「FX関連の情報商材レビュー」の記事一覧(2 / 3ページ目)

ま、待った!本当に2000%の利益率?Finally Scalping(染谷 篤志)のレビュー。

杉原です。

今回は読者さんからのレビュー依頼があった、約1か月で利益率2000%を出したとされている『Finally Scalping』についてレビューをしていきたいと思います。

Finally Scalping

販売ページ:https://dbyd.pro/finally-scal

この『Finally Scalping』は染谷 篤志さんという方が販売しているFXのデイトレードに特化した独自インジケーターとノウハウをセットにされている情報商材です。

約1か月で2000%の利益率は元手が20倍になる事を意味するため、相応の実績である事は間違いありません。

私自身、FXのデイトレを専業にしていることもあり、身を入れてレビューをしていきたいと思います。

利益率2000%はカーブフィッティング?Finally Scalping(染谷 篤志)のレビュー

Finally Scalping(染谷 篤志)ですが、販売ページには利益率2000%を出している証拠として、以下のようなYouTube動画をアップしていました。

動画を拝見すると、約1か月間のトレードで、3万円だった資金が60万を超えていることは確認ができました。

ただ、実際のところ、この動画だけではリアルなトレードか、それともデモトレードかどうは判別ができません。

要するに、利益率2000%の有効性が本物かどうかがピンと来ない人が多いと考えられるわけです。

ですが、そのままご自身で続けたり、第三者の方に実践してもらい、有効性を証明することが可能だとは思います。

現に、本当に2000%の利益率を出せるのであれば、実践してみたい人はおそらく少なくはないはずです。 

ですので、モニターを募集して、第三者の方に実践してもらった結果を挙げれば、非常に多くの方が信用し、このFinally Scalpingの売り上げは高まると思います。

ただ、2000%の利益率をアピールしながらも、第三者に実践してもらった結果を見せないのは、もしかすると、

動画内の期間だけで勝てたトレード
単なるデモトレードで上手くいった状況のみを切り取った

ということが考えられるわけです。

もちろん、決して「詐欺」と言いたいわけではありません。 

「毎月」2000%が出せるとも販売ページで言っているわけではないですし、仮に動画がデモトレードだったとしても、決して「リアルトレードの結果」とも言い切っていないわけですから。

ただ少なくとも、1か月の利益率が2000%という大々的な実績を打ち出すのであれば、もう少し証明となるものを提示した方が献身的かと率直に感じました。

2000%の利益率をアピールするのであれば、別の期間でもトレードをして、その結果を見せれば良いと思います。

販売ページ内でも短時間でトレードができる事を強みにしていますし、インジケーターを利用してのデイトレードなので、トレードにおける負荷はそれほどないと考えられるからです。

それをせずに、デモトレードかリアルトレードかも分からない1か月しかない極めて短期間でしか実績を公表しないということは、単にその1ヵ月間だけが良かった成績だったのかもしれません。

実際にそのFinally Scalpingにある独自のインジケーターにおいても、パラメータを現在の相場に合わせにいって、2000%という利益率が出せたというオチなのかと感じました。

いわゆるカーブフィッティングによるロジックの開発かと思います。

カーブフィッティングが勝てない原理原則に関して、下記の記事で掘り下げて解説していましたので、あわせてご覧頂ければ幸いです。 

>カーブフィッティングこそが情報商材のサインツールやEAでほぼ勝てない理由。

少なくとも、たった1か月だけの成績であれば、多くの方は信用できないのではないかと感じた次第です。

Finally Scalpingのデイトレード手法、ロジック

1分足スキャルピングを主体としており、トレンドフォロー系とオシレーター系のインジケーターを合わせて売買判断を下す、至ってシンプルなロジックです。

押し目買い、戻り売りが軸となっている印象でした。

言ってしまえば、特に目新しさがあるFXのデイトレード手法というわけではありません。

Finally Scalpingのロジックから考えると、率直に言えば、やはり先ほどの動画であったような2000%は偶然その時期だけかと思ってしまいました。

実際のところ、ロットをそれなりに高めたまま、複利運用を徹底していけば、偶然にも2000%レベルの利益率を出す事は不可能ではありません。 

スキャルピング寄りのデイトレードなら1日のトレード回数が多いため、その時期だけ上手くロジックがハマれば、相応の利益率を出せるからです。

少なくとも、動画内にあるたった1か月のみという期間だけであれば、単純にトレンドが継続しているケースも少なくありません。

そんなトレンドに乗っかれば、スキャルピング寄りのデイトレ手法で押し目買いや戻り売りをすれば、複利運用によって異常な利益率を「その時期だけ」は叩き出す事が可能です。

実際にFinally Scalpingのロジックから考えても、教科書とおりと言いますか、一般書籍を読んで考案できるレベルの手法に過ぎないと感じたので、やはり2000%の利益率は、上記のように「偶然」の産物なのかなと改めて感じてしまいました。

Finally Scalpingのマニュアルで勝てるのか?

前述のとおり、Finally Scalpingのデイトレ手法そのものは、決して目新しさがあるわけではありません。

一般書籍を読んでテクニカル分析を勉強している人であれば、普通に辿り着けるレベルのノウハウだと率直に思います。

また、販売ページでアピールしている、

「知られていない資金管理の事実」
「精神力トレーニング方法」

に関しても、私としては特に価値を感じるものではありませんでした。

少なくとも、資金管理に関してはロジックと同様、目新しさを感じるものではない上に、一般の書籍レベルにあるような「普通」の事に過ぎません。

Finally Scalpingにあるような精神力トレーニングは必要なのか

また、「精神力」については、特にトレードの成績向上に関連性が薄い印象を受けました。

精神を鍛えたとしても、エントリーと決済のタイミングが悪ければどうしても勝てません。

逆に、精神力が弱いとしても、エントリーと決済のタイミングだけで勝てるわけです。

もちろん、精神力が弱い事で、エントリーすべきではない「ルール以外」のトレードをしてしまい、それが原因で負けてしまう事はあるかもしれません。 

ただ、、そんな「ルール外」のトレードを防ぐためにも、売買タイミングを知らせてくれるインジケーターを強みにしていると思いますので、それほど精神力が重要とは思えなかったわけです。

精神力とFXのデイトレードに関連する記事として下記の記事を用意していますので、宜しければあわせてご覧になってみてください。

まとめ。Finally Scalping(染谷 篤志)のレビュー。

以上、Finally Scalpingに関するレビューでした。

独自インジケーターを含めたFXのデイトレード手法に関しては、トレンドフォローとオシレーターを駆使した1分足のスキャルピングで、特に目新しさがないような印象受けた次第です。

よって少なくとも、冒頭でも掲載した動画にあるような「1か月で2000%の利益率」は『偶然』でしかないと思いました。

おそらくの予想ですが、カーブフィッティングによってパラメータを合わせにいって、偶発的に良い成績が出ただかなと。

1日の取引回数が3回ほどあり、ロットを高めた上で複利運用を徹底した結果、「その時期だけ」2000%の利益率になったのではないかと感じたわけです。

もちろん、仮にほかの時期でFinally Scalpingのロジックでトレードをして成績が下がったとして、月に1000%、500%であれば十分に感じるかもしれません。

しかし、Finally Scalpingは「単利運用」ではなく「複利運用」での利益率であり、仮に月に1000%や500%と言っても、正直なところ『普通』の成績です。

もし、これが単利運用でしたら、非常に高い成績である事は間違いありません。

ただ前述のとおり、複利運用であれば、特にデイトレのように1日の取引回数が多い分だけ、より利益率が上がりやすい事もあり、普通の成績に過ぎないわけです。

むしろ、取引回数が多いスキャルピング寄りのデイトレ手法で複利運用をした上での「500%程度」の利益率であれば、低い方かもしれません。

その上で、Finally Scalpingでは、たった1か月の実績しか掲載していないため、先ほど触れたロジックの目新しさがない点も含めて、信ぴょう性が欠ける商材かなというのが率直な印象でした。

ちなみに、販売ページには「ボリューム100ページのマニュアル」とアピールしていますが、100ページのマニュアルは少なくとも自慢するようなボリュームではありません。(笑)

特に投資・トレード系では、マニュアル内にチャート画像を貼り付けていくことが必然になってくるため、100ページはすぐに埋まってしまう傾向にあるからです。

インフォトップで売られているほかの教材を見れば一目瞭然かと思います。

逆に100ページのマニュアルは少な過ぎる方です。

少なくとも、ボリュームはもちろんのこと、ロジック内容も含め、購入者としてはマニュアルに対して「物足りなさ」を感じると思いました。

2000%の利益率という大々的な成績を打ち出す割に、デモトレードかどうかも判別ができない1か月分のみの成績だけしか掲載せず、100ページのボリュームをアピールしていた事もあり、やはり購入者の満足度は低くなってしまうと率直に感じた情報商材でした。

杉原。

>ブログの目次はこちらから

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>水平ラインのサポレジを使った高勝率のFXトレード手法

>リスクリワード1:2~3。窓埋め後を狙った高勝率のデイトレ手法。

>高勝率の「窓埋め」を利用した『鉄板』のデイトレード手法

推奨~予約型FXのデイトレ手法「岡安盛男のFXトレード極」のレビュー~

杉原です。

今回は、FXに対して下記のような思いを持つ場合に推奨ができる、デイトレード手法の教材を1つ紹介していきます。

>「岡安盛男のFXトレード極」の公式ページはこちら

  • 本業が忙しいのでチャートを見てる時間があまり持てない
  • インジケーターを使用しないシンプルで分かりやすいFXのデイトレ手法が良い
  • チャートとの睨めっこが精神的にも苦痛
  • スマートフォンだけでもできるならうれしい
  • チャートに張り付くトレード手法は疲れるので付いていけない

上記のような悩みを解決するのに適した教材として今回紹介したいものが、株式会社TKトレードさんが販売し、岡安盛男さんが講師を務める「岡安盛男のFXトレード極」になります。

そんな「岡安盛男のFXトレード極」は、

「エントリーから決済までをすべて予約注文する」
「テクニカル指標やインジケーター、経済指標を利用しない」

というほかのデイトレ教材と大きく異なる大きなメリットがあるため、

・忙しいため、相場(チャート)に張り付いてトレードができない
・スマートフォンだけでトレードをしたい

などの考えを持つ場合に、非常に向いているFXのデイトレード手法と言っても過言ではありません。

こちらの「岡安盛男のFXトレード極」を当ブログから購入して頂いた場合、下記の限定教材を特典として提供しておりました。

「1つの指標のみ」を使い「1日数%の利率」を出している高速スキャルピング手法『1Roundスキャル』

この特典『1Roundスキャル』の実績やロジックは、「岡安盛男のFXトレード極」のレビュー後に詳しく解説していますので、あわせてご覧頂ければ幸いです。

【特徴】「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレ手法の特徴

岡安盛男のFX極

上図は販売ページから抜粋したものですが、画像のとおり月収60万をまずは目指しましょう、という趣旨で、毎月60万はトレード資金によって大きく変わるものの、決して大きな利益率を狙うのではなく、

「少しずつでも堅実な稼ぎを得ましょう」

という目標を掲げているFXのデイトレード教材です。

そんな今回紹介させて頂く「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレ手法は、下記のような特徴が挙げられます。

  • 海外の金融機関ディーラーとして負けられない環境で戦ってきた「大物」が自ら実践するFXのデイトレード手法
  • 朝の決まった時間に1回のみ10分程度の作業を行うFXのデイトレードなので、時間が取れない環境でも継続した実践が可能
  • エントリーから決済までを事前に予約ができる(IFDOCO注文)ので、ツールを使わずにエントリーから決済までを完全に自動化
  • テクニカル指標やインジケーター、経済指標を使用しないため、スマートフォンでも可能
  • 1時間足と5分足のライントレードで、勝率は5割前後、リスクリワードは1:2~3

前述のとおり、「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレード手法は決して大きな稼ぎを狙うロジックではありません。

10万通貨で月60万程度を狙うFXのデイトレ手法なので、利益率そのものは特に大きいものではないわけです。

ですが、先ほど挙げた特徴にもあるように、朝の決まった時間帯に予約注文し、その後はチャートを一切見る必要がないというFXのデイトレ手法になるため、トレードにおける「時間」「負荷」がほぼ取られません。

これは非常に大きなメリットだと思います。

普段の本業が忙しく、トレードに集中できる環境にないという場合には、非常に適したデイトレードの手法である事は間違いありません。

また、専業のデイトレーダーにとっても自身が取り組んでいるFXのデイトレ手法と「並行」して実践ができるため、この「岡安盛男のFXトレード極」の手法は価値のあるものだと率直に感じました。

私自身、専業デイトレーダーとして、主に21時頃~の時間帯でFXのデイトレを行っていますが、「岡安盛男のFXトレード極」で解説されるノウハウと同時に実践が可能だと考えたため、それなりの期待を持った上で詳しい手法の内容を見ていったわけです。

では早速、具体的なノウハウの詳細を掘り下げて説明していきたいと思います。

その上で、ロジックの核心部分に入る前に、講師である『岡安盛男』さんについて触れさせてください。

この岡安盛男さんの経歴が、FXのデイトレ手法におけるロジックの核心部分に大きく関わっているからです。

岡安盛男の経歴からロジックの詳細について掘り下げていく流れで、「岡安盛男のFXトレード極」におけるFXのデイトレ手法を細かく解説させて頂きたいと思います。

ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

大物?岡安盛男さんの経歴から紐解くロジック

今回紹介している「岡安盛男のFXトレード極」の講師である岡安盛男さんは、メディアへの出演や雑誌の連載だけではなく、以下のように数多くの本も出版されている方です。

岡安盛男の出版書

ただ、幾ら本を出版していたり、テレビやラジオに出演していたとしても、実際のFXトレードにおける「実力」は関係ありません。

大量の本を商業出版したり、メディアの露出が多い人でも、実際には勝てていなかったり、場合によってはトレードをしていなかったりするケースが少なくないからです。

ただ、岡安盛男さんの場合、「金融機関のディーラー」という『負けられない環境』でのトレーダーとしての経験値が豊富であり、ヘッドハンティングで海外の金融機関を渡り歩いて来たという実績は相応なものにほかなりません。

そんな「金融機関のディーラー」としての岡安盛男さんが歩んできた道のりは以下のとおりです。

  • オランダの大手投資銀行、アムロ銀行(現ABNアムロ銀行)
  • カナダ五大銀行のRBC(カナダロイヤル銀行)
  • オーストラリアの四大市中銀行である、ウエストパック銀行
  • フランスNo.1のメガバンク、インドスエズ銀行(現カリヨン銀行)
  • マネックスFX(マネックス証券)

すべての写真は得られませんでしたが、下図が上記の一部写真になります。

岡安盛男さんがディーラーとして活躍した金融機関

上記の金融機関を「ヘッドハンティング」という形で渡り歩いて来たということでした。

金融機関からのヘッドハンティング

少なくとも相応のトレード実績を残していない限り、別の金融機関からのヘッドハンティングはされないわけですから、ディーラー時代の実績は相当に高かったと予想ができます。

しかし、ディーラーは金融機関に在籍していると、そこで得られる情報も個人トレーダーとは桁違いである事は確かです。

ですので、そんな希少な情報を活かせたからこそ、ディーラー時代にヘッドハンティングされるほど大きく勝てていた可能性も少なくありません。

ただ、この教材「岡安盛男のFXトレード極」の販売ページでは下図のように、販売を開始した当時のものですが、毎月60万台の利益を堅く残している確固たる証明を掲載していました。

スクロールしてすべての実績をご覧頂けます。
岡安盛男の実績201701岡安盛男の実績201702岡安盛男さんのデイトレ実績岡安盛男の実績201703岡安盛男の実績201704岡安盛男の実績201705岡安盛男の実績201706

これらはご本人の実名入りの疑いようがない証拠画像ですので、岡安盛男さんはディーラーとして金融機関の力を借りずとも、個人の力だけでも堅実に勝てるトレードの実力をお持ちだという印象を率直に感じました。

そんな岡安盛男さんはディーラー時代に得た知識をフルに活用し、

大口投資家
機関投資家
バンクディーラー
投機筋

などの動きを意識したFXのデイトレード手法を、個人トレーダーとなった今も実践されているとのことです。

そして、そんなFXのデイトレ手法こそが、この「岡安盛男のFXトレード極」で語られる具体的なノウハウになっていきます。

「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレ手法の詳細

では、ディーラーとしてヘッドハンティングをされる実力を持ち、ディーラー時代に培ってきたノウハウをもとに、現在も岡安盛男さんご本人が取り組んでいるデイトレ手法の詳細を掘り下げて解説していきたいと思います。

まず数多くのデイトレ手法と大きく異なる部分の筆頭としては、前日までのニューヨーク市場の動向を利用するという点です。

前日からのニューヨーク市場のトレンドを利用するFXのデイトレ手法

まず、日本時間の朝方には、前日から続いていたニューヨーク市場は大引け(終了)になります。

その後、ほとんど参加トレーダーがいなくなり、取引量が激減して、値動きの調整が入るわけです。

そして、東京市場が9時から始まり、ニューヨーク市場で出ていたトレンドが再開するところを狙っていきます。

これが岡安盛男さんが提唱するデイトレ手法の概略です。

その上で、トレードに必要な時間は下記のとおりになります。

トレードに必要な時間は、8時から11時の間に約10分の時間

販売ページでは7分とありますが、トレードの経験値によっても左右されるため、私としては約10分という印象でした。

少なくとも、10分あれば未経験者のトレーダーであっても、十分にエントリーと決済の予約注文が可能だと思えたからです。

そして、注文を出す際には、チャート上に複数のインジケーターやテクニカル指標などを表示させたり、経済指標を気にするということは必要ありません。

経済指標やテクニカル指標、インジケーターは無視。

そのため、わざわざパソコンを開いてチャートを細かく分析する必要がないので、スマートフォンでも実践が可能なわけです。

ですので、スマートフォンを持参した上で10分程度の時間を確保することができれば、会社勤めであっても支障なく実践ができると思います。

普通に自席でもできると思いますが、それが厳しいようでしたら、トイレや喫煙所でも「岡安盛男のFXトレード極」の実践は不可能ではありません。

慣れてしまえば販売ページで語られていたように7分、もしくは5分程度でも予約注文を出し終えられると思います。

よって、仮に10分も仕事を止められないという場合であっても、実践ができないということはないのでは、と率直に感じた次第です。

隙間時間、約10分間に行う予約注文とは

そんな隙間時間に行う予約注文は、

エントリー
利確
損切り

を一度に注文する下図のような「IFDOCO注文」になります。

IFDOCO注文の図例

この注文方法によって、FXのデイトレを自動化させる事がでできるわけです。

上図のようなIFDOCO注文を行った後は、利確もしくは損切りが自動で行われるため、チャートを見る必要はありません。

ただ注意点としては、エントリーが「されない」ケースもあるということです。 

先ほどの上図で言えば、110円になる事がエントリーの条件になります。

そのため、110円ならなければエントリーはされません。

よって、IFDOCO注文を出したからと言って、必ずエントリーして決済されるとは限らないわけです。

環境認識からトレードまでのロジック

ここまでは、「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレ手法として、

岡安盛男さんがディーラー時代に培ったスキルをもとにした、ニューヨーク市場からのトレンドを利用したノウハウ
朝8時~11時の間、約10分間の時間を確保した上でIFDOCO注文によるエントリーと決済の自動化

という部分まで解説させて頂きました。

その際の注文判断は、前述のとおり、テクニカル指標やインジケーターは一切使用しません。

それらを一切使わない代わりに、1時間足による環境認識をしてから5分足のチャートを見て、

・前日のニューヨーク市場におけるトレンド動向
・そのトレンドを受けた東京市場における早朝の値動き

を総合的に判断し、

エントリーの価格
決済の価格
損切りの価格

をそれぞれIFDOCO注文で発注するわけです。

判断基準は5つのみで、テクニカル指標やインジケーターを使わず、トレンド動向や価格帯による判断なので、特に難易度が高いわけではありません。

一部、ネット上では、この判断基準について、裁量の要素が大き過ぎるとの指摘も見かけました。 

この「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレ手法自体、そもそもテクニカル指標やインジケーターを使わない事を前提にしているため、トレーダーの裁量に任せているという印象があり、そのような書き込みをされていたのかもしれません。

ただ実際には、前述のとおり、

・前日のニューヨーク市場におけるトレンド動向
・そのトレンドを受けた東京市場における早朝の値動き

をもとにした明確な判断基準があるため、エントリーと決済の判断は決して難しいものではなく、トレーダーによって成績が大きく変わるようなノウハウではないと思いました。

また、PDFによる教材だけではなく動画による解説もあわせて用意されているため、解説されているFXのデイトレ手法をの理解度を高める工夫もされています。

その上、約半年、180日の長期間に渡って、回数無制限のメールサポートを、岡安盛男さんご本人から受ける事が可能です。

岡安盛男のメールサポート無制限

ヘッドハンティングによって海外にある金融機関のディーラーとして活躍されてきた、岡安盛男さんご本人からのメールでのサポートを無制限に利用可能なので、もしトレード判断が難しいと感じても自身の理解度を十分に底上げできると思います。

勝率は5割程度でリスクリワードが1:2~3

スキャルピングや、極めて短い時間でトレードを完結させるFXのデイトレであれば、チャートに張り付ける事で値動きに対して敏感に反応ができるため、勝率を上げやすい傾向にあります。

ただ、この「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレ手法では、前述のとおり、朝の段階で予約注文をするスタイルなので、チャートに張り付いて細かくテクニカル分析を行わない反面、どうしても勝率は高くはありません。

およそ5割程度という勝率です。

ですが、決して高くはない勝率に対して「リスクリワード」は1:2~3もあります。

つまり、損切り時の損失に対して、利確ができた際の利益幅が2~3倍あるという事なので、最終的にトータルの成績を高く保てるようなFXのデイトレ手法になっているわけです。

そんな優秀なリスクリワードですが、損切り幅は約20~30pipsであるのに対して、利益幅は60~90pipsほどになります。

もちろん、勝率が高くなく、損切り幅も非常に小さいというわけではないため、決してロット数を大きくしてトレードすることはできません。

ロットを大きくできない以上、「岡安盛男のFXトレード極」では、利益率を高めて短期間で大きな収入を得るということは難しいわけです。

ただ、予めIFDOCO注文によって、エントリーから決済までを完全に「予約」していくため、リスクリワード1:2~3という高さが崩れる事はないと思います。

これがエントリー後にトレーダー自身で利確や損切りを行うFXのデイトレ手法になると、どうしてもトレーダーの精神要素が入るため、

「まだ利確には早いものの、もし今から損切りになったら困るから、今の内に利確してしまおう」
「損切りしなければいけない場面だが、もしかすると反転して利確ができるかもしれないので、もう少し損切りを我慢しよう」

などの心理から、

利確幅を少なくしてしまう
損切り幅を大きくしてしまう

ということに繋がり、「岡安盛男のFXトレード極」における強みである『リスクリワードが1:2~3』の維持ができなくなるかもしれません。

しかし前述のとおり、この「岡安盛男のFXトレード極」ではIFDOCO注文によって、エントリーの注文と同時に「利確」「損切り」の注文も予約して『確定』させてしまいます。

そのため、トレーダー自身の精神要素が入り込み、先ほど触れたような利確幅の減少や、損切り幅が大きくなるなどの心配はありません。

よって、

勝率が5割程なので決して高くない
ロットを大きくできない

という欠点があるものの、

リスクリワード1:2~3の維持

は普通にできると考えられます。

このように勝率が50%程度であっても、損失に対して利益が2~3倍というペースを保てるからこそ、トレードすればするほど、「堅実」に資金を増やせるわけです。

「岡安盛男のFXトレード極」で解説されているFXノウハウはそんなFXのデイトレード手法になっています。

岡安盛男のFX極で「10万通貨のトレードで月々60万円」を実現できるのか?

ここまでは、「岡安盛男のFXトレード極」のデイトレード手法について、講師である岡安盛男さんご本人の経歴を踏まえた上で、細かい部分まで掘り下げて解説してきました。

以下がそのまとめになります。

  • 海外の金融機関ディーラーとして負けられない環境で戦ってきた「大物」が自ら実践するFXのデイトレード手法
  • 朝の決まった時間に1回のみ10分程度の作業を行うFXのデイトレードなので、時間が取れない環境でも継続した実践が可能
  • エントリーから決済までを事前に予約ができる(IFDOCO注文)ので、ツールを使わずにエントリーから決済までを完全に自動化
  • テクニカル指標やインジケーター、経済指標を使用しないため、スマートフォンでも可能
  • 1時間足と5分足のライントレードで、勝率は5割程、リスクリワードは1:2~3

以上が「岡安盛男のFXトレード極」の特徴ですが、このデイトレード手法はすべての通貨ペアではなくユーロドルとドル円を推奨しています。

ほかの通貨ペアに比べてユーロドルとドル円は取引量が圧倒的に多いため、分析の精度が上がりやすい傾向にあるからです。

そのため、決してほかの通貨ペアでもトレードができないわけではないもの、ユーロドルとドル円は前日のニューヨーク市場からのトレンド動向を受けやすい面も踏まえ、推奨の通貨ペアとなっています。

その上で、この「岡安盛男のFXトレード極」では1日に1回~3回の取引機会があるので、月単位で見て約40回程がトレードのチャンスと考えられます。

仮に1か月に40回のトレード機会があったとした場合、勝率が50%なので、

勝ちトレード20回 × 60~90pips = 1200~1800pipsの利確幅
負けトレード20回 × 20~30pips = 400~600pipsの損切り幅

になります。

そのため、1200~1800pipsの利確幅から400~600pipsの損切り幅を差し引いた上で、仮にネガティブに考えて「利確幅の最小値1200pips」「損切り幅の最大値600pips」を差し引いても、

1200pips ― 600pips = +600pips

なので、10万通貨でのトレードでは『約60万円』の利益が十分に見込めます。

あくまでも、これは「ネガティブ」なシュミレーションなので、徹底して毎日トレードに打ち込めば、月によっては60万以上になる可能性もないわけではありません。

少なくとも、上記の計算のように、10万通貨のトレードで月単位60万の利益を獲得していく事は十分に見込めると思います。

このような成績を、朝の約10分、スマートフォンのみでも実践が可能なので、

  • 本業が忙しいのでチャートを見てる時間があまり持てない
  • インジケーターを使用しないシンプルで分かりやすいFXのデイトレ手法が良い
  • チャートとの睨めっこが精神的にも苦痛
  • スマートフォンだけでもできるならうれしい
  • チャートに張り付くトレード手法は疲れるので付いていけない

という場合であっても、手堅く稼いでいくことが見込めるというわけです。

ロット数や勝率が高くない分、利益率は決して大きいわけではありません。

その分、10分程度の時間を費やすのみで「負荷」が非常に少なく、堅実にトレードでの稼ぎを見込めるという「岡安盛男のFXトレード極」におけるデイトレード手法の価値は非常に高いと率直に感じました。

また、このデイトレ手法は実践時間が限りなく短くて済み、予約注文によって決済まで自動化されるので、専業のトレーダーであっても「並行」して取り組める手法である点も大きなメリットだと思います。

ぜひ一度、今回紹介した「岡安盛男のFXトレード極」の案内ページだけでも目を通してみてください。

当ブログ限定「岡安盛男のFXトレード極」の購入特典について

この記事で紹介してきた「岡安盛男のFXトレード極」には、私からの限定教材『1Round高速スキャル』をお付けしておりました。

この特典は、1つの指標のみを使ったシンプルな1分足スキャルピングで、1日数%の利率を出していた手法です。

隙間時間でも取り組める上に、エントリーから決済までの時間が非常に早いため、ストレスなく利益率の向上を見込めます。

実績から指標の使い方を含めた詳しいロジックまで、下記の案内ページで解説していますので、ぜひご覧になってみてください。

>1Round高速スキャル

>「岡安盛男のFXトレード極」の案内ページはこちら

長々とした文章でしたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。

杉原。

>ブログの目次はこちらから

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>専業デイトレーダーに最低でも必要な資金を「7つの月収別」で解説

>破産注意。FXのデイトレでコツコツドカンをやって負ける原因と対策。

>FXの鉄板。トレンドラインで勝てる有効な使い方と戦略。

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>コツコツドカンの逆トレードについて。勝率とリスクリワードの関係から解説。

まさに王道中の王道。トレンドハックFXのロジック解説とレビュー。

杉原です。

今回は、特にFXのデイトレードやスキャルピングの経験者で、上手くいかずに負けが続いてしまったトレーダーにとって「指針」になるような教材『トレンドハックFX(青木陽一)』のレビューをしていきます。

トレンドハックFXのイメージ画像2
トレンドハックFXのイメージ画像1>トレンドハックFXの公式ページはこちら<

このトレンドハックFXは、基本中の基本であり、王道中の王道というFXのデイトレード手法を提唱している教材です。

基本や王道は多くのトレーダーが意識するため、テクニカル分析の精度が高まる事で、コツコツドカンのような大損を避けやすいロジックに近いと思います。

率直に言うと「すべらないFX」、このトレンドハックFXのデイトレード手法はそんな印象でした。

早速、ロジックの内容も含めてレビューしていきたいと思います。

トレンドハックFX(青木陽一)のデイトレード手法

このトレンドハックFXのデイトレード手法における特徴は、

マルチタイムフレーム分析による環境認識
ダウ理論
移動平均線
ボリンジャーバンド

などの「王道」なテクニカル分析を軸としている点です。

1.複数の時間足と移動平均線を用いたマルチタイムフレーム分析

このトレンドハックFXでは、MTF(マルチタイムフレーム)による環境認識を非常に重要視しています。

そんなマルチタイムフレームによって行う環境認識においては「複数の時間足」を使いますが、その時間足は下記の3つです。

  • 1時間足
  • 4時間足
  • 日足

いずれの時間足も、非常に多くのトレーダーが意識する時間足であることに間違いありません。

短期トレーダーだけではなく中長期のトレーダーも同時に意識するわけですから、よりテクニカル分析の精度を高めるロジックになっていると思います。

このように、複数の時間足を用いる環境認識は有効性が高い分析法であるものの、「苦手意識」を持っているトレーダーは少なくありません。

なぜなら、確認する時間足が多いほど、環境認識に時間がとられ、肝心なトレード判断が疎かになりやすいからです。

特に、スキャルピングやスキャルピング寄りの極めて短い時間で完結するタイプのデイトレードを行う人には、エントリーや決済には相応の「スピード」が欠かせません。

そのため、スキャルパーやデイトレーダーは、このように複数の時間足を使った環境認識に苦手なイメージを持っていたり、できれば「避けたい」と考えている人が少なくないと思います。

その上で、このトレンドハックFXのデイトレード手法における環境認識は、

・ローソク足が移動平均線より上ならば上昇トレンド
・ローソク足が移動平均線より下ならば下降トレンド

という至ってシンプルな分析法になっていました。

そのため、複数の時間足を使った環境認識であっても、すぐに分析を終え、現時点における相場の全体像を即座に把握することができるので、「苦手意識」「避けたい」と考えているトレーダーにとっても、この環境認識のノウハウは取り入れやすいと思います。

そんな移動平均線を用いたシンプルな環境認識を、1時間足、4時間足、日足を使って行い、

買い(ロング)
売り(ショート)

というエントリーの方向性を決めていくわけです。

環境認識からエントリーの方向性を決める方法

以下が、「買い」「売り」「見送り」になる3パターンの事例です。

買いエントリーを狙うパターン

1時間足(上昇トレンド)
4時間足(上昇トレンド)
日足(上昇トレンド)


売りエントリーを狙うパターン

1時間足(下降トレンド)
4時間足(下降トレンド)
日足(上昇トレンド)


見送るパターン

1時間足(上昇トレンド)
4時間足(下降トレンド)
日足(上昇トレンド)


以上になります。

いかがでしょうか。

複数の時間足を使ている割に、非常に「シンプル」なので、時間や手間、労力が取られる事はありません。

そのため、後に解説するトレードの判断も、余裕を持って行うことができます。

何より、複数の時間足を駆使した環境認識を行い、方向性が定まらない場面を見送れるようになる事は非常に大きなメリットです。

地道に積み上げた利益を一度の大損で失う・・・いわゆるコツコツドカンは、方向性が定まっていない相場に手を出し、そこからトレンドが始まる際に、逆方向のポジションを持ってしまい、最終的に大損になる事が少なくありません。

ただ、このトレンドハックFXのデイトレード手法における環境認識のノウハウでは、確実に方向性が分かる場面にのみでトレードを行うように徹底しているため、よほどの大失敗、コツコツドカンによる大損を限りなく避けられるロジックになっているわけです。

徹底した環境認識によって避けられる負け相場

このトレンドハックFXの環境認識によって「見送る」事ができる負けパターンの例を少し挙げさせて頂きます。

まずは、下図をご覧ください。

上向きの角度になっている移動平均線の前後にローソク足が触れたので、エントリーするというグランビルの法則に則ったようなトレードを例にします。

グランビルの法則における失敗例1

ただ、その後、ジワジワと下がり、下降トレンドの初動に巻き込まれてしまいました。(下図)

グランビルの法則における失敗例2

仮に急落していたのであれば、急いで損切りするトレーダーは多いと思いますが、このようにジワジワとトレンドが始まりだす際には、なかなか損切りに踏み切れないというケースが少なくありません。

結果、どんどん損切りのタイミングが遅れ、大きな損失を出してしまう傾向にあるわけです。

続いてのパターンとして、下図をご覧ください。

よくあるボリンジャーバンドの拡大に乗っかる形でのエントリーです。

ボリンジャーバンドによるトレードの失敗例1

ただ、バンドが拡大したかと思いきや突如として縮小し、こちらも先ほどと同様、下降トレンドの初動に巻き込まれてしまいました。(下図)

ボリンジャーバンドによるトレードの失敗例2

以上、2つの例を挙げましたが、これらは2つ共「短期足」による判断のみでエントリーした結果の損失になります。

これらは、トレンドハックFXの環境認識ノウハウによって「見送り」すべきような相場環境でした。

ですので、先ほど挙げた「1時間足」「4時間足」「日足」の移動平均線を駆使した環境認識法により、上記2例のような「よくある負けパターン」を限りなく防げるようになっていきます。

要するに、「よくある負けパターン」を「見送れる」ようになることで、単純な勝率を大きく向上させられるというわけです。

2.ダウ理論と移動平均線、サポレジをベースにしたトレードルール

トレンドハックFXでは、ここまで説明したような、複数の時間足を使った環境認識で、

買い(ロング)
売り(ショート)
見送り

という、いずれかの「方向性」を確認した後は、

ダウ理論
移動平均線
水平ライン(サポートライン、レジスタンスライン)
ボリンジャーバンド

という「基本中の基本」かつ「王道中の王道」のテクニカル分析を用いて、実際のトレード判断を下していきます。

その上で、上記のテクニカル分析のダマしを防ぐためにも「5分足」「15分足」を使い、ローソク足の動向も含めてトレードのタイミングを計るわけです。

ただ、「5分足」「15分足」を使うとなると、トレードのタイミングが遅れたり、判断そのものが難しくなってしまうという印象を持たれるかもしれません。

ただ、エントリーの条件は基本的に3つ程のシンプルなロジックなので、判断が遅れる事はそれほど心配ないと私は思いました。

また、ロジックにおいても、

移動平均線の傾きや角度
ボリンジャーバンドの拡大・縮小

と言った「主観的な判断」によって左右される要素は特にありません。

そのため、トレンドハックFXは判断そのものが難しく、そもそも実践ができないようなFXのデイトレード手法ではないです。

多くの情報商材では、上記のような「傾き」「角度」「拡大と縮小」などの裁量判断が「曖昧」なケースが少なくありません。 

曖昧かつ抽象的なため、「エントリーするべき」か「エントリーしてはいけない」かの判断がトレーダーによって大きく異なってしまうことも多々あります。

要するに、そもそもノウハウとおりに実践ができないような情報商材が多いわけです。

そのような裁量によってトレーダーごとにまったく異なる判断を下してしまうような、曖昧な判断要素を削っている点が、このトレンドハックFXの強みと言えると思います。

ちなみにですが、さらにトレードをシンプルにしていくために、トレンドラインのみを使った「トレンドラインのブレイク手法」にて、取引1回あたりで2桁以上の利益率を出しているデイトレ手法を確立していました。

下記の記事にて、エントリーから決済までの図解を含めてロジックを公開していますので、良ければご覧になってみてください。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

その上で、

・押し目買い
・戻り売り
・トレンド反転狙い

のような場面を狙っていきます。

そのため、中長期では順張りに見えても、5分足のような短期足レベルでは逆張りに見えるかもしれません。

ただ、前述のマルチタイムフレーム分析による環境認識もあわせてのトレード判断であるため、中長期トレーダーも短期トレーダー(デイトレーダーやスキャルパー)も同時に同じ方向の注文を出すような場面のみを絞り込めている傾向にあります。

中長期トレーダーは順張りの買い、短期トレーダーは逆張りだが同じく「買い」というようなイメージです。

結局のところ、「買いが多ければ上昇」「売りが多ければ下降」という相場の原理原則があるため、より多くのトレーダーが出す注文と同じ方向に便乗すれば、勝ちやすいというシンプルな話になります。

そんな相場の原理原則を忠実に実践していくのが、このトレンドハックFXのデイトレード手法なわけです。

トレンドハックFXのデイトレード手法、その有効性の高さ

ここまで説明してきたとおり、トレンドハックFXのデイトレード手法は、

1.複数の時間足と移動平均線を用いたマルチタイムフレーム分析
2.ダウ理論と移動平均線、サポレジをベースにしたトレードルール

という流れで環境認識を行った上でトレード判断を下し、中長期トレーダーと短期トレーダーの注文が同方向になりやすい場面を狙っていくロジックとなっています。

ロジックに反映される時間足は、

5分足
15分足
1時間足
4時間足
日足

であり、テクニカル分析に関しては、

ダウ理論
移動平均線
水平ライン(サポートライン、レジスタンスライン)
ボリンジャーバンド

がロジックに反映されています。

これらの時間足、そしてテクニカル指標は、非常に多くのトレーダーに意識されるものであるため、短期トレーダーだけではなく中長期トレーダーも同時に買い、または売りになるような場面を狙いやすくなるわけです。

「基本的の基本」であり「王道中の王道」。

そんなFXのデイトレード手法になっています。

その上で、

勝率は7割前後
リスクリワードは1:1.5前後

というレベルの成績です。

繰り返しになって恐縮ですが、このトレンドハックFXのデイトレード手法における環境認識やトレード判断は、「基本的の基本」であり「王道中の王道」であり、決して一時的にしか通用しないノウハウではありません。

今も昔も、非常に多くのトレーダーに意識される要素を十分にロジックに盛り込んでいるからこそ、長期間稼ぎ続けられる、そんなFXのデイトレード手法に仕上がっている思います。

もちろん、このトレンドハックFXは「EA(自動売買ツール)」「サインツール」ではないため、どうしてもトレーダー自身が裁量判断を下す部分があり、それは避けられません。

ただ、先ほど書いたように、トレンドハックFXに書かれているFXのデイトレード手法・ロジックにおける判断は、

移動平均線の傾きや角度
ボリンジャーバンドの拡大・縮小

などのような、個人の「感覚」「主観」によって大きく左右される要素が少ないため、トレーダーごとに大きな差異が生じないと思います。

習熟度にも若干は左右される事がある仮定し、勝率6割に落ちたとしても、1:1.5を維持できればは十分に優秀なFXのデイトレード手法と言えるのではないでしょうか。

何より、仮に習熟度が未熟だとしても、シンプルな環境認識は差異が生じにくいですし、この環境認識ノウハウによって、コツコツドカンになりやすい相場状況を「見送る」という判断を下せるようになります。

コツコツドカンのように積み上げた利益を大きく失う事を防げるだけでなく、単純に勝率の向上も見込めるわけです。

このトレンドハックFXのデイトレード手法は、王道のシンプルなものであり、

マルチタイムフレーム分析
環境認識
ダウ理論
移動平均線
ボリンジャーバンド

などを深く学んでいけば、人によっては、いずれは辿り着くようなノウハウかもしれません。

ただ、辿り着くまでの道のりは人それぞれで、数ヵ月の人もいれば数年、もしくは数十年の人もいるはずです。

場合によっては最終的に辿り着く事ができないケースもあり、まともに勝てないままでいる人も少なくないと思います。

その上で、このトレンドハックFXは、ここまで解説した有効性の高い「王道の王道」なFXのデイトレード手法を完成された形で提供してくれているわけです。

ノウハウの提供だけではなく、購入者限定のメンバーサイトでは、数多くの「ケーススタディ」が掲載され、裁量判断による習熟度を高めるべくフォローも充実しています。

また、サポート体制も無制限にあるだけではなく、ここまで説明した環境認識やトレード判断に欠かせないチャート設定の代行まであるため、

・右も左も分からないFXの初心者
・失敗を繰り返してきたFXの経験者
・FXで一生涯、安定的に稼ぐ力を付けたい方

にとっては、それなりに推奨できる教材かと思いました。

この記事で紹介してきた王道のトレード手法『トレンドハックFX』ですが、私自身、同じく王道のトレンドラインを使って、よりシンプルなデイトレード手法を確立しています。

トレンドラインの「ブレイク」や「反発」にそれぞれ対応しており、

・含み損
・損切り幅

を最小限に抑えてロットを低リスクで高めることで、ラインのみでも5分足のデイトレ1回で2桁台の利益率を出せている傾向にありました。

下記の記事では、実際のエントリーから利確までの流れを実例で図解していますので、良ければ下のリンクからご覧になってみてください。

・トレンドラインのブレイクを狙うデイトレ手法
>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

・トレンドラインの反発を狙うデイトレ手法
>【初動テクニカル】トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>ブログの目次はこちらから

半端ではない肩透かし。シークレットセオリー・フルオートEA(奥谷隆一)のレビュー。

「仕事が忙しくて自分でトレードができない」
「トレードの勉強をする時間さえない」
「EAを使って24時間ほったらかしで稼ぎ続けたい」

そんな考えを持つ方にとって自動売買ツールであるEAは、救世主とも言える存在かもしれません。

今回は、完全に全自動をアピールする、クロスリテイリング株式会社と奥谷隆一さんが販売するFXのデイトレードに特化したEA「シークレットセオリー・フルオートEA」のロジックも含めたレビューをしていきたいと思います。

シークレットセオリー・フルオートEA

当記事を執筆する数年前から販売されていたEAですが、読者さんからのレビュー依頼があった今、改めて中身を見ている状況です。

また、実際に販売から期間が経過しているものの、当記事の執筆時点でも未だに売れ続けているため、シークレットセオリー・フルオートEAが気になっているトレーダーも少なくないのだと思います。

そんなシークレットセオリー・フルオートEAですが、率直に言えば、肩透かし感を異常に感じる情報商材でした。

理由は下記のとおりになります。

  • EAによる自動売買を前面にアピールしているものの、購入後に教材を見ると「手動のトレードと併用」が推奨されている
  • 常にEAのパラメータを最適化する必要があり、その作業は購入者に依存している
  • ロジック自体があまり理に適っていない上に、極めて短期間のみの実績しかない

それぞれ掘り下げて解説していきたいと思います。

EAなのに、シークレットセオリー・フルオートEAは自動売買を推奨していない?

シークレットセオリー・フルオートEAを購入し、

「だ、騙された。」

と感じた人は多分少なくありません。

と言いますのも、シークレットセオリー・フルオートEAは販売ページの中で下図のように大々的に「全自動」をアピールしているものの、いざ購入して教材を見ると、自動売買ではない使い方が推奨されているからです。

完全なる「手のひら返し」にも程があると思いました。(笑)

シークレットセオリー・フルオートEA

シークレットセオリー・フルオートEAの虚言1

シークレットセオリー・フルオートEAの虚言2

シークレットセオリー・フルオートEAの虚言3

販売ページと中身で言っている事が「真逆」。手のひら返しのシークレットセオリー・フルオートEA。

そんな「手のひら返し」な教材の内容としては、決してEAだけに頼らずにトレーダーの裁量を交えてこそ有効性を発揮するというわけです。

それを言ってしまえば、最初からEAにする意味なんてないですよ。(笑)

実際に教材では、オートモードと手動モードの切り替えを促進して、EAの情報商材にも関わらず裁量トレードを推していました。

下図のように、EAの自動売買を前面にアピールしながらも、「スキルを身に付けて欲しい」とも言っています。

シークレットセオリー・フルオートEAのスキル発言

そんな「オートモード」「手動モード」の仕組みは以下のとおりです。

  • オートモード
    シークレットセオリー・フルオートEAのEAが完全自動でトレードをしてくれるモード
  • 手動モード
    シークレットセオリー・フルオートEAのEAをサインツールとして使い、実践者自身がトレードを行うモード

1つ目の「オートモード」こそが、一般に売られているEAの本来あるべき姿であり、そして購入者が普通に求めているものにほかなりません。

そもそも、「自動売買」「完全自動化」を前面にアピールしているわけですから。

ただ、前述のとおり、、シークレットセオリー・フルオートEAはその教材内において、決してEAに頼るなと言い放った上で、「手動モード」を推奨しています。

要するに、シークレットセオリー・フルオートEAのEAをサインツールの代わりにして、そのサインを購入者(トレーダー)自身が最終判断してトレードするのがベストですよと言っているんです。

正直、売買の最終判断をトレーダー頼りにする時点で、EAの意味はありません。

そもそも販売ページ上では何度も「自動売買」「完全なる自動化」をアピールしているので、それを見て、

「仕事が忙しくて自分でトレードができない」
「トレードの勉強をする時間さえない」
「EAを使って24時間ほったらかしで稼ぎ続けたい」

という思いを抱く方が、このシークレットセオリー・フルオートEAを購入されるのだと考えらえるわけです。

ですので、シークレットセオリー・フルオートEAを購入後に文字とおり「肩透かし」を感じた人は少なくないと思いました。

販売ページと中身で言っている事が「真逆」なわけですから、「肩透かし」どころか「怒り」を覚えた人も多いと感じます。

何せ、下図のように「救世主」とまで言い張っているましたし・・・(笑)

シークレットセオリー・フルオートEAは救世主なのか?

EAに頼らない手動モードのメリット

前述のとおり、手動モードがシークレットセオリー・フルオートEAの教材内で推奨されているわけですが、ネット上では、トレーダーの裁量を加えることによってEAよりも有利な場所でエントリーができる可能性があるという意見も少なくありません。

確かに、EAのサインが出る前からエントリーをして、ポジションを仕込んで置けば、その分だけ利幅が大きくなるため、利益率が高まることは確かです。

対してEAの完全自動売買であれば、サインが出た段階でようやくエントリーし始めるわけですから、トレーダーが手動でサイン表示前にエントリーしておく場合に比べて、得られる利幅に差が出てしまいます。

しかし、逆にサインが出る前にエントリーすれば、その後、実際にはサインが点灯せずに、「本来はエントリーすべき場所ではなかった」ということになる危険性が否めません。

何より、モメンタム、ピボットなどをはじめ、そのほか複数のインジケーターを数多く使っているEAとの事なので、詳しいロジックは「不透明」なわけです。

ですので、このシークレットセオリー・フルオートEAの「手動モード」を使って、トレーダー自身がサイン点灯前にエントリーして利幅を広げようという試みは、そもそも難しいと思います。

と言うより、肝心なサインを表示させるEA自身の具体的なロジックを「フラックボックス」にしてトレーダーに分からないようにしているため、サイン点灯前にエントリーしようとしても、その後サインが点灯せず、本来のエントリー場所ではない場面でエントリーしてしまうというケースが普通に考えられるはずです。

もしかすると、EAでは勝てない事を販売側であるクロスリテイリング株式会社さんと奥谷隆一さんは分かっている上で、このような仕様にしているのかもしれません。

あくまでも私の見解ですが、そこまで的外れではないかと思います。

この見解が的外れではないと思える根拠として、さらに以下のような要素がシークレットセオリー・フルオートEAにはありました。

シークレットセオリー・フルオートEAでは「自分で」EAのパラメータを最適化させる必要がある

常にシークレットセオリー・フルオートEAで稼働させるEAは、そのパラメータを最適化する必要があるとのことです。

その上で、そんなパラメータを最適化する作業は購入者に依存しています。

実際、パラメータ変更における確固たる基準があったり、クロスリテイリング株式会社さんが毎週のようにパラメータ変更の数値を提示してくれるわけではありません。

要するに、EAのパラメータ変更は完全に購入者任せになっているということです。

カーブフィッティングを購入者にやらせる?

もちろん、

「好き勝手にパラメータ変更してください」

というわけではなく、別途で、パラメータ変更をする実践方法のマニュアルが配布はされます。

下図のように動画での説明もありました。

パラメータ変更を常に必要とする記事

そんなシークレットセオリー・フルオートEAが提唱するEAのパラメータ変更は、ストラテジーテスターのバックテストを使用するような方法です。

ただ、実際のところ、この方法は限られた過去の期間内においてパラメータ変更をした上で、成績の向上を図るやり方に過ぎません。

要するに、その期間内でしか通用しないロジックを無理やりに引き出しているため、まったく理に適っていない方法なわけです。

やっていることは単なる帳尻合わせである「カーブフィッティング」だと思います。

参考:カーブフィッティングこそが情報商材のサインツールやEAでほぼ勝てない理由。

実際にカーブフィッティングは、ただ限定された期間内でのみパラメータ変更を実施して、生成を高めていき、そのパラメータを採用するという方法に過ぎません。

・・・この方法、理に適っていると思いますか?

私は上記の記事でも原理から解説していますが、カーブフィッティングはまったく持って理に適っておらず、勝てない元凶だとさせ思っています。

その限られて期間だけでしか通用せず、別の過去期間、現在進行形の相場ではまったく通用する道理がないからです。

そんな作業を購入者にやらせるわけですから、その辺りはどうなんだろう・・・と率直に感じました。

ただ、シークレットセオリー・フルオートEAのロジックそのものが優秀ならば、多少は勝てる見込みがあるかもしれません。

続いてはその辺りについても触れていきたいと思います。

シークレットセオリー・フルオートEAのロジックについて

シークレットセオリー・フルオートEAは、30分足をベースにしたFXのデイトレード手法~スイングトレード手法です。

基本的にEAであり、ロジックは完全に明かされてはいません。

明かされている部分としては、前述のとおり、30分足のデイトレード手法であり、

・「モメンタム」と複数のインジケーターを活用した上でのエントリー判定
・「pivot(ピボットポイント)」を利用して利確
・損切りには「ZigZag(ジグザグ)」を使う

というものです。

そんな「モメンタム」「pivot」はメジャーなテクニカル指標ではなく、むしろ非常にマイナーなものだと思います。

要するに、これらのテクニカル指標を頼りにして意識しいるトレーダーは少ない可能性が非常に高いわけです。

相場の原理原則として、売り注文が多ければ下落、買い注文が多ければ上昇になるため、より多くのトレーダーが意識している指標などを取り入れる事で、売買精度を高めていけるようになります。

ただ、「モメンタム」「pivot」のよるにあまりにも「マイナー」な指標に頼っても、意識しているトレーダーが少ないため、売買の精度は高まらない傾向にあるわけです。

しかしながら、販売側であるクロスリテイリング株式会社さんや奥谷隆一さんの主張では、「モメンタム」「pivot」は海外でそれなりに重宝されているとの事。

もちろん、その真偽を証明する術はありません。

言うだけはタダですから。(笑)

重要なのは、実際にシークレットセオリー・フルオートEAのデイトレード手法~スイングトレード手法で勝てているかどうか次第だと思います。

その上で、シークレットセオリー・フルオートEAの販売ページには、下図のような実績画像がありました。

シークレットセオリー・フルオートEAの実績1

これだけ見れば、トレード初心者の方は「凄そう」と思うかもしれません。

ただ、これは販売側であるクロスリテイリング株式会社さんが好き勝手に数字を入力したものなので、特に実績と言えるものではないわけです。

仮に実績が真実だったとして、上図をご覧頂けると分かるのですが、2,3,9,11月がマイナスになっています。

FXのデイトレード~短めのスイングトレードを軸にしたロジックなわけですから、マイナスが年に4ヵ月もあるのは、ちょっと成績として悪過ぎるのでは・・・と思わざるを得ませんでした。

長めに数日~数週間単位でポジションを持ち続けるスイングトレードならば、そもそもトレード頻度が少ないため、損切りした月は大きなマイナスを抱える事は仕方ありません。

マイナスの月がある分、大きなプラスとなる月があるため、結果として最終的なプラスを見込めるからです。

ですが、FXのデイトレードや短めのスイングトレードは基本的に日々トレードのチャンスがあるため、マイナスの日が合っても月内に十分に取り返せるチャンスが何度もあります。

そのため、FXのデイトレード~短めのスイングトレードを主体とするロジックにおいて、月単位のマイナスと言うのは、少し「痛い」と思えてしまうわけです。

そのほか、実績の証明として下図のようなものがシークレットセオリー・フルオートEAの販売ページには掲げられていました。

シークレットセオリー・フルオートEAの実績2

シークレットセオリー・フルオートEAの実績3

シークレットセオリー・フルオートEAの実績4

ただ、上図をご覧になるとお分かり頂けるのですが、トレードの実績は極めて限られた短期間での実績でしかありません。

文字とおり、数日です。

ですので、単なるカーブフィッティングによって、その数日間だけでも優秀な成績を残せたパラメータを採用し、EAとして販売しているだけではないかと思えた次第です。

自動売買のEAはプログラミングによって作られたものですから、過去のバックテストによる検証は、5年だろうが10年だろうが「数秒」で完了できてしまいます。

そのため、いくらでもEAの実績は長期間分を提示できるというわけです。

その上、掲載されている実績は5年分10年分と長ければ長いほど、購入を希望する方にとっては信用度が高まるため、購入率も上がる事は間違いありません。

ですが、あえて数日分しか公開しないということは、何かしらの理由があると考えられます。

その理由としては、前述のとおり、やはりカーブフィッティングによって理に適っていないロジックを持つEAを「無理やり」に作ったからではないかと思えてしまうのです。

実際に「モメンタム」「pivot」を軸にするロジック自体、意識するトレーダーが少ない上に、パラメータ変更を常に必要とするロジックであるので、少なくともシークレットセオリー・フルオートEAのロジックは理に適っているとは思えません。

ロジック自体があまり理に適っていない上に、前述のとおり、極めて短期間のみの実績しかありませんし、ほかの実績としては先ほど掲載したような単に数字を好き勝手に打ち込んだだけの実績画像しかないわけです。

以上を踏まえた上で、私としては、シークレットセオリー・フルオートEAのロジックそのものには特に有効性を感じられませんでした。

まとめ。シークレットセオリー・フルオートEAのレビュー。

この記事では、シークレットセオリー・フルオートEAに関してレビューをした上で、以下のようにまとめられました。

  • EAによる自動売買を前面にアピールしているものの、購入後に教材を見ると「手動のトレードと併用」が推奨されている
  • 常にEAのパラメータを最適化する必要があり、その作業は購入者に依存している
  • ロジック自体があまり理に適っていない上に、極めて短期間のみの実績しかない

何度か触れていましたが、そもそも理に適っていないロジックであり、その上パラメータ変更を常に必要としている時点で、購入の意味はないかなと思える情報商材でした。

何より、販売ページには「完全なる自動売買」を大々的にアピールしているものの、いざ購入後に教材を読むと、本来は自動売買が強みのEAをサインツールとして使い、「手動のトレード」を推奨しているという『手のひら返し』には驚きました。

販売姿勢として、それは大問題ではないかと率直に感じた次第です。

以上、シークレットセオリー・フルオートEAのレビューでした。

そもそもEAは、相場の原理原則から外れた性質を持っているため、私としては、どんなに優秀と言われるEAでも基本的には懐疑的に見ています。

その辺りの、EAが勝てない理由を掘り下げて解説した記事を用意していますので、良かったらお読みになってみてください。

>要注意。AI搭載は幻想?EA(自動売買システム)によるシステムトレードが勝てないわけ。

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>1日10%台の利益率を出すFXのデイトレードについて

>利益率15%平均を1日で稼ぐデイトレーダーたち

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

曖昧なロジックだけど。LogicalFX(合同会社ファンドアンドコンサルティング)のレビュー。

杉原です。

今回は、読者さんからレビュー依頼があった合同会社ファンドアンドコンサルティングさんから長年売れ続けているFX教材「LogicalFX」をレビューしていきます。

LogicalFX

販売サイトURL:http://www.logicalfx.com/

このLogicalFXという教材は、

・ダウ理論
・水平ライン

に関して詳しく解説され、これらの原理原則をトレードに活かしていくというノウハウが提唱されています。

私自身も自分のデイトレード手法にはダウ理論と水平ラインを使っているため、非常に気になる教材として目を通し始めました。

実際に教材を見ると、ダウ理論、水平ラインの解説としては、

「こんな掘り下げた事まで?」

という感情が起きるほど、非常に分かりやすかったです。

水平ラインだけでも20本超えの動画があるので、深い学びが得られる事はあると思います。

LogicalFXの強み~ダウ理論と水平ラインというシンプルなロジック~

トレードノウハウ自体が、ダウ理論と水平ラインのみに基づくので、

・移動平均線
・RSI
・ボリンジャーバンド
・MACD
・ADEX

など、数値を見て判断するインジケーターを一切使いません。

そのため、上記のような「インジケーターの向きや数値を見るのが複雑で苦手」という悩みを抱えている場合、LogicalFXのトレード手法は向いていると思います。

私自身もそういったインジケーターを多数利用するのではなく、シンプルなテクニカル分析法を徹底追及しているため、このLogicalFXの方針には共感ができました。

ただ、教材を見ると、本来はシンプルであるはずの水平ラインを複雑化してしまっている印象でした。

LogicalFXは水平ラインを逆に複雑化してしまっている?

下図は販売ページにもあるのですが、ご覧のとおり、やたらと水平ラインを大量に引き、複雑になっている事がお分かり頂けると思います。

LogicalFXの水平ライン理論が多少複雑

これでは、

・移動平均線
・RSI
・ボリンジャーバンド
・MACD
・ADEX

などのインジケーターを大量に使っているのと、売買判断の複雑さはあまり変わりません。

そのため、水平ラインはシンプルさが強みだったのですが、LogicalFXはその強みが上手く活かせていない印象でした。

本来、水平ラインは上記インジケーターのようにパラメータがないため、どの時間足でも同じ水平ラインを使う事ができます。

そのため、時間足による差異がトレーダーごとに少なくなくなるため、多くのトレーダーが同じ水平ラインを意識することで、より水平ラインの精度が上がるわけです。

それこそ、デイトレーダーからスキャルパー、中長期トレーダーまで、同じ水平ラインを意識すれば、それだけラインでの反発やブレイクを狙ったトレード手法の精度が劇的に向上していきます。

ただ、前述のとおり、LogicalFXでは少し水平ラインを複雑化してしまっている点で、多くのトレーダーが意識していないラインまで数多く引いてしまっている分だけ、勝率が落ちている印象を受けました。

ダウ理論と水平ラインの理論は詳しいにも関わらず、非常に勿体ないと思ったわけです。

肝心な部分である具体的な売買判断はトレーダー任せ?

LogicalFXはダウ理論と水平ラインの理論解説は非常に秀逸で丁寧です。

ですが、トレード手法は概要程度で、細かな売買判断は曖昧なので、実践者であるトレーダーによって大きく左右されてしまいます。

LogicalFXにおけるテクニカル分析が水平ラインのみである以上、どうしても具体的な売買判断はトレーダーに依存してしまうのは仕方ないかもしれません。

ただ、38,000円の教材費を払う購入者側の気持ちになれば、

「具体的なノウハウ、トレード手法を学びたい」

という部分が本音だと思いますので、あまり38,000円の費用には見合わないかな・・・という率直な印象を受けました。

理論は理に適っている

冒頭でも申し上げたとおり、LogicalFXの教材にあるダウ理論と水平ラインの理論的な解説は、非常に分かりやすく、理に適っていると思います。

ただ、いくら理論を分かっていても、トレードで勝てるかどうかは、トレード手法・ロジック次第になります。

ゆえに、理論を知っているかどうかと、トレードで勝てるかどうかはまったくの別物なわけです。

現に、教材の中身を見ても、トレード手法としては前述のとおり曖昧さがある上に、それを度外視しても、それほど有効性を感じませんでした。

現に、トレードの実績画像が掲げられているものの、下図のように、ただ数値を販売側が入力しただけに過ぎません。

LogicalFXの実績1

LogicalFXの実績2

そのため、下図のように、

週間120pips以上
勝率7割オーバー
年間7,000pips越え

というアピール要素は何の根拠もない謳い文句として感じてしまいます。

LogicalFX

ちなみにですが、年間7,000pips越えはまだしも、

週間120pips以上
勝率7割オーバー

は多くのトレーダーが普通にクリアできるレベルの実績でしかありません。

そこで非常に大きなロット数で勝てていて、かつ、リスクリワード(損失:利益)が優秀であるのならば、上記のレベルでも相応の利益率は得られます。

ただ、教材を見ても、特にロットを高めたりリスクリワードが優秀というわけではありません。

そのため、

週間120pips以上
勝率7割オーバー

という事を実現しても、得られる利益率が高いわけではないため、ただただ普通レベルの実績しか残せないと言っているようなものです。

実際のところ、販売ページ内でも「月間でプラスになれる」という部分を、他教材との違いとして推していますが、これも「普通に当たり前」の話です。

販売側である合同会社ファンドアンドコンサルティングさん側も、LogicalFX内にあるトレード手法・ロジックに対しての有効性があまり高くないという事を認識した上で、控えめなアピールをしているのかもしれません。

ただ、38,000円も取る情報商材として、「月間でプラスになれる」というレベルでしかないノウハウは普通に高額過ぎると思います。

まとめ。LogicalFXのトレード手法自体はそれほど価値は高くないものの、理論を学ぶ教材としてはアリ。

ここまで説明したとおり、LogicalFXのトレード手法・ロジック自体は、それほど大きく勝てるどころか、月間プラスになるレベルのものでしかありません。

そのため、強いてこの教材を購入した上で、トレード手法・ロジックを参考にする意味はあまりないと私は率直に感じた次第です。

ただ、何度か申し上げているとおり、ダウ理論と水平ラインを1から学ぶ教材として、LogicalFXは非常に価値の高い情報商材だと思います。

理論的な部分の原理原則はもちろんのこと、水平ラインの引き方を動画にして実演している点も含め、ダウ理論と水平ラインをマスターしたいという場合には、LogicalFXに目を通す価値はあると感じたわけです。

ただ、LogicalFXの価格自体が38,000円ですので、その辺りをどうとらえるかで、この教材の価値が変わってくると思います。

少なくとも、書店にある本は1,000円台が多いものの、動画の解説は付いていません。

それに対してLogicalFXはテキスト教材だけではなく、実演の動画解説も付いているため、それに価値を感じるのであれば、購入を検討しても良いとは思います。

ただ、それにしても38,000円は高いというのが率直な私の印象です。(笑)

2,000円、3,000円なら、まだ推奨ができるものの、特に具体的なトレード手法・ロジックがないわけですから、やはり高額過ぎる印象は否めません。

具体的なトレード手法が曖昧なので、トレード手法・ロジックを入手したいという場合は、避けた方が良いとは思います。

そもそも、ダウ理論と水平ラインの理論は、特に本を購入せずとも、ネット検索で十分に有益な情報は手に入ります。

要するに、何かお金を払って学ぶ必要はなく、無料(タダ)で有益な情報を通して学ぶ事ができるわけです。

ですので、いざLogicalFXを購入した後に、ブログやサイトでタダで見れるダウ理論と水平ラインの理論解説を見たら、

「38,000円が勿体なかった」

と感じてしまうかもしれません。

約4万円なわけですから、普通にトレード資金に使った方が良いと感じるので、私ならそう思います。(笑)

それに、水平ライン自体、そもそも本来は複雑でないため、ラインを引く作業も特に動画解説は要らないと私は感じました。

テキストだけで十分ですし、それこそネット上にあるブログやサイトで解説されているもの(無料)でも十分でした。

特に、年々、ブログやサイトにあるテクニカル分析は、ライバル同士が競い合っていることもあってか、分かりやすさが格段に高まっています。

そのため、やはり今思い返しても、ダウ理論と水平ラインの理論解説は、特に情報商材を購入する必要はなく、ネット検索で学べるもので十分だという実感です。

以上、参考までに。

杉原。

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本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

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悪質か、本質か。イサムデルタFXのレビュー。

本日は割と有名な部類に入るデイトレードの情報商材である「イサムデルタFX」をロジックの有効性を踏まえレビューしていきたいと思います。

イサムデルタFX>イサムデルタFXの公式ページはこちら<

この「イサムデルタFX」は、5分足に特化したFXのデイトレード手法を

ロジック詳細を解説した教材
エントリーと決済に活用するラインを描画するインジケーター
チャンス到来を通知するツール

というパッケージでトレーダーのイサム氏が提供している情報商材です。

有名なだけではなく、このイサムデルタFXは何年ものロングセラーとなっていました。

そもそも情報商材は、提供するノウハウやツールにそれなりの有効性が無ければ、購入者(実践者)からのクレームや告発、ネット上での暴露などにより、簡単に販売停止に追い込まれる事が非常によくあります。

そのため、長年売れ続けているということは、有効性を裏付ける1つの目安と見れるのではないか、そのように感じつつ、このイサムデルタFXの中身を覗いていきました。

ちなみに、イサムデルタFXでは、

「30万を稼げなかった場合の返金保証」

を長年に渡り行い続けていました。

大々的な返金保証を維持したままのロングセラーという事で、私としては好印象を感じた次第です。

もちろんネット上では、良い声もあれば、悪質というような批判的な声もないわけではありません。

本記事では、その辺りの真相も追求しつつレビューを進めていきますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

イサムデルタFXのデイトレ手法、ロジックについて

基本的なロジックは、5分足チャートにおいて三角持ち合い後のブレイクを狙うスタイルになります。

ただ、単に短期足である5分足だけを見るわけではありません。

上位足である

15分足
4時間足

で相場の大極、全体像を把握した上での、5分足でのデイトレードを行います。

要するに、長期足によるチャートパターンを踏まえる事で、中長期トレーダーの動向も押さえた上で、最終的に5分足で堅実な利幅を狙っているというわけです。

よって、イサムデルタFXでは、

5分足
15分足
4時間足

という複数の時間足チャートの分析により、

短期トレーダー
中長期トレーダー

の心理を踏まえた上でのデイトレード手法になっていると言えます。

このように、短期トレーダーだけではなく、同時に中長期トレーダーの動向も踏まえてる事で、より多くのトレーダーの意識をとらえやすくなるため、テクニカル分析の精度が向上する事は間違いありません。

そもそもテクニカル分析は「統計」であり、統計は母数=参加トレーダーが多いほど、その統計の精度・有効性が高まる性質があるからです。

三角持ち合いを狙ったイサムデルタFX、ロジックの有効性とは

そんなイサムデルタFXでは、前述のとおり、下図のような「三角持ち合い」のブレイクを狙っていきます。

三角持ち合いのパターン例
参照:https://shikiho.jp/news/0/68383

そもそも三角持ち合いは、大きかった値動きが徐々に小さくなり、チャートの形が三角形になり、その後、大きなブレイクに至りやすいというチャートパターンです。

下図が、三角持ち合い後のブレイクを表したチャートになります。

三角持ち合いのチャート図
参照:https://www.forex.com/jp/forex-lab/themes/technical-analysis/triangle-chart-patterns/

基本的には、三角を作っている2つのラインから、上げまたは下げの方向へのブレイクを確認した上で、そのブレイクに追従する形でエントリーしていきます。

損切りは、ブレイク周辺のレート(価格)となるため、損切り幅は決して広くはありません。

むしろ、エントリー場所から離れていない位置になるため、損切りに至った際の損失リスクは少ない方です。

また、イサムデルタFXで提唱している、この三角持ち合いは、ブレイク後の伸びは非常に大きい傾向にあるので、利確の際には相応の利幅を狙えます。

実際にイサムデルタFXでは、販売ページにあるとおり30~100pipsを狙えるロジックとなっている点からも、リスクリワード(損失:利益)は非常に優秀である事は間違いありません。

このようにリスクリワードが非常に優れた相場状況のみを、三角持ち合いに特化して狙っていくというのが、イサムデルタFXの強みなわけです。

ただ、ここで考えられる懸念点としては、三角持ち合いは簡単に見つける事ができるのか?という部分になってくるかと思います。

イサムデルタFXでは、どうやって三角持ち合いを見つけるのか

リスクリワードが優秀なチャンスである三角持ち合いですが、イサムデルタFXでは、以下の独自インジケーターを用いて三角持ち合いを見つけていきます。

  • DeltaLine L
    →相場全体の流れを中長期トレーダーの目線も踏まえて把握するための、4時間足ラインを描画するインジケーター
  • DeltaLine S
    →4時間足ラインで把握した相場の全体像を受け、売買タイミングを掴むために15分足ラインを描画するインジケーター
  • Delta Sign
    →買いと売りのシグナルサインを矢印で表示するインジケーター
  • Delta EV
    →利確と損切りの目安を表示するインジケーター
  • Delta Meter
    →通貨ペアやレート、残時間などを表示するインジケーター

各インジケーターの仕様は上記に記したとおりで、下図がチャート上に上記インジケーターが表示された図です。

イサムデルタFXのインジケーター

そんなインジケーターを使った上での、このイサムデルタFXのエントリーから決済までの流れとしては以下のようになります。

基本的には、三角持ち合いを中長期トレーダーの目線、短期トレーダーの目線を踏まえた上で、上下のラインを使って描画

買いまたは売りのサインが表示されるので、精査した上でエントリー

 

表示される利確と損切りの目安を利用して、決済

その上で、上記のような理想的な流れを示したチャート図としては、以下のようになります。

イサムデルタFXにおける三角持ち合いのブレイク図

このようにして、インジケーター側が三角持ち合いを表すラインを引いてくれた上で、決済と損切りの目安を視覚的に表してくれるわけです。

そのため、三角持ち合いが見つからずに、エントリーチャンスを取りこぼしていく・・・ということは、あまり考えられないのではないかと思います。

イサムデルタFXの懸念点

ここまでは、リスクリワードが非常に優秀な三角持ち合いを、独自インジケーターによって見極めるというイサムデルタFXの強みを主に解説してきました。

その反面、いくつか懸念点もありますので、その辺りを追求させて頂きたいと思います。

最終的な売買判断はトレーダーが行う必要がある

このイサムデルタFXは、インジケーターによって売買候補のサインが出るものの、自動売買をしてくれるEAではないため、あくまでもサインを表示してくれるだけに過ぎません。

要は、最終的なエントリーと決済の判断は、トレーダー自身が下す必要があるということです。

ただ、自動売買ではない分だけ、トレーダーによって成績が左右される可能性があるものの、EAによって実践者同士での売買タイミングの競合がない点は有利になるとは思います。

その上で、最終的な売買判断を下すノウハウが、イサムデルタFXでは解説されているわけです。

その最終判定のロジック・ノウハウそのものは、特に難しいという印象は受けませんでした。

もちろん、この印象は私個人の感覚でしかありません。

そもそも、三角持ち合いのブレイク自体、三角持ち合いの相場状況を見極められさえすれば、後はブレイクをしっかり待てるかどうかなので、それほど難易度が高くないと感じたわけです。

ただ、一般的な三角持ち合いでは、ブレイクにおけるタイミングのズレや、ダマしに遭遇しやすくなるという欠点がある事は否めません。

ブレイクしたと思ったらヒゲで戻して、再び三角持ち合いに戻るなどは、どうしても多くのトレーダーが迷う点かと思います。

その反面、イサムデルタFXではそれらを回避すべく秀逸なロジック・ノウハウになっているため、それなりの精度でトレードを行えるので、利益を積み上げていける傾向にあると考えられるわけです。

その辺りのイサムデルタFX内における解説も、メールサポートだけではなく電話サポートが180日間付いているため、万一分かりにくい箇所があっても、繰り返し質問や相談が可能です。 

そのため、サイン表示後の最終的なエントリー判断の精度は、十分に高められる傾向にあると思います。

前述のとおり、リスクリワードが非常に優秀な上に、精度(勝率)も相応なものとなっています。

しかし、イサムデルタFXのインジケーターとノウハウが効果を発揮するような「理想的な三角持ち合い」のチャートパターンは、そうそう頻発はしません。

理想的な三角持ち合い、そのチャートパターンの出現頻度は少ない

日々チャートを見ていれば、綺麗な三角持ち合いがバンバン出現するかと言えば、出現の頻度は決して多くはありません。

要するに、エントリーのチャンスが決して多いという事ではないわけです。

前述のとおり、三角持ち合い自体がリスクリワードが良い「おいしい」相場のチャートパターンですから、そうそう頻発はしないことは仕方ないと思います。

ただ、イサムデルタFXでは、

・独自インジケーター
・ノウハウ

が、下図のように、基本的にあらゆる通貨ペアに対応していることで、出現頻度の少なさを補えていました。

イサムデルタFXの対応通貨ペア

あらゆる通貨ペアと言っているものの、あまりにも取引量が少ないマイナー過ぎる通貨ペアなどは、そもそも規則性が見られず、テクニカル分析の有効性がほぼないため、除外されます。

1つの通貨ペアだけでは、月単位でも数える程のトレード回数しかありませんが、トレード対象とする通貨ペアを広げる事により、トレード頻度そのものを上げる事ができるわけです。

現に、下図に記した実践者さんのトレード履歴にも、複数の通貨ペアによるトレードの実績が見られました。

下図における「item」の欄をご覧頂くと、複数の通貨ペアでトレードしている事が分かります。

イサムデルタFXの実績1

イサムデルタFXの実績2

イサムデルタFXの実績3

上図においてトレードされていた通貨ペアは下記のとおりです。

  • ポンド円(gbpjpy)
  • ポンドドル(gbpusd)
  • ユーロポンド(eurgbp)
  • ドル円(usdjpy)
  • ユーロドル(eurusd)
  • ユーロ円(eurjpy)
  • オージー円(audjpy)

1つの通貨ペアだけでは、なかなか三角持ち合いのような「おいしい」相場は前述のとおり訪れません。

ただ、上図のようにドルストレートからクロス円、ユーロポンドまで、あらゆる通貨ペアから利益を取れるノウハウになっているため、そんな「おいしい」相場に遭遇する確率を高めることができるわけです。

イサムデルタFXが悪質?と批判されるネット上の噂について

このイサムデルタFXに限らず、どんな情報商材にも「良い話」「悪い話」がネット上で飛び交っています。

それぞれが個人の見解なので、どんな発言をしようが自由である事は確かです。

ただ、そんな中で、イサムデルタFXに関しては、

「返金保証が悪質ではないか?」

という意見を述べている方がおられました。

不条理な保証条件?

このイサムデルタFXには、実践した上で30万円以上稼げない際には、代金を返金するという「返金保証付き」となっています。

イサムデルタFXの30万保証

要するに、

「30万以上を稼げる事は保証しますよ」

という内容の返金保証なわけです。

ただ、この保証には以下のような「条件」が存在し、その条件に対して批判的な意見がネット上では見受けられました。

  • 3ヵ月以上の実践
  • 50ロット以上の取引

この条件に対する批判としては、イサム氏が推奨している口座に購入者が登録した場合、口座の紹介料がイサム氏に入るので、保証が適用になっても痛手はないとのことでした。

イサムデルタFXの教材内には「XM」「Gemforex」という海外口座が推奨されていました。 

これらの口座は、紹介されたトレーダーがトレードする度に、スプレッドの一部を紹介者に還元する仕組みがあります。

この紹介者がイサム氏にあたり、保証条件にある50ロットもの取引量があれば、イサム氏に相応の収入が入るわけです。

見方によっては、仮に返金保証になったとしても販売者のイサム氏には痛手がないから「悪質」ととらえる人もいるかもしれません。

ただ、イサムデルタFXの実践で稼ぎが30万に達せなければ返金するということに変わりはないわけなので、決して購入者が「不利」になる要素は1つもないはずです。

むしろ、数十万単位の稼ぎを保証してくれている情報商材自体が見当たらない中、イサムデルタFXの返金保証制度は優良な取り組むだと思います。

その上、特にイサム氏に収入が入るXMやGemforexへの口座開設を「強制」しているわけでもありません。

MT4にインジケーターをインストールできれば、イサムデルタFXの実践は普通にできるので、特にXMやGemforexでしか実践できないという道理はないわけです。

元から開設していた口座があれば、あえて推奨のXMやGemforexを一から開設せず、元々あるそちらの口座でやれば良いだけですし、前述のとおり購入者が「不利」になる要素はまったくありません。

以上から、返金保証の内容が悪質という噂は気にする必要がないものだと思います。

イサムデルタFXは販売終了と販売再開を繰り返している?

また、ネット上で見かけた批判として、

「販売の終了と再開を繰り返し、消費者を焦らせて購入を煽っている」

という意見もありました。

実際のところ、イサムデルタFXは販売終了と販売再開は何度か繰り返していることは確かです。

私自身もイサムデルタFXの販売ページに、販売終了の告知を見掛けた事がありました。

もちろん、これだけを見れば、購入を希望する方は焦ってしまう事で、急いで購入しなければならないと思うかもしれません。

その上で、このような販売姿勢を良く思わない人がいることも仕方がないとは思います。

ただ、前述のとおり、このイサムデルタFXにはメールサポートだけではなく「電話サポート」も付属しているので、販売側に相応の「負荷」がある事は確かな事実です。

電話サポートはメールとは違い、サポート側の固定時間と労力が欠かせません。

そのため、購入者が一気に増えてしまえば、電話サポートの対応が間に合わない可能性があるわけです。

電話サポートの対応が間に合わなければ、購入者に対しての明らかな「不義理」になることは間違いありません。

そんな「不義理」な対応になってしまうことを避けるためにも、一定の購入者数を維持しておく必要があると思います。

その結果として、一時的な販売停止、そして販売の再開という流れがあっというわけです。

ですので、決して購入者を焦らせている、煽っているというわけではないと印象を私は持っていました。

まとめ。イサムデルタFXのレビュー。

販売ページの実績画像にあるとおり、ほぼ9割の勝率に加え、三角持ち合い特有となるリスクリワード(損失:利益)の優秀さを、インジケーターによってチャンスを逃さない仕組みが、このイサムデルタFXの強みとなっています。

もちろん、三角持ち合いという「おいしい」相場パターンは頻繫に訪れるわけではありません。

ただ、イサムデルタFXでは、情報商材でよく見かける特定の通貨ペアのみに特化しているわけではなく、あらゆる通貨ペアに対応しているため、頻度の少なさをカバーできていました。

その辺りは、販売ページ内にある実績画像からもお分かり頂けるようになっています。

ぜひ一度、販売ページの方にも目を通してみてください。

当ブログ限定「イサムデルタFX」の購入特典について

この記事で紹介してきた「イサムデルタFX」には、私からの限定教材『1Round高速スキャル』をお付けしておりました。

この特典は、1つの指標のみを使ったシンプルな1分足スキャルピングで、1日数%の利率を出していた手法です。

隙間時間でも取り組める上に、エントリーから決済までの時間が非常に早いため、ストレスなく利益率の向上を見込めます。

実績から指標の使い方を含めた詳しいロジックまで、下記の案内ページで解説していますので、ぜひご覧になってみてください。

>1Round高速スキャル

>イサムデルタFXの販売ページはこちら

杉原。

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恥ずかしいくらいの矛盾と嘘。Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)の批評とロジック検証。

杉原です。

今回は読者さんからレビュー依頼があったGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のロジック検証を踏まえた上でのレビューを行っていきたいと思います。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)

このGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)は、5分足のデイトレード手法においてスキャルピング寄りのノウハウを提供している、クロスリテイリング株式会社さんが販売するツール付き情報商材です。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のデイトレード手法(スキャルピング)に関する有効性

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)で提唱されているのは、スキャルピング寄りのデイトレード手法で、トレンドフォローが基本となるロジックです。

その上で、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のロジックでエントリーや決済(利確と損切り)における判断に利用するものとしては、以下4つのインジケーターがあります。

  • gold_chain
    →ゴールドチェーンというトレンド動向の判断を行う独自インジケーター
  • gold_fluctuation
    →エントリーの判断につかるオシレーター系の独自インジケーター
  • needle_sign
    →オシレーター系の独自インジケーターで利確に利用
  • Zigzag
    →一般入手が可能な、高値と安値を図示するインジケーター

メインとなるのは一番上のトレンド判定に利用する独自インジケーターであるゴールドチェーンです。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のゴールドチェーンは嘘と矛盾?

販売ページ内でも大々的にこのゴールドチェーンを推しているものの、実際のところ、移動平均線に対して簡単な修正を加えただけのものでしかありません。

おそらくですが、移動平均線の内、加重移動平均線(WMA)のパラメータを変更した程度のものかと思います。

少なくとも、下図を見て私はそのような印象を率直に受けました。(下図の黄色い曲線がゴールドチェーンです)

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のゴールドチェーン

その上で、ローソク足がゴールドチェーンの上か下かでエントリーを判断と販売ページにあるものの、ゴールドチェーンはトレンドの判断のみでしか使えません。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)におけるエントリーの判断は、最終的にはgold_fluctuationというオシレーター系のインジケーターによる判断もあるからです。

よって、販売ページ内にある

「ローソク足がゴールドチェーンの上か下かでエントリーを判断」

というのは、嘘ですし、完全な矛盾であると断言できます。

さらに販売ページ内には、

「3秒でエントリーを判断」

ともありますが、オシレーター系の独自インジケーターであるgold_fluctuationを見て最終的な売買判断を下す必要があるため、少なくとも、3秒だけではとても無理です。

そもそもGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のロジックは、ゴールドチェーンでトレンドを見極めた上で、gold_fluctuationのオシレーター系独自インジケーターを使って、買われ過ぎ売られ過ぎを見定め、最終的なエントリー判断を下すという流れになります。

その上で、

『リスクがゼロにひとしい「穏やかで美しいトレンド」だけを見抜く』

という曖昧な表現にて、トレンド判定を行う独自インジケーターのゴールドチェーンが、美しく見えるかどうかが判断基準なので、「秒速」での判定は無理だと思うわけです。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)は知識、経験、才能は不要?

販売ページ内には知識や経験、才能は不要とあるものの、肝心なゴールドチェーンによるトレンド判定には、

「穏やかで美しいトレンド」だけを見抜く

という工程が含まれます。

非常に曖昧なため、この辺りはトレーダーによって判断が大きく分かれると思います。

インジケーターの「見え方」は人それぞれの「感覚」でしかないからです。

特に「美しさ」「穏やかさ」となると、余計に個々の繊細な感覚によって左右される要素が強く出ると思います。

ただ、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)には注文の自動化ツールが付属されており、その辺りを補う工夫が見られました。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)の自動注文ツール(EA)

ファイナンシャルイグジットEAというものがGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)には付いており、注文そのものを自動化してくれるようです。

それならば、先ほどの「個々の感覚」によるデメリットは解消されるかもしれません。

ただ、このファイナンシャルイグジットは「決済のみ」にしか対応していないツールでした。

それも「利確のみ」にしか対応していません。

つまりは、

・エントリー
・損切り

はトレーダー頼りだということです。

利確だけではなく、エントリーと損切りにも注文の自動化が対応しているのであれば、販売ページ内にあるとおり、「知識、経験、才能は不要」と言えるとは思います。 

ただ、エントリーも損切りも結局はトレーダーの裁量判断が多くなるため、この辺りは誇大広告と感じざるを得ません。

FXのデイトレードにおける重要な損切りですが、高値と安値を図示してくれるインジケーターZigzagによる自己判断になります。

そもそもZigzag自体がそれほど精度の高いインジケーターではありません。

そのため、損切りが遅れてしまう可能性も十分に考えられます。

結果、損切りの遅れが影響し、コツコツドカンによる大損の危険性も十分にあると感じました。

以上のとおり、利確は自動化ができるものの、エントリーと損切りには個人の感覚が大いに影響する裁量判断が欠かせません。

よって、販売ページ内にある勝率もリスクリワードもあまり目安にならないと感じました。

インジケーターに関する追加の懸念点

計4つのインジケーターを使うGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のロジックに対して、「多過ぎる」という批評をしている方もいました。

ただ、販売ページ内にあるように「3秒」での判断は完全に不可能ではあるものの、そこまで負荷はないとは思いました。

それ以上に気になった点としては、ゴールドチェーンとオシレーター系の独自インジケーターです。

前述のとおり、ゴールドチェーンは加重移動平均線(WMA)のパラメータ調整か、ごく微細な編集程度のインジケーターでしかないと思います。

加えて、ゴールドチェーンのほかのエントリー判断に用いるgold_fluctuationというオシレーター系の独自インジケーターは、RSIと似たような役割かと感じました。

要するに、移動平均線とRSIを使った「昔ながら」のそれなりなロジックでしかないと感じられるわけです。

よって、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のロジックには、特に目新しさはありません。

ゴールドチェーンでトレンド判定し、オシレーター系でエントリーのタイミングを取るというのがウリではあるものの、結局は移動平均線とRSIの組み合わせに「酷似」している程度でしかないからです。

加えて、前述のとおり、エントリーと損切りは個々の感覚頼りな要素が強いため、販売ページ内にある8,9割の勝率はもちろんのこと、リスクリワード1:1という成績もまったく目安にはなりません。

なぜかクロス円のみという矛盾点

また、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)では推奨通貨ペアとして、

ドル円
ユーロ円
ポンド円
オージー円

を挙げていました。

なぜかクロス円のみでユーロドルなどのドルストレートはありません。

スプレッドはマイナスでしかない事は確かな事実です。

ただ、ユーロ円、ポンド円、オージー円はどこの取引業者も広い傾向にあります。

対して、基本的にユーロドルはどこの業者も比較的狭いです。

にも関わらず、前述のとおり、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)では、なぜかユーロドルは推奨していません。

スキャルピング寄りのデイトレード手法として、あえてスプレッドが狭いユーロドルを避ける理由は特にないはずです。

そもそもGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のロジックはインジケーターを利用した、ファンダメンタルズ分析ではなくテクニカル分析がベースになっています。

そのため、テクニカル分析である以上、基本的にどの通貨ペアでも等しく有効性が発揮できなければ意味がありません。

テクニカル分析は統計であるので、通貨ペアが異なるからと言って、成績に大きな差が生じる事が理に適っていないからです。

値動きの大きさなどの違いがあるので、当然ながら、通貨ペアごとにまったく同じ成績にはなりません。

ただ、前述のとおり、スキャルピング寄りのデイトレードにおいて、スプレッドが狭いユーロドルを避ける理由は特にないものの、あえてクロス円のみを推奨の通貨ペアとしている点には、非常に大きな矛盾要素を感じてしまったわけです。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)に関する追加の矛盾点

ただ、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)の販売ページ内には、月1,000回のトレード回数もあるとのアピールがありました。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)は月1000回?

ただ、下図にあるような実績画像のとおり、1日に片手で収まる程度の回数しかトレード実績がないため、とても月に1,000回のトレードを実現できるとは思えません。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)の月単位の実績

上図からも計算が簡単にできてしまいますが、Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のトレード回数は、上手くいっても月に100回程度だと思います。

ディーン・カタギリ氏の実績や実力について

このGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のノウハウ提供者であり講師でもあるディーン・カタギリ氏に対しては、ネット上でさまざまな言及がされていました。

まず、実績として下図が販売ページ内に掲げられていたものの、この実績画像は、ただ数字を打ち込んであるだけに過ぎません。
Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)講師のディーン・カタギリ氏の実績

これを実績と言えるのであれば、もはや何でもアリですよ(笑)

毎月無敗は当たり前です(笑)

加えて、冒頭からディーン・カタギリ氏の「5年連続の毎月無敗」を大々的にアピールしています。

Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)

もし、FXを昨日今日知ったという場合であれば、この表現に凄さを感じるかもしれません。

しかし、冷静に考えてみてください。

『毎月の無敗』は専業としては当たり前の話です。

自慢することではないし、こんな事を大々的にアピールするということに対し、そもそも本当に専業トレーダーなのか疑問を感じざるを得ません。

百歩譲ってスイングトレードなら、負け越しの月があるのも分かります。

スイングトレードは数日~数週間の長い時間を掛けてポジションを持つため、そもそもトレード回数が少なく、損切りのトレードが続いた場合、普通に月単位のマイナスは有り得るからです。

その分、スイングトレードは一発の利幅が大きい傾向にあるため、負け越しの月に生じた損失を別の月で十分に補える可能性があるわけです。

ただ、このGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)はスキャルピング寄りのデイトレードになります。

そのため、毎日のようにトレードを行うため、月単位のトレード回数は非常に多くなるわけです。

ですので、月単位でマイナスになるということ自体があってはならない事と言っても過言ではありません。

私もスキャルピング寄りのデイトレードが主体ですが、実際に月単位の負けはないですし、周囲のデイトレーダーでも月単位でマイナスになるような人は、そもそも専業でいないと思います。

少なくとも、専業のデイトレーダーで月単位のマイナスを出してしまう人は見た事、聞いた事がありません。

1日あたり数回のトレード回数がある以上、損切りが出ても、すぐに取り戻すチャンスがあるため、毎月無敗は当然であり、それができなければ専業でやっていきないからです。

CFPライセンス保有の強み

そんなディーン・カタギリ氏ですが、アメリカ政府公認・金融のスペシャリストCFPライセンスを保有しているとのことでした。

ただ、この国際資格CFPのライセンスは、日本の資格にあるFP1級の上位互換のようなものでしかありません。

トレードとはまったく関係ない資格だということです。

実際に販売ページ内にも、

「CFPを保有しているということは、世界レベルで認められたファイナンシャル・プランニング・ サービスを提供できる証明」

と語っており、トレードとは関係ない事を明かしています。

そもそも金融業の世界で活躍しているというだけなわけです。

肩書があれば信用度が高まる傾向にある事から、このGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)の売上を上げるために利用しただけかもしれません。

まとめ。Gold Scal FX(ゴールドスキャルFX)のレビュー。

本記事のまとめです。

  • 講師であるディーン・カタギリ氏の実績がまったく不透明
  • 利確は全自動でできるものの、エントリーと損切りには個人の感覚に大きく左右されてしまうロジック
  • そのロジック自体も、移動平均線(加重移動平均線(WMA))とRSIを改良した程度のもの

以上が大まかなGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)に関するレビューのまとめになります。

そのほか、

・スプレッドが狭いユーロドルを避ける理由は特にないにも関わらず、クロス円だけを推奨の通貨ペアにしている
・月1,000回のトレード回数は有り得ない事が実績画像からも判明

など、いろいろな矛盾点がありました。

その上で、このGold Scal FX(ゴールドスキャルFX)は『109,780円』という非常に高額な価格設定になっています。

特に学べるものが新たにあるわけでもなく、矛盾点が多数あるため、私個人としては10万もの大金を払う必要はないと感じた次第です。

トレード資金に保存しておいた方が良いなと率直に思いました(笑)

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

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>破産注意。FXのデイトレでコツコツドカンをやって負ける原因と対策。

ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法を検証レビュー。

杉原です。

今回は、クロスリテイリング株式会社さんが販売しており、マックス岩本さんが講師の「ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージ」のレビューをしていきます。(販売URL→https://max-program.s3.amazonaws.com/top/it.html)

ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法を検証レビュー。

このミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのロジックは、5分足を使ったFXのデイトレード手法で、テクニカル分析の筆頭である「ダウ理論」「波動論」がベースとなっているノウハウです。

ロジック検証。ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのレビュー。

前述のとおり、このミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージは5分足のデイトレ手法で、

ダウ理論
波動論

がベースとなっています。

そんなダウ理論や波動論は、テクニカル分析の基本と言えば基本です。

ですので、その分だけ「より多くのトレーダー」が意識していると言っても過言ではありません。

その上で、そもそもテクニカル分析は「統計」であり、その分析法を意識する人(トレーダー)が多いほど、統計の精度は上がる傾向にあります。

よって、多くのトレーダーに意識されているダウ理論や波動論は、テクニカル分析の精度として、非常に高いものと言えるわけです。

ただ、単純にダウ理論や波動論を使っても、

・エントリーのタイミング
・決済(利確または損切り)のタイミング

によって、勝敗は大きく左右されてしまう事は間違いありません。

よって、単にダウ理論などを参考にしただけでは、勝率は高くないわけです。

だからこそ、多くのトレーダーが、複数のテクニカル指標を組み合わせるなり工夫を凝らして、勝率や利益率を高めている傾向にいます。

その上で、このミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージでは下図のように、

「半値戻し」

と呼ばれる、ダウ理論の応用をベースに、5分足のデイトレ手法へと昇華していました。

ミダスタッチの半値戻し

ダウ理論や半値戻しを学んだ事があるという場合、上図を見れば、もう何となくはロジックが「ネタバレ」してしまっているかもしれません(笑)

そして、言ってしまえば、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのロジックは「その程度」でしかないわけです。

ダウ理論、半値戻しの簡単な応用でしかないFXのデイトレ手法

この半値戻しを「順張り」「逆張り」に分けた上で、このミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージに付属している「サインツール」からエントリーチャンスの通知が来た段階で、エントリーを検討するという流れになっています。

ただ、そのサインを確認した後には、エントリーを検討する「裁量判断」があり、それが「曖昧」「抽象的」に教材内には書かれていました。

要するに、「サインが来たからエントリーする」という単純なものではないということです。

その上で、前述のとおり、曖昧かつ抽象的な表現で、裁量判断があるため、実践するトレーダーによって、

・エントリーのタイミング
・エントリーの見送り

などの判断がまったく異なってしまう可能性があります。

そして、そんな裁量判断をよほど上手く行わない限り、少なくとも、販売ページにあるような実績は出せないと率直に感じました。

結局のところ、サインツールでチャンスの通知が来るものの、そこからの売買判断はここのトレーダーによって「大きな差異」が生まれるので、実践するトレーダーが持つ元々の

「スキル」
「相場観」
「経験値」
「テクニカル分析の実力」

などで、勝率も利益率も変わってしまう可能性が非常に高いということです。

ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージの半値戻しは有効なのか?

裁量判断を絶妙に行えたとしても、あまり、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法はおすすめができません。

結局のところ、ダウ理論を応用した半値戻しを5分足に適用させているレベルで、それ以上の有効性・独自性が特にないため、本当に販売ページにあるような成績を残せるとは思えないからです。

実際、販売ページには下図のような実績画像が掲載されていましたが、巧妙にモザイクが施されているため、本当にミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレード手法で稼いだかどうかが定かではありません。

ミダスタッチ波動FXの実績

トレードの時間帯にモザイクがなく見る事ができれば、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法を実際に行った場面として非常に参考になります。

ただ、巧妙なモザイクによって時間帯が隠れているため、本当にミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法で稼いだかどうかが分からないわけです。

むしろ、「そうではない」からこそ、このようなモザイク処理をしているのかもしれません。

モザイクで時間帯を伏せ無ければ、それがそのまま「ロジックの有効性」を証明する事になり、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージの信用度が上がり、売上に直結すると考えられるからです。

ただ、ここまで頑なに隠しているということは・・・実際には別のデイトレード手法で稼いだ実績かもしれませんね。

その上、MT4の画像では、もしかすると単純にデモトレードで、実際にはトレードをしていない事も普通に考えられます。

いずれにしても、

・ロジック内容
・実績の見せ方

を考慮して、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法はあまりおすすめができないわけです。

片手間、隙間時間は不可能というロジック

また、販売ページ内には、

「片手間」
「隙間時間」

などの表現で、サインの通知が来た後スマートフォンでトレードしている描写がありました。

このように、スマートフォンで通知が来たら単純にエントリーしていけるのであれば、非常に「楽」だとは思います。

しかし、前述のとおり、このミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのロジックは、通知が来てから裁量の判断を行う事が欠かせません。

それも、「曖昧」「抽象的」であるため、実践するトレーダーが各自に解釈をしていく必要があります。

その上で、どんなトレーダーにしても、その裁量判断を下すには相応の時間が必要なわけです。

ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージは5分足のデイトレード手法であるため、この裁量判断に時間を掛けていると、エントリーに「間に合わない」ということが普通に考えられます。

少なくとも、複雑な裁量判断を要するため、大きな画面のパソコンでチャートを見ない、ルールどおりの実践そのものが限りなく難しいというのが率直な私の印象でした。

ですので、スマートフォンだけで・・・というスタイルは、なかなか難しいと感じたわけです。

その上で、仮にパソコンの大画面でチャートを見て裁量判断を行えるとしても、5分足のスピード感に追い付けず、エントリーには何とか間に合わったとしても、

判断ミス

が普通に頻発する可能性があると思いました。

要は、エントリーしてはいけない場面でエントリーしてしまったり、逆にエントリーして良い場面であるものの見逃してしまったり・・・というケースが有り得るということです。

そんなミスの対策として、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージの特典5では『マックス岩本流のミスの防ぎ方』が解説されています。

ただ、根本的な相場スピードの問題なので、「頭の回転を限りなく早くする」などの「能力」的な改善を行わない事には、解決策には成り得ません。

以上から、「片手間」「隙間時間」の実践はもちろんのこと、そもそもルールどおりの実践すら難しいと感じた次第です。

通貨の強弱判定が逆効果を生む?

ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法では「通貨の強弱」にも注目することで、精度・有効性を上げる施策がありました。

そんな通貨の強弱ですが、「ミダス・ジャッジメント」という下図のような独自のツールが提供され、そのツールをもとに、有効な通貨ペアを割り出してエントリー対象にするわけです。

ミダスタッチの通貨の強弱ツール

ただ、強弱ツールで「今」有効な通貨ペアを選定すると、その時点が「ピーク」で、

・高値掴み
・安値売り

をしてしまい、大きな損失に繋がる危険性もあります。

特にミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのデイトレ手法における「キモ」である半値戻しでは、戻しが起こった時点ですでに「ピーク」になっていた・・・ということも十分に有り得るからです。

ゆえに、通貨の強弱は逆効果になる可能性があると感じました。

まとめ。ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージのレビュー。

以上、本記事では、ミダスタッチ波動FXレジェンドアカデミーパッケージの、5分足FXのデイトレード手法における有効性を踏まえてレビューしてきました。

販売ページには大きな実績が目立ちますが、サインツールは単なる「お知らせ」レベルでしかなく、その後に曖昧かつ抽象的な裁量判断が必要であるため、トレーダーの実力に大きく左右されてしまうようなロジックという印象です。

ですので、販売ページにあるような実績はあまり期待しない方が良いと思います。

その上で、どうしてもミスが頻発しがちなロジックである事も懸念点です。

無理にトレードを行ってミスが増えれば、その分だけ損失が膨らむ事は避けられません。

販売ページには、

「相場に落ちているお金を拾う」

という表現がありましたが、

「相場にお金を落とす側」

になってしまう可能性があります。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

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これは高過ぎww【らいおんまる】らいおん式株式投資スクールのレビュー。

杉原です。

普段からFXのデイトレード関連の情報発信をしている本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』ですが、読者さんから株式投資に関する情報商材のレビュー依頼を頂き、今回取り扱うきっかけになりました。

らいおん式株式投資スクール

その情報商材はスクールという名目で、

『1000人以上の生徒に1人も損させることなく、初心者でも年利20%~1000%を稼がせた秘訣を公開』

というキャッチコピーで生徒さんを募集している「らいおん式株式投資スクール」というものになります。

講師は「らいおんまる」という元芸人さんで、それなりの知名度がある方のようです。

普段は株式投資はまったくの「畑違い」なのですが、トレーダー仲間のルートから教材内容を見させてもらった事と、レビュー依頼が合わさった事もあり、詳しくレビューしてみたいと思います。

値段、高過ぎ。らいおん式株式投資スクール。

良くも悪くも評判になっていた情報商材で、率直に高いと思いました。

価格は動画教材を会員サイトで視聴できるコースが「32万」。

もちろん、得られる情報に価値があるのなら、32万は「必要経費」「投資」として割り切れるのかもしれません。

ただ、らいおん式株式投資スクールで学べるものは下記のような内容です。

  • チャート分析の基本
  • 支持線と抵抗線
  • トレンドライン
  • 移動平均線とボリンジャーバンド
    (ゴールデンクロスやグランビルの法則)
  • でき高の分析
  • 板読みのノウハウ
  • 歩み値
  • IPO
  • 銘柄選び
  • 注文の種類

株式投資が畑違いの私でも知っている内容ですし、株式投資の入門書レベルでも細かく書いている内容でしかありません。

本屋で立ち読みすれば得られる情報だということです。

入門書レベルの情報が32万

文字とおり、どの本屋にでも置いてあるような入門書にはすべて記載されているような内容でしかありませんでした。

そのため、そもそも独自のものが皆無となっています。

実際にエントリーから決済までのロジック部分も、特に目新しさもなく、初心者でも入門書を学べば多くの人が辿り着くレベルのロジックという印象でした。

そんな情報が、32万・・・なんです。

本屋で立ち読みできる書籍でさえ、1,000台ですので、32倍の価格差はどうしても「高過ぎ」という印象を拭い去れません。

あえて言えば、

・元お笑い芸人という肩書
・親しみやすいトーク

に惹かれて、「らいおんまる」さんから学んでみたいという人にとっては32万の勝ちがあるかもしれませんが、株式投資を本気で学び稼ぐために情報収集したいという人にとって32万の価値はないんじゃないかなと思いました。

その上で唯一、無理に強みを挙げるとしたら、株式投資の「基礎中の基礎」を約30時間の動画で学べる点になります。

元お笑い芸人で親しみやすいトークがあれば、もしかすると学びやすいのかもしれません。

ただ、言い換えれば、先ほど挙げた「あれしかない」情報を約30時間も掛けて動画で学ばなくてはならないということです。

前述のとおり、本屋で立ち読みすれば得られる情報ですので、インプットするのに1~2時間、早ければ1時間も要りません。

ですが、文章からのインプットが苦手で、「らいおんまる」さんのファンであれば、それなりの価値があるのかもしれません。

株式投資を学ぶというよりも、アーティストのライブDVDにお金を払うような感覚でならば、購入するのもアリかとは思います。

ただ繰り返しますが、得られる情報に独自性は特になく、入門書の立ち読みでゲットできる情報なので、株式投資で稼ぐ心意気を持っており、本気で学びたいと思うのであれば止めた方が良いと感じた次第です。

64万のサポートコースという高額さ

会員サイト閲覧のみのコースが、前述のとおり、32万でした。

そのコースは180日間のみしか視聴ができません。

まぁ無理やりダウンロードできない事はないと思うので、心配はないと思いますが・・・

ただ、驚いたものとして、サポートが半年間付くコースでは64万という、さらに高額な金額になっていました。

しかも、そんなサポートは「らいおんまる」さんの「メールサポート」のみです。

つまり、差額が32万ということは、「らいおんまる」さんのメールサポートのみに32万ということになります。

いくら元お笑い芸人というブランド(?)があるのか分かりませんが、メールサポートに32万はさすがに・・・やり過ぎでは?と思いました。

しかも、肝心の「銘柄選び」や「取引」の直接的なアドバイスは一切できないとの事。

そもそも「らいおん式株式投資スクール教材」となっている動画コンテンツは、前述のとおり、入門書レベルのものでしかありません。

よって、そこで生まれる質問や相談はそれほどないと思うわけです。

ですので、メールサポートで行う質問や相談の価値はそれほど高くないと思いました。

「銘柄選び」や「取引」のアドバイスは行わず、入門書レベルの補足を行うレベルに32万・・・となると、繰り返しで申し訳ないですが、高い過ぎると思わざるを得ません。

元お笑い芸人さんとメールのやり取りが直接できると考えれば64万のコースに対し、ブランド的な価値を感じる人はアリなのかもしれませんが、このような入門書レベルの学びしか得られないスクールへの「投資」は稼ぐためには回避した方が良いと思います。

らいおん式株式投資スクールの更新が止まっていた?

ネット上では、この「らいおん式株式投資スクール」の動画更新が止まっていたので返金して欲しいという声も上がっていたようでした。

らいおん式株式投資スクールの更新がストップ

有名な投資家「テスタ」さんのYouTube動画にて、視聴者の方が相談していました。

ちなみに、「らいおんまる」さんご本人のYouTubeチャンネルの方も2020年から完全放置の状態になっています。

もちろん、動画を投稿し切ったならば、それなりの集客効果は継続するので放置する理由になるものの、50動画程度しかありません。

大抵が5,6千回数なので、YouTube動画による集客効果を感じられずに辞めてしまった可能性も有り得ます。

調べてみると、どうやら「らいおんまる」さんは病気か何かで声が出なくなり、動画出演が難しくなったので、YouTube動画を辞めたという情報もありました。

同じ原因で、らいおん式株式投資スクールの更新も止まったのかもしれませんね。

らいおん式株式投資スクールで稼げるのか

何度か申し上げているとおり、この「らいおん式株式投資スクール」は入門書レベルの知識しか得られません。

その上で、FXなどのデイトレードとは異なり、株式投資は、

1.銘柄選びの段階

2.分析の段階

という二段階を経てトレードを行うものです。

そして、1と2の両方ともにファンダメンタルズ要素が非常に重要となります。

そもそもFXにおけるデイトレードのように、テクニカル分析でトレーダー心理の規則性から勝ちを手繰り寄せるということが難しいのが株式投資の特徴です。

テクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析が明らかに優勢であるため、なかなか規則性がある明確な答えを見出せません。

特に1.銘柄選びの段階では、ほぼファンダメンタルズ分析が大半を占めるため、らいおん式株式投資スクールで得らえる、下記の知識だけでは、どうにも立ち行かないと思います。

チャート分析の基本
支持線と抵抗線
トレンドライン
移動平均線とボリンジャーバンド
(ゴールデンクロスやグランビルの法則)
でき高の分析
板読みのノウハウ
歩み値
IPO
銘柄選び
注文の種類

何せ、重要な銘柄選びの部分がわずかしかありません。

その上、サポートでも銘柄選びに関してはNG・・・

要は八方塞がりなわけです。

「らいおんまる」さんの実力は?

前述のとおり、色んな角度で見ても、どうしても「らいおん式株式投資スクール」のコンテンツで稼げるようには成り得ないと思ったわけです。

ただ、「らいおんまる」さんのサポートを上手く使いこなせば、稼げる実力が得らえるかもしれません。

そこで販売ページで語られていた「らいおんまる」さんご本人の実績や実力についても見てみました。

「株で生活してきた」
「10年間で1000人以上稼がせてきた」

などの発言があるものの、それを証明する一切の資料がありません(笑)

消費者をナメているのか分かりませんが、1つだけある資料らしきもの?がこちらです。

らいおん式株式投資スクール、お客さんの声?

この画像の上には、

「皆様から激励のメッセージを頂きました」

とあり、画像下には、

「掲載している内容はあくまでも個人の感想です。」

とありました。

これは、、、ギャグなんですかね?(笑)

画像をクリックしても決して感想やメッセージが書かれたページには移りません。

画像を5倍に拡大して見ても、特に激励や感想などはありませんでした(笑)

結局、何の証明にもなっていませんし、加えて本人が稼いだ証明すらないわけです。

よって、販売ページにある下記のような発言は、ただの謳い文句である可能性が否めません。

  • 20年以上株で稼ぎ続けてきている
  • 10年以上大学生を株で稼がせてきている
  • これまで1000人以上の指導実績
  • 一人も赤字を出させていない
  • 初心者でも平均年利20%~1000%を稼がせている

挙句の果てに、前述のとおり、スクールのコンテンツ更新がストップしてしまうという顛末・・・

まとめ。らいおん式株式投資スクールのレビュー。

以上、

・入門書レベルの情報に32万
・プラス32万で「銘柄選び」「取引アドバイス」はNGのメールサポートが半年間付属

という本屋の立ち読みレベルの情報商材であるため、講師である元お笑い芸人「らいおんまる」さんのコンテンツが見たい、メールのやり取りがしたいという「ファン」以外にはあまり参加価値はないのではと率直に思った次第です。

何より、20年以上を株で稼いでいるのなら、何かしらの実績を見せても良いのですが、一切ありません。

その上、スクールの更新そのものもストップしてしまったようですし、本気で投資を学ぼうと心意気を持っているのであれば、書店で立ち読みから始めた方が良いと思いました。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

普段、本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード関連の情報を発信しています。

もし株式投資以外に、FXのデイトレにも興味がありましたら、ぜひ当ブログの別記事もご覧になってみてください。

杉原。

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勝率100%の誇大広告と机上の空論。「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)のレビュー。

杉原です。

今回は「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)というサインツール付きの情報商材をレビューしていきたいと思います。

「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)

この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)で語られるFXのデイトレ手法は、1分足による売買判断を用いたスキャルピング寄りのデイトレードです。

その上で、記事タイトルにも書いたとおり、「勝率100%」という明らかな誇大広告に加え、そのロジックが実践不可能?と言えるような、まさに「机上の空論」という印象のものでした。

ちなみに、この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)の販売元は「一般社団法人 日本投資家育成機構」という販売業者ですが、住所・電話番号ともに、良くも悪くも有名な「クロスリテイリング株式会社」さんと同じです。 

また、ノウハウ提供者である鈴木克佳(FX-Katsu)さん自身もクロスリテイリングの情報商材に何度も頻繁に顔を出しているので、販売元は実質的にクロスリテイリング株式会社と見て間違いありません。

そんなクロスリテイリング株式会社さんが販売するFXノウハウは、さまざまな「問題?」が多数あり、下記の記事で注意喚起を促していました。

>サインの欠陥、不備で勝てない。ドラゴン・ストラテジーFX~三種の神器~のレビュー。

>ロジック破綻してます。マックス岩本1秒スキャルFXのレビュー。

>ヤ、ヤラれた!Global Dream FX(北田夏己)の有効性をレビュー

宜しければあわせてお読みになってみてください。

「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)のデイトレ(スキャル)手法とは

この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)で語られているロジックは、前述のとおり、スキャルピング寄りのデイトレードで、まずは、

・ダウ理論
・ラインによる判断

をベースにした上で、上位足の筆頭である「4時間足」を使って対局を掴みます。

いわゆる環境認識ですね。

4時間足を使った環境認識が曖昧過ぎる?

ダウ理論もラインによる判断も、多くのトレーダーが意識している部分なので、有効性がないわけではありません。

ただ、「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)における、この環境認識の部分は、トレードの回避(フィルター)に利用されており、その上で、非常に判断が曖昧で抽象的になっています。

そんな曖昧さ、抽象さは、

「10人のトレーダーがいれば、7,8人は違う判断をするのでは?」

と思うほどです。

この4時間足による環境認識の部分がトレード回避に大きく関わっているため、勝率にも大きく影響してくる事は避けられません。

ただ、この環境認識の部分があまりにも曖昧過ぎるため、あえて各トレーダーに完全に任せるように仕向けている印象を受けました。

あえて曖昧かつ、抽象的な表現にしていれば、購入者(トレーダー)からの勝てませんという報告が来ても、

「環境認識の部分で、このような観点で見れば、この場面はエントリーを回避する判断が下せます」

など、販売側の逃げ道が作れるからです。

さらに、この逃げ道は核心のエントリー判断にも用意されていました。

1分足を使ったエントリー判断も曖昧?

4時間足で環境認識を行い、トレードの回避を踏まえたフィルターを行った後は、1分足にて、

・RSIのダイバージェンス
・MACDのゴールデンクロスとデッドクロス
・ボリンジャーバンドの開き具合

を用いて、エントリーを判断します。

実際のところ、これらのテクニカル分析は王道と言えるもので、割と多くのトレーダーが意識するため、使い方によっては有効性がある事は間違いありません。

ただ、先ほど触れた環境認識の部分と同様に曖昧さが非常に目立ちます。

曖昧で、抽象的過ぎるため、環境認識と同じく、トレーダーごとにまったく違う「答え」を出してしまう印象を受けました。

そのため、エントリーして負けが続き、販売元である「一般社団法人 日本投資家育成機構」に相談しても、

「あぁ、この部分は逆にこういう判断が下せる場所ですので、エントリーしてはダメな場所です」
「逆に、見逃していた、この部分は勝てていた場面ですよ」

と、ここでも販売側の「逃げ道」があるわけです。

「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)のロジックは机上の空論か。

また、前述のとおり1分足にて、

RSIのダイバージェンス
MACDのゴールデンクロスとデッドクロス
ボリンジャーバンドの開き具合

を判断するには、スピードが問題になります。

1分ごとに新たなローソク足が生成され続ける1分足チャートを見つつ、上記の判断を瞬時に下さなくてはなりません。

要するに、スピード感に追い付けずに、ルールどおり(それも曖昧過ぎますが)にトレードができない可能性が非常に高いわけです。

仮に絶妙な判断を下せるような分かりやすい状況だとしても、1分足のスピードが早く判断が間に合わずに、エントリーや決済をルールどおりにできないということも否めません。

そうなれば、実践不可能なFXのデイトレ手法(スキャルピング手法)、ロジックであり、ただの「机上の空論」ととらえられます。

それを物語るかのように、下図のような「勝率100%」という明らかな誇大広告が販売ページに掲げられていました。

「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)、勝率100%?

いくら勝ちやすい場面だけに絞り込み(フィルター)をかけたとしても、物理的に100%の勝率は有り得ません。

10回、20回程度のトレード回数なら可能性は0ではないものの、相応のトレード回数を踏まえた上での勝率100%は明らかな誇大広告です。

現に、上図は表計算ソフトエクセルで作ったような実績画像で、何の実績証拠にもなっていません(笑)

ただ単純に、販売側であるクロスリテイリング株式会社さん(のスタッフさん?)がエクセルに数字を打ち込み、

「勝ちやすい相場を集中して狙うから勝率100%」

という謳い文句を記しただけですから。

それが許されるなら何度もありですよ(笑)

これに関して私としては、ちょっと度が過ぎると思いました。

1日100回のチャンスは有り得ない。

また、販売ページ上には、1日100回のチャンスがあるというアピールがされていました。

ハッキリ言って、これは嘘と言っても過言ではありません。

結局のところ、前述のとおり、

ダウ理論やラインを用いた4時間足によるフィルターを行った後、1分足にて、

RSIのダイバージェンス
MACDのゴールデンクロスとデッドクロス
ボリンジャーバンドの開き具合

を確認するロジックになっており、その上でバックテストおよびフォワードテストを行ってみても、トレード回数はまったく100回には遠くおよびませんでした。

販売側も、

「わざわざ検証する人はいないだろう」

と思い、

「100回もトレード回数があれば、魅力的に見え、購入者が増えて儲かるだろう」

という見込みで、このような誇大広告を掲げているのだと思いました。(あくまでも予想ですが)

その上で、前述のとおり、エントリー判断が非常に曖昧かつ抽象的過ぎるため、こちら側が

「100回もチャンスなんてなかったですよ」

と訴えれば、

「この部分は逆にエントリーチャンスにできるので、見逃している部分がいくつもありますよ」

というように、後付けで幾らでも判断を誤魔化されてしまえます。

ただ、この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)にはサインツールが付いており、そんな曖昧さを帳消しにできる可能性があると思い、このサインツールに関しても検証してみました。

「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)のサインツールについて

販売ページ上では、

「チャンスを自動でお知らせ」
「利益チャンスを逃す心配はありません」

というアピール文にて、サインツールを紹介していました。

チャンスを逃さないと言いつつも、サインツールによってアラート通知が発生した後に、各トレーダーがそこから先ほど触れたような

RSIのダイバージェンス
MACDのゴールデンクロスとデッドクロス
ボリンジャーバンドの開き具合

などの判断を細かく見ていきます。

そのため、サインツールは、

「チャンスになるかもよ」

というレベルのもので、決して、

「チャンスを自動でお知らせ」
「利益チャンスを逃す心配はありません」

という事を実現するものではないわけです。

前述のとおり、多くの裁量判断が必要なので、実質的にサインツールの意味がそれほど感じられませんでした。

裁量判断の曖昧さをなくすほどのサインツールでない限り、完全にトレーダーの「実力次第」なところがあるため、販売ページで掲げていた勝率100%はもちろん、9割8割も厳しいロジックだと思います。

まとめ。「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)。

そもそも、この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)で強みとされている「4時間足と1分足を使ったロジック」の有効性は薄いと思いました。

極端な話、1分足で数秒~数分単位となるスキャルピング寄りのデイトレードを行う場合、そこまで細かく4時間足を見る必要はありません。

4時間足ベースの値動きへの影響は即座に反映されるものではないからです。

少なくとも、短期トレーダーにとっては4時間足は環境認識に用いる程度で、売買判断に用いることは大抵ありません。

だからこそ、最終的にRSIのダイバージェンスとMACDのゴールデンクロスやデッドクロス、ボリンジャーバンドの開き具合によるロジックに対し、4時間足による環境認識が精度向上に役立ってはいないと思えるわけです。

ノウハウのオリジナリティ、目新しさについても、

RSIのダイバージェンス
MACDのゴールデンクロスとデッドクロス
ボリンジャーバンドの開き具合

は、王道と言えば王道になるため、そこまで斬新なものではありません。

少しでもテクニカル分析を学んだ経験があるトレーダーにとっては、

・オリジナリティ
・目新しさ

は皆無だと思います。

ただ、まったくの初心者で、これからテクニカル分析を本格的に学ぶという人にとっては「新しさ」を感じるかもしれません。

しかし、これからテクニカル分析を学びたいという初心者層であっても、

RSIのダイバージェンス
MACDのゴールデンクロスとデッドクロス
ボリンジャーバンドの開き具合

は大抵の書籍やサイトでも「当たり前」に取り扱われているレベルの情報に過ぎません。

そのため、特別な理由がない限り、この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)を購入する意義はないのではないかと思います。

少なくとも、この「超」秒速スキャルFX・成功のイデア(鈴木克佳)は4万以上もするわけですから・・・

その上、ここまで何度か触れてきたように、ロジックの判断基準があまりにも曖昧かつ抽象的過ぎるので、出せる成績はトレーダーの実力次第になると思います。

私自身、自らが実際にデイトレードを行う上で、曖昧さを無くしてシンプルにしていくことを意識し、トレンドラインのみを使った利益率に特化したデイトレ手法を確立していました。

そんなラインを使ったデイトレ手法は、リスクになる「含み損」「損切り幅」が極めて小さくなる場面でのエントリーになるため、低リスクでレバレッジを効かせることが可能となっています。

そのため、5分足を使った一度のデイトレードでも2桁台の利益率を出すことができていました。

実際のエントリーから決済(利確・損切り)までの流れを含めたロジックを、下記の記事にて図解していますので、良ければご覧になってみてください。

・トレンドラインのブレイクを狙うデイトレ手法
>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

・トレンドライン反発の初動を狙うデイトレ手法
>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いデイトレード必勝法『初動テクニカル』

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