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意外?デイトレでトレンド形成しやすい通貨ペアの数種類を解説

杉原です。

FXでデイトレードを行う際に、できる限りエントリーのチャンスが多い通貨ペアを選択して、利益を多く積み上げたいというのがトレーダーの心情として少なからずあると思います。

その上で、どんなトレード手法でも基本的に取引チャンスは「トレンド」によって生まれる傾向があるので、エントリーのチャンスが多い通貨ペアは、

トレンド形成しやすい通貨ペア

とも言えることは間違いありません。

そこで当記事では、エントリー頻度を高めて最終的にトータルの利益を上げるべく「トレンド形成しやすい通貨ペア」を紹介/解説していきたいと思います。

中には「意外」に感じる通貨ペアもある思いますが、どうぞ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

トレンド形成しやすい通貨ペア(デイトレでチャンスが多い通貨ペア)

まず重要なトレンド形成における「トレンド」の定義ですが、非常に大多数のトレーダーに意識されている『ダウ理論』において、以下のような内容が概略となります。

  • 上昇トレンドは、直近の高値を更新し続けている限り上昇トレンド維持(直近の安値を下回らない限りとも言える)
  • 下降トレンドは、直近の安値を更新し続けている限り下降トレンド維持(直近の高値を上回らない限りとも言える)

上記に基づき、上昇トレンドを例にして、トレンドの継続から終わりまでは以下のような流れになります。

まずは高値も安値もともに上向きに更新(切り上がり)していて、上昇トレンドが発生しているのが下図です。

上昇トレンドの発生

しかし、下図のように高値3になると前回の高値2を更新せずに下回りました。

上昇トレンドの終焉

このように、高値と安値がともに更新(切り上がり)を見せなくなった時点で上昇トレンドの終焉となるわけです。

下降トレンドの場合は今の真逆になります。

このようにトレンドが生まれるには、高値と安値の更新が欠かせません。

そんな高値と安値が更新されるためには、取引しているトレーダーがそれなりに必要となります。

取引しているトレーダーが多いほど、値動きが活性化され、高値/安値ができやすく、それによって高値や安値の更新=トレンド形成が起きるからです。

ですので、トレンド形成しやすい通貨ペアは、トレーダーから十分に取引されている通貨ペアとなってきます。

「トレンド形成しやすい通貨ペア」の具体例

FXの通貨ぺアは、米ドルや円、ユーロをはじめとする各法定通貨を、

・ドル円(USD/JPY)
・ユーロドル(USD/JPY)

ペアにした銘柄です。

ですので、取引量が多い法定通貨をペアにしている通貨ペアが、十分にトレーダーから取引されている通貨ペアと考えられます。

そんな取引量が多い法定通貨の代表例が以下です。

  • 米ドル(表記=USD、アメリカ通貨)
  • (表記=JPY、日本通貨)
  • ユーロ(表記=EUR、ユーロ通貨)
  • ポンド(表記=GBP、イギリス通貨)
  • オーストラリアドル(表記=AUD、オーストラリア通貨)

ユーロに関しては国ではなく連合単位ですが、どれも取引量が多い法定通貨となっています。

これらを組み合わせた通貨ペアが、取引量が多いことで高値/安値の更新、つまりトレンド形成しやすい通貨ペアとなるわけです。

その上で、下記がトレンド形成しやすい通貨ペアの具体例になります。

  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ドル円(USD/JPY)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • オージードル米ドル(AUD/USD)
  • オージー円(AUD/JPY)
  • ポンドオージー(GBP/AUD)
  • ユーロオージー(EUR/AUD)

以上がトレンド形成しやすい通貨ペアで、実際に私もデイトレードの対象としている通貨ぺです。

ただ、後半の「ポンドオージー(GBP/AUD)」「ユーロオージー(EUR/AUD)」などは、あまり聞きなれない意外な通貨ペアかもしれません。

ただ、これらはポンド円と同じくらいの値動きがあり(特にポンドオージーはポンド円以上になることも)、トレンド形成しやすい通貨ペアとなっていました。

1日を通して「トレンド形成しやすい通貨ペア」

実際のところ、

・ユーロドル(EUR/USD)
・ポンドドル(GBP/USD)
・オージードル米ドル(AUD/USD)

などの、ヨーロッパ圏とアメリカの通貨でペアになっている通貨ペアは、日本時間の日中、いわゆる「東京時間」では取引量が少ないため、トレンドが形成されにくいのが実情です。

下図はユーロドルの1分足で、東京時間は値動きが少なくトレンドができにくい状況ではあるものの、取引量が増えてくるロンドン時間以降、値動きの大きさが高まると同時にトレンド形成もお混っていました。

ユーロドル1分足

特にユーロドルをはじめとする「ドルストレート」は、東京時間ではトレンドが発生しにくい状況が多くなっています。

そのため、ロンドン時間やニューヨーク時間など、日本時間における夕方以降/夜間にトレードができない/したくない場合には、米ドルが主役となるドルストレートはトレンド形成しやすい通貨ペアとは言いにくくなるのでご注意ください。

対して、ドル円、ポンド円やユーロ円などのクロス円は、日本の午前中から夕方にかけて「円」が主役になるため、東京時間でもドルストレートに比べて値動きが大きくなるのでトレンド形成しやすい通貨ペアとなっています。

その上、今挙げたドル円やポンド円、ユーロ円などは、ロンドン時間やニューヨーク時間以降、

・ポンド
・ユーロ
・米ドル

が主役になってくる時間帯でも取引量が多くなるので、1日を通してトレンド形成しやすい通貨ペアと言えるわけです。

また、意外な通貨ペアとして先ほど挙げた「ポンドオージー(GBP/AUD)」「ユーロオージー(EUR/AUD)」なども、実は1日を通してトレンド形成しやすい通貨ペアに含まれています。

と言いますのも、東京時間が始まる9時より前の8時頃から、オーストラリアドル(AUD)が主役となるオーストラリア市場が開き始め、東京時間とほぼ時差が無く平均して取引され続けるので、オージードル(AUD)の影響を大きく受ける、

・ポンドオージー(GBP/AUD)
・ユーロオージー(EUR/AUD)

も1日を通してトレンドが発生しやすいわけです。

日中はオージー(AUD)からの影響、ロンドン時間以降は、ポンド(GBP)やユーロ(EUR)からの影響で、全体的にトレンド形成が起きやすい傾向にあります。

そうは言っても、オージードル米ドル(AUD/USD)に関しては、どうしてもドルストレートとして米ドル(USD)主体となるため、東京時間の値動きは小さく、日中はトレンドの形成がされにくいのでご注意ください。

まとめ~デイトレードでトレンド形成しやすい通貨ペア~

以上、この記事ではデイトレードの視点で、トレンド形成しやすい通貨ペアについて、理由や成り立ちを踏まえて解説させて頂きました。

トレンドを作る上では高値/安値がともに更新される必要があり、そのためには相応の取引量が欠かせません。

だからこそ、取引量がある通貨同士をペアにしている以下のような通貨ペアこそが「トレンド形成しやすい通貨ペア」となっています。

  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ドル円(USD/JPY)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • オージードル米ドル(AUD/USD)
  • オージー円(AUD/JPY))
  • ポンドオージー(GBP/AUD)
  • ユーロオージー(EUR/AUD)

ただ、ドルストレートは米ドルが主役であり、東京時間(日中)は取引量が少ないため、1日中トレンドができることはありません。

対して、円の影響を受けやすい、

・ドル円(USD/JPY)
・ポンド円(GBP/JPY)
・ユーロ円(EUR/JPY)

や、オージードルの影響を受けやすい、

・ポンドオージー(GBP/AUD)
・ユーロオージー(EUR/AUD)

は、東京時間であっても取引量が極端に減らないので、日中でもトレンドが起きやすくなります。

よって、ロンドン時間以降となる夕方や夜間だけではなく、1日を通してトレンド形成しやすい通貨ペアとしては、

・ドル円(USD/JPY)
・ポンド円(GBP/JPY)
・ユーロ円(EUR/JPY)
・ポンドオージー(GBP/AUD)
・ユーロオージー(EUR/AUD)

が挙げられるわけです。

以上、参考にして頂ければと思います。

この記事でも扱った「ポンド円」ですが、

・テクニカルの効きやすさ
・値動きの大きさ

この2つが合わさり、トレード手法によっては、下図のように一度のトレードでも2桁台を充分に超える利益率を出すことも不可能ではありません。

ポンド円の利益率(トレンドラインのブレイク手法

このトレンドラインのブレイク手法は、

・短期トレーダーと中長期トレーダー
・逆張り派と順張り派

それぞれが同じトレンド方向になるロジックでありつつ、トレンドラインを「引かないトレーダー」からも同じ方向性が意識されやすいチャートパターンに特化していました。

そのため、大勢のトレーダーと同じ方向にエントリーができるので、極めて高い精度となり「含み損」「損切り幅」を最小限に抑え込めて、低いリスクのままロットを上げて利益率を向上させていたデイトレ手法になります。

下記の記事では、このトレンドラインのブレイク手法について、エントリーから利確・損切り、ロットの設定まで実際の事例を使って図解していますので、ぜひご覧になってみてください。

>トレンドラインのブレイク手法のエントリーから決済までの図解

このトレンドラインのブレイク手法は、ポンド円はもちろん、他のどんな銘柄にも変わらず通用するデイトレ手法なので、複数の銘柄を扱って、1日で数十%の利益率を出せる日もあります。

その辺りの収益事例も掲載しているので、ぜひ上記のリンクからトレンドラインのブレイク手法をまとめた記事の方をご覧頂ければ幸いです。

また、この記事で扱ってきた「トレンド」ですが、そんなトレンドを利用した実際に大きな利益率を出しているデイトレ手法をブログで公開していました。(実績とご挨拶はこちらになります。)

ロジックをそのまま公開しているので、良ければ、下記の記事もあわせてご覧になってみてください。

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

>トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>ブログの目次はこちらから

トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法『初動テクニカル』

杉原です。

本講義では5分足チャートにて、

・キリ番(ラウンドナンバー)
・トレンドライン(チャネルライン)

この2つのみを使った反発の「初動」を狙う、シンプルながらもほぼ聖杯に近いレベルの高精度な『初動テクニカル』という独自のデイトレード手法について、エントリーから決済までのロジックを実際のチャートを使って解説させて頂きます。

下の図がそのイメージ図です。(具体的なエントリーや決済の要点は、このページ内で順を追って解説しております)

トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法のイメージ図

この講義内で解説するトレンドラインとキリ番を使った「エントリー条件」に当てはまると、

・短期派から中長期派まで
・順張り派から逆張り派まで

このような様々な立場のトレーダーからトレンド分析の方向性が「一致」しやすくなり、ショートであれば、

・買い注文が減る
・売り注文が増大する

そんな相場状況になるため、下落の確率がとても高まり、精度が抜群なデイトレードが実現できるようになっています。

また「トレンドラインを引かないトレーダー」からも、トレンド分析の結果が一致しやすい仕組みがロジック内に入っているため、より大勢のトレーダーと同じ方向の注文を出せることで精度が増し、ほぼ逆行が無いレベルのリスクです。

結果的に高い精度のまま、

・含み損
・損切り幅

これらを極めて小さく抑えられるので、低リスクのままレバレッジ効果を最大限に活かせます。

そのため、海外FX業者を使う場合に『資金1万円あたり0.1ロット(1万通貨)』という客観的に見て高いロット設定でも安全にデイトレードが可能です。

このロット設定では1pipsで資金の1%に該当するため、10pipsの利幅でも一度の取引で利益率は10%になります。

ページの後半では、実際の収益が分かる履歴を掲載しているので、ロジックの解説を踏まえた上で参考にして頂ければ幸いです。

ただ、世間一般的には安全のためにロットは下げて、

「損小利大で利幅を伸ばせ!」

このような傾向が強いので、私のように海外業者を使って資金1万円あたり0.1ロット(1万通貨)というロットを上げるトレードは危険に感じるかもしれません。

ですが、高い精度を維持できたまま「含み損」を最小限に抑えられるデイトレ手法であれば、そんなロットを上げる行為は低リスクになり、10pipsのような少ない利幅でも10%ほどの高い利益率を出せるメリットが得られます。

また「損切り幅」も小さく抑え込めていることで、負けトレードの損失も1回の勝ちトレードで得られる収益で取り戻せるレベルなので、資金の減りというリスクも回避できている状況です。

ここからは実際に、エントリーから決済までの条件を含むロジックをチャートを使いながら図解して、これなら1回の取引でも充分に10%を超える2桁台の利益率を出せると、納得できるように解説させて頂きます。

【はじめに】なぜトレンドラインとキリ番なのか?

まず最初に前提として、トレンドラインとキリ番を使う意味、その優位性から明確にしていきたいと思います。

このトレンドラインもキリ番も、RSIやRCIのような一般的なインジケーターとは異なり、パラメータ(設定値)がありません。

パラメータがあるとインジケーターを使うトレーダー同士で設定する数値や、適用する時間足に違いが出ることで、トレンド分析の結果が「同じインジケーターを使っていてもトレーダーごとに変わってくる傾向」があります。

同じ銘柄を同じ時間帯で、同じインジケーターを使ってチャートを見ていても

・上昇トレンド
・下降トレンド
・レンジ相場

それぞれトレーダーごとに判断が分かれやすいということです。

このようにトレンド分析が一致しにくいと、仮に自分は上昇トレンドと判断してロングをしても、他の大勢は上昇トレンドと判断していない可能性が大いに有り得るので、エントリー後に上昇しにくい精度の低いトレードになってしまいます。

それに対して、トレンドラインやキリ番のようなラインは、このような精度が下がる要因になるパラメータ(設定値)がありません。

そのため、ラインを引くトレーダー同士による分析の「差」が出にくく、大勢のトレーダーと同じ視点で分析できることでトレンド分析の結果が一致しやすいわけです。

ですので前提として、ラインを使ったデイトレードはインジケーターに頼るよりも、大勢と同じトレンド分析ができるからこそ、高精度(高勝率)な手法となっています。

以上がトレンドラインやキリ番のようなラインを使う意義であり、優位性の話でした。

この優位性を前提とした上で、ここからは具体的なエントリーや決済の条件に深く入っていきたいと思います。

1つ注意として、私自身、決してインジケーターを完全に否定しているわけではありません。

代表的なRSIやRCIにしても、それぞれに相応の優位性があるからこそ、今も使われていることは間違いないと思います。

ただ、ここまで説明したように、パラメータの存在により分析結果にバラつきが出るインジケーター自体の精度は、どうしてもラインに比べて劣ってしまうことは確かです。

ですので、インジケーターを使う場合にはトレンドラインをはじめとするラインを主体として、インジケーターは補助的に使うことで精度を高める方針が有効かと思います。

シンプルにトレンドラインとキリ番のみを使う、聖杯に近いデイトレードのルール

まずイメージが湧きやすいように、事例となるチャート図をご覧ください。

下図の赤丸がエントリー、そして太い灰色線のラインが基本的な利確の目安(前回安値の実体から手前、ロングの場合は高値)です。

トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法のイメージ図

このデイトレード手法はラインのみで勝負する以上、使うライン自体の条件も厳しいものとなっています。

ただ、ここで言う「厳しい」=判断が難しい、というわけではありません。

より多くの注文が入るラインを『厳選』する必要があるということであり、それは多くのトレーダーが意識するラインでもあります。

そんな多くのトレーダーが意識しやすいラインということは、そもそも誰もが見つけやすいラインとも言えるはずです。

ですので、このデイトレード手法のノウハウ自体が決して難しいことは全くありません。

むしろシンプルである以上、とても再現性の高いデイトレ手法だと思います。

以上を踏まえ、どんなラインを使うのかという重要なポイントを含めた当トレンドライン手法のルールを、この先で学んで頂ければ幸いです。

どんなラインを使うのかを含むエントリー条件

率直に申し上げると、先ほど掲載した下図のような場面が、当デイトレ手法の条件/ルールであり、ここでは具体的に掘り下げて解説させて頂く次第です。

トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法のエントリー

そして以下が、このデイトレード手法におけるエントリーのルールとなります。

  • ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
  • そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること
  • トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0)と重複していること

では、それぞれの確固たる原理/有効性を1つずつ解説していきます。

ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること

まず等間隔であることによって、より大勢のトレーダーが意識するトレンドになりやすいからこそ、下図のような頂点同士がほぼ等しい間隔で結ばれるラインが条件となります。

引き始めの「始点」から2点目の「中間点」、そしてエントリー場所となる3点目の「終点」・・・

これらの間隔がほぼ等しいことで、大勢のトレーダーが意識するトレンドに成りやすくなるわけです。

もちろん、この間隔は厳密に計っての等間隔ではありません。

少なくとも、完全に頂点の間隔が一致するラインは、遭遇する確率が極端に低いことは確かです。

ですが、目で見たレベルでも明らかにキレイなラインで、ほとんど同じ間隔で結ばれるということは意識できると思います。

そんな「目視レベル」でも認識されるようなラインであれば、ラインを引かないトレーダーたちにとっても、同じトレンドを意識される相場状況と成り得るわけです。

だからこそ、ほぼ等間隔のトレンドラインに高い有効性が備わってきます。

また、4点目以降ではなく「3点目」という点も重要です。

まず、普遍的な人間心理から考えると、危険を冒して何度もトレードするよりも、確実性の高い場面で利益を取って手を引く、いわゆる『勝ち逃げ』を行うトレーダーが少なくありません。

その上で、トレンドラインの4点目以降になると、そのライン、そのトレンドを意識するトレーダーも増える一方で、すでに3点目の「初動」で利益を勝ち取り、その時点で手仕舞いしている有能なトレーダーもいます。

そんな初動で勝ち逃げする有能なトレーダーは、精度の高い初動のみで勝負し、とても高い「期待値」のトレードを行うため、一般の勝てないトレーダーに比べて好成績です。

ですので、そんな好成績のトレーダーたちの資金は多く、相場に出す注文の量が、一般の勝てないトレーダーの数倍/数十倍以上になると言っても過言ではありません。

そのため、そんな勝ち逃げトレーダー達1人1人は、勝てていない多くの一般トレーダー数十人分以上に換算できるということです。

だからこそ、大きな取引量でトレードできる有能なトレーダーたちから狙われる「初動となるトレンドライン3点目」の効き目が非常に強くなっています。

よって、初動のみで勝ち逃げするトレーダー達の注文が反映される、トレンドラインの初動=3点目こそが、ラインでの反発が起こる確率が高い最もおいしい(=期待値の高い)相場になるわけです。

逆に、4点以降になると、注文量の多い勝ち逃げトレーダーたちが出す新規のエントリー注文が減るることで、少しずつラインでの反発が起こる確率が低くなっていきます。

もちろん、他のサポレジによる十分な数の「重複」があるなど、別の視点で根拠が増えるのであれば、4点目以降でも精度を上げることは不可能ではありません。

あくまでも、ここで解説するトレンドラインとキリ番のみを使ったシンプルなデイトレード手法においては、トレンドライン(チャネルライン)とキリ番という2本のみがサポレジになるため、それぞれのラインがより意識されやすい『厳選』された条件でなければなりません。

以上から、下図のようにトレンドラインは「ほぼ等間隔」かつ「3点目」が条件となっています。

トレンドラインの3点目までが等間隔

【補足】

より強く機能するトレンドラインを採用すべく、特にトレンドラインとキリ番のみである当手法においては、できる限りヒゲに近い位置で引くことを推奨いたします。

ヒゲで引いたトレンドラインであれば、1分足や15分足など別の時間足で見ても「同じトレンドライン」として表示されるので、より大勢のトレーダーに意識されるラインになり、精度が向上するからです。

以上から、トレンドラインとキリ番のみを使う当デイトレード手法においては、より精度の高いトレンドラインを使うべく、できる限りヒゲを目安にラインを引くことを推奨していました。

そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること

ここまで解説したトレンドラインの条件をクリアした上で、そのトレンドラインと「平行」にアウトラインが引けて「チャネルライン」として成立していることが続いての条件になります。

以下の図が「ほぼ等間隔」で「3点目」の条件を満たしたトレンドラインに対し、平行に2点以上を結べるアウトラインが引けてチャネルラインとして成り立っている事例です。

チャネルラインとして成立すると、

・上昇トレンド
→高値と安値がほぼ同じ角度で平行に上昇

・下降トレンド
→高値と安値がほぼ同じ角度で平行に下降

このようにキレイなN字を描く値動きになります。

以下がチャネルラインの上昇/下降それぞれの事例です。

トレンドラインとアウトライン

ご覧の通り、トレンドラインとアウトラインで反発し合う形で、ほぼ同じ角度で「平行」な値動きとなっています。

そのため、まさに「教科書通り」と言えるような非常にキレイなトレンドが描かれるわけです。

ですので、ラインを引くトレーダーはもちろん、ラインを引かないトレーダーにとっても、同じトレンドを強く意識されやすくなります。

実際に、上図のチャネルラインを外した下図をご覧ください。

それぞれ黄色丸が高値、黒丸が安値で、ほぼ同じ角度で平行に値動きが起こっていると、ラインが無くても認識できるはずです。

少なくとも人間心理的に、平行な動きは印象に残りやすいことで「トレンドが発生」していると反応を示し、チャネルラインとして成立している相場に関しては、ラインを引かないトレーダーにとっても、同じトレンドを意識しやすい相場状況となっています。

よって、

・ラインを引くトレーダー(そもそもパラメータが無いため高精度)
・ラインを引かないトレーダー(高値と安値の平行な値動きからトレンド認識)

この双方から、同じトレンドを意識される確率が非常に高まるからこそ、アウトラインが平行に引けるチャネルラインとして成立することを条件としていたわけです。

トレンドラインとアウトライン

ただ、単純にトレンドラインと平行なアウトラインが引けるだけではなく、トレンドラインとアウトラインで交互に反発し合う、上図のようなチャネルラインであることが基本的な条件です。

平行に高値と安値がほぼ同じような角度で値動きすることで、チャネルラインを引かない多くのトレーダーにとっても、下図のような『N字波形』のキレイなトレンドを把握できます。

N字波形

そんなN字波形のトレンドこそが、ラインを引くトレーダーから引かないトレーダーまで大勢から意識されるトレンドであり、それを利用できるのが「トレンドラインとアウトラインで交互に反発し合うチャネルライン」だということです。

以上から、トレンドラインの3点目とローソク足が接触するタイミングでは、大勢の順張り派トレーダーによる新規のエントリーが、ラインを引く/引かないに関係なく大量に出されやすくなり、トレードの精度が飛躍的に高まっていきます。

また、1時間足などの上位足で取引する中長期のトレーダーでも、実際にエントリーする際には、

・より安い価格でロング
・より高い価格でショート

これらを意識するために、あえて下位足でエントリーのタイミングを図るケースは少なくありません。

上記2つを実現することで、利幅が大きくなる上に損失を減らせるという重要なメリットがあるからです。

ですので、キレイなN字波形が描けるトレンドラインの3点目は、

・押し目買い(ロング)
・戻り売り(ショート)

これらのエントリー場所として中長期のトレーダーからも意識されやすくなります。

そのため、短期トレーダーだけではなく、中長期のトレーダーからも極めて近いタイミングで同じ方向の注文が出されるからこそ、このトレンドライン3点目の精度が劇的に高まるわけです。

トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0=120.000円のような小数点以下が0)と重複していること

続いては、ここまで説明した、

・ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
・そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること

これらを満たしたラインが、下図のようにキリ番と重複しているという条件です。

トレンドラインの3点目とキリ番の重複

そんなキリ番(ラウンドナンバー)は、110.000円などの絶対的な「数値」です。

ですので、水平ラインを引かないトレーダーはもちろん、どんなテクニカル指標/インジケーターを使っているトレーダーであっても、

・反発を狙った逆張りの注文
・ブレイクからロールリバーサル(サポレジ転換)した場面を狙った順張りの注文
・キリ番に到達する前にポジションを決済する注文

などを行う傾向があるため、同じ方向の注文が殺到して、効き目が強い価格帯となっています。

また、トレンドラインと同じく「パラメータ(設定値)」がない絶対的なラインとなるため、どの時間足で見ても大勢のトレーダーに意識される要因となり、これらによってキリ番そのものの精度がとても高くなっているといることは間違いありません。

だからこそ、順張り派から逆張り派まで、ラインを引く引かないに関係なく、世界中のトレーダーから認識される価格になります。

例えば、ショートを狙う際のレジスタンスラインとしてキリ番がある場合には、

・反発を狙う逆張りのショート(売り注文)
・ロールリバーサル=サポレジ転換を狙う順張りの戻り売り(売り注文)
・買いポジションを持っていたトレーダーの利確(売り注文)

このように大量の売り注文が入りやすくなり、下図のようにキリ番とローソク足が接触する前後のタイミングで下降する確率が極めて高まるということです。

トレンドラインの3点目とキリ番の重複

そんなキリ番(ラウンドナンバー)ですが、一般的には、

112.200円
112.400円

など、細かく考えているトレーダーも少なくありません。

ただ、より大勢のトレーダーに強く意識される価格帯でなければ、そこでの反発を狙うデイトレードの精度は高まらないので、このデイトレ手法において採用するキリ番は『トリプル0』としていました。

112.000円のように小数点以下3つの数字がすべて「0」という、いわゆるトリプル0であれば、本当に大多数のトレーダーから意識される価格帯になるため、その価格帯での反発の精度が大きく高まるからです。

下図のように、このトリプル0と、ここまで解説した厳選されたトレンドラインが「重複」する場所こそが、大勢のトレーダーによる注文の偏りが生まれ(この場合は売り注文)、一時的にとても強いトレンドの初動となっていきます。

トレンドラインの事例

厳密に完璧な重複とならない場合があるものの、目安として約2,3pips前後の重複であれば、まだ双方のラインによる強い反発が重なる傾向があります。

逆に、トレンドラインとキリ番の重なり具合が10pips以上などのように、あまりにも離れていれば、双方のラインによる反発が重複しないため意味がありません。

よって、あくまでも目安となりますが約2,3pips前後が重複の離れ具合としていました。

ここまでの整理から決済への流れ

ここまでは下図のような、トレンドラインとキリ番を使ったデイトレード手法『初動テクニカル』について、具体的なロジックを根底にある理論を含めて解説させて頂きました。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

以下が、その掘り下げたエントリーのルールとなります。

  • ほぼ等間隔で頂点を結べるトレンドラインの3点目であること
  • そのトレンドラインと平行して引けるアウトラインが2点以上で結ばれて「チャネルライン」として成立していること
  • トレンドライン側の3点目がキリ番(トリプル0)と重複していること

以上がエントリ-条件が整うことで、ここまで解説したように、

・順張り派も逆張り派からも
・短期派からも中長期派からも

ラインを引く/引かないに関係なく「同じトレンド分析」になって、ほぼ逆行のない高い精度のまま極めて小さな含み損で済むデイトレードのロジックとなっています。

そして、含み損が小さく高精度な状態のまま、最短の利確を下図の灰色線で行うことで、より精度=勝率を大幅に高めていました。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

この図における太い灰色の線は、エントリー場所から見た直近の安値で、1分足や5分足のような下位足では大勢が認知しているチャートパターン「ダブルボトム」として、短期トレーダーから新規の買い注文が一時的に入る傾向があります。

(下図がダブルボトムの例です)

ダブルボトムの例

丁度ダブルボトムになる可能性があるのが、下図の太い灰色線で示した前回の安値であり、この安値の付近では短期の逆張りを狙うトレーダーによる新規の買い注文が入り始める傾向にあります。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

そんな上図における太い灰色線あたりの価格帯では、買い注文が増えることによって下げ止まりになる危険性が考えられます。

もちろん、下げ止まらずに、そのままブレイクしていく可能性も否定はできません。

しかし、下降トレンドが止まる危険性が充分にある以上は、高い精度を維持できるように、前回安値の手前である灰色線(ローソク足の実体)あたりでの確実な利確を推奨していました。

その上で、キリ番を逆方向(この例では上方向)にブレイクされた際にすぐに損切りすれば、損切り幅は大きくなりません。

結果的には、一度の取引で充分に取り返せるレベルの損失に抑えられます。

ちなみに下の例では、太い灰色線で図示した価格帯が、下降トレンドにおけるサポレジ転換によってレジスタンスラインとして上昇を妨げる恐れがあるので、この価格帯の手前を目安として確実に利確しています。(最短の利確場所で精度を高く維持するため)

グレーの価格帯で利確

以上から、冒頭でもお伝えしたように、含み損と損切り幅を最小限に抑えながら、このような最短の利確で高い精度を維持できるからこそ、海外業者にて『資金1万円あたり0.1ロット(1万通貨)』という大きなロットでも低リスクのトレードができていました。

そして、このロット設定では、1pipsの利幅に対して1%の利益率になります。

そのため、10pipsほどの小さな利幅でも10%の利益率を一度のトレードで得ることが可能です。

実際に下図の場合は、薄い横線が10pips刻みで、15pips以上の利幅になっているので15%を超える利益率になっていました。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

以下がこの時の収益における履歴になるのですが、MT4など取引ツール上の実績は「プログラムやインジケーターによる改変」という捏造や「デモ口座との見分けがつかない」との見方があるため、取引した翌日にFX業者から送られてくる履歴メールを抜粋させて頂きました。

収益の見方

実績の一例

実際に別の方がこのデイトレ手法を実践して、複利運用で資金を増やした時の履歴は後ほど紹介させて頂きます。

この口座は複数ある口座の中でも、五百万の資金を固定して単利運用に使っているもので、この約15pipsの利幅である一度のトレードで、15%を超える利益率になっていました。

このように1日1回の「小さな利幅」でも大きな利益率を出せるからこそ、収益を上げるために、世間一般で言われる「損小利大」を無理に意識して利幅を伸ばす必要はありません。

無理に損小利大を狙い利幅を伸ばしている間に、せっかく含み益が出ていても相場の流れが変わり、そこから損切りになるトレーダーは実際に少なくないと思います。

結果的に損小利大が悪い方向に作用して、手元に残る収益が減っている可能性もあるわけです。

対して、私がこの講義内で解説してきた手法では、利幅を伸ばすことは特に必要ありません。

10pipsのような小さな利幅でも10%の利益率になるほどロットを上げても、しっかりエントリー条件を満たすことで、

・含み損
・損切り幅

これらを極めて小さく抑え込みながら、高い精度(勝率)になるからです。

ですので、私のデイトレ手法では、無理に損小利大を意識して利幅を伸ばしている間に逆行し、最終的に損切りになって勝率をどんどん落としてしまう・・・このような収益性を下げる危険性はありません。

ただ、一度のトレードで高い利益率を得られる代わりに、このトレンドラインとキリ番を使ったデイトレ手法には「弱点」があります。

弱点と克服の方法

このデイトレ手法の弱点は、精度を上げるためにラインの条件を厳しくしている影響によって、1つの銘柄あたり数多くのトレードのチャンスが発生するわけではない点です。

ただ、このトレード手法に使うトレンドラインと100pips間隔のキリ番(トリプル0)は、どの銘柄でも普遍的に通用する指針なので、どんなトレード対象であっても有効性は変わりません。

そのため、為替通貨のFXであれば、複数の通貨ペアをトレード対象として監視すれば、1つの銘柄だけではチャンスが少ない弱点をカバーできます。

特に、FXの通貨ペアとゴールドは、海外業者では同じ口座でトレードできるのでオススメです。

これがインジケーターをたくさん使って判断する手法の場合、なかなか多くの銘柄を監視することは難しいかもしれません。

ただ、私のこの手法は「ラインのみ」を使った手法で、下のようなシンプルなステップなので、複数の銘柄を扱っても、それほど負担にはならないと思います。

  • 1.ルールに沿ったトレンドラインが引けること
  • 2.そのトレンドラインの等間隔な3点目とキリ番が重なること
  • 3.トレンドラインとキリ番にローソク足が接触する合図を待つこと

私自身、ゴールドとポンド円などの為替通貨ペアを中心に、8つほどのチャートを監視することがありますが、特に負担を感じないのが実際のところです。

トレンドラインとキリ番のみを使ったデイトレード手法

少なくとも、必ずキリ番というハッキリと明確な価格帯をエントリーに使うため、余裕を持ってエントリーのタイミングが待ち構えられるからこそ、複数の銘柄を監視してもチャンスの見逃しによる「利益の喪失」などは特にありません。

1つの銘柄だけではトレード回数が少なくても、実際に複数の銘柄を監視すれば、それぞれの銘柄で周期的にチャンスが訪れるので、安定してトレード回数を維持することもできます。

実際にこのトレンドラインとキリ番を使ったデイトレ手法『初動テクニカル』で、複数の銘柄を扱って、10%台の利益率を維持しながら複利運用で資金を増やした方も少なくありません。

そんなトレーダーの方から、実際の収益が分かるメールの履歴を頂き、それを抜粋したものが以下になります。

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼50万円を約10回の複利運用▼

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績1

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績2

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績3

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績4

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績5

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績6

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績7

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績8

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績9

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績10

色を変えて示したように負けトレードで損失が出て、途中で資金が減っているものの、別の勝ちトレードで充分に補えています。

結果的に約10回ほどの複利運用で、約3倍以上に資金が増えていました。

客観的な視点で見ても、資金の増加率は高い方かと思います。

この10回で資金が約3倍になるペースで複利運用を続けていけば、早い段階で桁を増やしていくことも不可能ではありません。

ただ、この成績はいくつかの通貨ペアとゴールドなど複数の銘柄を扱いつつ、この講義内の解説に加えて下記のポイントを押さえた結果になります。

  • そもそもテクニカルの効き目が弱まる場面でのエントリーを避ける
  • エントリー後の状況変化に対応して最適な場所での決済を行う
  • 逆向きのトレンドに逆らう場面でのエントリーを回避する
  • 周期的に訪れる「特定の時間帯」によって決済場所を変動させる
  • 逆行しやすい中長期の大きな流れに逆らう場面のエントリーを避ける
  • 利益を高め損失を最小限に抑えるべく当デイトレ手法に特化したトレード環境を最適化する
  • トレードする銘柄に応じて変動させるロット設定によりリスクの抑制と利益の最大化を図る

これらのポイントを確実に押さえてトレードすることで、精度(勝率)的には9割ほどにまで高まり、先ほど紹介した方のように収益性を大きく飛躍できます。

ただ、いくら当講義内のトレード条件を完璧に満たしても、上で箇条書きにしたポイントが抜けている場合、たまたま勝てる時があっても、月単位や年単位で見た勝率はどんどん下がっていく危険性が否定できません。

むしろ、大事な資金がマイナスになる危険すら考えられます。

上で箇条書きしたポイントは、資金をマイナスにも、逆に9割ほどの精度で勝ち続けて大きなプラスにも変えてしまうほどの、極めて「重要な要素」だということです。

その上で、この欠かせない「重要な要素」は、私がメルマガ内で公開していた下の教材『重複点テクニカル』で解説している内容と全く同じポイントになっています。

重複点テクニカルのイメージ図

この講義内で解説してきたトレンドラインとキリ番を使った『初動テクニカル』は、元々はこの重複点テクニカルのデイトレ手法を応用して追加ノウハウとして提供していたものでした。

そのため、この講義内で解説したトレンドライン手法で、先ほど紹介したような1回のトレードあたり10%台の利益率を9割ほどの精度で出すには、重複点テクニカルで解説している下記のポイントが欠かせません。

  • そもそもテクニカルの効き目が弱まる場面でのエントリーを避ける
  • エントリー後の状況変化に対応して最適な場所での決済を行う
  • 逆向きのトレンドに逆らう場面でのエントリーを回避する
  • 周期的に訪れる「特定の時間帯」によって決済場所を変動させる
  • 逆行しやすい中長期の大きな流れに逆らう場面のエントリーを避ける
  • 利益を高め損失を最小限に抑えるべく当デイトレ手法に特化したトレード環境を最適化する
  • トレードする銘柄に応じて変動させるロット設定によりリスクの抑制と利益の最大化を図る

ラインを使った様々なチャートパターンを攻略するノウハウで、以下のように小さな資金から複利運用で資金を膨らませることが可能なデイトレ手法です。

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼1万円を複利運用で約500万円にした例▼

重複点テクニカルの実績1

上の成績は、ロンドン市場やニューヨーク市場など夜間の取引でのトレード履歴になります。

また、当講義内で解説してきたトレンドラインやキリ番のみを使う『初動テクニカル』は、重複点テクニカルの後に確立した追加ノウハウになるため、初動テクニカルの成績は上の履歴には入っておりません。

実際に重複点テクニカル1つでも、客観的に見ても高い収益性があり、推奨したいデイトレ手法の1つになっています。

その上で、この講義内で解説してきた、

・トレンドライン
・キリ番

この2つに特化したデイトレ手法『初動テクニカル』は、そんな重複点テクニカルにおける、

・講義1.デイトレ環境の整備
・講義2.資金管理
・講義5.回避ルール
・講義6.決済条件

こちらの講義で解説していたポイントを押さえてこそ、9割ほどの精度で勝ち続け、先ほども紹介させて頂いた方の、以下のような複利運用のように高い収益性を出すことができます。(すでに重複点テクニカルを購読されている場合には、上記の講義をご覧ください)

初動テクニカルトレンドラインとキリ番に特化した初動テクニカル

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼50万円を約10回の複利運用▼

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績1

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績2

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績3

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績4

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績5

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績6

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績7

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績8

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績9

トレンドラインとキリ番を使った初動テクニカルの実績10

以上、この講義内で解説してきたトレンドラインとキリ番に特化したデイトレ手法『初動テクニカル』にて、もし9割ほどの高い精度で、上で示したような高い収益性の維持を実現したい・・・

このように感じられた場合には、9割の精度(勝率)維持できていた重要なポイントを解説している『重複点テクニカル』の導入を、ぜひご検討して頂ければ幸いです。

初動テクニカルトレンドラインとキリ番に特化した初動テクニカル

重複点テクニカルは下記のリンクで案内している公式メールマガジンの1通目にて、案内ページをご覧頂けます。

(メルマガ紹介ページにて、無料配布のロジック1として紹介しているものが「重複点テクニカル」です)

>無料の公式メールマガジン

重複点テクニカルの案内ページでは、エントリーから決済までを含むロジックをすべて実例で図解しているので、仮に重複点テクニカルをお求めにならないとしても、1つの有益な参考資料としてお役に立てると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ぜひ公式メールマガジンの登録をご検討頂ければ幸いです。

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>ブログの目次はこちら

FXのデイトレで利益率を上げるために追加したい通貨ペア

杉原です。

今回は記事タイトルの通り、推奨したい通貨ペアを追加でお知らせしたく、記事を書かせて頂きました。

FXのデイトレードにおいて、短いポジション保有時間を活かし、より多くの通貨ペアをトレード対象に加えれば、その分だけトレードのチャンスが増えるはずなので、利益率の向上に直結していく大きなメリットがあります。

FXのデイトレードで推奨したい通貨ペアと、その追加分

今のところ私は、下記のように8種の銘柄を推奨の対象としていました。

  • ドル円(USD/JPY)
  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロ円(EUR/JPY)
  • オージー米ドル(AUD/USD)
  • ユーロオージー(EUR/AUD)
  • ゴールド(XAU/USD)

その上で、以下の通貨ペアも

・バックテスト
・フォワードテスト

の結果、申し分ない結果だったため、トレード対象として推奨できることとなりました。

  • ポンドオージー(GBP/AUD)
  • ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
  • オージー円(AUD/JPY)

特にポンドオージーとユーロニュージーランドドルは、「ポンド円以上」の値動き/ボラティリティがあり、ヒロセ通商が週単位で公表しているボラティリティのランキングでは、常に上位を取っているほどです。

また、オージー円はポンド円ほどでは無いものの、ドル円以上、ユーロ円と同等ほどのボラティリティは十分にあり、それなりのチャンスが見込めることは間違いありません。

ちなみに、ボラティリティが高く警戒されているポンドドル(GBP/USD)よりも、すでに推奨していたユーロオージー(EUR/AUD)や、ここで挙げた、

・ポンドオージー(EUR/AUD)
・ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)

の方がボラティリティは「上位」に来ることが非常に多いです。

ですので、一度のトレードでも相応の利益率を得られる可能性があり、ぜひとも推奨したい通貨ペアとなります。

また、

ポンドオージー(GBP/AUD)
ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
オージー円(AUD/JPY)

に関わっている「オージー(AUD)」と「ニュージーランドドル(NZD)」は、それぞれ連動している傾向が非常に強い上に、日本時間の早朝(東京時間よりも前)から始まる『オセアニア市場』がメインの市場です。

ですので、日本時間における午前~夕方でも、それなりの値動きがあり(もちろん21時以降よりは小さいですが)、ドル(USD)関連の通貨ペアよりも1日を通してトレードのチャンスが多いことが特徴となっています。

よって、21時~の値動きが大きい「狙い目」の時間帯はもちろん、その他の時間帯でもトレードをする場合にもチャンスを拾いやすく有効な通貨ペアというわけです。

推奨したい追加の通貨ペアでデイトレードする際の『条件』

ただ、ここで推奨させて頂いた追加の通貨ペアである、

ポンドオージー(GBP/AUD)
ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
オージー円(AUD/JPY)

は一般の口座ではスプレッドが広く、デイトレードとしては「不利」になる欠点が否定できません。

そのため、上記の通貨ペアを実践する上では、手数料なしでドル円0.6pips~の低スプレッドを提供している『Exness(エクスネス)のプロ口座』での実践が条件です。

Exness(エクスネス)プロ口座の詳しい解説は、下記の記事で表などを使って説明していますので、こちらも良ければご覧ください。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

そんなExnessのプロ口座は、下記のように推奨の銘柄すべてが、海外FX業者内でトップと言えるほどの非常に狭いスプレッドを「手数料なし」で提供してくれています。

(右側は多くのブログやサイトで推奨されているXMです)

  Exness
プロ口座
XM
スタンダード口座
↓ポンド系列↓
ポンドドル
GBP/USD
0.7 pips 2.1 pips
ポンド円
GBP/JPY
1.3 pips 3.6 pips
ポンドオージー
GBP/AUD
1.7 pips 3.8 pips
↓ユーロ系列↓
ユーロドル
EUR/USD
0.6 pips 1.7 pips
ユーロ円
EUR/JPY
1.2 pips 2.3 pips
ユーロオージー
EUR/AUD
1.4 pips 3.0 pips
ユーロニュージーランドドル
EUR/NZD
2.3 pips 4.0 pips
ユーロポンド
EUR/GBP
1.0 pips 2.0 pips
↓円とオージー系列↓
ドル円
USD/JPY
0.7 pips 1.6 pips
オージー米ドル
AUD/USD
0.9 pips 1.8 pips
オージー円
AUD/JPY
1.3 pips 3.3 pips
↓貴金属↓
ゴールド
XAU/USD
1.25pips 3.5pips
シルバー
XAG/USD
2.4pips 3.5pips

また、先ほど掲載した下記の解説記事にも書きましたが、このプロ口座は「スリッページ」が起こらない方式なので、実質、上記のスプレッド以上の取引コストは発生しません。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

そのため、ここで推奨させて頂いた、

ポンドオージー(GBP/AUD)
ユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)
オージー円(AUD/JPY)

はもちろん、その他の推奨している通貨ペアも取引コストが「破格」の安さになるからこそ、Exnessのプロ口座を使うことは相当なメリットになるわけです。

特に、値動きが大きくデイトレに適したゴールドやポンド円は、大半の海外FX業者がゴールドは3pipsほど、ポンド円が2pips~などと幅広いスプレッドである中、このExnessプロ口座では、

ゴールド→1.25pips
ポンド円→1.30pips

と、この上ない「激狭」なスプレッドを提供してくれています。

その他、多くのトレーダーが扱う

ドル円→0.7 pips
ユーロドル→0.6 pips
ポンドドル→0.7 pips

などの通貨ペアも、上記のように非常に狭いスプレッドとなっているんです。

国内口座と比べると、どうなの?

もちろん、ドル円0.1pipsなどのスプレッドを提供する、国内口座よりは広いかもしれません。

ただ、万一の異常相場に遭遇した際に追証を補填してくれるゼロカットが無い分、国内口座のリスクは計り知れないものがあります。

何よりも、国内口座の場合は「隠れた取引コスト」である『スリッページ』が避けられません。

そのため国内口座では、追証による借金を背負うリスクだけではなく、スリッページによるスプレッド以外の見えない取引コストにより、デイトレードにおいて「不利」な環境になることも否定できないわけです。

その他、国内口座と海外口座におけるメリット/デメリットを挙げ、正直な比較をした記事を用意していますので、良ければ下記もあわせてご覧ください。

>(海外VS国内)どちらのFX業者を選ぶべきか15項目で比較

対して低スプレッドに特化したExnessのプロ口座では、

・スリッページ無し
・レバレッジ2,000倍以上
・ゼロカットの仕組み搭載
・強制ロスカット水準は証拠金維持率0%

などのメリットがあるまま、先ほど紹介したような非常に狭いスプレッドで「有利」な取引環境でのデイトレードが実践できます。

スプレッドの差は利益がプラスされるため、毎回のトレード利益率を底上げすることは当然ながら、さらに長期的に見るほど、手元に残る利益が大きくなることは間違いありません。

また、スプレッドが狭い分だけ、損切り時の損失も少なくて済むことも大きなメリットとなります。

よって、低スプレッドのExnessプロ口座では、

・利益が大きくなる
・損失が小さくなる

というメリットに加えてスプレッドが狭いので、

・取引対象にできる通貨ペアが増える

ということで、トレードの回数も自然と増え、利益率の大幅な向上が見込めるわけです。

以上から、このExnessのプロ口座は本心から「使わない手はない」と言えるほど推奨したい取引環境となっています。

Exnessのプロ口座を詳しく解説した記事を用意していますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください。

Exness(エクスネス)>Exnessの公式ページはこちら<

追伸

また、このプロ口座に対抗しようと、有名な海外FX業者XMが低スプレッドに特化した「KIWAMI極口座」という新たなタイプの口座を提供し始めました。

そんなKIWAMI極口座とExnessのプロ口座を

・スプレッド
・レバレッジ
・強制ロスカット水準

など、それぞれのメリット/デメリットを総合し比較した記事も用意していますので、こちらも以下のURLからご覧頂ければ幸いです。

>XMのKIWAMI極口座 VS Exnessのプロ口座

以上、今回はFXのデイトレードで推奨したい通貨ペアと、その追加、Exnessのプロ口座による「有利」な取引環境のご案内をさせて頂きました。

ぜひ通貨ペアの追加とあわせて、Exnessプロ口座の開設をご検討頂ければ幸いです。

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、他の関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>(海外VS国内)どちらのFX業者を選ぶべきか15項目で比較

>【一度で約100pips】戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード手法

>本当に有効なデイトレード手法の見分け方/特徴とは。

【勝率UP】FXのデイトレで逆張り最強のタイミング

杉原です。

私自身、ブログ内で掲載しているデイトレードの実績はほとんどが「逆張り」であるほど、逆張りに特化したトレードスタイルになっています。

その上で、FXのデイトレードにおいて、逆張りに関するベスト(最強)のタイミングを常に追求してきました。

そんな逆張りで高い精度(勝率)を叩き出す上での、最強のタイミングをこの記事のテーマにしていきたいと思います。

そんなベストなタイミングを、実際にテクニカル指標を使って、分かりやすくチャート図で示していきますので、どうぞ最後までお読み頂ければ幸いです。

また、私以外にも私の逆張りデイトレ手法で相応の実績を出せる方も増えていて、それなりに有益性の高い情報になっているかと思いますので、ぜひ当記事の内容を参考にしてみてください。

参考:私のデイトレ手法を使って成果を出された方々の実績と感想

FXのデイトレードで逆張り最強のタイミング~エントリー編~

まずはエントリーに関して解説していきます。

逆張りにおけるベストなタイミングを、簡潔にまとめたものが以下の4点です。

ロングの場合

  • 順張り派の押し目買いが重なること
  • 中長期のトレンドも買いが優勢であること
  • 経済指標が関わらないこと

ショートの場合

  • 順張り派の戻り売りが重なること
  • 中長期のトレンドも売りが優勢であること
  • 経済指標が関わらないこと

上記のように、ロングとショートに分けましたが、ロングの反対がショートであり、理論的な部分は特に変わりません。

そのため、より多くのトレーダーが馴染みやすいロングに特化し、逆張りにおける最強のタイミング4項目を掘り下げて解説させて頂きたいと思います。

1.順張り派の押し目買いが重なること

FXの逆張りデイトレードにおけるベストなエントリーのタイミングに挙げられるポイント、そまず1つ目は、逆張りの視点だけではなく、順張り派の押し目買いのチャンスとも重なることです。

少なくとも、逆張り派トレーダーから見ればロングのチャンスでも、順張り派から見ればショートのチャンスになる相場では、相場に出される買い注文が売り注文を圧倒的に上回ることができません。

そもそも相場の原理は、買いまたは売りの注文数が多い方に値動きが起こる仕組みです。

ですので、逆張りのロングであれば、

・買いの注文数が殺到する
・売りの注文数が減少する

という状況こそが、買い注文が売り注文を圧倒的に上回ることで、上昇する可能性が非常に高まる相場状況になってきます。

だからこそ、FXのデイトレードで逆張りを狙う際には、逆張り派の視点だけではなく、順張り派も買いのチャンス(押し目買い)になっているかという点が重要になるわけです。

そんな逆張り派と順張り派、それぞれの視点が両方とも「買い」になる15分足チャート事例が下の図における赤丸のタイミングになります。

順張り派も逆張り派も「買い」が優勢になる場面

黄緑の下降チャネルラインでは、アウトライン側に接触するタイミングがチャネルライン内における「上昇トレンド」への転換点であり、逆張り派にとって赤丸の状況は「買い」のチャンスです。

その上で、オレンジの上昇チャネルラインは、トレンドライン側に接触するタイミングが、チャネルライン内部の「上昇トレンド」に変わる場面であり、順張り派にとって赤丸の状況は、逆張り派と同じく「買い」のチャンスとなっていました。(=押し目買い)

また、水色の水平ラインで示したように、ロールリバーサル(サポレジ転換)として順張りのロング(押し目買い)にもなっているので、より多くの順張り派から買い注文が入りやすい状況となっていたわけです。

トレンド状況やトレンド転換を見極めるテクニカル指標は、数多く様々な種類のものがあるものの、ここで使った「チャネルライン」がベスト(最強)な指標だと私は思います。

と言いますのも、チャネルラインが引ける相場は、下図のように高値と安値が同じ角度で平行に動くため、ラインを引かないトレーダーたちにとっても同じトレンドを意識されやすく、結果的に大勢のトレーダーと同じようなトレンドだという認識ができ、分析精度が大幅に高まるからです。

チャネルラインの簡易説明1

実際に上図からラインを取り払っても、下の図に示したように、キレイなトレンドに見えるかと思います。

チャネルラインの簡易説明2

また、RSIやRCIなどのように、トレーダーごとに設定値が異なる「パラメータ」が、チャネルラインにはありません。

そのため、引き方による誤差以外で、トレーダーによって見え方が異なることが無く、より多くのトレーダーと同じトレンド分析ができる点も、チャネルラインの優位性となっています。

そんなチャネルライン関連の記事をいくつか用意していますので、興味がありましたら、以下もお読み頂ければ幸いです。

以上が、トレンド分析の精度が高いテクニカル指標である「チャネルライン」を使い、逆張りの買い注文だけではなく、順張り派が押し目買いを狙うことで、

・逆張り派
・順張り派

が両方とも「買い」が強まる相場状況の解説『順張り派の押し目買いが重なること』でした。

2.中長期も買いが優勢であること

続いて2つ目の逆張りデイトレードにおけるベスト(最強)なエントリーのタイミングに挙げられるポイントは『中長期のトレンドで見ても買いが優勢であること』です。

デイトレードをはじめ短期トレードの場合、多くのトレーダーが1分足や5分足などの下位足で売買の判断を行うことが多いと思います。

ただ、下位足では逆張りの買いがチャンスに見えても、中長期を含む相場全体の流れ/トレンドが強い下降トレンドであれば、買い注文が増加するどころか、売り注文の方が多くなる可能性が高くなるため注意が必要です。

少なくとも、中長期や相場全体の流れを把握する「環境認識」は、中長期トレーダー以外に短期トレーダーも行うため、多くのトレーダーが中長期のトレンドを「意識」していることは間違いありません。

そのため、最低でも中長期のトレンドが売りではない状況、その上でベスト(最強)な逆張りロングのタイミングとしては、中長期の上昇トレンドであることが望ましいわけです。

短期で見ても買い、中長期で見ても買いが優勢であれば、

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
・長期トレード

など、あらゆる視点から、多くのトレーダーによって売り注文が避けられ、買い注文が増加しやすくなります。

そんな、短期も中長期も「買いが優勢」になる場面としては、先ほど掲載したチャート図を1時間足の中長期視点で見たものが該当するので、まずは15分足チャートと1時間足チャートを比較した下の図をご覧ください。

短期と中長期がともに買い優勢

上昇トレンドを表すオレンジの上昇チャネルラインは、1時間足チャートの方でも見えるため、短期トレーダーはもちろん、中長期のトレーダーからも意識されるラインとなっていました。

また、水色の水平ラインに関しても、1時間足チャートで見てもロールリバーサル(サポレジ転換)として買い注文が殺到しやすい場面なので、中長期の視点でも多くの買い注文が入る場面になるわけです。

このように、短期だけではなく、中長期の視点でも「買いが優勢」な状況こそが、売り注文が減少して買い注文がさらに殺到するため、ベスト(最強)な逆張りデイトレードのタイミングとして挙げさせて頂きました。

3.経済指標が関わらないこと

3つ目のポイントは、重要な経済指標が関わらないことになります。

要するに、雇用統計をはじめ、テクニカルが効きにくくなるような重要度の高い経済指標が発表される前後を避けるということです。

重要な経済指標が発表される前後の時間帯は、極端に値動きが小さくなっていることからも、多くのトレーダーが取引を避ける傾向にあることは間違いありません。

トレードを回避するトレーダーが多くなることで、取引量が大幅に減少するため「統計」であるテクニカルの効き目が非常に弱くなってしまうわけです。

そんなテクニカルが効きにくい状況であれば、ここまで解説したような、

1.順張り派の押し目買いが重なること
2.中長期のトレンドも買いが優勢であること

という条件が成立するチャンスでも、精度(勝率)は極端に上がってしまう傾向にあります。

もちろん、発表される経済指標の内容によっては、利確ができ、それなりの利益が取れるかもしれません。

しかし、統計であるテクニカルが効きにくい状況であるため、その勝ちトレードは勝つべくして勝った有効性の高いトレードではなく、単なる「偶然」と考えることができます。

そんな偶然に勝てるトレードで勝っても、長くトレードを続けるほど、負けが多くなり、確実に資金を減らすはずです。

以上から、経済指標が関わる状況を避けることが、逆張りのベスト(最強)なタイミングを図る上では重要となってきます。

ここで説明した経済指標に関して、トレードを避けるべき指標かどうかの判断を含め、指標との付き合い方を解説している記事を下記に用意しておりました。

必要に応じて参照して頂ければ幸いです。

>勝つためのデイトレードにおける「経済指標」の有効な活用方法

まとめ~FXのデイトレードで逆張り最強のタイミング~

以上、この記事では、FXにおける逆張りデイトレードにおいて、最強/ベストなタイミングを解説させて頂きました。

ロングの場合であれば、

1.順張り派の押し目買いが重なること
2.中長期のトレンドも買いが優勢であること
3.経済指標が関わらないこと

が揃うことが条件で、それにより「売り注文」が大幅に減り「買い注文」が殺到する傾向になるので、高い精度(勝率)で逆張りが成功しやすくなります。

反対に逆張りショートの場合は、

1.順張り派の戻り売りが重なること
2.中長期のトレンドも売りが優勢であること
3.経済指標が関わらないこと

が勝率を大きく高める逆張りのタイミングとして有効です。

実際、私や私のデイトレ手法を継承したトレーダーの方々は、ここで解説したような逆張りを追求し、1日単位でも10%台の利益率を出すに至っていました。

そんなデイトレ手法のエントリー場所を含め、ロジックをそのまま公開している無料企画を運営していますので、もし良ければ下記の案内ページをご覧になってみてください。

>短期~中期~長期のトレンドが「一致」する相場を狙うテクニカル分析ノウハウ

【関連記事】

>ブログの目次はこちらから

>【一度で約100pips】戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード手法

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>意味無い? デイトレードの逆張りにオシレーターが不向きな理由

>FXのデイトレは「順張り」と「逆張り」のどちらが良いのか?

【一度で約100pips】戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード手法

杉原です。

この記事では「戻り高値」を使った、ほぼ逆行せず含み損が極めて少ないFXの逆張りデイトレード手法を、実際のチャートで図解していきます。

エントリーから決済までを根拠とあわせて解説しており、ご自身が行うトレードの参考になると思いますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

そもそも戻り高値の「定義」とは

まず簡単に大前提となる戻り高値の意味合い/定義についてハッキリさせたいと思います。

そもそも戻り高値とは「下降トレンドにおいて最後に価格を更新した際の直前で形成された高値」を指し、チャートに示したものが下の図です。

戻り高値のチャート図

そんな戻り高値は下降トレンドが続くか、それとも終わってレンジまたは上昇トレンドに転換するか、という視点で大勢のトレーダーによって注目される価格帯となります。

そのため、戻り高値はレジスタンスラインやロールリバーサル後のサポートラインとしても機能しやすい傾向があるわけです。

そこで今回は、レジスタンスラインとなる戻り高値を狙った、FXのデイトレードで逆張りショートを解説していきたいと思います。

戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード

まず押さえておくべき点として、ほとんどのトレーダーが気にしないような戻り高値を狙ってショートしても、ほかのトレーダーたちからの売り注文が多く出されず、精度が低くなってしまいます。

そこで重要となるポイントが、より大勢のトレーダーたちに注目/意識される戻り高値であることです。

そんな多くのトレーダーによって意識される戻り高値は、下記の2パターンを推奨していました。

  • 中長期のチャネルラインで明確にトレンドが発生している際の戻り高値
  • キリ番(~.000円または~.500円)の価格帯と重なる戻り高値

この2パターンを表した、実際のチャート図が下記になります。

チャネルラインを使った戻り高値

キリ番と重なる戻り高値

上記2パターンの戻り高値は、短期トレーダーから中長期のトレーダーまで、多くのトレーダーによって意識されやすい戻り高値となっています。

より詳しい解説や、実際のチャートでの見つけ方は、それぞれ下記の記事で解説していますので、必要に応じで参考にしてみてください。

(戻り高値と一緒に、押し安値の解説も行っています)

>中長期のチャネルラインを使った有効な戻り高値の見つけ方

>キリ番と重なる有効な戻り高値の見つけ方

1.キリ番と重なっている戻り高値を見つける

今回はキリ番と重なる戻り高値を「レジスタンスライン」として、逆張りショートを狙っていきます。

下図はポンド円の1時間足チャートで見つけた、戻り高値がキリ番と重なっている価格帯です。(この先も掲載するチャートはすべて1時間足チャートになります)

キリ番と重なる戻り高値

155.000円のキリ番と戻り高値がほぼ一致しているので、より大勢のトレーダーに注目される戻り高値になると想定し、水色の水平ラインでレジスタンスラインを引きました。

2.狙った戻り高値まで価格が上昇するのを待つ

ここから、狙いを定めた戻り高値まで価格が上がり、レジスタンスラインで反発するのを待つわけです。

ただ、エントリーの根拠が「戻り高値」「キリ番」の2つだけよりも、さらに精度を上げ、ほぼ逆行が無く含み損を極めて少なく抑えられるテクニックがあります。

それが『チャネルライン』との重複です。

実際に先ほど見つけた戻り高値をレジスタンスラインとして、そのレジスタンスラインと「チャネルラインが重複する場所」でエントリーしたものが下の図になります。

チャネルラインと戻り高値、キリ番の重複

黄緑のチャネルラインは長期間のラインになっており、短期~中長期の大勢のトレーダーに意識されるラインです。

そんなチャネルラインは、RSIやRCIなどのように「パラメータ(設定値)」が存在しません。

そのため、中長期で引ける上図のようなチャネルラインは、全ての時間足でも等しく描けるからこそ、多くのトレーダーたちに意識されやすいわけです。

そして黒丸で示した「キリ番」「戻り高値」「中長期のチャネルライン」が重なる価格帯でエントリーしました。

チャネルラインと戻り高値、キリ番の重複

戻り高値とキリ番の視点で見れば「逆張り」ですが、この中長期のチャネルラインで見るとショートは「順張り」になります。

つまり、逆張りの視点でも順張りの視点でも「売り」が強くなっている、優位性が高い相場状況ということです。

3.確実な利確と損切りの想定

最後に利確をする場面ですが、下の図で示したように、深夜2時頃に154.000円に到達する手前での利確がベストになります。

戻り高値を使ったエントリーから利確

深夜2時以降を超えると、世界中のトレーダーたちが取引をせずに手仕舞いする傾向にあります。

つまり、参加トレーダーが少なくなることで、テクニカルの効き目が弱くなるからこそ、できる限り2時前に決済しておく方が良いわけです。

また、利確の場所である154.000円のようなトリプル0のキリ番まで価格が下がってくると、

・新規で逆張りロングの買い注文
・ショートポジションを利確する買い注文

が殺到しやすく、一気に価格が反発する恐れがあります。

以上を踏まえ、深夜2時前に154.000円に差し掛かる手前で確実に利確をしました。

獲得した利幅は約100pipsほどとなります。

万一、エントリー地点から逆行した際の「損切り」については、重なっている「キリ番」「戻り高値」「チャネルライン」が上方にブレイクされた段階になります。

この逆張りデイトレード手法は、どの時間足で見ても等しく見える「キリ番」「戻り高値」「チャネルライン」がレジスタンスラインとして重なっているからこその優位性です。

ですので、これらのレジスタンスラインをブレイクされた時点で、そこから無理に粘ることなく、すぐにでも損切りすることがベストとなります。

結果として、この逆張りデイトレードは「含み損」と「損切り幅」が非常に少ない、ストレスを大きく軽減できる手法になっていました。

まとめ~戻り高値とキリ番を使ったFXの逆張りデイトレード手法~

以上、この記事では下の図で示したように、戻り高値を使ったFXの逆張りデイトレード手法を図解させて頂きました。

戻り高値を使ったエントリーから利確

ポイントをまとめると以下のようになります。

  • 採用した戻り高値はキリ番(トリプル0)と重なる価格帯
  • その戻り高値をレジスタンスラインとして、中長期のチャネルラインとも重なる辺りでエントリー
  • 深夜2時以降でテクニカルの効き目が弱まる前に、キリ番の手前で無難に決済
  • もし逆行して「キリ番」「戻り高値」「チャネルライン」を上にブレイクされたら、すぐに損切り

以上が重要なポイントのまとめです。

実際には下の図で分かるように、極めて少ない含み損で約100pipsほどの利幅となっており、非常に高い利益率に繋がっていました。

戻り高値を使ったエントリーから利確

私自身、ここまで解説したようなラインを使った、いわゆる『ライントレード』を追求し、1日単位で資金の10%以上となる利益率を出すデイトレ手法を確立していました。

そんなデイトレ手法を実際に実践された方々の感想を、実績とあわせて掲載していますので、良ければ下記の記事を参考にしてみてください。

>ブログの目次はこちらから

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

>チャネルラインの機能する引き方をFXトレード手法の事例を含め図解。

【まとめ】円安相場で荒稼ぎするFX投資家/平井聡士氏のスキャルについて

杉原です。

この文章を書いている現在、ドル円は140円台を推移し、円安相場が加速しています。

そんな過剰とも思える円安相場の中、ヤフーニュースの記事で『平井聡士氏』がFXのスキャルピングで莫大な利益を得ていたことが取り上げられていました。

『平井聡士氏』は多い日で1日300回ほど、数秒〜数分程度でエントリーと利確を繰り返す高速スキャルピングの手法とのこと。

政府介入による突発的に発生する大きな値動きが相まって、2022年度の利益が2億以上になっているそうです。

そんな『平井聡士氏』を取り上げたヤフーのニュース記事に関して、ネット上の投資家/トレーダーたちの意見が多数あり、そちらをまとめたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

はっきり言ってこれをやると他のことが出来なくなります

お金が絡むから一日中相場が気になって仕事に影響します

いつも同じ時間に動きがあるわけではないので決まった時間に2、3時間で勝てるわけありません

常にローソク足を見続けられる時間に余裕のある人しかやらない方が良いと思います

デイトレなど放置してたらコツコツ増えた利益が一瞬で消滅するリスクがも有ります

金額は少額からでも出来ますが今の自分が仕事を含めてやって良い位置にいるか確認した方が良いと思います。

そうですね。

勝ちやすい相場が続いています。

円安といいますが、円だけではありません。

ドル高ですべての通貨がドルに負けてますから、円が為替介入して動きが乱れたら、他の通貨をみればいい。

稼ぎやすいといえば稼ぎやすい。

テクニカル重視ですが、●●の発言で・・・と、ファンタメンタルに即、反応。

日本のスタンスは利上げをしないとわかっているからアメリカがどこまで利上げをするか?ですから、注目の発言も絞れる。

今は稼ぎやすいですよ。

昔のイメージだと、株価が良いイコール現実経済も良かった。

株価と現実経済は、がっちり同じ世界だった。

しかし今は、日本だけで無くて世界中で、株価が良いから現実経済が良いでは無くなった気がする。

株などの取引は、もう個人のちょっと位の知識や機材では勝てないし一般人からは遠くなる一方だし、どんなに実態経済が悪くても、その実態経済の悪さを逆に利用して、トレーダー達はゲーム感覚でボロ儲けする。

株はもう、トレーダー達のゲーム場なだけだし、株価が良いからと言って一般庶民に絶大な恩恵が滴る事も無くなった。

マクロ経済のわかる投資家なら今年のドル円相場は参加しない理由はないですね

そのくらいの普通にやってたら全員勝てる相場でした。

だって米がインフレ加速してきたから金利上げるよって入念にアナウンスしてくれていて、世界的に日本だけ金融緩和継続って黒田さんずっと言ってたからね。

今はドルが勢いなくなってきたのと、FOMCと中間選挙でどうなるかなので一旦ポジション外しています。

こういう人も中にはいました、ということ。

又は、FX業者が作った架空の人。

だれもが儲かるわけではない。

かなりのレバレッジをかけて行うため、わずかに円高に反転したら、多大な損失を被ることを忘れずに。

証拠金で相殺しても払えなければ追証がくる。

お金に余裕がなければ、サラリーマンの片手間ではできない。

奥さんに秘密でFXをして、膨大な追証が来て、家を手放した人もいます。

奥さんとは離婚したそうです。

こういう人達にはお金はコインなんでしょうね。

どれだけ増えるのかが楽しんんだろうな。

それはそれでお金を増やすモチベーションだしいいのでしょうね。

適正な利益を出し納税する。

しっかり社会にも貢献できてて素晴らしいと思います。

コレは釣り臭い。

介入の直前に動くとか、バカですかと。

そんなの分かれば誰も苦労しない。

完全に後付けの作文、もしくはサイコロを10回振ってたまたま全部偶数が出る人もいますよね、という記事もしくは広告。

確かに、115円から150円まで円安になったのだから、それなりに稼げた人もいるだろうが、150円ぐらいでポジションを持っている人は今はマイナスな訳で、為替は株と違って自分のポジションの反対側に逆に賭けている人がいるハンチョウ博打。幾ら勉強しても、やはり自分とは反対に賭ける人はいる。

為替は100万円お金を入れて、1円動いても1万円のプラスにしかならない(話を簡単にしているので今のレートだと違うが)。

だからレバレッジという借金で100倍などの資金で回したくなりがち。

そして大きく出た時に逆に相場が振れればあっという間に借金生活。

個人投資家はとにかく借金をして投資をすべきではない。

このようなテクニシャンもいて自分には無理ですが。

しかし、ファンダメンタルは簡単な年でした。

自分は、アベノミクス以来ドル資産が9割方でしたが、特に今年は円転の必要な全くないと思っていました。

投資を四、五年もしていればみなわかっていたと思うよ。

なにを言いたいかといえば。

投資は、ギャンブルなどと言って金融、投資に近づく努力しない人は今後大変なことになるということです。

この相場で勝ってるのは、

(1)勝ち組のFXトレーダー
(2)FX会社
(3)財務省

一番、お得感が高いのは財務省かな?

勝ち組のトレーダーからの税金でウハウハ。FX会社からの税金でもウハウハ。

FX会社と違って営業努力・設備投資はいらない。

トレーダーと違い、努力はいらない。

相場が動いてるから、税収も結構、増えていそう・・・・。

8カ国の通過強弱では基本的に円はほぼほぼ下の位置をキープって感じだから、ドル円でもクロス円でもひたすらロングで大儲けしたトレーダーは多いと思う

レバ掛けているから、逆行した時に損切り出来ないとえらい目に会うけどね

FXやらCFDは腕のあるトレーダーなら少ない証拠金で莫大な利益を得ることも可能

技術の無いトレーダー、一攫千金を夢見て口座に大金入れて挑む初心者トレーダーは相場の格好のカモだから、始めるなら失ってもいい金額でやる事を強くオススメする

初心者がハイレバでやってもあっという間に溶かす事になる

xで勝てる人なんて100人に1人もいないんじゃないか?

その1人にしても一時勝ったとしても退場の可能性もあるし。

特殊な能力とあと運が無いと勝ち残れないシビアな世界だし、甘い考えで手を出すのはやめといた方がいいと思う。

誰もが儲かる世界ではないですよね

こういう人もいるかも知れないし。

最近複数の方と投資でお話しさせていただいた際にご年配の経営者が、長年やっていると投資でそこまで効率よく儲かるわけではないんですよと話されてたのが印象的でした。

FXは呑み行為をしている為に業者と顧客は利益相反関係にある

FX業者は莫大な利益をあげており、その利益は顧客の損失である

記事のように利益を得る顧客がいるならFX業者の損失であり、多くの顧客が利益を得るなら業者は破綻するはずだ

内容の真偽はわかりかねるが記事の内容には違和感を覚える

法的に問題があるわけではない

貯蓄から投資とほざいてるカルト政府だから国民の意識も自堕落な人や失敗して多額の借金まみれも増える一方で僅かな勝ちを得た人もいる

変な競争社会作って笑って利権と利益を一番継続的に得ている腐敗側の高笑いが聞こえる

ギャンブルは自己責任の範囲でやれればいい

FXは怖い印象があり避けてきましたが、最近、1週間ほど売買してみました。

持越しは怖いので自己流スキャルピングで約3000決済、順調に行くかのようだったが、正反対に価格が大きく飛ぶと損切り出来ずにマイナスが増えていくばかり。

最終的にはプラスで試し打ちを終えたが、x10000 x150円 x3000決済の丸代金を考えると怖いです。自己流では通用しませんね。

簡単に大金が入ると幻想を抱かせる印象操作の悪意ある記事。

相場はゼロサムゲームなのでたった1人に2億の利益が出ているという事は、大多数の人が合計2億の損失しているという事。

この事を頭にいれて相場に向き合ってください。

「今年すでに2億円利益」という人がいるということは、「2億円の損をしている人がいる」ということです。

ギャンブルに手を出して、何千万単位で資産の大半を無くしてしまったり、大きな借金を背負った人もいるでしょう。

勝ってる人だけを取り上げて射幸心を煽るべきではありません。

FXはゼロサムゲーム。

スプレッドを考慮したらマイナスサムゲーム。

勝ってる人がいればその分負けた人もいるということ。

そして勝つのはたいてい相場を動かすレベルの掛け方をしている機関投資家。

自分も今回の円安で為替を始めてみたけど思ったよりも難しい。

米国の金利が上がったから円安かと思い大量のドルを買ったがあまり円高になったり。

素人が手を出すとあまりうまく行かないなぁって思いました

投機の最も辛いところは、ゴールがなく勝ち続ける以外には幸福がないこと。

程よく稼いで切り上げて、後は悠々自適に暮らすなんて、人間の不安定な脳と精神では到底不可能。

次にも掛けねばならないし、種がなくなるまで張り続ける以外に、脳が許す選択がない。

いつしか、手段が目的となり、勝つためだけに金を注ぎ込む。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

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FXのデイトレードは「リスクリワードだけで勝てる?」を検証

杉原です。

最近メルマガの方で「リスクリワードだけで勝てると思いますか?」という内容の質問を頂きました。

実際にネットでも書籍でも、

「優先すべきは勝率よりもリスクリワードだ」
「損小利大を徹底すべきだ」

という主張をする人が多いようで、割と共通性の高い話題かと感じたため、この記事で議題に挙げて解説していきたいと思います。

ただ、何の目的かが分からないと意味がないと思いますので、

「FXのデイトレードで日々の収益を安定させる」
「日々の利益率を可能な限り高める」

という目的において、FXのデイトレードは「リスクリワードだけで勝てるのか」を検証させて頂く次第です。

勝率の観点でリスクリワードを考える

まず、リスクリワードと比較されがちな「勝率」の観点で考えてみましょう。

単純な話、損失幅:利益幅であるリスクリワードを高めようとするほど、勝率の低下は避けられません。

まず、損失幅:利益幅が1:1より、1:3や1:5などの方がリスクリワードが高くなるものの、利確に対して損切りの幅が狭いため、当然ながら損切りのタイミングが早くなります。

例として、1:5のリスクリワードと過程した場合、20pipsの損切り幅:100pipsの利益幅になるので、目標の100pipsに届かずにトレンドが反転する場合が多くなり、勝率はどうしても低くなりがちです。

ですが逆に、1:1のリスクリワードであれば20pipsの損切り幅:20pipsの利益幅で、トレンドがエントリー方向から見て反転する前に、利確の目標である20pipsに届く確率が上記よりも上がるので、勝率が高くなりやすいことは間違いありません。

以上のように、リスクリワードを高めるほど、勝率は逆に下がってしまうわけです。

もちろん、いくら勝率が高く日々の収益を安定化できそうでも、一度の負けで資金の大半を無くすほどリスクリワードが悪ければ意味がありません。

では以上の話を前提として、

「勝率を30%程度まで下げてでもリスクリワードを1:8のように高める」

というデイトレード手法はどうでしょうか。

上記の手法は勝率は低いものの、それまでの損失を上回るほどの利益を「一度の勝ちトレード」で得られるかもしれません。

しかし、30%のように勝率を下げるほど、そんな勝ちトレードに当たる回数が安定しない傾向にあります。

本来であれば勝率30%ということは、10回のトレード回数があれば3回ほど勝てる見込みの計算です。

ですが、このような確率/統計は、今から10回トレードしたからと言って、必ずしも3回勝てるわけではありません。

もちろん10,000回のように数多くトレードすれば、30%である300回ほどの勝ちは得られるはずです。

このように、10,000回のように回数が多くなるほど、30%の勝率に近づくというのが確率/統計の本質的な仕組みに他なりません。

そのため、たった10回程度のトレード回数では、30%の勝ちを確実に期待できないわけです。

ですので、仮に今から10回のトレードを行うとしても、その10回の内、勝ちトレードが0回の可能性も十分に有り得ます。

もちろん、最低限として勝率を60%や70%のように高められれば、今から行う10回のトレードで勝ちが0回ということは考えられません。

ただ、この例のように損失幅:利益幅=1:8のようにリスクリワードを重要視し過ぎることで、勝率を30%程度まで下げてしまえば、13回目や16回目など、トレード回数が10回を超えたあたりで、ようやく初めて勝ちトレードに当たる可能性も十分にあるわけです。

よって、トレードを始めた序盤の段階で、連敗を繰り返すことで資金の減りが大きくなる危険性に繋がってきます。

何より「FXのデイトレードで日々の収益を安定させる」ことを実現しにくいわけです。

もちろん、リスクリワードを1:8のようにすれば、損切り幅は「狭い」ので、一度の損切り額は大きな被害ではないかもしれません。

ただ、この例のように「30%程度の低い勝率」であれば、連敗数が10を超えることも十分に有り得るため、積み上がった損失額はそれなりに大きくなる危険性があります。

よって、リスクリワードを最重視した勝率を大きく下げた場合、損失額を膨らませ過ぎて資金の大幅な減少を防ぐためにも、ロット(取引数量)を非常に小さくしてトレードする必要性があるわけです。

ですので、勝率を大幅に下げることで日々の収益を安定化しにくいだけではなく、ロットを下げてトレードしなければならないことで、利益率が非常に低くなるデメリットが発生します。

利益率の観点でリスクリワードを考える

FXのデイトレードをはじめ、トレードの成績に関しては、書籍にしてもネットにしても、

「1ヶ月で●●万円稼ぎました」
「1回のトレードで●●pips獲得しました」

のような意味不明な(と、私は思います)自慢が多くの人によって発信されていますが、資金量は人によって異なるので、本来トレードの成績は『利益率』で計るべきと私は考えています。

そもそもトレードの収益は『利幅(pips) ☓ ロット(取引数量)』の計算結果であることは間違いありません。

そのため、先ほども挙げたリスクリワードを1:8のように重要視して勝率を30%程度まで大きく落とすデイトレード手法は、ロットを極端に小さくする必要があるので、いくらリスクリワードが良くて獲得Pipsを多く取れても、当然ながら低い利益率になってしまいます。

その上、先ほども書いたように、連敗数も相当に覚悟が必要です。

ですので、資金の大幅な低下、いわゆるドローダウンを懸念し、さらにロットを低く設定しなければなりません。

よって余計に低いロットでトレードするため、より利益率の低下が避けれられないわけです。

【追記】トレード頻度の観点でリスクリワードを考える

ここまでは勝率と利益率の観点で、リスクリワードを重要視し過ぎることで生まれる致命的なデメリットを解説させて頂きました。

ただ、FXのデイトレードにおいて、トレード頻度を多く持てるのであれば、ここまで説明した「利益率の低さ」「安定感の低さ」トレードの回数で補えるかもしれません。

そこで、リスクリワードを重要視した先ほどの例である「リスクリワード1:8、勝率30%」というデイトレ手法における、トレード頻度を考えてみたいと思います。

そんなトレード頻度に関して、この「リスクリワード1:8」のように、利幅を多く取る厳しい条件の場合、実際のところエントリーのチャンスが多発することは余りありません。

損失幅が1に対して利益幅が8のように、リスクリワードを徹底するほど、エントリーの条件そのものが厳しくなり、その条件を満たす相場がなかなか訪れにくくなるからです。

ですので、リスクリワードを重要視するほど勝率が下がるだけではなく、トレード頻度が下がることにも繋がってしまいます。

よって、先に解説していた「利益率の低さ」「安定感の低さ」をトレード回数の多さで補うことは現実的ではないというのが私の意見です。

結論〜「リスクリワードだけで勝てる」という意見には大いに反対〜

以上、当記事では「勝率」「利益率」「トレード頻度」の観点から、FXでリスクリワードを重要視するデイトレ手法について考察させて頂きました。

その結論を申し上げますと、勝率/利益率/トレード頻度のすべてが下がる傾向にあるため、

「FXのデイトレードで日々の収益を安定させる」
「日々の利益率を可能な限り高める」

という目的の上では、リスクリワードを最優先とする考えに私は大反対です。

ただ実際のところ、書籍や情報商材を含め、勝率よりもリスクリワードを重要視する意見が多数となっているかと思います。

とある情報商材では、

「リスクリワードが1:2以上なら、いつエントリーしても良い」

という趣旨のことを堂々と語っている講師の方もいるほどでした。

書籍にしてもネットの情報にしても、多くの人がリスクリワードを高めることを重要視しているので、私の意見は少数派かもしれません。

ただ、この記事で解説したように、リスクリワードを重視すればするほど、「勝率」「利益率」「トレード頻度」の低下は避けられない傾向にあります。

日々の収益を安定化させつつ、高い利益率を目指すためには、リスクリワードを重要視するよりも、

1.含み損が小さいまま勝率を高める
2.1を前提としてリスクリワードを改善する

という順に、デイトレ手法を構築する方が良いと私は思います。

上記「1」のように含み損が小さく勝率が高ければ、ロットを上げたトレードができるので、利益率の大幅な向上が見込めるからです。

この時点で利益率は大いに高まるので、リスクリワードの改善は「その後」でも十分だと思います。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

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FXのデイトレは「順張り」と「逆張り」のどちらが良いのか?

杉原です。

よく「デイトレードでは順張りと逆張りはどちらが良いですか?」という内容の質問がメルマガで多く寄せられ、共有する価値が高いと感じたため、この記事を通して解説させて頂きたいと思います。

そもそも「順張り」と「逆張り」は大きくロジックが異なるため、どちらを選択するかは早い段階で決めるべき方針に他なりません。

そこで当記事では、

「より利益率を高める」

という目的に対して、FXのデイトレードでは順張り/逆張りのどちらが優位かを検証/解説させて頂きます。

定義として、ロング(買い注文)の場合であれば、順張りは上昇中に、逆張りは下降中にそれぞれ買い注文を出すことを前提とさせて頂く次第です。

利益率を高めるためには「逆張り」がFXのデイトレでは優位

先に結論を申し上げると、FXのデイトレにおいて利益率を高める上では「逆張り」が圧倒的に優位だというのが私の考えです。

実際に当ブログの方で公表している私のデイトレ実績も、基本的に逆張りであり、私のデイトレ手法を継承された方々も同じく順張りではなく逆張りで成果を上げていました。

では、なぜ順張りよりも逆張りの方が、FXのデイトレードで利益率を高めやすいのか、順張り/逆張りの両方を比較しながら、その根拠を解説させて頂きたいと思います。

(分かりやすいように、ロング=買い注文を出す場合を例にして説明させて頂く次第です。)

含み損と損切り幅が少なく済む傾向にある

まず、そもそも順張りは上昇中に買い注文を出すわけですから、エントリー地点が高値になり、いわゆる「高値掴み」をしてしまう危険性が常にあります。

場合によっては、順張りでエントリーした場所が、下降トレンドの「始点」になる可能性もあるわけです。

ですので、順張りのデイトレ手法では、

・含み損
・損切り幅

を「広め」に想定しておくことが避けられません。

対して逆張りの場合は、下げ切った場所での買い注文を狙い撃ちするので、上昇中に買う順張りに比べて「含み損」「損切り幅」を小さく抑え込める傾向にあります。

逆張りロングで狙い撃ちする「下げ切った場所」は、各トレーダーたちが以下のような動向に出やすいことが特徴です。

  • 売りポジションを持っていたトレーダーが、下げ止まりを意識して利確の「買い注文」を出しやすい
  • 売り注文を出そうとしていたトレーダーが、下降トレンドの終わりを意識して「売り注文」を回避しやすい
  • 含み損の買いポジションを持っていたトレーダーが、損失を確定させたくない心理から、ナンピンの「買い注文」を出しやすい
  • まだポジションを持っていない状態にある逆張り派のトレーダーが新規で「買い注文」を出しやすい

以上のように、買い注文が多くなるだけではなく、売り注文が避けられて少なくなるため、売り注文より買い注文の数が一気に増加しやすい傾向となります。

よって、下げ切った場所での逆張りロングを狙うことによって、エントリーからの逆行が少なくなり、含み損と損切り幅を小さくすることが可能なわけです。

もちろん、損切り幅に関しては、取り組む逆張りデイトレ手法の損切り条件に左右されることは間違いありません。

ただ、そもそも「下げ切った場所」を狙い撃ちすれば、さらにエントリー地点から下げる場合、まだ下降トレンドが加速すると判断して速やかに損切りに踏み切れると思います。

以上を踏まえた上で、逆張りによって含み損や損切り幅が小さいことにより、ロット(取引数量)を上げてデイトレードができるようになります。

本来トレードの収益は『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』です。

ですので、同じ利幅(pips)であってもロット数が大きいほど、得られる収益が高まることは間違いありません。

ゆえに、下げ切った場所を狙い撃ちする逆張りロングであれば、含み損や損切り幅を小さくできることでロットを上げやすくなるので、その分だけ収益が向上し、利益率が高まるというわけです。

対して順張りの場合、先ほども書いたように、高値で買ってしまう「高値掴み」の危険性が常にあるため、含み損や損切り幅を広めに想定しなければなりません。

そのため、順張りは逆張りに比べてロットを非常に小さくしてトレードする必要があると言えます。

以上から、順張りに比べて逆張りの方がロットを大いに上げられる傾向にあるため、その分だけ利益率の向上に繋がっていくということです。

利幅が大きい傾向がある

順張りに関しては上昇中に買い注文を出すスタイルですので、さらにエントリー地点から大きく上昇をしない限り、大きな利幅は見込めません。

対して逆張りであれば、そもそも下げ切った場所で買い注文を出すことで、自然と利幅が大きくなります。

もちろん、順張りでも利幅を大きくできるケースも決して0ではありません。

ただ、上で書いたように、すでに上昇中の流れで買い注文を出すのが順張りなので、エントリー地点からの大きな利幅を取れる確率はそれほど高くない傾向にあります。

その反対に逆張りの場合は、下げ切った場所を狙うことにより、平均的に利幅が大きくなりがちです。

その上で、先ほども挙げたトレードの収益計算『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』におけるロットだけではなく、利幅も大きくなりやすいため、逆張りの方が結果的に収益が上がって利益率の向上を見込めるというのが私の考えになります。

【補足】トレード頻度による比較

補足として、順張りと逆張りにおける、トレード頻度(回数)の比較について解説させて頂きたいと思います。

ただ、具体的なトレードの回数に関しては、どうしても取り組むデイトレ手法によって左右されますので、あくまでチャンスと成り得る頻度という前提での話です。

その上で、順張りのように上昇中に買うスタイルは、エントリーできるチャンスが多い傾向にあります。

対して逆張りのように「下げ切った場所」を狙う場合であれば、どうしても発生頻度=チャンスは限られてしまうことは避けられません。

よって、それぞれのデイトレ手法にも最終的には左右されるかもしれませんが、平均的に考えると逆張りよりも順張りの方がトレードの回数、チャンスが多い傾向にあると思います。

そのため、順張りはトレード回数が増えることで、利益率を高める余地があるように感じられるかもしれません。

有効性があるトレード手法であれば、回数が増えるほど、足し算的に利益が積み上がるので、その分だけ利益率の向上が見込めるからです。

ですが、ここまで解説したように、順張りよりも逆張りの方が明らかに

・ロットを上げやすい
・利幅が大きくなりやすい

という性質があるため、トレード1回あたりの利益率は遥かに逆張りの方が大きい傾向にあります。

もちろん、ここで説明したように、順張りの方が逆張りよりもトレード回数が多く見込めるので、利益を「足し算」で積み上げて、ロットと利幅の「ハンデ」を補えるように見えるかもしれません。

しかしながら、トレードの収益計算式である『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』において、利幅とロットは「掛け算」になるので、トレード1回あたりの利益率に関しては逆張りの方が大きく差を付けて高くなりがちです。

ですので、すでに1回あたりのトレード収益に関して順張りは逆張りに大きく負けており、順張りがトレード回数を増やして足し算的に小さな利益を積み上げても、その差は埋めにくいと思います。

足し算で小さな利益を足していっても、『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』利幅とロットを遥かに大きくできる逆張りのトレード1回で得られる利益の方が、圧倒的に大きい傾向にあるからです。

以上から、トレード回数に関して順張りの方が多く見込める余地はあるものの、やはり総合的に得られる収益、利益率を考えると逆張りの方が大きくなるというのが私の考えになります。

まとめと補足~FXのデイトレは「順張り」と「逆張り」のどちらが良いのか?~

以上ここまでは、順張りに比べて逆張りの方が

・ロットを上げやすい
・利幅が大きくなりやすい

という傾向があると説明させて頂きました。

よって、トレードの収益計算式である『利幅(pips) × 取引数量(ロット)』から見ても利益率を高められるのは「逆張り」だというのが私の考え/主張でした。

その上で、私が利益率を追求する中で行き着いたロジックの1つが、

・短期的には逆張り
・中長期的には順張り

という場面が下図のように「重なる」相場を狙い撃ちするものです。

短期的には逆張り、中長期的には順張り

上図のように、短期のチャネルラインの下降トレンドが反転する場面と、中長期の上昇トレンドラインが交わり合う地点が「短期的で見れば逆張り」「中長期で見れば順張り」という相場状況です。

このような相場状況であれば、中長期トレーダーたちの動向としては下記のようなことが想定できます。

  • 上昇トレンドに逆らう「売り注文」を避ける
  • トレンドに乗る新規の「買い注文」を出す
  • すでに持っていた買いポジションに追加してピラミッティング(増し玉)で「買い注文」を出す

そのため、単純に短期の視点で逆張りロングが狙える場面に比べ、さらに売り注文が減り、買い注文が増える傾向となるわけです。

ですので、より含み損や損切り幅が小さくなることで、さらにロットを上げたトレードが可能となり、利益率のさらなる向上が見込めるようになりました。

そんな中長期の流れも利用した逆張りのデイトレ手法に関して、関連記事にて図解していますので、あわせて下記もご覧頂ければ幸いです。

>FXのデイトレで資金1万から500万に、少額から一気に増やした手法/ロジックの解説。

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>「FXのプロもうなる?」チャネルラインを使った最強デイトレ手法

>ブログの目次はこちらから

FXのデイトレで取引は1つの通貨ペア単体か、複数に増やすべきかの比較検証。

杉原です。

FXは取引対象となる銘柄(通貨ペア)が多数あるので、デイトレーダーによっては数多くの通貨ペアを同時に監視する場合も少なくありません。

逆に、取り組んでいるデイトレード手法によっては、最も有効性の高い通貨ペア1つに絞って取引するというトレーダーもおられます。

そこで当記事ではデイトレードの取引対象を、

・1つの通貨ペアに絞るべきか
・複数の通貨ペアに増やすべきか

をいくつかの視点で比較/検証していき、それぞれの優位性を明らかにしていく次第です。

長期的に見ても得られる収益を大きく左右する内容ですので、どうぞ最後までお付き合い頂ければと思います。

利益率を高める視点での比較/検証

ここでは、デイトレードにおける本来の目的である『利益率を高める』ためには、取引対象を1つの通貨ペアか、それとも複数の通貨ペアに増やすべきかを比較、検証していきたいと思います。

まず単純な計算で、取引対象の通貨ペアが多いほど、エントリーのチャンスが増えることは間違いありません。

その上で、すでに取り組んでいるデイトレード手法に有効性があるのであれば、トレード回数が多ければ多いほど、どんどん利益が積み上がっていくはずです。

ですので単純に考えて、複数の通貨ペアに取引対象を増やすほど、利益率は高まっていきます。

逆に、取引対象を1つの通貨ペアのみに絞ってしまうと、ドル円ならドル円、ポンド円ならポンド円など、対象の通貨ペア「だけ」にトレード回数がどうしても限られてしまうわけです。

よって、1つの通貨ペアだけに比べて複数の通貨ペアに増やしたパターンの方が、週間や月間、さらには年間など長い期間で見た場合、トレード回数の多さが比例して増え、その影響で利益率の大きな向上が見込めるようになります。

より利益率を高めるためのポイント

しっかりと有効性のあるデイトレード手法に取り組む前提であれば、取引する対象を複数の通貨ペアに増やせば増やすほど、自然とトレード回数が増えるので、当然ながら利益率は大幅に上昇します。

その上で、さらに利益率を高めるポイントがあるので、ここで簡潔に解説させてください。

そのポイントは、エントリーから利確までの早さ、いわゆる『ポジション保有時間』を短くすることです。

極端な例ですが、数日以上/場合によっては数週間ほど、エントリーから決済まで(ポジション保有時間)が長い「スイングトレード」の場合、別の通貨ペアでチャンスが来てもポジションを保有していることが多くなり、結局はトレード回数を増やせません。

そのため、いくら取引対象を増やしても、なかなか利益率を高められないわけです。

これは少し極端な例でしたが、デイトレードにおいても考え方は変わりません。

例えば、数時間単位でポジションを持つタイプのデイトレード手法よりも、スキャルピング寄りのデイトレ手法でエントリーから決済まで「数分単位」で済む方が当然ポジション保有時間が短くなります。

そして、ポジション保有中に別の通貨ペアでチャンスが発生しても、ポジション保有時間が短いデイトレ手法の方が、複数の通貨ペア同士でエントリーの重複が起こりにくいので、そのチャンスを逃さずにエントリーできるわけです。

逆に、すでにエントリー済みでポジションを持っていれば、新たに売買するための必要証拠金に余裕がないからこそ、別の通貨ペアにチャンスが生じてもエントリーができません。

以上から、ポジション保有時間の短いデイトレ手法であるほど、

ポジションを持っていない状態=必要証拠金に余裕がある状態

が長くなることで、複数の通貨ペアで生じるチャンスを逃さずに、よりトレード回数を増やせるようになります。

その結果、より利益率の向上が見込めるようになるわけです。

手間や労力の視点での比較/検証

ここまで解説したように『利益率』の視点で見れば、取引対象を1つの通貨ペアに絞るよりも、複数の通貨ペアに増やす方が利益率の向上を見込めます。

ただ、複数の通貨ペアを取引対象とすることで、EA(自動売買ツール)を使わない限り、複数の通貨ペアを自身で「監視」しなければなりません。

つまり、取引対象の通貨ペアを増やすほど、複数のチャートを同時に監視する「手間」「労力」が発生するということです。

対して、1つの通貨ペアしかデイトレードの対象にしない場合、基本的に1つのチャートのみを監視すれば良いので、上記にように「手間」「労力」が増えることはありません。

このように、稼げる金額は通貨ペアを増やすほど比例して増加するものの、その分だけ、どうしても手間/労力も大きくなるわけです。

ですが、取引対象とする通貨ペアを増やしても、今ここで挙げたような手間や労力を大幅に削減する方法もあります。

取引対象を増やしてもチャート監視の手間/労力を大きく減らすテクニック

私の場合、基本的に5つ以上ある取引対象のチャートを同時に監視しています。

また、トレンドラインやチャネルライン、キリ番や水平ラインなどを引く、いわゆる『ライントレード』を主体としているので、チャートの監視にそれなりの「手間」「労力」は避けられません。

ただ、エントリーや決済のチャンスに「アラート通知」がパソコンとスマートフォンの両方に来るように設定しているため、数十分に一度、ラインを引いたり修正したりする以外、特に手間や労力はありません。

ローソク足がラインと接触することがエントリーや決済の条件になる場合が多いものの、対象となるラインにローソク足が『触れる前段階』でアラートを鳴らすことができるので、アラート通知が来るまではチャートを見続ける必要がないからです。

私自身、デイトレードを始めたばかりの頃は、アラート機能を知らなかったため、数分に一度はチャートを常に見続けるようなスタイルで、多大な手間/労力が発生して日々のトレードが大きな苦痛になっていました。

ただ、愛用しているチャートソフト「TradingView(トレーディングビュー)」のアラート機能を使い始めてからは、チャート監視の苦痛が無くなり、別の作業をしながらデイトレードができるようになっています。

また、アラート機能があることで複数のディスプレイも必要が無いので、外出先やカフェ、ホテルなどでも、ノートパソコン1つでデイトレードを行っていました。

ここではライントレードを例にしましたが、インジケーターをエントリーや決済のサインとするデイトレ手法の場合も、同じようにアラート機能を付けられるはずです。

ですので、複数の通貨ペアに取引対象を増やしても、アラート機能を使うことで、その労力や手間が増えるデメリットは大幅に削減できるようになるので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

【緊急の補足】ファンダメンタルズの視点での比較/検証

最後に補足的になるのですが、1つの通貨ペアのみに絞る場合、仮に対象の通貨ペアに関わる国のファンダメンタルズ事情により、

・テクニカルが効きにくい荒れた相場
・値動きが極端に小さくなる相場

などに遭遇した際に、収入の低下が懸念されます。

例えば政府介入が入った際には、ドル円は数百pipsが数分で動くほど「荒れた相場」になるため、テクニカルの効き目が大きく低下し、勝率も低くなりがちです。

さらに、政府介入に巻き込まれることを恐れ、トレードそのものを避けるトレーダーが増加し、ドボラティリティ(値動き)は極めて小さく、利益を取りにくいパターンも少なくありません。

仮に、取引対象をドル円のみに絞っていた場合、この過剰に思える円安の状況や、それによって発生している政府介入による影響で、

・テクニカルが効きにくい荒れた相場
・値動きが極端に小さくなる相場

になり、今まで得られていた安定した利益を残すことが難しくなるわけです。

相場が落ち着くまでトレードを回避すれば良いですが、その間の収益が「0」になるのは大きな痛手かと思います。

ただ、普段からドル円に絞らず、複数の通貨ペアを取引対象としていれば、ユーロドルやポンド円、ポンドドルなどを取引すれば良いので、特にトレードを休む必要がありません。

よって、複数の通貨ペアを扱うことで、異常事態の相場でも、動じることなく安定した利益を積み上げることができるわけです。

ここでは円安による異常相場としてドル円を例にしましたが、これはユーロドルやポンドドルなど、他の通貨ペアが関わる国のファンダメンタルズ材料によっても発生する可能性が常にあります。

重要ポジションの政治家が突然辞任、選挙結果や経済指標など、あらゆるファンダメンタルズ要因によって、相場が不安定になる危険性があるわけです。

ですので、常に安定した利益を積み上げることを考える上では、1つの通貨ペアに絞らず、複数の通貨ペアを普段から取引する方が優位になってきます。

まとめ〜FXのデイトレで取引は1つの通貨ペア単体か、複数に増やすべきかの比較検証〜

以上この記事では「利益率」「手間/労力」などの視点で、FXのデイトレードでは取引対象を1つに絞るか/複数に増やすかを比較させて頂きました。

本来のデイトレードにおける目的である「利益率を高める」上では、トレード回数が増えるほど利益率も比例して増加するので、取引対象を複数の通貨ペアに増やすべきです。

ですが、1つの通貨ペアに絞る方が、基本的にチャート監視も1つのみですので、デイトレにおける手間/労力は少ない傾向にあります。

ただ、TradingView(トレーディングビュー)などのチャートソフトや、MT4を使えば、ラインやインジケーターでエントリー/決済のチャンスを『アラート通知』させることが可能です。

ですので、デイトレードの「利益率を高めるため」に取引対象を複数の通貨ペアに増やすとしても、デメリットであるチャート監視の「手間/労力」は、アラート通知の機能を使えば十分に回避できます。

また、最後に補足として解説したように、ファンダメンタルズ要因で『荒れた相場』『異常な低ボラティリティ相場』になることがあるので、1つの通貨ペアだけでは、利益率の安定化が図れない傾向にあるのでご注意ください。

以上から、FXのデイトレードにおける取引対象は、1つに絞るよりも複数の通貨ペアに増やすことを推奨させて頂く次第です。

その上で、どんな通貨ペアを対象にトレードすれば良いのかを「利益率」の観点で、実際に私がトレードして成果を上げている通貨ペアをランキング形式で解説させて頂きました。

そもそもデイトレードに適したFX通貨ペアの特徴など、根本的な部分から解説し、間違った通貨ペア選びで資金を失わないような講義となっているので、下記のリンクからご覧になってみてください。

>本当にポンド円?デイトレに適したFX通貨ぺアの特徴と上位6つを紹介

実際、私や私がデイトレ手法を継承した方々も、取引対象を5つ以上に増やしていることで、10%以上の利益率を1日単位で維持できるようになっています。

そんなデイトレ手法におけるエントリー場所を含めたロジックは、下記の記事でエントリーから利確・損切り、ロット設定まで実例で図解しているので、こちらも目を通して頂ければ幸いです。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

【関連記事】

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>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

圧倒的な差。株とFX、どちらのデイトレが勝ちやすいのか比較。

杉原です。

日本人にとって特に馴染みやすいデイトレ対象と言えば、多くの書籍やサイトがあることから「株」「FX」だと思います。

今ではゴールドをはじめとするCFDや、仮想通貨などもデイトレードの対象になりますが、やはり世間に出回っている情報量で見ると株やFXが圧倒的に多いことから、株/FXのいずれかでデイトレを始めるトレーダーが少なくありません。

ただ、逆に情報量が多すぎることで、株とFXのどちらが勝ちやすいのかが分かりにくくなり、迷っているという相談も多くありました。

そこで当記事では「どちらが勝ちやすいのか」「どちらが大きく稼げるのか」という視点で、株とFXを比較していきたいと思います。

※この記事では、米国株ではなく日本の証券会社で取引が可能な日本企業の株を扱っていく次第です。

株とFXのデイトレ比較1.ファンダメンタルズの観点

株もFXもファンダメンタルズ要因によって値動きが起こることがあります。

そんなファンダメンタルズ要因が強くなる相場状況は、デイトレードにおけるテクニカル分析の効き目が非常に弱くなり、勝率が極端に落ちがちです。

つまり、ファンダメンタルズ要因が強く出る相場状況が多いほど、勝ちにくいと言っても過言ではありません。

その上で、株とFX、それぞれのファンダメンタルズ事情を比較していきたいと思います。

株のファンダメンタルズ事情

株はその企業の業績や不祥事など、数多くのあらゆるファンダメンタルズ要因が値動きに影響を与えます。

また、1つの企業による不祥事などがあれば、関連企業の株価に影響することも少なくありません。

要するに、取引する「銘柄以外」からもファンダメンタルズの影響を受けてしまうので、ファンダメンタルズの影響を受ける確率が高くなるわけです。

その上、そんな株価に影響を与えるようなファンダメンタルズ要因は、いつ発表されるか分からないデメリットがあります。

つまり、デイトレで買いポジションを持っている際に、不祥事関連の大きなファンダメンタルズ要因が発表されて、株価の大幅な下落が起こり損切りになる危険性が常にあるわけです。

もちろん、逆に業績アップをはじめとする「良いニュース」があり株価が上昇し、買いポジションを持っていた際に大きな利益を得られる場合もあるかもしれません。

ただ、ファンダメンタルズ要因が発生すると『計算できない値動き』が起こるため、いずれにしてもテクニカルの効き目が非常に弱くなることは確かです。

必ずしも不祥事で株価が下落するとも限りませんし、業績アップなどの良いニュースで株価が上がるとも限りません。

いずれにせよ、ここまで解説したように、株の場合は下記のようなファンダメンタルズ事情があることは確かです。

  • ファンダメンタルズ要因が数多くある
  • 取引する銘柄以外の関連銘柄からも影響を受ける
  • いつファンダメンタルズ要因の発表があるか分からない

以上から、株の場合はファンダメンタルズ要因によってテクニカルの効き目が弱くなる状況になることが多くなり、ファンダメンタルズの観点で見ると勝ちにくい傾向があると言えます。

FXのファンダメンタルズ事情

FXの価格に影響を与えるファンダメンタルズ要因は、

要人の発言
経済指標
大災害

などで、どうしても大災害が予測不能なものの、それ以外の要素は基本的に予測ができます。

要人の発言にしても経済指標にしても、発表時刻が先に公開されているからです。

ですので、基本的にはファンダメンタルズ要因によってテクニカルの効き目が弱まる『計算できない値動き』は避けることができます。

また、FXに関わるファンダメンタルズ要因は、経済指標を除き、それほど頻度は多くありません。

ただ、経済指標に関しては各国の指標が毎日のように発表されているものの、すべての指標が価格に影響を与えていないのが実際のところです。

実際に「重要度」「注目度」の高い指標のみがファンダメンタルズ要因となり価格に大きな影響を与えています。

そのため、FXの為替相場において、1日中、経済指標の影響が及ばないことでファンダメンタルズ要因が入らず、テクニカルの効き目が特に弱まらない日も少なくありません。

そんな経済指標の見極め方などは、下記の記事で解説していますので、必要に応じてご覧頂ければ幸いです。

【関連】勝つためのデイトレードにおける「経済指標」の有効な活用方法

FXの方は、経済指標や要人の発言などによるファンダメンタルズ要因を、発表時間を知ることで避けられますし、そもそも株に比べてファンダメンタルズ要因が少ないことが特徴です。

対して株の方は、ファンダメンタルズ要因が多く、いつ発表されるか分からないため、「テクニカルの効き目が弱まる勝ちにくい相場」との遭遇がなかなか避けられません。

以上から、ファンダメンタルズの影響を大きく受けやすくテクニカル分析の効果が薄まりやすいのはFXよりも株であり、株の方がファンダメンタルズの観点で見れば勝ちにくいと言えるかと思います。

株とFXのデイトレ比較2.時間の観点

続いては「時間」の観点で株とFXの「勝ちやすさ」「勝てる大きさ」の比較をしていきたいと思います。

そんな時間に関して、株は9時~15時の約6時間しか取引ができません。

対してFXは24時間、相場が開いているので、土日や正月など特別な日以外は継続して取引が可能です。

ですので、単純計算でトレードチャンスはFXの方が約4倍多いことになります。

もちろん、24時間トレードができるFXと言っても、深夜~朝方は値動きが極端に少ないため、あまり取引チャンスはありません。

ただ、FXは株に比べて取引できる時間の長さは4倍ほどあるので、デイトレードを行う上でのトレード回数が大幅に多くなるはずです。

そんなトレード回数が多く見込めるほど、単純に利益が積み上がっていくため、時間の観点で見ればFXの方が株より大きく稼げると言えます。

株とFXのデイトレ比較3.レバレッジの観点

株の場合は「信用取引」を使っても最大3倍までしかレバレッジを使えません。

対してFXの場合、国内では25倍(執筆時点)で、海外のFX業者を使えば500倍や1,000倍クラスのレバレッジが使用できます。

そんなレバレッジは大きいほど枚数/ロットを上げて取引が可能です。

そもそもトレードの利益は『利幅(円、pips) × 取引数量(枚数、ロット)』になるため、取引数量(枚数、ロット)を多くできるほど、利益も比例して大きくなります。

もちろん、取引数量を多くするには、取り組むデイトレ手法の「勝率」「含み損」「リスクリワード」などに影響されるため、必ずしも取引数量を上げれば良いと言い切るわけではありません。

ただ、仮に海外FX業者で500倍のレバレッジを使う場合と、国内の株式トレードで3倍のレバレッジを使う場合を比べると、レバレッジが高い分だけ必要証拠金が安くなるため、取り組むデイトレ手法がどのようなロジックでも、明らかに取引数量を多く持てると思います。

そのため、レバレッジの観点で見た勝てる大きさに関しては、株に比べてFXの方が優位と言えるはずです。

まとめー株とFX、どちらのデイトレが勝ちやすい?

以上、この記事では株とFXのデイトレードでは「どちらが勝ちやすいか」「どちらが大きく稼げるか」

・ファンダメンタルズ
・時間
・レバレッジ

という観点で比較していきました。

FXのように発表時間が決まっているため避けられる経済指標などとは異なり、株はファンダメンタル材料が多いだけではなく「いつ発表されるか分からない」というデメリットから、テクニカルが効きにくい相場状況が多くを占める傾向にあります。

そんな株のテクニカルの効き目が弱い状況では、どうしても計算外の値動きが起こりやすいため、勝率が低下する=勝ちにくいというわけです。

また、取引可能な時間の長さ、使えるレバレッジの大きさは、圧倒的にFXの方が優位になります。

そのため、稼げる大きさも比例してFXの方が大きな優位性があるということです。

以上から「勝ちやすさ」「稼げる大きさ」の比較に関しては、株よりもFXの方が『優位』という結論になりました。

参考にして頂ければ幸いです。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

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