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圧倒的な差。株とFX、どちらのデイトレが勝ちやすいのか比較。

杉原です。

日本人にとって特に馴染みやすいデイトレ対象と言えば、多くの書籍やサイトがあることから「株」「FX」だと思います。

今ではゴールドをはじめとするCFDや、仮想通貨などもデイトレードの対象になりますが、やはり世間に出回っている情報量で見ると株やFXが圧倒的に多いことから、株/FXのいずれかでデイトレを始めるトレーダーが少なくありません。

ただ、逆に情報量が多すぎることで、株とFXのどちらが勝ちやすいのかが分かりにくくなり、迷っているという相談も多くありました。

そこで当記事では「どちらが勝ちやすいのか」「どちらが大きく稼げるのか」という視点で、株とFXを比較していきたいと思います。

※この記事では、米国株ではなく日本の証券会社で取引が可能な日本企業の株を扱っていく次第です。

株とFXのデイトレ比較1.ファンダメンタルズの観点

株もFXもファンダメンタルズ要因によって値動きが起こることがあります。

そんなファンダメンタルズ要因が強くなる相場状況は、デイトレードにおけるテクニカル分析の効き目が非常に弱くなり、勝率が極端に落ちがちです。

つまり、ファンダメンタルズ要因が強く出る相場状況が多いほど、勝ちにくいと言っても過言ではありません。

その上で、株とFX、それぞれのファンダメンタルズ事情を比較していきたいと思います。

株のファンダメンタルズ事情

株はその企業の業績や不祥事など、数多くのあらゆるファンダメンタルズ要因が値動きに影響を与えます。

また、1つの企業による不祥事などがあれば、関連企業の株価に影響することも少なくありません。

要するに、取引する「銘柄以外」からもファンダメンタルズの影響を受けてしまうので、ファンダメンタルズの影響を受ける確率が高くなるわけです。

その上、そんな株価に影響を与えるようなファンダメンタルズ要因は、いつ発表されるか分からないデメリットがあります。

つまり、デイトレで買いポジションを持っている際に、不祥事関連の大きなファンダメンタルズ要因が発表されて、株価の大幅な下落が起こり損切りになる危険性が常にあるわけです。

もちろん、逆に業績アップをはじめとする「良いニュース」があり株価が上昇し、買いポジションを持っていた際に大きな利益を得られる場合もあるかもしれません。

ただ、ファンダメンタルズ要因が発生すると『計算できない値動き』が起こるため、いずれにしてもテクニカルの効き目が非常に弱くなることは確かです。

必ずしも不祥事で株価が下落するとも限りませんし、業績アップなどの良いニュースで株価が上がるとも限りません。

いずれにせよ、ここまで解説したように、株の場合は下記のようなファンダメンタルズ事情があることは確かです。

  • ファンダメンタルズ要因が数多くある
  • 取引する銘柄以外の関連銘柄からも影響を受ける
  • いつファンダメンタルズ要因の発表があるか分からない

以上から、株の場合はファンダメンタルズ要因によってテクニカルの効き目が弱くなる状況になることが多くなり、ファンダメンタルズの観点で見ると勝ちにくい傾向があると言えます。

FXのファンダメンタルズ事情

FXの価格に影響を与えるファンダメンタルズ要因は、

要人の発言
経済指標
大災害

などで、どうしても大災害が予測不能なものの、それ以外の要素は基本的に予測ができます。

要人の発言にしても経済指標にしても、発表時刻が先に公開されているからです。

ですので、基本的にはファンダメンタルズ要因によってテクニカルの効き目が弱まる『計算できない値動き』は避けることができます。

また、FXに関わるファンダメンタルズ要因は、経済指標を除き、それほど頻度は多くありません。

ただ、経済指標に関しては各国の指標が毎日のように発表されているものの、すべての指標が価格に影響を与えていないのが実際のところです。

実際に「重要度」「注目度」の高い指標のみがファンダメンタルズ要因となり価格に大きな影響を与えています。

そのため、FXの為替相場において、1日中、経済指標の影響が及ばないことでファンダメンタルズ要因が入らず、テクニカルの効き目が特に弱まらない日も少なくありません。

そんな経済指標の見極め方などは、下記の記事で解説していますので、必要に応じてご覧頂ければ幸いです。

【関連】勝つためのデイトレードにおける「経済指標」の有効な活用方法

FXの方は、経済指標や要人の発言などによるファンダメンタルズ要因を、発表時間を知ることで避けられますし、そもそも株に比べてファンダメンタルズ要因が少ないことが特徴です。

対して株の方は、ファンダメンタルズ要因が多く、いつ発表されるか分からないため、「テクニカルの効き目が弱まる勝ちにくい相場」との遭遇がなかなか避けられません。

以上から、ファンダメンタルズの影響を大きく受けやすくテクニカル分析の効果が薄まりやすいのはFXよりも株であり、株の方がファンダメンタルズの観点で見れば勝ちにくいと言えるかと思います。

株とFXのデイトレ比較2.時間の観点

続いては「時間」の観点で株とFXの「勝ちやすさ」「勝てる大きさ」の比較をしていきたいと思います。

そんな時間に関して、株は9時~15時の約6時間しか取引ができません。

対してFXは24時間、相場が開いているので、土日や正月など特別な日以外は継続して取引が可能です。

ですので、単純計算でトレードチャンスはFXの方が約4倍多いことになります。

もちろん、24時間トレードができるFXと言っても、深夜~朝方は値動きが極端に少ないため、あまり取引チャンスはありません。

ただ、FXは株に比べて取引できる時間の長さは4倍ほどあるので、デイトレードを行う上でのトレード回数が大幅に多くなるはずです。

そんなトレード回数が多く見込めるほど、単純に利益が積み上がっていくため、時間の観点で見ればFXの方が株より大きく稼げると言えます。

株とFXのデイトレ比較3.レバレッジの観点

株の場合は「信用取引」を使っても最大3倍までしかレバレッジを使えません。

対してFXの場合、国内では25倍(執筆時点)で、海外のFX業者を使えば500倍や1,000倍クラスのレバレッジが使用できます。

そんなレバレッジは大きいほど枚数/ロットを上げて取引が可能です。

そもそもトレードの利益は『利幅(円、pips) × 取引数量(枚数、ロット)』になるため、取引数量(枚数、ロット)を多くできるほど、利益も比例して大きくなります。

もちろん、取引数量を多くするには、取り組むデイトレ手法の「勝率」「含み損」「リスクリワード」などに影響されるため、必ずしも取引数量を上げれば良いと言い切るわけではありません。

ただ、仮に海外FX業者で500倍のレバレッジを使う場合と、国内の株式トレードで3倍のレバレッジを使う場合を比べると、レバレッジが高い分だけ必要証拠金が安くなるため、取り組むデイトレ手法がどのようなロジックでも、明らかに取引数量を多く持てると思います。

そのため、レバレッジの観点で見た勝てる大きさに関しては、株に比べてFXの方が優位と言えるはずです。

まとめー株とFX、どちらのデイトレが勝ちやすい?

以上、この記事では株とFXのデイトレードでは「どちらが勝ちやすいか」「どちらが大きく稼げるか」

・ファンダメンタルズ
・時間
・レバレッジ

という観点で比較していきました。

FXのように発表時間が決まっているため避けられる経済指標などとは異なり、株はファンダメンタル材料が多いだけではなく「いつ発表されるか分からない」というデメリットから、テクニカルが効きにくい相場状況が多くを占める傾向にあります。

そんな株のテクニカルの効き目が弱い状況では、どうしても計算外の値動きが起こりやすいため、勝率が低下する=勝ちにくいというわけです。

また、取引可能な時間の長さ、使えるレバレッジの大きさは、圧倒的にFXの方が優位になります。

そのため、稼げる大きさも比例してFXの方が大きな優位性があるということです。

以上から「勝ちやすさ」「稼げる大きさ」の比較に関しては、株よりもFXの方が『優位』という結論になりました。

参考にして頂ければ幸いです。

そんなFXに関して、取引1回あたりで2桁の利益率を出すこともあるデイトレ手法を、下記の記事で図解しているので、ぜひ併せてご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>FXのデイトレに円安は影響あるのか?メリットとデメリットを解説。

>FXのデイトレードにファンダメンタルズ分析は不要だという理由

>「嘘でしょ?」FXのデイトレで板読みが勝てない理由

>(保存版)FXのデイトレで勝てない原因と解決策3選

>誓約〜トレードのミスを撲滅する対策の自己規律〜

誓約〜トレードのミスを撲滅する対策の自己規律〜

杉原です。

専業トレーダーとして日々の収益を安定させるためには、不変的で理に適っている手法のみに取り組むべきと、前回の記事で解説させて頂きました。

たた、いくら不変的に有効なトレード手法を手にしても「その手法のとおりにミスせずにトレース(再現)すること」ができなければ、本来なら得られるはずの利益は残念ながら手に入りません。

有効な手法は、あくまでもミス無く実行した結果で勝てている計算だからです。

そこで今回は、いかにしてトレードのミスを防ぎ、本来なら得られるはず利益を取り逃がさず確実に得るためのコツ、ポイントを解説させて頂きます。

よくあるトレードのミス

このミスとは、故意に(わざと)ルールを破ることとは違い、ルールを守っているつもりでもにより本来なら得られるはずの収益が入らないパターンを意味します。

具体的には、人によって個人差はあるものの、以下のようなミスによって損失を受けるトレーダーが少なくありません。

  • チャンス以外で間違ってエントリーして損切り
  • 逆にチャンスを見逃して利益を取りこぼす
  • 利確する場面で利確せず、逆行して損切り
  • 損切りする場面で損切りせず、大きな損失を受ける

まずは練習、ただデモ講座は注意

このようなミスを防ぐためには少なくとも「練習」は欠かせません。

ただ、私としてはデモ口座よりも、最初から本番口座を推奨していました。

なぜなら、本番口座とデモ口座を比べると

・緊張感
・注文処理のスピード

が大きく異なるからです。

そのため、デモ口座と本番口座では結果に違いが生じ、それが実際のトレードで上手くいかない要因に成りかねません。

何より、デモ口座は自分の大事な資金ではない『仮想の資金』なので、ミスして無くなっても何も困ることはありません。

実はこれが問題で、デモ口座による緊張感の無いトレードによって「トレードに緊張感を持てない習慣」が身についてしまい、それにより何度もミスを繰り返してしまう危険性があります。

だからこそ、最初から自分の大事な資金を使っての、本番口座での練習を勧めていたんです。

もちろん、初めの内は慣れていないことが原因で、ミスが出てしまい損失を受けるかもしれません。

そのため、慣れるまでに大事な資金を減らしてしまう危険性があるわけです。

ですので、最悪の場合に無くなっても構わない、そんな『余裕資金の中の余裕資金』を使って、本番口座での練習を勧めていました。

この方法なら、本番口座なので得られた利益は仮想ではなく『本物の利益』になるので、モチベーションが高まり、練習が楽しくなって上達が早まる効果も期待できます。

ただ、練習と言っても本番口座なので、逆に負けた際には「損失」を受けることは避けられません。

しかし、あくまでも余裕資金の中の余裕資金という無くなって良い極めて少額なので、被害はそれほど大きくならないはずです。

何より、この方法では、たとえ負けた際に損失額が低くても

「損失を受けたくない」

という損失を避けたい心理から、練習と言っても高い緊張感が生まれます。

そして、しっかりトレード手法をトレースして勝った際には『本物の利益』を得られるからこそ、さらに真剣度は高まるので、

・集中力
・緊張感

を高く保ちながらトレードできる習慣が身に付きやすく、ミスの撲滅に繋がるわけです。

練習しても起こるミスを防ぐには

ただ、いくら本番口座にて少額で練習しても、実際に資金を多く入れると、なぜかミスが出てしまうトレーダーが少なくありません。

具体的には、以下のようなパターンです。

慣れるまで本番口座にて少額で練習

練習ではミスが無くなった

資金を多く入れるとミス

このパターンにおける大きな要因は、先ほども挙げた「緊張感」だけではなく「集中力」に他なりません。

いくら少額の資金を使っての本番環境でミスを0になるレベルまで練習したとしても、投入資金の高さに比例して、勝った際の利益額はもちろん、

『負けた際の損失額』

が比例して大きくなることから、どうしても精神的にブレてしまう可能性があります。

そんな精神的な不安定さによって『集中力』の低下に繋がって、以下のような「ミス」を引き起こす危険性が高まるわけです。

  • チャンス以外で間違ってエントリーして損切り
  • 逆にチャンスを見逃して利益を取りこぼす
  • 利確する場面で利確せず、逆行して損切り
  • 損切りする場面で損切りせず、大きな損失を受ける

以上から、ミスを撲滅させ、有効な手法を完全にトレースするには「練習だけではない対策」が欠かせません。

そこで続いては、大半のトレーダーができていない、練習以外にミスを無くす手段/対策について事例を挙げて解説させてい頂きますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

ミスを限りなく0にする対策~コミットメント(理由/動機)~

このコミットメントは、心理学関連では、

・理由付け
・動機付け

を表していて、要するに「負けられない理由」「何のためにデイトレをするのか」など、これらの動機を具体化するわけです。

(この後すぐ具体例を挙げます)

もちろん、これは単なる「精神論」ではありません。

理由/動機の明確化によって、緊張感と同時に『集中力』が高まると実証されているからです。

そんな緊張感と集中力の向上により、ミスを限りなく撲滅していくという手段として「理由や動機の明確化」が非常に有効になってきます。

実際に私自身も、この理由付け/動機付け、いわゆるコミットメントによって、
緊張感と集中力を常に高めてミスを限りなく撲滅させることに成功していました。

ただ、トレードで勝つべく理由や動機と言っても、もしかすると簡単にイメージできないかもしれません。

そこで、非常に恐縮ですが、私自身のコミットメントを1つの事例として解説させて頂きたいと思います。

コミットメントの事例

まずポイントとしては、単純に稼ぎたいだけでは弱いという点になります。

なぜなら、会社勤務やアルバイトなど、損失が無く確実に稼げる他の手段が幾つもあるので、理由付け/動機付けとしては弱過ぎて、

・緊張感
・集中力

が高まらずミスの撲滅には繋がりにくいからです。

ですので、ミスを無くすための緊張感と集中力を向上させるためには「どうしてもデイトレでなければダメな理由」を含めていくことが欠かせません。

以上のポイントを前提として、恐縮ながら私が意識しているコミットメントを説明させて頂きます。

『すべてに妥協しない強い男でいるために、デイトレードで勝ち続ける必要がある』

この強さはケンカが強いという意味ではなく、具体的には下記のイメージになります。

  • いつでも自分1人の力で半永久的に無制限で稼げる「強い男」

    →デイトレードのビジネスモデルは、経済の仕組みが無くならない限り永久的

  • 誰に従うことも無く好き勝手に生活する「強い男」

    →第三者や組織に雇われることなく、やりたい時に相場から好きなだけ現金を抜き取る

    →堅苦しいスーツや指定される服装ではなく、誰に対しても気を遣わずに自分が着たい服を着る

    →正しいと思えることを誰かの顔色を見ず自由に発言できる(デイトレなら自分1人でいくらでも稼げるので、無理して人に気を遣う必要がない)


  • あらゆる不安/心配事が一切ない「強い男」

    →欲しいだけ欲しい時に相場から稼ぎる上に災害やコロナ、戦争などがあっても周囲を守れる

    →このままの高齢化社会だと自分の世代には支払われない可能性が高い年金に頼らず、自分の稼ぎだけで一生暮らしていける(ちなみに私は1987年生まれの男です)


  • 権力の暴走、理不尽さ、犯罪・・・などから、自分や周囲を守り抜ける「強い男」

    →経済と時間の自由をデイトレで得ていれば、あらゆるものから自分や周囲を守れる

    →相場はあらゆる権力のお金が集まっているので、そんな強者から好きなだけお金を奪える


  • 国や場所に縛られない「強い男」→仮に日本が破綻しても、円以外での通貨ペアを取引し好きなだけ稼げる→ネット環境さえあれば、地域/国に縛られず、好きな場所で稼げる

  • 魅力的な異性から興味を惹かれる「強い男」

    →自分の圧倒的な自信/自分への納得こそが、異性から興味を引き出せる大きな要因

    →ここまで挙げた「強い男」として自分が在り続けることが自信に繋がる


  • 目立つこと無く大きな稼ぎを得られる「強い男」→有名人やお金持ちアピールをする成金のようにならず、誰にも知られること無く、運ではなく完全に自分の実力1つで大きく稼げる

ちなみに私は「オレって凄いだろ!」と言っているような気持ち悪さを感じてしまう、高級腕時計を大量に所持したり高級車をたくさん乗り回すような『成金』が嫌いだったりします。

弱い自分を強く見せようと、外見にこだわることが嫌いだからです。

ですので、そんな成金にならないように意識していたら、私自身ほとんど物を持たない、いわゆる『ミニマリスト』に該当するようになりました。

荷物は約15分あれば引っ越し準備ができるほど少なく、腕時計は肩が凝るのでしてませんし、狭い場所が息苦しいので車も持っていません。

(服は友人からの貰い物がほとんどで、靴は冠婚葬祭に対応できる革靴を一束のみ)

今は一軒家を拠点にホテルを飛び回るような生活で、自転車で移動していたりします。

・・・ちょっと話が脱線してしまい申し訳ありません。

以上、私としては細かく挙げた「強い男」で在り続けるために、デイトレでミスをしている場合ではないわけです。

ですので、ミスをして負けてしまう、そんな自分が許せないという意識により、危機感を適度に感じることで、高い緊張感と集中力を生み「ミスの撲滅」を実現できるようになりました。

トレードのミスを無くす対策のまとめ

本講義のまとめです。

取り組むべき不変的な手法をミス無くトレースすることが、専業トレーダーとして稼ぎ続ける上で重要

ミスを無くすためには『緊張感』が必要

緊張感を習慣化させるためには、デモ講座ではなく本番口座で、余裕資金の中の余裕資金で練習する

ただ、練習ではミスが無くなっても、資金を増やした際になぜかミスするトレーダーが多い

高い集中力でミスを無くすべく、練習以外の対策が必要

その対策が、理由付け/動機付けである、いわゆるコミットメントだということ

以上が今回のまとめになります。

コミットメントに関しては、私の事例を恐縮ながら紹介させて頂きました。

今後も、特に不変的なノウハウにこだわり、ブログ更新を続けていくので、これからもお付き合い頂けると幸いです。

追伸

ミスを撲滅するための対策として、

・本番口座での練習
・コミットメント

を解説させて頂きましたが、これらの対策とは別に、

『ミスしにくい、再現性の高い手法』

に取り組むことも重要となります。

エントリー条件、決済条件がややこしいなど、そもそも実践が難しいトレード手法の場合、どんなに緊張感と集中力を高めてもミスに繋がってしまうからです。

逆に、再現性が高い手法であれば、緊張感と集中力のレベルがそれほど高くなくても、ミスを大いに減らすことができます。

そんな再現性の高さにおける基準としては、自分以外の第三者にも実践できるかどうかがポイントです。

逆に、複数の第三者がトレースできなければ、その手法は難しいことを意味します。

その反対に、複数の第三者が同じようにトレースができるほどの手法ならば、その手法の再現性が高いと言えるはずです。

実際、私自身が自分のデイトレ手法を確立していった際、自分以外の第三者もトレースできるかどうか、何人もの友人に資金を渡した上でテストをお願いし、再現性のチェックを行っていました。

その際、友人側にメリットがあり真剣に取り組めるように、勝った分の利益は8割を友人、2割が私に、その上で資金が減った際の補填は私が担当しています。。

こちらは頼んでいる側なので、資金の準備から補填まで私が行うのは、当然の義理だと思ったからです。

ちなみに、その友人たちは、投資/トレードの経験はなく、パソコンにも特に詳しい人たちではありませんでした。

と言いますのも、私自身、出身が宮城県で海沿いの田舎で、地域的に割と周囲にはワル/不良が多く、高校卒業後はパソコン扱うよりも、海関係や車関係、物流などで働くような友人が多かったんです。

もちろん、反社、半グレではないです。笑

ちなみに私は野球部で、問題を起こしたら大会に出られなくなるため、決して真面目とは言い切れないものの、特にワル/不良ではありませんでした。

話を戻すと、、、

そんな元々はワル/不良で、パソコンにも投資/トレードにも縁がないような友人たちに私が確立したデイトレ手法を教えて、再現性のチェックを行いました。

ただ、ライントレードを軸にした私のデイトレ手法では、彼らのように初心者であっても、

・ラインの引き方
・エントリーと決済のルール

をしっかり教え込めば、十分にトレースが可能だったんです。

その後、

・普通の友人
・前職だった予備校時代の同僚
・予備校時代の生徒

と、教えていく範囲を広げていき、数多く不特定多数の第三者にも同じようにトレースができるという、再現性の確認を行なっていきました。

そうして体系化していき、1日10%以上の利率を出すまでに仕上げたのが『重複点テクニカル』独自のデイトレ手法になります。

以下の案内資料は、エントリー場所も含めた具体的なロジックなど、参考になる内容になっているので、ぜひ一度ご覧頂ければ幸いです。

>重複点テクニカル

以上、私事も多い記事で恐縮でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

今後とも、当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

>FXのデイトレにおけるエントリーの恐怖心や不安を克服する方法。

>推奨のデイトレ勉強法で、私が知識0から専業に至ったプロセス。

専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

杉原です。

この記事では具体的に、トレンドラインや水平ラインを使った、いわゆる『ライントレード』の有効性/勝てる原理を解説させて頂きます。

実際に、このライントレードでは、多くの専業トレーダーが日々の収益を安定的に稼いでいる手法で、私や私がデイトレ手法を提供した方々も例外ではありません。

この記事では、そんなライントレードの有効性/勝てる原理を、ラインが重複する相場を例に、トレーダーたちの『心理動向』を含めた理に適った解説をさせて頂きます。

ただ、ロングとショートの場合を同時に説明すると、ややこしくなり理解が難しくなる可能性があるので、ロングを例に挙げていくのでご了承ください。(ショートの場合はロングの「逆」になります。)

ラインにはパラメータ(設定値)が存在しない

まず、

・キリ番
・水平ライン
・トレンドライン

などのラインはパラメータがないので、これらをサポートラインとして意識するトレーダーによって、値動き分析に差が出ません。

その上で、サポートライン付近にローソク足が近づくと「反発」による価格上昇が意識されやすくなるため、あらゆるスタイルのトレーダーから、下記のように多くの「買い注文」が入ります。

  • 短期トレーダーにより逆張り買い注文
  • 短期〜中長期トレーダーによる順張りの押し目買い注文
  • すでに出していた売り注文に対する決済の買い注文

それと同時に、短期〜中長期トレーダーがサポートライン付近から始まる上昇を恐れて、新規での『売り注文』を避ける傾向にもあります。

以上から、サポートラインを意識するトレーダーたちからは、サポートライン付近で、

『売り注文が減って買い注文が増える』

という状況が起こるため、とても高い精度で価格の上昇が見込めるわけです。

このようにパラメータによるトレーダー同士の差がないからこそ、サポートライン付近でのロングは高い精度で利益が望めるようになります。

そして、そんなサポートラインが「重複する相場」を狙えば、さらに売り注文が減って買い注文が増えるので、
より精度が高まることは間違いありません。

もちろん、たった1つのサポートラインだけでは、

・買い注文の増加
・売り注文の減少

の割合はそれほど多くないかもしれません。

ただ、複数個のサポートラインが重ねる条件であれば、サポートラインを意識するトレーダーの絶対数が増えるからこそ、

・買い注文の増加
・売り注文の減少

が非常に高い割合で実現します。

その結果、逆行=下落になる可能性が極めて低くなって、含み損が少ないまま高い勝率が見込めるわけです。

ですが今の説明は、サポートラインを引くトレーダーたちについての話でした。

もちろん、ラインを引くトレーダー同士でパラメータの差がない時点でもラインは高い有効性があるものの、ラインを引かないトレーダーたちの注文状況も無視するわけにはいきません。

そこで、サポートライン付近における『サポートラインを引かないトレーダーたち』が、どのような心理で、どのような注文を出すかを具体例を挙げて解説させて頂きたいと思います。

先に結論を申し上げますと、サポートラインにローソク足が近づくことで、サポートラインを引くトレーダーたちと同じく、ラインを引かないトレーダーたちからも、

・買い注文が増加
・売り注文が減少

するという状況になるんです。

それでは実際に、その原理を、トレーダーの「不変的」な心理を含め詳しく解説していきますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

サポートラインが引ける場面で、売り注文が減って買い注文が増える原理

それでは『キリ番→水平ライン→トレンドライン』の順に、ラインを引かないトレーダーたちからも「売り注文が減って買い注文が増える」ことで高確率で上昇が見込める原理を解説させて頂きます。

1.キリ番=ラウンドナンバー

まず最初の解説はキリ番です。

110.00円や111.00円など「キリが良い価格帯」であるキリ番は、その価格帯に近づくほどに反転が意識されやすいことから、キリ番を引いていないトレーダーからも、

・順張りで持っていたポジションを解消する「利確」「損切り」
・逆張りのような形で反発を狙う「エントリー」

が増加する傾向にあります。

キリ番のチャート図

要するに、110円という価格帯まで下落してくる際には、以下のように買い注文が増加するわけです。

  • 順張りで含み益が出ている売りポジションを持っていたトレーダーから利確の『買い注文』
    →反転して上昇し始める前に、利益だけは確定しておきたい(トレードのスタイルは短期や中長期に関係なく)
  • 順張りで持っていた含み損の売り注文を、損切りするための『買い注文』
    →反転による上昇で、今ある含み損が広がる前に損切りしておこう(トレードのスタイルは短期や中長期に関係なく)
  • キリ番の反転を狙った短期の逆張りで新規の『買い注文』
    →反転しなかったら損切りすれば良いし、上昇トレンドの始まりに乗れれば利益が大きいのでリスリワードが良いから買い注文を出しておこう

また、まだポジションを持っていない短期/中長期に関係なく、あらゆるスタイルのトレーダーからは、キリ番付近での反転による上昇を恐れて、明確にブレイクするまでは『売り注文』を避けられる傾向にあります。

以上のように、キリ番付近に下降しながらローソク足が近づく際には、キリ番にライン引いていないトレーダーたちからも、

・買い注文が増加
・売り注文が減少

という状況になるということです。

2.水平ライン

続いては、水平ラインを引いていない、そんなトレーダーたちの動向になります。

そもそも水平ラインは、目立つ高値や安値、サポレジ転換される価格帯などに引かれる横線です。

水平ラインのチャート図1

水平ラインのチャート図2

そんな水平ラインは「実際に数多くの取引が行われた価格帯」だったからこそ、その付近の価格帯で相応の取引がされた結果、明確な高値や安値になる上に、サポレジ転換されています。

そして、数多くの取引がされた価格帯ということは、その価格帯で「買い」「売り」の注文を出して、すでにポジションを持っているトレーダーが多くいるということは間違いありません。

その中でも、まずは、売りポジションを持っている多くのトレーダーに注目してみましょう。

その内、含み損の売りポジションを抱えているトレーダーは、価格が下落していきローソク足が水平ラインに近付いていくと、含み損が少なくなっていきます。

なぜなら、そもそも彼らが売りポジションを持ったのは水平ラインが引かれている価格帯の付近だったからです。

そして、さらに水平ライン近くまで下落していくと、含み損が徐々に少なくなるだけではなく、

プラ転(含み損が含み益に転換)

されるトレーダーが数多く現れます。

そんなプラ転になったトレーダーたちは、マイナス(含み損)がプラス(含み益)になった時点で、

「とにかく損失を避けて利益が欲しい」
「プラスになった今の内に、早く利益を確定しておこう」

という心理が働くことで、持っていた売りポジションを解消すべく、利確の『買い注文』を出していく傾向があるわけです。

このように「損失を避けて確実に貰える利益を望む」という心理は、行動経済学の基礎にあたる『プロスペクト理論』で定義されており、まさにトレードの世界でも、多くのトレーダーがこの理論に沿った心理で行動する=決済する傾向にあります。

このプロスペクト理論における、損を避けて確実性の高い利益を求める心理は、以下の心理テストでも実感できると思いますので、ぜひ試してみてください。

【心理テスト1】

A:必ず10万円を貰える
B:50%で20万円を貰えるものの、50%の確率で貰える価格は0円になってしまう

→→貰える額が0円になってしまう「損」を回避し、確実に半分でも貰える『A』を多くの人が選択

(プラ転で確実に利確の『買い注文』を出すパターン)

【心理テスト2】

A:借金20万が100%の確率で半分の10万になる
B:50%の確率で借金20万が0になるものの、50%の確率で借金の20万はそのまま変化なし

→→必ず借金が残るAの「損」を避け、50%なら可能性が高いと考えて全額返済が可能な『B』を多くの人が選択

(含み損が出ていた買いポジションの損切りをしてマイナスを確定させたくない、結果、損切りの『売り注文』が減るパターン)

いかがでしょうか。

もし、ご自身が1問目にA、2問目にBを選んでいた場合、まさにプロスペクト理論に沿った心理が働いていたことになります。

話を戻しましょう。

先ほどの例で言えば、マイナスだったポジションに対して、早く利益を確実にしたいため「含み損からプラ転した時点ですぐに利確」などが該当するわけです。

特に、今回の例で挙げた売りポジションで、

・長時間の間、含み損を抱えていた
・予想以上に大きな含み損を抱えていた
・マイナスとプラスを行ったり来たりして、結局、含み損を抱えていた

などのケースに該当するトレーダーたちの中には、その抱えていた含み損がプラ転した時点で、1秒でも早く利確(買い注文)をしたいと思う人が少なくありません。

また、売りポジションの例とは逆に、元々、水平ライン付近で買い注文を出し、買いポジションを持っていたトレーダーについては、価格が下落して水平ラインに近付くほど『持っていた買いポジションの含み損が大きくなる』という傾向にあります。

ただ、先ほども挙げたプロスペクト理論における『損失を避けて確実に貰える利益を望む』という心理から、

「まだ損失を確定させたくない」
「もしかすると、ここから上昇するかもしれないから、今の時点で損切りするのは、もったいない」

などの思考が働きやすくなり、買いポジションを損切りする『売り注文』を出さないトレーダーが多くなるということです。

それどころか「この下がったタイミングで買い増しすれば、平均ポジション価格が下がって早く利確ができる」という思考に至ってナンピンの『買い注文』を出していくトレーダーも多くなってきます。

実際、111.00円で最初の買いポジションを持った場合、111.00円以上に価格が上昇しなければ利確はできません。

ただ、110.00円にまで価格が下落した際に、ナンピンで買い注文を出せば、2つになった買いポジションの平均価格は、

111.00円と110.00円の間である『110.50円』

にまで大きく下がります。

そのため、ナンピンしなかった場合は、利確するために111.00円まで上昇する必要があったものの、ナンピンして平均ポジション額が『110.50円』に下がったので、110.50円までしか上昇しなくても利確できるようになるわけです。

ですので、ナンピンによって利確までの時間を早められる可能性を考え、買いポジションがマイナスのトレーダーは「損切り(売り注文)をせずにナンピン(買い注文)をする」という傾向が高まっていきます。

以上、水平ラインを引いていないトレーダーたちの動向として、水平ライン付近まで価格が下落した際には下記のような行動に出る傾向が高いとまとめられるんです。

  • 売り注文を出したトレーダーたち
    →マイナスの含み損がプラスの含み益に変わり(プラ転)、すぐに利益を確定したい心理から利確の『買い注文』を出す
  • 買い注文を出したトレーダーたち
    →含み損が大きくなり始めるが、損したくない心理から損切り(売り注文)を我慢し、中には利確を早めるためにナンピンの『買い注文』を出す場合も

このような心理的な要因を含めた仕組みで、水平ラインを引いていないトレーダーたちからも、価格(ローソク足)が水平ライン付近まで下落する際には、

・買い注文が増える
・売り注文が減る

という現象が発生するということです。

3.トレンドライン

最後はトレンドラインを引かないトレーダーについてです。

トレンドラインのチャート図

トレンドラインが引ける相場は、上昇トレンドを例にすれば、高値と安値が両方とも切り上がっている状態になります。

それがトレンドラインを引く上での基本ルールだからです。

その上で、45度前後の角度で斜めに引くのがトレンドラインになります。

そんなトレンドラインが引ける状況は新たにできた高値と安値が、前回の高値と安値をそれぞれ上回っているので、トレンドラインを引かないトレーダーたちにも、

「今が上昇トレンドの中にある」

と明確に意識されやすいことは間違いありません。

なぜなら、45度前後でトレンドラインを引ける状態である、高値と安値が両方と上回っている相場は、世界中で支持されている『ダウ理論』における上昇トレンドの定義に含まれているからです。

ですので、上昇のトレンドラインを引ける相場状態は、トレンドラインを引かないトレーダーたちにとっても『上昇トレンド』が意識されやすくなるため、売り注文より買い注文の方が多くなりやすいと言えます。

そのため、トレンドラインを「引く」「引かない」に関係なく、大勢のトレーダーから上昇トレンドが意識されることで、

・売り注文が避けられる
・買い注文が多発する

このような注文状況になりやすいわけです。

実際にトレンドラインが引ける相場で、売り注文が減り、買い注文が増える原理が以下になります。

  • 買いポジションを持っていたトレーダーは、利幅を伸ばすために利確の売り注文を避ける
  • 急角度の上昇では、その反動を狙って逆張りの売り注文が出されやすいものの、45度前後でキレイに上昇トレンドを描いているため、逆張りの売り注文を出すトレーダーが少ない
  • 少し下降した地点で、新規のエントリーで押し目買い注文を出すトレーダーが急増する
  • 直近の高値を超える付近で、さらに上昇トレンドが強まると意識されて、新規の買い注文が多発する(高値ブレイク)
  • 上昇トレンドの継続を意識し、すでに買いポジションを持っていたトレーダーによる、追加の買い注文(増し玉)が入り始める

(この原理は短期トレーダーに限らず、下位足でもエントリー/決済のタイミングを図る中長期のトレーダーにも該当しています)

45度前後でキレイに上昇トレンドラインを引ける相場は安値と高値が両方ともキリ上がっているからこそトレンドラインを引いていない多くのトレーダーたちにも『上昇相場』と認識されるので、上記のように、

・買い注文が増える
・売り注文が減る

という状況になってくるわけです。

結果として、短期~中長期に関係ない上に、順張り/逆張り、新規/決済、ナンピンなど、多数の『買い注文』が殺到して、高精度の上昇が見込めるようになります。

ライントレードが勝てる原理/有効性、サポートラインの重複をまとめます

ここまでの話を整理しましょう。

この記事では、ロングを例にサポートラインの重複を通して、ライントレードの有効性/勝てる原理を解説してきた次第です。

まず、キリ番や水平ライン、トレンドラインに代表される「サポートライン」はパラメータないことから、ラインを引くトレーダー同士の差がありません。

そのため、RSIやRCIなどのようなパラメータや適用時間足がトレーダー同士で異なる指標やインジケーターとは異なり、サポートラインはラインを引くトレーダーによる差が無いことで高い精度で値動き分析ができます。

そんなサポートラインは、ライン付近での反発(上昇)が意識されるため、

・買い注文が増える
・売り注文が減る

という状況になって高精度で上昇が見込めるわけです。

その上で、複数のサポートラインが重複するほど、よりサポートライン付近での反発による上昇を意識する、そんなトレーダーの数が多くなるので、その上昇精度がさらに高めることは間違いありません。

また、ここまで説明したように、

・キリ番
・水平ライン
・トレンドライン

が引ける状況は、これらのラインを引いていないトレーダーにも、「不変的」にある心理的な面が影響して、

・買い注文の増加
・売り注文の減少

が見られるということでした。

そして、そこで出される『買い注文』は、

短期、中長期
順張り、逆張り
新規、利確、損切り
ナンピン、ピラミッディング

など、あらゆるタイプの買い注文が殺到するため、高い精度で上昇が見込めるようになります。

以上、サポートラインの重複する場面では、

・ラインを引くトレーダーたち
・ラインを引かないトレーダーたち

の両方によって、

・買い注文の増加
・売り注文の減少

という状況が発生することです。

その結果、このサポートラインの重複付近では、逆行の可能性が極めて低くなるため「含み損が小さいまま高勝率が見込める」という相場を狙えるようになることは間違いありません。

(ショートを狙う場合はレジスタンスラインの重複なので、ここまで行った説明の「真逆」になっています)

実際のところ、出回っている多くのデイトレード手法において、

・勝率の高さ
・含み損の小ささ

を両立できている手法を見たことが私はありません。

実際、理に適った不変的なロジックを徹底して追求しない限り、上記2つの「高勝率」「低含み損」の両立は実現できないと思います。

その上で、ここまで解説させて頂いた『サポレジの重複』に関しては、不変的な人間心理を含めたロジックを徹底的に掘り下げて追求したからこそ、

・勝率の高さ
・含み損の小ささ

の実現ができているわけです。

以上、この記事では「サポレジの重複」を例に、ライントレードが勝てる原理/有効性を説明させて頂きました。

専業トレーダーを目指す上でぜひ参考にして頂ければ幸いです。

追伸~勝率が高く、含み損が劇的に少ないメリット~

そんな「高勝率」「低含み損」のデイトレード手法では、取引数量=ロットを大きく設定しても問題ありません。

実際、トレードで得られる利益は『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』という計算式になるため、ロットを大きくするほど、手にする利益も比例して大きくなります。

ネットや書籍の多くでは「レバレッジを使ってロットを上げることは危険」と言っている人がいますが、それは理に適っていない不変性に欠けた手法で、

・勝率の高さ
・含み損の低さ

を両立できていないだけの話に過ぎません。

逆に、この記事で解説したサポレジの重複で、高勝率/低含み損を両立できれば、ロットを大きくしても危険性が無くなるので、レバレッジの恩恵(メリット)を最大限に活かせるわけです。

そして、ロットを大きくすれば『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』の計算式から、利幅(pips)を無理に伸ばす必要もありません。

利幅(pips)を小さくしても、ロットが大きい分だけ利益も大きくなるからです。

ただ実際には、多くのトレーダーが『損小利大』を掲げて、ロットを安全に低くして利幅(pips)を伸ばす行為を基本にしています。

しかし、利幅を大きく伸ばすことで利益を大きくする方針は、日々の収益を安定することは難しくなることは間違いありません。

なぜなら、利幅を伸ばそうとする分だけ、確実に勝率が下がってしまい、その分だけ損失が積み上がっていくため、

・数日単位
・週単位

での「マイナス」が発生しやすくなるからです。

逆に、私が提唱したサポレジの重複による、

・勝率の高さ
・含み損の小ささ

を両立したデイトレード手法の場合、元から高まっている勝率に加え、ロットを大きくできる分だけ「利幅(pips)は最低限で良い」ので、さらに勝率を高めることができます。

その上、サポレジの重複が崩れた段階で損切りすれば、損失幅を小さなものになるからこそ、特に大きな危険性もありません。

結果として、日々の収益を安定させ、専業トレーダーとして稼ぎ続ける上ではこの記事で挙げた『サポレジの重複』というデイトレ手法こそが、最適になるというのが私が到達した確信的な答えになります。

実際、サポレジの重複はブログで紹介しているように、自分はもちろん、第三者にも成果を出させている手法です。

そんなサポレジの重複を体系化し、1日単位で10%以上の利益率を安定して稼ぎ続けるデイトレ手法を、当ブログ公式メールマガジンの方で公開しておりました。

チャート図を用いてのエントリー場所を含めたロジックの解説や、実践者の感想と実績なども公開しているので、興味がありましたら下記のメルマガ案内から登録をご検討頂ければ幸いです。

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杉原。

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「no connect to trade server」がMT4のストラテジーテスターで表示される原因と対処法

杉原です。

EAやインジケーターのバックテストをMT4のストラテジーテスターで行う際、MT4の状況によっては、

「TestGenerator: no connect to trade server, default environment will be applied」

という表記が、操作履歴に表示される場合があります。

この表記に悩んでいる読者からの相談があったため、この記事を通して原因と解決法を共有させて頂く次第です。

「no connect to trade server」の原因と対処法

まず、この表記は「no connect→繋がっていない」「trade server→取引サーバー」の意味から『取引サーバーへの接続ができていません』というメッセージです。

つまり単純に、MT4がお使いになられているFX業者の取引サーバーへと、ネットワーク接続ができていないことがメッセージが表示される原因でした。

ただし、ネットワーク不良が、

・MT4だけ
・パソコン自体

のいずれかによって、対処法が変わってきます。

以下、2パターンの原因に分け、具体的な対処法を解説していくので、ご自身が該当するパターンを参考にして頂ければ幸いです。

MT4が原因の場合

単純にMT4だけがネットに繋がらず、ブラウザなどでYahoo!のようなサイトに繋がる場合は、MT4の設定が原因です。

そのような場合、おそらくお使いになっているMT4は現在、右下が下図のように『回線不通』という表示になっているかと思います。

MT4が回線不通

よくある原因としては、ログイン情報が間違っているケースです。

ログインの際に必要な、下記3点をもう一度だけ確認した上で、正しいものを再入力してみてください。

  • ログインID
  • パスワード
  • 接続サーバー

1つのFX業者で、複数の口座やバックテスト用のデモ口座を開いている場合など、上記を間違って入力してしまう人が少なくありません。

特に、デモ口座の場合は、普通の取引口座とは接続サーバーが完全に異なるので注意が必要です。

もし、ログイン情報の再入力でMT4右下の回線不通という表記がなくなり問題解決です。

ただ、それでも解決しない場合、EAやインジケーターのバックテストでヒストリカルデータを使う際に、データが追加/上書きされないようにネットワーク接続をしない設定をしていたことが原因かもしれません。

MT4は通常の状態ではヒストリカルデータに対して勝手に今のデータが追加されてしまいます。

それを防ぐ上で、ヒストリカルデータをMT4にインストールする際の手順解説をしている、多くのサイトやブログが、MT4のネットワーク接続をさせない設定を推奨していました。

それが下図のような「ツール」→「オプション」で表示される画面にて『プロキシサーバーを有効にする』をチェックすると同時に、その右側にある「プロキシ」をクリックして設定していく行為です。

プロキシサーバーの設定1

プロキシサーバーの設定2

上図は、MT4のネットワーク接続を、通常のネットワークを使わず、プロキシサーバーという接続を使うという設定です。

その上で、あえてデタラメな英字を入れることで、そのプロキシサーバーへの接続をできなくさせています。

それにより、MT4のネットワーク接続ができなくなるので、MT4にインストールしたヒストリカルデータが追加/上書きされずに済むわけです。

このプロキシサーバー関連の設定をしないと、MT4は勝手に通常のネットワークに自動で接続してしまいます。

そのため「通常のネットワークは使わずに、プロキシサーバーを使います」という設定をした上で、そのプロキシサーバーへの接続もできないように、あえてデタラメな文字列を入れていたということです。

もし、以上のようなプロキシサーバー関連の設定をしていた場合、これが原因で回線不通になっている可能性が考えられます。

この設定を解除するには、下図で示した赤枠のチェックを外した上で「OK」をクリックすれば完了です。

プロキシサーバーの設定解除

プロキシサーバーの設定が回線不通の原因であれば、この作業で問題は解決するはずです。

以上が、MT4が原因で「no connect to trade server」となるパターンの対処法でした。

MT4ではなくパソコン自体の問題

MT4だけではなく、パソコン自体がネットワーク接続されていないケースも可能性としては0ではありません。

このパターンは、ブラウザでYahoo!のようなサイトに繋がらない場合に該当します。

これはパソコンそのものがインターネットに接続されていないので、そのパソコンにインストールされているMT4もネット接続ができていないわけです。

ですので、MT4の設定を探る前に、まずはパソコンのネット接続を正常にする必要があります。

そんなパソコンのネット接続を正常化する方法としては、機種によって異なるケースが多々あるので、ここでは詳細な図解はあえて掲載いたしません。

可能性がある原因を挙げるので、下記の項目を検索しながら試してみてください。

  • 誤ってネット接続をオン/オフするショートカットキーや、パソコン横にあるボタンを押してしまった
  • Wi-Fiやルーターの電源が切れている
  • LANケーブルの劣化している
  • Wi-Fiのパスワードが間違っている

以上が多いパターンですが、その他は実際に「お使いの機種名 + ネット繋がらない」などのワードで検索してみると、公式サイトなどの具体的な対処法が出てくる可能性が高いので、ぜひ試してみてください。

「no connect to trade server」の原因と対処法

以上、この記事では「no connect to trade server」がMT4のストラテジーテスターで表示される原因と対処法に関して、

1.MT4側
2.パソコン側

の両パターンに分けて解説いたしました。

もし両方が原因の場合、パソコンのネット接続を正常にした後、MT4側の対処法も試してみてください。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

その他、当ブログでは利益率に特化したデイトレ手法について、エントリーから決済までを図解していましたので、ぜひ以下の記事も併せてご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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>数週間で1万の資金を500万まで増やしたデイトレード手法の図解

>(持ち運びOK)MT4をUSBメモリー/外付けHDDにインストールする方法

>MT4でEAのバックテスト中に「TestGenerator: write file error」が出る原因と対処法

>MT4を使って未決済のポジション(建玉)を一括で決済する方法

MT4のストラテジーテスターで「ビジュアルモード」がない原因と対処法

杉原です。

MT4の「ストラテジーテスター」でEAやインジケーターのバックテストを行う際、エントリーと決済の場所をチャートに示してくれる便利な『ビジュアルモード』がなく困っている読者の方がいたため、この記事で原因と対処法を共有したいと思います。

それでは早速いってみましょう。

MT4のストラテジーテスターにビジュアルモードが見つからない原因と対処法

まずはMT4を立ち上げた後、下図のように「表示」→「ストラテジーテスター」の順にクリックしていき、ストラテジーテスターをMT4の下部に表示させてください。

MT4でストラテジーテスターの立ち上げ1

すると、下図のようにストラテジーテスターが立ち上がったものの、多くの場合は例の『ビジュアルモード』が表示されません。

MT4でストラテジーテスターの立ち上げ2

そこで、下の図にある赤枠のような、ターミナルとストラテジーテスターの境目を上方向に広げてみてください。

ターミナルとストラテジーテスターの境目を広げる

ちなみに上図の赤枠あたりにマウスを置き、ドラッグアンドドロップができる状態になっていると、マウスポインターが通常状態から下図のように『上下の矢印状態』になっているはずです。

マウスの状態

先ほどの、ターミナルとストラテジーテスターの境目を上方向に広げた後の状態が下図で、赤枠にあるように、しっかりとビジュアルモードが現れています。

ビジュアルモードの出現

このように、MT4のストラテジーテスターでビジュアルモードが見つからない原因は、表示スペースの問題で、そもそも大型モニターの場合は問題なく表示されているかもしれません。

ただ、ノートパソコンなどモニターの大きさが小さめの場合、ストラテジーテスター内のビジュアルモードが隠れてしまっているわけです。

このスペース的な問題が、ビジュアルモードが見つからない原因でした。

ですので、単純にストラテジーテスターのスペースを上方向に広げれば、ビジュアルモードが見つからない問題はすぐに解決します。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

このブログでは「利益率」に特化したデイトレ手法を、エントリーから決済まで多数の事例を用いて図解しているので、併せて下記の記事もご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

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>決定版。デイトレの最適なバックテスト方法×必須のテスト項目。

>(勝率UP)FXのデイトレでテクニカル指標の「ダマシ」を防ぐ方法

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」。

>本当にポンド円?デイトレに適したFX通貨ぺアの特徴と上位6つを紹介

TradingViewの過去チャートで限界以上に古いチャートを表示する方法(裏技)

杉原です。

私自身、FXのデイトレードを行う際にMT4は発注用、チャートの監視は操作性に優れているトレーディングビュー(TradingView)を使っています。

ただ、TradingViewは過去チャートの表示数に限界値があるため、バックテストの件数が少なくなり若干の不満がありました。

そんな中、偶然に発見した、表示数の限界値よりも古い過去チャートの表示方法があるので、この記事で共有したいと思います。

もし、同じような悩みがありましたら、参考にして頂ければ幸いです。

【裏技】TradingViewで限界以上に過去チャートを表示する方法

まず、多くのトレーダーが使うMT4は過去チャートのデータ(ヒストリカルデータ)を好きなだけ外部からインポートが可能です。

そんなMT4に対して、TradingViewでは外部からのデータをインポートできず、表示が可能な過去チャートのローソク足本数には限度があります。

そのため、バックテストの件数が不足してしまい、トレード手法の検証が甘くなる危険性があるわけです。

ですが、ここで解説するTradingViewの過去チャートを限度数よりも多く表示する方法を使えば、バックテスト件数を増やせるので、ぜひ参考にしてみてください。

「Alt」+「G」などを使って過去のチャートに戻る際に、TradingView側の限度数に引っかかった場合、下図のように「ご利用可能な最も古いバー」という表示がされます。

TradingViewの過去チャート表示数の限界値

その際バックテストに使うTradingViewの「リプレイモード」を立ち上げます。

限界値以上に過去チャートをTradingViewで表示する

自由に動かせる水色の縦線が現れるはずなので、その水色の縦線を「ご利用可能な最も古いバー」の近くに置きます。

水色の縦線を設置

すると、下図のように、水色の縦線を置いた場所より左側に「ご利用可能な最も古いバー」となって表示されなかった過去チャートが一気に表示されます。

限界値以上にTradingViewの過去チャートを表示

この方法では、約2倍のローソク足本数を表示できます。

さらに過去に戻っていき、再び「ご利用可能な最も古いバー」となった場合には、同じ操作をすれば、さらに過去チャートを表示することが可能です。

ただ、現状では、この操作は4,5回が限度となっています。

4,5回ほど、この操作を行うと、強制的にリプレイモードが終了し、リアルタイムのチャートに戻ってしまうようです。

とは言え、この裏技を使えば、標準となっている過去チャートの表示数から4,5倍ほど多く表示ができるので、バックテストの件数を増やして検証の精度を高められることは間違いありません。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

その他、このブログでは1回のトレードあたり2ケタ台の利益率も出せている、そんなデイトレ手法のエントリーから決済までを図解しているので、下記のリンクから併せてご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

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【操作法】TradingViewでバックテストを行うリプレイモード

杉原です。

代表的なチャートソフトであるMT4よりも、とても操作性が高く人気があるトレーディングビュー(TradingView)では『リプレイモード』という機能で、実践に限りなく近い形でバックテストできます。

私もそうでしたが「どうしてもMT4はどうしても扱いにくい」という場合には、TradingViewのリプレイモードは非常に役立つ機能です。

そこで当記事では、トレーディングビュー(TradingView)のリプレイモードを使いこなす操作方法を解説し、バックテストを自由に行えるような内容をお届けいたします。

トレーディングビュー(TradingView)のリプレイモード

まず、TradingViewのリプレイモードについて、どのような機能かを簡単に説明させて頂きます。

TradingViewのリプレイモードは、好きな時間までチャートを戻し、その時間以降のローソク足が表示されない状態になります。

その上で、表示されていないローソク足を、

・1本ずつ
・早送りでまとめて

という、どちらかの方法でコマ送りにしていくことが可能です。

ですので、このリプレイモードは、チャートの右側が見えていないという、実践に極めて近い環境でバックテストができる機能となっています。

TradingView リプレイモードの操作方法

それでは、実際にリプレイモードの操作を図解していきたいと思います。

まずは、バックテストをしたい日時までチャートを戻してください。

チャートをドラッグアンドドロップで左に移動しても良いですし、「Alt」+「G」で下図のような画面が出るので、この画面の操作で好きな時間まで戻っても構いません。

チャートの移動

日時を入力するか、カレンダーをクリックするか、いずれかの方法で好きな時間までチャートを戻ることが可能です。

リプレイモードの立ち上げ

次にリプレイモードを立ち上げるために、TradingViewの画面上部メニューにある『リプレイ』をクリックします。

TradingViewのリプレイモードを立ち上げる

すると、下図のように、自由に移動できる水色の縦線が見えるはずです。

「ここから右側は見えなくする」という時間に水色の線を置くと、右側のチャート(ローソク足)が完全に非表示になり、実践と同じようなチャートとなります。

先ほどの図で9/21 17:00に水色の縦線を置いたので、下図のようになりました。

TradingViewのリプレイモードで過去チャートに戻る

続いては、リプレイモードの操作バーを使い、チャートを動かしてバックテストをしていきます。

リプレイモードでチャート動かす

ここでは、左から順に操作バーの解説をしながら、チャートを実際に動かす方法を説明します。

一番左の「ジャンプする」は、最初に設定した日時よりも、さらに過去へと戻りたい場合に使うボタンです。

さらに過去に戻る場合「ジャンプする」

このボタンを押すと、先ほど説明した水色の縦線が現れるので、同じ作業で好きな時間にチャートを戻し、右側を見えなくできます。

ちなみに水色の縦線は「Esc(エスケープキー)」で消すことが可能です。

続いて左から2つ目の「再生」ボタンは、見えなくなっている右側のローソク足を、早送りで一気に表示していく時に使う操作になります。

リプレイモードの早送り

赤枠で示した部分が、早送りの『速度』になり、左にするほど遅く、右側にするほど速いスピードで早送りされます。

「Shift」+「↓」のショーカットキーでも早送りが可能です。

早送りをすると、下図のように一時停止ボタンに変わるので、止めたい場合にクリックしてください。(早送りと同様に「Shift」+「↓」のショートカットキーでもできます)

リプレイモードの早送りを一時停止

左から3つ目に位置する「前に」は、ここで説明した「まとめて表示する早送り」とは異なり、1本ずつ見えていない部分のローソク足を表示していくための操作です。

リプレイモードで1本ずつローソク足を表示していく

「前に」ボタンを1回クリックすると、1本のローソク足を表示してくれます。

まさに実践と同じ緊張感でバックテストができるため、非常に有効な機能です。

続く左から4つ目のボタンは「リアルタイムへ」は、現在時刻までチャートを一気に進める操作で、基本的にバックテスト中は特に使わない機能かと思います。

リプレイモードから一気にリアルタイムへチャートを移動

一番右にあるボタン「チャートリプレイモードを終了」は、TradingViewのリプレイモードを終わらせたい時に使う操作です。

TradingViewのリプレイモードを終了

補足になりますが、下図の赤丸で示した箇所をドラッグアンドドロップすると、このリプレイモードの操作バーを好きな場所に移動できますので、チャートが見にくい場合などにご利用頂ければと思います。

リプレイモードの操作バーを移動

まとめ:TradingViewのリプレイモードでバックテストを行う方法

以上、この記事ではTradingViewのリプレイモードを活用し、バックテストを行うための操作方法を図解いたしました。

基本的には1本ずつコマ送りにして、実際の相場と同じ緊張感を味わいつつ、早朝など飛ばしたい時間帯には早送りを使うと効率的なので、試して頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、利益率で10%前後を一度の取引で出せている短期デイトレ手法を、エントリーから決済まで図解しているので、この記事のリプレイモードを使いながら下記の記事で解説している手法をぜひ試してみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

>TradingViewでトレンドライン/水平ライン/チャネルラインを引く方法

>FXのデイトレードはスマホだけ、パソコン無しでも勝てるのか?

MT4でEAのバックテスト中に「TestGenerator: write file error」が出る原因と対処法

杉原です。

なぜかバックテストの結果が表示されず、ログ(操作履歴)を見ると「TestGenerator: write file error」と表示されていたことはありませんか?

この記事では、MT4を使ったEAのバックテストで「TestGenerator: write file error」が出る原因と、バックテストを継続するための対処法について解説しています。

MT4に表示される「TestGenerator: write file error」

「TestGenerator: write file error」の原因

まずは、この「TestGenerator: write file error」が出る原因から説明いたします。

EAのバックテストをMT4で行うと、バックテストにおける全取引の履歴がパソコン上に自動で保存され、その履歴ファイルの大きさは決して小さくありません。

そのため、何度もバックテストを行っていると、その履歴ファイルだけでも数G(ギガ)以上の容量となり、パソコンの空き容量を狭めてしまうわけです。

その結果「空き容量が足りないので、もうこれ以上は履歴を出力できません」という意味で、下図のように「TestGenerator: write file error」というメッセージが表示されるようになります。

MT4に表示される「TestGenerator: write file error」

「TestGenerator: write file error」の対処法

ここまで説明したように、このメッセージが出た原因は「単なる容量不足」なので、容量を空ければ問題ありません。

まずは、これまでに行っていたバックテストの全履歴ファイルが格納されているフォルダを開きます。

MT4で「ファイル」→「データフォルダ」の順にクリックしてください。

MT4のデータフォルダを開く

次に「tester」を開きます。

testerを開く

続いて開くフォルダは「history」です。

すると、この「history」というファルダに、下記のような拡張子が「fxt」のファイルがあるので、こちらを削除します。

拡張子が「fxt」のファイルを削除

上図のファイルが、これまでMT4で行ったEAのバックテスト履歴が詰まったものになります。

なので、このファイルを削除すればMT4をインストールしたパソコンの容量が大幅に空き、次回に行るEAのバックテストでは「TestGenerator: write file error」が表示されずに、最後までテストが実行されるはずです。

まとめ:「TestGenerator: write file error」の原因と対策

以上、この記事では「TestGenerator: write file error」の原因として、バックテストの履歴ファイルが一杯になりパソコン容量が不足していることを解説しました。

その上で、対処法としては、MT4から履歴ファイルが格納されているフォルダを開き「fxt」のファイルを削除すればOKです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、2桁台の利益率を一度のトレードで出しているデイトレ手法、そのエントリーから決済までを図解しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

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TradingViewで複数の移動平均線を一度に表示するインジケーター

杉原です。

トレーディングビュー(TradingView)では、すでに移動平均線のインジケーターが内臓されているものの、1つのインジケーターにつき1本しか移動平均線の表示ができません。

そのため、インジケーターの表示数に制限がある「無料プラン」や「定額プラン」の場合、思い通りに複数の移動平均線を表示できずに困るかと思います。

そこで当記事では、1つのインジケーターのみで複数(5本)の移動平均線を一度に表示する方法を紹介していくので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

TradingViewで複数の移動平均線を表示するインジケーター

元々トレーディングビュー(TradingView)に内蔵されている単純移動平均線は、下図のように表示中のチャート以外の「時間足」を選択することも可能なほど、優れたインジケーターでした。

TradingViewに内蔵されている単純移動平均線のインジケーター

ただし、冒頭でもお伝えしたように1本しか移動平均線を表示できません。

そのため、移動平均線を5本表示したい場合は、この単純移動平均線のインジケーターを5つ入れ、それぞれ異なるパラメータ(設定値)を指定する必要がありました。

ただ、ここで紹介する「5本の移動平均線」(日本語訳)では、このインジケーター1つで5本分の移動平均線を表示できます。

では早速、このインジケーターを導入する方法についてです。

まずはTradingViewの画面上で「インジケーター」をクリックします。

TradingViewでインジケーターの選択

次に検索窓で「5本の」と入力すると、下図のように「5linesMovigAverage EMA/SMA 5本の移動平均線」が候補として現れるはずです。

5本の移動平均線というインジケーターを検索

このインジケーターを選択すれば、導入OKです。

次に、TradingViewのチャート左上に出ている、下図のようなインジケーターの表示で、赤丸で示した「設定」をクリックします。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その1

すると、下図のような設定画面が表示されるので、まずは赤枠で示した部分の「指数平滑移動平均線(EMA)」と「単純移動平均線(SMA)」を選択します。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その2

後は、5本のパラメータ(設定値)を入力すれば問題ありません。

お好みで、移動平均線の色や太さを変更したい場合は、下図のように「スタイル」のタブを選択して調整できます。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その3

ちなみにプロットのチェックを外すと、その移動平均線を表示させない設定が可能です。

上図は上から順に下図の「パラメーター」タブにある、

・Shorter
・ショート
・Medium
・ロング
・Longer

の順に対応しています。

インジケーター「5本の移動平均線」の設定その4

このインジケーターを使えば、1つのみでも5本の移動平均線を表示できますし、そこまで使うかは分かりませんが2つで10本、3つで15本の表示も可能です。

いずれにしても、無料プランや定額プランであっても、このインジケーター「5本の移動平均線」を使えば、複数本の移動平均線を表示ができるので、ぜひ一度お試しになってみてください。

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【持ち運びOK】MT4をUSBメモリー/外付けHDDにインストールする方法

杉原です。

この記事ではMT4をUSBメモリーや外付けHDDにインストールして持ち運べるようにする内容を書いています。

USBメモリーと外付けHDDにMT4をインストール

海外FX業者ではMT4での取引が基本であり、多くのトレーダーがパソコンにインストールしてMT4を利用しているはずです。

ただ、自宅用のパソコンにインストールすると、どうしても外出先でのトレードができません。

中にはWeb版MT4やスマホアプリのMT4を使うトレーダーもいますが、使えるインジケーターやEAを含め、どうしても機能面ではパソコンにインストールするタイプである通常のMT4が圧倒的に優れています。

そこで、旅行先/ホテルやカフェなど外出先でも、充実した機能を持つパソコン版のMT4を使い、自由にトレードすための代替案として提案しているのが『USBメモリー』『外付けHDD』にMT4をインストールして持ち運べるようにすることです。

MT4をUSBメモリー/外付けHDDにインストールして持ち運べるようにする方法

まずは各FX業者からMT4をパソコン上にダウンロードしてください。

以下は例として、私が一番に推奨しているExness(エクスネス)におけるMT4のダウンロード手順になります。

すでにダウンロード済み、他のFX業者を使っている場合は飛ばして頂いて構いません。

レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」

「プラットフォーム」→「MetaTrader 4」の順にクリックします。

ExnessからMT4をダウンロードする手順1

続いて「MetaTrader 4をダウンロード」をクリックするとダウンロードは完了です。l

ExnessからMT4をダウンロードする手順2

その上で、そのダウンロードしたMT4のインストール先に、USBメモリー/外付けHDDを指定する流れになります。

ダウンロードしたMT4のファイルをダブルクリックしていきましょう。

ダウンロードしたMT4のインストール開始

「パソコンに変更を…」のようなポップアップが出てきた場合は「はい」を押してOKです。

そして、下図のように注意書きの下にある「設定」を押してください。

パソコンに行う通常のインストールは、この画面では何もせずに「次へ」を押してしまうのですが、USBメモリーや外付けHDDの場合は「設定」でインストール先の指定を行うので注意が必要です。

Exness(エクスネス)のMT4設定

上の画面で「設定」をクリックすると、下図のようにインストール先の指定ができます。

下図の「参照」を押して、任意のUSBメモリーや外付けHDDをインストール先に指定すればOKです。

Exness(エクスネス)でダウンロードしたMT4のインストール先を変更

インストール先にUSBメモリーまたは外付けHDDを指定した後は、インストールが始まり画面の指示に従っていれば完了します。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

以下、10%前後の利益率をトレード1回で出しているデイトレ手法を、エントリーから決済までのロジックを含め公開しているので、併せてご覧になってみてください。

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