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「no connect to trade server」がMT4のストラテジーテスターで表示される原因と対処法

杉原です。

EAやインジケーターのバックテストをMT4のストラテジーテスターで行う際、MT4の状況によっては、

「TestGenerator: no connect to trade server, default environment will be applied」

という表記が、操作履歴に表示される場合があります。

この表記に悩んでいる読者からの相談があったため、この記事を通して原因と解決法を共有させて頂く次第です。

「no connect to trade server」の原因と対処法

まず、この表記は「no connect→繋がっていない」「trade server→取引サーバー」の意味から『取引サーバーへの接続ができていません』というメッセージです。

つまり単純に、MT4がお使いになられているFX業者の取引サーバーへと、ネットワーク接続ができていないことがメッセージが表示される原因でした。

ただし、ネットワーク不良が、

・MT4だけ
・パソコン自体

のいずれかによって、対処法が変わってきます。

以下、2パターンの原因に分け、具体的な対処法を解説していくので、ご自身が該当するパターンを参考にして頂ければ幸いです。

MT4が原因の場合

単純にMT4だけがネットに繋がらず、ブラウザなどでYahoo!のようなサイトに繋がる場合は、MT4の設定が原因です。

そのような場合、おそらくお使いになっているMT4は現在、右下が下図のように『回線不通』という表示になっているかと思います。

MT4が回線不通

よくある原因としては、ログイン情報が間違っているケースです。

ログインの際に必要な、下記3点をもう一度だけ確認した上で、正しいものを再入力してみてください。

  • ログインID
  • パスワード
  • 接続サーバー

1つのFX業者で、複数の口座やバックテスト用のデモ口座を開いている場合など、上記を間違って入力してしまう人が少なくありません。

特に、デモ口座の場合は、普通の取引口座とは接続サーバーが完全に異なるので注意が必要です。

もし、ログイン情報の再入力でMT4右下の回線不通という表記がなくなり問題解決です。

ただ、それでも解決しない場合、EAやインジケーターのバックテストでヒストリカルデータを使う際に、データが追加/上書きされないようにネットワーク接続をしない設定をしていたことが原因かもしれません。

MT4は通常の状態ではヒストリカルデータに対して勝手に今のデータが追加されてしまいます。

それを防ぐ上で、ヒストリカルデータをMT4にインストールする際の手順解説をしている、多くのサイトやブログが、MT4のネットワーク接続をさせない設定を推奨していました。

それが下図のような「ツール」→「オプション」で表示される画面にて『プロキシサーバーを有効にする』をチェックすると同時に、その右側にある「プロキシ」をクリックして設定していく行為です。

プロキシサーバーの設定1

プロキシサーバーの設定2

上図は、MT4のネットワーク接続を、通常のネットワークを使わず、プロキシサーバーという接続を使うという設定です。

その上で、あえてデタラメな英字を入れることで、そのプロキシサーバーへの接続をできなくさせています。

それにより、MT4のネットワーク接続ができなくなるので、MT4にインストールしたヒストリカルデータが追加/上書きされずに済むわけです。

このプロキシサーバー関連の設定をしないと、MT4は勝手に通常のネットワークに自動で接続してしまいます。

そのため「通常のネットワークは使わずに、プロキシサーバーを使います」という設定をした上で、そのプロキシサーバーへの接続もできないように、あえてデタラメな文字列を入れていたということです。

もし、以上のようなプロキシサーバー関連の設定をしていた場合、これが原因で回線不通になっている可能性が考えられます。

この設定を解除するには、下図で示した赤枠のチェックを外した上で「OK」をクリックすれば完了です。

プロキシサーバーの設定解除

プロキシサーバーの設定が回線不通の原因であれば、この作業で問題は解決するはずです。

以上が、MT4が原因で「no connect to trade server」となるパターンの対処法でした。

MT4ではなくパソコン自体の問題

MT4だけではなく、パソコン自体がネットワーク接続されていないケースも可能性としては0ではありません。

このパターンは、ブラウザでYahoo!のようなサイトに繋がらない場合に該当します。

これはパソコンそのものがインターネットに接続されていないので、そのパソコンにインストールされているMT4もネット接続ができていないわけです。

ですので、MT4の設定を探る前に、まずはパソコンのネット接続を正常にする必要があります。

そんなパソコンのネット接続を正常化する方法としては、機種によって異なるケースが多々あるので、ここでは詳細な図解はあえて掲載いたしません。

可能性がある原因を挙げるので、下記の項目を検索しながら試してみてください。

  • 誤ってネット接続をオン/オフするショートカットキーや、パソコン横にあるボタンを押してしまった
  • Wi-Fiやルーターの電源が切れている
  • LANケーブルの劣化している
  • Wi-Fiのパスワードが間違っている

以上が多いパターンですが、その他は実際に「お使いの機種名 + ネット繋がらない」などのワードで検索してみると、公式サイトなどの具体的な対処法が出てくる可能性が高いので、ぜひ試してみてください。

「no connect to trade server」の原因と対処法

以上、この記事では「no connect to trade server」がMT4のストラテジーテスターで表示される原因と対処法に関して、

1.MT4側
2.パソコン側

の両パターンに分けて解説いたしました。

もし両方が原因の場合、パソコンのネット接続を正常にした後、MT4側の対処法も試してみてください。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

その他、当ブログでは利益率に特化したデイトレ手法について、エントリーから決済までを図解していましたので、ぜひ以下の記事も併せてご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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>数週間で1万の資金を500万まで増やしたデイトレード手法の図解

>(持ち運びOK)MT4をUSBメモリー/外付けHDDにインストールする方法

>MT4でEAのバックテスト中に「TestGenerator: write file error」が出る原因と対処法

>MT4を使って未決済のポジション(建玉)を一括で決済する方法

MT4のストラテジーテスターで「ビジュアルモード」がない原因と対処法

杉原です。

MT4の「ストラテジーテスター」でEAやインジケーターのバックテストを行う際、エントリーと決済の場所をチャートに示してくれる便利な『ビジュアルモード』がなく困っている読者の方がいたため、この記事で原因と対処法を共有したいと思います。

それでは早速いってみましょう。

MT4のストラテジーテスターにビジュアルモードが見つからない原因と対処法

まずはMT4を立ち上げた後、下図のように「表示」→「ストラテジーテスター」の順にクリックしていき、ストラテジーテスターをMT4の下部に表示させてください。

MT4でストラテジーテスターの立ち上げ1

すると、下図のようにストラテジーテスターが立ち上がったものの、多くの場合は例の『ビジュアルモード』が表示されません。

MT4でストラテジーテスターの立ち上げ2

そこで、下の図にある赤枠のような、ターミナルとストラテジーテスターの境目を上方向に広げてみてください。

ターミナルとストラテジーテスターの境目を広げる

ちなみに上図の赤枠あたりにマウスを置き、ドラッグアンドドロップができる状態になっていると、マウスポインターが通常状態から下図のように『上下の矢印状態』になっているはずです。

マウスの状態

先ほどの、ターミナルとストラテジーテスターの境目を上方向に広げた後の状態が下図で、赤枠にあるように、しっかりとビジュアルモードが現れています。

ビジュアルモードの出現

このように、MT4のストラテジーテスターでビジュアルモードが見つからない原因は、表示スペースの問題で、そもそも大型モニターの場合は問題なく表示されているかもしれません。

ただ、ノートパソコンなどモニターの大きさが小さめの場合、ストラテジーテスター内のビジュアルモードが隠れてしまっているわけです。

このスペース的な問題が、ビジュアルモードが見つからない原因でした。

ですので、単純にストラテジーテスターのスペースを上方向に広げれば、ビジュアルモードが見つからない問題はすぐに解決します。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

このブログでは「利益率」に特化したデイトレ手法を、エントリーから決済まで多数の事例を用いて図解しているので、併せて下記の記事もご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

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TradingViewの過去チャートで限界以上に古いチャートを表示する方法(裏技)

杉原です。

私自身、FXのデイトレードを行う際にMT4は発注用、チャートの監視は操作性に優れているトレーディングビュー(TradingView)を使っています。

ただ、TradingViewは過去チャートの表示数に限界値があるため、バックテストの件数が少なくなり若干の不満がありました。

そんな中、偶然に発見した、表示数の限界値よりも古い過去チャートの表示方法があるので、この記事で共有したいと思います。

もし、同じような悩みがありましたら、参考にして頂ければ幸いです。

【裏技】TradingViewで限界以上に過去チャートを表示する方法

まず、多くのトレーダーが使うMT4は過去チャートのデータ(ヒストリカルデータ)を好きなだけ外部からインポートが可能です。

そんなMT4に対して、TradingViewでは外部からのデータをインポートできず、表示が可能な過去チャートのローソク足本数には限度があります。

そのため、バックテストの件数が不足してしまい、トレード手法の検証が甘くなる危険性があるわけです。

ですが、ここで解説するTradingViewの過去チャートを限度数よりも多く表示する方法を使えば、バックテスト件数を増やせるので、ぜひ参考にしてみてください。

「Alt」+「G」などを使って過去のチャートに戻る際に、TradingView側の限度数に引っかかった場合、下図のように「ご利用可能な最も古いバー」という表示がされます。

TradingViewの過去チャート表示数の限界値

その際バックテストに使うTradingViewの「リプレイモード」を立ち上げます。

限界値以上に過去チャートをTradingViewで表示する

自由に動かせる水色の縦線が現れるはずなので、その水色の縦線を「ご利用可能な最も古いバー」の近くに置きます。

水色の縦線を設置

すると、下図のように、水色の縦線を置いた場所より左側に「ご利用可能な最も古いバー」となって表示されなかった過去チャートが一気に表示されます。

限界値以上にTradingViewの過去チャートを表示

この方法では、約2倍のローソク足本数を表示できます。

さらに過去に戻っていき、再び「ご利用可能な最も古いバー」となった場合には、同じ操作をすれば、さらに過去チャートを表示することが可能です。

ただ、現状では、この操作は4,5回が限度となっています。

4,5回ほど、この操作を行うと、強制的にリプレイモードが終了し、リアルタイムのチャートに戻ってしまうようです。

とは言え、この裏技を使えば、標準となっている過去チャートの表示数から4,5倍ほど多く表示ができるので、バックテストの件数を増やして検証の精度を高められることは間違いありません。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

その他、このブログでは1回のトレードあたり2ケタ台の利益率も出せている、そんなデイトレ手法のエントリーから決済までを図解しているので、下記のリンクから併せてご覧になってみてください。

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【操作法】TradingViewでバックテストを行うリプレイモード

杉原です。

代表的なチャートソフトであるMT4よりも、とても操作性が高く人気があるトレーディングビュー(TradingView)では『リプレイモード』という機能で、実践に限りなく近い形でバックテストできます。

私もそうでしたが「どうしてもMT4はどうしても扱いにくい」という場合には、TradingViewのリプレイモードは非常に役立つ機能です。

そこで当記事では、トレーディングビュー(TradingView)のリプレイモードを使いこなす操作方法を解説し、バックテストを自由に行えるような内容をお届けいたします。

トレーディングビュー(TradingView)のリプレイモード

まず、TradingViewのリプレイモードについて、どのような機能かを簡単に説明させて頂きます。

TradingViewのリプレイモードは、好きな時間までチャートを戻し、その時間以降のローソク足が表示されない状態になります。

その上で、表示されていないローソク足を、

・1本ずつ
・早送りでまとめて

という、どちらかの方法でコマ送りにしていくことが可能です。

ですので、このリプレイモードは、チャートの右側が見えていないという、実践に極めて近い環境でバックテストができる機能となっています。

TradingView リプレイモードの操作方法

それでは、実際にリプレイモードの操作を図解していきたいと思います。

まずは、バックテストをしたい日時までチャートを戻してください。

チャートをドラッグアンドドロップで左に移動しても良いですし、「Alt」+「G」で下図のような画面が出るので、この画面の操作で好きな時間まで戻っても構いません。

チャートの移動

日時を入力するか、カレンダーをクリックするか、いずれかの方法で好きな時間までチャートを戻ることが可能です。

リプレイモードの立ち上げ

次にリプレイモードを立ち上げるために、TradingViewの画面上部メニューにある『リプレイ』をクリックします。

TradingViewのリプレイモードを立ち上げる

すると、下図のように、自由に移動できる水色の縦線が見えるはずです。

「ここから右側は見えなくする」という時間に水色の線を置くと、右側のチャート(ローソク足)が完全に非表示になり、実践と同じようなチャートとなります。

先ほどの図で9/21 17:00に水色の縦線を置いたので、下図のようになりました。

TradingViewのリプレイモードで過去チャートに戻る

続いては、リプレイモードの操作バーを使い、チャートを動かしてバックテストをしていきます。

リプレイモードでチャート動かす

ここでは、左から順に操作バーの解説をしながら、チャートを実際に動かす方法を説明します。

一番左の「ジャンプする」は、最初に設定した日時よりも、さらに過去へと戻りたい場合に使うボタンです。

さらに過去に戻る場合「ジャンプする」

このボタンを押すと、先ほど説明した水色の縦線が現れるので、同じ作業で好きな時間にチャートを戻し、右側を見えなくできます。

ちなみに水色の縦線は「Esc(エスケープキー)」で消すことが可能です。

続いて左から2つ目の「再生」ボタンは、見えなくなっている右側のローソク足を、早送りで一気に表示していく時に使う操作になります。

リプレイモードの早送り

赤枠で示した部分が、早送りの『速度』になり、左にするほど遅く、右側にするほど速いスピードで早送りされます。

「Shift」+「↓」のショーカットキーでも早送りが可能です。

早送りをすると、下図のように一時停止ボタンに変わるので、止めたい場合にクリックしてください。(早送りと同様に「Shift」+「↓」のショートカットキーでもできます)

リプレイモードの早送りを一時停止

左から3つ目に位置する「前に」は、ここで説明した「まとめて表示する早送り」とは異なり、1本ずつ見えていない部分のローソク足を表示していくための操作です。

リプレイモードで1本ずつローソク足を表示していく

「前に」ボタンを1回クリックすると、1本のローソク足を表示してくれます。

まさに実践と同じ緊張感でバックテストができるため、非常に有効な機能です。

続く左から4つ目のボタンは「リアルタイムへ」は、現在時刻までチャートを一気に進める操作で、基本的にバックテスト中は特に使わない機能かと思います。

リプレイモードから一気にリアルタイムへチャートを移動

一番右にあるボタン「チャートリプレイモードを終了」は、TradingViewのリプレイモードを終わらせたい時に使う操作です。

TradingViewのリプレイモードを終了

補足になりますが、下図の赤丸で示した箇所をドラッグアンドドロップすると、このリプレイモードの操作バーを好きな場所に移動できますので、チャートが見にくい場合などにご利用頂ければと思います。

リプレイモードの操作バーを移動

まとめ:TradingViewのリプレイモードでバックテストを行う方法

以上、この記事ではTradingViewのリプレイモードを活用し、バックテストを行うための操作方法を図解いたしました。

基本的には1本ずつコマ送りにして、実際の相場と同じ緊張感を味わいつつ、早朝など飛ばしたい時間帯には早送りを使うと効率的なので、試して頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、利益率で10%前後を一度の取引で出せている短期デイトレ手法を、エントリーから決済まで図解しているので、この記事のリプレイモードを使いながら下記の記事で解説している手法をぜひ試してみてください。

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MT4でEAのバックテスト中に「TestGenerator: write file error」が出る原因と対処法

杉原です。

なぜかバックテストの結果が表示されず、ログ(操作履歴)を見ると「TestGenerator: write file error」と表示されていたことはありませんか?

この記事では、MT4を使ったEAのバックテストで「TestGenerator: write file error」が出る原因と、バックテストを継続するための対処法について解説しています。

MT4に表示される「TestGenerator: write file error」

「TestGenerator: write file error」の原因

まずは、この「TestGenerator: write file error」が出る原因から説明いたします。

EAのバックテストをMT4で行うと、バックテストにおける全取引の履歴がパソコン上に自動で保存され、その履歴ファイルの大きさは決して小さくありません。

そのため、何度もバックテストを行っていると、その履歴ファイルだけでも数G(ギガ)以上の容量となり、パソコンの空き容量を狭めてしまうわけです。

その結果「空き容量が足りないので、もうこれ以上は履歴を出力できません」という意味で、下図のように「TestGenerator: write file error」というメッセージが表示されるようになります。

MT4に表示される「TestGenerator: write file error」

「TestGenerator: write file error」の対処法

ここまで説明したように、このメッセージが出た原因は「単なる容量不足」なので、容量を空ければ問題ありません。

まずは、これまでに行っていたバックテストの全履歴ファイルが格納されているフォルダを開きます。

MT4で「ファイル」→「データフォルダ」の順にクリックしてください。

MT4のデータフォルダを開く

次に「tester」を開きます。

testerを開く

続いて開くフォルダは「history」です。

すると、この「history」というファルダに、下記のような拡張子が「fxt」のファイルがあるので、こちらを削除します。

拡張子が「fxt」のファイルを削除

上図のファイルが、これまでMT4で行ったEAのバックテスト履歴が詰まったものになります。

なので、このファイルを削除すればMT4をインストールしたパソコンの容量が大幅に空き、次回に行るEAのバックテストでは「TestGenerator: write file error」が表示されずに、最後までテストが実行されるはずです。

まとめ:「TestGenerator: write file error」の原因と対策

以上、この記事では「TestGenerator: write file error」の原因として、バックテストの履歴ファイルが一杯になりパソコン容量が不足していることを解説しました。

その上で、対処法としては、MT4から履歴ファイルが格納されているフォルダを開き「fxt」のファイルを削除すればOKです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、2桁台の利益率を一度のトレードで出しているデイトレ手法、そのエントリーから決済までを図解しています。

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TradingViewで複数の移動平均線を一度に表示するインジケーター

杉原です。

トレーディングビュー(TradingView)では、すでに移動平均線のインジケーターが内臓されているものの、1つのインジケーターにつき1本しか移動平均線の表示ができません。

そのため、インジケーターの表示数に制限がある「無料プラン」や「定額プラン」の場合、思い通りに複数の移動平均線を表示できずに困るかと思います。

そこで当記事では、1つのインジケーターのみで複数(5本)の移動平均線を一度に表示する方法を紹介していくので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

TradingViewで複数の移動平均線を表示するインジケーター

元々トレーディングビュー(TradingView)に内蔵されている単純移動平均線は、下図のように表示中のチャート以外の「時間足」を選択することも可能なほど、優れたインジケーターでした。

TradingViewに内蔵されている単純移動平均線のインジケーター

ただし、冒頭でもお伝えしたように1本しか移動平均線を表示できません。

そのため、移動平均線を5本表示したい場合は、この単純移動平均線のインジケーターを5つ入れ、それぞれ異なるパラメータ(設定値)を指定する必要がありました。

ただ、ここで紹介する「5本の移動平均線」(日本語訳)では、このインジケーター1つで5本分の移動平均線を表示できます。

では早速、このインジケーターを導入する方法についてです。

まずはTradingViewの画面上で「インジケーター」をクリックします。

TradingViewでインジケーターの選択

次に検索窓で「5本の」と入力すると、下図のように「5linesMovigAverage EMA/SMA 5本の移動平均線」が候補として現れるはずです。

5本の移動平均線というインジケーターを検索

このインジケーターを選択すれば、導入OKです。

次に、TradingViewのチャート左上に出ている、下図のようなインジケーターの表示で、赤丸で示した「設定」をクリックします。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その1

すると、下図のような設定画面が表示されるので、まずは赤枠で示した部分の「指数平滑移動平均線(EMA)」と「単純移動平均線(SMA)」を選択します。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その2

後は、5本のパラメータ(設定値)を入力すれば問題ありません。

お好みで、移動平均線の色や太さを変更したい場合は、下図のように「スタイル」のタブを選択して調整できます。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その3

ちなみにプロットのチェックを外すと、その移動平均線を表示させない設定が可能です。

上図は上から順に下図の「パラメーター」タブにある、

・Shorter
・ショート
・Medium
・ロング
・Longer

の順に対応しています。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その4

このインジケーターを使えば、1つのみでも5本の移動平均線を表示できますし、そこまで使うかは分かりませんが2つで10本、3つで15本の表示も可能です。

いずれにしても、無料プランや定額プランであっても、このインジケーター「5本の移動平均線」を使えば、複数本の移動平均線を表示ができるので、ぜひ一度お試しになってみてください。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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>資金1万円から500万円に。少額から一気に増やしたFXのデイトレ手法/ロジックの解説。

>1日10%台の利益率を出すFXのデイトレードについて

>それ、負けます。FXのデイトレでボリンジャーバンドの逆張りがNGな理由。

>危険? FXのデイトレで「通貨の強弱」を利用した手法について。

【持ち運びOK】MT4をUSBメモリー/外付けHDDにインストールする方法

杉原です。

この記事ではMT4をUSBメモリーや外付けHDDにインストールして持ち運べるようにする内容を書いています。

USBメモリーと外付けHDDにMT4をインストール

海外FX業者ではMT4での取引が基本であり、多くのトレーダーがパソコンにインストールしてMT4を利用しているはずです。

ただ、自宅用のパソコンにインストールすると、どうしても外出先でのトレードができません。

中にはWeb版MT4やスマホアプリのMT4を使うトレーダーもいますが、使えるインジケーターやEAを含め、どうしても機能面ではパソコンにインストールするタイプである通常のMT4が圧倒的に優れています。

そこで、旅行先/ホテルやカフェなど外出先でも、充実した機能を持つパソコン版のMT4を使い、自由にトレードすための代替案として提案しているのが『USBメモリー』『外付けHDD』にMT4をインストールして持ち運べるようにすることです。

MT4をUSBメモリー/外付けHDDにインストールして持ち運べるようにする方法

まずは各FX業者からMT4をパソコン上にダウンロードしてください。

以下は例として、私が一番に推奨しているExness(エクスネス)におけるMT4のダウンロード手順になります。

すでにダウンロード済み、他のFX業者を使っている場合は飛ばして頂いて構いません。

レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」

「プラットフォーム」→「MetaTrader 4」の順にクリックします。

ExnessからMT4をダウンロードする手順1

続いて「MetaTrader 4をダウンロード」をクリックするとダウンロードは完了です。l

ExnessからMT4をダウンロードする手順2

その上で、そのダウンロードしたMT4のインストール先に、USBメモリー/外付けHDDを指定する流れになります。

ダウンロードしたMT4のファイルをダブルクリックしていきましょう。

ダウンロードしたMT4のインストール開始

「パソコンに変更を…」のようなポップアップが出てきた場合は「はい」を押してOKです。

そして、下図のように注意書きの下にある「設定」を押してください。

パソコンに行う通常のインストールは、この画面では何もせずに「次へ」を押してしまうのですが、USBメモリーや外付けHDDの場合は「設定」でインストール先の指定を行うので注意が必要です。

Exness(エクスネス)のMT4設定

上の画面で「設定」をクリックすると、下図のようにインストール先の指定ができます。

下図の「参照」を押して、任意のUSBメモリーや外付けHDDをインストール先に指定すればOKです。

Exness(エクスネス)でダウンロードしたMT4のインストール先を変更

インストール先にUSBメモリーまたは外付けHDDを指定した後は、インストールが始まり画面の指示に従っていれば完了します。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

以下、10%前後の利益率をトレード1回で出しているデイトレ手法を、エントリーから決済までのロジックを含め公開しているので、併せてご覧になってみてください。

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>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>数週間で1万の資金を500万まで増やしたデイトレード手法を公開中

>ブログの目次はこちらから

その他、MT4関連の記事もございます。

>(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとMT4へのインストール方法

>(MT4)1分足から5分足を含む全時間足のヒストリカルデータを作成する方法

>海外FX業者ごとにMT4のチャートに誤差がある原因と対応策

(MT4)1分足から5分足を含む全時間足のヒストリカルデータを作成する方法

杉原です。

この記事では、すでにインストールした1分足用のヒストリカルデータを使って、5分足や1時間足など別の時間足におけるヒストリカルデータを作成する方法を図解していきます。

すでに1分足のヒストリカルデータがお使いのMT4にインストール済みという前提で解説していきますので、もしできていない場合、下記の記事で解説している手順に従ってインストールしてみてください。

>(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとインストールの方法

それでは早速、本題に入っていきましょう。

1分足から5分足をはじめ、全てのヒストリカルデータを作成

この作業は、手作業で行うというよりも、すでに存在するツールを使って瞬時に完了します。

そのツール(スクリプト)が「Period Converter」です。

MT4の左側に表示されるナビゲーターにある「スクリプト」をクリックして広げると、「「Period Converter」があると思います。

Period Converter

ナビゲーターが表示されていない場合、上の方にあるメニューバーから「表示」→「ナビゲーター」の順にクリックすると表示されます。

次に「ファイル」→「オフラインチャート」の順にクリックし、1分足のオフラインチャートを開いてください。

冒頭で紹介した記事の手順どおり進めると、ドル円(USD/JPY)のオフラインチャート(1分足チャート)ができているはずです。

1分足のオフラインチャートを開いたら、ナビゲーターにある「Period Converter」を下図のようにチャート上にドラッグアンドドロップします。

Period Converterを1分足チャートにドラッグアンドドロップ

すると、下図のような画面が表示されるので「パラメータの入力」というタブを選び「値」の箇所に、作成したい時間足チャートの『分数』を入力してください。

(下図の場合は5分足が作成されます)

5分足の例

もし、15分足ならば15を入力し、分単位にするため1時間足の場合は「60」になるのでご注意ください。

同様に4時間足は「240」です。

以上の手順で行えば、下記のような任意の時間足におけるヒストリカルデータをすべて作成できます。

  • 5分足
  • 15分足
  • 30分足
  • 1時間足(60分足)
  • 4時間足(240分足)
  • 日足(1,440分足)

そのほか、必要に応じて3分足チャートの作成も可能です。

ぜひ参考にして頂ければと思います。

この記事で紹介した方法とは別に「period_converter_ALL」というツール(スクリプト)を使って一括で複数の時間足を作る方法もあります。

ただ「period_converter_ALL」のダウンロードには登録作業など手間が必要なため、あえて扱わず、元々インストールされている「period_converter」を使った方法を解説した次第です。

本記事の「period_converter」を使った方法でも、各時間足の数字を入力するだけですので、数分とかからず作業は終わると思います。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、トレード1回で10%前後の利益率を出しているデイトレ手法を、エントリーから決済までのロジックを含めて記事内で公開していました。

ぜひ以下のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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>私のデイトレ手法で10%台以上の利率をされた方々の実績と感想集(その1)

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>リスクリワード1:2~3。窓埋め後を狙った高勝率のデイトレ手法。

>なぜポンド円はテクニカルが効きやすいのか?

(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとMT4へのインストール方法

(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとインストールの方法

杉原です。

デイトレードやスイングトレード、スキャルピングなど、どんな手法に限らずFXのバックテストを行う上で、過去のデータである「ヒストリカルデータ」は欠かせません。

その上で、たったの数か月、数年分のヒストリカルデータしか無ければ、そのバックテストて勝てても、その有効性は短期間だけ偶然に出たものかもしれず、信ぴょう性に欠けてしまいます。

だからこそ、FXのバックテストは長期間で行って信ぴょう性を高めるべきであり、そのためには膨大なヒストリカルデータが必要だということです。

そこで当記事では、高い精度でバックテストを行うために、お使いのMT4に長期間のヒストリカルデータをダウンロード、インストールしていく方法について解説していきます。

ヒストリカルデータの入手からダウンロード/インストールを行う上で完全に無料でできるので、金銭的な負担は一切ありません。

そもそもヒストリカルデータとは

この記事でダウンロード/インストールしていくヒストリカルデータですが、具体的にはローソク足の4本値を指します。

下図は推奨している海外FX業者『Exness(エクスネス)』のMT4から抜粋したものですが、どのFX業者のMT4でも共通して「ツール」→「ヒストリカルセンター」の順にクリックしていくと下図のようにヒストリカルデータの閲覧が可能です。

Exness(エクスネス)のヒストリカルセンター

ただ、ご自身でヒストリカルデータをダウンロード/インストールしない限り、MT4をダウンロードしてから本日までの短期間分のヒストリカルデータしか入っていません。

上図は私が外部から膨大な量のヒストリカルデータを入れたため、この記事の執筆日は2022年ですが、ご覧のとおり2015年分のデータも存在していました。

そんなヒストリカルデータは、MT4をインストールしたパソコン上に、下図のように「HSTファイル」という形式で保存されています

Exness(エクスネス)のヒストリカルデータ一覧

ヒストリカルデータは各通貨ペアの1分足をダウンロードし、その1分足のデータを使って、

・5分足
・15分足
・1時間足
・日足

などに変換していく流れです。

(ちなみに、1時間足など上位足の場合も、1分足や5分足と同じく「分」で表示する必要があるので、1時間足は60分足という位置付けになるのでご注意ください。)

FX通貨ペアのヒストリカルデータをMT4に無料ダウンロードする方法

ここではドル円(USD/JPY)を例に、膨大なヒストリカルデータをご自身がお使いになっているMT4にダウンロードする方法を解説していきます。

まずはヒストリカルデータのダウンロードを行いますが、どのFX業者も過去データを提供しているわけではありません。

その上、提供しているFX業者によっても、データに抜けがあることや、精度が低いケースもあるので注意が必要です。

その上で、FXDDが提供しているヒストリカルデータはほかのFX業者が提供しているデータよりも高精度となっているため、この記事ではFXDDからダウンロードしていきます。

FXDDのヒストリカルデータをダウンロード

以下がFXDDが提供するヒストリカルデータの入手ページです。

FXDDのヒストリカルデータ一覧ページ(リンク切れ)

上記ページにアクセスすると、ページの中盤に下図のようにUSD/JPY(ドル円)があるはずです。

FXDDのヒストリカルデータ一覧ページにあるドル円

このUSD/JPY(ドル円)をクリックすると、ダウンロードが始まります。

FXDDのヒストリカルデータは1分足データで、ZIPファイルに格納されているので、ダウンロード後はZIPファイルの解凍をしてください。

ZIPファイルの解凍には、解凍ソフトの使用を推奨していましたが、基本的に下記のようなどのソフトでも構いません。

  • WinRAR
  • Lhaplus
  • Explzh
  • +Lhaca
  • 7-Zip

ただ、ヒストリカルデータの量自体が膨大なので、お使いのパソコンと解凍ソフトの相性によっては、上手く解凍できない場合があります。

そのため、もしも解凍した際にエラー表示が出た場合、別の解凍ソフトをお試しになってみてください。

MT4の開発元であるMetaQuotes社も、ヒストリカルデータの提供をしていましたが、あまり精度がよろしくないため、バックテストの結果に信ぴょう性が出ません。

対して、ここで紹介させて頂いたFXDDの場合、2005年分から提供されているため、バックテストを行う際の信頼性が高まるからこそ推奨していた次第です。

追記:より高精度なヒストリカルデータのダウンロード元

ここまでFXDDが提供するヒストリカルデータの入手方法を解説してきましたが、FXDDのデータ以上に精度が高いデータを『FXTF』という国内FX業者が提供し始めました。

>FXTFの公式サイトはこちら

無料登録後、会員ページにて、下図のように画面左側にある「チャートデータ」をクリックすると、ヒストリカルデータのダウンロードページが表示されます。

FXTFのヒストリカルデータ

細かな手順は赤枠で示したリンク先で、FXTF側が丁寧に解説してくれていました。

FXTFのヒストリカルデータ

実際のところ、上図には収まらないほど多くの通貨ペアに加え、

・ゴールド
・日経225
・原油
・ダウ平均

などのデータも入手が可能です。

ぜひ参考にして頂ければと思います。

ダウンロード元をFXDDからFXTFに変更しても、特にこの記事内の解説に関しては変わりはございません。

MT4でダウンロードの受け入れ準備

繰り返しになりますが、ヒストリカルデータの情報量は膨大になるため、MT4側での受け入れ準備が必要です。

MT4を開いた上で「ツール」→「オプション」の順にクリックしてください。

すると、下図のようなオプション画面が出てくるはずです。

MT4のオプション(Exness)

次に、膨大なヒストリカルデータを表示させるために、赤枠で記した箇所に「9」を上限まで入力します。

MT4のヒストリカルデータ表示設定

OKを押し、MT4を終了してから再起動すると、反映されているはずです。

実際には「9」を連続入力したはずですが、下図のように「2147483647」となっているかと思います。

これがMT4の現状における最大値なので特に問題はありません。

MT4のオプション(Exness)

ここで行った表示設定ですが、あくまでもバックテスト用の設定になります。

ここで説明したように上限まで設定値を上げると、実際のリアルなFXのチャートを見る際には若干パフォーマンスが落ち、表示速度や処理速度が低下する可能性があるのでご注意ください。

あくまでも、この表示設定はバックテスト専用の口座、もしくはデモ口座で行い、実際にトレードする口座のMT4では、数千本程度の設定値でパフォーマンスを下げないことを推奨していました。

ヒストリカルデータの上書き予防

先ほどダウンロードしたヒストリカルデータをMT4にインストールすると、初期状態のままでは自動でデータが上書きされてしまいます。

これは、MT4が自動でリアルなFX相場からデータを取り込み続けるからです。

ですので、バックテスト用にヒストリカルデータをインストールするMT4の状態を、あえて「オフライン」に設定します。

MT4で「ツール」→「オプション」の順にクリックして、下図のように『サーバー』のタブを選択し、一番上の「プロキシサーバーを有効にする」にチェックを入れてください。

プロキシサーバーを有効にする

次に「プロキシ…(P)」をクリックし、下図のように「データ」の箇所にデタラメな文字を半角で入力しておくことで、自動更新を防ぎます。

プロキシ設定

以上の設定で、後ほどインストールするヒストリカルデータが勝手に書き換えられ、バックテストの際に検証結果がおかしくなり、検証した手法の信ぴょう性が低下してしまうことを予防できます。

古いヒストリカルデータの削除

続いて、既存の古いヒストリカルデータと、先ほどダウンロードしたヒストリカルデータが混在しないように、古い方のデータを削除します。

MT4で「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックしてください。

その中で「history」の中にある、お使いのMT4サーバーが記載されたフォルダをダブルクリックしていきます。

私の場合、この記事用にExness(エクスネス)のデモ口座を作っていたため「Exness-Trial」が該当しました。

Exness(エクスネス)のデモ口座

その中で、古いヒストリカルデータである拡張子が「hst」となる、下図の赤枠で示したようなファイルを削除します。

ヒストリカルデータの削除

ヒストリカルデータをMT4にインストール

ここまでの作業で、MT4側の設定は完了したので、先ほどダウンロードしたヒストリカルデータをMT4にインストールしていきましょう。

MT4で「ツール」→「ヒストリーセンター」の順にクリックしていきます。

今回の例はドル円になるため、下図のように「Forex_group」を開き、USD/JPYを選択してください。
ヒストリーセンターの図

ちなみに、ほとんどのFX業者がアルファベット順に並べているので、ドル円(USD/JPY)は割と後半にあります。

ヒストリーセンター内からUSD/JPYを選択

上図の「+」を押すと、下図のように各時間足が表示されるので、1分足を選択します。

USD/JPYの1分足を選択

次に下図のように下の方にある「インポート」をクリックしていきます。

インポートを選択

すると、下図のような画面が出るので、赤枠で示した「参照」を押して、ダウンロードして解凍したドル円(USD/JPY)のヒストリカルデータ(拡張子はHST)をクリックしてください。

ヒストリカルデータのインストール

ヒストリカルデータのインストールに成功していれば、下図のようにスクロールすると過去のデータが入っているはずです。

確認できたら「OK」を押し、閉じて構いません。

MT4を再起動すれば、ヒストリカルデータのインストールは完了しているはずです。

(まとめ)無料でヒストリカルデータのダウンロードとMT4にインストールする方法

以上、この記事では金銭的負担0で、ヒストリカルデータのダウンロードからMT4へのインストール方法を解説いたしました。

手順どおりに作業して頂ければ、無事にドル円(USD/JPY)のヒストリカルデータのインストールが完了し、1分足の過去チャートが作成できているはずです。

この1分足の過去チャートから5分足チャートや15分足チャート、1時間足チャートなどを作成していきます。

そんな1分足チャート以外の時間足チャートを作成する手順は、下記の記事で図解しているので、あわせてご覧になってみてください。

>ヒストリカルデータから別の時間足チャートを作る方法

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、10%前後の利益率を一度の取引で出し続けているデイトレ手法、そのエントリーから決済まで図解しているので、良ければ下記のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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【TradingView】チャートの拡大と縮小を一瞬で行う方法(フルスクリーン表示も)

杉原です。

デイトレードに限らず、FX相場のチャートを見る際には、相場全体の流れを把握するための『環境認識』を多くのトレーダーが行っているかと思います。

そんな環境認識において、長時間のチャート表示をしてトレンドラインや水平ラインを引きFX相場の全体を見る必要があるため、チャートの拡大や縮小といった操作が欠かせません。

特にライントレードを行う場合、環境認識だけではなく、下位足でラインを引く際にも、チャートの拡大と縮小は頻繫に行うかと思います。

その縮小/拡大の操作に時間をかけず『一瞬』でできれば、特にデイトレードの場合は絶好のチャンスを逃さず、利益をどんどん積み上げていくことが可能です。

そこで当記事では、チャートソフトの代表格でもあり、操作性が非常に優れているトレーディングビュー(TradingView)を例に、素早くチャートの拡大と縮小から、全画面表示(フルスクリーン表示)まで行う方法を解説させて頂きます。

【TradingViewを使って教材を実践した方々の声】

トレーディングビュー(TradingView)でのチャートの拡大と縮小

まず、下図の右下に赤枠で示したように「自動スケール」を設定している場合、チャート上でマウスホイールを

上に動かせば拡大
下に動かせば縮小

になります。

(TradingView)自動スケール時の拡大と縮小

下図がマウスホイールです。

マウスホイール

ただ、縦方向(価格軸)だけ、もしくは横方向(時間軸)のみ、チャートの拡大と縮小を行いたい場合もあるかもしれません。

その際には、それぞれ下記のような操作によって拡大と縮小ができます。

縦方向(価格軸)は、下図のように画面の右側にある価格帯にマウスを置き、その上でマウスホイールを上に動かして拡大、下方向に動かして縮小が可能です。

(TradingView)チャートの拡大と縮小を縦軸方向に

対して横方向(時間軸)でのチャートの拡大と縮小は、下図の赤枠部分である時間帯にマウスを置き、同様にマウスホイールの上下で実現できます。

(TradingView)チャートの拡大と縮小を横軸方向に

このような、縦軸、横軸の拡大/縮小を行うと、自動的に『自動スケール』は解除されるのでご注意ください。

(TradingView)自動スケール

マウスがない場合

もし、ノートパソコンで外付けのマウスを使わない場合は、先ほど説明した「縦方向」「横方向」でのマウスホイールの上下を、

・縦方向の価格帯はクリックしたまま上下
・横方向の時間軸はクリックしたまま左右

にそれぞれ動かすことでチャートの拡大/縮小が可能です。

外出先や旅行先など、マウスを使わないで操作する際に使えるので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

TradingViewのチャートをフルスクリーンに

ここまでの拡大と縮小に関連して、チャートそのものをパソコンの全画面表示(フルスクリーン)にする方法を紹介いたします。

操作は単純で、下図の赤枠で示した「フルスクリーン」のボタンを押すだけでOKです。

TradingViewのフルスクリーン表示(全画面表示)を行う操作

上図の赤枠ボタンを押すと、下図のようにパソコン全体にチャートがフルスクリーン表示され、見やすい画面となります。

TradingViewのフルスクリーン表示(全画面表示)

この全画面表示(フルスクリーン表示)を止める場合は、キーボードの「Esc(エスケープキー)」を押してください。

「Esc」を押すと通常の表示に戻ります。

まとめTradingViewのチャート拡大/縮小

以上、TradingViewのチャートに関する拡大と縮小を一瞬で行う方法を解説いたしました。

基本、マウスホイールを使えば指先1本で十分なので、ノートパソコンの場合でも外付けのマウスがおすすめです。

マウスホイール

ぜひ、当記事の内容をFXのライントレードや環境認識に役立てて頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、10%前後の利益率をトレード1回で出している、具体的なデイトレ手法のロジックを公開しています。

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