の平均スプレッド値より約1pips近く広がるようならば、

・未発表のファンダメンタルズ要因
・突発的に起こる荒れ相場

上記いずれかに該当する可能性が高く、

・勝っても負けてもデメリットが大きい
・そもそもテクニカルが効きにくい

この2点を考慮して、いくらトレード条件が完璧であっても、トレードは避けた方が賢明です。

実際の事例で、重複点テクニカルにおける絶好のエントリー場面だった下図の赤縦線ですが、ポンドオージーのスプレッドが1pips近く平均よりも広がっていて、エントリーしていた場合すぐに損切りになっていました。

(※下図は移動平均線を使っていますが、現在、重複点テクニカルはアップデートによって移動平均線を使わずラインのみで行う手法になっています)

スプレッド異常

この当時、私は丁度ポンドオージーのチャートを見ていて、重複点テクニカルで特にチャンスの場面で待ち構えていました。

青線とキリ番の黒線というサポートラインに対して、トレンドラインとアウトラインもサポートラインとして作用するので、4つのサポートラインが重複する絶好のチャンスだったわけです。

ですので、キリ番のタッチで買いポジションを持とうと考えていたのですが、その直前にはスプレッドが平均値よりも1pips近く急に広がり出し、一気にキリ番を下にブレイクしていきました。

ここで解説したスプレッド異常に該当するからこそ、エントリーを避けて「命拾い」した例になります。

もちろん、それでも利確できることが無いわけではありません。

トレード回数がまだ少ない時期であれば、利確できることは確率的には普通にあります。

しかし、長くトレードを続けるほど、このような場面でのトレードにおいて、

・勝率の低下
・損失時の大きなドローダウン

これらに遭遇する危険性はどんどん高まるので、長期的な視点を含めて、このスプレッド異常への対策は徹底されることを推奨させて頂く次第です。

MT4を使う場合には、下記の記事で紹介しているように現在のスプレッドを確認できるので参考にしてみてください。

>MT4で現在の正確なスプレッドを調べる(測定する)方法

以上、補足の講義でした。

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