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(MT4)1分足から5分足を含む全時間足のヒストリカルデータを作成する方法

杉原です。

この記事では、すでにインストールした1分足用のヒストリカルデータを使って、5分足や1時間足など別の時間足におけるヒストリカルデータを作成する方法を図解していきます。

すでに1分足のヒストリカルデータがお使いのMT4にインストール済みという前提で解説していきますので、もしできていない場合、下記の記事で解説している手順に従ってインストールしてみてください。

>(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとインストールの方法

それでは早速、本題に入っていきましょう。

1分足から5分足をはじめ、全てのヒストリカルデータを作成

この作業は、手作業で行うというよりも、すでに存在するツールを使って瞬時に完了します。

そのツール(スクリプト)が「Period Converter」です。

MT4の左側に表示されるナビゲーターにある「スクリプト」をクリックして広げると、「「Period Converter」があると思います。

Period Converter

ナビゲーターが表示されていない場合、上の方にあるメニューバーから「表示」→「ナビゲーター」の順にクリックすると表示されます。

次に「ファイル」→「オフラインチャート」の順にクリックし、1分足のオフラインチャートを開いてください。

冒頭で紹介した記事の手順どおり進めると、ドル円(USD/JPY)のオフラインチャート(1分足チャート)ができているはずです。

1分足のオフラインチャートを開いたら、ナビゲーターにある「Period Converter」を下図のようにチャート上にドラッグアンドドロップします。

Period Converterを1分足チャートにドラッグアンドドロップ

すると、下図のような画面が表示されるので「パラメータの入力」というタブを選び「値」の箇所に、作成したい時間足チャートの『分数』を入力してください。

(下図の場合は5分足が作成されます)

5分足の例

もし、15分足ならば15を入力し、分単位にするため1時間足の場合は「60」になるのでご注意ください。

同様に4時間足は「240」です。

以上の手順で行えば、下記のような任意の時間足におけるヒストリカルデータをすべて作成できます。

  • 5分足
  • 15分足
  • 30分足
  • 1時間足(60分足)
  • 4時間足(240分足)
  • 日足(1,440分足)

そのほか、必要に応じて3分足チャートの作成も可能です。

ぜひ参考にして頂ければと思います。

この記事で紹介した方法とは別に「period_converter_ALL」というツール(スクリプト)を使って一括で複数の時間足を作る方法もあります。

ただ「period_converter_ALL」のダウンロードには登録作業など手間が必要なため、あえて扱わず、元々インストールされている「period_converter」を使った方法を解説した次第です。

本記事の「period_converter」を使った方法でも、各時間足の数字を入力するだけですので、数分とかからず作業は終わると思います。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、トレード1回で10%前後の利益率を出しているデイトレ手法を、エントリーから決済までのロジックを含めて記事内で公開していました。

ぜひ以下のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

>私のデイトレ手法で10%台以上の利率をされた方々の実績と感想集(その1)

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>リスクリワード1:2~3。窓埋め後を狙った高勝率のデイトレ手法。

>なぜポンド円はテクニカルが効きやすいのか?

(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとMT4へのインストール方法

(無料)FXのバックテストに必要な「ヒストリカルデータ」のダウンロードとインストールの方法

杉原です。

デイトレードやスイングトレード、スキャルピングなど、どんな手法に限らずFXのバックテストを行う上で、過去のデータである「ヒストリカルデータ」は欠かせません。

その上で、たったの数か月、数年分のヒストリカルデータしか無ければ、そのバックテストて勝てても、その有効性は短期間だけ偶然に出たものかもしれず、信ぴょう性に欠けてしまいます。

だからこそ、FXのバックテストは長期間で行って信ぴょう性を高めるべきであり、そのためには膨大なヒストリカルデータが必要だということです。

そこで当記事では、高い精度でバックテストを行うために、お使いのMT4に長期間のヒストリカルデータをダウンロード、インストールしていく方法について解説していきます。

ヒストリカルデータの入手からダウンロード/インストールを行う上で完全に無料でできるので、金銭的な負担は一切ありません。

そもそもヒストリカルデータとは

この記事でダウンロード/インストールしていくヒストリカルデータですが、具体的にはローソク足の4本値を指します。

下図は推奨している海外FX業者『Exness(エクスネス)』のMT4から抜粋したものですが、どのFX業者のMT4でも共通して「ツール」→「ヒストリカルセンター」の順にクリックしていくと下図のようにヒストリカルデータの閲覧が可能です。

Exness(エクスネス)のヒストリカルセンター

ただ、ご自身でヒストリカルデータをダウンロード/インストールしない限り、MT4をダウンロードしてから本日までの短期間分のヒストリカルデータしか入っていません。

上図は私が外部から膨大な量のヒストリカルデータを入れたため、この記事の執筆日は2022年ですが、ご覧のとおり2015年分のデータも存在していました。

そんなヒストリカルデータは、MT4をインストールしたパソコン上に、下図のように「HSTファイル」という形式で保存されています

Exness(エクスネス)のヒストリカルデータ一覧

ヒストリカルデータは各通貨ペアの1分足をダウンロードし、その1分足のデータを使って、

・5分足
・15分足
・1時間足
・日足

などに変換していく流れです。

(ちなみに、1時間足など上位足の場合も、1分足や5分足と同じく「分」で表示する必要があるので、1時間足は60分足という位置付けになるのでご注意ください。)

FX通貨ペアのヒストリカルデータをMT4に無料ダウンロードする方法

ここではドル円(USD/JPY)を例に、膨大なヒストリカルデータをご自身がお使いになっているMT4にダウンロードする方法を解説していきます。

まずはヒストリカルデータのダウンロードを行いますが、どのFX業者も過去データを提供しているわけではありません。

その上、提供しているFX業者によっても、データに抜けがあることや、精度が低いケースもあるので注意が必要です。

その上で、FXDDが提供しているヒストリカルデータはほかのFX業者が提供しているデータよりも高精度となっているため、この記事ではFXDDからダウンロードしていきます。

FXDDのヒストリカルデータをダウンロード

以下がFXDDが提供するヒストリカルデータの入手ページです。

FXDDのヒストリカルデータ一覧ページ(リンク切れ)

上記ページにアクセスすると、ページの中盤に下図のようにUSD/JPY(ドル円)があるはずです。

FXDDのヒストリカルデータ一覧ページにあるドル円

このUSD/JPY(ドル円)をクリックすると、ダウンロードが始まります。

FXDDのヒストリカルデータは1分足データで、ZIPファイルに格納されているので、ダウンロード後はZIPファイルの解凍をしてください。

ZIPファイルの解凍には、解凍ソフトの使用を推奨していましたが、基本的に下記のようなどのソフトでも構いません。

  • WinRAR
  • Lhaplus
  • Explzh
  • +Lhaca
  • 7-Zip

ただ、ヒストリカルデータの量自体が膨大なので、お使いのパソコンと解凍ソフトの相性によっては、上手く解凍できない場合があります。

そのため、もしも解凍した際にエラー表示が出た場合、別の解凍ソフトをお試しになってみてください。

MT4の開発元であるMetaQuotes社も、ヒストリカルデータの提供をしていましたが、あまり精度がよろしくないため、バックテストの結果に信ぴょう性が出ません。

対して、ここで紹介させて頂いたFXDDの場合、2005年分から提供されているため、バックテストを行う際の信頼性が高まるからこそ推奨していた次第です。

追記:より高精度なヒストリカルデータのダウンロード元

ここまでFXDDが提供するヒストリカルデータの入手方法を解説してきましたが、FXDDのデータ以上に精度が高いデータを『FXTF』という国内FX業者が提供し始めました。

>FXTFの公式サイトはこちら

無料登録後、会員ページにて、下図のように画面左側にある「チャートデータ」をクリックすると、ヒストリカルデータのダウンロードページが表示されます。

FXTFのヒストリカルデータ

細かな手順は赤枠で示したリンク先で、FXTF側が丁寧に解説してくれていました。

FXTFのヒストリカルデータ

実際のところ、上図には収まらないほど多くの通貨ペアに加え、

・ゴールド
・日経225
・原油
・ダウ平均

などのデータも入手が可能です。

ぜひ参考にして頂ければと思います。

ダウンロード元をFXDDからFXTFに変更しても、特にこの記事内の解説に関しては変わりはございません。

MT4でダウンロードの受け入れ準備

繰り返しになりますが、ヒストリカルデータの情報量は膨大になるため、MT4側での受け入れ準備が必要です。

MT4を開いた上で「ツール」→「オプション」の順にクリックしてください。

すると、下図のようなオプション画面が出てくるはずです。

MT4のオプション(Exness)

次に、膨大なヒストリカルデータを表示させるために、赤枠で記した箇所に「9」を上限まで入力します。

MT4のヒストリカルデータ表示設定

OKを押し、MT4を終了してから再起動すると、反映されているはずです。

実際には「9」を連続入力したはずですが、下図のように「2147483647」となっているかと思います。

これがMT4の現状における最大値なので特に問題はありません。

MT4のオプション(Exness)

ここで行った表示設定ですが、あくまでもバックテスト用の設定になります。

ここで説明したように上限まで設定値を上げると、実際のリアルなFXのチャートを見る際には若干パフォーマンスが落ち、表示速度や処理速度が低下する可能性があるのでご注意ください。

あくまでも、この表示設定はバックテスト専用の口座、もしくはデモ口座で行い、実際にトレードする口座のMT4では、数千本程度の設定値でパフォーマンスを下げないことを推奨していました。

ヒストリカルデータの上書き予防

先ほどダウンロードしたヒストリカルデータをMT4にインストールすると、初期状態のままでは自動でデータが上書きされてしまいます。

これは、MT4が自動でリアルなFX相場からデータを取り込み続けるからです。

ですので、バックテスト用にヒストリカルデータをインストールするMT4の状態を、あえて「オフライン」に設定します。

MT4で「ツール」→「オプション」の順にクリックして、下図のように『サーバー』のタブを選択し、一番上の「プロキシサーバーを有効にする」にチェックを入れてください。

プロキシサーバーを有効にする

次に「プロキシ…(P)」をクリックし、下図のように「データ」の箇所にデタラメな文字を半角で入力しておくことで、自動更新を防ぎます。

プロキシ設定

以上の設定で、後ほどインストールするヒストリカルデータが勝手に書き換えられ、バックテストの際に検証結果がおかしくなり、検証した手法の信ぴょう性が低下してしまうことを予防できます。

古いヒストリカルデータの削除

続いて、既存の古いヒストリカルデータと、先ほどダウンロードしたヒストリカルデータが混在しないように、古い方のデータを削除します。

MT4で「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックしてください。

その中で「history」の中にある、お使いのMT4サーバーが記載されたフォルダをダブルクリックしていきます。

私の場合、この記事用にExness(エクスネス)のデモ口座を作っていたため「Exness-Trial」が該当しました。

Exness(エクスネス)のデモ口座

その中で、古いヒストリカルデータである拡張子が「hst」となる、下図の赤枠で示したようなファイルを削除します。

ヒストリカルデータの削除

ヒストリカルデータをMT4にインストール

ここまでの作業で、MT4側の設定は完了したので、先ほどダウンロードしたヒストリカルデータをMT4にインストールしていきましょう。

MT4で「ツール」→「ヒストリーセンター」の順にクリックしていきます。

今回の例はドル円になるため、下図のように「Forex_group」を開き、USD/JPYを選択してください。
ヒストリーセンターの図

ちなみに、ほとんどのFX業者がアルファベット順に並べているので、ドル円(USD/JPY)は割と後半にあります。

ヒストリーセンター内からUSD/JPYを選択

上図の「+」を押すと、下図のように各時間足が表示されるので、1分足を選択します。

USD/JPYの1分足を選択

次に下図のように下の方にある「インポート」をクリックしていきます。

インポートを選択

すると、下図のような画面が出るので、赤枠で示した「参照」を押して、ダウンロードして解凍したドル円(USD/JPY)のヒストリカルデータ(拡張子はHST)をクリックしてください。

ヒストリカルデータのインストール

ヒストリカルデータのインストールに成功していれば、下図のようにスクロールすると過去のデータが入っているはずです。

確認できたら「OK」を押し、閉じて構いません。

MT4を再起動すれば、ヒストリカルデータのインストールは完了しているはずです。

(まとめ)無料でヒストリカルデータのダウンロードとMT4にインストールする方法

以上、この記事では金銭的負担0で、ヒストリカルデータのダウンロードからMT4へのインストール方法を解説いたしました。

手順どおりに作業して頂ければ、無事にドル円(USD/JPY)のヒストリカルデータのインストールが完了し、1分足の過去チャートが作成できているはずです。

この1分足の過去チャートから5分足チャートや15分足チャート、1時間足チャートなどを作成していきます。

そんな1分足チャート以外の時間足チャートを作成する手順は、下記の記事で図解しているので、あわせてご覧になってみてください。

>ヒストリカルデータから別の時間足チャートを作る方法

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、10%前後の利益率を一度の取引で出し続けているデイトレ手法、そのエントリーから決済まで図解しているので、良ければ下記のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

>FXのデイトレでテクニカル指標の「ダマシ」を防ぐ方法

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>デイトレのトレードルームに必要な物/作り方、事例の公開

【TradingView】チャートの拡大と縮小を一瞬で行う方法(フルスクリーン表示も)

杉原です。

デイトレードに限らず、FX相場のチャートを見る際には、相場全体の流れを把握するための『環境認識』を多くのトレーダーが行っているかと思います。

そんな環境認識において、長時間のチャート表示をしてトレンドラインや水平ラインを引きFX相場の全体を見る必要があるため、チャートの拡大や縮小といった操作が欠かせません。

特にライントレードを行う場合、環境認識だけではなく、下位足でラインを引く際にも、チャートの拡大と縮小は頻繫に行うかと思います。

その縮小/拡大の操作に時間をかけず『一瞬』でできれば、特にデイトレードの場合は絶好のチャンスを逃さず、利益をどんどん積み上げていくことが可能です。

そこで当記事では、チャートソフトの代表格でもあり、操作性が非常に優れているトレーディングビュー(TradingView)を例に、素早くチャートの拡大と縮小から、全画面表示(フルスクリーン表示)まで行う方法を解説させて頂きます。

【TradingViewを使って教材を実践した方々の声】

トレーディングビュー(TradingView)でのチャートの拡大と縮小

まず、下図の右下に赤枠で示したように「自動スケール」を設定している場合、チャート上でマウスホイールを

上に動かせば拡大
下に動かせば縮小

になります。

(TradingView)自動スケール時の拡大と縮小

下図がマウスホイールです。

マウスホイール

ただ、縦方向(価格軸)だけ、もしくは横方向(時間軸)のみ、チャートの拡大と縮小を行いたい場合もあるかもしれません。

その際には、それぞれ下記のような操作によって拡大と縮小ができます。

縦方向(価格軸)は、下図のように画面の右側にある価格帯にマウスを置き、その上でマウスホイールを上に動かして拡大、下方向に動かして縮小が可能です。

(TradingView)チャートの拡大と縮小を縦軸方向に

対して横方向(時間軸)でのチャートの拡大と縮小は、下図の赤枠部分である時間帯にマウスを置き、同様にマウスホイールの上下で実現できます。

(TradingView)チャートの拡大と縮小を横軸方向に

このような、縦軸、横軸の拡大/縮小を行うと、自動的に『自動スケール』は解除されるのでご注意ください。

(TradingView)自動スケール

マウスがない場合

もし、ノートパソコンで外付けのマウスを使わない場合は、先ほど説明した「縦方向」「横方向」でのマウスホイールの上下を、

・縦方向の価格帯はクリックしたまま上下
・横方向の時間軸はクリックしたまま左右

にそれぞれ動かすことでチャートの拡大/縮小が可能です。

外出先や旅行先など、マウスを使わないで操作する際に使えるので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

TradingViewのチャートをフルスクリーンに

ここまでの拡大と縮小に関連して、チャートそのものをパソコンの全画面表示(フルスクリーン)にする方法を紹介いたします。

操作は単純で、下図の赤枠で示した「フルスクリーン」のボタンを押すだけでOKです。

TradingViewのフルスクリーン表示(全画面表示)を行う操作

上図の赤枠ボタンを押すと、下図のようにパソコン全体にチャートがフルスクリーン表示され、見やすい画面となります。

TradingViewのフルスクリーン表示(全画面表示)

この全画面表示(フルスクリーン表示)を止める場合は、キーボードの「Esc(エスケープキー)」を押してください。

「Esc」を押すと通常の表示に戻ります。

まとめTradingViewのチャート拡大/縮小

以上、TradingViewのチャートに関する拡大と縮小を一瞬で行う方法を解説いたしました。

基本、マウスホイールを使えば指先1本で十分なので、ノートパソコンの場合でも外付けのマウスがおすすめです。

マウスホイール

ぜひ、当記事の内容をFXのライントレードや環境認識に役立てて頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、10%前後の利益率をトレード1回で出している、具体的なデイトレ手法のロジックを公開しています。

宜しければ、以下の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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なぜポンド円はテクニカルが効きやすいのか?

杉原です。

「ポンド円は合成通貨だからテクニカルが効きにくい?」

このような考えを持ち、FXでポンド円の取引を避け、扱う通貨ペアをドル円やユーロドルに限定しているトレーダーも少なくありません。

もし本当にポンド円にテクニカルが効きにくい場合、単純に勝率の低下から得られる利益が少なくなるので、取引を避けることは正しい判断だと思います。

ただ、実際に私はポンド円をデイトレで扱っていますが、特にテクニカルが効きにくい印象はありませんでした。

むしろ、逆に効きやすいと感じています。

そのため、私としてはポンド円を避けているトレーダーには、積極的に扱って欲しいと思うほどです。

そこで当記事では、

「ポンド円にテクニカルが効きやすいと考えられる根拠」

に加えて注意すべき、実際のトレード経験から導いた、

「ポンド円のテクニカルが効きにくくなる特定の条件」

もあわせて解説させて頂きます。

ポンド円にテクニカルが効きやすいと考えられる根拠

実際に私は、ポンド円を含めた以下の通貨ペアを扱って、同じデイトレ手法を取り組んでいます。

  • ドル円(USD/JPY)
  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • ユーロオージー(EURAUD)

その上で、ポンド円だけ勝率が低下することは、実際の相場はもちろん、過去10年以上のバックテストでも特にありませんでした。

それどころか、冒頭で触れたように「ポンド円はテクニカルが効きやすい」と感じるほど、ほかの通貨ペアと比べても、むしろ勝率は高い方です。

その根拠としては、投機=トレード目的でポンド円を扱うトレーダーが多いことだと私は思います。

実際「ポン専」というポンドのみを専門に扱っているトレーダーもいるほどです。

ポンドドルは夕方以降のロンドン時間からしか値動きが起こらないものの、ポンド円は9時から始まる東京時間から深夜のニューヨーク時間まで動くためトレードのチャンスが多いからこそ、多くのトレーダーに扱われています。

そんなポンド円の価格=レートは、

ドル円
ポンドドル

を合成したものであることは間違いありません。

だからこそ円安相場であれば、ドル円に影響されるようにポンド円も上昇することは普通にあります。

ただ、先ほど少し触れたように、ポンド円を投機目的でガンガン扱うトレーダーは少なくありません。

そのため、ドル円またはポンドドルが主導となってポンド円が動くだけではなく、投機目的のトレーダーたちによる注文により、ポンド円が独自に動くことも多々あるわけです。

その上で、投機はデイトレードやスキャルピングのような短期トレードなので、ファンダメンタルズ分析ではなく、多くのトレーダーはテクニカル分析による値動き分析を行って取引しています。

その結果、ポンド円は単なる合成通貨というだけではなく、テクニカル分析による投機目的で大勢のトレーダーから取引されているからこそ、テクニカルが効きやすい状況になっているのだと私は推測していたわけです。

以下、実際にテクニカルが効いているポンド円のチャート図を、いくつか紹介させて頂きます。

●トレンドラインが効いているポンド円
トレンドラインが効いているポンド円

●チャネルラインが効いているポンド円
チャネルラインが効いているポンド円

●水平ラインが効いているポンド円
水平ラインが効いているポンド円

【注意】ポンド円のテクニカルが効きにくくなる特定の条件

合成通貨ペアでありながらも「ポンド円はテクニカルが効きやすい」という解説をさせて頂きましたが、その効き目が弱まる特定の条件があるので説明していきます。

経済指標が発表される前後の時間帯

まずは重要な経済指標が発表される前後です。

発表がある指標の内容によっては、ファンダメンタルズが主導となり、大きな値動きが発生します。

そのため、重要度の高い経済指標が発表された直後は、単純にテクニカルが効きにくくなるわけです。

また、そんな大きな値動きを事前に避ける多くのトレーダーたちは、経済指標が発表される時間の前には取引を行いません。

取引するトレーダーの数が少なくなるほど、統計であるテクニカル分析の「信ぴょう性」は低くなってしまいます。

よって、結果的に発表後だけではなく、発表される直前も同様にテクニカルの効き目が弱くなるということです。

ポンド円の場合、特にイギリスと日本の経済指標にはご注意ください。

イギリスの経済指標は、それほど重要度が高くなくとも、ポンドドルやポンド円に大きな影響を与える傾向にあります。

「どの経済指標に注意すれば良いか」という指標における重要度の高さは、下記の記事で解説していますので、あわせてご覧になってみてください。

>勝つためのデイトレードにおける「経済指標」の有効な活用方法

また、ポンド円はイギリス/日本の経済指標だけではなく、アメリカの指標にもご注意ください。

アメリカの経済指標はドル円に大きな影響を与えるため、そのドル円に連動してポンド円にも影響が及ぶ可能性があるからです。

以上から、最低限、

・イギリス
・日本
・アメリカ

の経済指標には注意を払うことを推奨していました。

災害や政治要因

突発的に発生する大きな災害や、政治などが関わるニュースは、テクニカルにまったく関係なく大きな値動きになります。

特に、イギリスにおける重要な役職の人物が、急に辞職するなどの報道が出た際は要注意です。

報道の直後だけではなく、数時間、場合によっては数日間ほど影響が出ることで、しばらくポンド円にテクニカルが効きにくい状況が続くかもしれません。

その際の特徴としては、普段以上の大きな値動きに加え、一方的な上げまたは下げになります。

そのような状況は、ポンド円にテクニカルが効きにくい相場になるため、取引を避けることが賢明です。

参加トレーダーが極端に少ない時間帯

早朝のような、参加トレーダーが極めて少数になる時間帯も、ポンド円のテクニカルが効きにくくなります。

そもそもテクニカル分析は<「統計」が基盤となる分析法です。

そのため、人数の少ないアンケートに信ぴょう性がないのと同様に、トレーダーの人数が少ない状況でのテクニカル分析も信ぴょう性がありません。

FXは24時間トレードができるものの「深夜3時頃~翌9時前」までは、取引するトレーダーの数が極端に減少するので、この時間帯のポンド円はテクニカルが効きにくくなると想定し、トレードを避ける方が賢明です。

まとめ:ポンド円はテクニカルが効きやすい?

以上、この記事ではポンド円はテクニカルが効きやすい根拠として「テクニカル分析が主体となる短期トレード(投機)目的で多くのトレーダーに取引されているから」という推論をいたしました。

ただ、後半に挙げた、ポンド円にテクニカルが効きにくくなる場面として、

・関連する重要な経済指標の発表前後
・災害や政治的な要因
・深夜3時頃~翌9時前までの参加トレーダーが少ない時間帯

もありますのでご注意ください。

そんなポンド円ですが、

・テクニカルの効きやすさ
・値動きの大きさ

この2つが合わさり、トレード手法によっては、下図のように一度のトレードでも2桁台を充分に超える利益率を出すことも不可能ではありません。

ポンド円の利益率(トレンドラインのブレイク手法

このトレンドラインのブレイク手法は、

・短期トレーダーと中長期トレーダー
・逆張り派と順張り派

それぞれが同じトレンド方向になるロジックでありつつ、トレンドラインを「引かないトレーダー」からも同じ方向性が意識されやすいチャートパターンに特化していました。

そのため、大勢のトレーダーと同じ方向にエントリーができるので、極めて高い精度となり「含み損」「損切り幅」を最小限に抑え込めて、低いリスクのままロットを上げて利益率を向上させていたデイトレ手法になります。

下記の記事では、このトレンドラインのブレイク手法について、エントリーから利確・損切り、ロットの設定まで実際の事例を使って図解していますので、ぜひご覧になってみてください。

>トレンドラインのブレイク手法のエントリーから決済までの図解

このトレンドラインのブレイク手法は、ポンド円はもちろん、他のどんな銘柄にも変わらず通用するデイトレ手法なので、複数の銘柄を扱って、1日で数十%の利益率を出せる日もあります。

その辺りの収益事例も掲載しているので、ぜひ上記のリンクからトレンドラインのブレイク手法をまとめた記事の方をご覧頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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>FXのデイトレードにファンダメンタルズ分析は不要だという理由

なぜ勝てる手法を「独占」せずに第三者に教えるのか?

杉原です。

トレードの手法を公開しているトレーダーに対し、すでに成果を出せているトレード手法を「なぜ第三者に教えるのか?」という疑問をもしかすると少なからず感じているかもしれません。

【実践者の実績や生の声】

そもそも、トレードで大きく勝てているのであれば、そのトレード手法で生活すれば良いので、「あえて第三者に公開する道理がないのでは?」と感じるのはいたって普通の感想かと思うからです。

その上で、

「どうして第三者に勝てる手法を公開するのか?」

のような問いに対しては、

「継承した先に大きなメリットが私自身に存在しているから」

という理由が率直な答えにほかなりません。

これは文章とおりの意味であり、私自身、自分でトレード収益を得る以上の「別な収入源」を確立しているということです。

とは言っても、FXのデイトレ手法を継承する受講料が、上記に該当するわけではありません。

そんな2つある「トレードとは別な収入源」の内1つ目は、私が推奨している取引業者(口座)との提携になります。

私自身が利用し、最も推奨している取引業者は業界の最高水準となる、

・高いレバレッジ
・狭いスプレッド
・高速な注文処理

などのデイトレードにおいて非常に優秀、かつ、レバレッジの恩恵を最大限に活かす当FXのデイトレ手法に最も適したスペックを誇っているんです。

私自身、そんな取引業者との間に、私を介して口座開設を行ったトレーダーが勝つほど、その取引業者の会社収益から一部を頂けるという内容の契約を結べていました。

これが2つある「トレードとは別な収入源」の内1つ目になります。

今触れた取引業者との提携に関しては、下記の記事で細かく触れていましたので、興味がありましたらあわせて参照なさってください。

>私が有効なFXのデイトレード手法を第三者に継承している理由

ただ、上記の取引業者との提携以上になりつつある収入源が次にお伝えする2つ目の収入源「デイトレードの業務委託」です。

具体的には、私のデイトレ手法を習得し自在に使いこなせるに至った方と結ぶ、私が提供する資金を運用してもらう『業務委託』になります。

デイトレードの業務委託という選択肢

私が確立しているFXのデイトレ手法は「明確なルール」に沿ってトレードを行うので、特に個人の感覚的な要素であったり「センス」に大きく左右される事はありません。

そのため、誰が取り組んでも差異がそれほどなく、高い利益率の実現が可能となっています。

つまり、信頼関係を構築した「複数」の第三者に資金の運用を任せ、その配分を頂く形の方が、私自身が四六時中、常にトレードを行っていくよりも遥かに大きな収益になっているというわけです。

以下が、そんなFXのデイトレード業務委託として、私が各パートナーと結んでいる提携の内容になっています。

  • トレード資金は私が用意し、パートナーが当FXのデイトレ手法を実践(レバレッジやスプレッドが優秀な推奨の口座でトレード)
  • 損切り時の損失は私の方で補填(パートナー側のリスクはなし)
  • 提携の契約を維持し続ける限り、随時サポートを行いつつ、応用ノウハウを無償で継続的に提供(LINEやSkype、電話、メールなどで対応)
  • 発生した利益は80%がパートナー、残り20%が私という割合で配分(互いの信用が重要であるため、取引口座のIDとパスワードを共有した上で、収益を確認)
  • 基本は翌月の15日に20%分を振込み頂く(事情があれば別日で対応)

このような、パートナー側からすればリスクがないと言える提携内容となっています。

そんな提携中のパートナーには、

・午前中や夕方など、推奨の21時頃~翌2時頃以外の時間
・推奨銘柄だけでなくビットコインや225、ダウをはじめ、ほかの銘柄でのトレード

など、幅広くトレードを行なっている方も少なくない状況です。

実際のところ、いくら勝てるFXのデイトレード手法だとしても、私1人で四六時中トレードに時間を費やす事は、肉体的/精神的にとてもできる事ではありません。

その代わり、上記のような提携を結んでいる複数のパートナーが、私がトレードをしていない時間に利益を出していれば、その20%が私の方に舞い込む形になっています。

つまりは、私が扱わない銘柄、取り組まない時間帯でトレードを行なってくれているパートナーが増える程に、私が得られる収益が高まるということです。

つまりは、私が扱わない銘柄、取り組まない時間帯でトレードを行なってくれているパートナーが増える程に、私が得られる収益が高まるということです。

だからこそ、当FXのデイトレ手法を習得した上でいずれパートナーになってくれる方との出会いを作るために、第三者にこのような形で手法の継承を行なっている・・・というのが率直な答えにほかなりません

加えて、先にお話していた推奨業者の収益から一部を頂ける提携も含め、

・FXのデイトレード提供業務を提携してくれるパートナー
・推奨口座で勝ち続けるトレーダー

を増やす事で、自身がトレードを行う事と同等以上の収益が、継続的に入って来るからこそ、こうしてネット上での一般公開に踏み切っていました。

もし望むのであれば「委託側」になる事も可能です。

ちなみに、このデイトレード業務委託は、あなたも委託側になる事ができます。

今挙げたFXのデイトレード業務委託に関して、私から案内しているプログラムによるFXのデイトレ手法を、ネットを介しての業務委託はさすがに「不可」としていますが、親族や親しい友人など対面で教える場合に限り、第三者に当FXのデイトレ手法を継承する事を「可」としています。

これは、当デイトレ手法の「再現性」が相応なものだからこそ実現ができる事にほかなりません。

もし業務委託について「委託」も実践する場合には、ご自身のトレード収益と、委託による収益―

このような「二重の収入源」の確立が可能になるということです。

ですので、ご自身がトレードを行う前提はもちろんのこと、委託も視野に入れるのであれば、私が提唱するFXのデイトレ手法を身に付けるメリットが長期的に見ても大きく広がっていくと思います。

以下、私が確立しているデイトレ手法の継承に関する本格的なご案内の資料を用意しているので、ぜひ一度、案内資料だけでも目を通して頂ければ幸いです。

>重複点テクニカル

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宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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身分証の郵送は必要? FX海外口座の開設に必要な物、トレード開始までの時間や手間。

杉原です。

ここ最近、読者さんから海外FX業者の口座開設に関して、

「身分証明書など本人確認書類や住所証明書類の郵送は必要ですか?」
「口座開設が完了して、トレードできるようになるまでに時間が掛かるのですか?」
「開設するために必要な物は何がありますか?」

などの趣旨で、悩みや相談を多く頂くことが連続してありました。

実際のところ、上記のように口座開設の段階での悩みは、トレードを始めるに際しての前段階であり、トレードで稼ぐという目的があるのであれば、いち早く解決すべき問題にほかなりません。

そこで今回は、FX海外口座の口座開設の時間/手間などを、開設に必要な物とあわせて解説し、口座開設の作業から実際どのくらいでトレードの開始が可能かを言及させて頂きたいと思います。

海外FX業者の口座開設に「必要な物」と「書類の郵送」について

最初に、多く頂いた相談にあった、身分証明書などの「書類の郵送」について解説していきます。

国内FX業者では、そんな身分証などの書類を郵送して口座開設を行う方法もありますが、海外FX業者の場合には書類の郵送は必要ありません。

まず口座開設に際して必要な物は、

・メールアドレス
・本人確認書類
・住所証明書類
・スマートフォン

であり、スマートフォンで「本人確認書類(身分証明書)」や「住所証明書類」を撮影し、その写真を開設する業者に提出(アップロード)するからです。

ですので、あえて上記の書類を郵送する必要も手間も一切ありません。

メールアドレスは、口座開設する海外FX業者にログインする際にも欠かせないため、必要不可欠となっています。

そんな本人確認書類は、

・免許証
・マイナンバーカード
・パスポート

などで、架空の人物ではないか確認すべく、写真が付いているものに限られるわけです。

対して住所証明書類に関しては、下記のように選択肢が数多くあります。

  • 住民票
  • クレジットカードの支払い明細
  • 国民健康保険証
  • 公共料金の利用明細
    →ガス代、水道代、電気代など
  • 携帯電話の利用料金明細

上記の内、住民票であれば、役所などに出向き受け取る必要があるものの、そのほかであれば、日常的に手にしているはずなので、準備に手間は特に掛からないと思います。

ただし、

・本人確認書類
・住所証明書類

は、期限が切れていないものに限るのでご注意ください。

免許証やマイナンバーカード、パスポートは「更新」しているものに限りますし、住所証明書類は直近3ヵ月以内などの制限があります。

海外FX業者の開設からトレード開始までの時間について

以上、ここまで説明したように海外口座の開設は、特に書類の郵送は必要なく、すべてネット上だけで開設が可能です。

ですので、トレードを開始するまでの手間や時間を大幅に削減することができます。

ただ、ネット上でアップロードした各書類は、海外FX業者側から、

「本当に本人名義の物か」
「有効期限内か」

など、厳密に審査がされるため、提出後すぐにトレードができるわけではありません。

そんな審査の作業は、マネーロンダリングをはじめとする不正行為を防止するためでもあり、どうしても必要不可欠になっているわけです。

ですが、海外FX業者側は多数の従業員で審査を対応しているので、審査が完了するまで数日も掛かる事はありません。

私自身、いくつかの業者で海外口座を開設していたものの、土日祝日を挟まなければ、

・当日中
・翌日

のいずれかで、すぐに審査が完了していました。

この書類審査が完了した時点でメールアドレス宛てに「口座開設が完了」という旨のメールが届くので、トレード資金の入金を済ませれば、その時点ですぐにトレードの開始が可能となります。

~書類審査の合否~

提出(アップロード)する書類の有効期限が期限内であったり、更新をしっかり行っている身分証であれば、基本的に書類審査に落ちる事はまず有り得ません。

ただ、撮影した際に、写真が不鮮明になっていたり、住所が引っ越し前のままである場合、審査が通らずに口座開設が完了しないためご注意ください。

万一、そのような不備があり審査が通らない場合には、メールアドレス宛てに、審査が通っていない理由が書かれたメールが届いているはずです

ですので、口座開設の完了を知らせるメールが来ない場合には、不備に関してのメールが届いていないか確認してみてください。

入金からトレード開始までの時間

無事にアップロードした書類の審査が通れば、後は資金を海外口座に入金し、トレードをすぐに開始することができます。

そんな海外口座への入金には、

・銀行送金
・クレジットカード
・オンラインウォレット
・仮想通貨の送金

が主な方法です。

オンラインウォレットは「bitwallet」や「STICPAY」などの、世界中で使用可能な、法定通貨(円、米ドル、ユーロ、豪ドル)を、リアルタイムで一元管理することができるものです。

bitwalletsticpay

このオンラインウォレットは、クレジットカードと同じく、入金の反映が「即時」なので、すぐにトレードをスタートできます。

海外口座によってはJCBカードが使えないなどのケースもあり、そのような場合であっても「bitwallet」や「STICPAY」のオンラインウォレットを使うと即座にトレードを始められるので有効です。

そのほか、銀行送金はネットバンクを使ったとしても、海外送金になるため、どうしても数時間は反映までに掛かる傾向にあります。

また、仮想通貨の場合はシステム上、数分~数日など、入金が反映されるまでに大きなバラつきがあるのでご注意ください。

総括~海外口座の開設における時間や手間、必要な物、トレード開始までの時間~

・必要な物
・時間
・手間

について、書類の提出方法を踏まえて解説させて頂きました。

必要な物は、

・メールアドレス
・スマートフォン
・本人確認書類
・住所証明書類

であり、提出は郵送ではなくアップロードする形式で、書類が本人のものかどうかの審査が土日祝日を挟まない限りは『当日~翌日』には完了します。

その上で、クレジットカードやオンラインウォレットを使って入金をすれば、入金が即座に反映されるので、当日もしくは翌日にはトレードを開始することが可能です。

ただ、銀行送金や仮想通貨による入金を行う場合には、入金の反映に時間が掛かる場合があるのでご注意ください。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

また、以下に私が推奨している海外業者に関する記事がありますので、良ければあわせてご覧になってみてください。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>【海外FX業者VS国内FX業者】どちらを選ぶべきか15項目で比較

>資金1万円から500万円に。少額から一気に増やしたFXのデイトレ手法/ロジックの解説。

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強制ロスカットとは。証拠金維持率との関連を踏まえ解説。

杉原です。

今回は、FXのデイトレードに限らずトレードをはじめる上で知っておくべき「強制ロスカット」に関する詳細を、その条件になる「証拠金維持率」とあわせて解説させて頂きます。

強制ロスカットとは

初めに強制ロスカットの意味合いに関して触れていきます。

まず、トレードにおいて、エントリーした後には必ず決済を行う事は間違いありません。

その上で決済は、

・利益を得る「利確」
・損失を確定する「損切り」

に分かれ、この2つはトレーダー自らの「意志」で行う注文です。

ですが、強制ロスカットは、その名のとおり「強制」的に口座側が損切りを行うため、トレーダーの意志とは関係ありません。

要するに、トレーダー側はロスカット(損切り)をする「つもり」がなくても、トレードに利用しているFX業者側(口座側)が定めた

「強制ロスカットの水準」

に触れた瞬間、トレーダー側の意志に関係なく『問答無用』で強制的にロスカット(損切り)されてしまうわけです。

そんな「強制ロスカットの水準」というルールに関わるものが「証拠金維持率」にほかなりません。

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、現時点で保有中のポジションが口座残高(トレード資金)に対し、どのくらい余裕があるかを示す数値になります。

基本的に、保有中のポジションにおける損失(含み損)が大きくなる程、「余裕」がなくなるため、証拠金維持率が低くなっていく仕組みです。

ただ実際のところ、そんな証拠金維持率は、トレードを行うツールである「MT4」や各社の取引ツール上で、自動で計算され表示されていますので、トレーダー自らが計算していく場面は基本的にありません。

そのため、トレーダー自身が詳しく証拠金維持率の計算方法を知っておく事は、特に必須ではないというわけです。

その上で、一応念のため、簡潔に計算方法を説明させて頂きます。

繰り返しになりますが、口座側(MT4などの取引ツール)が常に自動で計算してくれているので、普通、トレーダー自身が証拠金維持率を計算することはないので、この先の説明は特に覚えなくても構いません。 

興味がある場合のみ目を通し、興味が無ければ次の項目である『証拠金維持率が何%で強制ロスカットになるのか』まで読み飛ばして頂ければ幸いです。

まず、

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

が基本的な計算方法です。

その中の有効証拠金は、

有効証拠金 = 純資産額 ― 注文証拠金

で表されます。

この「純資産額」は、トレーダーが口座に入れているトレード資金にほかなりません。

そして、注文証拠金が、まだ約定していない予約注文における必要な証拠金を指しています。

以上が『証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100』における「有効証拠金」における内側の話でした。

対して、有効証拠金で割り算を行う側の「必要証拠金」は、取引に際し、保有中のポジションにおける必要な証拠金の事を指します。

そんな必要証拠金は、

必要証拠金 = コントラクトサイズ × ロット数 ÷ レバレッジ

が計算方法です。

その上で、上記の内訳が以下になります。

  • コントラクトサイズ
    →1ロットあたりの通貨量で、基本的に海外FX業者の場合は1ロットあたり10万通貨、国内FX業者の場合は1ロットあたり1万通貨

  • ロット数
    →実際に注文を出すロットの数量(取引数量)

  • レバレッジ
    →各業者の各口座に設定されているレバレッジで、国内FX業者は法律上25倍が上限、海外FX業者は各社が競い合い500倍以上が一般的

特にレバレッジに関しては、大きければ大きい程、必要証拠金が「安く」なるため、有利になります。

そんなレバレッジになりますが、私自身はもちろん、私がFXのデイトレ手法を継承した方々も使用しているFX業者では、最大で無制限という大きなメリットがあるため、最も推奨している業者です。

細かくレビューした記事がありますので、興味がありましたらあわせてご覧になってみてください。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」本音レビュー

証拠金維持率が何%で強制ロスカットになるのか

ここまでは、

・強制ロスカットの意味合い
・証拠金維持率の計算

に関して説明させて頂きました。

ただ、先程の証拠金維持率に関する計算は、MT4などの取引ツール側が常に自動で計算してくれており、トレーダーが計算する必要はないため、特に覚える必要はありません。

その上で、強制ロスカットの水準(条件)は、各FX業者が定める証拠金維持率の%によって異なるためご注意ください。

そんな強制ロスカット水準は、証拠金維持率が20%の業者もあれば100%の業者もあり、50%の業者も存在します。

そして、保有中のポジションにおける含み損が大きくなる程に証拠金維持率は低くなっていき、各社が定める強制ロスカット水準に触れた瞬間に自動的にロスカットが執行されるわけです。

ただ、どの業者も基本的に、強制ロスカットが行われる前段階で、

「証拠金維持率が下がっており、このままでは強制ロスカットされますよ」

という『アラート通知』をトレーダー側に行ってくれるため、何の前触れもなく強制ロスカットがされるという事ではありません。

MT4や各社が提供する取引ツール上でのアラート通知、また、設定によってはメールでの通知も行われます。

そのアラートをトレーダーが見た際に、証拠金を追加で口座に入金すれば、証拠金維持率の数値は大きくなるため、強制ロスカットされる確率は低くなるという仕組みです。

そんな証拠金維持率と強制ロスカット、そしてアラートの関係ですが、1つの図で表すと分かりやすいので、下図をご覧になってみてください。

下図が、国内FX業者の筆頭である「DMM」における、強制ロスカットまでの流れになります。

DMMの証拠金維持率と強制ロスカットの関係性

上図のDMMでは、

・アラートが証拠金維持率が70%
・強制ロスカットの水準が50%

という設定になっています。

この、「アラート条件」や「強制ロスカットの水準」は、前述のとおり各社によって異なるため、知らず知らずの内に強制ロスカットされないようにするべく、トレード前に確認することが欠かせません。

そんな「強制ロスカット水準」は低い方が、強制ロスカットがされにくいため、有利になります。

つまり、先ほど挙げたDMMの証拠金維持率50%という強制ロスカット水準よりも、証拠金維持率20%の方が有利だということです。

さらに言えば、私が最も推奨している「Exness」では、証拠金維持率0%が強制ロスカット水準となっているため、この上ない優位性の中でトレードを行うことが可能です。 

下記にExnessのレビュー記事を用意しましたので、興味がありましたらあわせてご覧になってみてください。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」本音レビュー

まとめ~強制ロスカットと証拠金維持率~

以上、今回は強制ロスカットと証拠金維持率について解説させて頂きました。

証拠金維持率に関しては計算が複雑ですが、MT4などの取引ツール側が常に自動で行ってくれ、ツール上で表示してくれているので、トレーダー側が特に計算する場面はありません。

そのため、特に計算方法を覚える必要はないわけです。

そんな証拠金維持率に関しては、

「含み損が大きくなる程、証拠金維持率は下がる」
「逆に利益(含み益)が大きくなる程、証拠金維持率は上がる」
「証拠金維持率が下がっても、追加で資金を入金すれば証拠金維持率を上げる事ができる」

と覚えておけば特に問題ありません。

その上で、証拠金維持率が下がる程、各FX業者が設定している強制ロスカット水準によって、強制ロスカットが執行されます。

その強制ロスカット水準は、証拠金維持率が50%の業者もあれば20%の業者もあり、低ければ低い程、強制的にロスカットされにくいため、有利となるわけです。

そんな強制ロスカットの水準が最も低い業者として、先程も紹介した私が推奨している「Exness」では、証拠金維持率0%が強制ロスカットの水準となっており、ちょっとの事では強制的にロスカットされる事はありません。

その上、「Exness」では、最大で無制限のレバレッジとなっている事に加え、非常に取引コストも安く済むため、本音で推奨している業者となっていますので、宜しければ一度レビュー記事だけでも目を通してみてください。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」本音レビュー

pipsとは?pips単位の収益/損失の計算方法について。

杉原です。

ドル円をはじめとする為替通貨のFXやゴールド、ダウ平均や日経225など、あらゆる金融商品(銘柄)のトレードにおいて「pips」という単位が用いられていますが、初心者にとっては、

「何の話?」
「何で円じゃないの?」

など、混乱することが少なくありません。

現に、このpipsに関して、多くの読者さんから質問を受けていた事もあり、今回は初心者向けに1からpipsについて収益や損失の計算方法を含めて解説させて頂く次第です。

そもそもpipsとは~概念と計算方法~

まずはpipsの定義や概念が明確になるよう、基本的な部分から解説していきます。

pipsは「ピップス」と読み、pipとはpercentage in pointの略で、トレードで通貨の共通単位として使用され、pipsはその複数形です。

そんなpipsの定義は、

「価格(レート)が変動した幅を示す単位」

にほかなりません。

そもそも全世界で為替通貨やゴールド、ダウや日経225などの金融商品(銘柄)が取引されていますが、各国で使われる法定通貨が異なります。

法定通貨・・・日本であれば「円(JPY)」、アメリカであれば「ドル(USD)」、イギリスであれば「ポンド(GBP)」

各国で使われる法定通貨が異なるので、価格(レート)の変動幅を表す単位を統一して分かりやすくするために、

「pips」

という単位が用いられているわけです。

そんなpipsは、

「今日の利幅(利益幅)は20pipsだ」
「昨日は損失が10pipsだった」

と言ったように、世界で共通するレートの変動幅として表現されています。

その上で、そのpipsをそれぞれの法定通貨における単位に変換することで、実際に得られる「利益幅」または「損失幅」を明確に計算することが可能です。

クロス円と称される、

ドル円(USD/JPY)
ユーロ円(EUR/JPY)
ポンド円(GBP/JPY)
オージー円(AUD/JPY)

などのように、「/」の後ろにある通貨が円(JPY)の場合は、pipsを円換算することで、実際に得られる利益幅や損失幅を計算ができます。

そんなpipsを円に換算する際の価格(レート)の変動幅、いわゆる「値動き」は、

1pips = 0.01円
10pips = 0.1円
100pips = 1円

です。

ですので、ドル円(USD/JPY)で100pipsを獲得したのであれば、1円の利益幅になります。

もしかすると、

「これしか儲からないのか?」

と不安に思うかもしれません。

ただ、これは、あくまでも利益幅に過ぎず、実際の利益は、

利幅(pips) × 取引数量

となるため、自身が取引する量に比例して大きくなります。

大抵の場合、少なくとも10万通貨などを取引するため、先ほどの例で言えば、ドル円(USD/JPY)で100pipsを獲得したので、

利幅(100pipsは1円) × 10万通貨 =10万の利益

となるので、1回のトレードで10万の利益が得られるということです。

ドルストレートにおけるpips計算

対して、ドルストレートと称される

ユーロドル(EUR/USD)
ポンドドル(GBP/USD)
オージードル米ドル(AUD/USD)

のように、「/」の後ろにある通貨がドル(USD)の場合は、pipsをドル換算する必要があります。

そんなpipsのドル換算は、

1pips = 0.0001ドル
10pips = 0.001ドル
100pips = 0.01ドル

と、円換算の場合に比べ、単位が細かくなっているんですね。

このように単位が細かいため、もしかすると、

「0.01ドルなんて儲けが少ない・・・」

と感じてしまうかもしれません。

ただ、実際には、日本人として円を使っている以上、そのドルを円に直した額が、最終的に得られる利益になるわけです。

ですので、先ほど挙げたドル円の例と同じく、10万通貨のユーロドル(EUR/USD)で100pipsを獲得した時、1ドルあたり110円だった場合、

利幅(100pipsは0.01ドル、0.01ドルは1.1円) × 10万通貨 =11万の利益

となります。

先程のドル円(USD/JPY)で挙げた例とほぼ変わらない利益です。

ただ、今は1ドルあたりの価格が110円を例にしたため、ユーロドル(EUR/USD)を例にした方が大きな利益になっていました。

総括~pips単位の収益/損失の計算方法~

ここまではpipsの基本概念や利益の計算方法について解説してきました。

ちなみに、損失の計算方法は、利幅(pips)がマイナスになるだけで、特に利益の計算方法とまったく変わりませんので、割愛させて頂いた次第です。

今回はpipsから最終的に円まで換算する流れを解説しましたが、実際にはFX業者が提供する取引ツールである「MT4」などで、自動的に計算されるため、それほど難しく考える必要はありません。

pipsの計算は、実際に普段は意識する必要がなく、売買を行う「MT4」などの取引ツール側が自動で計算してくれているということです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、そのほか、FXのデイトレードを実践する上で必要な知識から、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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ご挨拶と1日10%台の利益率を出しているFXのデイトレードについて

>1日15%平均以上を稼ぐデイトレ手法の継承に関して

>至高の在宅ワーク。デイトレードの魅力、メリットを解説。

>デイトレードの「リスク」「デメリット」とそれらを解決する方法

>少額でも儲かる。FXのデイトレードに適した取引口座のスペック。

>【海外FX業者VS国内FX業者】どちらを選ぶべきか15項目で比較

>この時間帯のみでも十分。FXのデイトレードで利益率と勝率が高い時間帯とは。

>「最もデイトレに適した銘柄」ゴールド(金,XAU/USD,GOLD)の特徴と注意点。

>本当にポンド円?デイトレに適したFX通貨ぺアの特徴と上位6つを紹介

それでは。

杉原。

【海外FX業者VS国内FX業者】どちらを選ぶべきか15項目で比較

杉原です。

本記事では、「海外FX業者」「国内FX業者」のどちらを選ぶべきかという選択の基準となる内容をお届けいたします。

海外業者と国内業者では、「法律に基づく運営」により双方には大きな違いがあるため、トレードで得られる利益が大きく変わってくる事が避けられません。

つまりは、どちらを選ぶかによって、残る利益が変わってくるということです。

そこで今回は、客観的な視点も踏まえつつ、海外業者と国内業者では、

「どちらが最終的に大きな利益が残るのか」

という観点で、以下の15項目に分けて比較させて頂きます。

  • ボーナス
  • レバレッジ
  • 強制ロスカット水準
  • 追証
  • 取引方式
  • 取引コスト
  • スプレッドと手数料
  • 銘柄
  • 約定力
  • 取引ツール
  • 入金
  • 出金
  • 信頼度
  • サポート
  • 税金

(赤の太字で装飾した箇所が非常に重要な項目です。)

より理解度を深めて頂くために、表形式で全体像の比較を行った後、1つずつの項目をそれぞれ掘り下げていく流れで解説していきます。

【比較表】海外FX業者VS国内FX業者

まずは、細かな比較を行う前に、16項目における簡易的な比較で全体像を把握して頂ければと思います。

海外FX業者 国内FX業者
ボーナス 口座開設ボーナス(一度切り)
入金ボーナス(継続的)
既定の取引量を達成することでのキャッシュバック方式(一度切り)
レバレッジ 業者ごとに差別化され最大で無制限
500倍が一般的
一律25倍
ロスカット水準 各社が差別化
低い業者では証拠金維持率0%
平均して証拠金維持率50%
追証 一切なし 有り
多大な借金を背負う可能性がある
取引方式 NDD方式(A-book)が主体 DD方式(B-book)が主体
スプレッド

手数料
(取引コスト)
各社によって差が激しい
国内より高い業者もあれば低い業者もある
平均して安い
銘柄 非常に多い
為替通貨ペアだけではなく、金や原油、インデックスや仮想通貨も、同じ口座内で取引が可能
非常に少ない
約定力 高い 低い
場合によっては約定拒否がある
何より、スリッページが広く利幅が狭くなってしまう傾向にある
取引ツール MT4やMT5がどの業者でも使える 各社のオリジナルツールが基本
入金 入金方法が多彩かつ高速 基本的に銀行振込
出金 出金方法が多彩
ただ、日本の銀行に出金する際には数日掛かる
1~2営業日で銀行口座へ出金が可能
信頼度 全世界に顧客がいる
取得ライセンスは各社で異なる
顧客は日本国内「のみ」
サポート 大抵が日本語の対応済み
(一部の業者が対応不足)
完全な日本語対応
税金 総合課税
(利益によって変動)
分離課税
(一律で約20%)

ボーナスの比較

1つ目はボーナスについて比較していきます。

国内FX業者では、各業者で指定された「総取引量(ロット数)」をクリアすることで、キャッシュバックという形で数万円を貰える仕組みです。

この仕組みでは基本的に一度のみとなっているので、継続して貰えるわけではありません。

また、そんな国内FX業者のボーナスは、既定の総取引量に達するまでに、

・相応のトレード資金
・多くのトレード回数

が必要になります。

対して海外FX業者で多い「入金ボーナス」は継続的に貰えるボーナスです。

その上で多くの場合が「100%入金ボーナス」となっており、入金した額と同額のボーナスを貰えるので、トレード資金が「倍」になるという破格なボーナス形態となっています。

また、入金ボーナスとは別に、口座を開設した際にトレード資金をプレゼントしてもらえる「口座開設ボーナス」という形態のボーナスも海外FX業者では人気です。

ボーナス受給の条件は口座を開設するだけですので、この口座開設ボーナスには入金の必要すらありません。

中には「万単位」で口座開設ボーナスを用意してくれている海外FX業者もあるので、「使わない手はない」と率直に思います。

以上から、国内FX業者における

・相応のトレード資金
・多くのトレード回数

が必要で、一度しか貰えないキャッシュバック形式のボーナスよりも、

・継続して複数回に渡って貰える入金ボーナス
・口座開設だけで貰える口座開設ボーナス

が存在する海外FX業者の方が、客観的に見てもボーナス面では非常に優秀と言えるわけです。

その上で、トレードの利益は取引量(ロット数)に比例するため、トレード資金が多いに越したことはありません。

よって、貰えるボーナス額が段違いに多い海外FX業者の方が、トレードで得られる利益が高い傾向にあるということです。

以上から、ボーナスの観点で見れば、最終的に残る利益が多い方としては「海外FX業者」ではないかと私は思います。

レバレッジ比較

続いてはレバレッジの比較です。

レバレッジが高い程、トレードする際の「必要証拠金」が少なくて済みます。

そのため、レバレッジが高い程に取引量(ロット数)を上げてトレードができるわけです。

実際のところ、トレードで得られる利益は、

利幅(pips)×取引量(ロット数)

になるため、よりトレードで稼ぐ上では、ロット数を上げられるに越したことはありません。

その上で、国内FX業者は日本の法律で「25倍」にレバレッジが規制されています。

対して海外FX業者の場合、日本のような規制が関係ありません。

そんな海外FX業者では、各社で最大レバレッジを競い合っており、中には「無制限(実質21憶倍)のレバレッジ」を使える業者もあるほどです。

海外FX業者と国内FX業者で必要証拠金を比較

最近では1,000倍のレバレッジを扱う海外FX業者も増えているため、

・海外FX業者は1,000倍、
・国内FX業者は一律なので25倍

で、

ドル円が110円
取引量は1万通貨

という条件であると仮定した上で、比較してみたいと思います。

海外FX業者と国内FX業者では

・海外FX業者は1ロット10万通貨
・国内FX業者は1ロット1万通貨

のように基本的に1ロットあたりの数量が異なります。

そのため、公平な比較を行う上で、計算式において「ロット数」ではなく「通貨数」と明記させて頂いておりました。

必要証拠金 = レート(価格)×数量(通貨数)÷レバレッジ数

海外FX業者における必要証拠金 = 110円 × 10,000(通貨数) ÷ 1,000 = 1,100円

国内FX業者における必要証拠金 = 110円 × 10,000(通貨数) ÷ 25 = 44,000円

以上のように、レバレッジ1,000倍と仮定した海外FX業者の方が約40倍程、国内FX業者よりも安い必要証拠金となりました。

もちろん、これはレバレッジが1,000倍の場合であり、海外FX業者は各社でレバレッジが異なるため、すべての海外FX業者が上記の必要証拠金になるという事ではありません。

ただ、大抵の海外FX業者は500倍以上のレバレッジを採用しているため、少なくとも、25倍が上限である国内FX業者と比べて、約20倍は必要証拠金が安く済むわけです。

海外FX業者では、このように必要証拠金が大幅に安く済む分だけ、取引数量を上げてトレードすることができます。

トレードの度に得られる利幅(pips)が同じでも、取引数量が多ければ多い程、実際に稼げる利益は比例して増える事は間違いありません。

そのため、レバレッジの観点で見た際に、より多くの利益が最終的に残る方は「海外FX業者」だと私は思います。

レバレッジが高い事は危険?

レバレッジ観点では海外FX業者の方が国内FX業者よりも有利とお伝えしましたが、

「高いレバレッジは危険」

という意見もネット上では多々あります。

このような意見は、高いレバレッジを使い取引数量を上げれば、利益も大きい分、

「損切り時の損失も大きくなる」

という視点で危険性を訴えているようです。

もちろん、このような意見のとおり、取引数量を上げる程に利益が大きくなるだけではなく、それにともない損失も大きくなることは間違いありません。

損切り時の損失額は、『損失幅(pips)×取引数量』という計算式になるため、取引数量に比例するからです。

ただ、だからと言って、高いレバレッジを使い取引数量を上げる事が『危険』とは言い切れないと私は思います。

そもそも、逆の視点で見れば、取引数量を挙げた分だけ損失額も大きくなりますが、利益額も等しく大きなものになることは間違いありません。

その上でトレードは、最終的に、

総利益額―総損失額

で手元に残る利益が計算されます。

そのため、海外FX業者のような高いレバレッジで取引数量を上げたところで、

・総利益額
・総損失額

はともに比例して増えるので、手元に残る最終的な利益も比例して大きくなるはずです。

そして何より、「総利益額」も「総損失額」も、その額は『トレード手法』によって左右されると思います。

要するに、危険かどうかはレバレッジや取引数量ではなく、取り組む「トレード手法」だということです。

有効性の高いトレード手法であれば、海外FX業者で高いレバレッジを使い取引数量を上げようと、国内FX業者でトレードしようと、勝つことには変わりありません。

逆に有効性の低いトレード手法であれば、海外FX業者だろうが国内FX業者だろうが、負けに繋がると思います。

そのため、取引数量を上げるトレードが「危険」というわけではなく、そもそも取り組む「トレード手法」を焦点にすべきだということです。

以上から、高いレバレッジを使い取引数量を上げる事が「危険」という論理は成り立たないと私は思います。

実際に私が取り組み有効性を維持しているデイトレードの手法は、下記の記事で紹介していますので、宜しけれ一度目を通して頂ければ幸いです。

(エントリーから決済までの条件も公開しています)

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

ロスカット水準の比較

国内FX業者の場合は、基本的に証拠金維持率の50%を口座残高が割った際に、強制ロスカットの条件を満たす事が大半です。

対して海外FX業者では多くの場合、証拠金維持率20%がロスカットの水準となっています。

このロスカットの水準は、低ければ低い程、業者側から強制的にロスカットされる確率が低くなる事は間違いありません。

要するに、ロスカットの水準が低い程、含み損が広がった際に口座残高が少なくなっても、強制ロスカットされずに耐えられる余地があるということです。

そんなロスカットの水準が平均的に「証拠金維持率20%」と低い設定である海外FX業者の中には、

証拠金維持率0%のロスカット水準

という業者も存在します。

証拠金維持率0%がロスカットの水準ということは、含み損がどれだけ広がっても、口座に入れた資金のすべてがなくならない限り、強制的にロスカットされる事がないわけです。

万一、

・大災害
・大きな経済ニュース
・要人の影響ある発言
・政治介入

など相場を揺るがすような事態が発生した際には、国内FX業者のようにロスカットの水準が高ければ、トレーダー自身が素早く損切りする前に、

業者側から強制的にロスカット

されてしまい、口座に入れていた大事なトレード資金をすべて失う恐れがあります。

トレード資金を失えば、そもそもトレード活動の維持ができません。

逆に、ロスカットの水準が海外FX業者のように低い程、上記のような事態に陥る可能性は低くなります。

よって、ロスカット水準の観点で見た際に、より最終的に残る利益が多い方は「海外FX業者」だと考えられるわけです。

追証に関する比較

先ほど触れた「強制ロスカット」が発生した際、国内FX業者の場合は「追証」が発生します。

追証は「追加で必要となる証拠金」の略で、場合によってはトレーダー側の「借金」に成りかねません。

対して、海外FX業者の場合は追証が一切なく、借金を背負うリスクは0です。

その上で、なぜ追証が借金に繋がるのか、その原理を解説させて頂きたいと思います。

過去には、

2015年1月のスイスフランショック(スイスフラン円では3,947pipsの値動き)
2019年1月のフラッシュクラッシュ(ドル円が約5分で400pipsの値動き)

などのような突発的な値動きにより、強制ロスカットが正常に作動せず、多額の追証を背負い、それが大きな借金になってしまったトレーダーが少なくありません。

通常であれば、含み損が大きく膨れた際に、強制ロスカットの水準を満たせば、その場でロスカットが強制的に行われます。

しかし、上記のような異常事態による値動きの場合、多くのトレーダーが強制ロスカットの対象となることで、サーバーの処理が追い付かず、強制ロスカットの機能がまともに働きません。

そのため、尋常ではない金額の追証を負い、その追証がそのまま借金になってしまうわけです。

以上から、トレードを長く続け、最終的に残る利益が多い方は、借金を背負ってしまう可能性がある国内FX業者に比べ、借金リスクが0である「海外FX業者」だと私は思います。

取引方式

基本的に、

・海外FX業者はNDD方式(A-book)
・国内FX業者はDD方式(B-book)

という取引方式を採用しています。

それぞれの取引方式の違いが、そのまま比較対象になるため、双方の詳細を簡単に解説させて頂く次第です。

海外FX業者が採用するNDD方式(A-book)の概要はこちらなります。

  • ノー・ディーリング・デスクの略で、トレーダーの注文をディーラーを介さず、市場に対して直接的に流される
  • 業者の収益はスプレッドと手数料

対する国内FX業者が採用するDD方式(B-book)の概要がこちらです。

  • ディーリング・デスクの略で、トレーダーの注文をディーラーが受け、その「反対」の売買注文を市場に流す
  • よって、トレーダーが負けるほど業者は儲かる

国内FX業者が採用するDD方式では、業者側がトレーダーの注文を「一旦受ける」ため、呑み業者とも呼ばれます。

その上で、トレーダーが行った注文を呑み、

・トレーダーがロングならショート
・トレーダーがショートならロング

というように、真逆の注文を業者から市場に流すわけです。

負けているトレーダーの方が「多い」という現実から、トレーダーと逆の注文を市場に出すこのDD方式によって、国内FX業者は大きな利益を上げていると言われます。

要するに、顧客であるトレーダーが負ければ負ける程、DD方式を採用する国内FX業者は儲けが大きくなるということです。

ですので、多くのトレーダーが負けている現状から、国内FX業者はスプレッドで大きな儲けを出す必要がありません。

逆に、海外FX業者のようにトレーダーの注文を「呑まず」、市場に対して直接流すNDD方式は、スプレッドや手数料が業者の利益になります。

つまり、海外FX業者のようなNDD方式は、スプレッドや手数料で儲けなければ、業者の運営を維持することができません。

そのため、スプレッドなどで利益を出すために、業者によっては、国内FX業者よりも海外FX業者の方がスプレッドが広い傾向にあるわけです。

以上を踏まえた上で、

・海外FX業者のNDD方式(A-book)
・国内FX業者のDD方式(B-book)

では、特にトレードの利益には、関係性はありません。

業者側の利益形態が異なるだけであり、特にトレードにおいて、大きな差異はないからです。

もちろん、DD方式の方がスプレッドが平均的に狭いというメリットがある事は否めません。

ただ、海外FX業者でも業者によっては狭いスプレッドを提供している業者もあるため、この辺りは後ほどスプレッドの比較で触れさせて頂きます。

取引コスト(スプレッドと手数料)に関する比較

スプレッドや手数料の取引コストは、低ければ低い程、残る利益が大きくなることは間違いありません。

その上で、基本的に国内FX業者は手数料は0で、前述のとおり、DD方式による儲けから、スプレッドも全体的に狭い傾向にあります。

その反面、NDD方式を多く採用する海外FX業者は、DD方式とは異なり、

・スプレッド
・手数料

のみが業者側の「儲け」です。

ですので、スプレッドも手数料も、国内FX業者と比べて海外FX業者は大きい傾向にあります。

国内FX業者の場合、0.3pipsは広い方で、多くの国内FX業者は

・0.2pips
・0.1pips

など、より狭いスプレッドを提供しています。

また、特に日本人トレーダーに人気がある、

・ポンド円(GBP/JPY)
・ユーロ円(EUR/JPY)

などのクロス円に関しても、同様に国内FX業者の方が狭いスプレッドを提供しているため、トレードで得られる利益が多く残りやすい傾向にある事は間違いありません。

この傾向は、

・ユーロドル(EUR/USD)
・ポンドドル(GBP/USD)

などのドルストレートに関しても同様で、やはり国内FX業者の方が安い取引コストだと思います。

ただ、海外FX業者の方も、年々、スプレッドを狭くする傾向にあるため、この先は国内FX業者よりも低い取引コストになる可能性も否めません。

しかしながら現状では、国内FX業者の方が平均してスプレッドが狭いため、取引コストの観点で見れば、海外FX業者よりも「国内FX業者」の方がより多くの利益が残りやすいと思います。

銘柄の比較

トレード可能な銘柄に関しては、圧倒的に海外FX業者の方が国内FX業者に比べて「多い」です。

海外FX業者における扱い可能な為替通貨ペアに関しては、

・メジャー通貨ペア
・マイナー通貨ペア
・エキゾチック通貨ペア

など、ほぼすべての通貨ペアをトレードすることができます。

対して国内の場合、メジャー通貨ペアの取引はできるものの、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアはあまり扱い数は多くありません。

何より、海外FX業者の場合、

・金(ゴールド)
・インデックス(ダウ平均、日経平均など)
・原油
・仮想通貨(ビットコイン、イーサリアムなど)

などの値動きが大きく利益を伸ばしやすい銘柄を、為替通貨ペアと同じ口座でトレードができるという大きなメリットがあります。


少なくとも、扱える銘柄が多い程、エントリーのチャンスが比例して増えるはずです。

ですので、扱っている銘柄が多い海外FX業者の方が、銘柄の観点で見れば、最終的に残る利益額が大きくなる傾向にあると思います。

約定力の比較

こちらも、先ほどの銘柄と同様、海外FX業者の方が圧倒的に有利です。

国内FX業者はスプレッドの狭さを強みしている傾向にあり、対して海外FX業者の方は、トレード環境の充実を強みにしています。

そんな充実したトレード環境として、約定力の高さがあるわけです。

大抵の場合、海外FX業者の場合は約定拒否がなく、トレーダーが出した注文がスムーズにとおります。

対して国内FX業者の場合、約定ができないケース(約定拒否)があり、利益を取り逃す可能性が否めません。

また、注文した価格よりも「不利」な価格で注文が通る、いわゆる「スリッページ」も、国内FX業者の方が広がりやすい傾向にあります。

このスリッページが広い程、

・ロングでエントリーした際に予定よりも高く約定
・ショートでエントリーした際に予定よりも安く約定

してしまう可能性が多いに高まり、その分だけ利益が削られてしまうわけです。

以上から、約定力の観点では、

・約定拒否
・スリッページ

を考慮すると、国内FX業者よりも「海外FX業者」の方が最終的に残る利益は多くなると思います。

取引ツールの比較

海外FX業者は一律して、取引ツールである「MT4」や「MT5」を使えます。

そのため、別の業者を使う際にも、使用していたインジケーター類を「そのまま」移行することが可能です。

対して国内FX業者の場合、MT4を使える業者は、

・楽天証券
・オアンダ

など、非常に限られた業者に限定されます。

ちなみに、これらの業者は、先ほど挙げた国内FX業者の強みであるスプレッドはあまり狭い傾向にありません。)

国内FX業者の場合、MT4ではななく、大半が自社のオリジナルツールを開発し、「使い勝手」などを強みにしている傾向にあります。

そのため、業者を変える際には、その度に独自のオリジナルツールで使うインジケーターを組み直す「手間」が避けられません。

また、場合によっては、その業者によっては使いたいインジケーターが存在しないケースも普通に有り得ます。

そういった観点で考えると、MT4が使える海外FX業者の方が有利に感じるかもしれません。

ただ、海外FX業者と国内FX業者で、より多くの利益が残るかどうかを考えれば、それほど取引ツールは関係ないと思います。

そもそも、取引ツールが何であろうとも、取り組むトレード手法によって利益が決まるからです。

仮に国内FX業者でトレードしようとした際に、オリジナルツールの中に普段使っているインジケーターが存在せず、取り組んでいたトレード手法の実践ができないケースがあるかもしれません。

ただ、そのような場合であっても別の国内業者に移れば済む話になるので、やはりトレードの利益を考える際には、取引ツールではなくトレード手法に左右されるものだと思います。

入金に関する比較

国内FX業者の場合は基本的に銀行振込ですが、海外FX業者は、

・銀行振込
・クレジットカード
・bitwalletなどのネットウォレット
・ビットコインなどの仮想通貨

など非常に多彩です。

特に、銀行振り込み以外の、

・クレジットカード
・bitwalletなどのネットウォレット
・ビットコインなどの仮想通貨

は、入金が「即座」に反映される大きなメリットがあります。

このように一瞬で入金が反映されれば、突発的な値動きにより強制ロスカットの条件に触れそうな際にも、即座に入金することで証拠金維持率を高いままに維持することが可能です。

ですので、突発的な値動きによる強制ロスカットを、海外FX業者による入金スピードの速さで防げる余地があると言っても過言ではありません。

また、不意に訪れた絶好のチャンスに対して、即座に入金してエントリーができるという視点で見ても、海外FX業者の方が有利かと思います。

以上から、入金の観点で見れば、若干ですが「海外FX業者」の方がより利益が残りやすい傾向にあると私は思いました。

出金の比較

最終的にトレードで出した利益は、国内にある自身の銀行口座に振り込む形が一般的だと思います。

その上で、出金の申請をした際に、

・国内FX業者の場合は申請から1~2営業日
・海外FX業者の場合は申請か2~5営業日

が通常の出金スピードとなっていました。

そのため、早くキャッシュを手に取りたいという場合であれば、国内FX業者の方が有利なわけです。

ですが、本記事の議題である、「より利益が残る方はどちから」という観点で見れば、出金のスピードは特に関係がありません。

よって、国内FX業者でも海外FX業者でも、出金に関してはどちらも利益の面で見れば関係がないという結論になります。

信頼度の比較

これは日本人トレーダーの多くが「国内FX業者」を挙げると思います。

やはり、自国で運営している業者の方が「安心感」を感じる人が多いと考えられるからです。

ですが実際のところ、国内FX業者は「日本人のみ」が基本的な顧客対象にほかなりません。

対して海外FX業者の場合、世界各国で顧客を集めているため、顧客数は圧倒的に海外FX業者の方が多いわけです。

ですので、顧客数で信頼度を考えるのであれば、海外FX業者の方が高い信頼度と言えると思います。

ただ、本議題である「利益がより残る方はどちらか」を考える上では、特に信頼度は関係ありません。

サポートの比較

そもそも国内FX業者は日本人向けに作られている業者であるため、サポートは完全なる日本語対応です。

その反面、一部の海外FX業者は、片言の日本語サポートであるケースがあるものの、そのような業者は本当にごく一部であり、大抵の海外FX業者は、

・メール
・チャット

ともに完全な日本語で対応してくれています。

また、片言の日本語サポートをするような業者は、そもそもスプレッドやレバレッジを含む口座のスペックがまったく優れておらず、あまり利用価値がない業者と言っても過言ではありません。

少なくとも、日本人スタッフをしっかり雇用している海外FX業者が大半であり、このような業者であれば、困った事があってもスムーズに問題解決ができると思います。

よって、特に国内FX業者と大差がないと考えられるわけです。

先ほどの「信頼度の比較」と同様、本記事における「利益がより残る方はどちらか」という観点では、特にサポートは関係がありません。

税金の比較

稼げば稼ぐほど、海外FX業者の場合は支払う税金が増える事が避けられません。

対して、国内FX業者の場合は分離課税となり、一律で約20%です。

この約20%の利率は、いくら稼いでも変わることはありません。

その反面、海外FX業者の場合は累進課税の対象となるため、下表のように稼いだ額に応じた税金が課せられることになります。

年間の総利益 税率
1,000円 から 1,949,000円まで 5%
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10%
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23%
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33%
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40%
40,000,000円 以上 45%

以上のように、稼げば稼ぐ程、勝てば勝つ程に、海外FX業者の方が最終的に残る利益が税金によって「削られる」わけです。

細かく比較すると、

・トレード以外の収入
・控除

などを含めないで算出すると、約441万円を上回った場合、海外FX業者の方が税率が高くなり、「国内FX業者」の方がより利益が最終的に残る計算になります。

総括。海外FX業者VS国内FX業者の比較。

以上、本記事では、

「最終的に残る利益はどちらが多くなるか」

という観点で、海外FX業者と国内FX業者を比較させて頂きました。

その上で、比較の概要を改めて掲載いたします。

海外FX業者 国内FX業者
ボーナス 口座開設ボーナス(一度切り)
入金ボーナス(継続的)
既定の取引量を達成することでのキャッシュバック方式(一度切り)
レバレッジ 業者ごとに差別化され最大で無制限
500倍が一般的
一律25倍
ロスカット水準 各社が差別化
低い業者では証拠金維持率0%
平均して証拠金維持率50%
追証 一切なし 有り
多大な借金を背負う可能性がある
取引方式 NDD方式(A-book)が主体 DD方式(B-book)が主体
スプレッド

手数料
(取引コスト)
各社によって差が激しい
国内より高い業者もあれば低い業者もある
平均して安い
銘柄 非常に多い
為替通貨ペアだけではなく、金や原油、インデックスや仮想通貨も、同じ口座内で取引が可能
非常に少ない
約定力 高い 低い
場合によっては約定拒否がある
何より、スリッページが広く利幅が狭くなってしまう傾向にある
取引ツール MT4やMT5がどの業者でも使える 各社のオリジナルツールが基本
入金 入金方法が多彩かつ高速 基本的に銀行振込
出金 出金方法が多彩
ただ、日本の銀行に出金する際には数日掛かる
1~2営業日で銀行口座へ出金が可能
信頼度 全世界に顧客がいる
取得ライセンスは各社で異なる
顧客は日本国内「のみ」
サポート 大抵が日本語の対応済み
(一部の業者が対応不足)
完全な日本語対応
税金 総合課税
(利益によって変動)
分離課税
(一律で約20%)

ここまでの解説を踏まえた上で、より利益が残りやすい方はどちらかを比較した際、上記15の項目別の有利な方は以下のようになりました。

項目 海外/国内
ボーナス 海外FX業者
レバレッジ 海外FX業者
ロスカット水準 海外FX業者
追証 海外FX業者
取引方式 関係なし
スプレッド

手数料
(取引コスト)
国内FX業者
銘柄 海外FX業者
約定力 海外FX業者
取引ツール 関係なし
入金 関係なし
出金 関係なし
信頼度 関係なし
サポート 関係なし
税金 国内FX業者

国内FX業者の方は、

・スプレッド
・税金

の面で海外FX業者よりも「有利」ではあるものの、

・ボーナス
・レバレッジ
・ロスカットの水準
・銘柄
・約定力
・追証

に関しては圧倒的に海外FX業者の方が「優秀」です。

もちろん、どうしても国内FX業者の方がスプレッドの狭さがあるため、トレードの度に利益が多く残る傾向にある事は否めません。

しかしながら、国内FX業者は約定力が海外FX業者に比べて大きく低下することで、

・スリッページによる不利な価格での約定
・約定拒否によるチャンスの取り逃し

も多発する傾向から、それほどスプレッドの狭さによる優位性はないように私は思います。

また、海外FX業者は、複利運用で利益を積み上げていく際に、国内FX業者よりも税金を多く支払う義務からは避けられません。

そんな税金の視点で見れば、海外FX業者は「不利」に感じるかもしれませんが、

「レバレッジの高さ」
「ロスカット水準の低さ」

により、国内FX業者よりも「遥かに」取引数量を高められるため、税金を多く支払う分、より多くのトレード利益を出すことも十分に可能です。

加えて、国内FX業者は追証の発生があるため、記事内で挙げた、スイスフランショックのような事態が発生した際に、トレード資金を失うどころか、逆に多大な「借金」を背負う可能性もあります。

もし、そんな借金を背負う事があれば、利益を残すどころの話ではありません。

その上で、借金を背負うような異常相場は、数年に一度の割合で起こり続けているため、長くトレードを続ける上で、国内FX業者の場合は追証による借金に遭遇する可能性が普通にあると思います。

以上、海外FX業者の、

・税金が高くなるが、それ以上にトレード利益が稼げる
・借金を背負う確率が0

という視点から、先ほど挙げた、

・ボーナス
・レバレッジ
・ロスカットの水準
・銘柄
・約定力
・追証

も加え、「最終的に残る利益は海外FX業者の方が多い」というのが私なりの結論になります。

以上、参考にして頂ければうれしい限りです。

その上で私が使っている海外FX業者は「Exness」という業者になります。

最もFXのデイトレードに適した口座スペックを誇っているため、ほかの業者に「浮気」する事なく、使い続けていました。

細かく解説したレビュー記事がありますので、宜しければあわせてご覧になってみてください。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」本音レビュー

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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カーブフィッティングこそが情報商材のサインツールやEAでほぼ勝てない理由。

杉原です。

FX関連の情報商材では、サインツールやEAが付属されているものが多々売られています。

ただ、残念ながら多く(大半)が販売ページに掲げられているとおりの成績(パフォーマンス)にはなりません。

要するに、購入した情報商材のサインツールやEAとおりに勝てない人が多いわけです。

そんな情報商材ですが、カーブフィッティングによってツールやEAが作られている事が勝てない大きな要因となっています。

そこで本記事は、そんなカーブフィッティングが原因で勝てない現実から対処法までを、下記のような内容でお届けしていく次第です。

  • カーブフィッティングとは
  • なぜカーブフィッティングで作られたFX情報商材のサインツールやEAがNGなのか
  • カーブフィッティングのメリット
  • カーブフィッティングの末路と無限ループの現実
  • カーブフィッティングを使ったロジックによる「被害」を避けるには

カーブフィッティングの被害を避けて大事な資金を守る意味でも重要度が高い記事になると思います。

ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

カーブフィッティングとは

まずカーブフィッティングとは、特定の期間のみに対して、インジケーターのパラメータを変更して成績を上げる行為になります。

たとえば、FXでのテクニカル分析の筆頭である移動平均線において、3本の移動平均線を使ったロジックがあったとした場合、「2018年の3月~8月の短期間のみ」に対し、移動平均線のパラメータを、

1本目:20本から34本
2本目:75本から91本
3本目:120本から887本

などのように、無理やりに変更した結果、パフォーマンス(成績)が非常に向上するなどの結果が得られる事がある、というのがカーブフィッティングの性質です。

少なくとも、

20本
75本
120本

という移動平均線のパラメータは多くのトレーダーが利用している数値だからこそ、統計の観点から有効性が高いパラメータと言えます。

しかし、先ほど挙げたようなカーブフィッティングによるパラメータ変更例のように、

34本
91本
887本

などは、おそらく使っているトレーダーがほぼ「皆無」なパラメータと言っても過言ではありません。

ただ、適用した期間が「2018年の3月~8月の短期間のみ」のような極短期間のみだからこそ、そんな誰も使わないようなパラメータ設定でも『偶然』にも上手くハマり、稀に高い成績を出す事が有り得てしまいます。

これが、カーブフィッティングの全容であり具体例です。

なぜカーブフィッティングで作られたFX情報商材のサインツールやEAがNGなのか

本来テクニカル分析はトレーダーの人間心理から生まれる統計をもとにしたものにほかなりません。

人間心理がベースであるゆえに、過去、現在、未来において「一定の規則性」があるはずです。

よって、本来のテクニカル分析は、どの時期の相場においても有効性が一定である事が「本質」になります。

しかし、カーブフィッティングは前述のとおり、ほぼ誰もが使っていないようなパラメータへの変更を、特定の短期間のみに適用した

理に適っていない行為

でしかありません。

そのようなカーブフィッティングは、特定の期間のみでしか検証しておらず、どの時期の相場に対しても有効性が発揮されないからです。

ましてや、使っているパラメータの数値を同じようにしているトレーダーがほぼ皆無であれば、統計の観点から見て母数(同じパラメータを利用するトレーダーの数)が劇的に少ないため、そのカーブフィッティングで生まれた成績は「偶然」のものでしかないと言えます。

要するに、カーブフィッティングの行為そのものは、まったく持って「理論的でない」わけです。

以上のことから、カーブフィッティングで作られたFX関連情報商材のサインツールやEAは、実際の相場でトレードしてみるとまったく通用しないということが起き、販売ページで掲げられていた実績を出せない傾向にあります。

カーブフィッティングのメリット

カーブフィッティングのメリットは、いくつでもロジックを量産できる点です。

特にインジケーターをベースにしてロジックを検証する場合、手動で行うのではなく、すべてプログラミングによってできてしまいます。

そのため、トライアンドエラーが「ものの一瞬」でできるので、カーブフィッティングによるパラメータ変更により、有効(有効に見えるだけ)なトレードのロジックをいくつでも作れてしまうわけです。

ただ、これはトレーダー側のメリットではなく、サインツールやEAの販売利益で儲ける情報商材の販売業者にとってのメリットでしかありません。

なぜなら、前述のとおり、そもそもカーブフィッティングはテクニカル分析の本質から外れた理に適っていない行為であり、そんなカーブフィッティングで生まれたロジックは実際の相場では通用しないからです。

カーブフィッティングの末路と無限ループの現実。

悪評が立ってすぐに売れなくなる情報商材は、特にカーブフィッティングでロジックが作られていた傾向が強いです。

実際、消費者側にとってはカーブフィッティングで作った大々的な実績は魅力的に見える事は確かにあります。

やはり、

「FXの手法、●●の期間内で負けなし!!」
「FXノウハウ公開!○○の期間では勝率99.9%!」

などのような好成績を目にすれば、消費者側としては「魅力的」に感じてしまうかもしれません。

ただ、結局のところ、カーブフィッティングで作られているサインツールやEAであれば、前述のとおり、実際の相場で通用する可能性は限りなく低いわけです。

ですので、そんなカーブフィッティングによって生み出されたサインツールやEAは、購入者からの「悪評」がどんどん立ってしまいます。

その結果、その情報商材は販売停止になってしまうという傾向があるのです。

ですが、先ほど触れたカーブフィッティングのメリットでお伝えしたように、カーブフィッティングを駆使すれば、次から次へとサインツールやEAはいくつでも開発することはまったく不可能ではありません。

そのため、カーブフィッティングによる情報商材が販売停止になっても、また別の情報商材をカーブフィッティングによって量産する・・・このような無限ループで情報販売の業者は情報販売料を儲けている傾向にあるわけです。

まとめ。カーブフィッティングを使ったロジックによる「被害」を避けるには。

ここまで本記事では、

・カーブフィッティングの原理
・カーブフィッティングによるネット業界の現実

を踏まえて、カーブフィッティングの問題点を解説してきました。

その上で最後に、カーブフィッティングのよるロジックで資金を失う被害から「身を守る対処法」について、解説していきたいと思います。

まず、すべてのサインツールやEAを頑なに拒否するという対処法もありますが、すべてを避ける必要はありません。

そもそもすべてのサインツールやEAがカーブフィッティングによって作られているとは限らないからです。

その上でカーブフィッティングによって問題となるのが、パラメータが見えないことになります。

ただ、そのパラメータを見て自身が納得できれば良いので、仮にサインツールやEAだとしても、パラメータを教えてもらい自身で簡単な検証をして納得できるのであれば、問題ないと思うわけです。

パラメータが理に適っているかどうか、その上で、その手法が過去を含め今もすべての期間で有効化をテストしてみれば良いと思います。

その結果、有効性のあるロジックであれば、カーブフィッティングによる被害は十分に避けられるはずです。

加えて、検証の際には、最低限はFXの主要通貨ペアである、

ドル円
ユーロドル
ポンドドル

で試してみる事を推奨していました。

そもそもテクニカル分析は、人間心理と統計がベースであるため、どの期間でも有効性が発揮されるべき事に加え、一定の取引量があるトレード銘柄(通貨ペア)でも有効性がある事が本質になります。

そのため、FXにおける特定の通貨ペア「のみ」にしか通用しなければ、それは有効性が低いロジックと言えるわけです。

ですので、少なくともドル円やユーロドル、ポンドドルと言った主要な通貨ペアでは検証を済ましておく事を推奨していました。

以上から、サインツールやEAを検討する場合、

「パラメータが見える、もしくは開発者に質問できるものであれば、問い質した上で検証する」

という過程を経て、自身が納得する成績を見込めるかどうかを見定める事が、カーブフィッティングによる被害を避ける対処法になります。

何よりも、カーブフィッティングになりにくい指標として、パラメータが存在しない「ライン」を使ったトレード手法に取り組むことを一番に推奨していました。

実際に10%前後の利益率を、一度の取引で出しているデイトレ手法をブログ内で公開しています。

エントリーから決済まで実際のチャート事例を使って図解しているので、ぜひ以下のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

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