「重複点テクニカル」の記事一覧(3 / 7ページ目)

重複点テクニカルの追加QA~MTF、中長期のライン、事前の検証~

杉原です。

この記事では、公式メールマガジンの方で独自に公開しているデイトレード手法『重複点テクニカル』について頂いた、下記の質問/相談を共有したいと思います。

「MTF(マルチタイムフレーム)はどのように取り組んでいるのか?」
「購入前に検討したいが問題ないか?」
「中長期のトレンドラインに特化すべきか?」

上記の順に掘り下げて解説していくので、どうぞ最後までお付き合い頂ければと思います。

重複点テクニカルとMTF(マルチタイムフレーム)

まず前提として、MTF(マルチタイムフレーム)を行う本質は、相場全体の流れ(中長期を含めたトレンド)を読み取り、その流れに逆らわないことに他なりません。

例えば、中長期のトレンドが「売り」で、さらに戻り売りを意識されるような場面であれば、いくら5分足を使ったデイトレードの短期的な視点で「買い」のチャンスに見えても、大きな逆行(下降トレンド)に成り得ます。

そのような事態を防ぎ、テクニカルの精度を上げることがMTFの本質であり目的なわけです。

その上で、重複点テクニカルにおいては、

・中長期のライン(トレンドライン、アウトライン、水平ライン)
・キリ番
・1時間足

などを使った『回避ルール』があります。

この回避ルールは、のトレンド/流れには絶対に逆らわないための、条件に該当した際には、いくらエントリー条件が揃っていても必ずエントリーを避けるというルールです。

ですので、回避ルールを使って行っていることは、本質的なMTFと特に変わりません。

ただ、一般的なMTFは非常に「感覚的」であり、私の印象では、その場その場で異なる判断基準になっているトレーダーがとても多い気がしていました。

そんな判断基準がコロコロ変わってしまえば、そもそも検証さえも適切に行えていないので、統計であるテクニカルの本質から大きく外れています。

だからこそ、多くのトレーダーが行う感覚的なMTFを重複点テクニカルでは採用せず、

・中長期のライン(トレンドライン、アウトライン、水平ライン)
・キリ番
・1時間足

を使った『明確なルール』を独自に作り、中長期のトレンドに逆らわないデイトレード手法を作りました。

その明確な回避ルールをバックテスト/フォワードテスト、そして実際の相場で徹底的に検証したからこそ、あえて感覚的なMTFを取り入れず、そんなMTFよりも高精度な相場分析ができています。

また、

・中長期のライン(トレンドライン、アウトライン、水平ライン)
・キリ番
・1時間足

を使った回避ルールですが、中長期のラインは何度も引くものではなく、数時間単位で作業するほどで、キリ番と1時間足に関しては特に作業する必要がありません。

そのため、重複点テクニカルにおける回避ルールでは、多くのトレーダーが行っているMTFで時間を取られるようなことはなく、瞬時に、かつ明確な判断ができるため、結果的に低い作業負荷ながら高い精度に繋がっています。

以上をまとめると、5分足においてキリ番、水平線、トレンドライン、チャネルラインを表示し、そこでエントリーポイントがあっても『回避ルール』が発動していた場合は、必ずエントリーを避けなければなりません。

先ほども書いたように、いくら5分足の視点で見て「絶好の買い」と言える場面であっても、中長期のトレンド/流れが「逆向き」であるため、下降トレンドの「始点」になり大きな下落に巻き込まれる可能性が高いからです。

そんな中長期のトレンド/流れに逆らわないための仕組みが、一般にMTFと称される行為を、感覚的な要素を排除し、明確な基準で作り上げている回避ルールであり、重複点テクニカルの重要な要素となっています。

事前の検証について

前提として、ここまで解説した回避ルールを含めての実績が、重複点テクニカルの案内資料に掲載しているものになります。

そのため、重複点テクニカルの購入前に、案内資料に記載のロジックを検証したいとのことですが、回避ルール無しの状態では精度(勝率)はそれなりに低くなりかねません。

また、回避ルールに関しては先ほど挙げた、

・中長期のライン
・1時間足
・キリ番

だけではなく、

・移動平均線
・時間関連
・指標関連

を含め、その他のルールがあり、徹底して精度を高めていました。

加えて、ただサポレジが重複していれば良いというわけでもありません。

ロングを狙う場合であれば、より大勢のトレーダーによる

・売り注文が避けられる
・買い注文が殺到する

という状況になるための、

・サポートラインの重複具合
・サポートラインの重複数

などを、相場状況に応じて適切に判断した上でエントリーする必要があるからです。

以上から、回避ルールや上に書いた重複の詳細を抜きにした検証では、思ったほどの精度にならないことはご了承ください。

ただ、検証される際に「このパターンは避けた方が良いです」「この重複パターンが必須です」とお伝えしたい気持ちはあるのですが、ここで重要なポイントとなる回避ルールの中身や重複の詳細を明かしてしまうと、すでに代金を支払って購入された方に対しての「裏切り行為」に成りかねません。

そのため、ここで回避ルールや重複の詳細を明かせない点はご理解頂ければ幸いです。(決して、重複点テクニカルの購入を煽っているわけではありません。)

ですが、重複点テクニカルの手法を応用した『追加ノウハウ』が先日に完成し(まだ教材に未追加)、これは回避ルールがあまり関係ない(適用されにくい)上に、

・トレンドライン
・キリ番

の2本が重複するのみという、これ以上無いシンプルなロジックであり、このノウハウであれば、そのまま検証されても好成績を出せると思います。

そのため、重複点テクニカルの案内資料にあるロジックではなく、下記の記事でロジックを公開している「追加ノウハウ」の方を検証して頂ければ幸いです。

>重複点テクニカルの追加ノウハウ『初動テクニカル』

根底にある確固たる理屈/理論もあわせて解説しているので、ぜひ上記の記事をお読みになり、検証されてはいかがかと思います。

中長期のラインについて

重複点テクニカルのロジックにおいても、中長期のトレンドラインを含めるパターンもございます。

実際に下図のように、中長期のラインと短期のラインがサポートラインとして重なるパターンでは、

・短期の視点
・中長期の視点

がともに「買い」で一致しやすい、本当に「おいしい相場」に他なりません。

中長期のトレンドライン有

オレンジのチャネルラインにおけるアウトライン(短期)、黄緑のトレンドライン(中長期)、そして水色のキリ番がすべてサポートラインとして『重複』する場面で、この上ないロングのチャンスでした。

このように、重複点テクニカルでは中長期のラインを含めるパターンもあれば、下図のように短期のラインのみというパターンもあります。(赤丸がエントリー→グレーの横線が決済)

中長期のトレンドライン無

先ほど掲載した中長期のトレンドラインがあるパターンとは異なり、こちら(上図)は短期のトレンドラインしかないパターンです。

ですので、

「短期の視点のみで根拠として薄いのでは?」

と見えてしまうかもしれません。

ただ、最初にお伝えした回避ルールで中長期の流れには逆らっていない上に、中長期のトレーダーもより利益を大きくすべく、下位足でエントリーのタイミングを図り、キリ番のロールリバーサルを狙うことが少なくありません。(中長期の視点で上昇トレンド)

その上、画像では見切れているものの、5本の移動平均線によるパーフェクトオーダーが発動しており、この視点でも中長期的に「上昇トレンド」になっていました。

以上から、中長期のラインが含まれておらず、短期のトレンドラインだけでも、中長期の流れに逆らわないことは当然として、

・短期のトレンド
・中長期のトレンド

が買いで「一致」している、高精度のパターンとなっていたわけです。

中長期のラインは、より大勢のトレーダーから注目される分、有効性が高いことは間違いありません。

よって、最初に挙げた下図のように、中長期のトレンドを含ませることでデイトレードの精度は格段に向上するわけです。

中長期のトレンドライン有

ただ、中長期のラインは期間が長い分、引ける本数が少ないので、他のサポレジとの重複が発生する「頻度」はそれほど高くはないデメリットがあります。

つまり、絶好のチャンスではあるものの、トレード回数が少なく、安定した収益を得にくいということです。

ですので、収益の安定を図るべく、回避ルールで中長期のトレンド/流れに逆らわない前提で、中長期のラインを引けないケースにおいても、キリ番や移動平均線などを含めて、

・短期のトレンド
・中長期のトレンド

が一致しやすい場面を、割り出していることが、重複点テクニカルに強みに他なりません。

それこそが、2つ目に挙げた下図になります。

中長期のトレンドライン無

事前の検証における「補足」

先ほど、検証するなら「この手法」として紹介した下記の記事について、少し補足があるので、簡潔に説明させてください。

>重複点テクニカルの追加ノウハウ『初動テクニカル』

あくまでも短期トレードであるため、取引コストが低いことが利益を高める上で欠かせません。

そのため、取引コスト(スプレッド+手数料)が低いFX業者でデイトレードを行うことが、利益率の向上に直結するわけです。

そんなスプレッドが低い上に、レバレッジや強制ロスカット水準も優遇してくれる、デイトレに特化した業者が、私や受講者様が使っている「Exness(エクスネス)」という海外FX業者になります。

この業者を使ってこその案内資料にある実績であり、このExness(エクスネス)は他の業者よりも有利なデイトレ環境であることは間違いありません。

下記の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご検討頂ければ幸いです。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」

><推奨>Exnessのプロ口座〜ハイレバ&手数料なしの激狭スプレッド〜

>Exness(エクスネス)の口座開設方法と手順を分かりやすく図解

海外FX業者が不安な場合、下記もご覧になってみてください。

>(海外VS国内)どちらのFX業者を選ぶべきか15項目で比較

また、多少スプレッドが広くなるものの、万単位の口座開設ボーナスがもらえ、リスクなく検証できる「GemForex」もオススメです。

>GemForex「万単位」の口座開設ボーナスと入金ボーナスの解説。

以上、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

この記事で議題にしていた『重複点テクニカル』ですが、下記の公式メールマガジン内で案内資料を配布しています。

登録直後の1通目でエントリー場所を含めたロジックをそのまま公開しているので、ぜひメルマガ登録の方を検討頂ければ幸いです。

>無料の公式メールマガジンはこちらから

>ブログの目次はこちらから

トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法『初動テクニカル』

杉原です。

本講義では5分足チャートにて、

・キリ番(ラウンドナンバー)
・トレンドライン(チャネルライン)

この2つのみを使った反発の「初動」を狙う、シンプルながらもほぼ聖杯に近いレベルの高精度な『初動テクニカル』という独自のデイトレード手法について、エントリーから決済までのロジックを実際のチャートを使って解説させて頂きます。

下の図がそのイメージ図です。(具体的なエントリーや決済の要点は、このページ内で順を追って解説しております)

トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法のイメージ図

この講義内で解説するトレンドラインとキリ番を使った「エントリー条件」に当てはまると、

・短期派から中長期派まで
・順張り派から逆張り派まで

このような様々な立場のトレーダーからトレンド分析の方向性が「一致」しやすくなり、ショートであれば、

・買い注文が減る
・売り注文が増大する

そんな相場状況になるため、下落の確率がとても高まり、精度が抜群なデイトレードが実現できるようになっています。

また「トレンドラインを引かないトレーダー」からも、トレンド分析の結果が一致しやすい仕組みがロジック内に入っているため、より大勢のトレーダーと同じ方向の注文を出せることで精度が増し、ほぼ逆行が無いレベルのリスクです。

結果的に高い精度のまま、

・含み損
・損切り幅

これらを極めて小さく抑えられるので、低リスクのままレバレッジ効果を最大限に活かせます。

そのため、海外FX業者を使う場合に『資金1万円あたり0.1ロット(1万通貨)』という客観的に見て高いロット設定でも安全にデイトレードが可能です。

このロット設定では1pipsで資金の1%に該当するため、10pipsの利幅でも一度の取引で利益率は10%になります。

ページの後半では、実際の収益が分かる履歴を掲載しているので、ロジックの解説を踏まえた上で参考にして頂ければ幸いです。

ただ、世間一般的には安全のためにロットは下げて、

「損小利大で利幅を伸ばせ!」

このような傾向が強いので、私のように海外業者を使って資金1万円あたり0.1ロット(1万通貨)というロットを上げるトレードは危険に感じるかもしれません。

ですが、高い精度を維持できたまま「含み損」を最小限に抑えられるデイトレ手法であれば、そんなロットを上げる行為は低リスクになり、10pipsのような少ない利幅でも10%ほどの高い利益率を出せるメリットが得られます。

また「損切り幅」も小さく抑え込めていることで、負けトレードの損失も1回の勝ちトレードで得られる収益で取り戻せるレベルなので、資金の減りというリスクも回避できている状況です。

ここからは実際に、エントリーから決済までの条件を含むロジックをチャートを使いながら図解して、これなら1回の取引でも充分に10%を超える2桁台の利益率を出せると、納得できるように解説させて頂きます。

【はじめに】なぜトレンドラインとキリ番なのか?

まず最初に前提として、トレンドラインとキリ番を使う意味、その優位性から明確にしていきたいと思います。

このトレンドラインもキリ番も、RSIやRCIのような一般的なインジケーターとは異なり、パラメータ(設定値)がありません。

パラメータがあるとインジケーターを使うトレーダー同士で設定する数値や、適用する時間足に違いが出ることで、トレンド分析の結果が「同じインジケーターを使っていてもトレーダーごとに変わってくる傾向」があります。

同じ銘柄を同じ時間帯で、同じインジケーターを使ってチャートを見ていても

・上昇トレンド
・下降トレンド
・レンジ相場

それぞれトレーダーごとに判断が分かれやすいということです。

このようにトレンド分析が一致しにくいと、仮に自分は上昇トレンドと判断してロングをしても、他の大勢は上昇トレンドと判断していない可能性が大いに有り得るので、エントリー後に上昇しにくい精度の低いトレードになってしまいます。

それに対して、トレンドラインやキリ番のようなラインは、このような精度が下がる要因になるパラメータ(設定値)がありません。

そのため、ラインを引くトレーダー同士による分析の「差」が出にくく、大勢のトレーダーと同じ視点で分析できることでトレンド分析の結果が一致しやすいわけです。

ですので前提として、ラインを使ったデイトレードはインジケーターに頼るよりも、大勢と同じトレンド分析ができるからこそ、高精度(高勝率)な手法となっています。

以上がトレンドラインやキリ番のようなラインを使う意義であり、優位性の話でした。

この優位性を前提とした上で、ここからは具体的なエントリーや決済の条件に深く入っていきたいと思います。

1つ注意として、私自身、決してインジケーターを完全に否定しているわけではありません。

代表的なRSIやRCIにしても、それぞれに相応の優位性があるからこそ、今も使われていることは間違いないと思います。

ただ、ここまで説明したように、パラメータの存在により分析結果にバラつきが出るインジケーター自体の精度は、どうしてもラインに比べて劣ってしまうことは確かです。

ですので、インジケーターを使う場合にはトレンドラインをはじめとするラインを主体として、インジケーターは補助的に使うことで精度を高める方針が有効かと思います。

シンプルにトレンドラインとキリ番のみを使う、聖杯に近いデイトレードのルール

まずイメージが湧きやすいように、事例となるチャート図をご覧ください。

下図の赤丸がエントリー、そして太い灰色線のラインが基本的な利確の目安(前回安値の実体から手前、ロングの場合は高値)です。

トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法のイメージ図

このデイトレード手法はラインのみで勝負する以上、使うライン自体の条件も厳しいものとなっています。

ただ、ここで言う「厳しい」=判断が難しい、というわけではありません。

より多くの注文が入るラインを『厳選』する必要があるということであり、それは多くのトレーダーが意識するラインでもあります。

そんな多くのトレーダーが意識しやすいラインということは、そもそも誰もが見つけやすいラインとも言えるはずです。

ですので、このデイトレード手法のノウハウ自体が決して難しいことは全くありません。

むしろシンプルである以上、とても再現性の高いデイトレ手法だと思います。

以上を踏まえ、どんなラインを使うのかという重要なポイントを含めた当トレンドライン手法のルールを、この先で学んで頂ければ幸いです。

どんなラインを使うのかを含むエントリー条件

率直に申し上げると、先ほど掲載した下図のような場面が、当デイトレ手法の条件/ルールであり、ここでは具体的に掘り下げて解説させて頂く次第です。

トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法のエントリー

そして以下が、このデイトレード手法におけるエントリーのルールとなります。

  • ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
  • そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること
  • トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0)と重複していること

では、それぞれの確固たる原理/有効性を1つずつ解説していきます。

ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること

まず等間隔であることによって、より大勢のトレーダーが意識するトレンドになりやすいからこそ、下図のような頂点同士がほぼ等しい間隔で結ばれるラインが条件となります。

引き始めの「始点」から2点目の「中間点」、そしてエントリー場所となる3点目の「終点」・・・

これらの間隔がほぼ等しいことで、大勢のトレーダーが意識するトレンドに成りやすくなるわけです。

もちろん、この間隔は厳密に計っての等間隔ではありません。

少なくとも、完全に頂点の間隔が一致するラインは、遭遇する確率が極端に低いことは確かです。

ですが、目で見たレベルでも明らかにキレイなラインで、ほとんど同じ間隔で結ばれるということは意識できると思います。

そんな「目視レベル」でも認識されるようなラインであれば、ラインを引かないトレーダーたちにとっても、同じトレンドを意識される相場状況と成り得るわけです。

だからこそ、ほぼ等間隔のトレンドラインに高い有効性が備わってきます。

また、4点目以降ではなく「3点目」という点も重要です。

まず、普遍的な人間心理から考えると、危険を冒して何度もトレードするよりも、確実性の高い場面で利益を取って手を引く、いわゆる『勝ち逃げ』を行うトレーダーが少なくありません。

その上で、トレンドラインの4点目以降になると、そのライン、そのトレンドを意識するトレーダーも増える一方で、すでに3点目の「初動」で利益を勝ち取り、その時点で手仕舞いしている有能なトレーダーもいます。

そんな初動で勝ち逃げする有能なトレーダーは、精度の高い初動のみで勝負し、とても高い「期待値」のトレードを行うため、一般の勝てないトレーダーに比べて好成績です。

ですので、そんな好成績のトレーダーたちの資金は多く、相場に出す注文の量が、一般の勝てないトレーダーの数倍/数十倍以上になると言っても過言ではありません。

そのため、そんな勝ち逃げトレーダー達1人1人は、勝てていない多くの一般トレーダー数十人分以上に換算できるということです。

だからこそ、大きな取引量でトレードできる有能なトレーダーたちから狙われる「初動となるトレンドライン3点目」の効き目が非常に強くなっています。

よって、初動のみで勝ち逃げするトレーダー達の注文が反映される、トレンドラインの初動=3点目こそが、ラインでの反発が起こる確率が高い最もおいしい(=期待値の高い)相場になるわけです。

逆に、4点以降になると、注文量の多い勝ち逃げトレーダーたちが出す新規のエントリー注文が減るることで、少しずつラインでの反発が起こる確率が低くなっていきます。

もちろん、他のサポレジによる十分な数の「重複」があるなど、別の視点で根拠が増えるのであれば、4点目以降でも精度を上げることは不可能ではありません。

あくまでも、ここで解説するトレンドラインとキリ番のみを使ったシンプルなデイトレード手法においては、トレンドライン(チャネルライン)とキリ番という2本のみがサポレジになるため、それぞれのラインがより意識されやすい『厳選』された条件でなければなりません。

以上から、下図のようにトレンドラインは「ほぼ等間隔」かつ「3点目」が条件となっています。

トレンドラインの3点目までが等間隔

【補足】

より強く機能するトレンドラインを採用すべく、特にトレンドラインとキリ番のみである当手法においては、できる限りヒゲに近い位置で引くことを推奨いたします。

ヒゲで引いたトレンドラインであれば、1分足や15分足など別の時間足で見ても「同じトレンドライン」として表示されるので、より大勢のトレーダーに意識されるラインになり、精度が向上するからです。

以上から、トレンドラインとキリ番のみを使う当デイトレード手法においては、より精度の高いトレンドラインを使うべく、できる限りヒゲを目安にラインを引くことを推奨していました。

そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること

ここまで解説したトレンドラインの条件をクリアした上で、そのトレンドラインと「平行」にアウトラインが引けて「チャネルライン」として成立していることが続いての条件になります。

以下の図が「ほぼ等間隔」で「3点目」の条件を満たしたトレンドラインに対し、平行に2点以上を結べるアウトラインが引けてチャネルラインとして成り立っている事例です。

チャネルラインとして成立すると、

・上昇トレンド
→高値と安値がほぼ同じ角度で平行に上昇

・下降トレンド
→高値と安値がほぼ同じ角度で平行に下降

このようにキレイなN字を描く値動きになります。

以下がチャネルラインの上昇/下降それぞれの事例です。

トレンドラインとアウトライン

ご覧の通り、トレンドラインとアウトラインで反発し合う形で、ほぼ同じ角度で「平行」な値動きとなっています。

そのため、まさに「教科書通り」と言えるような非常にキレイなトレンドが描かれるわけです。

ですので、ラインを引くトレーダーはもちろん、ラインを引かないトレーダーにとっても、同じトレンドを強く意識されやすくなります。

実際に、上図のチャネルラインを外した下図をご覧ください。

それぞれ黄色丸が高値、黒丸が安値で、ほぼ同じ角度で平行に値動きが起こっていると、ラインが無くても認識できるはずです。

少なくとも人間心理的に、平行な動きは印象に残りやすいことで「トレンドが発生」していると反応を示し、チャネルラインとして成立している相場に関しては、ラインを引かないトレーダーにとっても、同じトレンドを意識しやすい相場状況となっています。

よって、

・ラインを引くトレーダー(そもそもパラメータが無いため高精度)
・ラインを引かないトレーダー(高値と安値の平行な値動きからトレンド認識)

この双方から、同じトレンドを意識される確率が非常に高まるからこそ、アウトラインが平行に引けるチャネルラインとして成立することを条件としていたわけです。

トレンドラインとアウトライン

ただ、単純にトレンドラインと平行なアウトラインが引けるだけではなく、トレンドラインとアウトラインで交互に反発し合う、上図のようなチャネルラインであることが基本的な条件です。

平行に高値と安値がほぼ同じような角度で値動きすることで、チャネルラインを引かない多くのトレーダーにとっても、下図のような『N字波形』のキレイなトレンドを把握できます。

N字波形

そんなN字波形のトレンドこそが、ラインを引くトレーダーから引かないトレーダーまで大勢から意識されるトレンドであり、それを利用できるのが「トレンドラインとアウトラインで交互に反発し合うチャネルライン」だということです。

以上から、トレンドラインの3点目とローソク足が接触するタイミングでは、大勢の順張り派トレーダーによる新規のエントリーが、ラインを引く/引かないに関係なく大量に出されやすくなり、トレードの精度が飛躍的に高まっていきます。

また、1時間足などの上位足で取引する中長期のトレーダーでも、実際にエントリーする際には、

・より安い価格でロング
・より高い価格でショート

これらを意識するために、あえて下位足でエントリーのタイミングを図るケースは少なくありません。

上記2つを実現することで、利幅が大きくなる上に損失を減らせるという重要なメリットがあるからです。

ですので、キレイなN字波形が描けるトレンドラインの3点目は、

・押し目買い(ロング)
・戻り売り(ショート)

これらのエントリー場所として中長期のトレーダーからも意識されやすくなります。

そのため、短期トレーダーだけではなく、中長期のトレーダーからも極めて近いタイミングで同じ方向の注文が出されるからこそ、このトレンドライン3点目の精度が劇的に高まるわけです。

トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0=120.000円のような小数点以下が0)と重複していること

続いては、ここまで説明した、

・ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
・そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること

これらを満たしたラインが、下図のようにキリ番と重複しているという条件です。

トレンドラインの3点目とキリ番の重複

そんなキリ番(ラウンドナンバー)は、110.000円などの絶対的な「数値」です。

ですので、水平ラインを引かないトレーダーはもちろん、どんなテクニカル指標/インジケーターを使っているトレーダーであっても、

・反発を狙った逆張りの注文
・ブレイクからロールリバーサル(サポレジ転換)した場面を狙った順張りの注文
・キリ番に到達する前にポジションを決済する注文

などを行う傾向があるため、同じ方向の注文が殺到して、効き目が強い価格帯となっています。

また、トレンドラインと同じく「パラメータ(設定値)」がない絶対的なラインとなるため、どの時間足で見ても大勢のトレーダーに意識される要因となり、これらによってキリ番そのものの精度がとても高くなっているといることは間違いありません。

だからこそ、順張り派から逆張り派まで、ラインを引く引かないに関係なく、世界中のトレーダーから認識される価格になります。

例えば、ショートを狙う際のレジスタンスラインとしてキリ番がある場合には、

・反発を狙う逆張りのショート(売り注文)
・ロールリバーサル=サポレジ転換を狙う順張りの戻り売り(売り注文)
・買いポジションを持っていたトレーダーの利確(売り注文)

このように大量の売り注文が入りやすくなり、下図のようにキリ番とローソク足が接触する前後のタイミングで下降する確率が極めて高まるということです。

トレンドラインの3点目とキリ番の重複

そんなキリ番(ラウンドナンバー)ですが、一般的には、

112.200円
112.400円

など、細かく考えているトレーダーも少なくありません。

ただ、より大勢のトレーダーに強く意識される価格帯でなければ、そこでの反発を狙うデイトレードの精度は高まらないので、このデイトレ手法において採用するキリ番は『トリプル0』としていました。

112.000円のように小数点以下3つの数字がすべて「0」という、いわゆるトリプル0であれば、本当に大多数のトレーダーから意識される価格帯になるため、その価格帯での反発の精度が大きく高まるからです。

下図のように、このトリプル0と、ここまで解説した厳選されたトレンドラインが「重複」する場所こそが、大勢のトレーダーによる注文の偏りが生まれ(この場合は売り注文)、一時的にとても強いトレンドの初動となっていきます。

トレンドラインの事例

厳密に完璧な重複とならない場合があるものの、目安として約2,3pips前後の重複であれば、まだ双方のラインによる強い反発が重なる傾向があります。

逆に、トレンドラインとキリ番の重なり具合が10pips以上などのように、あまりにも離れていれば、双方のラインによる反発が重複しないため意味がありません。

よって、あくまでも目安となりますが約2,3pips前後が重複の離れ具合としていました。

ここまでの整理から決済への流れ

ここまでは下図のような、トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法『初動テクニカル』について、具体的なロジックを根底にある理論を含めて解説させて頂きました。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

以下が、その掘り下げたエントリーのルールとなります。

  • ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
  • そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること
  • トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0)と重複していること

以上がエントリ-条件が整うことで、ここまで解説したように、

・順張り派も逆張り派からも
・短期派からも中長期派からも

ラインを引く/引かないに関係なく「同じトレンド分析」になって、ほぼ逆行のない高い精度のまま極めて小さな含み損で済むデイトレードのロジックとなっています。

そして、含み損が小さく高精度な状態のまま、最短の利確を下図の灰色線で行うことで、より精度=勝率を大幅に高めていました。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

この図における太い灰色の線は、エントリー場所から見た直近の安値で、1分足や5分足のような下位足では大勢が認知しているチャートパターン「ダブルボトム」として、短期トレーダーから新規の買い注文が一時的に入る傾向があります。

(下図がダブルボトムの例です)

ダブルボトムの例

丁度ダブルボトムになる可能性があるのが、下図の太い灰色線で示した前回の安値であり、この安値の付近では短期の逆張りを狙うトレーダーによる新規の買い注文が入り始める傾向にあります。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

そんな上図における太い灰色線あたりの価格帯では、買い注文が増えることによって下げ止まりになる危険性が考えられます。

もちろん、下げ止まらずに、そのままブレイクしていく可能性も否定はできません。

しかし、下降トレンドが止まる危険性が充分にある以上は、高い精度を維持できるように、前回安値の手前である灰色線(ローソク足の実体)あたりでの確実な利確を推奨していました。

その上で、キリ番を逆方向(この例では上方向)にブレイクされた際にすぐに損切りすれば、損切り幅は大きくなりません。

結果的には、一度の取引で充分に取り返せるレベルの損失に抑えられます。

ちなみに下の例では、太い灰色線で図示した価格帯が、下降トレンドにおけるサポレジ転換によってレジスタンスラインとして上昇を妨げる恐れがあるので、この価格帯の手前を目安として確実に利確しています。(最短の利確場所で精度を高く維持するため)

グレーの価格帯で利確

以上から、冒頭でもお伝えしたように、含み損と損切り幅を最小限に抑えながら、このような最短の利確で高い精度を維持できるからこそ、海外業者にて『資金1万円あたり0.1ロット(1万通貨)』という大きなロットでも低リスクのトレードができていました。

そして、このロット設定では、1pipsの利幅に対して1%の利益率になります。

そのため、10pipsほどの小さな利幅でも10%の利益率を一度のトレードで得ることが可能です。

実際に下図の場合は、薄い横線が10pips刻みで、15pips以上の利幅になっているので15%を超える利益率になっていました。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

以下がこの時の収益における履歴になるのですが、MT4など取引ツール上の実績は「プログラムやインジケーターによる改変」という捏造や「デモ口座との見分けがつかない」との見方があるため、取引した翌日にFX業者から送られてくる履歴メールを抜粋させて頂きました。

収益の見方

実績の一例

実際に別の方がこのデイトレ手法を実践して、複利運用で資金を増やした時の履歴は後ほど紹介させて頂きます。

この口座は複数ある口座の中でも、五百万の資金を固定して単利運用に使っているもので、この約15pipsの利幅である一度のトレードで、15%を超える利益率になっていました。

このように1日1回の「小さな利幅」でも大きな利益率を出せるからこそ、収益を上げるために、世間一般で言われる「損小利大」を無理に意識して利幅を伸ばす必要はありません。

無理に損小利大を狙い利幅を伸ばしている間に、せっかく含み益が出ていても相場の流れが変わり、そこから損切りになるトレーダーは実際に少なくないと思います。

結果的に損小利大が悪い方向に作用して、手元に残る収益が減っている可能性もあるわけです。

対して、私がこの講義内で解説してきた手法では、利幅を伸ばすことは特に必要ありません。

10pipsのような小さな利幅でも10%の利益率になるほどロットを上げても、しっかりエントリー条件を満たすことで、

・含み損
・損切り幅

これらを極めて小さく抑え込みながら、高い精度(勝率)になるからです。

ですので、私のデイトレ手法では、無理に損小利大を意識して利幅を伸ばしている間に逆行し、最終的に損切りになって勝率をどんどん落としてしまう・・・このような収益性を下げる危険性はありません。

ただ、一度のトレードで高い利益率を得られる代わりに、このトレンドラインとキリ番を使ったデイトレ手法には「弱点」があります。

弱点と克服の方法

このデイトレ手法の弱点は、精度を上げるためにラインの条件を厳しくしている影響によって、1つの銘柄あたり数多くのトレードのチャンスが発生するわけではない点です。

ただ、このトレード手法に使うトレンドラインと100pips間隔のキリ番(トリプル0)は、どの銘柄でも普遍的に通用する指針なので、どんなトレード対象であっても有効性は変わりません。

そのため、為替通貨のFXであれば、複数の通貨ペアをトレード対象として監視すれば、1つの銘柄だけではチャンスが少ない弱点をカバーできます。

特に、FXの通貨ペアとゴールドは、海外業者では同じ口座でトレードできるのでオススメです。

これがインジケーターをたくさん使って判断する手法の場合、なかなか多くの銘柄を監視することは難しいかもしれません。

ただ、私のこの手法は「ラインのみ」を使った手法で、下のようなシンプルなステップなので、複数の銘柄を扱っても、それほど負担にはならないと思います。

  • 1.ルールに沿ったトレンドラインが引けること
  • 2.そのトレンドラインの等間隔な3点目とキリ番が重なること
  • 3.トレンドラインとキリ番にローソク足が接触する合図を待つこと

私自身、ゴールドとポンド円などの為替通貨ペアを中心に、8つほどのチャートを監視することがありますが、特に負担を感じないのが実際のところです。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

少なくとも、必ずキリ番というハッキリと明確な価格帯をエントリーに使うため、余裕を持ってエントリーのタイミングが待ち構えられるからこそ、複数の銘柄を監視してもチャンスの見逃しによる「利益の喪失」などは特にありません。

1つの銘柄だけではトレード回数が少なくても、実際に複数の銘柄を監視すれば、それぞれの銘柄で周期的にチャンスが訪れるので、安定してトレード回数を維持することもできます。

実際にこのトレンドラインとキリ番を使ったデイトレ手法『初動テクニカル』で、複数の銘柄を扱って、10%台の利益率を維持しながら複利運用で資金を増やした方も少なくありません。

そんなトレーダーの方から、実際の収益が分かるメールの履歴を頂き、それを抜粋したものが以下になります。

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼50万円を約10回の複利運用▼

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績1

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績2

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績3

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績4

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績5

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績6

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績7

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績8

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績9

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績10

色を変えて示したように負けトレードで損失が出て、途中で資金が減っているものの、別の勝ちトレードで充分に補えています。

結果的に約10回ほどの複利運用で、約3倍以上に資金が増えていました。

客観的な視点で見ても、資金の増加率は高い方かと思います。

この10回で資金が約3倍になるペースで複利運用を続けていけば、早い段階で桁を増やしていくことも不可能ではありません。

ただ、この成績はいくつかの通貨ペアとゴールドなど複数の銘柄を扱いつつ、この講義内の解説に加えて下記のポイントを押さえた結果になります。

  • そもそもテクニカルの効き目が弱まる場面でのエントリーを避ける
  • エントリー後の状況変化に対応して最適な場所での決済を行う
  • 逆向きのトレンドに逆らう場面でのエントリーを回避する
  • 周期的に訪れる「特定の時間帯」によって決済場所を変動させる
  • 逆行しやすい中長期の大きな流れに逆らう場面のエントリーを避ける
  • 利益を高め損失を最小限に抑えるべく当デイトレ手法に特化したトレード環境を最適化する
  • トレードする銘柄に応じて変動させるロット設定によりリスクの抑制と利益の最大化を図る

これらのポイントを確実に押さえてトレードすることで、精度(勝率)的には9割ほどにまで高まり、先ほど紹介した方のように収益性を大きく飛躍できます。

ただ、いくら当講義内のトレード条件を完璧に満たしても、上で箇条書きにしたポイントが抜けている場合、たまたま勝てる時があっても、月単位や年単位で見た勝率はどんどん下がっていく危険性が否定できません。

むしろ、大事な資金がマイナスになる危険すら考えられます。

上で箇条書きしたポイントは、資金をマイナスにも、逆に9割ほどの精度で勝ち続けて大きなプラスにも変えてしまうほどの、極めて「重要な要素」だということです。

その上で、この欠かせない「重要な要素」は、私がメルマガ内で公開していた下の教材『重複点テクニカル』で解説している内容と全く同じポイントになっています。

重複点テクニカルのイメージ図

この講義内で解説してきたトレンドラインとキリ番を使った『初動テクニカル』は、元々はこの重複点テクニカルのデイトレ手法を応用して追加ノウハウとして提供していたものでした。

そのため、この講義内で解説したトレンドライン手法で、先ほど紹介したような1回のトレードあたり10%台の利益率を9割ほどの精度で出すには、重複点テクニカルで解説している下記のポイントが欠かせません。

  • そもそもテクニカルの効き目が弱まる場面でのエントリーを避ける
  • エントリー後の状況変化に対応して最適な場所での決済を行う
  • 逆向きのトレンドに逆らう場面でのエントリーを回避する
  • 周期的に訪れる「特定の時間帯」によって決済場所を変動させる
  • 逆行しやすい中長期の大きな流れに逆らう場面のエントリーを避ける
  • 利益を高め損失を最小限に抑えるべく当デイトレ手法に特化したトレード環境を最適化する
  • トレードする銘柄に応じて変動させるロット設定によりリスクの抑制と利益の最大化を図る

ラインを使った様々なチャートパターンを攻略するノウハウで、以下のように小さな資金から複利運用で資金を膨らませることが可能なデイトレ手法です。

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼1万円を複利運用で約500万円にした例▼

重複点テクニカルの実績1

上の成績は、ロンドン市場やニューヨーク市場など夜間の取引でのトレード履歴になります。

また、当講義内で解説してきたトレンドラインやキリ番のみを使う『初動テクニカル』は、重複点テクニカルの後に確立した追加ノウハウになるため、初動テクニカルの成績は上の履歴には入っておりません。

実際に重複点テクニカル1つでも、客観的に見ても高い収益性があり、推奨したいデイトレ手法の1つになっています。

その上で、この講義内で解説してきた、

・トレンドライン
・キリ番

この2つに特化したデイトレ手法『初動テクニカル』は、そんな重複点テクニカルにおける、

・講義1.デイトレ環境の整備
・講義2.資金管理
・講義5.回避ルール
・講義6.決済条件

こちらの講義で解説していたポイントを押さえてこそ、9割ほどの精度で勝ち続け、先ほども紹介させて頂いた方の、以下のような複利運用のように高い収益性を出すことができます。(すでに重複点テクニカルを購読されている場合には、上記の講義をご覧ください)

初動テクニカルトレンドラインとキリ番に特化した初動テクニカル

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼50万円を約10回の複利運用▼

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績1

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績2

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績3

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績4

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績5

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績6

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績7

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績8

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績9

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績10

以上、この講義内で解説してきたトレンドラインとキリ番に特化したデイトレ手法『初動テクニカル』にて、もし9割ほどの高い精度で、上で示したような高い収益性の維持を実現したい・・・

このように感じられた場合には、9割の精度(勝率)維持できていた重要なポイントを解説している『重複点テクニカル』の導入を、ぜひご検討して頂ければ幸いです。

初動テクニカルトレンドラインとキリ番に特化した初動テクニカル

重複点テクニカルは下記のリンクで案内している公式メールマガジンの1通目にて、案内ページをご覧頂けます。

(メルマガ紹介ページにて、無料配布のロジック1として紹介しているものが「重複点テクニカル」です)

>無料の公式メールマガジン

重複点テクニカルの案内ページでは、エントリーから決済までを含むロジックをすべて実例で図解しているので、仮に重複点テクニカルをお求めにならないとしても、1つの有益な参考資料としてお役に立てると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ぜひ公式メールマガジンの登録をご検討頂ければ幸いです。

>無料の公式メールマガジン

>ブログの目次はこちら

パーフェクトオーダーにおける移動平均線の傾きは重要か?(重複点テクニカルの追加QA)

杉原です。

この記事では私が継承しているデイトレ手法に関して、

「パーフェクトオーダーに移動平均線の傾き/角度は関係ないのか?」

という個別に頂いた質問について、共通性の高い内容だったので、当記事を通して回答を共有したいと思います。

実際に継承しているデイトレ手法に関しては、下記の講座を通してご案内を差し上げておりました。

エントリー場所を含めたロジックや、実践者の実績/感想なども公開していますので、少しでも興味がありましたら、下記からお読みになって頂ければ幸いです。

>『専業FXデイトレーダーの会』無料 公式メールマガジン

まず、下図が設定している移動平均線のパラメータ(設定値)です。

移動平均線のパラメータ(設定値)

移動平均線

例えば、上昇トレンドのパーフェクトオーダーにおいて、「紫<黒<青<オレンジ<緑」の順序であるものの、

「緑、オレンジが下向き」
「青、黒、紫が上向き」

などのパターンがあるかと思います。

その上でパーフェクトオーダーにおける重要なポイントは、移動平均線の傾きよりも、

「各移動平均線の位置関係」

に他なりません。

傾きは関係なく「紫<黒<青<オレンジ<緑」の位置関係にあり、短期線の方が中期線よりも、中期線よりも長期線の方が上にある状態は、

長期よりも中期、中期よりも短期の方がどんどん高い価格帯で取引されていること

の証拠となります。

そのため、上記のようなパーフェクトオーダーは傾きに関係なく位置関係が長期<中期<短期であることで、上昇トレンドの継続中と判断されやすく、

「まだ様々な時間軸のトレーダーから新規/決済の買い注文が入る余地がある」

ので、上昇トレンドの指針として有効なわけです。

ですので仮に、先ほども挙げたパーフェクトオーダー状態において、

「緑、オレンジが下向き」
「青、黒、紫が上向き」

のような例で言えば、パーフェクトオーダー状態でありながら価格が下降しているものの、移動平均線の位置関係から上昇トレンドにおける

『押し目買い』

のポイントに成り得ます。

その上、上昇パーフェクトオーダー(反転指数1点分)が発動していても、

トレンドライン×キリ番×移動平均線
キリ番×水平ライン×移動平均線
トレンドライン×アウトラインキリ番
トレンドライン×キリ番×水平ライン

などなど、、、残り3点分サポートラインの重複がエントリー条件となっているため、より「押し目買い」のチャンスが強まるはずです。

よって、私はパーフェクトオーダーに関しては移動平均線の位置関係は重要なものの、向き(傾き)は特に気にしていませんでした。

(実際に、短期線が下向きの上昇パーフェクトオーダーでも、押し目になった後、再び上昇に転じ、下向きだった短期線が上向きに変わることも少なくありません)

もしもトレンドに乗って利幅を伸ばすロジックを前提とするのであれば、上昇パーフェクトオーダーの場合、すべての移動平均線が上向きを条件としたかもしれません。

ただ、多くのトレーダーが陥っている損小利大で利幅を伸ばす行為は、伸ばせる利幅が日々一定ではなく、1日単位はもちろん、週単位や月単位でもマイナスの成績が出がちです。

日々の収益を安定させるため、色々と検証/研究で行き着いた先は、

極めて小さい含み損で高い勝率を出せることでロットを上げ、最短の利確でさらに勝率を上げること

により、少ない利幅でも利益率を高められるロジックでした。

少ない利幅であれば、より勝率を高められる上に、日々のトレードで得られる利幅が安定し、それに伴い利益率も安定するからです。

さらに、最短の利確により、ポジション保有時間を極限まで短くできるので、

・別の通貨ペアで発生したチャンスを逃さず、より利益率を高められる
・突発的なファンダメンタル材料による逆行に遭遇する確率を大きく抑えられ、より勝率を高められる(それが利益率にプラス)

というメリットもあります。

もちろん、利幅をとにかく伸ばす方針もダメではないですが、

・利幅を伸ばす中で、目標まで届かずに、逆行して損切りし勝率ダウン(それが利益率にマイナス)
・利幅を伸ばすことでポジション保有時間が長くなり、別の通貨ペアで生じたチャンスを逃したり、突発的なファンダメンタル材料による逆行に遭い、長く続けるほど勝率の低下が目立ってくる(それが利益率にマイナス)

などの致命的なデメリットが避けられません。

以上より、最後は少し脱線気味で申し訳ありませんが、利幅を伸ばす行為は元から念頭になかったため、パーフェクトオーダーにおける傾きはは気にせず、各移動平均線の位置関係のみを意識していた次第です。

>ブログの目次はこちらから

【関連記事】

>納得させます。FXのデイトレで移動平均線の最適な設定値(パラメータ)と原理/理屈とは。

>グランビルの法則を単純に「最低限」覚えるならコレだけ。

>本当に有効なデイトレード手法の見分け方/特徴とは。

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>比較~FXのデイトレはローソク足の「途中/確定」どちらでエントリーすべきか~

>専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

ピンバー(プライスアクション)の有効性(重複点テクニカルのQA)

杉原です。

重複点テクニカルの実践者さんから「プライスアクション」について質問を頂き、共通性の高い内容だったため、この記事を通じて共有したいと思います。

基本的に重複点テクニカルでは、ローソク足の完成を待たずに「途中」の優位な位置でエントリーを行っています。

ただ、一部、エントリー条件として設定している「反転指数が4点」という条件の内、1点にピンバーを加算して良いとしていました。

その上で、プライスアクションは、トレンドラインや水平ライン、キリ番などとは異なり、

見ている時間足によって差が生じる

ということが避けられません。

そのため、トレンドラインや水平ライン、キリ番などとは違って「プライスアクションは優位性に欠けるのではないか?」という質問や「もし優位性があるのなら、逆向きのピンバーが出たら決済すべきか?」という質問を頂いたわけです。

このような趣旨の質問に対して、プライスアクションの有効性/優位性にも触れながら解説させて頂きました。

ピンバーについて

私自身、プライスアクション「だけ」でのトレードは特に推奨していません。

あくまでも「回避ルール(フィルター)」をすべてクリアした上で、かつ、反転指数が3点ある状態(条件である4点の内3点)でのピンバーのみを現時点で取り入れていました。

ロングの例で言えば、短期のトレーダーはもちろん、中長期のトレーダーにしても、

・回避ルールのクリア(フィルター)
・反転指数4点の内の3点をクリア

の時点で、多くのトレーダーが「売り注文」を避けて「買い注文」を出す傾向にあります。

そのような状況だからこそ、よりベストなタイミングを図る上で、ローソク足の形状=プライスアクションの有用性が発揮される傾向にあるわけです。

ですので、エントリー後に逆向きとなる5分足の逆向きとなる上向きピンバーが出ても、そのピンバー「のみ」に反応するトレーダーはほぼ皆無だと思います。

前述の通り、すでの多くのトレーダーが「売り注文」を避け「買い注文」を出す傾向にあるからです。

ですが、エントリー後に5分足で逆向きとなる上向きピンバーが出た際、それがレジスタンスラインと重複する際はそのタイミングで「買い注文」が減り「売り注文」が多くなり始め、逆行して下降トレンドになる始点に成り得るので注意が必要となります。

ただ、この注意が必要になる場合は、今書いたようにレジスタンスラインと重なる時であり、そもそもレジスタンスラインに触れる手前で「利確」しているはずなので、上記の事態は確実に避けられるはずです。

以上から、特に5分足で逆向きのピンバーが出ても、レジスタンスラインと重ならない限りは特に「売り注文」が減っていて「買い注文」が増えている状況は変わりないと捉えられるため、

「元のピンバーの有用性が無効になることは無い」

ので、特に撤退(決済)の必要性は無いとしています。

(ただ、1時間足のピンバーは単体でも意識される傾向が強く、非常に威力が高いので回避ルールに盛り込んでいた次第です。)

そもそもプライスアクションの有効性について

まず、5分足なら5分足、15分足なら15分足など、対象とする時間足でしかプライスアクションは意味を持たないことは否定できません。

すべてのトレーダーが同じ時間足しか見れないというルールがあれば、非常に有用性があるものの、

・1分足
・5分足
・15分足
・30分足
・1時間足

など、どんなチャートソフトにも上記のような時間足がデフォルトで入っているので、エントリーのタイミングを図る時間足はトレーダーによって一律ではないからです。

ですので、プライスアクション「単体」での使用は、私自身、推奨していませんでした。

もちろん、上記すべての時間足で下ヒゲピンバーになっている状況であれば、本当に大勢のトレーダーが下ヒゲピンバーを意識して、

・売り注文の減少
・買い注文の増加

が起こるかもしれません。

ただ、このような別の時間足同士による同じプライスアクションが発動するパターンは、
テストプログラム(インジケーター)を組んで試しましたが、本当に滅多に出現がありませんでした。

そのため、テストの母数が少なく信頼性のテストも十分にできないため、プライスアクションを単体で利用することは基本的に懐疑的だったんです。

以上を踏まえた上でロングを例にすれば、私がピンバーを導入してエントリーする条件としては、

・回避ルールをすべてクリア(フィルター)
・ピンバー以外ですでに反転指数4点の内3点以上

という条件であり、この条件を満たしている段階で、

・売り注文の減少
・買い注文の増加

が短期~中長期のトレーダーから見込まれる傾向にあります。

その上で「できる限り損失を避けたい」という大勢のトレーダーが持つ心理から、よりベストな価格(安い価格)でエントリーをしたいと大勢のトレーダーが買い注文のタイミングを図る傾向があり、その指針としてピンバーがあるわけです。

実際にピンバーだけでは効き目が薄いことは当然ですが、

・回避ルールをすべてクリア(フィルター)
・ピンバー以外ですでに反転指数が4点の内3点以上

の条件を満たしている時点で、すでに買い注文を出すタイミングを図るトレーダー大勢いるからこそピンバーの効力が一気に跳ね上がり、有効性/優位性が劇的に高まっていきます。

その上で、ピンバーの条件を「ヒゲが実体に対して3分の1以上」と定義しているのは、

・ピンバーのタイミングを知らせるインジケーター
・EA(自動売買ツール)やサインツール

で「ヒゲが実体に対して3分の1以上」というプログラムが大半で組まれており、手動でエントリーするトレーダーはもちろん、EAで自動発注される場合も含めて、この定義での反応率が極めて高まるからです。

また、ラインなどのサポートラインが重複している状況であるので、ピンバーの出現により、そのサポートラインの「確定」を意識するトレーダーも少なくありません。

トレンドラインや水平ライン、キリ番にしても、ローソク足との接触後、このまま下にブレイクしてしまう不安があり、買い注文を出せなかったトレーダーが、

ピンバーの出現でサポートラインの確定

を意識し、仮にそのトレーダーがプライスアクションに頼っていなくとも、買い注文を出し始める傾向にあります。

よって、サポートラインとの重複と回避ルールによる環境認識の条件を満たした時点で、

・プライスアクションを意識するトレーダー
・プライスアクションを意識しないトレーダー

からもピンバーの出現により「買い注文」が増え始めるので、高い有用性があるわけです。

プライスアクションの中でピンバーのみを使う理由

ただ、他のプライスアクションである、エンゴルフィンバーやスラストアップなどは導入せず、あくまでもピンバーのみを対象としていました。

もちろん、

・回避ルールをすべてクリア(フィルター)
・プライスアクション以外ですでに反転指数が4点の内3点以上

という条件であれば、エンゴルフィンバーやスラストアップも有用性が大幅に上がるため、ピンバーだけでなく、これらも導入すればエントリー回数が増ることは間違いありません。

しかし、エンゴルフィンバーやスラストアップは、すでにエントリー方向に進み始めているため、

・万一、そこから損切りになった際のリスク
・利確しても利幅が小さくなっている

という致命的なデメリットがあります。

仮にエントリー回数が増えても、このようにリスクが大きくなるので、エンゴルフィンバーやスラストアップなどのように、すでにエントリー方向に大きく進むパターンは、あえて取り入れていませんでした。

よって、ピンバーのみの導入としていた次第です。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

【関連記事】

>ブログの目次はこちらから

>(推奨)専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>(推奨)含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>本当に有効なデイトレード手法の見分け方/特徴とは。

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>比較~FXのデイトレはローソク足の「途中/確定」どちらでエントリーすべきか~

ページの先頭へ