杉原です。

つい先日、私が継承しているFXのデイトレ手法『重複点テクニカル』に関して、

「下位足でしか引かれないようなラインでは、ラインとしての信頼性に欠けて、勝率が下がるのでは?」

という趣旨の質問を頂きました。

>重複点テクニカル

確かにライントレードにおいて、5分足のような下位足でしか生成ができないようなラインは、1時間足や4時間足など上位足では「見えない」ので、ラインの信頼性が欠けてトレードの精度が下がってしまうと感じられるかもしれません。

ただ実際のところ、確固たる理由で有効性があるので、私は下位足でしか見られないラインであっても信頼してエントリーの判断材料にしていました。

今回はその辺りの理論を含め、ライントレードの神髄と言えるような深い記事を行っていきたい思います。

ライントレードに興味がありましたら、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

当記事は、私が継承しているFXのデイトレ手法『重複点テクニカル』のロジックを踏まえた内容となっています。

以下のリンク先でこの『重複点テクニカル』のロジックを、エントリー条件も含めて図解しているので、ぜひ下記とあわせてお読みになってください。

>重複点テクニカル

FXのデイトレにおけるキリ番とライントレード

『重複点テクニカル』では、短期トレーダーでも中長期トレーダーでも明確に意識する価格帯のみをサポレジの対象にしています。

要するに120.000円、121.000円など、どのような時間足をメインとして取引するトレーダーにとっても「エントリー」「利確」「損切り」のタイミングとして意識されている傾向の価格帯だけを、サポートライン/レジスタンスラインとしてエントリー判断に使っているというわけです。

逆に、120.100円や120.200円、120.800円などは完全に無視していました。

過去すべてのチャートを検証した結果、今挙げた120.100円や120.200円、120.800円などの半端なキリ番は、サポートラインまたはレジスタンスとして機能していないと判断したからです。

その反面、120.000円や121.000円などのキリ番は、いつの時代のチャートを見ても、サポレジとして「不変的」に機能し続けており、それは現在進行形で変わっていません。

サポレジとして機能するということは、実際にその価格帯で大量の取引が行われていたためであり、短期トレーダーだけではなく中長期トレーダーを含めた大勢のトレーダーによって意識されている証明だというわけです。

だからこそ、120.100円や120.200円のような半端なキリ番は「無視」し、120.000円や121.000円などの

「短期~中長期を含めた大多数のトレーダーに意識されるキリ番のみ」

をエントリー判断におけるサポレジの対象としていました。

そんな不変的に意識されるキリ番の価格帯は、ゴールド(XAU/USD)とドル円を筆頭とする為替通貨ペアでは異なるものの、共通して100pips刻みでの価格帯は不変性のあるサポートライン/レジスタンスラインとしてエントリー判断を下すサポレジの1つになっています。

たとえばポンド円の場合、166.000円や165.500円のように50pips刻みでサポレジ対象のキリ番としており、実際に下図のようにサポートラインまたはレジスタンスラインとして機能していました。

5分足ポンド円のキリ番がサポレジとして機能

以上、キリ番に関して簡潔にまとめますと、120.100円や120.200円のような半端なキリ番は一部のトレーダーにしか意識されないため「無視」した上で、120.000円をはじめとする短期~中長期を含めた大勢のトレーダーに等しく意識されるキリ番のみをサポレジとして利用しています。

そのため、『重複点テクニカル』で私が提唱しているキリ番を使ったサポレジは、短期~中長期のあらゆる時間軸をメインとしている大多数のトレーダーと同等の「基準」「尺度」を頼りにできているわけです。

FXのデイトレにおける水平ラインとライントレード

確かに、中長期トレーダーがメインとしている傾向がある1時間足や4時間足では、5分足で引いた水平ラインが「見えない」ということも有り得ます。

たとえば、

・上昇トレンドにおいて前回の高値をサポレジ転換して上抜けするかどうかの節目
・下降トレンドにおいて前回の安値をサポレジ転換して下抜けするかどうかの節目

を「前回節目」と私は定義した上で水平ラインを引いていますが、日足はもちろん、1時間足や4時間足のチャート上で見れば、この水平ラインは大抵の中長期トレーダーから引かれません。

実際に下図がその例になります。(5分足チャート)

下位足でしか引けない水平ライン(ポンド円5分足)

この場面における前回節目は「上昇トレンドにおいて前回の高値をサポレジ転換して上抜けするかどうかの節目」であり、長期足を頼りにトレードを行うトレーダーからすれば「見えていない」水平ラインと言っても過言でありません。

ただ、私がこのような短期足でしか引けないような水平ラインも、エントリーの根拠(サポレジの重複)に含めているのには確固たる理由があります。

下位足でしか引けないラインが有効な理由1

まず中長期トレーダーと言っても、エントリーや決済などの注文を出すタイミングは、必ずしも長期足が完成する時間帯とは限りません。

「より利益を取れる有利な価格でエントリー/決済をしたい」という心理から、注文を出すタイミングはキリの良い22:00や23:00とは限らず、長期足をメインで見ていながらも、

・5分足
・15分足

などの「下位足」を参考にトレードするトレーダーが少なくないわけです。

そのため、例に挙げたチャートにおける前回の高値(前回節目)で、サポレジ転換(ロールリバーサル)を狙った「押し目買い」を行うような中長期トレーダーが一定数は存在しています。

逆に下降トレンドの場合は、前回安値(前回節目)でのロールリバーサルによる「戻り売り」が中長期トレーダーにも狙われるわけです。

その上で、この前回節目は下位足をメインに取引する大勢のスキャルパーやFXデイトレーダーにとっては、明確にロールリバーサルの狙い目として水平ラインとして引くため、等しく意識される価格帯になっていた事は間違いありません。

以上から、この例における前回節目で引いた水平ラインは、短期トレーダーはもちろん、中長期トレーダーにも「買い」が意識される価格帯になっていたわけです。

以上から、短期~中長期を含めた非常に大多数のトレーダーと同じような「基準」「尺度」でエントリーの判断が行えているからこそ、下位足でしか引けない水平ラインでも高い精度に繋がっています。

下位足でしか引けないラインが有効な理由2

理由1では、長期足をメインにしている中長期トレーダーであっても、一定数は利益をより多く取るために、

・押し目買い
・戻り売り

を狙う上で、下位足を参考にした際に引ける水平ラインが意識されるからこそ、有効性のあるラインになっていました。

しかし、中長期トレーダーの中には、まったく下位足を見ず、21時や23時など上位足の終値を見て取引する方も一部はおられます。

よって当然ながら、上記のような下位足を完全に「無視」するような中長期トレーダーとは、前回節目の水平ラインは同じ「基準」「尺度」とは言えません。

ただ、このような中長期トレーダーとも同様の基準/尺度に近づくために、下図で言えば時間足を問わずに意識される、

・パーフェクトオーダー(5本の移動平均線)
・キリ番(黒の実線である~.000円)

との『複合』を狙っていき、短期~中長期を含んださまざまな立ち位置のトレーダーと同様に「買い」の注文を出し、高精度で利確していたわけです。

パーフェクトオーダーとキリ番の複合

そもそもパーフェクトオーダーは、短期~中長期のトレーダーの利益が「伸びている」状態を示しています。

そのため、多くのトレーダーが抱える「損小利大で利幅を伸ばしたい」という深層心理から、上昇トレンドを例にすれば売り注文が少なくなると同時に、ピラミッティング(買い増し)なども増えるため、余計に『買い注文数>売り注文数』となって上昇傾向が高まるわけです。

その上で『重複点テクニカル』では大半がパーフェクトオーダーが発動時のエントリーになっているため、前述した下位足を一切見ないような中長期トレーダーとも同方向の注文になりやすくなり、含み損を極めて抑え込みつつも高勝率の維持ができています。

以下、2つの理由を簡潔にまとめました。

  • 1.中長期トレーダーであっても「押し目買い」「戻り売り」を狙って利益を大きくするために、下位足で見えるサポレジ転換(ロールリバーサル)の水平ラインとなる価格帯が意識される
  • 2.クロス円で言えば~.000円のようなキリ番との重複やパーフェクトオーダーの同時発動を狙う事で、下位足を「無視」するような中長期トレーダーとも同方向の注文を出しやすくなる

以上から、下位足でしか見えない/引けない水平ラインだとしても、中長期を含めた大勢のトレーダーと近い基準/尺度でのエントリーが可能となるため、極めて小さな含み損のまま高い勝率を実現しているわけです。

水平ラインに関しての補足

ここまでは下位足でしか引けないような水平ラインを例に挙げてきましたが、下図のように明らかに上位足でも引ける水平ラインの場合は、より大多数のトレーダーによって必然的に意識され、高確率での反発が見込めます。

下位足だけではなく上位足でも意識される水平ライン例1

下位足だけではなく上位足でも意識される水平ライン例2

その上で『重複点テクニカル』では、そのような下位足~上位足でも等しく引ける水平ラインも、エントリー判断におけるサポレジの対象としていましたので、十分に中長期の動向を踏まえた手法となっていました。

FXのデイトレにおけるトレンドラインとライントレード

トレンドラインに関しても先ほどの「下位足でしか引けないような水平ライン」と同様の理論で、

・押し目買い
・戻り売り

を狙って、より有利な価格帯で注文を出そうとする中長期トレーダーが、下位足で引けるトレンドラインを頼りにトレードすることは少なくありません。

(ここでのトレンドラインに関する説明は、チャネルラインのアウトラインも同様となります)

普段は1時間足や4時間足をメインにトレードしていても、5分足や15分足などの下位足でトレンドラインを引いた上で「押し目買い」「戻り売り」を狙う中長期トレーダーが一定数はいるということです。

ですので、前述した「前回節目」と同様、上記の中長期トレーダーと同じ方向性のトレードができる事で、高精度なエントリーに繋がっています。

水平ラインの説明と重複してしまいますが、パーフェクトオーダーやキリ番も合わせてトレードすることで、下位足でトレンドラインを意識しない中長期トレーダーの動向も押さえているわけです。

加えて、下図のように上位足でも引けるトレンドラインも、エントリー判断におけるサポレジの対象としているため、短期~中長期を含めた大勢のトレーダーと同等の視点で取引ができていました。

中長期で引けるトレンドラインを含めたエントリー事例

中長期の動向に「逆らわない」事でライントレードの精度を上げる

ここまでとは異なる視点で、中長期の流れに逆らわないために、水平ラインやトレンドラインを使う事もあります。

具体的には、中長期の「トレンドライン」「アウトライン」「水平ライン」の流れと逆向きになるトレードを回避するということです。

たとえば、下図は赤丸でロングのエントリーが可能な場面でしたが、中長期のアウトラインで反発しており、中長期の視点で見れば「売り」の傾向に傾きつつあったため、ここでのロングを回避しました。

中長期の動向に逆らうエントリーのため、回避した例

ちなみに、アウトラインから一度は上抜けしているものの、中長期の視点(上位足)で見れば「単なるヒゲ」に過ぎません。

ゆえに、中長期のラインはブレイク後にロールリバーサルしない限り、効き目が続いているととらえていたわけです。

中長期のラインは、あらゆる時間足を見ている大勢のトレーダーに意識されるため、ライン前後での反発が起こる可能性が非常に高くなります。

だからこそ『重複点テクニカル』では、そんな中長期のラインで起きた反発には逆らわないという『回避ルール』も設けた上で、トレードの精度を高めている次第です。

ちなみにですが、このルールはトレンドライン/アウトラインだけではなく、中長期で意識される水平ラインや、中長期の移動平均線である、

青→5分足120本(30分足20本)
黒→15分足75本
紫→5分足480本(30分足80本)

でも適用し、あらゆる視点から中長期の動向に「逆らわない」ロジックを盛り込む事で、限りなく高精度なトレードが見込めるようになりました。

総括~FXのデイトレにおけるライントレードとラインの信頼性~

ここまでの内容をまとめます。

以上、キリ番や水平ライン、レンドラインに関して、1つ1つの信頼性に関しての言及を踏まえ、下位足でしか引けないようなラインでも有効性の高いトレードになる事を解説させて頂きました。

仮に下位足でしか引けないラインであっても、中長期のトレーダーにとっては「押し目買い」「戻り売り」を狙う上で、下位足を見てラインでの反発のタイミングで注文を出す傾向にあります。

そのため、上位足では引けないラインだとしても、信頼性が高いラインと成り得るわけです。

また、キリ番については、クロス円において120.20円や120.30円など半端な価格帯は重複する根拠に含めず、~.000円や~.500円のように、短期~中長期を含め時間足に関わらず「等しく意識される価格帯のみ」をサポレジの対象としてるので、高い精度でトレードが行えております。

最後までお読み頂きありがとうございました。

今回の記事に関わっていた、ライントレードの本質を追及し、1日あたり10%以上の利率を出しているFXのデイトレ手法『重複点テクニカル』の案内資料は下記になりますので、ぜひ目を通して頂ければ幸いです。

>重複点テクニカル

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