「FXのデイトレード講座」の記事一覧(5 / 10ページ目)

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    • なぜかロット数を上げると勝てなくなるトレーダーの原因と、「精神」「手法」の視点から見た対策法

    • 『オーダーブック』や『板』を使った手法がFXのデイトレードでは完全に無意味なわけ。(板読みをすれば「ダマシ」が起こり、無駄に勝率を下げてしまう危険性があります。)

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    • 「遅っ…」 処理速度が遅くエントリーや決済が間に合わず、損失に繋がってしまわないためのパソコン選定法

    • 通信不良で大事な注文が通らず負けてしまう…そんな危険を回避すべく考えておく必要があるデイトレの「ネット環境」について。

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      勝率アップ。FXのデイトレでテクニカル指標の「ダマシ」を防ぐ方法。

      杉原です。

      FXのデイトレードなどテクニカル分析を用いる指標には、指標が上手く機能しない「ダマシ」からは逃れられません。

      そもそもテクニカル指標による分析が100%ということは有り得ないので仕方がないのですが、このダマシをいかに防げれば、勝率を大きく高める余地があります。

      そこで当記事では、勝率を上げるべく、FXのデイトレードなどトレードにおけるテクニカル指標のダマシを防ぐ方法を解説していく次第です。

      この記事で解説していくダマシの回避術は、実際に私が実践し相応の成果を上げているので、ご自身のトレード手法に取り入れることによって勝率の劇的な向上を見込める余地があると思います。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      多くのトレーダーが使用するパラメータを使うこと

      移動平均線にしてもRSIにしても、多くのテクニカル指標(インジケーター)にはパラメータ(設定値)があります。

      また、どの時間足に適用するかによっても、そのテクニカル指標を使ってのトレード判断が大きく異なることは間違いありません。

      その上で、

      ・パラメータ(設定値)
      ・適用する時間足

      が大多数のトレーダーとズレていれば、そのテクニカル指標の効き目が弱まってしまいます。

      移動平均線を例にすれば、

      ・20本
      ・25本
      ・75本

      などのパラメータが広く認知されており、逆に42本のような誰も設定しないような数値を頼りにしても、効き目が弱まり「ダマシ」に繋がりかねません。

      このように、ダマシを回避する1つ目の手段としては、トレーダーに広く認識されているパラメータを使うことが挙げられます。

      移動平均線の最適なパラメータに関しては、導かれる原理を踏まえて詳しく解説していますので、ぜひ下記の記事もあわせてお読みになってみてください。

      >納得させます。FXのデイトレで移動平均線の最適な設定値(パラメータ)と原理/理屈とは。

      複数のパラメータを使うこと

      ここまで解説した「多くのトレーダーに広まっているパラメータを使う」ということに加え、複数のパラメータを利用して分析する方法も推奨していました。

      要するに、1本の移動平均線のみではなく、3本の移動平均線でテクニカル分析を行うように、2つ以上のパラメータを導入するということです。

      下図は、5本の移動平均線を表示して、5つのパラメータを使っているチャート例になります。

      複数の移動平均線を表示しているチャート

      実際のところ、すべてのトレーダーが同じパラメータを使うということは有り得ません。

      そこで複数のパラメータを使っていき、可能な限り多くのトレーダーと同じパラメータになる確率を高めることができます。

      もちろん、あまりに多くのパラメータを同時に使ってしまうと、テクニカル分析そのものが複雑になり過ぎることは間違いありません。

      そのため、自身が判断できる適切な数に留めておくことが重要となります。

      ただ、いずれにしても、1つのテクニカル指標を1つのパラメータのみで利用するよりも、複数のパラメータを使う方が精度が高まり勝率の向上に繋がっていく余地があるわけです。

      パラメータの補足

      パラメータを増やす際には、デイトレードのような短期トレードの場合であっても、中長期のパラメータも含めることを推奨していました。

      仮に短期視点では「買い」の場面でも、中長期の視点で見た際に「売り」であれば、どうしても中長期の流れを見るトレーダーの方が多いため、相場全体が買いよりも「売り」に偏ることで大損に繋がる危険性があります。

      そのため、短期視点のデイトレードであっても、中長期の流れには決して逆らわないように、ご注意ください。

      複数のテクニカル指標を使うこと

      3つ目のダマシ回避の方法としては「複数のテクニカル指標」を使って分析することです。

      たとえば、移動平均線のみではなく、下記のように別のテクニカル指標も併用し、分析の精度を向上させるわけです。

      • RSI
      • ボリンジャーバンド
      • RCI
      • トレンドライン
      • 水平ライン
      • MACD
      • フィボナッチ
      • そのほか…

      トレンド系やオシレーター系など、さまざまテクニカル指標が存在しています。

      その中で、トレンド系の移動平均線などでトレンドを把握した上で、オシレーター系のRSIやRCIを併用し、

      ・押し目買い
      ・戻り売り

      のタイミングを図り、上手く成功しているデイトレーダーも少なくありません。

      以上のように、1つのテクニカル指標に固執せず、複数のテクニカル指標で分析精度を上げることで勝率の向上に繋げるわけです。

      プライスアクションを取り入れること

      プライスアクションはローソク足の形状や組み合わせによる値動き分析を表し、

      ・ピンバー
      ・スパイクハイ/スパイクロー

      などが有名なサインです。

      ピンバー

      スパイクハイ

      スパイクロー

      出典:https://fx-quicknavi.com/chart/price-action/

      上記はプライスアクションの一部で、実際には数多くのローソク足パターンが存在しています。

      特に英語のサイトや書籍でプライスアクションを重要視している傾向が強いので、大勢いる海外のトレーダーはプライスアクションを取り入れていることが多いようです。

      そんなプライスアクションのサインを、テクニカル指標のサインとあわせて使うことにより、テクニカル分析の精度を高め、勝率を上げていくというのが4つ目のダマシ回避術になります。

      ただ、先ほどもパラメータの際に触れたように中長期のFX相場全体にも注意する必要があります。

      そこでプライスアクションに関しても、中長期の流れに逆らわないためにも、1時間足のような多くのトレーダーに意識される「上位足」も取り入れることを推奨していました。

      総括:FXのデイトレでテクニカル分析のダマシを回避する方法

      以上、FXのデイトレードでテクニカル指標におけるダマシを回避し、勝率を大きく高める方法として、

      多くのトレーダーが使用するパラメータすること
      複数のパラメータを使用すること
      複数のテクニカル指標を使うこと
      プライスアクションを取り入れること

      を解説いたしました。

      その上で、できる限りFX相場全体の流れ(中長期の流れ)に逆らわないよう、中長期のパラメータや時間足も取り入れるとよいです。

      本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

      宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

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      >【保存版】FXのデイトレで勝てない原因と解決策3選

      >それ、負けます。FXのデイトレでボリンジャーバンドの逆張りがNGな理由。

      >決定版。デイトレの最適なバックテスト方法×必須のテスト項目。

      >ブログの目次はこちらから

      決定版。デイトレの最適なバックテスト方法×必須のテスト項目。

      杉原です。

      バックテストの方法に問題があったり、テスト項目に漏れがあれば、検証したトレード手法の成績に信ぴょう性がありません。

      実際のFX相場でトレードした結果、バックテストの成績と大きく異なり、資金を減らしてしまう恐れがあります。

      そこで当記事では、FXのデイトレードでバックテストのやり方に加え、必ず押さえておくべきチェック項目(テスト項目)を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

      デイトレードのバックテスト方法

      トレーディングビューのようなチャートソフトを使って「手動」でバックテストを行う場合、エントリーと決済の結果をエクセルなどの表計算に自分で入力していく必要があるので、割と手間がかかります。

      対して、MT4でインジケーターを使ったりEAを使う場合には、バックテストを自動化し一瞬で終わらせることが可能です。

      ただ、自動化の場合はインジケーターやEAありきの話になるため、ライントレードの場合にはあまり現実的ではありません。

      実際、私自身が確立しているFXのデイトレ手法もインジケーターを使うわけではないので、チャートソフト(トレーディングビュー)を使った「手動」のバックテストを行っていました。

      まずは、自身が検証したいFXのデイトレ手法によって、手動または自動化のいずれかでバックテストを行うかが見えてきます。

      その上で、いずれの場合にも共通するバックテストの方法としては、

      ・期間を長くすること
      ・複数の通貨ペアで行うこと

      という2点が重要なポイントにほかなりません。

      期間を長くすること

      まず大前提として、バックテストは本来、テクニカル分析のテスト/検証にほかなりません。

      その上でテクニカル分析は、トレーダーたちによって生じた値動きの「統計」をもとに、今後の相場状況を予測していくものです。

      単なる統計ではなく、トレーダーたちが自らの意思で注文を出していき、その結果として価格が変動するので、テクニカル分析の本質は「人間心理を踏まえた統計」になります。

      そんな人間心理は不変的であり、いつの時代も大きな差はありません。

      つまり、人間心理を踏まえた統計であるテクニカル分析は、いつの時代=どの年度でも、有効性が大きく変わることはないわけです。

      視点を変えれば、どの年度でも、等しく有効性が変わらなければ、そのトレード手法はテクニカル分析の本質をとらえていないことを意味します。

      そんなテクニカル分析の本質を押さえられていない手法であれば、一時的には勝てても、長期的に見れば徐々に有効性がなくなるため、資金を溶かし始めることは間違いありません。

      以上から「バックテストにおいてテストの期間を長くし、どの年度でも有効性がある手法かどうかを検証しなければならない」ということが必要不可欠になります。

      1,2年などの短期間ではなく、最低でも10年は検証期間を設けるべきです。

      長い検証期間であるほど、あらゆる中長期のトレンドを網羅できるので、バックテスト結果の信ぴょう性が向上します。

      そして、検証の信ぴょう性が高いほど、本番のFX相場で行うFXのデイトレードでもバックテストと同様の成績を上げやすくなるわけです。

      複数の銘柄、通貨ペアで行うこと

      先程お伝えしたように、バックテストに用いるテクニカル分析の本質は「人間心理を踏まえた統計」に他なりません。

      そのため、いつの時期であっても有効性に変わりがないだけではなく、どの通貨ペアでも同じように勝てることが、テクニカル分析の本質を押さえた本当に有効なFXのデイトレ手法になるわけです。

      なので、バックテストの検証期間を長くすることは当然とした上で、1つの銘柄(通貨ペア)だけの検証で終わってはいけません。

      特にFXの通貨ペアであれば、各国のファンダメンタルズ要素により、特定の通貨ペアだけが有効な手法が生まれてしまう可能性もあります。

      ポンドドル(GBP/USD)では10年分の検証で有効性が常にあったものの、同じ手法をドル円(USD/JPY)で試した際には、大きく異なる成績になってしまうことも考えらえるということです。

      以上から、FXのバックテストにおいては、決して1つの通貨ペアだけでは検証せず複数の通貨ペアを対象に検証するようご注意ください。

      最低でも、自身がトレード対象にしている通貨ペアは検証しておくべきです。

      デイトレのバックテストで必須のテスト項目

      ここまで説明したバックテストにおける最低限の方法論に加え、ここでは「バックテストで何を検証すればよいのか?」という、テスト項目に関して解説していきます。

      まず、トレード手法を検証する上で、バックテストにおけるトレードごとの結果を出していくことが前提です。

      その際、EAなどのバックテストで自動化する場合は、特に入力の必要がありません。

      ただ、エクセルなど表計算ソフトにて手動で行う場合は、トレードごとのテスト結果を自分で入力する必要があります。

      そんな入力項目は、最低限、下記のようなものを押さえるべきです。

      • 日付
      • エントリー時間
      • 決済時間
      • 獲得pips(利幅または損切り幅)
      • 含み損
      • 通貨ペア
      • 備考

      これらは実際に私がエクセルでバックテストする際に入力している項目です。

      「通貨ペア」に関しては、通貨ペアごとに検証する場合には必要ありません。

      私の場合、エントリーのタイミングが通貨ペアごとに重なるかどうかのチェックも兼ねているので、あえて通貨ペアの項目も作っていました。

      仮に、ドル円もポンド円もその日に利益が取れていても、エントリーのタイミングが重複していれば、どちらか一方の利益しか取れていないことになります。

      私の場合、複数の通貨ペアでのデイトレを前提としていたため、このようなチェックも行っていたんです。

      なので、基本的に複数の通貨ペアでの取引をしない場合には、特に必要のない項目かと思います。

      以上のような最低限の入力項目を踏まえた上で、検証すべき点は以下になります。

      • 勝率
      • 平均リスクリワード(利幅と損切り幅)
      • 最大の損切り幅
      • 平均の含み損
      • 最大の含み損
      • 最大ドローダウン
      • ポジション保有時間

      バックテストにおけるデイトレ手法の検証において、これらをチェックすることによって最適な「ロット数」の設定値が見えてきます。

      ロット数を最適化することにより、利益率の向上を図れるからこそ、重要な項目になるわけです。

      いくら勝率が高いことでロット数を引き上げても、含み損が大きければ、ロスカット水準に触れて強制ロスカットされてしまうかもしれません。

      逆に、含み損が極めて小さいからと言ってロットを上げても、勝率があまりに低ければ、次第に資金が減って、最後には溶かしてしまう恐れもあります。

      また、利幅と損切り幅のバランスであるリスクリワードも低ければ、勝率がそれなりに優秀であっても、ロットを上げた際に一度の負けで大きな損失を被る危険性も否めません。

      そのほか、最大の損切り幅も同様に必要なチェックポイントになります。

      以上から、

      ・勝率
      ・リスクリワード
      ・含み損
      ・最大の損切り幅

      などが最適なロット数を設定するために必要不可欠なわけです。

      最適なロットが決まったことで、検証したデイトレ手法の利益率をはじめて打ち出すことができます。

      いわゆる「月利」「年利」のシミュレーションが可能になるということです。

      まとめ:デイトレの最適なバックテスト方法と必須のテスト項目

      以上、この記事ではFXのデイトレードで行うバックテストの方法として、

      ・1,2年ではなく長い期間で検証すること
      ・1つではなく複数の通貨ペアで検証すること

      という2つのポイントを押さえることで、テクニカル分析の本質をとらえた有効なバックテストができると解説いたしました。

      その上で、バックテストから正確な利益率を算出するためには、最適なロット数を導く必要があります。

      だからこそ、ロット数をどこまで引き上げられるかを調べるために、勝率やリスクリワードはもちろん、多くのトレーダーが見逃している「含み損」もしっかりと検証すべきだということです。

      この記事で解説したバックテストの方法で行った過去の検証で、10%前後の利益率を数分〜数十分で出せているデイトレ手法をブログ内で公開していました。

      バックテストだけではなく現在進行系で高い利益率を維持できており、記事の中ではエントリーから決済までの図解をしているので、ぜひ以下の記事も併せてお読みになってみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

      >ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

      >含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

      >資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

      >FXのデイトレで練習ツールの必要性があるのかを解説

      >ブログの目次はこちらから

      【保存版】FXのデイトレで推奨する環境認識の方法と注意点

      杉原です。

      よくメルマガでいただく質問の中には「FXのデイトレードで環境認識を行うには具体的にどんな方法がよいですか?」という主旨のものが頻繁にあります。

      実際のところ、環境認識が上手くいかずにFXのデイトレードでなかなか上手く勝ち続けられないデイトレーダーは少なくありません。

      そこで当記事では、実際に成果を出しているFXのデイトレ手法における環境認識のノウハウを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

      そもそもFXにおける環境認識とは

      FXでの環境認識の定義的なものを、まずは簡潔に説明します。

      率直に申し上げますと、FXの環境認識は「為替通貨全体の流れはどんな状況か」を把握(認識)することです。

      FXのデイトレードでは5分足などの「下位足」を中心にチャートを見ていく傾向にあり、FX相場全体の把握が疎かになる危険性があります。

      そこで、上位足やテクニカル指標を使って、FX相場の全体的な流れを把握していくことが環境認識になるわけです。

      環境認識を怠ってしまうと、5分足などの短期的な視点ではロング(買い)が有効だと思いエントリーしても、全体的な流れを見ると売りが優勢で大きな逆行を食らう危険性があるので当記事の内容を少しでも参考にしてみてください。

      FXのデイトレードで有効な環境認識の方法、事例

      環境認識は前述したように「全体」の流れを把握することが大前提です。

      そのため、相場全体の状況を理解できるテクニカル指標で環境認識を行うことが重要となります。

      私の例を申し上げますと、

      ・キリ番(ラウンドナンバー)
      ・水平ライン
      ・トレンドライン
      ・移動平均線

      といったテクニカル指標に加え「1時間足」も含めた環境認識を行っていました。

      これらの判断材料をもとに、相場全体の流れを把握し、中長期の大きな流れに逆らうトレードは絶対に避けるようにするわけです。

      「キリ番」や中長期の「水平ライン」「トレンドライン」「移動平均線」に反発が見られる際には、新たなトレンドの始点に成り得るため、その流れに逆らうエントリーは絶対に回避しています。

      仮に、5分足など短期的な視点で見てロングで勝てそうな場面でも、中長期の下降トレンドライン付近で反発し、一時的に価格が下げているような状況であれば、中長期の流れが「売り(下落)」に傾き始める危険性があるからこそ、ロングは絶対的に回避すべきなわけです。

      今はトレンドラインを例に挙げましたが、「キリ番」「水平ライン」「移動平均線」でも同様の考えで、中長期の流れに逆らわないように注意しています。

      FXのデイトレで環境認識をする際の注意点

      相場全体の流れを把握する環境認識を行う上で、絶対に押さえておかないと正しい環境認識ができず負けに繋がりかねない注意点が2点あります。

      環境認識の注意点1.指標やパラメータを固定すること

      1つ目は、必ず使うテクニカル指標と、そのパラメータ(設定値)を固定し続けることです。

      「先週はRSI、今週は移動平均線」のように環境認識の方法を変えてしまうと、判断材料を変えるたびに相場全体の流れにズレが生じ、適切な把握ができなくなります。

      そのほか、同じテクニカル指標を使っていても、パラメータが異なれば同じように相場全体の流れを適切に把握できません。

      以上から、使う判断材料(テクニカル指標など)とパラメータの固定をした上で環境認識を行うようにしてください。

      環境認識の注意点2.バックテストやフォワードテストに環境認識を盛り込むこと

      続いての注意点は、バックテストやフォワードテストなど、FXのデイトレ手法を検証する際に、環境認識を盛り込んだテストを行うことです。

      環境認識によって「エントリーを回避するようなこと」が実際のトレードで多くある場合、バックテストやフォワードテストに比べてエントリー頻度が極端に少なくなります。

      つまり、検証時と比較して、実際の相場でトレードする際に得られる利益が低くなってしまうわけです。

      要するに、テストの際に見込んでいた利益が得られないため、思うような成績を上げられなくなってしまいます。

      以上から、バックテストやフォワードテストの段階で環境認識の判断を取り入れ、検証するように意識してください。

      補足:環境認識の判断材料はいくつ必要?

      先ほど私は、環境認識の手段として、

      ・キリ番
      ・水平ライン
      ・トレンドライン
      ・移動平均線

      を挙げました。

      ただ、実際には環境認識の判断に使う指標は、決して多くする必要はありません。

      むしろ少ない方が検証は「楽」になるので、何か1つの指標を追求する形でも構わないと思います。

      しかし、私が上記のように複数のテクニカル指標を使ってFXのデイトレにおける環境認識を行っているのは、より精度(勝率)を高めたいから、というのが率直な答えです。

      私自身、性格的に勝負事で「負けること」が極端に嫌いで、自分が作り上げたFXのデイトレ手法にも、そんな気質が反映されていました。

      もちろん、いくら勝率が高くても、残る利益が少なければ何の意味もありません。

      そこで、含み損が極端に小さく済むロジックに特化したFXのデイトレ手法に仕上げ、下記のように勝率だけではなく最終的に残る利益も高められるようになっています。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      話を戻しましょう。

      複数のテクニカル指標を使って環境認識を行えば「手間」になりデメリットと感じられるかもしれません。

      確かに、複数の指標を同時に確認するのは負荷が高まることは間違いないです。

      ですが、テクニカル指標をいくつ使おうとも「同じ使い方」で分析するのであれば、それほど負荷は増えません。

      私の場合、先ほども少し触れたように、

      ・キリ番
      ・水平ライン
      ・トレンドライン
      ・移動平均線

      など複数個の指標を使うものの「サポートライン/レジスタンスライン」のように使うことだけを意識しています。

      そのため、特に手間や労力が発生することなく、複数の指標を使うことでの精度向上の恩恵を受けているわけです。

      まとめ:FXのデイトレで推奨する環境認識の方法と注意点

      以上、この記事では私が実践し推奨している環境認識のテクニカル指標と、その方法について説明いたしました。

      そのほか、注意点として指標や設定値は固定し、検証時にも環境認識を盛り込むことも解説した次第です。

      そんな当記事の内容を踏まえた上で、数分〜数十分単位で10%前後の利益率を出せているデイトレ手法、そのエントリーから決済を図解している記事を、いくつか投稿していました。

      現在進行系で高い利益率を維持できているので、ぜひ以下の記事から参考にしてみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

      >ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

      >ブログの目次はこちらから

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >【保存版】FXのデイトレで勝てない原因と解決策3選

      >ストレス? FXのデイトレでトレード頻度が少ない時の対処法。

      >これできないと負け。FXのデイトレで「ノーポジション」が重要なわけ。

      >それ、負けます。FXのデイトレでボリンジャーバンドの逆張りがNGな理由。

      【保存版】FXのデイトレで勝てない原因と解決策3選

      杉原です。

      FXのデイトレードで「思うように勝てず収支が安定しない」という悩みでお困りのデイトレーダーは実際に少なくありません。

      その上、勝てない原因が明確に分からず、負けを繰り返してしまうようです。

      そこで当記事では「最優先で解決すべき」と言える、FXのデイトレードで勝てない原因の3つに対する解決策を解説していきます。

      安定して勝てるきっかけになる記事にしていきますので、最後まで参考にしていただければ幸いです。

      1.大衆心理を読めていない

      FXのデイトレードは1分足や5分足をはじめとする、いわゆる「下位足」でエントリーや決済のタイミングを定めていくのが基本です。

      ただ、下位足で短期的な相場の流れ/トレンドだけを追ってしまうと、相場全体が見えてきません。

      FXの相場において、トレーダーはデイトレーダーやスキャルパーのような短期トレーダーだけではなく、スイングトレードを含む中長期トレーダーもいます。

      そんな中長期トレーダーであれば、下位足でエントリーのタイミングを図ることはあっても、長めの期間で相場の流れを重視した上で、判断を下していくのが基本的な戦略です。

      つまり、下位足のような短期的な流ればかりを見て、FX相場の全体を見れていないと、投資家/トレーダーたちの「大衆心理」を上手く読めません。

      結局のところ、

      ・買いが多ければ上昇
      ・売りが多ければ下降

      というのがFX相場の不変的な仕組みなので、大衆心理から上手く全体的な注文動向を読み取ることで、勝率そのものを根本から高められます。

      だからこそ、下位足のみを中心とした短期的な視点だけではなく、

      ・1時間足
      ・4時間足
      ・日足

      などをはじめとする「上位足」で見える、中長期的なFX相場の流れもあわせて把握する必要があるわけです。

      いわゆる環境認識やMTF(マルチタイムフレーム)などが、今挙げたFX相場全体の状況を把握するノウハウにあたります。

      仮に5分足で見てロングすれば勝てそうな絶好のチャンスが来たとしても、中長期の流れでは戻り売りされるような場面かもしれません。

      そうなれば、ショート(売り)の方が多くなることで、一気に下落してしまい負けトレードになるわけです。

      実際にデイトレーダーの負け事例は、本当にこのような中長期の流れに逆らうケースが少なくありません。

      まずは、中長期の流れに逆らわないよう、決して短期的な視点だけはなく、FX相場全体の流れを把握し、投資家/トレーダーたちの「大衆心理」をしっかり読み取るよう心掛けてください。

      2.検証を十分にしていない

      1つ目に挙げた大衆心理を読めるようになった上で、FXのデイトレード手法を作り上げたとしても、検証せずに本番の相場でトレードすることも勝てない原因です。

      先ほども触れたように、

      ・買いが多ければ上昇
      ・売りが多ければ下降

      というのがFX相場の不変的な仕組みになるため、人間心理が値動きに影響を及ぼすことは間違いありません。

      その上で、そんな人間心理は現在も未来も、そして過去も不変的なものです。

      つまり、作り上げたFXのデイトレ手法が、ここ最近の相場でしか通用しないものであれば、人間心理を正確に読めていない手法ということになります。

      人間心理を正しく読めていないFXのデイトレ手法であれば、仮に今は勝てていても、それは偶然にほかなりません。

      不変的な人間心理を読めていない以上、この先の近い将来、高確率で負けが続いて徐々に資金を失うことになるはずです。

      だからこそ、取り組むFXのデイトレ手法は必ずバックテストを行い、その有効性が安定しているかを確認するようにしてください。

      その際、たった1か月などの短い期間では検証の信ぴょう性が薄いため、データがある分だけ過去に遡った上で長期間のバックテストを行うべきです。

      ただ、そんな長期間のバックテストで安定した成績を出せるようになっても、まだ安心はできません。

      実際に取引が現在進行形で行われているFX相場で試し(フォワードテスト)、そこで安定した利益を得られてこそ、引き続き今後も取り組む価値があるFXのデイトレード手法といえるからです。

      このように、長期間のバックテストからフォワードテストで「合格点」となれば、過去も現在も通用している=人間心理を正しく読めている手法となります。

      そこで、ようやく今後も安定した利益を得られる見込みが生まれるわけです。

      3.ルールを守れていない

      最後は検証を経て有効性を確かめたルールを守れていないことが勝てない原因になっているパターンです。

      せっかく、長期間のバックテストやフォワードテストで安定して利益を積み上げられるFXのデイトレ手法を手にしても、そのトレードルールを破ってしまえば意味がありません。

      たとえば、以下のようなパターンがルールを破ってしまい、最終的に残る利益を減らしてしまう例です。

      「早く利益が欲しくて本来の利確ポイント前に予定外の利確を行う(チキン利食い)」

      「損切りしなければならない場面でも、負けるのが嫌で損切りせず、最終的に大きな損質を出す(コツコツドカン)」

      「ちょっとでも含み損が出たら、まだ損切りしないルールにも関わらず、恐怖ですぐに損切り(損切り貧乏)」

      バックテストやフォワードテストはルールに則ったトレードだからこそ出せた成績にほかなりません。

      にも関わらず、勝手にルールを無視してしまえば、検証(テスト)で得られていた確固たる有効性は何もないので、当然ながら勝てるはずないんです。

      ルールを無視して一時的に勝てたとしても、翌日、翌週と続けていけば、徐々に勝てなくなることは間違いありません。

      逆にルールに則ってトレードしていれば、そもそも長期間のバックテストやフォワードテストで有効性があった以上、今後のFX相場でも変わらず優位性はあるはずです。

      だからこそ、どんなことがあっても決めたルールを徹底して守り続けることが、安定して勝ち続けるために必要不可欠な要素となってきます。

      その上で、いかにしてルールを破らずにいれるかは「メンタルコントロール/マインドセット」が関わり、非常に奥が深い要素になるので、下記に別の記事を用意して掘り下げた解説を行っていました。

      必要に応じて参考にしていただければ幸いです。

      総括:FXのデイトレードで勝てない原因と解決策3選

      以上、この記事では下記のような要素がFXのデイトレードで勝てない原因になっているという解説をいたしました。

      • 大衆心理を読めていない
      • 検証を十分にしていない
      • ルールを守れていない

      その上で、

      ・中長期の流れを含めた環境認識を行うこと
      ・長期間のバックテストやフォワードテストを行うこと
      ・決めたルールは何があっても守り抜くこと

      という3つがそのまま解決策になるという内容をお届けしました。

      真面目にFXでデイトレードに取り組みながらも、なかなか安定した利益を得られないデイトレーダーは、大半がこの解決策で状況を好転させられるはずです。

      その大前提には、確かな有効性を持つトレード手法を取り組むことが欠かせません。

      そんな有効なデイトレ手法として、10%前後の利益率を数十分程度のトレード1回あたりで出しているロジックを、エントリーから決済まで図解していました。

      以下の記事にて公開しているので、ぜひ下のリンクからご覧になってみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

      >ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

      >ブログの目次はこちらから

      >資金1万円から500万円に。少額から一気に増やしたFXのデイトレ手法/ロジックの解説。

      危険? FXのデイトレで「通貨の強弱」を利用した手法について。

      杉原です。

      よく頂く質問の中で「通貨の強弱を使ったFXのデイトレ手法はどう思いますか?」という内容があり、今回の記事で扱ってみようと思いました。

      実際のところ、情報商材の中でも、この通貨の強弱をロジックに含めたものが少なくありません。

      そんな事情もあり、割と多くのデイトレーダーが通貨の強弱を気になっている傾向にあります。

      ただ結論から言いますと、専業で安定して勝ち続けたいのであれば通貨の強弱を取り入れた手法は「絶対に止めた方が良い」と私は考えていました。

      現に、自身のデイトレード戦略においては通貨の強弱はまったく取り入れていません。

      この記事では、私が通貨の強弱を避けるべきという論理的な理由を、納得頂けれるよう解説していきます。

      トレード戦略もあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

      そもそも通貨の強弱を使ったFXのデイトレ手法とは

      まずは簡潔にFXで通貨の強弱を利用したFXのデイトレ手法について触れていきます。

      言葉の意味として、

      強い=買われている
      弱い=売られている

      という事を覚えておいてください。

      この通貨の強さを探るには、無料をはじめさまざまな通貨強弱のツールがあるので、それらのツールを使います。

      たとえば為替通貨ペアは、ドル円であれば「ドル」と「円」が合わさったトレード対象(銘柄)にほかなりません。

      その上で、ドル円を例にすれば、

      前にある通貨(ドル)が強いと上昇
      前にある通貨(ドル)が弱いと下降

      を意味し、逆に、

      後ろにある通貨(円)が強いと下降
      後ろにある通貨(円)が弱いと上昇

      へと繋がっていく傾向にあります。

      つまり、ドルが強く、円が弱いと、ドル円の価格が高騰する確率が高まるわけです。

      そんな状況でドル円をロングするというのが通貨の強弱を利用したデイトレ手法の例になります。

      また、ドルが弱く、円が強い場合には、下降する可能性が高いのでショートが適しているということです。

      そのほか、ドルが強く、円も強い場合には、上昇/下降のどちらにも動きにくい状況となります。

      より有効な通貨の強弱を利用したFXトレード

      今はドル円を例にしましたが、FXにおいて通貨はドルと円だけではありません。

      ドル(米ドル)と円以外にも、

      ・ポンド
      ・ユーロ
      ・オージードル
      ・ニュージーランドドル
      ・カナダドル

      など多々あります。

      その上で、FXの相場では、各通貨に対して均等に取引がされているわけではありません。

      その時間帯や相場状況によって、ポンドやユーロが買われていたり、円やオージードルが売られていたり、流動はさまざまなパターンが考えられます。

      そこで、通貨の中で、

      ・最も強い(買われている)通貨が「前」
      ・最も弱い(売られている)通貨が「後ろ」

      になるような通貨ペアを見つけたら、その通貨ペアは上昇の確率が非常に高くなるので、ロングが有効となるわけです。

      たとえば、

      ・ポンドが最も強い(買われている)
      ・円が最も弱い(売られている)

      場合には、ポンド円のロングが非常に勝ちやすくなります。

      逆に、

      ・最も弱い(売られている)通貨が「前」
      ・最も強い(買われている)通貨が「後ろ」

      になるような通貨ペアを見つけたら、その通貨ペアは下降の確率が非常に高くなるので、ショートが有効となるわけです。

      仮にユーロが最も弱く(売られている)、ドルが最も強い(買われている)のであれば、ユーロドルのショートが有効な戦略となります。

      FXで「通貨の強弱を利用したFXのデイトレード手法」は安定して勝てない

      ここまで解説してきた通貨の強弱を利用したFXの手法ですが、有効に見えて実はそうでもありません。

      そもそも、強い弱いは現時点までの相場状況から見た「結果」でしかなく、今エントリーしたところで、その強弱が続くかどうかが未知数になります。

      仮に強い通貨があっても、その強さは今が最高潮で、数秒後からどんどん弱まっていく可能性も否めません。

      よって、通貨の強弱を頼りにトレードしたところで、その有効性も未知数になるからこそ、通貨の強弱を使ったFXのデイトレ手法は安定した勝ちを得られないと考えられるわけです。

      もちろん、取り組んでいるFXのデイトレ手法に対して「補足」として通貨の強弱を取り入れるのは、まだ有効かもしれません。

      とは言え、仮に補足として通貨の強弱を使う場合、バックテストでも通貨の強弱を取り入れていなければ、本当に有効性が増すかどうかが分からないのでご注意ください。

      もし既存のデイトレ手法に取り入れるのであれば、バックテストの段階から含めてテストしなければ、勝敗はもちろん、利幅や損切り幅まで大きく変わってくるからです。

      また、前述したように通貨の強弱は「結果」でしかありません。

      そのため、すでに通貨の強弱はチャートに反映されているというのが私の考えです。

      ですので、下記のようなチャート状況から分析するテクニカル指標には、すでに通貨の強弱に関する情報が盛り込まれているからこそ、あえて通貨の強弱に頼る必要はないと私は思います。

      • 移動平均線
      • トレンドライン
      • 水平ライン
      • MACD
      • RSI
      • RCI
      • ボリンジャーバンド

      まとめ:FXのデイトレで「通貨の強弱」を利用した手法

      以上、本記事ではFXにおける通貨の強弱を使ったデイトレ手法の例と、その手法が実は有効性が高くはないという理論を解説させて頂きました。

      ポイントとしては、通貨の強弱は現時点までの「結果」に過ぎず、1秒後には強弱の状況が丸っきり変わっている可能性が十分に考えられるということです。

      だからこそ通貨の強弱を使ったFXのデイトレ手法に、特に有効性を見いだせないというのが私の意見でした。

      以上、参考にして頂ければ幸いです。

      本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

      宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

      >ブログの目次はこちらから

      >私のデイトレ手法に関して、1日で10%台超えの利率を達成された方々から、実績と感想を頂きました。

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      「嘘でしょ?」FXのデイトレで板読みが勝てない理由

      杉原です。

      今回はFXのデイトレードにおいて「板読み」を使った手法が、なかなか継続して勝てない原理について解説していきます。

      「板読みトレード」は、ドル円やポンド円など為替通貨ペアのいわゆる板情報、気配値を使ってのトレードで、株式トレードでは古くから使われていた技法です。

      ただ、この板情報を使うトレードは、株式トレードでは一定の優位性はあるものの、残念ながらFXではまったくもって有効性がありません。

      とは言え、実際に多くのデイトレーダーが今も板情報/気配値を利用した手法で、資金を減らしつつある傾向にあるので、今回は注意喚起の意味も込めて解説していきたいと思います。

      FXにおける板情報(気配値)と基本戦略

      まずは簡潔に、そもそもFXの板情報(気配値)とは何なのかについてと、板読みの基本戦略について説明させて頂きます。

      下図のように、価格帯に対してのすでに出されている「買い」または「売り」の注文数が板情報です。

      FXの板情報(気配値)

      (出典:https://imasugu-fx.com/fx-board)

      中心は現在の価格で、右が買い注文、左が売り注文という具合に、注文数の分布を見て取れます。

      要するに、この板情報を見れば、現時点での投資家/トレーダーたちの動きを丸裸にできてしまうわけです。

      特に、図で言えば109.7円辺りに物凄い量の買い注文が溜まっている事が分かります。

      相場は買いまたは売りの多い方に値動きは起こるので、買い注文が非常に多くなっているということは、その辺りの価格帯から一気に上昇する可能性があるわけです。

      ですので、ブレイク狙いのロングなどが1つの戦略として考えられます。

      FXのデイトレで板読みが無意味、勝てない理由

      単純に考えれば、板読みは有効そうに感じる手法かもしれません。

      ただ、冒頭でお伝えしたように「株式トレードならば」板読みトレードは有効です。

      ですがFXの場合、実は板情報そのものの信ぴょう性がまったくないので、トレードに活かす有効性がありません。

      と言いますのも、FXにおける板情報(気配値)は、各FX取引業者が自社の口座を利用しているトレーダーたちだけの注文状況をグラフ化したものに過ぎないからです。

      つまり、1つのFX業者でトレードしている投資家/トレーダーたちの注文しか反映されていない板情報なので、ほかのFX業者における売買注文の動向がまったく考慮されていないということになります。

      そもそもFX業者は数多くあるにも関わらず、1社内だけの注文数だけを参考にしても、信ぴょう性に欠ける情報だと思いませんか?

      株式市場の場合、市場にすべての注文が集まり、それを板情報として全トレーダーが見れます。

      そして、そんな株式市場で見れる板は、全員が共通して同じ情報です。

      ですので、すべてのトレーダーが同じ板情報を見るからこそ、非常に信ぴょう性が高い情報となり、板読みトレードに優位性が生まれてきます。

      しかし、FXの場合は前述したように、各業者が「自社の口座で取引するトレーダーのみ」を対象にした注文動向をグラフ化した情報でしかありません。

      仮に下図のように買い注文が多い価格帯があっても、結局のところ1業者内の注文数でしかないので、市場全体から見れば少ない注文数かもしれません。

      FXの板情報(気配値)

      要するに、1業者のみの板情報(気配値)で見れる注文数の動向は、まったくもって参考にならないということです。

      ですので、そんなFXの板情報(気配値)を頼りにして取引したところで、何の有効性もない「ただの自己満足トレード」でしかありません。

      理にかなっていない、自分だけが満足しているようなトレードになってしまうからこそ、FXにおける板読みトレードはなかなか勝ち続けることができないわけです。

      総括~FXのデイトレで板読みが勝てない理由~

      以上、株式市場では優位性があるものの、FXでは板読みトレードが有効性のない手法だという根本的な理由を解説させて頂きました。

      理にかなっていない手法であれば、一時的に勝てたとしても、決して勝ちが安定して長続きすることはありません。

      もし専業でデイトレーダーを志すのであれば、理にかなっている確固たるデイトレ手法に取り組んでみてください。

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      宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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      >少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

      ストレス? FXのデイトレでトレード頻度が少ない時の対処法。

      杉原です。

      今回の記事では、FXのデイトレードを行う上で避けられない「エントリー(トレード)頻度が少ない時」の対策について解説していきます。

      実際にFXのデイトレードを実践していると、毎日同じ回数のエントリーチャンスが来るということはそれほどありません。

      多い日もあれば、少ない日もあり、場合によっては来ない日もあります。

      その上で、それらを平均して利益率の見込みを算出することができるわけです。

      ですが実際のところ、チャンスに備えてチャート画面を開いて待ち構えていても、エントリーできる場面がなかなか来ない事も少なくありません。

      FXのような相場は自分の都合とおりに動いてくれるわけはないので、当然と言えば当然ですが、エントリーできないと不安になる上に、ただ待っていただけで稼げていないというストレスになってしまうことも普通に有り得ます。

      そこで当記事では、エントリー(トレード)頻度が少ない時の対処法について細かく解説させて頂く次第です。

      対策1.銘柄の増加

      最も手っ取り早い対策が、トレード対象とする銘柄を増やすことにほかなりません。

      取引する銘柄が増える程、比例してエントリーできる頻度も増える傾向にあるからです。

      FXの為替通貨にしても、

      ・ドル円(USD/JPY)
      ・ユーロドル(EUR/USD)
      ・ポンドドル(GBP/USD)
      ・オージードル米ドル(AUD/USD)

      が人気ではあるものの、

      ・ポンド円(GBP/JPY)
      ・ユーロ円(EUR/JPY)
      ・オージー円(AUD/JPY)

      のような「クロス円」もFXのデイトレードで扱っていくことができます。

      また、意外に狙っている日本人が少ないものの、

      ・ユーロオージー(EUR/AUD)
      ・ポンドオージー(GBP/AUD)
      ・NZドルオージー(NZD/AUD)

      のような「オージークロス」は値動きが大きいため、利幅が取りやすい傾向にあるので狙い目です。

      また、決して為替通貨にこだわる必要もありません。

      海外口座であれば、為替通貨ペアと同じ口座内で、

      ・日経225
      ・ダウ平均
      ・原油
      ・ゴールド

      など、値動きが大きくFXのデイトレードに適した銘柄が取引可能だからです。

      これらは為替通貨とはレバレッジが異なる場合もありますが、大抵は数百倍のレバレッジでアクティブなデイトレができます。

      以上、ここで紹介したような銘柄を改めてすべて挙げると、下記のような数になりました。

      • ドル円(USD/JPY)
      • ユーロドル(EUR/USD)
      • ポンドドル(GBP/USD)
      • オージードル米ドル(AUD/USD)
      • ポンド円(GBP/JPY)
      • ユーロ円(EUR/JPY)
      • オージー円(AUD/JPY)
      • ユーロオージー(EUR/AUD)
      • ポンドオージー(GBP/AUD)
      • NZドルオージー(NZD/AUD)
      • 日経225
      • ダウ平均
      • 原油
      • ゴールド

      計14個の銘柄になり、普段のトレードで扱う銘柄にプラスすれば、自然とエントリー頻度が増えるはずです。

      対策2.時間の延長

      続いての対策としては、自身が取引する時間を物理的に延ばすことで、単純にエントリーチャンスが来る頻度を増やす方法です。

      最も値動きが大きい、ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる21時以降が、多くのデイトレーダーが参加している傾向にあるものの、

      ・午前中
      ・午後
      ・夕方以降

      の時間帯(上記は日本時間)も狙えないわけではありません。

      夕方以降であればロンドン時間になるため「ポンド」「ユーロ」の取引が活発になるので、

      ・ユーロドル(EUR/USD)
      ・ポンドドル(GBP/USD)
      ・ポンド円(GBP/JPY)
      ・ユーロ円(EUR/JPY)

      をはじめ、ポンドやユーロが関わる通貨ペアの値動きが大きくなって狙い目です。

      また、9時~夕方までの間である東京時間も、多少の注意点はあるものの、ドル円(USD/JPY)などは積極的に取引されているので十分に利益を取れる傾向にあります。

      東京時間でのデイトレード戦略に関しては、見落とすと勝率を大きく下げかねない注意点がいくつかありますので、その辺りを解説した以下の記事もあわせて参照頂ければ幸いです。

      >FXのデイトレは東京時間でも勝てる?勝つために必須の注意事項4つを解説。

      もちろん、本業がほかにあり、専業デイトレーダーではない場合、どうしてもトレードできない時間帯があるかもしれません。

      ただ、隙間時間を狙えるような「ポジション保有時間が短いFXのデイトレ手法」であれば、本業の合間でも仕事への支障が少なくて済み、隙間時間でトレードすれば利益の足しにはなるはずです。

      以上、取引時間を増やす事で、エントリーできる頻度を比例して増やす方法でした。

      3.手法の並行

      3つ目の対策としては、別のデイトレード手法を並行して行うという方法になります。

      1つの手法だけではエントリーのチャンスが来なくても、別の手法ではチャンスが来てエントリーできる可能性が十分にあるからです。

      ただ、ポジション保有時間が短い、つまりはエントリーから決済までの時間が短いFXのデイトレ手法でなければ意味がありません。

      片一方の手法でポジションを持っていた場合、資金の余裕がなくなることで、並行する手法にチャンスが訪れてもエントリーできないからです。

      ですので、並行して別の手法に取り組む場合は、エントリーから決済までの時間が短いFXのデイトレ手法が推奨となります。

      また、並行するデイトレ手法の数が多いほど、エントリーのチャンスが訪れる頻度が比例して増える傾向にあるので、1つの手法に固執せず、複数のロジックを持つ意識があると利益率を高めやすいので推奨していました。

      まとめ~FXのデイトレでチャンスが来ない場合の対処法~

      今回の記事ではチャンスがなかなか訪れない際の対策を、

      1.銘柄を増やす
      2.時間を延長する
      3.複数のデイトレ手法を並行する

      という3つ分けて解説させて頂きました。

      FXのような相場は自己都合で動いてはくれません。

      そのため、どうしてもチャンスの頻度にはムラがあって当然なわけです。

      ただ、今回の記事で解説した3つの対策を実施すれば、チャンスがない日を少なくできて、日々の利益率を底上げする事も不可能ではありません。

      ぜひデイトレードの利益率を高める上でも参考にして頂ければ幸いです。

      本ブログでは、一度の取引で、利益率10%前後を数分〜数十分程度で出している、そんなデイトレ手法を記事内で公開していました。

      エントリーから決済まで、背景の原理も含めて実際のチャートで図解しているので、ぜひ下記の記事からご覧になってみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

      >ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

      >ブログの目次はこちらから

      >それ、負けます。FXのデイトレでボリンジャーバンドの逆張りがNGな理由。

      >これできないと負け。FXのデイトレで「ノーポジション」が重要なわけ。

      >どっちが勝てる?FXのデイトレードとスイングトレードを比較した結果。

      それ、負けます。FXのデイトレでボリンジャーバンドの逆張りがNGな理由。

      杉原です。

      今回のデイトレード記事では、ボリンジャーバンドを使った逆張りが負ける理由を掘り下げて解説していきます。

      ボリンジャーバンドの2σや3σをブレイクした際に逆張りエントリーするロジックが、よく使われる逆張り手法としてありますが、実はまったく理にかなっていません。

      ボリンジャーバンドの本質的な仕組みから、納得いく解説をさせて頂きますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

      FXのデイトレでボリンジャーバンドの逆張り例

      まずは、よく言われるボリンジャーバンドを使った逆張りのデイトレ手法を図解していきます。

      その前にまず、ボリンジャーバンドの簡単な仕組みを逆張りに使う上で必要な知識に絞って解説させてください。

      ボリンジャーバンドは計算式に標準偏差を用いています。

      この標準偏差は学力を図る偏差値にも使われ「標準的な平均との差」を表す指標です。

      ですので、その標準的な平均から大きく乖離しているという場面で、逆張りを仕掛ける事が有効と唱えているトレーダーが少なくありません。

      そんなボリンジャーバンドは下図のように通常20本移動平均線(黒)が真ん中にあり、

      ・1σ(赤)
      ・2σ(緑)
      ・3σ(オレンジ)

      の線が生成されます。

      下図はドル円5分足チャートです。

      1σ~3σまでのドル円5分足チャートにに表示したボリンジャーバンドその1

      その上で、1~3σの中にローソク足が収まる確率は以下のようになっています。

      • 1σ → 約68%
      • 2σ → 約95%
      • 3σ → 約99.7%

      まず一番上の1σに関してはそれほど重要ではありません。

      残る2つが重要で、2σは約95%、3σに至っては約99.7%の非常に高確率でバンド内に収まるという事を表しています。

      そのため、FXのデイトレードでは「ボリンジャーバンドの2σや3σに触れた際、もしくはブレイクした際に逆張りでエントリーすると有効」と言われているわけです。

      確かに、この確率が数学的に正しい以上、非常に有効そうなFXのデイトレ手法に感じられるかもしれません。

      実際のチャートで見ていきましょう。(先ほどと同じくドル円5分足チャートです)

      2σと3σに触れています。

      1σ~3σまでのドル円5分足チャートにに表示したボリンジャーバンドその2

      よくあるボリンジャーバンドの逆張り手法では、図のように2σや3σに触れたタイミングでエントリーする形なので、ここでは上昇に対しての逆張りでショートです。

      2σに関しては約95%が2σ内に収まるという確率を無視し、触れるどころかブレイクしています。

      そして、1本進めたこの後には、下図のように残酷な結果が待ち構えていました。

      1σ~3σまでのドル円5分足チャートに表示したボリンジャーバンドその3

      一気に上昇し、大きな含み損になってしまいました。

      もちろん、ここから一気にバンド内の戻り、利確ができるかもしれません。

      ただ、その後はバンドに沿ってトレンドが進んでいく、いわゆる「バンドウォーク」によって残念ながら上昇を続けてしまい、大きな損失になりました。

      なぜFXのデイトレードでボリンジャーバンドの逆張りが勝てないのか?

      なぜボリンジャーバンドの逆張りが勝てないのか。

      率直に申し上げますと、ボリンジャーバンドの計算式にある「標準偏差」がFXをはじめとする『相場』に適していないからです。

      学力などで計算する際には、先ほど挙げた、

      ・1σ → 約68%
      ・2σ → 約95%
      ・3σ → 約99.7%

      という確率におおよそ従う傾向にあります。

      ただ、学力テストの場合、1人につき1つの採点結果しかありません。

      対してFXのような相場であれば、1人のトレーダーが出す売買の注文数、取引数量は人によってまったく異なります。

      なぜなら、資金量が人それぞれ違うからです。

      そもそも標準偏差の計算は「1人1つの要素」という事で成り立つものにほかなりません。

      学力テストにおいては1人1つの採点結果です。

      ですがFXのような相場は、トレーダー1人につき売買する取引数量は大きくバラけてしまいます。

      その時点で、標準偏差をFXなどの相場に使うこと自体が「理にかなっていない」というわけです。

      だからこそ、

      ・2σ → 約95%
      ・3σ → 約99.7%

      内に収まるという確率を利用した逆張り手法が、まったく有効性がないということになります。

      まとめ~FXのデイトレードにおいてボリンジャーバンドの逆張りが負ける理由~

      以上、ボリンジャーバンドにある標準偏差の考え方が、FXに適していないからこそ、逆張りのデイトレードが「理にかなっていない」ため、負けやすいという解説をいたしました。

      そもそもボリンジャーバンドを開発したボリンジャー氏自身も「逆張り」の使用は推奨していません。

      基本的にボリンジャーバンドは、

      ・バンドの縮小から拡大
      ・バンドに沿って伸びていくバンドウォーク

      などによる「順張り」が推奨されています。

      ボリンジャーバンドの逆張りは、どこかの誰かが「ボリンジャーバンドは2σ内に95%で収まるから逆張りで勝てる!」と唱えたものが、さまざまなブログやサイトを介して広がっていき、多くのトレーダーがそれらを目にして、さらに広がったと考えられます。

      実際にトレードをした事や研究した事もない人が、クラウドワークスなどのクラウドソーシングなどで投資関係の記事を受注し、すでにある記事を参考にして書くため、どんどん「逆張りボリンジャーバンド」のネタが今も広がっていますのでご注意ください。

      本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、10%前後の利益率を一度の取引で出している、そんなデイトレ手法を記事内で公開していました。

      実際のチャートを使ってエントリーから決済まで図解しているので、ぜひ下記の記事からご覧になってみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

      >ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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      >FXのデイトレは東京時間でも勝てる?勝つために必須の注意事項4つを解説。

      >これできないと負け。FXのデイトレで「ノーポジション」が重要なわけ。

      >資金1万円から500万円に。少額から一気に増やしたFXのデイトレ手法/ロジックの解説。

      FXのデイトレは東京時間でも勝てる?勝つために必須の注意事項4つを解説。

      杉原です。

      この記事では、FXでデイトレードをする際、9時~17時頃までの東京時間、いわゆる東京市場でも勝てるかのかどうかを解説しています。

      実際のところFXでは、日本時間の夕方以降であるロンドン時間や夜間にあたるニューヨーク時間に、取引をする投資家/トレーダーが少なくありません。

      そのため、夕方以降の方が値動きが大きくなるので、利益を取りやすい傾向にあります。

      対して東京時間の場合、ニューヨークのアメリカも、ロンドンのイギリスも時差がありまだトレーダーたちが起きていないため、取引するトレーダーが少なくなるわけです。

      そのような事情から東京時間の値動きはロンドン時間やニューヨーク時間と比べ小さい傾向にあり、あえて東京時間を避けているトレーダーが少なくありません。

      実際に夕方以降に取引するトレーダーが多いので、FXのデイトレードは東京時間でも勝てるのかという事例があまりないので、今回の記事で解説していきたいと思います。

      ロンドン時間やニューヨーク時間に加え、東京時間でも取引すれば、より利益を伸ばしやすいので、ぜひ参考になさって頂ければ幸いです。

      関連:FXのデイトレで利益率と勝率が高い時間帯。

      FXは東京時間でもFXのデイトレードで勝つ事は十分に可能

      そもそも取り組むFXのデイトレ手法が「ほかの時間帯でも通用する事」が大前提の話ですが、そうであれば東京時間であっても何ら問題はありません。

      東京時間でも十分な取引量があり、テクニカルが効きやすい傾向にあるからです。

      ただし、ロンロン時間やニューヨーク時間などとは異なり、東京時間に特化したいくつかの注意点もありますので、その辺りを解説させて頂きます。

      通貨ペア

      基本的にFXで値動きが起こる際には、開いている市場に関わる通貨が絡む通貨ペアになります。

      ニューヨーク時間であれば、ニューヨーク市場はアメリカですので、アメリカドルが絡む、

      ・ユーロドル(EUR/USD)
      ・ポンドドル(GBP/USD)
      ・オージードル米ドル(AUD/USD)
      ・ドル円(USD/JPY)

      などが大きく動きやすく利益を取りやすいわけです。

      また、ロンドン時間であればイギリスをはじめユーロ圏が主体となるため、「イギリス通貨のポンド」「ユーロ圏の通貨であるユーロ」が絡む下記のような通貨ペアがより大きな値動きになります。

      ・ユーロドル(EUR/USD)
      ・ポンドドル(GBP/USD)
      ・ポンド円(GBP/JPY)
      ・ユーロ円(EUR/JPY)
      ・ユーロオージー(EUR/AUD)

      これらニューヨーク時間やロンドン時間に対して、東京時間は当然のことながら「円(JPY)」が主人公になる時間帯です。

      また、東京時間の少し前にはオーストラリア市場が開いているため、「オージードル(AUD)」も動きやすい傾向にあります。

      以上を踏まえた上で、以下のような通貨ペアを狙っていくと良いです。

      • ドル円(USD/JPY)
      • ポンド円(GBP/JPY)
      • ユーロ円(EUR/JPY)
      • オージー円(AUD/JPY)
      • オージードル米ドル(AUD/USD)
      • ポンドオージー(GBP/USD)
      • ユーロオージー(EUR/AUD)

      ドル円やポンド円をはじめとするクロス円は、やはり動きやすいため、狙うべき通貨ペアの筆頭と言っても過言ではありません。

      そのほかでは、意外にもポンドオージー(GBP/USD)、ユーロオージー(EUR/AUD)が安定的に動きやすくオススメしていました。

      上記の中で動きが鈍く、あまり利益を取りにくい通貨ペアはオージードル米ドル(AUD/USD)になります。

      ただ、オージードル米ドルは必要証拠金が安いので、値動きの小ささをロットを上げて補うなどをすれば、利益率を下げずにトレードができるはずです。

      ただ、今挙げた東京時間で推奨する通貨ペア以外である、

      ・ユーロドル(EUR/USD)
      ・ポンドドル(GBP/USD)

      などは取引自体をオススメしません。

      これらの通貨ペアは東京時間の間、取引量が極端に少なくなります。

      そのため、値動きが小さいだけではなくテクニカルが効きにくい傾向にあるので、勝率そのものも低くなりがちだからこそ「ユーロドル(EUR/USD)」「ポンドドル(GBP/USD)」は東京時間では推奨していませんでした。

      以上から、東京時間では、

      ドル円(USD/JPY)
      ポンド円(GBP/JPY)
      ユーロ円(EUR/JPY)
      オージー円(AUD/JPY)
      オージードル米ドル(AUD/USD)
      ポンドオージー(GBP/AUD)
      ユーロオージー(EUR/AUD)

      などの通貨ペアのみに特化する事を推奨しています。

      時間帯

      FXにおける東京時間は9時~17時頃ですが、すべての時間が勝ちやすいわけではありません。

      たとえば、

      ・9時~11時頃
      ・14時以降

      という時間帯以外は、極端に取引量が少なくなることで値動きが小さくなりがちです。

      取引量が極めて小さいため、テクニカルの効き目が弱まる事で、勝率が低下する恐れがあります。

      勝率の低下に加えて値動きも小さいため、

      ・9時~11時頃
      ・14時以降

      の時間帯以外はトレードするメリットがあまりありません。

      メリットがないどころか、利益率を下げる結果に成りかねませんので、特にトレード手法を実践する上で理由がない限り、上記の時間以外はトレードを避ける方が無難です。

      経済指標

      続いて東京時間のデイトレードで注意すべき点は経済指標です。

      特に、市場が開いている、

      ・日本
      ・オーストラリア

      は指標が発表されやすく、それにともなってファンダメンタルズが優勢の値動きになりやすい事があります。

      要するに、テクニカルの効き目が弱まり、勝率が低下しがちだということです。

      そうは言っても、基本的に経済指標の発表前後を避ければ良いので、実際はそれほど心配する問題ではありません。

      ただ注意が必要となるのは日本時間の午後に発表があるイギリス関連の経済指標です。

      重要度が低い経済指標だとしても、15時頃に発表されて異常に荒い値動きを見せる事も少なくありません。

      そのため、イギリス関連の経済指標が発表される前後は、重要度に関わらずポンド円(GBP/JPY)の取引は避けた方が無難です。

      そのほか、夜中にアメリカ雇用統計の発表がある日は「様子見」をするトレーダーが多くいるため、全体的に値動きが少なくなる傾向にあるので、無理にトレードをする必要はないというのが私の見解になります。

      日本の祝日

      「海の日」「山の日」など、日本の祝日にあたる日は東京市場そのものが閉場しているため、極端に取引量が下がります。

      その結果、値動きが小さく利益が取りにくいだけではなく、テクニカル自体の効き目が弱まる事で勝率の低下が避けられません。

      よって、日本の祝日にはトレードそのものを避ける事を推奨していました。

      ただ、オセアニア市場が開いていれば、オージーが取引されるためポンドオージー(GBP/AUD)やユーロオージー(EUR/AUD)などオージー関連の通貨ペアはまだ値動きがあるのでトレードする価値はあると思います。

      まとめ~FXは東京時間のデイトレードでも勝てるのか~

      以上、東京時間のデイトレで勝つための注意点として、

      ・通貨ペア
      ・時間帯
      ・経済指標
      ・祝日

      などに分けて解説させて頂きました。

      FXにおいて最も参加トレーダーが多く勝率が上がりやすく、かつ値動きが大きく稼ぎやすい時間帯は、21時以降でロンドン時間とニューヨーク時間が重複する時間帯である事は間違いありません。

      とは言え、今回の記事で扱った東京時間は日本人の生活時間に合っているため、身体的に見るとストレスが少なく良いかもしれません。

      もし、夕方以降のロンドン時間やニューヨーク時間だけではなく、東京時間でもFXのデイトレードをできる時間を取れるのであれば、さらに利益率を高めるべく、東京時間に挑戦してみるの良いと思います。

      もちろん、ロンドン時間やニューヨーク時間に都合が悪く、日中にしかFXのデイトレードができない場合であれば、全力で東京時間に特化しても問題ありません。

      以上、参考にして頂ければ幸いです。

      本ブログでは、利益率10%前後を1回のトレードで出しているデイトレ手法を記事内で公開しています。

      実際のチャートでエントリーから決済までを図解しているので、良ければ下記の記事からご覧になってみてください。

      >【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

      >取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

      >含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

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