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pipsとは?pips単位の収益/損失の計算方法について。

杉原です。

ドル円をはじめとする為替通貨のFXやゴールド、ダウ平均や日経225など、あらゆる金融商品(銘柄)のトレードにおいて「pips」という単位が用いられていますが、初心者にとっては、

「何の話?」
「何で円じゃないの?」

など、混乱することが少なくありません。

現に、このpipsに関して、多くの読者さんから質問を受けていた事もあり、今回は初心者向けに1からpipsについて収益や損失の計算方法を含めて解説させて頂く次第です。

そもそもpipsとは~概念と計算方法~

まずはpipsの定義や概念が明確になるよう、基本的な部分から解説していきます。

pipsは「ピップス」と読み、pipとはpercentage in pointの略で、トレードで通貨の共通単位として使用され、pipsはその複数形です。

そんなpipsの定義は、

「価格(レート)が変動した幅を示す単位」

にほかなりません。

そもそも全世界で為替通貨やゴールド、ダウや日経225などの金融商品(銘柄)が取引されていますが、各国で使われる法定通貨が異なります。

法定通貨・・・日本であれば「円(JPY)」、アメリカであれば「ドル(USD)」、イギリスであれば「ポンド(GBP)」

各国で使われる法定通貨が異なるので、価格(レート)の変動幅を表す単位を統一して分かりやすくするために、

「pips」

という単位が用いられているわけです。

そんなpipsは、

「今日の利幅(利益幅)は20pipsだ」
「昨日は損失が10pipsだった」

と言ったように、世界で共通するレートの変動幅として表現されています。

その上で、そのpipsをそれぞれの法定通貨における単位に変換することで、実際に得られる「利益幅」または「損失幅」を明確に計算することが可能です。

クロス円と称される、

ドル円(USD/JPY)
ユーロ円(EUR/JPY)
ポンド円(GBP/JPY)
オージー円(AUD/JPY)

などのように、「/」の後ろにある通貨が円(JPY)の場合は、pipsを円換算することで、実際に得られる利益幅や損失幅を計算ができます。

そんなpipsを円に換算する際の価格(レート)の変動幅、いわゆる「値動き」は、

1pips = 0.01円
10pips = 0.1円
100pips = 1円

です。

ですので、ドル円(USD/JPY)で100pipsを獲得したのであれば、1円の利益幅になります。

もしかすると、

「これしか儲からないのか?」

と不安に思うかもしれません。

ただ、これは、あくまでも利益幅に過ぎず、実際の利益は、

利幅(pips) × 取引数量

となるため、自身が取引する量に比例して大きくなります。

大抵の場合、少なくとも10万通貨などを取引するため、先ほどの例で言えば、ドル円(USD/JPY)で100pipsを獲得したので、

利幅(100pipsは1円) × 10万通貨 =10万の利益

となるので、1回のトレードで10万の利益が得られるということです。

ドルストレートにおけるpips計算

対して、ドルストレートと称される

ユーロドル(EUR/USD)
ポンドドル(GBP/USD)
オージードル米ドル(AUD/USD)

のように、「/」の後ろにある通貨がドル(USD)の場合は、pipsをドル換算する必要があります。

そんなpipsのドル換算は、

1pips = 0.0001ドル
10pips = 0.001ドル
100pips = 0.01ドル

と、円換算の場合に比べ、単位が細かくなっているんですね。

このように単位が細かいため、もしかすると、

「0.01ドルなんて儲けが少ない・・・」

と感じてしまうかもしれません。

ただ、実際には、日本人として円を使っている以上、そのドルを円に直した額が、最終的に得られる利益になるわけです。

ですので、先ほど挙げたドル円の例と同じく、10万通貨のユーロドル(EUR/USD)で100pipsを獲得した時、1ドルあたり110円だった場合、

利幅(100pipsは0.01ドル、0.01ドルは1.1円) × 10万通貨 =11万の利益

となります。

先程のドル円(USD/JPY)で挙げた例とほぼ変わらない利益です。

ただ、今は1ドルあたりの価格が110円を例にしたため、ユーロドル(EUR/USD)を例にした方が大きな利益になっていました。

総括~pips単位の収益/損失の計算方法~

ここまではpipsの基本概念や利益の計算方法について解説してきました。

ちなみに、損失の計算方法は、利幅(pips)がマイナスになるだけで、特に利益の計算方法とまったく変わりませんので、割愛させて頂いた次第です。

今回はpipsから最終的に円まで換算する流れを解説しましたが、実際にはFX業者が提供する取引ツールである「MT4」などで、自動的に計算されるため、それほど難しく考える必要はありません。

pipsの計算は、実際に普段は意識する必要がなく、売買を行う「MT4」などの取引ツール側が自動で計算してくれているということです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、そのほか、FXのデイトレードを実践する上で必要な知識から、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

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それでは。

杉原。

【海外FX業者VS国内FX業者】どちらを選ぶべきか15項目で比較

杉原です。

本記事では、「海外FX業者」「国内FX業者」のどちらを選ぶべきかという選択の基準となる内容をお届けいたします。

海外業者と国内業者では、「法律に基づく運営」により双方には大きな違いがあるため、トレードで得られる利益が大きく変わってくる事が避けられません。

つまりは、どちらを選ぶかによって、残る利益が変わってくるということです。

そこで今回は、客観的な視点も踏まえつつ、海外業者と国内業者では、

「どちらが最終的に大きな利益が残るのか」

という観点で、以下の15項目に分けて比較させて頂きます。

  • ボーナス
  • レバレッジ
  • 強制ロスカット水準
  • 追証
  • 取引方式
  • 取引コスト
  • スプレッドと手数料
  • 銘柄
  • 約定力
  • 取引ツール
  • 入金
  • 出金
  • 信頼度
  • サポート
  • 税金

(赤の太字で装飾した箇所が非常に重要な項目です。)

より理解度を深めて頂くために、表形式で全体像の比較を行った後、1つずつの項目をそれぞれ掘り下げていく流れで解説していきます。

【比較表】海外FX業者VS国内FX業者

まずは、細かな比較を行う前に、16項目における簡易的な比較で全体像を把握して頂ければと思います。

海外FX業者 国内FX業者
ボーナス 口座開設ボーナス(一度切り)
入金ボーナス(継続的)
既定の取引量を達成することでのキャッシュバック方式(一度切り)
レバレッジ 業者ごとに差別化され最大で無制限
500倍が一般的
一律25倍
ロスカット水準 各社が差別化
低い業者では証拠金維持率0%
平均して証拠金維持率50%
追証 一切なし 有り
多大な借金を背負う可能性がある
取引方式 NDD方式(A-book)が主体 DD方式(B-book)が主体
スプレッド

手数料
(取引コスト)
各社によって差が激しい
国内より高い業者もあれば低い業者もある
平均して安い
銘柄 非常に多い
為替通貨ペアだけではなく、金や原油、インデックスや仮想通貨も、同じ口座内で取引が可能
非常に少ない
約定力 高い 低い
場合によっては約定拒否がある
何より、スリッページが広く利幅が狭くなってしまう傾向にある
取引ツール MT4やMT5がどの業者でも使える 各社のオリジナルツールが基本
入金 入金方法が多彩かつ高速 基本的に銀行振込
出金 出金方法が多彩
ただ、日本の銀行に出金する際には数日掛かる
1~2営業日で銀行口座へ出金が可能
信頼度 全世界に顧客がいる
取得ライセンスは各社で異なる
顧客は日本国内「のみ」
サポート 大抵が日本語の対応済み
(一部の業者が対応不足)
完全な日本語対応
税金 総合課税
(利益によって変動)
分離課税
(一律で約20%)

ボーナスの比較

1つ目はボーナスについて比較していきます。

国内FX業者では、各業者で指定された「総取引量(ロット数)」をクリアすることで、キャッシュバックという形で数万円を貰える仕組みです。

この仕組みでは基本的に一度のみとなっているので、継続して貰えるわけではありません。

また、そんな国内FX業者のボーナスは、既定の総取引量に達するまでに、

・相応のトレード資金
・多くのトレード回数

が必要になります。

対して海外FX業者で多い「入金ボーナス」は継続的に貰えるボーナスです。

その上で多くの場合が「100%入金ボーナス」となっており、入金した額と同額のボーナスを貰えるので、トレード資金が「倍」になるという破格なボーナス形態となっています。

また、入金ボーナスとは別に、口座を開設した際にトレード資金をプレゼントしてもらえる「口座開設ボーナス」という形態のボーナスも海外FX業者では人気です。

ボーナス受給の条件は口座を開設するだけですので、この口座開設ボーナスには入金の必要すらありません。

中には「万単位」で口座開設ボーナスを用意してくれている海外FX業者もあるので、「使わない手はない」と率直に思います。

以上から、国内FX業者における

・相応のトレード資金
・多くのトレード回数

が必要で、一度しか貰えないキャッシュバック形式のボーナスよりも、

・継続して複数回に渡って貰える入金ボーナス
・口座開設だけで貰える口座開設ボーナス

が存在する海外FX業者の方が、客観的に見てもボーナス面では非常に優秀と言えるわけです。

その上で、トレードの利益は取引量(ロット数)に比例するため、トレード資金が多いに越したことはありません。

よって、貰えるボーナス額が段違いに多い海外FX業者の方が、トレードで得られる利益が高い傾向にあるということです。

以上から、ボーナスの観点で見れば、最終的に残る利益が多い方としては「海外FX業者」ではないかと私は思います。

レバレッジ比較

続いてはレバレッジの比較です。

レバレッジが高い程、トレードする際の「必要証拠金」が少なくて済みます。

そのため、レバレッジが高い程に取引量(ロット数)を上げてトレードができるわけです。

実際のところ、トレードで得られる利益は、

利幅(pips)×取引量(ロット数)

になるため、よりトレードで稼ぐ上では、ロット数を上げられるに越したことはありません。

その上で、国内FX業者は日本の法律で「25倍」にレバレッジが規制されています。

対して海外FX業者の場合、日本のような規制が関係ありません。

そんな海外FX業者では、各社で最大レバレッジを競い合っており、中には「無制限(実質21憶倍)のレバレッジ」を使える業者もあるほどです。

海外FX業者と国内FX業者で必要証拠金を比較

最近では1,000倍のレバレッジを扱う海外FX業者も増えているため、

・海外FX業者は1,000倍、
・国内FX業者は一律なので25倍

で、

ドル円が110円
取引量は1万通貨

という条件であると仮定した上で、比較してみたいと思います。

海外FX業者と国内FX業者では

・海外FX業者は1ロット10万通貨
・国内FX業者は1ロット1万通貨

のように基本的に1ロットあたりの数量が異なります。

そのため、公平な比較を行う上で、計算式において「ロット数」ではなく「通貨数」と明記させて頂いておりました。

必要証拠金 = レート(価格)×数量(通貨数)÷レバレッジ数

海外FX業者における必要証拠金 = 110円 × 10,000(通貨数) ÷ 1,000 = 1,100円

国内FX業者における必要証拠金 = 110円 × 10,000(通貨数) ÷ 25 = 44,000円

以上のように、レバレッジ1,000倍と仮定した海外FX業者の方が約40倍程、国内FX業者よりも安い必要証拠金となりました。

もちろん、これはレバレッジが1,000倍の場合であり、海外FX業者は各社でレバレッジが異なるため、すべての海外FX業者が上記の必要証拠金になるという事ではありません。

ただ、大抵の海外FX業者は500倍以上のレバレッジを採用しているため、少なくとも、25倍が上限である国内FX業者と比べて、約20倍は必要証拠金が安く済むわけです。

海外FX業者では、このように必要証拠金が大幅に安く済む分だけ、取引数量を上げてトレードすることができます。

トレードの度に得られる利幅(pips)が同じでも、取引数量が多ければ多い程、実際に稼げる利益は比例して増える事は間違いありません。

そのため、レバレッジの観点で見た際に、より多くの利益が最終的に残る方は「海外FX業者」だと私は思います。

レバレッジが高い事は危険?

レバレッジ観点では海外FX業者の方が国内FX業者よりも有利とお伝えしましたが、

「高いレバレッジは危険」

という意見もネット上では多々あります。

このような意見は、高いレバレッジを使い取引数量を上げれば、利益も大きい分、

「損切り時の損失も大きくなる」

という視点で危険性を訴えているようです。

もちろん、このような意見のとおり、取引数量を上げる程に利益が大きくなるだけではなく、それにともない損失も大きくなることは間違いありません。

損切り時の損失額は、『損失幅(pips)×取引数量』という計算式になるため、取引数量に比例するからです。

ただ、だからと言って、高いレバレッジを使い取引数量を上げる事が『危険』とは言い切れないと私は思います。

そもそも、逆の視点で見れば、取引数量を挙げた分だけ損失額も大きくなりますが、利益額も等しく大きなものになることは間違いありません。

その上でトレードは、最終的に、

総利益額―総損失額

で手元に残る利益が計算されます。

そのため、海外FX業者のような高いレバレッジで取引数量を上げたところで、

・総利益額
・総損失額

はともに比例して増えるので、手元に残る最終的な利益も比例して大きくなるはずです。

そして何より、「総利益額」も「総損失額」も、その額は『トレード手法』によって左右されると思います。

要するに、危険かどうかはレバレッジや取引数量ではなく、取り組む「トレード手法」だということです。

有効性の高いトレード手法であれば、海外FX業者で高いレバレッジを使い取引数量を上げようと、国内FX業者でトレードしようと、勝つことには変わりありません。

逆に有効性の低いトレード手法であれば、海外FX業者だろうが国内FX業者だろうが、負けに繋がると思います。

そのため、取引数量を上げるトレードが「危険」というわけではなく、そもそも取り組む「トレード手法」を焦点にすべきだということです。

以上から、高いレバレッジを使い取引数量を上げる事が「危険」という論理は成り立たないと私は思います。

実際に私が取り組み有効性を維持しているデイトレードの手法は、下記の記事で紹介していますので、宜しけれ一度目を通して頂ければ幸いです。

(エントリーから決済までの条件も公開しています)

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

ロスカット水準の比較

国内FX業者の場合は、基本的に証拠金維持率の50%を口座残高が割った際に、強制ロスカットの条件を満たす事が大半です。

対して海外FX業者では多くの場合、証拠金維持率20%がロスカットの水準となっています。

このロスカットの水準は、低ければ低い程、業者側から強制的にロスカットされる確率が低くなる事は間違いありません。

要するに、ロスカットの水準が低い程、含み損が広がった際に口座残高が少なくなっても、強制ロスカットされずに耐えられる余地があるということです。

そんなロスカットの水準が平均的に「証拠金維持率20%」と低い設定である海外FX業者の中には、

証拠金維持率0%のロスカット水準

という業者も存在します。

証拠金維持率0%がロスカットの水準ということは、含み損がどれだけ広がっても、口座に入れた資金のすべてがなくならない限り、強制的にロスカットされる事がないわけです。

万一、

・大災害
・大きな経済ニュース
・要人の影響ある発言
・政治介入

など相場を揺るがすような事態が発生した際には、国内FX業者のようにロスカットの水準が高ければ、トレーダー自身が素早く損切りする前に、

業者側から強制的にロスカット

されてしまい、口座に入れていた大事なトレード資金をすべて失う恐れがあります。

トレード資金を失えば、そもそもトレード活動の維持ができません。

逆に、ロスカットの水準が海外FX業者のように低い程、上記のような事態に陥る可能性は低くなります。

よって、ロスカット水準の観点で見た際に、より最終的に残る利益が多い方は「海外FX業者」だと考えられるわけです。

追証に関する比較

先ほど触れた「強制ロスカット」が発生した際、国内FX業者の場合は「追証」が発生します。

追証は「追加で必要となる証拠金」の略で、場合によってはトレーダー側の「借金」に成りかねません。

対して、海外FX業者の場合は追証が一切なく、借金を背負うリスクは0です。

その上で、なぜ追証が借金に繋がるのか、その原理を解説させて頂きたいと思います。

過去には、

2015年1月のスイスフランショック(スイスフラン円では3,947pipsの値動き)
2019年1月のフラッシュクラッシュ(ドル円が約5分で400pipsの値動き)

などのような突発的な値動きにより、強制ロスカットが正常に作動せず、多額の追証を背負い、それが大きな借金になってしまったトレーダーが少なくありません。

通常であれば、含み損が大きく膨れた際に、強制ロスカットの水準を満たせば、その場でロスカットが強制的に行われます。

しかし、上記のような異常事態による値動きの場合、多くのトレーダーが強制ロスカットの対象となることで、サーバーの処理が追い付かず、強制ロスカットの機能がまともに働きません。

そのため、尋常ではない金額の追証を負い、その追証がそのまま借金になってしまうわけです。

以上から、トレードを長く続け、最終的に残る利益が多い方は、借金を背負ってしまう可能性がある国内FX業者に比べ、借金リスクが0である「海外FX業者」だと私は思います。

取引方式

基本的に、

・海外FX業者はNDD方式(A-book)
・国内FX業者はDD方式(B-book)

という取引方式を採用しています。

それぞれの取引方式の違いが、そのまま比較対象になるため、双方の詳細を簡単に解説させて頂く次第です。

海外FX業者が採用するNDD方式(A-book)の概要はこちらなります。

  • ノー・ディーリング・デスクの略で、トレーダーの注文をディーラーを介さず、市場に対して直接的に流される
  • 業者の収益はスプレッドと手数料

対する国内FX業者が採用するDD方式(B-book)の概要がこちらです。

  • ディーリング・デスクの略で、トレーダーの注文をディーラーが受け、その「反対」の売買注文を市場に流す
  • よって、トレーダーが負けるほど業者は儲かる

国内FX業者が採用するDD方式では、業者側がトレーダーの注文を「一旦受ける」ため、呑み業者とも呼ばれます。

その上で、トレーダーが行った注文を呑み、

・トレーダーがロングならショート
・トレーダーがショートならロング

というように、真逆の注文を業者から市場に流すわけです。

負けているトレーダーの方が「多い」という現実から、トレーダーと逆の注文を市場に出すこのDD方式によって、国内FX業者は大きな利益を上げていると言われます。

要するに、顧客であるトレーダーが負ければ負ける程、DD方式を採用する国内FX業者は儲けが大きくなるということです。

ですので、多くのトレーダーが負けている現状から、国内FX業者はスプレッドで大きな儲けを出す必要がありません。

逆に、海外FX業者のようにトレーダーの注文を「呑まず」、市場に対して直接流すNDD方式は、スプレッドや手数料が業者の利益になります。

つまり、海外FX業者のようなNDD方式は、スプレッドや手数料で儲けなければ、業者の運営を維持することができません。

そのため、スプレッドなどで利益を出すために、業者によっては、国内FX業者よりも海外FX業者の方がスプレッドが広い傾向にあるわけです。

以上を踏まえた上で、

・海外FX業者のNDD方式(A-book)
・国内FX業者のDD方式(B-book)

では、特にトレードの利益には、関係性はありません。

業者側の利益形態が異なるだけであり、特にトレードにおいて、大きな差異はないからです。

もちろん、DD方式の方がスプレッドが平均的に狭いというメリットがある事は否めません。

ただ、海外FX業者でも業者によっては狭いスプレッドを提供している業者もあるため、この辺りは後ほどスプレッドの比較で触れさせて頂きます。

取引コスト(スプレッドと手数料)に関する比較

スプレッドや手数料の取引コストは、低ければ低い程、残る利益が大きくなることは間違いありません。

その上で、基本的に国内FX業者は手数料は0で、前述のとおり、DD方式による儲けから、スプレッドも全体的に狭い傾向にあります。

その反面、NDD方式を多く採用する海外FX業者は、DD方式とは異なり、

・スプレッド
・手数料

のみが業者側の「儲け」です。

ですので、スプレッドも手数料も、国内FX業者と比べて海外FX業者は大きい傾向にあります。

国内FX業者の場合、0.3pipsは広い方で、多くの国内FX業者は

・0.2pips
・0.1pips

など、より狭いスプレッドを提供しています。

また、特に日本人トレーダーに人気がある、

・ポンド円(GBP/JPY)
・ユーロ円(EUR/JPY)

などのクロス円に関しても、同様に国内FX業者の方が狭いスプレッドを提供しているため、トレードで得られる利益が多く残りやすい傾向にある事は間違いありません。

この傾向は、

・ユーロドル(EUR/USD)
・ポンドドル(GBP/USD)

などのドルストレートに関しても同様で、やはり国内FX業者の方が安い取引コストだと思います。

ただ、海外FX業者の方も、年々、スプレッドを狭くする傾向にあるため、この先は国内FX業者よりも低い取引コストになる可能性も否めません。

しかしながら現状では、国内FX業者の方が平均してスプレッドが狭いため、取引コストの観点で見れば、海外FX業者よりも「国内FX業者」の方がより多くの利益が残りやすいと思います。

銘柄の比較

トレード可能な銘柄に関しては、圧倒的に海外FX業者の方が国内FX業者に比べて「多い」です。

海外FX業者における扱い可能な為替通貨ペアに関しては、

・メジャー通貨ペア
・マイナー通貨ペア
・エキゾチック通貨ペア

など、ほぼすべての通貨ペアをトレードすることができます。

対して国内の場合、メジャー通貨ペアの取引はできるものの、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアはあまり扱い数は多くありません。

何より、海外FX業者の場合、

・金(ゴールド)
・インデックス(ダウ平均、日経平均など)
・原油
・仮想通貨(ビットコイン、イーサリアムなど)

などの値動きが大きく利益を伸ばしやすい銘柄を、為替通貨ペアと同じ口座でトレードができるという大きなメリットがあります。


少なくとも、扱える銘柄が多い程、エントリーのチャンスが比例して増えるはずです。

ですので、扱っている銘柄が多い海外FX業者の方が、銘柄の観点で見れば、最終的に残る利益額が大きくなる傾向にあると思います。

約定力の比較

こちらも、先ほどの銘柄と同様、海外FX業者の方が圧倒的に有利です。

国内FX業者はスプレッドの狭さを強みしている傾向にあり、対して海外FX業者の方は、トレード環境の充実を強みにしています。

そんな充実したトレード環境として、約定力の高さがあるわけです。

大抵の場合、海外FX業者の場合は約定拒否がなく、トレーダーが出した注文がスムーズにとおります。

対して国内FX業者の場合、約定ができないケース(約定拒否)があり、利益を取り逃す可能性が否めません。

また、注文した価格よりも「不利」な価格で注文が通る、いわゆる「スリッページ」も、国内FX業者の方が広がりやすい傾向にあります。

このスリッページが広い程、

・ロングでエントリーした際に予定よりも高く約定
・ショートでエントリーした際に予定よりも安く約定

してしまう可能性が多いに高まり、その分だけ利益が削られてしまうわけです。

以上から、約定力の観点では、

・約定拒否
・スリッページ

を考慮すると、国内FX業者よりも「海外FX業者」の方が最終的に残る利益は多くなると思います。

取引ツールの比較

海外FX業者は一律して、取引ツールである「MT4」や「MT5」を使えます。

そのため、別の業者を使う際にも、使用していたインジケーター類を「そのまま」移行することが可能です。

対して国内FX業者の場合、MT4を使える業者は、

・楽天証券
・オアンダ

など、非常に限られた業者に限定されます。

ちなみに、これらの業者は、先ほど挙げた国内FX業者の強みであるスプレッドはあまり狭い傾向にありません。)

国内FX業者の場合、MT4ではななく、大半が自社のオリジナルツールを開発し、「使い勝手」などを強みにしている傾向にあります。

そのため、業者を変える際には、その度に独自のオリジナルツールで使うインジケーターを組み直す「手間」が避けられません。

また、場合によっては、その業者によっては使いたいインジケーターが存在しないケースも普通に有り得ます。

そういった観点で考えると、MT4が使える海外FX業者の方が有利に感じるかもしれません。

ただ、海外FX業者と国内FX業者で、より多くの利益が残るかどうかを考えれば、それほど取引ツールは関係ないと思います。

そもそも、取引ツールが何であろうとも、取り組むトレード手法によって利益が決まるからです。

仮に国内FX業者でトレードしようとした際に、オリジナルツールの中に普段使っているインジケーターが存在せず、取り組んでいたトレード手法の実践ができないケースがあるかもしれません。

ただ、そのような場合であっても別の国内業者に移れば済む話になるので、やはりトレードの利益を考える際には、取引ツールではなくトレード手法に左右されるものだと思います。

入金に関する比較

国内FX業者の場合は基本的に銀行振込ですが、海外FX業者は、

・銀行振込
・クレジットカード
・bitwalletなどのネットウォレット
・ビットコインなどの仮想通貨

など非常に多彩です。

特に、銀行振り込み以外の、

・クレジットカード
・bitwalletなどのネットウォレット
・ビットコインなどの仮想通貨

は、入金が「即座」に反映される大きなメリットがあります。

このように一瞬で入金が反映されれば、突発的な値動きにより強制ロスカットの条件に触れそうな際にも、即座に入金することで証拠金維持率を高いままに維持することが可能です。

ですので、突発的な値動きによる強制ロスカットを、海外FX業者による入金スピードの速さで防げる余地があると言っても過言ではありません。

また、不意に訪れた絶好のチャンスに対して、即座に入金してエントリーができるという視点で見ても、海外FX業者の方が有利かと思います。

以上から、入金の観点で見れば、若干ですが「海外FX業者」の方がより利益が残りやすい傾向にあると私は思いました。

出金の比較

最終的にトレードで出した利益は、国内にある自身の銀行口座に振り込む形が一般的だと思います。

その上で、出金の申請をした際に、

・国内FX業者の場合は申請から1~2営業日
・海外FX業者の場合は申請か2~5営業日

が通常の出金スピードとなっていました。

そのため、早くキャッシュを手に取りたいという場合であれば、国内FX業者の方が有利なわけです。

ですが、本記事の議題である、「より利益が残る方はどちから」という観点で見れば、出金のスピードは特に関係がありません。

よって、国内FX業者でも海外FX業者でも、出金に関してはどちらも利益の面で見れば関係がないという結論になります。

信頼度の比較

これは日本人トレーダーの多くが「国内FX業者」を挙げると思います。

やはり、自国で運営している業者の方が「安心感」を感じる人が多いと考えられるからです。

ですが実際のところ、国内FX業者は「日本人のみ」が基本的な顧客対象にほかなりません。

対して海外FX業者の場合、世界各国で顧客を集めているため、顧客数は圧倒的に海外FX業者の方が多いわけです。

ですので、顧客数で信頼度を考えるのであれば、海外FX業者の方が高い信頼度と言えると思います。

ただ、本議題である「利益がより残る方はどちらか」を考える上では、特に信頼度は関係ありません。

サポートの比較

そもそも国内FX業者は日本人向けに作られている業者であるため、サポートは完全なる日本語対応です。

その反面、一部の海外FX業者は、片言の日本語サポートであるケースがあるものの、そのような業者は本当にごく一部であり、大抵の海外FX業者は、

・メール
・チャット

ともに完全な日本語で対応してくれています。

また、片言の日本語サポートをするような業者は、そもそもスプレッドやレバレッジを含む口座のスペックがまったく優れておらず、あまり利用価値がない業者と言っても過言ではありません。

少なくとも、日本人スタッフをしっかり雇用している海外FX業者が大半であり、このような業者であれば、困った事があってもスムーズに問題解決ができると思います。

よって、特に国内FX業者と大差がないと考えられるわけです。

先ほどの「信頼度の比較」と同様、本記事における「利益がより残る方はどちらか」という観点では、特にサポートは関係がありません。

税金の比較

稼げば稼ぐほど、海外FX業者の場合は支払う税金が増える事が避けられません。

対して、国内FX業者の場合は分離課税となり、一律で約20%です。

この約20%の利率は、いくら稼いでも変わることはありません。

その反面、海外FX業者の場合は累進課税の対象となるため、下表のように稼いだ額に応じた税金が課せられることになります。

年間の総利益 税率
1,000円 から 1,949,000円まで 5%
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10%
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23%
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33%
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40%
40,000,000円 以上 45%

以上のように、稼げば稼ぐ程、勝てば勝つ程に、海外FX業者の方が最終的に残る利益が税金によって「削られる」わけです。

細かく比較すると、

・トレード以外の収入
・控除

などを含めないで算出すると、約441万円を上回った場合、海外FX業者の方が税率が高くなり、「国内FX業者」の方がより利益が最終的に残る計算になります。

総括。海外FX業者VS国内FX業者の比較。

以上、本記事では、

「最終的に残る利益はどちらが多くなるか」

という観点で、海外FX業者と国内FX業者を比較させて頂きました。

その上で、比較の概要を改めて掲載いたします。

海外FX業者 国内FX業者
ボーナス 口座開設ボーナス(一度切り)
入金ボーナス(継続的)
既定の取引量を達成することでのキャッシュバック方式(一度切り)
レバレッジ 業者ごとに差別化され最大で無制限
500倍が一般的
一律25倍
ロスカット水準 各社が差別化
低い業者では証拠金維持率0%
平均して証拠金維持率50%
追証 一切なし 有り
多大な借金を背負う可能性がある
取引方式 NDD方式(A-book)が主体 DD方式(B-book)が主体
スプレッド

手数料
(取引コスト)
各社によって差が激しい
国内より高い業者もあれば低い業者もある
平均して安い
銘柄 非常に多い
為替通貨ペアだけではなく、金や原油、インデックスや仮想通貨も、同じ口座内で取引が可能
非常に少ない
約定力 高い 低い
場合によっては約定拒否がある
何より、スリッページが広く利幅が狭くなってしまう傾向にある
取引ツール MT4やMT5がどの業者でも使える 各社のオリジナルツールが基本
入金 入金方法が多彩かつ高速 基本的に銀行振込
出金 出金方法が多彩
ただ、日本の銀行に出金する際には数日掛かる
1~2営業日で銀行口座へ出金が可能
信頼度 全世界に顧客がいる
取得ライセンスは各社で異なる
顧客は日本国内「のみ」
サポート 大抵が日本語の対応済み
(一部の業者が対応不足)
完全な日本語対応
税金 総合課税
(利益によって変動)
分離課税
(一律で約20%)

ここまでの解説を踏まえた上で、より利益が残りやすい方はどちらかを比較した際、上記15の項目別の有利な方は以下のようになりました。

項目 海外/国内
ボーナス 海外FX業者
レバレッジ 海外FX業者
ロスカット水準 海外FX業者
追証 海外FX業者
取引方式 関係なし
スプレッド

手数料
(取引コスト)
国内FX業者
銘柄 海外FX業者
約定力 海外FX業者
取引ツール 関係なし
入金 関係なし
出金 関係なし
信頼度 関係なし
サポート 関係なし
税金 国内FX業者

国内FX業者の方は、

・スプレッド
・税金

の面で海外FX業者よりも「有利」ではあるものの、

・ボーナス
・レバレッジ
・ロスカットの水準
・銘柄
・約定力
・追証

に関しては圧倒的に海外FX業者の方が「優秀」です。

もちろん、どうしても国内FX業者の方がスプレッドの狭さがあるため、トレードの度に利益が多く残る傾向にある事は否めません。

しかしながら、国内FX業者は約定力が海外FX業者に比べて大きく低下することで、

・スリッページによる不利な価格での約定
・約定拒否によるチャンスの取り逃し

も多発する傾向から、それほどスプレッドの狭さによる優位性はないように私は思います。

また、海外FX業者は、複利運用で利益を積み上げていく際に、国内FX業者よりも税金を多く支払う義務からは避けられません。

そんな税金の視点で見れば、海外FX業者は「不利」に感じるかもしれませんが、

「レバレッジの高さ」
「ロスカット水準の低さ」

により、国内FX業者よりも「遥かに」取引数量を高められるため、税金を多く支払う分、より多くのトレード利益を出すことも十分に可能です。

加えて、国内FX業者は追証の発生があるため、記事内で挙げた、スイスフランショックのような事態が発生した際に、トレード資金を失うどころか、逆に多大な「借金」を背負う可能性もあります。

もし、そんな借金を背負う事があれば、利益を残すどころの話ではありません。

その上で、借金を背負うような異常相場は、数年に一度の割合で起こり続けているため、長くトレードを続ける上で、国内FX業者の場合は追証による借金に遭遇する可能性が普通にあると思います。

以上、海外FX業者の、

・税金が高くなるが、それ以上にトレード利益が稼げる
・借金を背負う確率が0

という視点から、先ほど挙げた、

・ボーナス
・レバレッジ
・ロスカットの水準
・銘柄
・約定力
・追証

も加え、「最終的に残る利益は海外FX業者の方が多い」というのが私なりの結論になります。

以上、参考にして頂ければうれしい限りです。

その上で私が使っている海外FX業者は「Exness」という業者になります。

最もFXのデイトレードに適した口座スペックを誇っているため、ほかの業者に「浮気」する事なく、使い続けていました。

細かく解説したレビュー記事がありますので、宜しければあわせてご覧になってみてください。

>レバレッジ無制限×証拠金維持0%のロスカット水準「Exness」本音レビュー

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

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>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

カーブフィッティングこそが情報商材のサインツールやEAでほぼ勝てない理由。

杉原です。

FX関連の情報商材では、サインツールやEAが付属されているものが多々売られています。

ただ、残念ながら多く(大半)が販売ページに掲げられているとおりの成績(パフォーマンス)にはなりません。

要するに、購入した情報商材のサインツールやEAとおりに勝てない人が多いわけです。

そんな情報商材ですが、カーブフィッティングによってツールやEAが作られている事が勝てない大きな要因となっています。

そこで本記事は、そんなカーブフィッティングが原因で勝てない現実から対処法までを、下記のような内容でお届けしていく次第です。

  • カーブフィッティングとは
  • なぜカーブフィッティングで作られたFX情報商材のサインツールやEAがNGなのか
  • カーブフィッティングのメリット
  • カーブフィッティングの末路と無限ループの現実
  • カーブフィッティングを使ったロジックによる「被害」を避けるには

カーブフィッティングの被害を避けて大事な資金を守る意味でも重要度が高い記事になると思います。

ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

カーブフィッティングとは

まずカーブフィッティングとは、特定の期間のみに対して、インジケーターのパラメータを変更して成績を上げる行為になります。

たとえば、FXでのテクニカル分析の筆頭である移動平均線において、3本の移動平均線を使ったロジックがあったとした場合、「2018年の3月~8月の短期間のみ」に対し、移動平均線のパラメータを、

1本目:20本から34本
2本目:75本から91本
3本目:120本から887本

などのように、無理やりに変更した結果、パフォーマンス(成績)が非常に向上するなどの結果が得られる事がある、というのがカーブフィッティングの性質です。

少なくとも、

20本
75本
120本

という移動平均線のパラメータは多くのトレーダーが利用している数値だからこそ、統計の観点から有効性が高いパラメータと言えます。

しかし、先ほど挙げたようなカーブフィッティングによるパラメータ変更例のように、

34本
91本
887本

などは、おそらく使っているトレーダーがほぼ「皆無」なパラメータと言っても過言ではありません。

ただ、適用した期間が「2018年の3月~8月の短期間のみ」のような極短期間のみだからこそ、そんな誰も使わないようなパラメータ設定でも『偶然』にも上手くハマり、稀に高い成績を出す事が有り得てしまいます。

これが、カーブフィッティングの全容であり具体例です。

なぜカーブフィッティングで作られたFX情報商材のサインツールやEAがNGなのか

本来テクニカル分析はトレーダーの人間心理から生まれる統計をもとにしたものにほかなりません。

人間心理がベースであるゆえに、過去、現在、未来において「一定の規則性」があるはずです。

よって、本来のテクニカル分析は、どの時期の相場においても有効性が一定である事が「本質」になります。

しかし、カーブフィッティングは前述のとおり、ほぼ誰もが使っていないようなパラメータへの変更を、特定の短期間のみに適用した

理に適っていない行為

でしかありません。

そのようなカーブフィッティングは、特定の期間のみでしか検証しておらず、どの時期の相場に対しても有効性が発揮されないからです。

ましてや、使っているパラメータの数値を同じようにしているトレーダーがほぼ皆無であれば、統計の観点から見て母数(同じパラメータを利用するトレーダーの数)が劇的に少ないため、そのカーブフィッティングで生まれた成績は「偶然」のものでしかないと言えます。

要するに、カーブフィッティングの行為そのものは、まったく持って「理論的でない」わけです。

以上のことから、カーブフィッティングで作られたFX関連情報商材のサインツールやEAは、実際の相場でトレードしてみるとまったく通用しないということが起き、販売ページで掲げられていた実績を出せない傾向にあります。

カーブフィッティングのメリット

カーブフィッティングのメリットは、いくつでもロジックを量産できる点です。

特にインジケーターをベースにしてロジックを検証する場合、手動で行うのではなく、すべてプログラミングによってできてしまいます。

そのため、トライアンドエラーが「ものの一瞬」でできるので、カーブフィッティングによるパラメータ変更により、有効(有効に見えるだけ)なトレードのロジックをいくつでも作れてしまうわけです。

ただ、これはトレーダー側のメリットではなく、サインツールやEAの販売利益で儲ける情報商材の販売業者にとってのメリットでしかありません。

なぜなら、前述のとおり、そもそもカーブフィッティングはテクニカル分析の本質から外れた理に適っていない行為であり、そんなカーブフィッティングで生まれたロジックは実際の相場では通用しないからです。

カーブフィッティングの末路と無限ループの現実。

悪評が立ってすぐに売れなくなる情報商材は、特にカーブフィッティングでロジックが作られていた傾向が強いです。

実際、消費者側にとってはカーブフィッティングで作った大々的な実績は魅力的に見える事は確かにあります。

やはり、

「FXの手法、●●の期間内で負けなし!!」
「FXノウハウ公開!○○の期間では勝率99.9%!」

などのような好成績を目にすれば、消費者側としては「魅力的」に感じてしまうかもしれません。

ただ、結局のところ、カーブフィッティングで作られているサインツールやEAであれば、前述のとおり、実際の相場で通用する可能性は限りなく低いわけです。

ですので、そんなカーブフィッティングによって生み出されたサインツールやEAは、購入者からの「悪評」がどんどん立ってしまいます。

その結果、その情報商材は販売停止になってしまうという傾向があるのです。

ですが、先ほど触れたカーブフィッティングのメリットでお伝えしたように、カーブフィッティングを駆使すれば、次から次へとサインツールやEAはいくつでも開発することはまったく不可能ではありません。

そのため、カーブフィッティングによる情報商材が販売停止になっても、また別の情報商材をカーブフィッティングによって量産する・・・このような無限ループで情報販売の業者は情報販売料を儲けている傾向にあるわけです。

まとめ。カーブフィッティングを使ったロジックによる「被害」を避けるには。

ここまで本記事では、

・カーブフィッティングの原理
・カーブフィッティングによるネット業界の現実

を踏まえて、カーブフィッティングの問題点を解説してきました。

その上で最後に、カーブフィッティングのよるロジックで資金を失う被害から「身を守る対処法」について、解説していきたいと思います。

まず、すべてのサインツールやEAを頑なに拒否するという対処法もありますが、すべてを避ける必要はありません。

そもそもすべてのサインツールやEAがカーブフィッティングによって作られているとは限らないからです。

その上でカーブフィッティングによって問題となるのが、パラメータが見えないことになります。

ただ、そのパラメータを見て自身が納得できれば良いので、仮にサインツールやEAだとしても、パラメータを教えてもらい自身で簡単な検証をして納得できるのであれば、問題ないと思うわけです。

パラメータが理に適っているかどうか、その上で、その手法が過去を含め今もすべての期間で有効化をテストしてみれば良いと思います。

その結果、有効性のあるロジックであれば、カーブフィッティングによる被害は十分に避けられるはずです。

加えて、検証の際には、最低限はFXの主要通貨ペアである、

ドル円
ユーロドル
ポンドドル

で試してみる事を推奨していました。

そもそもテクニカル分析は、人間心理と統計がベースであるため、どの期間でも有効性が発揮されるべき事に加え、一定の取引量があるトレード銘柄(通貨ペア)でも有効性がある事が本質になります。

そのため、FXにおける特定の通貨ペア「のみ」にしか通用しなければ、それは有効性が低いロジックと言えるわけです。

ですので、少なくともドル円やユーロドル、ポンドドルと言った主要な通貨ペアでは検証を済ましておく事を推奨していました。

以上から、サインツールやEAを検討する場合、

「パラメータが見える、もしくは開発者に質問できるものであれば、問い質した上で検証する」

という過程を経て、自身が納得する成績を見込めるかどうかを見定める事が、カーブフィッティングによる被害を避ける対処法になります。

何よりも、カーブフィッティングになりにくい指標として、パラメータが存在しない「ライン」を使ったトレード手法に取り組むことを一番に推奨していました。

実際に10%前後の利益率を、一度の取引で出しているデイトレ手法をブログ内で公開しています。

エントリーから決済まで実際のチャート事例を使って図解しているので、ぜひ以下のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

MT4を使って未決済のポジション(建玉)を一括で決済する方法

杉原です。

本記事では、特にナンピンをする際において、複数個存在する「未決済の建玉(ポジション)」を『一括」で決済する方法を解説していきます。

利確・損切りのいずれにしても、

「複数の建玉(ポジション)を1つ1つ決済していくのは非常に手間が掛かるので、何か良い方法はありませんか?」

という読者さんからの相談が何件か立て続けにあり、割と多くのトレーダーが悩んでいる部分かと思い、今回の記事で取り扱おうと考えた次第です。

まだ決済していない未決済ポジションが多ければ多いほど、それらを1つずつ決済していくとしたら、それだけで相応の時間が掛かります。

そのため、すべてを決済し終える間に、ポジション方向とは逆方向に値動きが起こり、

損切りの場合→余計に損失が広がる
利確の場合→利益幅が小さくなる

という危険性があり、利益利に悪影響がおよぶ可能性が否めません。

そんな「不利」な状況を回避する意味でも本記事の内容は重要度が高いものとなっています。

ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

MT4専用の一括決済プログラム

MT4において、ナンピンをした際、複数に増えた建玉を、一括で決済する仕組みは初期設定では導入されていません。(執筆時点)

そのため、未決済の建玉を一括決済するには、その仕組みをMT4に別途で導入する必要があります。

ただ、別途で導入する必要があるものの、特に費用は発生しません。

この一括決済の仕組みが無ければ、仮に大量の建玉が未決済である場合、1つ1つを手動で利確していかなければならず、遅れる事でタイミングを逃してしまい、その間にトレンドが変わってしまえば、利確できたはずが損切りになってしまう可能性があります。

ただ、この一括決済プログラムを導入することで、3つだろうが7つだろうが、複数の建玉を一瞬で利確できるので、上記のような心配は要りません。

そんな、抜かりなく導入したいプログラムなのが、

『OneClickClose』

という、MT4に導入できるスクリプトツールというものです。

これを組み込む事により、下図の左下のように複数の建玉を一括決済できるボタンがMT4のチャート上に出現します。

OneClickCloseの導入画面1

OneClickCloseのダウンロード

まずは下記サイトにアクセスし、ページ内のダウンロードボタンを探し、ダウンロードします。

https://tasfx.net/2015/10/01/post-5661/

万が一、上記の公式サイトが変更になっていた場合、ヤフーやグーグルで「OneClickClose」で検索してみてください。

OneClickCloseのダウンロードボタン

ダウンロードを終えたら、MT4を起動し、「ファイル」→「データを開く」をクリックしてください。

MT4のデータフォルダを開く画面

次に「MQL4」をダブルクリックしてフォルダを開きます。

MT4のMQL4を開く

そして、「MQL4」の中にある「Experts」をダブルクリックしてフォルダを開きます。

MT4で「MQL4」の中にある「Experts」を開く

開いた「Experts」の中に、ダウンロードした「OneClickClose」をコピーアンドペーストしてください。

下図のように、「Experts」内に「OneClickClose」が入っていれば成功です。

「Experts」の中に、ダウンロードした「OneClickClose」をコピペ

「OneClickClose」を「Experts」の中にコピペし終えたら、MT4の再起動をし、一括決済プログラムである「OneClickClose」を適用させたいチャートを開きます。

下図のように、MT4の左上部に初期設定で表示されている「ナビゲーター」の「エキスパートアナライザ」に「OneClickClose」が表示されているはずです。

 

「ナビゲーター」の「エキスパートアナライザ」画面

この「OneClickClose」をチャートにドラッグアンドドロップしてください。

※もしも「ナビゲーター」が表示されていない場合、下図の赤枠にある「表示」→「ナビゲーター」をクリックすると表示されるようになります。

「ナビゲーター」が表示されていない場合の対処方法

ドラッグアンドドロップをすると、下図のような設定画面が出現するので、「自動売買を許可する」にチェックをし、「OK」をクリックします。

自動売買を許可する方法

すると、下図のようにチャート上には3つのボタン(左から青・赤・黄)が表示されるはずです。

OneClickCloseの導入画面1

続いて、MT4画面の上部にある「自動売買」の項目を有効にします。

下図のように緑になっていればOKで、

自動売買の機能がOKの状態

下図のように赤になっている場合は、一度「自動売買」の項目をクリックし、上図のように緑にする必要があります。

自動売買の機能がOKでない場合

これで「OneClickClose」を導入する設定は完了です。

すべての未決済ポジション(建玉)を一括で決済したい場合には、下図の赤枠で図示した「CLOSE ALL」をクリックすれば、「利確」であろうが「損切り」であろうが、すべてのポジションが同時に決済されます。

未決済ポジションの一括決済

ナンピンなどをして複数あるポジション(建玉)を一括で利確(もしくは損切り)する場合に「CLOSE ALL」をクリックすることで、すべて一瞬にして決済され、「不利」な価格での約定をできる限り防ぐことが可能です。

ただ、「すべて決済しますか?」という確認なしに一括決済されるので、利確や損切りするタイミングでないのに、間違ってクリックしないように気を付けてください。

設定の保存

この設定の保存は、必ずしも必須ではありません。

ただ、設定の保存を行わずにMT4を閉じると、せっかく導入した「OneClickClose」が、次にMT4を開いた際にはチャート上から姿を消します。

そのため、毎回のようにMT4を開く度に、本記事で解説した「OneClickClose」を導入する設定を繰り返す必要があるわけです。

ですので、そんな「手間」を省くために、この設定の保存は必須ではないものの、特別な事情がない限りは推奨していました。

この保存機能は「定型チャート」という機能で、下図のように、チャート上で右クリックをして、「定型チャート」→「定型として保存」をクリックすることで、ここまでチャートに行ってきた設定を保存できます。

MT4におけるチャート設定の保存方法

下図のように定型チャートを保存する画面が現れるので、「ここに名前を入れる」という赤枠で記した部分に任意の名前を入力し、保存をクリックします。

チャート設定に名前を付けて保存する方法

仮に「Close」という名前で保存した場合の、設定を適用したいチャート上で右クリックし、「定型チャート」→「Close」をクリックすると、一括決済プログラムである「OneClickClose」を導入したチャートへの設定が呼び出されます。

チャート設定を呼び出して適用する方法

これで終了です。

お疲れ様でした。

以上で未決済ポジションを一括で決済するプログラム「OneClickClose」の設定方法を終了いたします。

そんな「OneClickClose」ですが、取り組むトレード手法が有効な手法でこそ、初めて効力を発揮するものに他なりません。

有効性の乏しいトレード手法に取り組んでも、そもそも資金を減らすだけになるからです。

当ブログでは現在進行系で、10%前後の利益率をトレード1回あたりで出している、デイトレ手法を記事の中で解説しています。

エントリーから決済まで、実際のチャートを使って複数の事例を挙げているので、ぜひご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>コツコツドカンの逆トレードについて。勝率とリスクリワードの関係から解説。

>破産注意。FXのデイトレでコツコツドカンをやって負ける原因と対策。

>ブログの目次はこちらから

少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

杉原です。

聖杯は「トレードにおける勝率100%の必勝法」のような定義で、トレーダーの誰しもが一度は夢見るものかと思います。

そんな勝率100%の必勝法である『聖杯』ですが、以前の記事で「聖杯は存在しない」という証明の解説を行っていました。

参考:警告。FXのデイトレに聖杯(必勝法)が存在しない4つの理由。

ただ、聖杯に「近い」FXのデイトレード手法というものは現実に存在します。

具体的には、

勝率が90%台強
平均のリスクリワードは1:1以上

というもので、実際に私自身や手法を継承したクライアントが取り組んでいるFXのデイトレ手法です。

1:1以上というリスクリワードの方はそれほど大きくはないため、魅力的に映らないかもしれません。

ですが、勝率が高い分、トレード銘柄やトレード時間を工夫し、ロット数を上げるようにすることで、上記の記事で紹介したような1日10%台の利益率を出すことができていました。

そのため、中にはより高い利益率を実現しているトレーダーもいるかもしれませんが、私達が取り組むFXのデイトレード手法は、少額でも十分に資産を増やせるロジックとして「聖杯に近いFXのデイトレ手法」と言えるのではないかと思います。

そんな我々のデイトレ手法におけるロジックですが、

「専業トレーダーを目指したい」
「少額からでも資産を大きく築きたい」

などの希望を持つ多くのトレーダーにとって有益な情報となると思い、どのような観点でエントリーや決済の場面を割り出しているかを、

・エントリーの考察編
・決済の考察編

という流れで、今回の記事テーマにしようと考えた次第です。

それでは早速いってみましょう。

基本的にロングもショートも「同じ」観点でエントリーや決済のポイントを見極めています。 

そのため、本記事では解説が冗長にならないよう「ロングの場合」に特化して記事を進めていくことをご了承ください。

ショートの場合は、本記事で解説するロングとは「真逆」と考えて頂ければと思います。

少額でも資産を築くための「聖杯に近い」FXのデイトレ手法~エントリー編~

まずはエントリー編からいきましょう。

ロングの場合において勝つべくして勝つためには、エントリー後に値動きとして価格が上がっていくことを、高い精度で予測できれば良いわけです。

そもそも値動きは『売買の注文量』によって、売りの方が多ければ「下落」し、買いの方が多ければ「上昇」します。

その上で「上昇」を高精度で予測するためには、買いが多い場面でエントリーすれば良いということです。

ただ、9割強レベルまで精度をより高めるためには、単純に「買いが多いだけ」では十分ではありません。

高精度で価格の上昇を読むためには、下記のような複数の「視点」で売りよりも買い注文が多い必要があります。

  • 1.注文種別の視点
  • 2.トレード手法の視点
  • 3.分析手法の視点

では、そんな複数の視点をそれぞれ少し掘り下げてみていきましょう。

1.注文種別の視点

買いにしても、売りにしても、トレードにおいて売買注文は、

・エントリー(今からポジションを持つ注文)
・利確(利益がプラスの状態で行う決済の注文
・損切り(利益がマイナスの状態で行う決済の注文)

という3種類に分類されます。

実際には上記以外にも、利益がプラマイ0の状態で逃げる「同値撤退」という決済注文もあります。

ただ、スプレッドなどを考慮して、損益がちょうどプラマイ0になる確率は非常に低く、同値撤退を目論んでも、「微益」「微損」になる場合がほとんどで、「利確」「損切り」のいずれかに入る事が大半です。

仮に、ちょうどプラマイ0の損益になったとしても、本来は「利確」を目的にエントリーしているわけですから、その利確を果たせなかった時点で、文字とおりの「同値撤退」になったとしても、それは「損切り」と言っても過言ではありません。

以上の理由から、同値撤退は注文に含めていませんでした。

話を戻しましょう。

高精度で価格が上がる予測を立てるにあたり、まずは「今が買い時」と考えて『エントリー』を試みるトレーダーが多い事が必要です。

その上で、すでにショート(売り)のポジションを持っていて、

「含み益が十分にあり、ここら辺が上げ止まりに感じるので決済しよう」という買いの『利確』
「ここから下がりそうなので、これ以上ポジションを持ったままでは、含み損が広がって危険だから決済しよう」という買いの『損切り』

というエントリーだけではく、決済を目論むトレーダー側も、近いタイミングで「買い」の注文を出すことによって、より多くの「買い注文」が出され、高確率での上昇が期待できます。

2.トレード手法の視点

ここで言うトレード手法とは、具体的なエントリーや決済の条件ではなく、下記のように「トレードのスタイル」という意味合いになります。

  • スキャルパー、デイトレーダーなど短期トレーダー
  • スイングトレーダー、長期トレーダーなど中長期トレーダー

いくらデイトレードにおけるロングだとしても、同じ短期トレーダーが「売り」より「買い」が多いという状況だけでは、価格が上昇する見込みとして十分ではありません。

なぜなら、いくら短期トレーダーたちの「買い注文」が多くても、中長期トレーダーから多くの「売り注文」が出る状況であれば、価格が一気に下落する可能性があるからです。

よって、高精度で上昇を予測するデイトレ手法の条件として、まずは短期トレーダー勢による注文の動向として、先ほど解説した1つ目の視点である「1.注文種別の視点」で挙げた、

・エントリー
・利確
・損切り

という3種類の注文で「買い>売り」であることに加え、中長期トレーダーの「売り」が入りにくい状況が揃う事により、

・「エントリー」「利確」「損切り」という異なる心理における注文種別の視点
・「短期」「中長期」というトレード手法の視点

で、あわせて「売り」よりも「買い」の方が圧倒的な差で優勢になり、高精度で価格の上昇が見込めるわけです。

もちろん理想は、短期トレーダーと中長期トレーダーが同時に「買い時」と判断するタイミングにほかなりません。 

ただ、中長期トレーダーたちは、基本的に大きな時間軸でトレードしているので、30分足~4時間足や日足などの、いわゆる「上位足」を複合して売買判断を行う傾向にあります。

そのため、1分足や5分足などの短期足を主戦場として、秒~分単位で注文を出す短期トレーダーが行うFXのデイトレードにおいて、「中長期トレーダーも同時に買い注文を出す」というタイミングはなかなか存在しません。

つまり、1分足や5分足で買い時を判断する短期トレーダーと、30分足~の上位足で買い時を判断する中長期トレーダーとでは、明確に買い時がピタッと一致することは難しいわけです。

ただ結局のところ、値動きは「売りと買いの綱引き」のようなもので、売りよりも買いの方が『大きな差を付けて多い』ならば、十分に価格の上昇を見込めます。

そのため、最低限、必ずしも中長期トレーダー勢からも「買い」が大量に入る必要はありません。

そもそも中長期トレーダーは、短期トレーダーのように分単位でトレードを繰り返すのではなく、前述のとおり上位足を軸にしているため、トレード回数(注文を出す回数)が非常に少ない傾向にあります。

その上で、短期トレーダー勢から多くの「買い」が入りつつ、中長期トレーダー勢からの売りが入らなければ、トレード手法の視点においては十分に価格の上昇が見込めるということです。

3.分析手法の視点

3つ目の視点は、ファンダメンタルズ材料が入りにくい状況です。

なぜファンダメンタルズを避けられる事が理想なのか―その理由を簡潔に説明させて頂きます。

ファンダメンタルズ分析を避ける

まず、ファンダメンタルズ分析は、そもそも国の財政を含めた「情報」を分析する手法です。

その上で、財政などの政治的な情報を分析しても、それらの情報は長期的な値動きに多少の影響はあるものの、デイトレードのように短期的な視点ではほぼ影響はありません。

ただ、FXにおいては、毎日のように発表される各国の「経済指標」があり、この指標は突発的で大きな値動きを誘発しているため、FXのデイトレードでも影響があると言えます。

しかし、そんな経済指標は、テクニカル分析に比べて判断基準にしているトレーダーは多くありません。

また、経済指標の影響で起こる値動きは、過去の統計が取りにくいため、検証ができない事もあり、そもそも価格の値動き予測が難儀な性質があります。

以上からファンダメンタルズ分析における経済指標は、FXのデイトレードにおいては精度が低い分析法と考えられるわけです。

ですので、そんなファンダメンタルズ分析に分類される経済指標による、動きの読めない突破的な値動きが入らない状況が、高い精度で値動きを予測する上で前提となってきます。

ただ、毎日のように発表されるすべての経済指標がFXのデイトレードに影響を与えるわけではありません。

実際には重要度の高い指標のみが影響を与えているだけになります。

そのほかの重要度が低い指標は特に値動きへの影響はないに等しいため、避けるべき経済指標は重要度が高いものだけで十分だということです。

そんな値動きに影響を与えるため、避けるべき重要な指標は「みんかぶFX」というサイトの『経済指標カレンダー』で掲載される★が4つ以上の指標が目安になります。

みんかぶFXの『経済指標カレンダー』

みんかぶFX

その上で、そんな重要な経済指標による動きが読めない値動きを避けるために、指標が発表される前後15分はトレードの回避が望ましいということです。

多角的な視点による精度の向上

下記のように多角的な視点から見て、売り注文が少なく、買い注文が多い状況でエントリーを試みる事により、結果として圧倒的な「買い>売り」というバランスになるわけです。

  • 1.注文種別の視点
  • 2.トレード手法の視点
  • 3.分析手法の視点

明確に「買い>売り」の状況でエントリーするからこそ、非常に高精度で価格の「上昇」を予測して勝ちトレードになりやすいということになります。

少額でも資産を築くための「聖杯に近い」FXのデイトレ手法~決済編~

ここまで解説したエントリーの観点とは対照的に、決済に関しては非常にシンプルです。

高い勝率を維持するには、先ほどまで解説した多角的に見たエントリーの視点において、1つでも条件が崩れた時点で決済をする事になります。

基本的には、中長期トレーダーよりも短期トレーダーの方が小刻みにトレードを行うため、短期トレーダーの視点において「買い注文」が減る段階で、すぐに利確することが理想です。

まだまだ上昇する可能性はあるものの、最も最短で反転して下降トレンドの始点に成り得る点で利確してしまうのが、最適かつ安全な利確ポイントで高い勝率を維持できるようになります。

もちろん、早めの利確になる分だけ、一度の利幅(pips)はそれほど大きくはないかもしれません。

ただ、損切りに関しても同様に、先ほどまで解説した多角的に見たエントリーの視点において、1つでも条件が崩れた時点で即座に行うため、損切りの損失額は低くて済みます。

その結果、平均的なリスクリワード(平均損失:平均利益)は1:1を割る事はなく、かつ、非常に高い勝率の維持が可能になるわけです。

まとめ。少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

本記事では、リスクリワード1:1以上でありつつ9割強の勝率を維持するためのデイトレ手法における「観点」を解説してきました。

その上で、ロングの場合であれば、エントリーの観点では、下記のように多角的な視点で「買い注文>売り注文」という状況がエントリー場所として望ましいということでした。

  • 1.注文種別の視点
  • 2.トレード手法の視点
  • 3.分析手法の視点

そして、上記の視点で1つでも「買い」が崩れ始めた段階で、即座に決済(利確または損切り)をします。

それが高勝率を維持できる最短の利確ポイントであり、かつ、リスクリワード1:1を最低限切らない最短の損切り場所になるからです。

以上が本記事のまとめですが、私やクライアントが取り組む実際の具体的なFXのデイトレ手法では、下記のような要素を盛り込んだロジックになっています。

  • さらに勝率を高める特定の時間帯
  • 含み損が限りなく低いために、「ロット数」を上げて利益率を上げられる条件
  • より利益率を高めやすい、値動きが大きくテクニカル分析が効きやすいトレード銘柄(外国為替「ではない」私がメインで扱っている銘柄です)
  • 数多くあるテクニカル指標を「包括」できる具体的なテクニカル指標
  • そのテクニカル指標のパラメータや使い方
  • 損切りと同時にドテンによって高確率で損失を即座にカバーできる条件

そんな私やクライアントが取り組み、1日あたり10%台の利益率を出せている具体的なFXのデイトレ手法を深く学んでみたい場合は、下記の無料メールマガジンにて掘り下げて解説していますので、ぜひ案内ページだけでも目を通してみてください。

>『専業FXデイトレーダーの会』公式メールマガジンのご案内はこちら

ここまで本記事にお付き合い頂きありがとうございました。

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>1日10%台の利益率を出すFXのデイトレードについて

>利益率15%平均を1日で稼ぐデイトレーダーたち

>無制限のレバレッジ。最推奨のFX業者「Exness」の本音レビュー。

月利を高めるためには、勝率とリスクリワードはどちらを優先すべきか。

杉原です。

トレードの成績を大きく左右する「勝率」そして「リスクリワード(損失:利益)」。

情報商材をはじめ、ブログやTwitter、さらにはYouTube動画や書籍では、

「1勝9敗でも十分に勝てます」

という情報もあれば、自称勝っているトレーダーによる、

「私は勝率95%を超えています」

などの『勝率主義』な発言も多々あり、一体何を信じ、「勝率」「リスクリワード」のどちらを優先すべきか分からなくなるトレーダーも決して少なくありません。

ただ、仮に勝率を重視しても、リスクリワードを重視しても、パフォーマンス(成績)はロジックにも左右されるので、トレード手法次第ではどちらもプラス収支にはできる可能性があるはずです。

しかし、トレードはただプラス収支になれば良いわけではなく、少なくとも月間など「一定の期間でまとまった収益を出す事」がそもそもの目的だと思います。

その上で今回は、月単位の月利を高めるためという目的を据えた上で、勝率とリスクリワードのどちらを優先すべきかを解説していきたいと思います。

本記事の内容は、トレードの関わる全トレーダーのパフォーマンス向上に大きく貢献できるような内容なので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

勝率とリスクリワードの関係性

月利を高めるという目的において、勝率、リスクリワードの関係性から、優先すべき方を打ち出していく次第です。

その上で、勝率とリスクリワード、それぞれを高めていく視点で解説させて頂きます。

まずは勝率の視点からいってみましょう。

勝率を高める視点

まず、勝率を高めるには、

・損切りを遅くする
・利確を早くする

ということが有効です。

少なくも利幅を伸ばすということは、それだけ時間が必要であり、その分だけ逆行するリスクも高まりますが、含み益が出た時点で即座に利確をすればその時点で「勝ちトレード」になります。

逆に、少ない含み損でもすぐに損切りをしていたら、「負けトレード」の増加は避けられません。

以上を踏まえた上で、勝率を高める極端過ぎる例としては、

・1pipsの利幅ですぐに利確する
・強制ロスカットされるまで損切りはしない

という戦略を行えば、必然的に勝率は大きく向上します。

ただ、ここでリスクリワード(損失:利益)を見ると、リスクリワード=資金分:1となるので、最悪なリスクリワードです。

強制ロスカットの基準は取引業者によって異なるため、損失を「資金分」と表現しました。

海外口座の場合であれば、強制ロスカットの基準は「証拠金維持率の20%や0%」ということが多く非常に緩いため、上記のような勝率を高めるための「強制ロスカットされるまで損切りはしない」という戦略では、負けた際には9割近くの資金を失う事となります。

ここまでの話は、理解を深めるためにも非常に極端な事例にしました。

要するに、勝率を追い求めれば求めるほど、必然的にリスクリワードが低下してしまうということです。

リスクリワードを高める視点

先ほどの勝率視点では、勝率を求めるほどにリスクリワードは悪くなってしまうという解説をしてきました。

続いてはリスクリワードを軸にした視点で考えていきましょう。

結論から申しますと、勝率とは逆にリスクリワードを追い求める事によって、勝率は下がってしまいます。

こちらも先ほど同様、理解しやすいように少し極端な例ですが、

・損切りは1pips
・利確は100pips

という戦略では、損失:利益のリスクリワードを見ると「1:100」なので、非常に素晴らしいリスクリワードです。

ただ、この極端な例でもお分かり頂けるかと思いますが、損切りを早める分だけ、必然的に勝率は大きく低下してしまいます。

さすがに上記は極端過ぎる例ではあるものの、基本的にリスクリワードを高めるということは、

・損切りを早める=損失を抑える
・利確を遅らせる=利幅を伸ばす

というアプローチになり、どうしても「負けトレード」の数が増えて、「勝ちトレード」の数が減ってしまいがちなわけです。

少なくとも、リスクリワードを高めるために利幅を伸ばそうとすれば、

「ポジション保有時間が延び、目標の利幅まで到達する前に、逆行して含み益がなくなり最終的に損切りになる」

という頻度が上がってしまいます。

そのため、どうしても負けが増えて、勝ちが減るということです。

以上のように、リスクリワードを高める行為は、必然的に勝率を下げてしまう事に繋がるという関係性があるという解説でした。

結論。勝率とリスクリワードの優先度。

ここまでは、勝率を追い求めればリスクリワードが下がり、リスクリワードを追い求めれば勝率が下がるという「逆相関」のような関係がある事を解説してきました。

そんな逆相関の関係ならば、

「両方の間を取るしかないのでは?」

という考えを持つトレーダーも決して少なくありません。

たとえば、間を取って、

・勝率50%
・リスクリワード1:1

を上回れば良いという考えです。

確かに間を取って、少しでも上記を上回れば、それだけ収支はプラスになります。

それは間違いありません。

ただ、そのプラスは本当にギリギリのプラスです。

本記事の目的は冒頭でお伝えしたとおり、

「月単位の月利を高めるためという目的を据えた上で、勝率とリスクリワードのどちらを優先すべきか」

というものでしたので、ギリギリのプラス収支では意味がありません。

「勝率50%」「リスクリワード1:1」を何とかクリアするような『最低限は負けない』というレベルのロジックを、あえていくつか並行させるという考えは、それほど悪くはありません。

1つのロジックだけでは今お伝えしたように大した収支にはならないものの、並行して複数のロジックに取り組めば、収支は掛け算で高まっていくからです。

その辺りの解説は、下記の記事で行ってしましたの、興味がありましたらあわせて目を通してみてください。

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

月利を高めるために優先すべきは「勝率」

以上、ここまでの解説を踏まえた上で、私が考える月利を高めるために「勝率」「リスクリワード」で優先すべきは、

『勝率』

になります。

もちろん、極端に勝率を求め過ぎて、

・1pipsの利幅ですぐに利確する
・強制ロスカットされるまで損切りはしない

のような戦略を取るという意味ではありません。

ただ、勝率とリスクリワードの間を取った上であれば、断然「勝率」を優先するということです。

たとえば、リスクリワードが1:1でも勝率8,9割なら全然そちらのロジックを採用します。

確かに「リスクリワードが1:1」というのは、お世辞にも優秀なリスクリワードとは言えません。

少なくとも、仮に平均の損失幅が7pipsだとしたら、平均の利益幅も同じく7pipsなわけですから、良いリスクリワードとは言えないわけです。

ただ、勝率が8,9割と高ければ、連敗によって資金が激減する確率が極めて低いので、その分だけロット数を上げられるメリットがあります。

そもそもトレードの収益は、

利幅×ロット数

なので、いくらリスクリワードが優秀で利幅を大きく取れるとしても、ロットが低ければトレード収益は大きくなりません。

逆にロットを上げてトレードごとの利益率を高めれば、必然的に月利も高まっていきます。

よって仮にリスクリワードが1:1と優れていなくとも、勝率が高い事でロット数を上げられる方を優先すべきだというのが私の考えです。

もちろん、ロットを上げるので、毎回の利益が大きくなる半面、損切り時の損失幅も大きくなることは否定できません。

ただ、勝率の高さで損失はすぐに取り返しができます。

少なくともリスクリワード1:1を維持できるのであれば、平均の損失額と平均の利益額が同じなので、一度の勝ちトレード(利確)のみで、その損失はカバーが可能だからです。

その上で、少なく見積もって仮に80%の勝率だとした場合、「連敗」するよりも「連勝」する確率の方が圧倒的に高くなります。

また、8割もの勝率があるので、仮に連敗してしまった際の「連敗数」よりも連勝した時の「連勝数」の方が明らかに多いはずです。

そのため、

勝率=80%
リスクリワード1:1

を維持できるレベルのロジックであれば、損切りが続く事による、

資金のショート
異常に大きなドローダウン

などを招く事は、ほぼないと考えられます。

よって、十分にロット数を高めることができるわけです。

そして、前述のとおり、

トレードの収益=利幅×ロット数

なので、ロット数を上げることにより、得られる利益が大きくなっていきます。

後は、そのまま「勝率80%」「リスクリワード1:1」のロジックを繰り返せば、必然的に月利が大きくなっていくということです。

まとめ。月利を高めるための「勝率」と「リスクリワード」の優先はどちらか。

以上、本記事では、月利を大きくするという目的を前提としたうえで、

勝率
リスクリワード

はどちらを優先すべきかの結論としては、リスクリワードは1:1程度でも十分であり、それ以上に『勝率』を優先的に高めた方がパフォーマンスは大きく向上するという解説を行ってきました。

リスクリワード1:1はまったく持って優秀なリスクリワードではありません。

ただ、そんな1:1程度のリスクリワードでも勝率を80%レベルまで高められるのであれば、取引量(ロット数)を上げる事ができます。

トレードの収益は『利幅×ロット数』になるため、ロット数を上げるほど得られる利益も大きくなるので、月利の向上に直結するようになるわけです。

もちろん、ロット数を上げる分だけ、損切り時における損失額の増大は避けられません。

ただ、利益額と同様に損失額も大きくなるものの、リスクリワード(平均損失:平均利益)1:1ならば、一度の利確でその損失を解消できます。

また、仮に8割程度まで勝率を高めていれば、連敗よりも連勝の方が圧倒的に多くなる見込みが高いので、ロット数を上げても「致命的なドローダウン」「資金のショート」はまず有り得ません。

以上のような背景から、私としては月利を高める上では、「リスクリワード」よりも「勝率」の方を優先した方が良いという判断をしていました。

その上で、私自身、1日あたり10%~20%ほどの利益率(月利で300%ほど)出せているのも、リスクリワードは1:1程度でも勝率を高めている事により、『ロット数』を上げているからこその結果となっています。

そんなデイトレ手法の一部を、エントリーから決済までを実際のチャートを使って図解しているので、ぜひ以下の記事もご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

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鋼の精神は不要。FXのデイトレにおけるエントリーの恐怖心や不安を克服する方法について。

杉原です。

読者の方から頂いていた

「エントリーに対して非常に不安があり、怖いのですが、克服する良い方法はありませんか?」

という内容の相談が割と定期的にあり、FXなどのデイトレへの「恐怖心」「不安」を感じている人は少なくないのではと思いました。

そんな不安や恐怖心を、『エントリーの直前』『エントリーの直後』に抱く事で、

エントリーの迷い
決済の迷い

へと繋がってしまう傾向があります。

そして、

エントリーの迷い⇒トレードチャンスの見逃しによる「利益の減少」
決済の迷い⇒損切りの遅れによる「大きな損失」

という、最終的なトレード収益を大きく下げてしまう要因を生んでしまうわけです。

トレードチャンスを逃してしまう事で、本来得られるはずの利益が少なくなり、さらに決済を迷った結果として、損切りが大幅に遅れて甚大な損失を被ってしまう・・・

そんな流れで、大事な資金を一気に溶かしてしまうトレーダーが決して少なくありません。

このような状況を防ぐためにも、本記事では、「エントリーの迷い」「決済の迷い」をなくすために、それらの根本原因である『恐怖心』『不安』を克服する方法を解説していきたいと思います。

「何」がエントリーに対する「不安」「恐怖心」を呼び寄せるのかー

具体的な克服方法について掘り下げるには、まず、一体何が「恐怖心」「不安」を生み出しているのかという、根本にある要因を明確にする必要があります。

そんな不安や恐怖の根底にあるものは、

『トレードで負けて損失を被る事への恐れ』

に他ならないと思います。

トレードはまったく肉体的な労働が不要で、簡単に大きな稼ぎを得られるだけではなく、その反対に簡単に大切な資金を減らしてしまう恐れがあるのが実際のところです。

特にデイトレードのように短時間で完結するトレードスタイルでは、場合によっては数秒や数分単位で大きな利益を得られる反面、逆に数分単位で資金を減らす「怖さ」も兼ね揃えています。

【実践者の実績や生の声】

エントリーの恐怖心や不安を克服する方法

エントリーに対する恐怖心や不安の根底にある要因は『損失を受ける事への恐れ』だということが判明しました。

そんな「損失の恐れ」を解消することが、本記事の議題でもある、「エントリーの恐怖心や不安を克服する方法」になります。

その損失に対しての「恐れ」を解消するための方法は以下2点です。

  • 1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する
  • 2.トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む

では、1つずつ掘り下げていきましょう。

1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する

まずトレードの世界における「大前提」として、そもそも100%の勝率は有り得ません。

トレード回数が二桁程度であるならば、偶然に負けなしで勝率100%と言う事は可能です。

ですが、長くトレードを続けていく上で、絶対に負けずに100%の勝率を維持できるトレーダーは基本的に存在しません。

勝率は「確率」であり、そんな確率はトレード回数が増えていくほど、100%を維持することが不可能だからです。

ゆえに、トレードにおける損失は100%有り得るということになります。

そのため、意識として、

「ここでエントリーして負けたら損をしてしまうかも」

のような1回のトレードにおける勝敗ではなく、トータルで勝てれば良いと切り替える事が重要です。

ここで言うトータルは、「月間」の収支はもちろん、「毎日」の収支という意味合いで理解頂いても構いません。

特にFXのデイトレードであれば、複数回のトレードチャンスがあるスタイルなので、その日の内にマイナスを取り返せる可能性があります。

そのため、1日ごとにプラスの収支を目指す意識でも良いわけです。

その上で、たった1回のトレードにおける勝ち負けに対して、わざわざ「恐れ」を抱く必要はありません。

そもそも、

「一生の内、そのトレード1回しかできない」

という制約があるわけではないはずです。

仮にそのような制約があれば、緊張によって「恐怖心」「不安」が生まれる事は分かります。

ただ、今後、資金があれば何回だってトレードができるはずなので、たった1回のエントリーで負けたとしても、何度でも取り返すチャンスはあるはずです。

1日に複数回のチャンスを拾うスタイルであるFXのデイトレであれば、損切りして負けが確定した3,4分後にでも、新たなチャンスが訪れる可能性も普通にあります。

ですので、そのチャンスでエントリーし、損切り分の損失を即座に「帳消し」する事もまったく不可能ではありません。

このように、一度受けただけの損失は、即座に取り返す事は十分にできます。
ただし、スイングトレードのようにトレード頻度が月単位で見ても少ない場合は、そうはいきません。

仮に損切りになった負けトレードがあったとして、次のエントリーチャンスまで、数日~数週間ほどの間隔が空く可能性があるからです。

よって、スイングトレードのようなトレード間隔が空くスタイルの場合、どうしても1回のトレードに対しての「緊張感」から生まれる「恐怖心」「不安」は否定できません。

対して前述のデイトレードであれば、基本的に1日の内に複数回トレードを行うことが前提なので、その日に1回損切りをしたとしても、その損失分をすぐに取り返す事が普通に可能です。

ですので、もしもトレード間隔によって「緊張感」を抱きやすいという場合は、1日の中で何度もトレードを行うスタイルであるデイトレードへと戦略そのものを方向転換する事も、「負けに対する恐れ」を解消する1つの方法として有効だと思います。

以下に、スイングトレードとデイトレードを対比した記事を用意していますので、宜しければ目を通してみてください。

>どっちが勝てる?FXのデイトレードとスイングトレードを比較した結果。

以上、100%の勝率は絶対的に「有り得ない」ため、トレードを行う以上は損失を受ける事は「必須」として意識を切り替える事が1つ目の「損失を恐れない方法」になります。

ただ、いくら損失を受ける事を理解したとしても、

「今回は偶然勝てただけ」
「次のトレードは大きな負けが待っているかも」

というように、その次以降のトレードで負けを恐れてしまう可能性もあるかもしれません。

そこで、何回トレードを行っても、負けに対する恐れを払拭する方法として、次に解説する「勝てる見込みのある手法」という考え方があります。

2.トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む

ここまで解説した『1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する』を前提に意識した上で、

トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む事

が2つ目の「恐怖心」「不安」を克服する方法です。

取り組むトレード手法は、自身が構築する、もしくは第三者の手法を入手するのいずれかだと思います。

その上で、いずれの場合にしても、自身の手で勝てる見込みがあるかをしっかりと「検証」する事を推奨していました。

結果として、自らが自身の手で検証していく過程で、トータルで勝てる見込みが生まれるはずだからです。

そして、その作業こそが、何回トレードをしても「負けに対する恐れ」を解消し、最終的に、

エントリー直前
エントリー直後

における「恐怖心」「不安」を克服する事に繋がっていきます。

検証方法としては、まずはバックテストが有効です。

ただ、その際のバックテストは、特定の短期間だけに絞ることはあまりおすすめできません。

仮にその期間は勝てていて有効なトレード手法だと思っても、その短期間だけ偶然に勝てていただけかもしれないからです。

そもそも短期間だけでは、トレードの回数も必然的に少なくなります。

そのため、その検証行為の「精度」はそれほど高くないわけです。

検証の精度を高めた上で「勝てる見込みがあるトレード手法」でなければ意味がありません。

そこで、バックテストの期間はできるだけ「長く」する事を推奨していました。

検証期間を長くする分だけ、

・トレード回数が増えることで検証の精度が高まる
・多くの相場状況での検証ができる

というメリットがあるため、その検証を経て有効性が確認できるトレード手法は、「勝てる見込みがあるトレード手法」と言えるからです。

ただ、あくまでもバックテストによる検証は、過去のチャートをもとにしているものに過ぎません。

そのため、さらに勝てる見込みを強め、「確信」を感じるまでに手法を昇華させるには、「フォワードテスト」による検証が有効です。

バックテストのように過去のチャートを使った検証法ではなく、フォワードテストでは実際に動いている「生のチャート」で検証を行います。

いくらバックテストでは勝てる見込みがあっても、実際に動いているチャートでは、

・トレードの判断が相場のスピードに追い付かない
・トレードの判断が難しくてルールどおりにトレードができない

などの事が判明することが少なくありません。

実際のところ、バックテストは動きが止まっているチャートなので、自分のペースでゆっくりと検証ができてしまいます。

そのため、いざ本番環境の動いているチャートでトレードしようとすると、上記のような事態が発生してしまう可能性があるわけです。

そんな上記のような事が発生するようなトレード手法は、そもそも実践が不可能なので、当然ながら「勝てる見込みがあるトレード手法」とは言えません。

よって、バックテストだけではなく、実際に動いているチャートでフォワードテストによる検証を行い、十分に実践することができるかどうかの確認をする必要があるということです。

その上で、バックテストとフォワードテストを経て有効性を維持できる手法こそが、本当に「勝てる見込みがあるトレード手法」になります。

以上、エントリーの恐怖心や不安を克服するために、根底にあるトレードに対する負けを解消する方法として、「トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む」という事を解説させて頂きました。

まとめ。FXのデイトレにおけるエントリーの恐怖心や不安を克服する方法。

以上、本記事では、FXのデイトレードにおけるエントリーの「恐怖心」「不安」を克服する方法を解説してきました。

その上で、エントリーに対する恐怖心や不安を生み出している根底にあるものは、

『トレードで負けて損失を被る事への恐れ』

にほかなりません。

そんな、トレードでの負けに対しての解消法こそが、エントリーの「恐怖心」「不安」を克服する方法に繋がるという事で、以下の2点を解説してきました。

  • 1.100%負けがあることを理解してトータルの収支に着目する
  • 2.トータルで勝てる見込みがあるトレード手法に取り組む

1つ目に関しては意識する事なので、それほど問題ではありません。

ただ、2つ目の「勝てる見込みがあるトレード手法」に関しては、本記事で解説したように、相応の検証が必要不可欠です。

その上で、検証を行う、そもそものトレード手法の用意も欠かせません。

そんなトレード手法に関して、すでに確立しているFXのデイトレードに特化した記事を下記にいくつか用意していました。

一度の取引で10%前後の利益率を出している手法で、記事の中でエントリーから決済までチャートを使って図解しているので、ぜひ下記のリンクから参考にしてみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

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コツコツドカンの逆トレードについて。勝率とリスクリワードの関係から解説。

杉原です。

コツコツドカンで大きく負けるトレーダーが多いと言われる中、

『コツコツドカンの逆』

なら、トレードで大きく勝てるのでは?という考えを抱くトレーダーは少なくないと思います。

確かに、コツコツドカンの逆は多くの負けパターンとは「逆」なので、上手く実践ができれば勝てる見込みがあるかもしれません。

【実践者の実績や生の声】

そこで今回の記事では、コツコツドカンの逆トレードで勝つ事ができるのかを解説していきたいと思います。

ー前提となる「コツコツドカン」の定義についてー

『勝率』はそこそこ高く、「コツコツ」と少額の利益を積み重ねるものの、損失:利益の『リスクリワード』が最悪で、たった1回の損切りで大きな損失を「ドカン」と受けて大損してしまうパターンです。

それも、一度の負けで大事な資金を一気に溶かしてしまう「致命的」な負けも含みます。

上記がコツコツドカンの定義になります。

それでは早速、「コツコツドカンの逆」に関しての記事に入っていきましょう。

コツコツドカンの逆トレード例

コツコツドカンの逆をいくトレードについて掘り下げる前に、まずは多くのトレーダーが陥っているコツコツドカンの負けトレード例を示したいと思います。

まずは悲惨な例を先に示し、後に「逆コツコツドカン」の例を掘り下げた方が、深く理解しやすくなるので、説明順序に関してご了承ください。

コツコツドカンの負けパターン例

前述のとおり、先にコツコツドカンの例を挙げてみましょう。

(分かりやすいように、非常に極端な例にしました。)

  • 勝率99%
  • 平均の損切り100pips
  • 平均の利確幅1pips

このコツコツドカン例では、仮に100回のトレード機会があった場合、非常に高い勝率で99回も勝つものの、1回あたりの利幅が1pipsしかないため、トータルで99pipsしか獲得した利幅はありません。

「損失:利益=99:1」なので、リスクリワードで見れば最悪です。

その上で、たった一度の負けにおける損失幅が100pipsなので、 99回も勝った利益分がマイナスになってしまいます。

そんな負けトレード(損切り)が「100回目」のトレードなら、まだ損失の被害はそこまで大きくはなりません。

トータルの損失幅は1pipsしかないからです。

ただ、仮に15回目のトレードで負けた場合、

・そこまでの勝ち利幅=14pips
・一度の損切り幅=100pips

となるため、マイナス86pips分の損失を受けてしまいます。

このように、たとえ勝率が高く「連勝する確率」が非常に高いとしても、勝率は決して100%ではないため、どうしても早い段階で負けトレードが来てしまう可能性も否定はできません。

そうなると、損失:利益=1:99という最悪なリスクリワードが影響し、このように大きな損失の被害を受けてしまうわけです。

このような流れが、多くのトレーダーがコツコツドカンで負けてしまうパターン例になります。

もちろん、連勝が異常に続き、120連勝する可能性も決して0ではありません。

その場合、121回目のトレードで初めて負けトレードとなるため、

・そこまでの勝ち利幅=120pips
・一度の損切り幅=100pips

なので、20pips分の利益幅が残る事となります。

しかし、120回も連勝することは非常に「稀」であり、そんな連勝が次も続くとはなかなか考えられません。

その反対に、121回目で初めて負けた後、150回目で再び負ける事も十分に有り得ます。

そうなると、

・最初の120連勝で残った利幅=20pips
・122回目~149回目の利幅=28pips
・一度の損切り幅(150回目の負け)=100pips

となるため、148回も勝ったものの、たった2回の負けで52pipsという大きな損失幅が残ってしまうということです。

このように、たとえ「コツコツ」と100回を超える連勝をしたとしても、1回あたりの損切り幅が「ドカン」と大きい事で、甚大な損失を受けてしまうのが「コツコツドカン」の負けパターンになります。

コツコツドカンの逆トレード例

続いては「本命」となるコツコツドカンの逆トレードについてです。

先ほどまで説明したコツコツドカンの「逆」なので、言い換えれば、

・勝率は極めて低い
・リスクリワードの損失:利益において利益の方が極めて高い

というトレード手法になります。

先ほど同様、分かりやすいように極端な例を見ていきましょう。

  • 勝率1%
  • 平均の損切り1pips
  • 平均の利確幅100pips

これがコツコツドカンの逆トレードで、損失:利益=1:99となるのでリスクリワードで見ると非常に優秀です。

毎回の損切りは「コツコツ」と1pipsに抑え込む分、少しの逆行で損切りになるので、勝率は極めて低くなっています。

ただ、1回の利確で100pipsもの利幅を「ドカン」と取れるため、「コツコツ」と負けた分を1回のトレードで取り返せる可能性があるわけです。

仮に99連敗しても次のトレードで勝てば、

・そこまでの損失幅=99pips
・一度の利益幅=100pips

となるため、99連敗分のトータル損失を一発で「帳消し」にすることができます。

まさに、先ほど挙げたコツコツドカンの「逆」になるということです。

その上で、勝率が1%ということは負け率は99%となります。

そのため、99連敗以上の連敗も十分に考えられるはずです。

仮に120連敗し、121回目のトレードで勝ったとすると、

・そこまでの損失幅=120pips
・一度の利益幅=100pips

となり、20pips分のマイナスになってしまいます。

ただ、150回目に再び勝ったとすると、

・最初の120連敗で残った損失幅=20pips
・122回目~149回目の損失=28pips
・一度の利益幅(150回目の勝ち)=100pips

となるので、52pipsの利益幅が残るというわけです。

このように「コツコツドカンの逆トレード」では、仮に「コツコツ」と148回の負けがあっても、たった2回の「ドカン」とした勝ちトレードで十分な利益幅が残るようになります。

コツコツドカンの逆トレードに存在する「落とし穴」

ここまでは、

・コツコツドカンにおける悲惨な例
・コツコツドカンの逆トレードにおける利益幅が大きく残る例

を解説してきました。

その上で、コツコツドカンの逆をいく後者のトレード手法なら、勝率が低くともリスクリワードを極めて高く保つ事ができれば、十分に勝ちを見込めると感じるかもしれません。

しかし、そんなコツコツドカンの逆トレードには重大な欠点がありました。

ここでは、1日の中で完結する「デイトレード」と、日をまたぐ事が前提で数日以上のポジション保有時間を持つ「スイングトレード」に分けて、『コツコツドカンの逆トレード』の落とし穴について触れ、コツコツドカンの逆は本当に有効なのかを検証していきたいと思います。

FXのデイトレードにおける「コツコツドカンの逆トレード」

ここまで説明したコツコツドカンの逆トレードには、特にデイトレードの場合であれば、1日の中でトレードを完結するため、1日の値動き以上は利幅を取る事ができません。

つまり、仮に先の例で挙げた、

勝率1%
平均の損切り1pips
平均の利確幅100pips

という逆コツコツドカンにおいて、一度の利益幅が100pipsに届かない可能性が普通に有り得るということです。

ドル円やユーロドルと言った主要通貨ペアで見ると、100pipsも動く事はなかなかありません。

そのため、そもそもFXのデイトレードにおいて、ドル円やユーロドルと言った値動きがあまり大きくない通貨ペアでは、コツコツドカンの逆トレードは成立しにくいと言えるわけです。

もちろん「殺人通貨」と称されるほど値動きが大きいポンド系列の、ポンドドルやポンド円であれば、1日の中で100pipsほどの値動きは十分に有り得ます。

ただ、1日の値動きが仮に100pipsあったとしても、そんな値動きの「天井と底」を根こそぎ取れる事は非常に難儀です。

少なくとも、1日に4,500pipsほど大きな値動き内がある中であれば、100pipsの利幅を取る事は十分に可能だと思います。

しかし、1日に200pips程度の値動きしかないとすると、1日の中で100pipsの利幅を取る事は物理的に考えて非常に難しいと言っても過言ではありません。

そもそも、トレードを開始する時間には、すでに150pipsほど動いており、エントリーしてから見込める値動きは50pipsほどしかないということも十分考えられるからです。

ちなみに、FXにおいて値動きが大きい部類とされる前述のポンド系列でも、200pips前後がだいたいの1日における値幅になります。

そのため、FXでは、コツコツドカンの逆トレードにおける一発で大きく勝つ「ドカン」が成立しない可能性が高いというわけです。

よって以上のことから、デイトレードにおいては、コツコツドカンの逆トレードは有効ではないと私は考えていました。

スイングトレードにおける「コツコツドカンの逆トレード」

先ほどのFXにおけるデイトレードの場合とは異なり、スイングトレードの場合であれば、100pipsの利幅は決して不可能ではありません。

そもそもスイングトレードはデイトレードのように1日で完結するのではなく、数日、場合によっては数週間ほどの期間を掛けて利幅を伸ばすのがトレードスタイルです。

そのため、1日の中で200pipsほどしか値動きなく、100pipsを取る事が難儀だとしても、仮に1週間単位(5営業日)で見れば

200pips×5営業日

という概算で1000pipsほどの値動きが期待できます。

よって、スイングトレードであれば、一度の利幅を100pipsほど取る事も可能性として十分に有り得るということです。

ただ、スイングトレードの場合、前述のとおりポジションを保有する期間が長いため、月に数回程度しかトレードを行いません。

そのため、仮に月に3回のトレード回数だとした場合、年間に換算すると、

月に3回×12か月=年間36回

のトレード回数しかない計算となります。

その上で、前述のような、

勝率1%
平均の損切り1pips
平均の利確幅100pips

という「コツコツドカンの逆トレード」の条件であれば、年間に36回しかトレード回数がないため、すべてが「負けトレード」という可能性も十分に考えられるわけです。

この例では「コツコツ」と負け小さなを積み重ねて、一発逆転を狙うものの、そもそもトレードの回数が少ないため、その逆転の「ドカン」という勝ちトレードが訪れないまま1年が終わってしまいます。

ゆえに、このコツコツドカンの逆トレードをスイングトレードで実装しようとすると、月間の収支だけではなく、年間の収支さえも非常に高い確率でマイナスになりがちだということです。

以上から、スイングトレードにおいても、デイトレードと同様に「コツコツドカンの逆トレード」は現実的ではないと私は考えていました。

補足として、スイングトレードには、

ポジションを保有している期間に、予期せぬ要因によって逆行する
そもそもトレード回数が少ないため、バックテストの精度が低い

など「致命的」な欠点があることで、そもそも、

勝率1%
平均の損切り1pips
平均の利確幅100pips

という「コツコツドカンの逆トレード」の条件を下回ってしまう可能性もあります。

勝率が0.5%になる可能性もありますし、利確幅が100pipsを下回る事も有り得るわけです。

そんなスイングトレードの致命的な欠点に関しては、スイングトレードとFXのデイトレードを比較した下記の記事にて解説していましたので、興味がありましたら、ぜひ目を通してみてください。

>どっちが勝てる?FXのデイトレードとスイングトレードを比較した結果。

補足:勝率から考える「コツコツドカンの逆トレード」における落とし穴

先ほどは、FXにおけるデイトレードとスイングトレードに分けて「コツコツドカンの逆トレード」が現実的ではないという解説をしてきました。

ここでは、FXのデイトレードとスイングトレードの両方に共通し、「勝率」の面から考える「落とし穴」について補足説明をさせて頂きたく思います。

そんなコツコツドカンの逆トレードにおいては、損失:利益のリスクリワードが極めて高い反面、勝率は決して高くはありません。

むしろ、極めて低いと言えると思います。

その上で挙げられる「致命的な落とし穴」は、ロットを高められない事です。

トレードの収益は『利幅×ロット数』であるため、ロットが低ければ、その分だけ得られる収益も低くなってしまいます。

いくら一発逆転で「ドカン」と利幅を大きく取れたとしても、ロット数が「矮小」であれば、獲得する収益も極めて小さなものになるため、ロットを上げられない点は致命的な落とし穴になるわけです。

まず、極めて勝率が低い時点で連敗は常に発生し続けると想定できます。

そのため、ロットを高く設定してトレードをしていれば、序盤の連敗時だけでも、資金がショートしてしまう可能性があるわけです。

よって、連敗を考慮した上で資金のショートを回避するためにも、ロットを非常に低く設定したトレードが欠かせません。

勝率が1%であれば、普通に99連敗を想定した上での、極めて低いロット設定が必要になります。

ただ、仮に勝率が1%しかなければ99連敗で済まず、さらに連敗が続く事もなくはありません。

そのため、99連敗以上の負けが続く事も考慮し、資金のショートを回避できるだけの低いロット数を設定する必要があるわけです。

このように、コツコツドカンの逆トレードにおいては、多くの連敗を想定して資金ショートを回避するための「矮小」なロット数でしかトレードができません。

ゆえに「コツコツ」と小さな負けを積み重ね、一発逆転で「ドカン」と大きく勝ったとしても、極めて低いロット数のトレードであるため、実際に得られる収益はそれほど大きくはないわけです。

以上から「勝率」の面で見た場合にも、コツコツドカンの逆トレードはあまり現実的ではないという見方ができました。

まとめ。勝率とリスクリワードの関係から見た「コツコツドカンの逆トレード」。

本記事では、勝率とリスクリワードの関係性から例を挙げ、コツコツドカンの逆トレードは現実的ではないという解説をしてきました。

以下が、その簡潔な理由です。

  • デイトレードの場合はそもそも「ドカン」と勝つだけの利幅を、1日の中で取れない可能性が非常に高い
  • スイングトレードの場合は、トレード回数が少な過ぎるため、月間だけではなく年間単位でも勝ちが来ないことでマイナス収支が普通に有り得る
  • 連敗による資金ショートを回避するために普段のロットは極めて低く設定しておく必要があるので、ドカンと勝った時のpipsは大きいものの、得られる実際の収益はそれほど大きくはない

以上のような理由から、コツコツドカンの逆トレードは現実的ではなく、基本的に成立しないと、私自身は考えていました。

「コツコツドカン」で負ける人が多いのならば、その「逆」をいけば勝てるのでは?という発想は良かったのですが、トレードで勝つ事はそれほど単純ではないということです。

トレード勝つべくして勝つためには、トレードの本質部分から考え、手法・ロジックの考案をすべきだと思います。

このブログでは、トレード1回で2桁の利益率を現在進行系で出しているデイトレ手法を、記事の中で解説していました。

エントリーから決済までチャートを使って図解しているので、ぜひ以下の記事から参考にしてみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

それでは次の記事でお会いしましょう。

杉原。

破産注意。FXのデイトレでコツコツドカンをやって負ける原因と対策。

杉原です。

FXをはじめとするトレードの世界では、

「コツコツと勝った後、一発でドカンと負けるトレーダーが多い」

とよく言われます。

特に、短い期間でコツコツと利益を積み上げたと思ったら、それまでの利益をたった1日で一気に失ってしまうというパターンが非常に多いです。

これが、いわゆる『コツコツドカン』という負けパターンになります。

今回の内容は、FXのデイトレードに特化して、そんなコツコツドカンが起こってしまう原因と、その根本的な要因から見た対策=解決策もあわせて解説していく講義です。

このコツコツドカンは、酷い場合にはわずか一回の負けで資金の大半を失ってしまう事も決して少なくありません。

そんな危険を回避するためにも、ぜひ本記事の内容を参考にして頂ければ幸いです。

それでは早速いってみましょう。

本記事では、すでに取り組んでいる有効なFXのデイトレ手法がある前提で話を進めていきます。

本来は有効であるはずの手法にも関わらず、手法のルールを無視してコツコツドカンをやってしまう原因および対策を解説していきます。

もし、取り組んでいるFXのデイトレ手法を忠実に実践しているものの、コツコツドカンが発生してしまうという場合は、そもそもの話トレーダー自身ではなく、そのデイトレ手法に問題があると言っても過言ではありません。

そのようなパターンの場合、ロジックそのものを改善しなければならないと思いますので、宜しければ以下の記事を参考になさってみてください。

>【決定版】勝てるトレード手法の開発法、ロジックやルールの作り方について

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

コツコツドカンで負ける原因、理屈とは

まずは、コツコツドカンで負けてしまう「原因」「理屈」を明確にしていきましょう。

コツコツドカンで負ける人のトレード特性として共通するのは、以下の項目になります。

  • 勝率はそれなりに高い
  • 利確が早い
  • 損切りが遅れる

要するに勝率は高いものの、損失:利益のリスクリワードが最悪だということです。

そもそも勝率が高いのは、利確が早い事が要因と言っても過言ではありません。

利確が早ければ早いほど、必然的に勝率は上がるため、「コツコツ」と小さな利益は積み上がっていきます。

特にデイトレードの場合、そもそも短時間での利確を狙うスタイルのため、エントリーしてすぐに含み益が一気に膨らむことが少なくありません。

その際に、取り組んでいるデイトレ手法のルールでは、まだ利確の条件になっていないにも関わらず、

「この含み益を無駄にしたくない」
「一気に逆向して、損切りになる前に利確してしまおう」

という心理から、その場で早くも利確してしまうデイトレーダーが多々いるようです。

そのようなデイトレードを行っていれば、必然的に勝率は上がり、小額ながらコツコツと利益を積み上げる事ができます。

ただ、このように普段取り組んでいるFXのデイトレ手法における、利確の条件を満たしてないにも関わらず、

目先の小さな利益のみ

に目がいき本来取れていた利幅を取れない事で、トータルの利益額は少なくなってしまうわけです。

これが、コツコツドカンにおける「コツコツ」の原因になります。

続いては、コツコツドカンの「ドカン」に関しても原因を見ていきましょう。

そもそもトレードの世界において勝率100%は、まず有り得ないため、必ず損切りになるトレードは避けて通れません。

取り組んでいるFXのデイトレ手法において、本来ならば損切りしなければならない場面であるものの、

「もしかしたら、エントリーした価格まで戻ってきてくれるかもしれない」
「今損切りしたら、後で利確できる可能性があるので、勿体ない」

などの心理が働き損切りを後回しにしてしまい、結果として最終的にはエントリーした価格まで戻るどころか、さらに含み損が膨らみ、

最終的に観念して大きな損切りを行う・・・

という流れで「ドカン」と負けてしまうわけです。

このように、自らの手で最終的に損切りができる場合はまだ「救い」があります。

最悪な事態としては、最後の最後まで反転して価格が戻ってくれる事を期待し、損切りをせず、取引口座側で強制ロスカットされてしまうパターンです。

このパターンでは資金の大半、もしくはほぼ全額をたった一回の負けで失ってしまうという、文字とおり「最悪のシナリオ」と言っても過言ではありません。

特にFXのデイトレードにおいては、当日中に決済することが基本であるものの、損切りを後回しにし続けた挙句、日をまたぐ、いわゆるオーバーナイトをしてしまうケースも少なくありません。

そんなオーバーナイトでは、朝の市場オープンと同時に、突発的な値動きが起こりやすくなります。

そのため、一気に含み損がなくなるという「ラッキー」な事が起こる可能性も0ではありません。

ただ、逆に損失が取り返しの付かないレベルに広がってしまうことも普通に有り得るので、その時点で強制ロスカットに巻き込まれる危険性も十分に考えられます。

以上、ここまで説明した、

「コツコツ」→早すぎる利確で小さな利益を積み重ねる
「ドカン」→損切りを後回しにして、最終的に大きな含み損でロスカットする

の双方が重なることで、コツコツドカンが完成してしまうわけです。

なぜ、ルールどおりの「利確」「損切り」ができないのか?

ここまでは、本来のトレードルールを無視した

「早すぎる利確」
「遅すぎる損切り」

によってコツコツドカンが生まれるという解説をしてきました。

では、そもそもルールどおりに「利確」「損切り」ができない要因は何なのかー

その辺りの深い部分に踏み込んでいくことで、コツコツドカンを防止する対策が見えてきますので、具体的な対策案の前に、まずはトレードのルールを破ってしまう原因を明確にしていきましょう。

コツコツドカンをやってしまうトレーダーが、トレードのルールを破る心理パターンとしては以下の2点が挙げられます。

  • 1.勝っていて余裕があるので、ちょっと試しにエントリーしてみようかな
  • 2.ミスをして本来受けるはずではなかった損失を受け、一気に取り返そうと考える

まず1のパターンでは「慢心」から、結果として、しっかりと検証していないロジックでトレードするという行動に走りやすくなります。

ただ、バックテストやフォワードテストで検証していない以上、そんなトレードは単なるギャンブルでしかありません。

そんなギャンブルのようなトレードでは、完全なる「運任せ」なので、どうしても思いとおりに利益(含み益)が出ず、最終的に含み損が広がり、先ほど説明したような「ドカン」に繋がってしまうわけです。

せっかく勝っていて積み上げていた利益も「すっからかん」になってしまいます。

対して、

2.ミスをして本来受けるはずではなかった損失を受け、一気に取り返そうと考える

のパターンでは、すでに確定した損失があり、その損失を取り返そうと「必至」になりやすいため、焦ってトレードできる場面を探し出す傾向にあります。

焦った結果、取り組んでいるデイトレ手法のルールを見落としてしまい、意図せずにルールを破ってしまう可能性も少なくありません。

以上、ルールを破ってしまうトレーダーの心理から生まれる行動をまとめると、

1.勝っていて余裕があるので、ちょっと試しにエントリーしてみようかな
→「慢性」から意図的にルールを破ってしまう

2.ミスをして本来受けるはずではなかった損失を受け、一気に取り返そうと考える
→「焦り」から意図せずルールを破ってしまう

ということが浮かび上がってきました。

以上を踏まえ、次章ではコツコツドカンを防ぐ根本的な解決策を解説していきたいと思います。

コツコツドカンの対策

ここまでは、コツコツドカンの根本的な原因として、以下のような要素を挙げて解説してきました。

  • 目先の小さな利益のみを求めて「早過ぎる利確」をしてしまう
  • 含み損が解消される事を期待して「遅すぎる損切り」をしてしまう
  • 「焦り」から意図せずルールを破ってしまう
  • 「慢性」から意図的にルールを破ってしまう

その上で、ここでは上記の要因を回避する対策を解説させて頂きます。

そんなコツコツドカンを防ぐ解決策は、以下の3つです。

  • チャンス以外はチャートを見ない
  • エントリーと同時に、指値注文と逆指値注文、またはアラートの設定を行う
  • 月間の利益率を常に考える

では、1つずつ掘り下げいきましょう。

コツコツドカンの対策1.チャンス以外はチャートを見ない

どんなデイトレ手法のルールでも、アラートなどを駆使すれば、チャンスが訪れる前段階で、パソコンやスマートフォンへ通知することができるはずです。

インジケーターの値などを利用すれば、チャンスの前にアラートで通知することは、普通に不可能ではありません。

その上で、そのアラート通知が来ない限りは、決してチャートを見ないようするーこれが1つ目のコツコツドカン防止策です。

仮に連勝して資金に余裕ができると、「慢心」から、

「ちょっとくらい試しにエントリーしてみようかな」

という心理が生まれてしまう可能性があります。

そこで、アラート通知が来ない限りは徹底してチャートを見なければ、取り組んでいるデイトレ手法のルール以外でのエントリーを必然的に防げるようになるわけです。

【実践者の実績や生の声】

コツコツドカンの対策2.エントリーと同時に、指値注文と逆指値注文、またはアラートの設定を行う

2つ目の対策としては、エントリーしたと同時に、

・利確の注文(指値)
・損切りの注文(逆指値)

を出してしまうことになります。

先に利確と損切りの注文を発注してしまえば、

「早すぎる利確」
「遅すぎる損切り」

の2つを回避することができるからです。

その際に、あわせて決済されたら通知が来るようなアラート設定を行い、決済が完了するまでは決してチャートを見ないようにします。(1つ目の対策と並行するため)

ただ、手法によっては、ライントレードなどでトレンドラインに触れたら決済するような場合、エントリーした時点では明確な「利確場所」「損切り場所」を設定できず、指値と逆差し値を出せないという場合も少なくありません。

そのような場合、決済対象となるトレンドラインにアラートの設定を行い、決済(利確または損切り)の場面になったらアラート通知が来るようにします。

そして、その通知が来たら、問答無用で利確または損切りを行うわけです。

その上で、当然ながらエントリーした時点で発注した指値と逆指値、もしくは設定したアラートは決して動かしてはなりません。

その指値と逆指値、アラートは、ルールどおりの決済であるため、それらを動かしてしまうということは、ルールを破る事と同じだからです。

ルールを破ることは「コツコツドカン」の始まりになる恐れがあるので、徹底してルールを守る必要があります。

コツコツドカンの対策3.月間の利益率を常に考える

まず前提の考え方として、仮に当日の収支が「負け」になる日が合っても、特に問題ありません。

なぜなら、最終的に月単位で見て、その日の負けを帳消しにして勝っていれば良いからです。

各自トレーダーごとに月間収支の目標がそれなりにあると思います。

結果として、その目標を達成すれば良いなので、仮にミスをして損失を被ったとしても、別にその日の内に取り返す必要はなく、月単位で取り返す事ができれば良いわけです。

そのように考えれていれば、当日中に損失を取り返そうとして「焦りにより意図せずルールを破る」という事態を防ぐことができます。

ただ、月末に「当月の目標までギリギリ届くかどうか」という際には、

「その日の内に勝たなければ」

という焦りが生まれてしまうかもしれません。

そんなギリギリの場合には、年単位での目標成績と照らし合わせ、当月が仮に目標に届かなくても、次月以降で帳尻を合わせていくように切り替えていくことを推奨していました。

また、そのようなケースが続く場合には、そもそもトレード手法に問題がある可能性が非常に高いので、

・そのロジックを見直す
・新たに別の手法を取り入れて並行してトレードを行う

というアプローチが有効になります。

関連記事1:【決定版】勝てるトレード手法の開発法、ロジックやルールの作り方について

関連記事2:最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

まとめ。デイトレのコツコツドカンで負ける原因と対策。

本記事では、FXのデイトレードに特化した上で、コツコツドカンで負ける原因と対策を解説してきました。

コツコツドカンで負ける根本の心理を踏まえた原因は、

目先の小さな利益のみを求めて「早過ぎる利確」をしてしまう
含み損が解消される事を期待して「遅すぎる損切り」をしてしまう
「焦り」から意図せずルールを破ってしまう
「慢性」から意図的にルールを破ってしまう

などが挙げられ、これらの予防策・解決策として、

1.チャンス以外はチャートを見ない
2.エントリーと同時に、指値注文と逆指値注文、またはアラートの設定を行う
3.月間の利益率を常に考える

という3点を解説させて頂きました。

ここで挙げた根本原因となる心理は「癖」になりやすく、コツコツドカンを何度と繰り返してしまう人も決して少なくありません。

何度も大事な資金を失わないように、本記事で解説した対策を取り入れて頂ければ幸いです。

そのためにも、まずは有効なトレード手法を身につけることが欠かせないと思います。

そんな有効度の高いデイトレ手法として、当ブログ内では、一度の取引で10%前後の利益率を出している手法を記事にして解説していました。

実際のチャートでエントリーから決済までを図解しているので、ぜひ下記の記事も併せて参考にしてみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

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FXのデイトレで練習ツールの必要性があるのかを解説

杉原です。

今回の記事では、トレード手法・ロジックなどの「検証」に使う練習ツールの必要性について解説していきます。

この練習ツールは、人にとっては必要ないケースもあるものの、特定の人にとっては「絶対に使った方が良い」と言える面もあるので注意喚起も込めて議題にしたいと考えた次第です。

そもそも練習ツールとは、過去チャートを使ってバックテストによる検証を行う際に、

検証の結果を出力できる事(バックテスト結果をレポート形式で自動出力する機能)
リプレイモードがある事(ローソク足を1本ずつ再生できる機能)

などの機能を有するソフトウェアを指します。

FXのデイトレードに練習ツールは必要なのか?

まず、練習ツールの使用はすでに検証(バックテスト)を行う「トレード手法」「ロジック」がある事がそもそもの前提です。

ですので、まだ検証したいトレード手法もロジックもないという場合は、練習ツールを使う意味がありません。

そのため、そのような検証材料の手法・ロジックがないのであれば、必然的に練習ツールは「不要」と言えるわけです。

自身でトレード手法を開発、作成してみたいという場合の「ロジック作成法」は下記の記事で解説していましたので、興味がありましたら目を通してみてください。

>【決定版】勝てるトレード手法の開発法、ロジックやルールの作り方について

ただ逆に、すでに取り組みたい、もしくは検証してみたいトレード手法やロジックがあるのであれば、練習ツールを有効に活用できる可能性があります。

自身で手法を開発した場合、情報商材で購入した場合、いずれの場合でも問題ありません。

とにかくバックテストをして、その手法・ロジックの有効性を確かめ、

「実際のトレードで勝てる見込みがあるのかを検証したい」

という場合は、練習ツールを使う意義が十分にあるということです。

もちろん、練習ツールを使わなくても、過去のチャートを見ながら、エクセルなどの表計算ソフトに1回ずつトレード結果を記録する形でも、バックテストによる検証ができないわけではありません。

ただ、練習ツールに備わる自動出力機能があることで、練習ツールを使えば、わざわざ自分でトレード結果を記録する必要がないため、時間効率が非常に上がります。

自動出力機能の有効性

1回1回のトレード結果をエクセルに記録する場合、

利幅
損失幅
エントリー時間
決済時間
含み損
そのほか備考

などは最低でも記録するに内容になると思いますし、ほかのも多々記録する内容があれば、エクセルに記録する「手間」「労力」、そして何より費やす「時間」は計り知れません。

膨大な時間を費やしてしまえば、その分だけトレード手法の検証に時間を割けないため、検証の完了まで多くの時間を要することになります。

そのため、いつまで経っても検証が終わらず、その手法を実際の相場で試せない事態に陥いる可能性が高いわけです。

ですので、

「早く手法の検証を終え、実際の相場でトレードをしてみたい」

という考えをお持ちの場合でしたら、練習ツールの必要性を十分に見出せるのではないかと思います。

リプレイモードは使える?

リプレイモードは、任意のスピードで1本ずつローソク足を表示していくことが可能な機能です。

また、1本ずつ「再生」「停止」をする事も可能なので、ローソク足1本ずつで細かく見ていくこともできます。

そんなリプレイモードは、

「右側が見えない状態でも、エントリーや決済を見逃さずないか」

という点こそが、この機能を使う意義です。

値動きが止まっている普通の過去チャートでは、常にこの先どうなるか、いわゆる『チャートの右側』が丸見えなので、答えが見えています。

そのため、特に緊張感がなく、手法の検証が行えていたわけです。

ですが、実際の相場では、当たり前の話ですが、チャートの右側は絶対に見えません。

そのため、まったく緊張が異なる状況ですので、動きが止まっているチャートを使ったバックテスト時と同じようにトレードができない可能性があるわけです。

また、動いていない過去チャートでの検証では、「自分のペース」でトレードのシュミレーションができてしまいます。

つまり、本番環境のリアルトレードとは「スピード感」が丸っきり異なるわけです。

ですので、トレード手法の実践がバックテスト時にはできていたとしても、実際のリアルトレードではスピードに追い付けずに、

エントリーのタイミングを見逃す
決済のタイミングを見逃す

などの「失態」が発生してしまう可能性があります。

上記のいずれにしても、

・利益を取り逃す
・損失を増やす

という事態に繋がりかねません。

結果として、当然ながら資金の減少に直結してしまうわけです。

特に分単位でトレードを行うFXのデイトレードでは、手法によっては判断スピードを必要とするために、エントリーや決済のタイミングを見逃がしてしまう可能性が十分にあります。

そのため、デイトレードの手法では、上記のような資金源に繋がってしまうような事態に陥りやすいと言えるわけです。

そんな事態を防ぐためには、トレード手法を「チャートの右側」が見えていない状況で、本番の相場と同等もしくはそれ以上の時間スピードでも実践できるかという検証および『練習』が有効となります。

もちろん、実際の相場を見て、頭の中でシュミレーションしたり、デモトレードを行うことでも、そのような練習は不可能ではありません。

ただ、実際の相場は土日は休場なので練習ができませんし、5分足を使うトレード手法ならば次のローソク足ができるまで5分待つ必要があり、時間効率が非常に悪いです。

リプレイモードでは、5分足であってもコマ送りや早送りが可能なので、「数秒」で次のローソク足を見ていくことができるます。

そのため、実際の相場と比べて、リプレイモードの方が練習の時間効率が圧倒的に高いということです。

仮に5分足を使うトレード手法において、次の足を見る時間を5秒にした場合、本番環境は次の足まで5分(=300秒)なので、時間効率は単純計算で60倍にもなります。

もちろん、途中でリプレイモードを止めて事細かにチャートを見たりすることがあると思いますので、正確に60倍の時間効率とは言えません。

ただ、それでも実際の相場で行う練習よりも、リプレイモードを使った練習の方が遥かに時間効率が高い事は、容易に想像して頂けるのではないかと思います。

ちなみにですが、デモトレードに関しては、時間効率の面「以外」でも致命的な欠陥があるため、あえて推奨はしていませんでした。

そんなデモトレードが不要な理由と、代替案については下記の記事で解説していますので、もし興味がありましたら目を通してみてください。

>デイトレの練習にデモトレードは不要な理由と、代替案の考察。

トレードの練習に費やす時間の「大幅な短縮」に繋れば、より早く手法を本番環境で試せますし、さらに別の手法の練習にも時間を割けるため、私はこのリプレイモードを非常に有効だと考えていたわけです。

前述の「バックテスト結果の自動出力機能」に加え、こちらの「リプレイモード」でも、

「早く手法の検証を終え、実際の相場でトレードをしてみたい」

という考えをお持ちの場合、練習ツールの必要性は高いと思います。

まとめ。FXのデイトレードにおける練習ツールの必要性。

本記事では、練習ツールの主要な機能である、

バックテスト結果の自動出力
リプレイモード

について、それぞれ有効性や必要性を説明した上で、

「早く手法の検証を終え、実際の相場でトレードをしてみたい」

という場合には、練習ツールは十分に必要性があると解説してきました。

また、特にデイトレのような、ある程度の判断スピードが必要になる場合の手法であれば、実際のリアルタイムのトレードで

エントリーや決済のタイミングを逃さないため

にも、リプレイモードによる練習はより必要性が高いと思います。

そのため、FXのデイトレードで早く勝てるようになりたいという考えがある場合には、特に練習ツールは必要性が大いにあると考えていました。

ただ、冒頭でもお伝えしたとおり、この練習ツールは検証したいトレード手法が「すでに決まっている」という場合に活用できるツールにほかなりません。

よって、練習ツールを使う前には、まずはトレード手法の入手、もしくは開発が必要となるわけです。

そんなトレード手法・ロジックの作り方、開発法に関しては、下記の記事で解説していますので、良ければあわせてご覧になってみてください。

>【決定版】勝てるトレード手法の開発法、ロジックやルールの作り方について

また、トレード手法を自ら開発する「時間」「手間」をショートカットしたいという方針でしたら、すでに確立しているデイトレ手法を解説しているので、以下の記事から参考にしてみてください。

(10%前後の利益率を一度の取引で出しており、エントリーから決済まで図解していますので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。)

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

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>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

>この時間帯のみでも十分。FXのデイトレードで利益率と勝率が高い時間帯とは。

>少額でも儲かる。FXのデイトレードに適した取引口座のスペック。

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