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杉原です。
今回はFXのデイトレードに取り組む際に発生する「ストレス」に関する記事になります。
記事としては、避けられない4つのストレスと、それらの対処法について解説していく内容です。
実際のところ、FXのデイトレで発生するストレスが原因となり、
・トレード手法をルールどおりに実践できず、負けが多くなり資金が減っていく
・続ければ資金が増えていた見込みがあるにも関わらず、FXのデイトレ自体を辞めてしまう
などの「マイナス面」に繋がってしまうトレーダーが意外にも少なくありません。
そんなFXのデイトレードでの成功を邪魔するストレスについて、筆頭の4選を挙げながら、それらの対処法を同時に解説していきたいと思います。
それでは早速いってみましょう。
ですので、一個人にしか通用しない方法ではなく、それなりの人数に当てはまっている方法なので、非常に有益な情報になると思います。
まずFXのデイトレにおける代表的なストレスは以下の4つです。
- 1.エントリーを待つ時間
- 2.利確まで待つ時間
- 3.含み損が広がっていく様子
- 4.負けが確定する損切り
では1つずつ詳しく見ていきましょう。
デイトレのストレス1.エントリーを待つ時間
FXのデイトレードでエントリーのチャンスを「待つ」という行為は避けることができません。
そもそも相場は全トレーダーの売買注文によって値動きが決まり、その値動きによってエントリーのチャンスが発生します。
そのため、どうしても自分の思いとおりにチャンスは巡って来ないわけです。
もちろん、
「パソコンの電源を付け、チャートを開いたら、すぐにエントリーのチャンスが来た」
という場合も、まったくないわけではありません。
ただ、どんな手法でも、そのような都合の良い事は非常に「稀」「珍しい事」であり、やはりチャンスを「待つ時間」は必要不可欠であり、それが『ストレス』に繋がってしまいがちだと思います。
その上で、私自身もFXのデイトレを始めた当初は、そんな「待ち時間」は、
『早くチャンスが来て欲しい』
という何とも「じれったい気持ち」になったものでした。
では、そんな待ち時間のストレスを解決した方法に関して、具体的に3つ解説させて頂きたいと思います。
【実践者の実績や生の声】
待ち時間の対策1.FXのデイトレ以外のやる事に集中する
これは単純に、FXのデイトレ以外の作業を作り、その作業に集中することです。
作業の例としては、趣味や個人ビジネス、家事、何でも構いません。
結局のところ、どんなFXのデイトレード手法だろうと、チャートを見続けても自分の思いとおりにチャンスは巡って来ないので、チャートを見ないように別の事に集中するわけです。
そんな別の「やる事」について、もう少し具体的な例を挙げてみましょう。
デイトレの資金増加に繋がるものとしては、
アフィリエイト
ブログ運営
せどりや転売
YouTubeの動画投稿
データ入力
が代表的なものであり、そのほかの趣味などとしては、
漫画を読む
動画を視聴する
書籍や雑誌を読む
ネットサーフィンを行う
などが例になります。
デイトレードの合間にブログ運営やアフィリエイトなどの「資金稼ぎ」をすれば、FXのデイトレで稼ぎながら資金の追加ができるようになり、一石二鳥になるため、割とおすすめです。
もちろん、デイトレの合間に資金稼ぎをせず、そのほかの作業として、趣味や家事を行なっても何ら問題ありません。
いずれにせよ、エントリー待ち時間のストレスを感じないよう、トレードとは別の作業に集中できれば良いからです。
ただ、デイトレードの合間に別作業を行う際には、その作業に集中し過ぎてしまい、エントリーのチャンスを見逃さないように注意が必要になります。
そもそも本来の目的はFXのデイトレードで稼ぐ事なので、合間に行う別作業に没頭し過ぎて、エントリー場面を見逃しては意味がありません。
そこで、私としては、
・アラートを活用してチャンスが来る前に知らせる
・定刻を決めてチャートを見る
という対策を推奨していました。
アラートを活用してチャンスが来る前に知らせる
これは、取り組む手法の『エントリー条件が成立する手前の段階』で、チャートソフトなどでアラートを鳴らす方法です。
チャートソフトの例:MT4やトレーディングビュー
仮に特定の水平ラインにローソク足が触れた瞬間にエントリーする、という手法のルールを例にしてみます。
その場合、その水平ラインにローソク足が触れた段階でアラートを鳴らすように設定すると、そこからチャートを見始めてしまうため、エントリーに間に合いません。
そのため、エントリー条件となる水平ラインにローソク足が触れる手前でアラートが鳴るように設定するわけです。
どのくらい手前かという部分は、手法によっても左右されますが、およそ5pips手前などにすれば、アラートで通知が来てからでも十分エントリーに間に合うと思います。
実際に私のデイトレード手法では、このアラートを活用することが可能なため、通知が来るまでは別の作業への没頭ができていました。
定刻を決めてチャートを見る
ただ、取り組むFXのデイトレード手法によっては、エントリー条件が成立する前にアラートを設定することが難しい、そんな場合もあるかもしれません。
仮にそのような場合、定刻を決めて、その時刻になったら無条件でチャートを見る事を推奨していました。
定刻に関しては、取り組む手法のエントリー頻度によって左右されますが、例としては20分刻みなどがあります。
たとえば、21時→21時20分→21時40分→22時などです。
ただし、取り組むデイトレード手法のエントリー条件が5分足の確定時点という場合、今挙げた
21時→21時20分→21時40分→22時
というタイミングでチャートを見てしまうと、チャンスが来てもエントリーに間に合いません。
そのような場合、20時57分→21時17分→21時37分→21時57分のように、20分刻みではあるものの、3分前のタイミングでチャートを見る方法がおすすめになります。
当然ながら手法によってエントリー条件は異なりますが、5分足のローソク足が確定する3分前ならば、十分にエントリー判断が可能だと考えられるからです。
待ち時間の対策2.別の手法を並行して取り入れる
続いての対処法は、ここまで説明した「別の作業に取り組む方法」とは真逆となるかもしれません。
この対処法は、取り組むFXのデイトレ手法を1つにせず、複数の手法でFXのデイトレードに臨むということになります。
取り入れる手法を増やすほど、比例してエントリー頻度も増えるため、そもそもストレス要因となる「待ち時間」そのものを短くできるわけです。
もちろん、有効なFXのデイトレード手法を複数個身に付ける「手間」と「労力」が発生することは否めません。
ただ、身に付けた手法の数が多いほど、エントリー頻度が増えてストレスになっていた「待ち時間」を削減できるだけではなく利益率の向上も見込めるため、非常に有効な方法です。
待ち時間の対策3.FXのデイトレ実践の時間を限定する
この対策法はそもそも論になりますが、FXのデイトレードを行う時間帯を限定してしまう事で、物理的に待ち時間を減らすものになります。
FXにおいては、メインとなる下記3つの市場が開いてすぐが、最も参加トレーダーが多く値動きが大きい時間帯です。
- 東京市場(9時~)
- 欧州市場(16時前後~)
- ニューヨーク市場(21時前後~)
そんな値動きが大きい時間帯のみに、FXのデイトレを行う時間を限定すれば、必然的にエントリーの「待ち時間」を減らせます。
ただ、当然ながら、デイトレの実践時間を限定して短くすればエントリー待ちの時間が減りますが、その分だけエントリーの頻度も減る事は避けられません。
そこで有効となるのが、「欧州市場」と「ニューヨーク市場」が重なる時間のみでFXのデイトレを行う方法です。
まず欧州市場とニューヨーク市場は東京市場と比べ、それぞれ参加トレーダーが異常に多くなる事もあり、値動きが非常に大きくなります。
そのため、欧州市場とニューヨーク市場が重なる21時~翌2時前後は、特に値動きが活発です。
この21時~翌2時前後という約5時間程度では、1日中FXのデイトレをする場合に比べエントリー頻度は減るものの、値動きが非常に活発なので、1回のトレードで得られる利益が大きくなります。
そのため、5時間程度という短時間のみですが、十分な利益率を取る事はまったく不可能ではありません。
現に、私やクライアントのトレーダーたちも、基本的にはこの「欧州市場とニューヨーク市場が重なる時間のみ」でFXのデイトレードを行っていますが、1日あたり10%台の利益率を取れていました。
もちろん、取れる利益率に関しては、取り組むFXのデイトレ手法によって左右される事は避けられません。
ただ、21時前後~翌2時頃までの短期間でも、この時間帯であればエントリー回数が少なくても、1回のエントリーで大きな利益を狙えるため、非常に効率が良いわけです。
この「欧州市場とニューヨーク市場が重なる時間のみ」であれば、そもそもFXのデイトレ実践の時間が短くなるため、必然的にエントリーを待つ時間も少なくなるため、ストレスの発生を抑える事ができます。
デイトレのストレス2.利確まで待つ時間
エントリーを待つ時間と同様に、この利確を待つ時間も「待ち遠しく」、ストレスに感じやすい時間かもしれません。
「まだ利確できないのか・・・」
「もしかして逆行して含み損が広がっているのでは?」
などとネガティブな思考が頭を巡ると、余計に待ち時間が長く感じてしまうと思います。
利確待ちのストレスに対する対処法
そんな利確を待つ時間のストレス対する対処法としては、
・利確予定の価格に指値注文を出し、アラート通知を活用する
・アラート通知が来るまではチャートを見ずにほかの事をやる
という方法が有効です。
たとえば、前回高値で利確を予定するのであれば、その高値に指値注文を出しておけば、その価格になった際に自動で利確が完了します。
その際に、MT4では決済が指値注文が通るとアラート通知ができるため、そのアラートを設定しておくわけです。
そうすれば、アラート通知が来るまで、別の作業に集中しておき、待ち時間のストレスを軽減することができます。
このアラートや別の作業という部分は、前述の「エントリー待ちの時間」への対処法とまったく同じですので、詳しくは先ほどの説明を再読頂ければ幸いです。
デイトレのストレス3.含み損が広がっていく様子
デイトレードのおけるストレスの3つ目としては、含み損が広がっていくストレスが挙げられます。
「このまま含み損が広がれば、損切りになってしまう」
と感じ、ネガティブな考えが頭を巡り、ストレスになる傾向にあると思います。
ただ、FXのデイトレードではスプレッドや手数料がある時点で、含み損からは避けられません。
また、相場の値動きは常に上下を繰り返しながら波のように動くため、いくら利確できるトレードだったとしても、一時的に含み損を抱える事は多々あるはずです。
ですので、含み損に対するストレス対処法としては、まず含み損は避けられないものだと「認識」することが初めの一歩と言っても過言ではありません。
その上で、ご自身が取り組むデイトレ手法のおいて、
「含み損は何pipsが平均か」
「最大の含み損はどれくらいか」
などをしっかり検証する事を推奨いたします。
その検証を念入りに行っておけば、本番環境のリアルトレードで含み損が発生した際に、
「これくらいの含み損は当たり前だから、特に心配いらない」
と、冷静を保てるはずだからです。
以上が、FXのデイトレードを行うにあたって避けられない含み損に関するストレス対処法でした。
デイトレのストレス4.負けが確定する損切り
損切りを行うと、含み損という「仮の損失」だったものが「確定の損失(負けトレード)」に変わります。
よって、損切り自体が苦痛となり、ストレスに感じるトレーダーも少なくありません。
おそらく「負け」が好きな人は非常に稀でしょうから、非常に多くのトレーダーが損切りをストレスに感じてしまうのだと思います。
そんな「負けトレード」が確定してしまう損切りですが、その損切りのストレスへの対処法としては、月間の利益率を常に考える事が有効です。
当然のことですが、相場の世界において勝率100%のトレード手法は基本的に存在しません。
そのため、損切りは当たり前の行為なわけです。
そのトレードで損切りによって損失を受けても、結局のところ、月間でプラスになれば月間の収入は確保できるようになります。
1回のトレードで負けたとしても、別の「勝ちトレード(利確)」によって、その損失分を十分に上回れば良いということです。
また、負けトレードは月に何度あっても構いません。
結局は、月単位で見て利確時に得られる合計の利益率が、月間のトータル損失額を大きく上回れば、その分だけ利益も大きくなるからです。
ですので、このように考えれば、損切りをストレスに感じる事はそもそも必要ありません。
それでも損切りが多く、利益額よりも損失額の方が多くなる場合は、そもそも手法が問題なので、ストレスへの対処よりも手法の見直しを優先した方が良いと思います。
問題となるのが、本来のルールならば損切りするはずが、たった一度の損切りを渋って後回しにして含み損がどんどん膨らみ、コツコツドカンのように最終的に資金の多くを失う大きな損切りになってしまうことです。
このように損切りで負けを確定するストレスから逃れたいために、ルールどおりに損切りせずに渋り続け、取り返しがつかない程に含み損が広がった時に、やっと損切りしてしまうトレーダーは少なくありません。
このような事態を避けるためにも、月単位の利益を常に考え、損切りをする際には、
「別のトレードで取り返せばよい」
と考えを切り替え、冷静に損切りを実行する事を推奨いたします。
総括。FXのデイトレードで不可避のストレス4選とその対処法。
以上、本記事ではFXのデイトレードにおける下記のような4つのストレスを挙げてきました。
- 1.エントリーを待つ時間
- 2.利確まで待つ時間
- 3.含み損が広がっていく様子
- 4.負けが確定する損切り
その上で、各対処法を解説してきた次第です。
そんな各ストレスに対す対処法の概要が下記になります。
- 1.エントリーを待つ時間
→FXのデイトレ以外のやる事に集中する
→別の手法を並行して取り入れる
→FXのデイトレ実践の時間を限定する - 2.利確まで待つ時間
→利確予定の価格に指値注文を出し、アラート通知を活用する
→アラート通知が来るまではチャートを見ずにほかの事をやる - 3.含み損が広がっていく様子
→含み損は不可避なものという前提で、取り組む手法で「含み損は何pipsが平均か」「最大の含み損はどれくらいか」をしっかり検証する - 4.負けが確定する損切り
→損切り時の損失よりもトータルの利益額が大きくなれば良いので、キリの良い月間の利益率を常に考える
以上が本記事内容のまとめでした。
当ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレードを生業とすべく情報提供を行っていますので、FXのデイトレードでの成功を志す場合、有益な情報を得られるはずです。
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