「FXのデイトレード講座」の記事一覧(8 / 10ページ目)

デイトレードとは~知識0から始めるFXのデイトレ講座~

杉原です。

今回の記事は、知識0からFXのデイトレードを理解するための、最低限の用語を含めたFXのデイトレードに関する解説記事となります。

現状で、

「これからFXのデイトレードについて学びたい」
「FXのデイトレードで稼ぐ事に興味があるものの、何から学べば良いか分からない」

という場合であっても、文字とおり知識が0の状態でも、FXのデイトレードに関して深く理解ができるような記事内容に仕上がりました。

もし上記に該当するのであれば、非常に有意義な記事になっていますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

FXのデイトレードとは

まず、FXのデイトレードにおける「トレード(取引)」は為替通貨や株、仮想通貨をはじめとする「金融商品(銘柄)」を売買する事を意味します。

その上でデイトレードの「デイ」は、「Day」=1日という意味から、FXのデイトレードは1日の中で売買を完結させるトレードを指すわけです。

そんなFXのデイトレードは略して「FXのデイトレ」と称される事が少なくありません。

一般的に「投資」は、買った金融商品(銘柄)をすぐに売らず、長期的に保有し続ける行為です。

対してFXのデイトレードは、前述のとおり、1日の中で売買を完結させる行為から、投資ではなく「投機」と称されます。

投資と投機の違い

デイトレードの基本を学ぶ上で、「投資」「投機」の違いを明確に把握する必要があるため、ここで簡単に両者の違いを解説させて頂きたいと思います。

まず、投資は金融商品の「価値」にお金を掛ける行為で、利回り(インカムゲイン)による利益を目論む行為にほかなりません。

具体的には、

・株で言えば、保有額に比例して定期的に貰える配当金
・マンションを筆頭とする不動産投資であれば、家賃収入

などが利回り(インカムゲイン)の例です。

逆に投機は金融商品における価格相場の変動を利用して、売買の差益で利益を狙う行為になります。

先ほどの利回り(インカムゲイン)に対して、売買の差益は「キャピタルゲイン」と表現される事もあるので頭の片隅に入れておいて頂ければ幸いです。

価格が低い時に買った金融商品(銘柄)を、価格が上がった時に売り、その差益がFXのデイトレードなどの投機における利益となります。

要するに、FXのデイトレードにおいて、10,000円で買った株が20,000円になった際に売れば、10,000円の利益だということです。

今挙げたような、金融商品(銘柄)の売買による差益(キャピタルゲイン)を狙い、その売買を1日以内に完結させる行為が「FXのデイトレード」というビジネスモデルにほかなりません。

価格が上昇している時しか稼げないのでは?

ここまでは、相場の変動による差益=キャピタルゲインを狙うのが投機であり、FXのデイトレードだという解説をさせて頂きました。

ただ、先程までの説明では、

「FXのデイトレードで買った銘柄の価格が上昇している時だけしか、利益を得られないのでは?」

と感じてしまうかもしれません。

現に、上記のような質問を読者さんからも多く頂くため、その辺りの言及をさせて頂きたいと思います。

まず率直に、価格が上昇している時のみが、利益を得られるわけではありません。

逆に価格が下降している時も、同様に差益による利益を得ることができます。

ちなみに、

価格が上昇している時は「上昇トレンド」
価格が下降している時は「下降トレンド」

と言われ、下図が上記2つの例です。

<上昇トレンド>上昇トレンド

<下降トレンド>下降トレンド

上図は「チャート」と言い、横方向が時間の経過で、縦方向が価格を指しているので、今後チャートが出てきた際のためにも、ぜひ覚えておいてください。

では話を戻し、価格が上がっていく上昇トレンドだけではなく、価格が下がっていく下降トレンドでもFXのデイトレードで稼げる仕組みを解説していきます。

FXのデイトレードに限らずトレードは、「買う→売る」だけではありません。

まず、金融商品(銘柄)を買って、より高い値段になった際に売ろうとする行為を「ロング」と言います。

このロングは、この先で価格が上昇すると見込んで買う行為であり、先ほど図で紹介した「上昇トレンド」の際に利益を得られるわけです。

逆に、この先で価格が下降すると見込んだ場合(下降トレンドになると予測した場合)、「売って買い戻す」という行為によって差益を取る事が可能で、この最初に「売る」という行為を「ショート」と言います。

ただ、

「そもそも持っていないのに、なぜ売れるの?」

という感想を率直に抱かれるかもしれません。

その辺りの仕組みですが、元々ロングの場合も、買いの注文ではあるものの、実際に手元に買った銘柄が届くわけではないんですね。

要するに、「実物」の売買を行うのではなく、「仮想売買」だということです。

ショートも同じく、手元にトレード対象となる銘柄を実物として取引することはありません。

だからこそ、先に持っていなくても売る行為が可能になります。

そして、ショートで売り注文を出した後に、その反対である買う事により差益が得られるわけです。

ここで挙げていた、ロングやショートの事を「エントリー」と言います。

その上で、ロング(買いのエントリー)をした後に売る事、またはショート(売りのエントリー)をした後に買い戻す事を、「決済」すると表現するので、覚えて頂ければ幸いです。

ただ、そんな決済の中でも、

利益が出る場合は「利確」(利益を確定させるという意味)
損切り=損失が出る場合(損を切るという意味)

に分かれます。

要するに、

・エントリー → ロングまたはショート
・決済 → 利確または損切り

という具合に言葉の定義がされているわけです。

そんなロングとショートにおける、上昇または下降トレンドによる決済の利益/損失は、下表のように表す事ができます。

上昇トレンド 下降トレンド
ロング 利益 損失
ショート 損失 利益

ちなみに、買い=Buy、売り=Sellではなく、

「なぜロングとショートなのか」

という点にも、よく質問を頂くため、ここで簡潔に解説したいと思います。

このロング/ショートにおける呼び名の由来は、決済までに掛かる時間の長さを表しているというのが一説です。

一般的に、

・価格の上昇はゆっくり長く(=ロング、long)
・価格の下降は速く(=ショート、short)

という傾向が見受けられるため、BuyやSellではなく、

・ロング
・ショート

の表現になっているとのことでした。

総括~FXのデイトレードにおける0からの解説~

以上、本記事ではFXのデイトレードにおいて、

「これからFXのデイトレードについて学びたい」
「FXのデイトレードで稼ぐ事に興味があるものの、何から学べば良いか分からない」

という場合に役立つ、知識0からFXのデイトレを理解して頂く解説記事を行わせて頂きました。

その中で触れたいくつかの用語が以下になります。

  • 投資
  • 投機
  • インカムゲイン
  • キャピタルゲイン
  • 上昇トレンド
  • 下降トレンド
  • ロング
  • ショート

上記は基本的な用語となりますので、ぜひ覚えておいて欲しい言葉です。

今回は上記のような用語を補足しながらデイトレードの解説を行ってきましたが、デイトレードの特徴を一言で表すならば、

「1日の中で訪れるチャンスに対し、ロングとショートを巧みに使い分けていき、上昇トレンドでも下降トレンドでも利益を取っていける」

という表現が的確かと思います。

ちなみに、そんなFXのデイトレードとは別に

・スキャルピング
・スイングトレード

などのトレード手法/スタイルが手法が存在していますが、これらの簡単な違いは、エントリーから決済までに要する時間の長さが異なる点です。

スキャルピングはそもそもデイトレードの一部に含まれ、より短い時間で売買を完結させ、場合によっては秒単位でエントリーから決済までを終える事もあります。

対してスイングトレードは、デイトレードのように1日で売買を完結せず、数日~数週間以上を掛けて一度の売買を行うスタイルです。

そんなスイングトレードとFXのデイトレードを比較した記事が下記にございますので、必要に応じて参照なさってください。

>どっちが勝てる?FXのデイトレードとスイングトレードを比較した結果。

私自身の場合、この記事で解説したデイトレードの手法で、下記の記事で紹介しているとおり、1日あたり最低10%台の利益率を出す事ができています。

その辺りの解説は下記で1から順に解説していますので、ぜひあわせてご覧になってください。

>1日15%平均以上を稼ぐデイトレ手法の継承に関して

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、そのほか、FXのデイトレードを実践する上で必要な知識から、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>至高の在宅ワーク。デイトレードの魅力、メリットを解説。

>デイトレードの「リスク」「デメリット」とそれらを解決する方法

>少額でも儲かる。FXのデイトレードに適した取引口座のスペック。

>【海外FX業者VS国内FX業者】どちらを選ぶべきか15項目で比較

>この時間帯のみでも十分。FXのデイトレードで利益率と勝率が高い時間帯とは。

>「最もデイトレに適した銘柄」ゴールド(金,XAU/USD,GOLD)の特徴と注意点。

>本当にポンド円?デイトレに適したFX通貨ぺアの特徴と上位6つを紹介

>専業デイトレーダーに最低でも必要な資金を「7つの月収別」で解説

>専業デイトレーダーに最低でも必要な資金を「7つの月収別」で解説

それでは。

杉原。

「最もデイトレに適した銘柄」ゴールド(金,XAU/USD,GOLD)の特徴と注意点。

「最もデイトレに適した銘柄」ゴールド(金,XAU/USD,GOLD)の特徴と注意点。

杉原です。

本記事では、ゴールド(金、XAU/USD、GOLD)の特徴とトレードをする上での注意点を解説していきます。

そんなゴールドは、私自身や私がFXのデイトレ手法を継承した方々も「メインの銘柄」にするほどで、FXのデイトレードに最適な銘柄だととらえていました。

【実践者の実績や生の声】

実際のところ、私やクライアントの場合、ドル円(USD/JPY)をはじめとする為替通貨ペアもデイトレードの銘柄に含めているものの、少なく見積もっても利益の約6割はゴールド(XAU/USD、GOLD)が占めています。

そのため、私やクライアントの方々が1日10%台の利益率を出せているのは、「ゴールドのお陰」と考えている程で、だからこそゴールドはFXのデイトレに最適な銘柄だと実体験から感じていたわけです。

今回は、そんなFXのデイトレードに最適な銘柄であるゴールドに関して、特徴から注意点まで細かく解説させて頂きたいと思います。

ゴールド(金、XAU/USD、GOLD)の基本情報

ゴールドに関するさまざまな特徴を語る前に、特徴や注意点の理解を深めるためにも、まずは前提となる基礎知識/基本情報を解説させてください。

銘柄の表示

ゴールドはドル建てが基本で、「XAU/USD」と大抵の場合は表示されます。

ただ、稀に「GOLD」と表記される事がありますので、お使いのMT4やMT5でゴールドをトレードする際には、「XAU/USD」または「GOLD」でお探しになってください。

実際のところ、ゴールドはドル建て以外にも、

・XAUAUD(オージードル建て)
・XAUEUR(ユーロ建て)
・XAUGBP(ポンド建て)

もあります。

ただ、XAU/USD(ドル建て)以外の上記は、取引量が少ない上が影響し各社共、スプレッドが異常に広いため、トレード対象として不適切と考えられるので除外していました。

pips換算

ゴールドはドル円などの為替通貨ペアとは異なり、pipsが分かりにくい傾向にあり、実際にメルマガ読者の方からも質問される事が少なくありません。

ただ、ゴールドのpips換算に関して、実際のところは至ってシンプルです。

「1ドルで10pips」になっているため、

・0.1ドルで1pips
・10ドルで100pips
・100ドルで1,000pips

で計算すれば問題ありません。

以下が、損益のイメージになります。(1ドル105円の計算です)

  0.1ドル変動
(1pips)
1ドル変動
(10pips)
10ドル変動
(100pips)
0.01ロット 10.5円 105円 1,050円
0.1ロット 105円 1,050円 10,500円
1ロット 1,050円 10,500円 105,00円

以上の基本情報を踏まえた上で、ゴールドに関しての特徴や注意点を細かく解説していきます。

ゴールドはボラティリティが異常に大きい

筆頭に挙げられるゴールドの特徴としては、ボラティリティの大きさにほかなりません。

常に、ゴールドは値動きが「異常」に大きい傾向にあります。

為替通貨ペアの中でも、

「殺人通貨」

と称されるポンドドル(GBP/USD)やポンド円(GBP/JPY)と比較しても、ゴールドはその2,3倍の値動きはは常にあるほど、非常に大きなボラティリティを誇っているわけです。

経済指標のアメリカ雇用統計が発表される際には、どの為替通貨ペアも大きな値動きを見せますが、ゴールドは常に値動きが大きいため、

「毎日が雇用統計レベル」

と言っても過言ではありません。

ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間である「21時頃~2時頃」では、1分単位でも10pipsは当たり前に動く程、為替通貨ペアと比べると、やはりゴールドは異常なボラティリティです。

下図は、とある日の23時頃におけるゴールド(XAU/USD)の1分足チャートです。

ゴールドの1分足チャートで分かるボラティリティの大きさ

横軸は10pipsごとに引かれており、上図を見ても、ゴールドの異常なボラティリティをご理解頂けるかと思います。

ちなみに、黒の水平ラインは100pipsごとに引いているラインであり、数分程度という短時間でも100pips程度は至って「普通」に動いているわけです。

値動きが大きい割にスプレッドが狭い

ここまで触れたように、ポンド円やポンドドルと比べても、ゴールドは常に異常に大きなボラティリティを誇る銘柄です。

その上で、値動きが大きい銘柄であるほど、獲得することができる利幅(pips)も比例して大きくなります。

ただ、スプレッドが広ければ獲得した利幅から、その分だけ利益が削られるため、トレード対象として適しているとはあまり言えません。

ゴールド以外に為替通貨ペアよりも値動きが大きい銘柄として、「原油」がありますが、この原油はスプレッドが広い傾向にあり、細かい利益を積み上げるような、

・FXのデイトレード
・スキャルピング

には適さないわけです。

ですが、その反面ゴールドは、各社がスプレッドの狭さを競い合っており、大抵の業者では、スキャルピングやFXのデイトレードでも不利になるようなスプレッドではありません。

特に私が使っているExnessでは、

・スタンダード口座で「1.6pips」
・プロ口座で「1.12pips」
(※ともに手数料なし)

という非常に狭いスプレッドを提供しています。

前述のとおりゴールドはポンド円の2,3倍の値動きがあるものの、スプレッドはポンド円とほぼ変わらない程です。

このように、ゴールドは値動きの割にスプレッドが狭いため、スプレッドで大きく利益を削られる事は特にありません。

だからこそ、FXのデイトレードにおいて、より大きな利益率を出すためにゴールドは非常に適した銘柄だと言えるわけです。

ゴールドはボラティリティが大き過ぎて危険?

ボラティリティ(値動き)が激しい事で、ゴールドは「危険」という印象を抱くトレーダーも決して少なくないと思います。

ただ、危険かどうかは、そのトレーダーが取り組むトレード手法の問題にほかなりません。

トレード手法が「粗悪」なものであれば、

・ドル円(USD/JPY)
・ユーロドル(EUR/USD)

のように、比較的ボラティリティが低目の銘柄であっても、値動きの大きさに関係なく負ける時は負けるはずだからです。

ですので、まずは最低限、有効性の高いトレード手法に取り組む前提で、その取り組むトレード手法における「含み損」のデータをしっかりと取る事をオススメしています。

最大の含み損が明確に分かっていれば、どのくらいのロット数でトレードをすれば、強制ロスカットを避けられるかの把握ができるからです。

以上から、取り組むトレード手法において想定される「最大の含み損」を踏まえた上で、最適なロット数でトレードを行えば、特にボラティリティが大きいからと言って「ゴールドが危険」とは思えないというのが、私の率直な意見になります。

そんなゴールドでは、

・テクニカルの効きやすさ
・値動きの大きさ

この2つが合わさり、トレード手法によっては、下図のように一度のトレードでも2桁台を充分に超える利益率を出すことも不可能ではありません。

ゴールドの利益率(トレンドラインのブレイク手法

上の図は、私自身が得意とするサポレジを使ったデイトレ手法で、トレンドラインのブレイク手法に特化したロジックです。

このトレンドラインのブレイク手法は、

・短期トレーダーと中長期トレーダー
・逆張り派と順張り派

それぞれが同じトレンド方向になるロジックでありつつ、トレンドラインを「引かないトレーダー」からも同じ方向性が意識されやすいチャートパターンに特化していました。

そのため、大勢のトレーダーと同じ方向にエントリーができるので、極めて高い精度となり「含み損」「損切り幅」を最小限に抑え込めて、低いリスクのままロットを上げて利益率を向上させていたデイトレ手法になります。

下記の記事では、このトレンドラインのブレイク手法について、エントリーから利確・損切り、ロットの設定まで実際の事例を使って図解していますので、ぜひご覧になってみてください。

>トレンドラインのブレイク手法のエントリーから決済までの図解

このトレンドラインのブレイク手法は、ゴールドはもちろん、他のどんな銘柄にも変わらず通用するデイトレ手法なので、複数の銘柄を扱って、1日で数十%の利益率を出せる日もあります。

その辺りの収益事例も掲載しているので、ぜひ上記のリンクからトレンドラインのブレイク手法をまとめた記事の方をご覧頂ければ幸いです。

テクニカル分析が機能しやすい

ゴールドは、為替通貨ペアに比べて、テクニカル分析が効きやすい傾向があります。

なぜなら、そもそも取引量が多い事に加え、為替通貨ペアと比較して「ファンダメンタルズ」の要素が、ゴールドには少ないからです。

とは言え、ゴールドも為替通貨ペアと同様に、経済指標などの影響がないわけではありません。

ドル建てであるXAU/USDでは、アメリカ雇用統計をはじめ、アメリカ関連の重要な経済指標が発表される際には、為替通貨ペアと同様にテクニカル分析の「効き目」が「弱まる」傾向にあります。

ただ、そんな重要なアメリカ関連の経済指標が発表される前後の時間を除けば、ファンダメンタルズ要素がほぼないため、テクニカル分析が効きやすい事は間違いありません。

そのような観点で見ても、ゴールドはFXのデイトレードに最適な銘柄だと私は思います。

ゴールドの必要証拠金を計算する方法

まずゴールドの単位は1トロイオンス(oz)が使われますが、ロット(lot)で計算ができるため、このオンスという単位は特に気にする必要はありません。

その上で、仮にゴールドの価格(レート)が1,800ドルだった場合、最大レバレッジが500倍の口座を使う事を想定し、1ロットあたりの必要証拠金の計算方法について解説いたします。

必要証拠金=1,800ドル(レート)×1(ロット数)×100(オンス)÷500(レバレッジ)

=360ドル

以上が、具体的なゴールドの必要証拠金を計算する方法になります。

例として500倍のレバレッジで計算をしましたが、私が使っている業者「Exness」では、2,000倍や無制限のレバレッジとなっているため、上記で計算した4分の1以下にあたる必要証拠金で十分です。

ですので、よりロットを大きくしてトレードができるため、利益率を高めやすくなっています。

ちなみに下記が、最大レバレッジが2,000倍の口座における、ゴールドの必要証拠金を算出する計算式です。 

必要証拠金=1,800ドル(レート)×1(ロット数)×100(オンス)÷2,000(レバレッジ)

=90ドル

ゴールド(金,XAU/USD,GOLD)の特徴と注意点のまとめ

以上、今回はFXのデイトレードに最適な銘柄であるゴールドに関する特徴や注意点を解説させて頂きました。

何と言ってもゴールドにおける最大の特徴は「ボラティリティの高さ」にほかなりません。

先ほども掲載した、下図のようなゴールドの1分足チャートでも分かるように、1分単位でも10pipsは平気で動くため、少ない利幅を狙うFXのデイトレードでも十分に大きな利益を得られるわけです。

この記事で解説したゴールドは、

・テクニカルの効きやすさ
・値動きの大きさ

この2つが合わさり、トレード手法によっては、下図のように一度の取引でも2桁台を充分に超える利益率を出すほど収益性の高い「優良」な銘柄だと思います。

ゴールドの利益率(トレンドラインのブレイク手法

上の図は、トレンドラインのブレイク手法に特化したロジックで、

・短期トレーダーと中長期トレーダー
・逆張り派と順張り派

両者がそれぞれ同じトレンド分析になりつつ、トレンドラインを「引かないトレーダー」からも同じトレンド分析がされやすいチャートパターンとなっていました。

そのため、大勢のトレーダーと同じ方向にエントリーができるので、極めて高い精度となり「含み損」「損切り幅」を最小限に抑え込めて、低いリスクのままロットを上げて利益率を向上させていたデイトレ手法になります。

下記の記事では、このトレンドラインのブレイク手法について、エントリーから利確・損切り、ロットの設定まで実際の事例を使って図解していますので、ぜひご覧になってみてください。

>トレンドラインのブレイク手法のエントリーから決済までの図解

このトレンドラインのブレイク手法は、ゴールドはもちろん、他のどんな銘柄にも変わらず通用するデイトレ手法なので、複数の銘柄を扱って、1日で数十%の利益率を出せる日もあります。

その辺りの収益事例も掲載しているので、ぜひ上記のリンクからトレンドラインのブレイク手法をまとめた記事の方をご覧頂ければ幸いです。

また、ゴールド(XAU/USD)で1回のトレードあたり10%前後の利益率を出せているデイトレ手法を、記事内で公開していました。

エントリーから決済までを実際のチャート図を使って解説しているので、ぜひ下記の記事もご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

含み損ほぼなし。キリ番を利用した聖杯に近いFXのデイトレ手法。

杉原です。

本記事では、私が得意としている下図のような「キリ番(ラウンドナンバー)」を使ったFXのデイトレード手法を解説させて頂きます。

キリ番で引いた水平ライン

このデイトレ手法は勝率が高さに加え、『含み損』が非常に少ないため、ロット数を上げてトレードができることが大きなメリットです。

そんな今回の記事で解説する、勝率の高さを保ったまま「ロット数」を上げられるFXのデイトレ手法によって、私自身と私がFXのデイトレ手法を継承した方々が、下記のような高い利益率を1日で出せるようになっています。

【実践者の実績や生の声】

今回はそんな1日10%台の利益率を出せているデイトレード手法の一部を、実際に行ったトレードを例にチャート図を用いながら、

エントリー
決済(利確、損切り)

における条件まで掘り下げて解説させて頂きたいと思います。

キリ番を使ったデイトレード手法のエントリー条件

エントリー条件の具体的な話に入る前に、キリ番を利用したデイトレ手法の有効性を感じて頂くためにも、キリ番の仕組み/ロジックを簡単に解説させてください。

FXのデイトレードにおけるキリ番(ラウンドナンバー)の仕組み

まずキリ番(ラウンドナンバー)は、デイトレーダーだけではなく、非常に多くのトレーダーが意識する価格帯である事は間違いありません。

そのため、相場(ローソク足)がキリ番付近に近付くと、そのキリ番の価格帯が、

・サポートライン(支持線)
・レジスタンスライン(抵抗線)

のように機能します。

下図の赤枠がサポートライン(支持線)、緑枠がレジスタンスライン(抵抗線)として機能しているキリ番の例です。

キリ番で引いた水平ライン

このようにレジスタンスライン、サポートラインとしての機能をキリ番が果たしやすい事から、

・すでにポジションを持っているトレーダーは、キリ番を目安に利確を狙う
・ポジションを持っていないトレーダーは、キリ番付近で逆張りエントリーを狙う

という行動に出る傾向が非常に高くなります。

そんな性質を利用し、キリ番を使った逆張りのデイトレードを仕掛けていくのが、今回の記事で解説する、

「含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。」

にほかなりません。

では、この先は具体的なエントリー条件や決済条件について解説させて頂きます。

「逆張り」と表現しましたが、私が主戦としている時間足は「5分足」ということもあり、短期視点での逆張りとなっています。   

中長期視点では逆に「順張り」になる事もあり、私が逆張りでロングを狙う際に、中長期視点は順張りのロングを狙うような場面にも成り得るため、このデイトレ手法が持つ有効性の高さを表せている原理です。

エントリーのロジック

下図が、当デイトレード手法のチャート図です。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図1

早速、まずは簡単にチャート図の説明をさせて頂きます。

上図はドル円の5分足で、チャートに描かれているテクニカル指標は以下のとおりです。

  • キリ番=サポートライン(支持線)
    →黒の点線
  • 移動平均線
    →緑、オレンジ、青の順に期間が長い単純移動平均線(SMA)
  • チャネルライン
    →黄緑の下降トレンドラインと対になるアウトラインの組
  • エントリー場所
    →黒枠で図示したローソク足

以上が5分足チャート図の簡単な説明になります。

その上で前述のとおり、キリ番にローソク足が近づく際の「逆張り」を狙っていくのが、本デイトレード手法のポイントです。

ですが、単純にキリ番のサポートライン(支持線)を頼りにするだけでは逆張りの根拠が弱い事は否めません。

そこで、

・チャネルライン(アウトライン)によるサポート
・移動平均線のサポート(チャート図の青い移動平均線)

も同時に発生している事を確認し、根拠を強めていました。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図1

キリ番1つによるサポートだけでは、「買い(ロング)」の注文を出すトレーダーはまだ少ないと考えられるため、

・チャネルライン(アウトライン)によるサポート
・移動平均線のサポート(チャート図の青い移動平均線)

が重なり、

・逆張りのエントリーを狙うトレーダー
・損切りまたは利確を狙う売りポジション保有中のトレーダー

と言った各々のトレーダーが「買い(ロング)」の注文を出してくるタイミングを狙っていくわけです。

ちなみに、青の移動平均線は5分足チャートにおいて多くのデイトレ―ダーが意識する120本平均線となっています。

また、この5分足120本平均線は、30分足チャートになると20本平均線となり、一般的な短期移動平均線であると同時に、ボリンジャーバンドの基準線としても非常に多くのトレーダーに意識される平均線になっていることは間違いありません。

そのため、この青の移動平均線はデイトレーダーはもちろん、中長期のスイングトレードを主体とするようなトレーダーにも意識されるので、サポート(支持)として有効に機能をしやすいわけです。

以上、ここまでは、

・キリ番(黒点線)
・チャネルライン(黄緑のライン)
・移動平均線(青い移動平均線)

サポートライン(支持線)として重なる事によって、非常に多くのトレーダーが「買い(ロング)」の注文を出す傾向が高まるので、このタイミングを狙って逆張りロングを狙うという話でした。

その上で、このデイトレ手法では、さらに精度を高めるためにパーフェクトオーダーも利用しています。

パーフェクトオーダー:複数の移動平均線が同じ方向に対し期間が長い移動平均線順に並んでいる状態

このパーフェクトオーダーも、本チャート図では買い方向に発動しているため、よりロングでのエントリーにおける精度を強く高めてくれているわけです。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図1
ただ、実際のところ、上図における最も期間が長い移動平均線が、前述のとおり青(5分120本=30分20本)でした。

緑→オレンジ→青の順に期間が長くなっています

ゆえに、上図3本の移動平均線では、短期視点のデイトレーダーからFXのデイトレード~短めのスイングトレードまでの動向までをカバーしているに過ぎません。

要するに、長めのスイングトレードを行うような長期トレーダー勢の動向をカバーできていないわけです。

その上で、より勝率を上げるためにも、長期トレーダー勢も同時に買い(ロング)方向の意識が高い状況である方が望ましい事は間違いないと思います。

幾ら短期~中期トレーダーが買い(ロング)の注文を多く出しても、そんな長期トレーダーが売り(ショート)を強く意識するようであれば、トータルの売買バランスは拮抗してしまう可能性が否めません。

つまり、結果として買いが優先にならず、場合によっては逆行して損切りになる可能性もあります。

以上から、長期トレーダーが売り(ショート)意識していない事、その上でできる限り長期トレーダーも買い(ロング)を意識している事が望ましいというわけです。

そこで、下図のように長期の移動平均線も含めたパーフェクトオーダーが成立している場面をエントリー場所として狙っていたのでした。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図2

上図の移動平均線は、

緑→オレンジ→青→黒→紫

の順に期間が長くなっており、短期~中期~長期すべてを網羅した5本のパーフェクトオーダーが成立しています。

よって、

・短期
・中期
・長期

という、どの視点で見ても売り(ショート)は入りにくい状況であり、むしろ買い(ロング)の注文が入りやすい状況だということです。

だからこそ、ロングでエントリーした後は逆行せず、ほぼ含み損がないストレス0のデイトレードができていました。

勝率が高い状況のまま、含み損がほぼないということは、ロット数を相応に高められるようになります。

そのため、得られる利益率もそれなりに高くなってくるわけです。

以上が、本FXのデイトレード手法におけるエントリー条件と、そのロジック解説でした。

キリ番を使ったデイトレード手法の決済条件

ここからは、利確→損切りの順に、決済条件について解説させて頂きます。

利確のロジック

当FXのデイトレード手法では、エントリーした地点から最も直近のサポレジ(サポートラインまたはレジスタンスライン)で利確します。

今回の例ではロングでエントリーしているため、最も近いレジスタンスライン(抵抗線)にて利確するということです。

その上で、下図のようにオレンジの移動平均線が、一番近いレジスタンスラインですので、オレンジの移動平均線に触れる前に利確しました。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図1

そのため、5分足が2本分なので、約10分以内という相応の短時間での利確でした。

この後もじわじわと上昇を続けてはいるものの、少しでも逆行の要素が出始める段階で、即座に利確をする方が「無難」「確実」だと私は考えています。

1つでも逆行の要素が現れれば、そこが逆方向のトレンドにおける「初動」、つまり大きな逆行の「スタート地点」になり、大きな損切りを被る可能性も否めないからです。

ですので、そんな危険を回避する意味でも、利幅をあえて伸ばさずに利確してしまいます。

もちろん、

「利幅を伸ばさなければ、利益もその分だけ小さくなるのでは?」

という意見もあるかもしれません。

ただ、エントリー条件で解説したとおり、当FXのデイトレード手法は、

・キリ番(黒点線)
・チャネルライン(黄緑のライン)
・移動平均線(青い移動平均線)

がサポートラインとして重なって機能しつつ、

・短期~中期~長期という5本の移動平均線でパーフェクトオーダーが成立

している状況であるため、非常に高精度(勝率)でありながら、「含み損」がほぼないようなトレードになっています。

そのため、ロット数を極めて高く設定してトレードができるわけです。

ですので、数十pipsと大きな利幅を取る事なく、得られる利益、利益率は相応に高くなっていきます。

仮に「勝率」が低い上に「含み損」も大きい傾向がある場合、少なくともロスカットや数多くの損切りに備え、ロット数を低く設定せざるを得ないと思います。

逆に、「勝率」が高く「含み損」も低い傾向であれば、十分にロット数を高められるということです。

以上から、ロット数を上げる事で高い利益率を出せるため、あえて時間を掛けて利幅を伸ばす必要はありません。

その分だけ、1回のトレードが短時間で終わるため(この例では10分以内)、別の通貨ペアなどでチャンスが来た際に、すぐにエントリーすることができます。

逆に長時間の保有をしてしまうと、証拠金が足りずに、別の通貨ペアでチャンスが来ても、エントリーができません。

ただ、本デイトレード手法のように極めて短時間で終えられる事によって、別の通貨ペアで発生しているチャンスにも飛び乗れるメリットがあります。

結果として、トレード回数が増えることで、トータルの利益率を高めていける余地があるとうことです。

以上から、本FXのデイトレード手法における利確の場所は、

エントリー地点から最も近いサポレジ

がベストとしていました。

損切りのロジック

利確に対しての損切り条件は、非常に単純です。

エントリー時の条件が成立しなくなった段階で損切りを行います。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図1

本デイトレード手法のチャート図である上図で言えば、

・キリ番(黒点線)
・チャネルライン(黄緑のライン)
・移動平均線(青い移動平均線)

がサポートラインとして重なって機能しつつ、

・短期~中期~長期という5本の移動平均線でパーフェクトオーダーが成立

している状況がエントリー条件であるため、これらの内、どれか1つでも成立しなくなった段階で損切りをするわけです。

つまり、

黒点線のキリ番
緑のチャネルライン
青の移動平均線

のいずれかが、下方に割り込みサポートラインとして成立しなくなった状況が損切りすべきタイミングになります。

ただ、5分足チャートであるため、ローソク足が確定するまでは、仮に下方に割り込んだとしても、下ヒゲを付けて戻ってくる可能性が否めません。

そのため、最終的な損切りは5分足が確定した際に割り込んだタイミングが最適です。

また、いずれか3つのサポートラインが不成立になった場合だけではなく、パーフェクトオーダーが不成立になっても同様に損切りをします。

まとめ。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

以上、今回の記事では、私が1日単位で10%台の利益率を出している、キリ番を使ったFXのデイトレード手法について解説させて頂きました。

キリ番を使ったデイトレード手法のチャート図1

改めて、エントリー条件から決済条件までを下記にまとめます。

  • サポレジが重複しつつ、短期~中期~長期の移動平均線でパーフェクトオーダーが成立している際にエントリー
    →今回の例では「黒点線のキリ番」「緑のチャネルライン」「青の移動平均線」がサポートラインとして重複
  • エントリー地点から最も近いサポレジで利確
    →例では一番エントリー地点から近かったオレンジの移動平均線
  • 1つでもエントリー条件が成立しなくなった時点で即座に損切り
    →ヒゲで戻す可能性も考慮し、5分足の確定まで待つ

以上が、エントリーから決済までの条件でした。

私自身、この記事で扱ったキリ番をはじめ、トレンドラインやチャネルラインを含めた、いわゆる『ライントレード』を追究し続けており、下で掲載したようにデイトレードで1日あたり2桁台の利率を出すに至っています。

下図は1万円の資金から約500万に増やした際、1日あたり10%以上の利率を維持できた実績画像です。

MT4など取引ツール上の実績は「プログラムによる改変」という捏造や「デモ口座との見分けがつかない」との指摘があったため、取引した翌日にFX業者から送られてくる履歴メールを抜粋しています。

【実績の見方】

実績画像の見方

画像をクリック/タップすると、全画面表示が可能です。また、右側をスクロールして全部分の閲覧もできます。

▼複利運用で1万から約500万へ▼

1万から500万へ増やした複利運用の実績

上図のように、1日単位で2ケタ台の利益率を安定して出すに至った要因としては、本記事の基本的なロジックに加え、以下のような要点を徹底して押さえたことが挙げられます。

  • より大勢のトレーダーが意識する価格帯のキリ番を適用すること
  • 勝率と利益率を最大化するための、状況に応じた「損切り」と「利確」の条件を満たすこと
  • 毎日必ず訪れる「テクニカルの効き目が弱まる」特定の時間を避けること
  • 短期〜中長期まで、多くのトレーダーが意識しやすいラインをエントリー条件に適用すること
  • 勝率が低下しやすい「特定の相場状況」を避けるエントリー回避の条件を満たすこと
  • ライン以外に目視で確認できる中長期の流れに逆らわず、大きな逆行を避けて勝率の向上させること

上記の要点は一例ですが、本記事の内容とこれらを押さえた上で、2ケタ台の利益率を1日単位で出すべく、感覚的な判断を排除し再現しやすく体系化したデイトレ手法を継承しておりました。

そのデイトレード手法は無料の公式メールマガジンを通して、エントリー場所を含む細かなロジックを実際のチャート図を使って解説しています。

メルマガ登録直後にお送りする1通目で、特設資料を使ってエントリーから決済のロジック、実践者の感想や実績も公開中です。

(デイトレ手法の継承企画などのご案内も1通目のメルマガ内でご覧頂けます。)

ぜひ一度、以下より公式メールマガジンの案内ページをご覧頂ければ幸いです。

>『専業FXデイトレーダーの会』無料の公式メールマガジン

【関連記事】

>専業なら知っている。FXでライントレードが勝てる原理。

>極小の含み損。キリ番を使った『逆張り』デイトレ手法をオシレーター無しで実演。

>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

>Tradingviewでキリ番を自動描画する便利なインジケーターの紹介

>ブログの目次はこちらから

FXのデイトレードにファンダメンタルズ分析は不要だという理由

杉原です。

本日のデイトレード講座では、値動きを予測する上で多くのトレーダーが用いる2つの分析法である、

・テクニカル分析
・ファンダメンタルズ分析

において、FXのデイトレにファンダメンタルズ分析は不要であるという理由を、相場の原理原則を踏まえて解説していきたいと思います。

少なくとも私自身は、FXを中心としたFXのデイトレで生計を立てているものの、国の財政状況などを筆頭とする「投資対象の価値」を計るファンダメンタルズ分析は一切気にしていません。

そのため、ファンダメンタルズ分析を無視した上で「テクニカル分析のみ」で値動きの予測を行い、日々の利益を相場から拾っているわけです。

ただ、特にファンダメンタルズ分析が「嫌い」「苦手」というわけではなく、FXのデイトレードにおいて明確に『ファンダメンタルズ分析が必要ない』と断言ができる確固たる理由があるからこそ、あえてファンダメンタルズ分析に手を出していませんでした。

本記事では、その辺りを相場の原理原則を踏まえて解説させて頂きますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

FXのデイトレードで勝つためにファンダメンタルズ分析が不要な理由

ファンダメンタルズ分析がFXのデイトレに不要な理由としては、トレーダーごとに得られるファンダメンタルズ材料の情報が平等ではないことです。

この「平等ではない」という意味合いは、

・同じ時間に得られない
・同じ内容を得られない

ということになります。

同じ時間帯に得られない

テクニカル分析のようにチャートから得られる情報の場合、すべてのトレーダーが「同時」に情報を得られます。

初心者トレーダーだろうが、専業トレーダーだろうが、金融機関のディーラーとして活動するトレーダーでさえも、テクニカル分析に関する情報は同時に得られるわけです。

対して、ファンダメンタルズ分析における財政をはじめとする「投資対象の価値」に関する情報は、全トレーダーにとって同時に得られる情報ではありません。

指標の発表によって得られるケースもあるものの、その指標が発表される「前」から情報を持っている人はすでに持っています。

同様に、ニュースなどから得られる場合の情報であっても、情報網を確立しているトレーダーであれば、放送前の時点で情報を得ていることも少なくありません。

金融機関のディーラーなどであれば、値動きに大きな影響を及ぼすと考えられるファンダメンタルズ材料の情報は、いち早く情報を得ているはずです。

以上のように、すべてのトレーダーが同じ時間にファンダメンタルズ分析に関する情報を得ることはできないわけです。

情報網を確立しているファンドであったり、金融機関のディーラーには、一般個人のトレーダーが情報を得られるスピードで敵いません。

その上で、仮にファンダメンタルズを頼りにFXのデイトレを行う場合、情報を得られるスピードが「遅い」ため、その時点で「不利」な価格でエントリーしてしまうことになります。

要するに、自分がファンダメンタルズ情報を得てエントリーをしようとした時には、すでにエントリー方向に値動きが始まっていることで、得られる利幅が少なくなるわけです。

場合によっては、すでに利幅を取れないくらい価格が伸び切っていることも少なくありません。

以上のことから、ファンダメンタルズを頼りにしたFXのデイトレードは「不利」でしかないというわけです。

これが、FXのデイトレにファンダメンタルズ分析は不要という理由の1つになります。

加えて、前述のとおり、同時に情報を得られないという点から、徐々にそのファンダメンタル材料が値動きに反映されていきます。

つまり、ファンダメンタルズ要素による値動きは、その都度チャートに盛り込まれていると考えられるわけです。

ですので、特にファンダメンタルズ分析に頼らずとも、チャートから情報を分析するテクニカル分析によって、ファンダメンタルズ分析も「包括」ができると私は考えていました。

このような視点で考えても、FXのデイトレで勝つためにはテクニカル分析に頼ることはあっても、ファンダメンタルズ分析は不要だと私は思います。

同じ内容を得られない

まず、ファンダメンタルズ分析と対称にあるテクニカル分析は、チャートから得られる情報をもとに分析を行います。

そんなチャートから得られる情報は、金融機関のディーラーだろうと、ファンドのトレーダーであろうと、初心者を含めた一般の個人トレーダーだろうと何一つ変わりません。

つまり、テクニカル分析において得られる情報は、すべてのトレーダーが「平等」に同じというわけです。

対してファンダメンタルズ分析において得られる情報は、先ほどの「早さ」の面だけではなく、「質」に関してもトレーダーによって得られるものがまったく異なります。

特に、金融機関のディーラークラスであったり、ファンドなどであれば、入ってくる情報が一般の個人トレーダーとは桁違いの「質」になるわけです。

ですので、自分が得た情報によって投資対象がこの後に「上がる」と思っても、別の「より詳しい情報」を得ているディーラーやファンドのトレーダー勢は逆に「下がる」と予想するかもしれません。

少なくとも彼らの方が資金量は圧倒的に大きいため、彼らの注文と逆にエントリーしてしまえば、たちまち大きな逆行に巻き込まれて損失を出してしまう事態が考えられるわけです。

このように、ファンダメンタルズ分析においては得られる情報の「質」が異なることからも、FXのデイトレードにおいては「不利」に働くからこそ、私としてはファンダメンタルズ分析は不要だと考えていました。

その上で、前述のとおり、ファンダメンタルズ分析による値動きは、徐々にチャート上に盛り込まれるため、テクニカル分析によってファンダメンタルズ分析も「包括」して分析ができるわけです。

ですので、やはりFXのデイトレで勝つためにはテクニカル分析を頼りにすれば良く、ファンダメンタルズ分析の必要性はあまり感じられないというのが率直なところになります。

追記:ファンダメンタルズ分析はバックテストができない

ここまでは、ファンダメンタルズ分析の情報が、

・同じ時間に得られない
・同じ内容を得られない

という点で、ファンダメンタルズ分析に頼るトレードでは、あらゆる視点で「不利」になるという解説をしてきました。

そんな「不利」に働く要素として、もう1つ挙げられるものがあったので、追記という形で解説させて頂きたいと思います。

基本的に、相場の原理原則は、売買注文によって値動きが発生するものにほかなりません。

買い注文が売り注文より多ければ「上昇」、逆に売り注文の方が買い注文よりも多ければ「下落」となるわけです。

その上で、注文を出すのは人間(トレーダー)になります。

もちろん、自動売買ツールであるEAはプログラミングによって自動的に注文が出されるため、その場合は注文を出すのは人間(トレーダー)ではありません。

ただ、実際のところ、そんな自動売買ツール(EA)を作っているのは人間にほかなりません。

つまり、EAはプログラミングによる自動的な注文が行われるものの、その注文を出す条件などのタイミングは、すべて同じ人間である制作者が予め意図したものになるわけです。

ゆえに、相場に売買の注文を出しているのは人間であると書かせて頂きました。

人間であるトレーダーが注文を出し、その注文によって売買注文の強弱が生じ、それにより値動きが発生するということです。

その上で、トレーダーが出す注文は、

「上がりそうだからロング(買い)しよう」
「そろそろ下がりそうだからショート(売り)しよう」

など、トレーダー自身の「思考」が関与していることは間違いありません。

そして、そんな「思考」は「心理」から生まれるている事は紛れもない事実だと思います。

心理から思考が生じ、その思考が注文に影響を与え、最終的に値動きにも影響を及ぼしているので、つまりは人間心理が値動きそのものを作っているわけです。

その上で、そんな人間心理は「不変性」があります。

不変ということは、過去も現在も、そして未来も大きく変わることがありません。

よって、過去のチャートを用いるバックテストによる検証で導かれた規則性、ロジックは現在のチャート、今後のチャートの値動きにも不変的に通用する可能性が非常に高くなります。

だからこそ、バックテストができるテクニカル分析によって作られるトレード手法・ロジックは有効性が高いというわけです。

ですが、ファンダメンタルズ分析は、前述のとおり、分析材料となる情報を、

・同じ時間に得られない
・同じ内容を得られない

という特性があり、それは過去においても変わりません。

そのため、ファンダメンタルズ分析によるバックテストはしっかりとできないわけです。

ですので、ファンダメンタルズ分析を頼りに行うトレード手法は、そもそも高い精度を生み出せない傾向にあると私は思います。

以上から、バックテストを行えないファンダメンタルズ分析は、FXのデイトレで勝つためには不要かと考えていた次第です。

まとめ。FXのデイトレードにファンダメンタルズ分析は不要だという理由

本記事のまとめです。

ファンダメンタルズ分析は、

・同じ時間に情報を得られない
・同じ内容の情報を得られない

という避けようがない性質があるため、トレードを行う上で「不利」に働いてしまいます。

その上、ファンダメンタルズ分析はバックテストができないため、高い精度でトレードを行うことが難しいわけです。

以上から、ファンダメンタルズ分析はFXのデイトレにおいて「不利」でしかないと考えられるため、私としては「不要」な存在かと考えていました。

その上で前述のとおり、ファンダメンタルズ材料の情報は、トレーダーごとに得るタイミングが異なるため、その情報を得て売買の注文を行うタイミングも違いがあるわけです。

ですので、ファンダメンタルズ材料によって生じる値動きは、常にチャート上に徐々に盛り込まれていると考えられます。

そして、そもそもテクニカル分析はチャートの情報から分析を行うものなので、ファンダメンタルズ分析をテクニカル分析で「包括」することができるわけです。

何より、

・同じ時間に情報を得られない
・同じ内容の情報を得られない

そんなファンダメンタルズ分析とは異なり、テクニカル分析は全トレーダーが平等に見られる「チャート」をもとに分析するため、テクニカル分析は、

・まったく同じ時間に情報を得られる
・まったく同じ内容の情報を得られる

という性質があります。

そのため、金融機関に所属している敏腕トレーダーだろうが、昨日今日FXを知ったような初心者トレーダーだろうが、テクニカル分析だけは完全に「平等な土俵」で勝負ができるということです。

対してファンダメンタルズ分析は、ここまで説明したように、トレーダーによって「あらゆる差」が生じるため、「不利」な条件でのトレードになることは避けられません。

だからこそ私は、FXのデイトレにおいて、テクニカル分析のみに注力し、ファンダメンタルズ分析は「不要」だと考えているわけなんです。

そんなファンダメンタルズを抜きに「テクニカル分析のみ」で、10%前後の利益率を一度の取引で出しているデイトレ手法を、いくつか公開していました。

実際のチャートを使ってエントリーから決済まで図解しているので、以下のリンクからご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>1日10%台の利益率を出すFXのデイトレードについて

>利益率15%平均を1日で稼ぐデイトレーダーたち

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>【図解】水平ラインで1日10%以上の利益率を出すFXのデイトレ手法

>コツコツドカンの逆トレードについて。勝率とリスクリワードの関係から解説。

>破産注意。FXのデイトレでコツコツドカンをやって負ける原因と対策。

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

FXのデイトレードでロットを上げると勝てない(負ける)原因

杉原です。

読者さんから頂く相談の中で割と上位を占めるもので、

「FXでデイトレをしているのですが、何故かロットを上げると勝てません」
「今まで勝てていたのに、ロットを上げたら連敗して資金が一気に減ってしまいました」

という趣旨のものがあります。

FXは数百倍のレバレッジが使える海外口座を活用し、ロットを大きく上げ、その分だけ利益を一気に高める事も不可能ではありません。

ただ、どういうわけかロットを上げると、今まで勝てていたものの、急に勝てなくなり一気に資金を減らしてしまうというケースが多々見受けられていました。

そこで本記事では、ロットを上げると勝てない(負ける)原因と、それらの対策法を解説していきたいと思います。

本記事の内容を頭に入れる事で、ロットを上げても勝ち続け、さらに資金を短期間で増幅させられる「きっかけ」になると思いますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

FXでロットを上げると負けてしまう原因は、2つに分かれる

なぜかFXのデイトレでロットを上げると勝てなくなる原因としては、

精神面の問題
デイトレ手法の問題

という2つに分ける事ができます。

割とこの手の問題を議題にしているブログやサイトでは、前者の精神面のみをピックアップしていました。

ただ、意外にも急にロットを上げる事で勝てなくなるのは、「手法そのもの」に問題があるケースも実は少なくありません。

そこで本記事では「精神面」「手法面」に分けた上で、それぞれの根本原因を掘り下げながら、解決策もあわせて解説していきたいと思います。

【実践者の実績や生の声】

精神面の問題により、勝てなくなる場合

まず1つ目は精神面が要因となるケースです。

これは、普段取り組んでいるFXのデイトレ手法に、確固たる有効性があるという前提になります。

資金が増えてロットを上げていくと、その分だけ得られる利益が大きくなりますが、実はロットを上げて変わることはそれだけではありません。

ロットを上げていくことで起こる現象として、トレード途中の「含み損の桁が増える」というものがあります。

取引量(ロット数)に比例して、含み益も含み損も大きくなるので、これは避けようがありません。

桁が増える含み損により緊張することが根本の原因

そんな桁が増えてしまう含み損ですが、そもそも「含み損」はまだトレードの途中段階で確定していないものなので、これからプラ転し、利確できる可能性も普通にあるはずです。

ただ、今までにない桁の大きな含み損を目にすることで「緊張」してしまうというトレーダーも決して少なくないと思います。

プラ転して利確できれば良いですが、勝率100%は物理的にありません。

そのため、そんな桁が増えた含み損が、そのまま損切りになって自身の口座資金を減らすことになる可能性も普通にあるわけです。

そのような背景があり、見た事のない含み損を目にして緊張してしまうケースが少なくありません。

そして、そんな緊張によって、取り組んでいたデイトレ手法のルールを破り『早過ぎる決済』をしてしまう傾向が強くなります。

要は、桁違いになってしまった含み損が怖くなり、以下のような決済をしてしまう傾向があるわけです。

  • 後々、プラ転していたものの、早く損切りしてしまう事で含み損を確定させ損失を被る
  • また大きな含み損を目にしたくないために、まだ目標の利確場所まで来ていないのに、微益で利確してしまい利幅を減らす

結果、取り組んでいた有効性のあるデイトレ手法のルールを破ってしまうことになります。

今までは勝てていたのに、上記のように、

・勝率が下がる
・トータルの利幅が減る

ということにより、途端に資金が減少していくわけです。

このように、単に勝率が下がり勝てなくなるだけでなく、勝ちトレード時の利幅も減るため、資金の減少が加速してしまう傾向にあります。

精神面で勝てなくなる対処法、解決策

ロットを上げると精神面によって負けてしまう要因の対処法、解決策には、

・含み損の認識を改め金額では無くpipsを見る事
・自身が取り組むFXのデイトレ手法に確信を得る事

という2つあります。

含み損の認識を改め金額では無くpipsを見る事

そもそもトレードを行う上で「含み損」は避けては通れません。

スプレッドが存在している以上、エントリーした時点でマイナスの含み損スタートだからです。

さらに、いくら利確できる勝ちトレードであっても、エントリーした時点からまったく逆行せずに利確するということは稀だと思います。

一度は逆行して含み損が広がり、そこからチャートが波形を描きながら、含み損がプラ転して含み益になり、最終的に利確できる傾向が高いわけです。

また、デイトレにおいて、物理的に勝率100%は有り得ません。

そのため、広がった含み損がそのまま損切りになるケースも普通にあるわけです。

ですので、相応の含み損を目にすることは避けられません。

これはロットを上げてもまったく同じです。

その上で、ロットを上げても手法が同じであれば「平均的な含み損のpips」も変わることは有り得ません。

ただ、ロットを上げる分だけ、比例して含み損の「金額」は大きくなってしまいます。

そこで、金額ではなくpipsだけを見るようにすれば、余計な「不安」「緊張」は抑えられるはずです。

(MT4などの発注ツールでは収支の金額を見ず、チャートで確認できるpipsを見ていきます。)

これにより、ロットをいくら上げようとも、物理的に含み損の「金額」が見えなくなるので、緊張も不安もなく冷静にトレードができるはずです。

自身が取り組むFXのデイトレ手法に確信を得る事

緊張の根本は、

手法に絶対の確信を持っていない事
手法のルールどおりにできる確信がない事

が少なからずあると思います。

上記のような「確信」を持っていれば、たとえ桁が増えるほど含み損が大きくなっても、

・リスクリワード(損失幅:利益幅)
・勝率

は変わらないので、含み損を冷静に見つめ、決してルールを破る事ないはずだからです。

結果、今までと変わらずトレードができるので、取り組むFXのデイトレ手法に有効性があれば、いくらロットを上げたからと言って急に負ける事は基本的に有り得ません。

ただ、先ほど挙げた、

手法に絶対の確信を持っていない事
手法のルールどおりにできる確信がない事

などに該当するトレーダーは決して少なくないように思えます。

なぜ上記のような確信が持てないのか―

その辺りを掘り下げていきたいと思います。

FXのデイトレは、海外口座を使ってハイレバレッジで取り組む事により、ロットを上げられる事が可能です。

ですので、非常に短期間で資金を増やせる性質があるビジネスモデルになります。

そのため、デイトレードの「経験値」が少ない段階であるものの、一気に稼ぎが膨らむ事も少なくありません。

ただ、経験値が少ないということによって、

手法に絶対の確信を持てないまま、資金が増えてしまった
手法のルールどおり完全にできないまま、資金が増えてしまった

というパターンになるケースが割と多く見受けられます。

経験値が少なければ、それだけトレード回数が少ないので、その分だけ手法への「確信」が持てないからです。

ただ、経験値が多くなりトレード回数も比例して増えれば、上記の確信を得ることは自然にできると思います。(もちろん、取り組むFXのデイトレ手法に有効性があるという前提ですが)

そこで対策としては、

手法に対する絶対の確信
手法のルールどおりにできる確信

という2つを満たすまでは、心地良いロットで取り組む事を推奨していました。

心地良いロット=大きな含み損が発生してもまったく動じないロット数

このような確信はどうしてもトレーダー個人の「感覚」によるものなので、どのくらいの期間が必要かは人によって同じには成り得ません。

ですので、慣れてきた段階で、少しずつロットを上げ、心地良いロットの範囲を広げていき、最終的に理想のロット数までゆっくりと上げていくことがおすすめになります。

そもそもFXのデイトレ手法に問題があることで、ロットを上げると勝てなくなる場合

先ほども少し増れた、

手法に絶対の確信を持っている
手法のルールどおりにできる確信がある

という、これら2つは満たしており、含み損の桁が増えても動じないというケースであれば、もしかすると、取り組むFXのデイトレ手法そのものに問題があるかもしれません。

そこで、ここでは精神面には特に問題がないものの、そもそもFXのデイトレ手法に問題があるという場合について掘り下げて解説していきます。

精神面は無関係で、元から手法に問題がある

前述のとおり、FXのデイトレは、海外口座を使えばハイレバレッジでロットを上げられるので、非常に短期間で資金を増やせる可能性がある事は間違いありません。

その上で、取り組むFXのデイトレ手法にそもそも有効性が備わっていなくても、極めて短期間だけなら『偶然』に勝ててしまうケースは普通に有り得ます。

そのため、偶然に偶然が重なり、物凄い短期間で資金を増やせてしまうこともあるわけです。

ただ、そもそも実践しているFXのデイトレ手法に有効性がないわけですから、実践期間が長くなるにつれ、徐々に負けが増えるのは必然かと思います。

よって、短期間で資金が増えたことにともない、ロットを上げる時期に差し掛かり、実践するFXのデイトレ手法が本来の有効性(悪い意味で)を発揮して必然的に勝てなくなるというパターンに陥るわけです。

前述の精神面とはまったく異なり、単に最初は偶然勝てていただけで、元々が有効性のない手法に取り組んでいたという問題になります。

バックテストを十分に行わないと、割とこのケースに陥りがちなので要注意です。

実践する手法に「元から有効性がない」という場合の解決策

この対処法としては、十分なバックテストを行うことで、手法を検証すること以外にベストな方法はありません。

そもそもトレードは人間心理によって行われる売買から値動きが発生し、その値動きから今後の予測を立てるものになります。

そんな根底にある人間心理は、少なくとも変わることは考えられません。

よって、本当に有効な手法は、どの期間で実践しても同じく有効であるはずです。

ですので、十分な年数のバックテストを行い、その上で取り組む予定の手法が有効性を維持できるかどうかを、しっかりと検証すべきだと思います。

その際には、最低限、ドル円とユーロドル、ポンドドルなどの主要通貨ペアでは、同じように検証する事を推奨していました。

通貨ペアが異なることで有効性が薄れるようでは、先ほど触れた「人間心理」の面から見ても、手法の有効性として不十分だからです。

もちろん、どうしても値動きの大きさには通貨ペアごとに差異が生じるため、利益率には違いが生じるかもしれません。

(ポンド円の方がドル円やユーロドルよりも明らかに値動きが大きいなど)

ただ、値動きの大きさによる違いから、利益率に差が生じても、有効性のある手法ならば通貨ペアが異なっても「勝率」に大きな変化はないはずです。

ここまで触れたように、

・十分な年数
・複数の通貨ペア

でしっかりとバックテストの検証を行い、有効性の確認ができれば、そのデイトレ手法は高い有効性を維持することができる手法になります。

その上で、バックテストに加え、本番環境でのフォワードテストでも有効性の維持を確認し、合格できれば完璧です。

まとめ。FXのデイトレードでロットを上げると勝てない(負ける)原因。

本記事のまとめです。

FXのデイトレードでロットを上げると勝てない(負ける)原因としては、

精神面の問題
デイトレ手法の問題

に分かれます。

【精神面の問題】

ロットが上がる事で含み損の桁が増えて緊張することで、

・後々、プラ転していたものの、早く損切りしてしまう事で含み損を確定させ損失を被る
・また大きな含み損を目にしたくないために、まだ目標の利確場所まで来ていないのに、微益で利確してしまい利幅を減らす

という決済をして、徐々に資金が減ってしまいます。

対策としては、

・含み損の認識を改める事(金額ではなくpipsに着目する)
・自身が取り組むFXのデイトレ手法に確信を得る事(徐々にロットを上げながらトレード回数を増やしていく)

の2つを解説しました。

【デイトレ手法の問題】

海外口座を使えばハイレバレッジによってロットを上げられるため、本当は有効ではなかった手法でも極めて短期間だけならば偶然勝てていただけでも、資金を一気に増やす事ができます。

ただ、資金が増えてさらにロットを上げた時期と重なる時期に、徐々に本来の有効性(悪い意味)を発揮し、必然的に勝てなくなってくるわけです。

この対策法としては、十分な年数と複数の通貨ペアによるバックテストとフォワードテストを行い、本当に有効な手法を確立する事にほかなりません。

以上、本記事のまとめとなります。

当ブログでは実際に成果を出しているデイトレード手法について、エントリー場所も含めたロジックをいくつも公開していましたので、良ければ下記からご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法

>【一度で約100pips】戻り高値を使った逆張りデイトレード手法

この時間帯のみでも十分。FXのデイトレードで利益率と勝率が高い時間帯とは。

杉原です。

今回の記事では、FXのデイトレードにおいて「勝率」だけではなく「利益率」も高い、そんなトレード効率の良い『時間帯』に関して、原理原則を踏まえて解説していきたいと思います。

仮に勝率が低い上に値動きが悪い、そんな効率の悪い時間帯でFXのデイトレを行っていれば、その分だけ得られる収入が低くなる可能性がありますが、これから解説する時間帯に変更していくだけでもパフォーマンス向上が見込めると言っても過言ではありません。

そのような視点で見て、特に本記事はすべてのデイトレーダーにとって必見の記事内容です。

時間帯によってトレード成績が高まるため、実際にその時間帯で私自身が実践していることはもちろん、私のデイトレ手法を継承したクライアントの方々にも、まずは今回の記事で解説する効率の良い時間帯でのデイトレを推奨していました。

それでは早速、記事の方に入っていきましょう。

FXのデイトレにおいて「勝率」「利益率」を高める時間帯に必要な要素

そもそもFXのデイトレードは、分単位などのような短い時間でトレードを完結するスタイルです。

その上で勝率や利益率を高めるために用いる分析法には、

ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析

がありますが、ファンダメンタルズ分析のように国の経済動向や政治的な材料は、長い目で見た「上昇」「下降」の傾向を読む事に適しているため、短期トレードであるFXのデイトレにはファンダメンタルズ分析は『不向き』になります。

そういった面から、基本的に分単位で完結させる短期トレードのデイトレは、テクニカル分析が基本となっているということです。

そんなテクニカル分析を前提とする上で、FXのデイトレードで「勝率」「利益率」を高めるには、高い精度でテクニカル分析が効きやすい事が条件になってきます。

なぜなら、勝率を高めた上で、

目標の利幅を取る
損失額を抑える

ということによって利益率もあわせて向上させるのは、テクニカル分析による『値動き予測の精度』に他ならないかるです。

よって、テクニカル分析が

効きやすい
効力を発揮しやすい

そんな条件が成り立つ時間帯こそが、FXのデイトレードで勝率と利益率を高めやすい時間帯と言えるということになります。

FXにおいてテクニカル分析が効きやすい、そんな時間帯とは

率直に答えを申し上げますと、下図のようにロンドン市場とニューヨーク市場が重複する時間帯の21時頃~翌2時頃が、テクニカル分析が効きやすい事によって、勝率と利益率の向上を計りやすい時間帯です。

参照元:https://www.gaitame.com/beginner/qa_lesson5.html

ロンドン市場とニューヨーク市場の重複時間帯

そこには深い原理原則があるので、その辺りを掘り下げながら、なぜ上記の時間帯が有効なのかを解説させて頂きたいと思います。

なぜロンドン市場とニューヨーク市場の重複時間帯なのか?

ロンドン市場(イギリス)とニューヨーク市場(アメリカ)が重複する時間帯は、参加トレーダーの数が多い事でテクニカル分析の有効性が高まる傾向にあるからです。

この重複時間帯におけるロンドン市場はEU圏、ニューヨーク市場はアメリカ全土であり、これらを総合した人口の多さに比例してトレーダーの数も圧倒的に多く、ほかの時間帯とはまったく比較にはなりません。そもそもテクニカル分析は、全トレーダーの人間心理から生まれる「統計」をもとにして、値動きを予測する分析法です。

移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDなど・・・さまざまなテクニカル指標があるものの、そのすべては、「今まで」の値動きデータを統計した上で、「今から」の値動きを予測する形になっています。

そんなテクニカル分析のような「統計」は、母数(分母)の数が大きいほど精度・有効性が高まる性質だからこそ、相場における母数である参加トレーダーが多ければ多いほど、テクニカル分析が効きやすいということです。

母数が多いほど統計の有効性が高いわけ

統計において、母数が多いほど精度・有効性が高い原理原則について簡単に解説させて頂きます。

例として、コインを投げて表が出る確率は単純に50%です。

ただ、コインを3回しか投げない場合(母数は3)、表が3連続で出る事は十分に有り得ると思います。

その場合、『3分の3』という計算で表が出る確率は100%になってしまい、本来は50%であるはずの確率が、見当違いの100%になるという精度・有効性の低い統計結果になってしまいました。

逆に、3回とも表ではなく裏が出る事で、『3分の0』という計算により、表が出る確率が0%になる可能性も普通にあるはずです。

このように3回しか投げない=母数が3のみという非常に少ない数だからこそ、統計の結果が精度・有効性の低いものになってしまったわけです。

極端な例ですが、コインを投げる回数(母数)を1000万回ほどに増やせば、「コインの表が出る確率」は確実に50%に近付きます。

この例のように、母数を増やせば増やすほど、母数が多ければ多いほど、統計の精度・有効性が発揮されるということです。

ほかの時間帯はどうなのか?

FXは土日を除き本来は24時間トレードが可能です。

ただ、先ほど解説した参加トレーダーが最も多くなる時間帯である、ロンドン市場とニューヨーク市場の「重複時間帯」ではない時間帯は、残念ながら参加トレーダーの数が少なくなります。

そのため、前述のとおり「統計」は母数の数が精度・有効性の高さになるため、ロンドン市場とニューヨーク市場の「重複時間帯」と比べ、それ以外の時間帯はテクニカル分析の効き目が弱いということです。

ですが、

・ロンドン市場の午前中(16時頃~18時頃)
・東京市場の午前中(9:00~11:00頃)

は相応の参加トレーダーがいるため、日本時間の深夜~朝方に比べるとテクニカル分析の有効性はあります。

ただ、前述のとおり、ロンドン市場とニューヨーク市場の「重複時間帯」の方が圧倒的に参加トレーダーの数が多い事は紛れもない事実にほかなりません。

ロンドン市場とニューヨーク市場の「重複時間帯」における懸念点

繰り返しになってしまいますが、この時間帯は参加トレーダーの数が異常に増えるので、統計の観点からテクニカル分析の効き目が高まります。

ただ、

「この時間帯は値動きが大きく、損切りが多くなるので勝率が下がるのでは?」

という懸念点もあるかもしれません。

確かにこの時間帯は、他と比べても値動きが大きい事が特徴で、値動きの大きさはほかの時間帯と比較しても群を抜いています。

ですので、トレーダーによっては、値動きの大きさが要因になり損切りが増え、勝率が下がるのではないかという不安を抱える事もあると思えるわけです。

ただ、実際のところ、損切りになるかどうかは、そのトレーダーが取り組むFXのデイトレード手法そのものによって左右される問題でしかありません。

むしろ、優秀なFXのデイトレ手法・ロジックであれば、ロンドン市場とニューヨーク市場の「重複時間帯」はテクニカル分析が効きやすいことで高まる勝率はそのままに、値動きが大きいほど、利幅を大きく取れるというメリットがあります。

ゆえに、その分だけ「利益率」が高まるというわけです。

まとめ。FXのデイトレードで利益率と勝率が高い時間帯。

本記事では、FXにおけるデイトレで「利益率」「勝率」が高い時間帯として、「ロンドン市場とニューヨーク市場の重複時間帯」を解説してきました。

その原理原則としては、この時間帯は参加トレーダーの数が非常に多いため、統計をもとにしてるテクニカル分析が効きやすいからです。

テクニカル分析の効き目が高いということは、値動き予測の精度が高いという事を意味しています。

そのため、単純に「勝率」が高まるというわけです。

その上で、この「ロンドン市場とニューヨーク市場の重複時間帯」は値動きの大きさも群を抜いているため、有効性の高いFXのデイトレ手法でFXに取り組めば、勝率の高さはそのままに、得られる利幅が大きくなります。

よって、「利益率」も高まるということです。

このように「ロンドン市場とニューヨーク市場の重複時間帯」は、

・勝率
・利益率

がともに向上させられる余地が非常に高い時間帯と言えると思います。

デイトレの手法によっては、この時間帯のみでも10%台(1日あたり)の利益率を出す事は決して不可能ではありません。(もちろん、複数の銘柄、通貨ペアを扱ってこその話ですが)

実際にそのような高い利益率を一度の取引で出している、デイトレ手法に関して、ロジックをブログ内で公開していました。

エントリーから決済まで実際のチャート図を用いて図解しているので、ぜひ下記の記事もお読みになってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

警告。FXのデイトレに聖杯(必勝法)が存在しない4つの理由。

杉原です。

FXのデイトレードに限らず、トレード・相場の世界では、勝率100%の必勝法=聖杯という「夢」のある言葉が存在しています。

その上で、この必勝法である『聖杯』を追い求めるトレーダーは決して少なくありません。

確かに、

「このパターンで買えば、100%稼げる」
「このサインが出た時点で売れば、絶対に負ける事はない」

のようなトレード手法・ロジックがあれば、トレードに携わる誰しもが欲するものだとは思います。

相場に対して何のストレスや不安もなく、ただ機械的にエントリーすれば必ず勝てるわけですから。

ただ、FXのデイトレにおいては、そんな「聖杯」は残念ながら存在しないと私は考えています。

要するに、勝率100%の必勝法であるFXのデイトレード手法・ロジックは「有り得ない」ということです。

聖杯という「夢のある話」を冒頭から打ち砕くようで申し訳ありません。

今回は、FXのデイトレードにおいて勝率100%の必勝法である聖杯が存在しない事を、明確な理由を踏まえて解説していきたいと思います。

FXのデイトレで聖杯=必勝法が存在しない理由

私が聖杯=必勝法の存在を有り得ないと言い切れる理由は、下記の4点です。

  • 全員が同じ指標を使っていない
  • トレーダー1人につき1票ではない
  • 突発的なファンダメンタルズ材料が入る
  • 政府の介入が急に起こる事がある

では、それぞれを1つずつピックアップし、掘り下げて解説していきたいと思います。

一応、本記事はFXのデイトレードに特化した記事内容となっています。

ただ、聖杯の存在がない事は、株・仮想通貨・先物などを含めたそのほかの銘柄、およびスイングトレードなど別のトレードスタイルでも同じです。

あなたのトレードするスタイルや銘柄がどんなものであろうと、本記事で解説する聖杯が存在しない理由の内、どれか1つにでも該当すれば、勝率100%の必勝法は有り得ないと言い切れます。

そういった面からも、すべてのトレーダーにとって重要な記事になると思いますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

全員が同じ指標を使っていない

勝率100%というのは、値動きを完璧に読む事にほかなりません。

その上で値動きは、全トレーダーの売買注文を総合して発生するため、すべてのトレーダーの動向を読む必要があるわけです。

ですので、仮に、すべてのトレーダーが

・まったく同じ指標のみを使う
・たった1つの指標以外は使用が許されない

という状況であるならば、全トレーダーの動向を読める余地がある事は0ではありません。

ただ現実問題、そもそもテクニカル指標は山のように存在するため、各トレーダーごとに使っているテクニカル指標は普通に異なると思います。

加えて、テクニカル指標を一切使わず、ファンダメンタルズ分析のみでトレードを行うトレーダーも0ではありません。

よって、相場の世界において、トレーダーの誰もが同じ分析指標を使っているとは限らないわけです。

特にFXのデイトレードでは、

・通貨の強弱
・各国の経済指標
・オーダーブック(注文板のようなものでOANDAが有名)

などを利用したFXのデイトレ手法も存在するため、余計にトレーダーごとの「判断基準(指標)」が異なるわけです。

また、そのテクニカル指標にしても、ファンダメンタルズ指標にしても、同じ指標を各トレーダーがまったく同じ使い方で見ているとも限りません。

要するに、指標のパラメータも異なれば、指標から判断する売買の条件(ロジック)もトレーダー次第によって異なるということです。

さらに、トレーダーにつき指標は1つとも限りません。

いくつかのテクニカル指標を組み合わせるということが普通に有り得ます。

むしろ、複数のテクニカル指標を組み合わせる事で、勝率(精度)を上げようとするトレーダーは少なくありません。

以上、各トレーダーごとに、

使っている分析指標が異なる
指標の使い方が異なる
指標の組み合わせが異なる

という事情があるため、100%の精度で各トレーダーの動向を読む事は不可能なので、聖杯が存在しないと私は考えていたわけです。

【実践者の実績や生の声】

トレーダー1人につき1票ではない

先ほど解説した、トレーダーごとに使っている判断指標の違いや、使い方や組み合わせの差異と同じく、各トレーダーの『資金量』も異なります。

そして、資金量が異なれば、取り組む手法をもとに、実際にトレードを行う際の「ロット数」もトレーダーごとに違いが生じるわけです。

要するに、トレーダー1人につき1票ではないということ。

そもそも相場は売りと買いの「人気投票」のようなもので、投票(注文)が多い方に値動きが発生します。

その上で、トレーダーごとの「資金量」と「ロット数」の違いは確実に存在し、ロットが違えば注文(投票)する数量も異なるため、トレーダーによる「注文量」の予測は残念ながらできません。

中には「途方もない資金」を持つトレーダーもいますし、ファンドをはじめとする個人以外のトレーダーになれば、比べようのないほど異常な資金量を持っています。

特にFXのデイトレードであれば、後に説明する信じられない資金を使って相場を支配する「政府の介入」もあり、一般トレーダーが予想もできない注文量でチャートを意図的に動かす動きもあるほどです。

それこそ、トレーダーの口座をハッキングしなけば各トレーダーの「注文量」を予測することはできません。

そもそもハッキングは犯罪行為なので論外ですので、やはり各トレーダーのロット数や注文量を読む事は不可能だと思います。

よって、万一にも法律が変わり、

・まったく同じ指標のみを使う
・たった1つの指標以外は使用が許されない

という法案が可決されて全トレーダーの「売買の動向」を完璧に読めたとしても、トレーダーごとの「注文量」を読む事はできないため、結局は完全に値動きを予測することは不可能なわけです。

以上、1人につき1票ではないという点が、聖杯が存在しない2つ目の理由となります。

突発的なファンダメンタルズ材料が入る

まず、FXにおいて、値動きに影響を及ぼす可能性が高いファンダメンタルズの材料としては、以下が代表的な要素です。

  • 国家の経済状況
  • 経済的に大きなニュース
  • 要人の発言
  • 大災害を含めた大きな事件

上記の4つが、実際にFXにおける各通貨ペアの値動きに影響を与え、多くのトレーダーが売買判断の基準にする傾向にあります。

その内、

経済的に大きなニュース
要人の発言
大災害を含めた大きな事件

などは、『突発的』に起こるものです。

ですので、上記のような突発的に起こるファンダメンタルズ材料による「値動きへの影響」は、事前に予測ができません。

その上、そんな突発的に起こるファンダメンタルズ材料が発生した後は、相場(チャート)は異常に大きな値動きを見せます。

何より、その際には、

・スプレッドが異常に拡大する
・スリッページが異常に大きくなる

という、FXのデイトレードにおいて非常に「不利」となる状況が発生するわけです。

これらは、決して2,3pips程度の小さなものではありません。

二桁台になる事も普通にあります。

その時点で、自身が取り組んでいるデイトレ手法の損切り条件が成立してしまう可能性も十分にあるわけです。

以上、

・予測不能な大きな値動きに突然巻き込まれる
・スプレッドやスリッページが2桁レベルまで急に広がる

などの可能性があり、これらが損切りの要因に大きく成り得るため、「突発的なファンダメンタルズ材料が入る」ということによっても聖杯の存在が有り得ないと私は考えていました。

ただ、FXのデイトレードでチャート画面を開きパソコンを付けっ放しにしていれば、突発的に起こるファンダメンタルズ材料が発生しても、

・今からのエントリーは回避する
・ポジションを持っていて、それが含み益が出ていても即座に利確する

などをすれば、損切り=負けは普通に避けられるかもしれません。

ただ、すでにポジションを持っている状況において、そのポジションが含み損を抱えていた場合、即座に手仕舞いすれば、その時点で「負け」が確定してしまうので「聖杯」にはならないわけです。

もちろん、突発的に起こったファンダメンタルズ材料の影響により、含み損が含み益になる、いわゆる「プラ転」となる可能性も0ではありません。

ただ、その逆で、さらに含み損が大きく広がる可能性も同じだけ存在しています。

つまり、確率は五分五分の50%だということです。

よって、いくらパソコンに張り付いたとしても、高い確率で損切りに至る可能性があるため、この観点で見ても、やはり聖杯は有り得ないと思います。

政府の介入が急に起こる事がある

FXではトレーダー以外の存在である政府の介入、文字とおりの「政府介入」が存在します。

そもそもFXにおけるトレード対象(銘柄)は、下記のように国の「通貨」同士をペアにしたものです。

  • ドル円(USD/JPY):ドル(USD)+円(JPY)
  • ユーロドル(EUR/USD):ユーロ(EUR)+ドル(USD)

その上で、そんな通貨は、各国の貿易を含めた外交などにも大きな影響を及ぼします。

そのため、通貨のレート(価格)は国の財政を含めた政治にまで大きく影響するということです。

その上で、あまりにも国にとって通貨レートが悪影響になる場合には、政府が相場に介入し多額の資金を投入して意図的にレートを調整します。

仮に、レートが低過ぎる場合には途方もない買い注文を出して、レートを上げるわけです。

逆にレートが高すぎる場合は、同じような原理で売り注文を出してレートを下げ始めます。

そんな政府介入で起こる値動きは、先ほど説明した突発的に起こるファンダメンタルズ材料の倍以上となる値動きです。

数百pips以上は当たり前の値動きなので、仮に損切りを我慢して耐えたとしても、大抵の場合は取引口座側の「強制ロスカット」に巻き込まれる事は避けられません。

そうでなくとも、取り組んでいるFXのデイトレ手法・ロジックにおける損切り条件が成立し、負けトレードになる可能性が大いに有り得ます。

もちろん、政府介入の影響で起こる「異常過ぎる値動き」で、元々の含み損だったポジションが、逆にプラ転して大きな含み益になる可能性も決して0ではありません。

ただ、その確率は五分五分でしかないですので、決して期待できるものではないと思います。

そして何より、政府の介入自体はいつ来るかが分かれば、備えようがあるものの、正確に予測することはできません。

おそらく、政府介入のタイミングは、政府の上層部以上で本当に上の上にいる人達しか知り得ない情報だと思います。

以上から、政府介入による影響でも、勝率100%の必勝法である聖杯は成り立たないと私は考えていました。

FXのデイトレに聖杯はないが、必勝法に頼らずとも勝ち続ける事は十分に可能。

以上、本記事では下記4つの理由から、FXのデイトレードにおいて勝率100%の必勝法である聖杯は「存在しない」という事を解説させて頂きました。

  • 全員が同じ指標を使っていない
  • トレーダー1人につき1票ではない
  • 突発的なファンダメンタルズ材料が入る
  • 政府の介入が急に起こる事がある

専業のトレーダーとして長く勝ち続けている人の中に、勝率が100%の方は当然ながら存在しません。

専業でFXのデイトレードを生業にしている私自身も、勝率100%ではなく、90%程度です。

私自身も含め、勝ち続けている専業のトレーダーは、

・勝率
・リスクリワード(損失:利益)
・取引数量(ロット数)

などのバランスを取り、負けを許容した上で、最終的に残る利益をより高めるようなロジックでトレードしています。

100回中100回勝てる、1000回中1000回勝てるような「聖杯」をいくら探しても、本記事で解説したとおり「物理的」に見つかりません。

数年、数十年、一生を「聖杯探し」に捧げても手にすることは不可能だと思います。

トレードで勝つべくして勝つためには、まず聖杯の存在を頭の中から「消去」することがスタートラインです。

その上で、長期的に有効性のあるトレード手法を手にすることが、専業トレーダーとして生き残れる必須の要素だと思います。

実際のところ、勝率が高くなくとも、リスクリワードやロット数を高める事で、トータルで残る利益を大きくすることは不可能ではありません。

現に、勝率がそれほど高くない5,60%程度でも、専業トレーダーとして勝ち続けている人もいるほどです。

たとえば、勝率60%、リスクリワードが1:1ならば、そのトレード手法は長期的に続ければ必ずプラスになる計算が成立します。

当ブログでは、それ以上の勝率で、取引1回あたりで10%前後の利益率を現在進行系で出しているデイトレ手法を記事内で解説していました。 実際のチャートを使ってエントリーから決済まで図解しているので、ぜひ以下からご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

勝つためのデイトレードにおける「経済指標」の有効な活用方法

杉原です。

特にFXのデイトレードを実践する上で、毎日のように発表される「経済指標」との付き合いは欠かせません。

デイトレーダーの中には、好んで経済指標を活かしてFXのデイトレードに取り組む人もおられます。

その反面、割と多くの読者さんから、

「FXのデイトレで経済指標はどのようにとらえたらいいですか?」

という内容の相談も寄せられるため、多くのデイトレーダーが経済指標との関わり方・付き合い方、および活用方法に対して「不安」を感じておられるのだと思っていました。

そこで今回は、FXのデイトレードにおいて、勝つためには経済指標をどのように活用していけば良いかを解説していきたいと思います。

FXのデイトレと経済指標の関係性

基本的に経済指標はほぼ毎日のように、どこかの国のものが発表されています。

そのため、経済指標の発表がない日は珍しいと言っても過言ではありません。

つまりは、日々FXのデイトレを実践する上で、何かしらの経済指標が関わってくるということです。

そんな経済指標ですが、FXにおけるレート、値動きに大きく関わってきます。

具体的なFXと重要視される経済指標との関係性は以下のとおりです。

  • 発表される15分ほど前から、関わる通貨ペアの取引量が激減する
  • 指標に関わる通貨ぺアが、発表された直後から不規則で荒く大きな値動きを見せる
  • 発表後15分後辺りまでは、関わる通貨ペアの値動きが不規則に荒くなる

上記が重要な経済指標が発表される前後のFX通貨ペアに与える影響です。

仮にアメリカ関連の重要指標だとした場合、アメリカ通貨の「ドル」が関わる、

・ドル円
・ユーロドル
・ポンドドル

など、これら以外にも通貨ペアに「ドル」が入っているものは少なからず影響を受けます。

そして、それらの影響を受ける通貨ペアは、多くのトレーダーが様子を見るために、

・一旦エントリーを避ける
・持っていたポジションを解消する

などの行動を取る事で、指標発表の時刻が22:00だとしたら、その15分ほど前である21:45には大幅に取引量が減ってしまうわけです。

そして、いざ経済指標が発表されると、約15分後くらいまでは、突発的に不規則で大きな値動きが発生します。

その不規則な動きは、指標が発表される前までの「相場の流れ」を完全に「無視」した非常に荒い値動きです。

以上を踏まえた上で、実際に私自身も行っている、FXのデイトレにおける経済指標の活用法について解説していきたいと思います。

FXのデイトレにおける経済指標の活用法

私が行って推奨もしている、FXのデイトレードでの経済指標の活用法、関わり方は以下の2つです。

  • 重要な経済指標ではない場合は「無視」
  • 重要な経済指標が発表される前後15分以上は徹底してトレードを避ける

それでは、この2つに関して掘り下げて解説させて頂きます。

重要な経済指標ではない場合は「無視」

ほぼ毎日のように、FXにおいて経済指標が発表されていますが、各指標の「重要度」はそれぞれまったく異なります。

そんな重要度ですが、重要ではない経済指標であれば、ないものとして完全に無視していました。

重要性の低い経済指標であれば、そもそも注目しているトレーダーが非常に少なくなります。

そのため、基本的に先ほど挙げたような、

発表される15分ほど前から、関わる通貨ペアの取引量が激減する
指標に関わる通貨ぺアが、発表された直後から不規則で荒く大きな値動きを見せる
発表後15分後辺りまでは、関わる通貨ペアの値動きが不規則に荒くなる

などの影響がないからです。

ですので、経済指標がない通常時と同じようにFXのデイトレードを行っていす。

その経済指標にける「重要度」ですが、私は下記のサイトを参考にしていました。

みんかぶFX→https://fx.minkabu.jp/indicators

みんかぶFX

上記サイトでは、「経済指標カレンダー」として、その日~数日後までに発表される経済指標における下記の情報を掲載してくれています。

  • 経済指標の名称
  • 国名
  • 時間
  • 重要度
  • 前回の値動き
  • 指標の数値予想
  • 指標の数値結果

その上で私は、「経済指標の名称」「国名」「時間」「重要度」をチェックしますが、重要度が★3以下であれば重要性が低いとみて、無視していました。

上図であれば、「アメリカ・貿易収支 12月」以外の、

仏・貿易収支 12月
カナダ・国際商品貿易 12月

は無視するということです。

この「みんかぶFX」さんが発表している『経済指標カレンダー』は、何年もの運営歴がある事から、非常に多くのトレーダーが注目しているサイトとなっています。

そのため、重要度の高い指標ほど影響を受けやすく、逆に重要度が低いとされている指標は、ほとんど影響がないわけです。

以上、『重要な経済指標ではない場合は「無視」』という1つ目のデイトレにおける経済指標の活用法を解説させて頂きました。

重要な経済指標が発表される前後15分以上は徹底してトレードを避ける

続いての指標を活用する方法としては、指標発表の前後15分以上はトレードを行わないという戦略になります。

規則性がなく、荒く大きな値動きになる以上、ロスカットに遭遇する危険性を考慮し、ポジションを持たないようにしたいからです。

ロスカットだけではなく、自身のデイトレ手法における「損切り条件」にも、テクニカル分析とは異なる予期せぬで触れてしまう可能性もあります。

そもそも重要指標の発表前には、参加トレーダーが激減して取引量が大きく減少するため、値動きがほとんどありません。

仮にエントリーしても、なかなか利確ができないだけではなく、損切りにもならず、ダラダラとポジションを持ち続けるだけになってしまいます。

その上、参加トレーダーが減少するという事で、重要指標の発表前には、統計をもとにしているすべてのテクニカル分析における「効き目」がほとんど効力を持ちません。

ゆえに、発表前にはテクニカル分析をもとにした自身のデイトレ手法・ロジックの有効性が薄れてしまうわけです。

そして、指標の発表直後から15分後くらいまで、テクニカル分析の効き目が弱まる現象は続きます。

それまでの「相場の流れ」を踏まえたテクニカル分析を『無視』した上で、重要指標の「数値」のみで値動きを判断してトレードするデイトレーダーが非常に多くなるからです。

参加トレーダーが多くなるものの、テクニカル分析ではなく「指標の数値」をもとにした売買判断を行うため、15分間ほどはまったくもって不規則な値動きになってしまいます。

発表の前後15分ほどは、テクニカル分析の有効性が非常に薄くなるため、普段取り組んでいるFXのデイトレ手法・ロジックが通用しにくくなるわけです。

ですので、発表前後15分ほどの間にトレードすることは、

完全なる『ギャンブル』

だと私は考えています。

そんなギャンブルのようなトレードを続けてしまえば、普段のデイトレで「コツコツ」と積み上げている利益を、重要指標の影響で一気に「ドカン」と失う可能性も少なくありません。

そうなれば、多くのトレーダーが負けている要因である「コツコツドカン」となってしまいます。

また、重要な経済指標が発表される前後は、

・スプレッドが拡大する
・スリッページが大きくなる

ということもあり、FXのデイトレにおいては非常に「不利」に働くため、これらもトレード自体を回避する理由の一部になっていました。

基本的には、発表される指標の国が発行している「通貨」が関わっている通貨ペアのトレードを回避するようにしています。

「アメリカ・貿易収支」であれば、アメリカの通貨である『ドル』が関わる通貨ペアが影響を受けるからこそ、

・ドル円
・ユーロドル
・ポンドドル

など、ドルが入っている通貨ペアのトレードを避けるわけです。

ただし、非常に多くのトレーダーが注目している重要指標である「アメリカ雇用統計」などをはじめ、重要度が異常に高い指標であれば、全通貨ペアに影響がおよびます。

そのため、ここまで説明したようなテクニカル分析が効きにくくなる状況が、すべての通貨ペアに起こるわけです。

ですので、「雇用統計」のように異常な重要度の指標であれば、関連する通貨ぺアだけではなく、全通貨ペアのトレードを回避する事を推奨していました。

まとめ。FXで勝つためのデイトレにおける経済指標の活用法。

以上、本記事では、FXのデイトレードにおいて経済指標を活用する方法について解説してきました。

その中で、みんかぶFXというサイトの「経済指標カレンダー」を参考に、重要度の高い指標が発表される15分前後は、

・テクニカル分析が効きにくくなる
・スプレッドが拡大する
・スリッページが大きくなる

など、FXのデイトレにおいて「不利」に働き、ギャンブルのようなトレードになってしまうため、関連する通貨ペアのトレードを避けるという活用法を説明した次第です。

逆に、重要度が低い場合は、無視して普段とおりのデイトレードを行うということでした。

ただ、ここまでの内容は、有効なトレード手法に取り組むことが大前提の話でした。

そんな有効度の高いトレード手法として、取引1回あたりで10%前後の利益率を現在進行系で出しているデイトレ手法を、記事の中で解説しています。

エントリーから決済まで実際のチャートを使って図解しているので、ぜひご覧になって参考にしてみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>ブログの目次はこちらから

最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

杉原です。

以前の記事では「トレード手法」「ロジック」の構築法を公開し、それなりの反響がありました。

その上で、

「勝てるデイトレード手法の最低ラインはどのくらいですか?」

という質問を割と何度も頂くようになり、今回の記事で取り扱っていこうと思った次第です。

少なくとも、月利300%超えなどのトレード手法のように大きく勝てるロジックは、そうそう短期間でいくつも開発はできるものではないと思います。

ただ、『最低限勝てるトレード手法』であれば、上記のような優秀なロジックに比べて「短期間」に「複数」の開発は不可能ではありません。

仮に、長い年月を掛けて非常に優秀なロジックの開発をするのならば、最低限勝てる、言わば「最低ライン」のデイトレード手法を短期間に複数個作る事も「有り」と思います。

なぜなら、デイトレードのようにポジションを持つ時間が極めて短期間であれば、複数のロジックを『並行」して取り組めるため、利益率の向上を見込めるからです。

スイングトレードのようにポジション保有時間が長ければ、複数のトレード手法同士がエントリーのタイミングを「競合」してしまう傾向が非常に高いため、いくつもロジックを用意しても、トレード回数が増えずに利益率の向上もあまり見込めません。

【実践者の実績や生の声】

対してポジション保有の時間が極めて短いデイトレの場合であれば、別の手法同士でエントリーのタイミングが「競合」する可能性が低くなります。

そのため、いくつものデイトレ手法を同じ口座で「並行」して取り組む事で、それが利益率の向上に繋がるわけです。

というわけで、今回は利益率の向上に直結する、並行して取り組める最低限勝てるFXのデイトレ手法における、

「最低ライン」とはどのようなレベルか?

について記事を進めていきたいと思います。

最低限勝てる、そんなデイトレード手法の最低ラインとは

まずは、そもそもトレードにおける「勝ち」について、その定義を前提として明確にしておきましょう。

トレード1回程度の勝ち負けではなく、「月」「年」など、

一定期間における合計利益ー合計損失がプラス

である事が、トレードにおける「勝ち」という定義で統一したいと思います。

その上で、以下が、最低限は勝ちと言えるFXのデイトレード手法における、条件の一例です。

  • リスクリワードが1:1以上
  • 勝率が5割以上

仮にリスクリワード(損失:利益)が1:1ならば、勝率が5割を少し上回るだけでも、最低限は勝てるロジックと言えます。

ただし、スプレッドや手数料と言った、いわゆる「取引コスト」を含めての話です。

情報商材をはじめ、ブログやTwitterなどネット上では、

「勝率98%!」

など、勝率をアピールする人が決して少なくありません。

勝率が9割強というのは普通に凄いことです。

ですが、最低ラインで勝てれば良いというFXのデイトレード手法であれば、前述のとおりリスクリワードを1:1以上に保てるのなら、勝率は50%を下回らなければ「十分」ということになります。

そんなリスクリワードを維持できるのであれば、勝率に関しては、90%どころか80%、さらには60%すらも不要だということです。

こう考えると、最低ラインのロジックを作ることはとても「楽」に感じないでしょうか?

50%の勝率を上回れば良いということは、コインで裏表が出る確率よりも少し高ければ良いわけです。

さらに言えば、勝ち負けそのものが「50%」なので、50%の条件をクリアすることはそれほど難しくはないと思います。

むしろ70%、80%、さらには90%を超える勝率のロジックを考えるよりも、最低でも50%を超えるロジックの方が圧倒的に開発は「容易」になるはずです。

言い換えれば、最低限50%の勝率を切らなければ良いということになります。

もちろん、リスクリワードが1:1を維持することは欠かせません。

ただ、リスクリワードが1:1というのは、

平均の損失幅=5pips
平均の利益幅=5pips

という程度でも、比率は1:1なので十分に合格点になります。

そのため、損失幅が5pipsに対して利益幅が10pipsのような「リスクリワード1:2」という高度なロジックを考える必要もないというわけです。

それどころか、リスクリワードは1:1で合格ラインなので、損失幅5pipsだとしたら利益幅は6pipsも要りません。

このように、最低限勝てるロジックで良いというのであれば、勝率50%という最低ラインと同様にリスクリワードに関してもハードルは非常に低いというわけです。

トレードの「頻度」も重要なポイント

ただ、ここまでお伝えした『最低限勝てるFXのデイトレード手法』における

勝率50%を切らない
リスクリワード1:1を維持する

という条件に加え、

トレード回数(頻度)

も忘れてはいけません。

物凄い極論ですが、「勝率50%」「リスクリワード1:1」という最低ラインのデイトレ手法において、トレードの頻度=トレード回数が月に1回では、あまりにも残念なロジックと言わざるを得ません。

もちろん、それでも最低限勝てる事は確かです。

ですが、上記のような月1しかトレードチャンスがないようなFXのデイトレ手法では、その手法を1年間ほど続けた結果、やっとの事で収支がプラスになる見込みが出てきます。

いくら並行して複数のデイトレ手法を取り組むとしても、この程度のトレード頻度ならば、数10個~100個単位の別手法を用意して並行しなければ、月単位でそれなりの勝ちは見えてきません。

また、仮に10個もの手法を並行しようとすれば、さすがに頭が混乱し、それぞれの手法をルールどおりにしっかりと実践できないという事態に陥る可能性も考えられます。

以上から、現実的なレベルで考えて、

勝率50%を切らない
リスクリワード1:1を維持する

という最低限勝てるFXのデイトレ手法において、トレードの頻度を可能な限り増やせる事が不可欠になります。

最低でも、複数のトレード対象(通貨ペアなど)で平均して『1日1回以上』のトレード回数は欲しいところです。

このように、

勝率50%を切らない
リスクリワード1:1を維持する
1日1回以上はトレード頻度がある

という条件ならば、少なくとも月単位での勝ちは維持できる可能性が非常に高くなるはずです。

仮にトレード頻度が少なければ、勝率50%であるため、偶然に負けが偏り、月単位で見て負けが多くなることで月間の成績が「マイナス」になってしまう危険性が高まります。

逆にトレード頻度が多ければ、勝率50%以上という最低限の勝率を月単位でも維持できるようになってくるため、最低限勝てるFXのデイトレード手法として成立するわけです。

まとめ。最低限勝てるデイトレ手法の最低ラインの条件。

以上、今回は最低限、月単位でも勝てる見込みがある「最低ライン」のデイトレ手法について解説させて頂きました。

そんな月単位で見て最低限は勝てるロジックの要素・条件は以下のとおりです。

  • 勝率50%を切らない
  • リスクリワード1:1を維持する
  • 1日1回以上はトレード頻度がある

もちろん、これは「最低限」ギリギリで月単位の利益が保てるレベルの、文字とおり「最低ライン」のトレード手法でしかありません。

言うならば、「何とか損せずに済む」というレベルのロジックということです。

月利で見れば10%もいかず、数%程度かもしれません。

ただ、このロジックが「FXのデイトレ手法」となれば、この「最低ライン」のトレード手法でも十分過ぎる価値があります。

それは、冒頭でも少し触れたように、同じ取引口座で「並行」して複数のデイトレ手法に取り組む事ができる価値です。

FXのデイトレードは短くて数分レベルの極めて短いポジション保有時間なので、複数の手法を並行して取り組んでも、手法同士が競合してしまう可能性が低くなります。

そのため、いくつかのロジックを並行して実践することが十分に可能となり、利益率の向上が見込めるということです。

今回例にしたような、

勝率50%を切らない
リスクリワード1:1を維持する
1日1回以上はトレード頻度がある

という「最低限は勝てるロジック」で、仮に月利(月間の利益率)が5%程度だとしても、そんなロジックを3つ並列すれば月利は15%ほどにまで高まります。

ロジックの数を増やせるのであれば、その分だけ月利は比例して高まっていくわけです。

もちろん、いくらデイトレのポジション保有時間が短いからと言って、さすがにロジックを増やせば増やす程、手法同士のエントリー条件が競合(重複)してしまう可能性が高くなるため、利益率の上昇は緩やかに成らざるを得ません。

また、いくら複数の手法を並行できると言っても、10個などまで増やせば、頭が混乱したり、相場のスピードに追い付けない事で、各手法をルールどおりまともにトレードできない危険性が高まります。

そうなれば、次第に負けが増えてしまい、徐々に資金を減らす事に繋がってしまうため、まったく意味がありません。

よって、各手法にも左右されるものの、複数のロジックを並行しても、ルールどおりに実践できる程度のロジック数が限度だということです。

ここまで説明したように、複数のデイトレード手法を持っていることは、利益率の向上に大きく貢献すると言っても過言ではありません。

ただ、冒頭でもお話したように、高い利益率を誇る優秀なロジックを開発することは容易ではなく、「時間」「根気」が必要不可欠です。

場合によっては、それなりの「年月」がかかるかもしれません。

しかし、今回取り扱ってきた『最低限勝てるロジック』であれば、上記の優秀なロジックに比べて、大幅に「短い期間」で構築が可能な上に「容易」です。

ですので、時間を掛けて1つの大きく勝てる確固たる手法を構築するのではなく、あえて最低ライン勝てるFXのデイトレ手法をいくつも構築し、並行して取り組む事で利益率を底上げしていく方針も普通に「有り」だと思います。

以上、本記事があなたのトレード成績アップに貢献できれば幸いです。

そんな成績アップには既に確立されたトレード手法に取り組むことが、何よりの近道だと思います。

当ブログでは、2桁の利益率を一度の取引で出しているデイトレ手法について、エントリーから決済まで図解した記事を用意しているので、ぜひ下記からご覧になってみてください。

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>含み損ほぼなし。キリ番を利用した「負け知らず」の聖杯に近いFXのデイトレ手法。

>専業で勝ち続けるデイトレード手法の特徴とテクニカル分析の四大原則。

>本当にポンド円?デイトレに適したFX通貨ぺアの特徴と上位6つを紹介

>専業デイトレーダーに最低でも必要な資金を「7つの月収別」で解説

>目指すは専業。デイトレードのコツや上達法の4選を解説。

上記以外にも、FXのデイトレード関連の記事をいくつも用意しています。

下記が本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』の目次です。

>ブログの目次はこちらから

杉原。

デイトレの合間に行う「資金稼ぎ」の有効な手段とは

杉原です。

今回のテーマはデイトレードの資金稼ぎになります。

実際のところ、FXのデイトレは資金が増えるほどロット数を上げられる事で、比例して得られる収入も増えるため、資金量が重要である事は間違いありません。

そこで今回は、FXのデイトレードを実践しながら『トレードの合間』に効率よくできる資金稼ぎの方法を紹介したいと思います。

FXのデイトレードでは、

・エントリーを待つ時間
・決済を待つ時間

はどうしても避けられません。

その上で、そんな「待ち時間」に資金稼ぎを行えば、

・デイトレの待ち時間を有効に使える
・資金稼ぎで得られた収入をデイトレの資金に追加できる
・資金が増えればロット数を上げられるため、デイトレードの収入が増える

という「一石二鳥」以上のメリットがあるわけです。

ですので、特にトレードの資金がまだ少ない、もしくは、もっと資金が欲しいという場合には非常に参考になる記事だと思います。

ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。

デイトレの合間にできる有効な資金稼ぎの方法

前述のとおり、FXのデイトレードには、

・エントリーを待つ時間
・決済を待つ時間

がそれぞれ存在する「トレードの合間」となる待ち時間です。

これら待ち時間の「長さ」「頻度」は、取り組むトレード手法によって左右されるものの、いずれにしても、『隙間時間』という感覚でとらえて資金稼ぎを行う方が「無難」になります。

あまりにも資金稼ぎに没頭し過ぎて、肝心であるデイトレの実践が疎かになってしまえば意味がないからです。

あくまでもFXのデイトレ合間である、「隙間時間」を活用するという意識が大ことになります。

その上で、そんな短い「隙間の時間で実践が可能」な資金稼ぎとして筆頭に挙げられるものが以下のビジネスモデルです。

  • データ入力
  • YouTube動画投稿による広告収入
  • せどり、転売
  • アフィリエイト
  • 内職

これらのビジネスモデルならば、いずれも隙間時間にコツコツ取り組める作業内容になります。

アフィリエイト=ブログやSNSなどネット上の媒体で、商品の紹介をして販売額のマージン(数十%前後)を稼げるビジネスモデル

ただ、これらすべてが「ベストな選択」かと言えば、決してそうではありません。

なぜなら、

(1)実践における難易度
(2)稼げる見込み金額
(3)稼ぎ続けられる継続性

がそれぞれまったく異なるからです。

まずは作業の難易度が高くて実践自体が困難であれば意味がありません。(1)

また、得られる金額は大きい方が良いですし(2)、その収入が一時的にしか得られないものではなく、継続性がある方が理想だと思います。(3)

よって、この3点を総合して考えた上で、デイトレの合間に取り組む資金稼ぎの選択肢を選ぶ事が理想になります。

(1)の難易度に関しては、それぞれの戦略によっても左右されますが、基本的にどれも大きく変わりません。

ただ若干ですが、「データ入力」「内職」に関しては、自身で思考を巡らせる事がそれほどないため、

YouTube動画投稿による広告収入
せどり、転売
アフィリエイト

などと比べると難易度は低いので取り組みやすいと言えます。

しかし、(2)の稼げる金額は非常に単価が低過ぎるため、「データ入力」「内職」の収入がまとまったトレード資金になるまでには相当な年月が必要かもしれません。

その時点で、データ入力や内職は、取り組みやすさは高いものの、得られる収入を考慮するとFXのデイトレ合間の資金稼ぎには「不向き」かと思います。

そこで、

YouTube動画投稿による広告収入
せどり、転売
アフィリエイト

から、

(1)実践における難易度
(2)稼げる見込み金額
(3)稼ぎ続けられる継続性

を考慮した上で、理想となるトレード合間の資金稼ぎについて考えてみましょう。

(1)の難易度に関してはどれも特に変わり映えはありません。

ただ、せどり・転売は実践の際に資金が必要となり、FXのデイトレ資金を稼ぐ以前にせどり・転売の資金もどこかで稼ぐ必要が出てくるのでナンセンスです。

以上から、「YouTube動画投稿による広告収入」「アフィリエイト」のいずれかが浮かび上がってきます。

私のおすすめとして「アフィリエイト」

私としては、おすすめはアフィリエイトになります。

やり方によっては、ある程度の自動化が可能なので、デイトレードの邪魔にはなりません。

また、これもノウハウ次第ではあるものの、アフィリエイト作業の手を止めても収入は継続させられるため、継続的にトレード資金の増加が可能です。

ただ、アフィリエイトはデイトレードのように、すぐに収益に繋がるビジネスモデルではありません。

ブログなどで、相応の集客基盤を作る必要があるからです。

ですが、デイトレードの合間、待ち時間の際にコツコツと続ける習慣にすれば、1か月以内にそれなりの成果を見込めます。

アフィリエイトで挫折、失敗する方の大半は、この継続習慣が身に付けられない事が大半です。

ですが、メインの作業はFXのデイトレードで、その合間の待ち時間だけでアフィリエイト作業を続けるという事ならば、負荷は少ないので継続習慣にしやすいメリットがあります。

もちろん、YouTubeの動画投稿のようなビジネスがデイトレの資金集めに向いていないわけではありまけん。

しかし、YouTubeの場合、売り込みの必要がなく動画投稿だけで収入を得られる手軽さはあるものの、広告収入を得るには、

・一定以上の登録者数(フォロワー数のようなもの)
・一定以上の再生時間や再生回数

をクリアする必要があり、収益化の前に大きなハードルが存在しています。

仮にこのハードルをクリアしたとしても、せめて数万台などまとまった収入になるには、長期間の継続した動画投稿が欠かせません。

まず、動画が再生される多くのパターンは、誰かが投稿した別の動画を視聴している視聴者が、その動画の「関連動画」に表示される動画のサムネイルをクリックするケースが大半となります。

そのため、再生回数を稼ぐには、そんな第三者が投稿する動画の「関連動画」に、自身の動画が表示される必要があるわけです。

ただ、YouTube側は関連動画に表示する動画を選ぶ際に、

投稿実績が長く動画数が多い人の動画を優先する

という傾向にあるため、動画投稿の期間が浅い段階では、なかなか第三者の関連動画に自身の動画が表示される事は難しくなります。

以上のことから、仮にYouTubeで収益化ができたとしても、まとまった収入を得るには長期間の動画投稿が必要となるということです。

よって、YouTubeの広告収入を狙う場合、ハードルをクリアする期間に加え、まとまった収入になるまでの期間も加わるため、トレード資金を稼げるまでの間にそれなりの期間が必要になってしまいます。

もちろん、

「動画投稿を楽しめるので、まとまった収入を得られるまでに時間がどれくらい掛かっても良い」

という場合は特に問題はありません。

ですが、あくまでもFXのデイトレードがメインであり、その合間に資金稼ぎを行うことが本来の目的でした。

FXのデイトレ資金を稼ぐのに長期間の時間を要してしまえば、YouTubeの動画投稿がメインになってしまい、それでは本末転倒です。

少なくともデイトレの資金稼ぎに、デイトレードの合間を利用することが本質でしたので、資金稼ぎという目的に対して時間が掛かり過ぎる可能性があるYouTubeの動画投稿は、私としてはあまり推奨はしません。

その上で、アフィリエイトの方が

・稼げるまでの期間が短い
・稼げる金額が大きい

という特徴があるかるこそ、デイトレードの合間に最適な資金稼ぎとしてはアフィリエイトを推奨していました。

まず、SNSや無料ブログ(アメブロなど)を使えば、集客が早くなるため、それにともない収益化がスムーズにいきます。

そして、広告収入を主とするYouTubeの動画投稿に比べ、アフィリエイトの案件は無数にあることで報酬単価もピンキリであり、

中には1件の成約で数千~数万

というものもザラにあるので、早期に稼げる金額もそれなりに大きいです。

特に、

・投資系の情報商材アフィリエイト
・口座開設のアフィリエイト

は、1件あたりの報酬単価が数千~数万以上するものが「普通」なので、非常に効率よく資金稼ぎができます。

また、上記のような案件をアフィリエイトする場合、ブログなどの媒体を介して投資・トレード関連の記事を書いていきますが、その行為そのものが、デイトレードの知識向上に繋がると言っても過言ではありません。

そんなFXのデイトレに関する知識向上が、新たなトレード手法の構築に役立つ可能性が十分にあります。

そうなれば、単純にFXのデイトレ資金を稼ぐだけではなく、デイトレードの利益率を高める事にも繋がっていくわけです。

結果として「一石二鳥」の効果を生む可能性が高いからこそ、アフィリエイトをデイトレードの合間に行う資金稼ぎに推奨していました。

結論。デイトレードの合間に行う資金稼ぎの理想的な方法。

本記事では、デイトレの合間に資金稼ぎを行い、その収入をトレード資金に追加するという方針で、

データ入力
YouTube動画投稿による広告収入
せどり、転売
アフィリエイト
内職

などの候補を挙げ、

・稼げるまでの期間が短い
・稼げる金額が大きい

などの理由を踏まえた上で、中でもアフィリエイトを推奨いたしました。

特に、

・投資系の情報商材アフィリエイト
・口座開設のアフィリエイト

は、1件あたりの報酬単価が数千~数万以上するものが「ザラ」にあるので、これらの案件をおすすめしていた次第です。

上記のような案件ならば、投資・トレードの関する情報をブログなどで発信していく過程でアフィリエイトする流れになるので、その行為そのものが知識向上に繋がります。

そんな投資・トレードに関する知識向上が、新たに有効なトレード手法の考案にも繋がる可能性があるはずです。

ですので、この方法ならば、

・FXのデイトレ資金を稼ぐ
・長い目で見てデイトレードの利益率向上にも繋がる

という「一石二鳥」のメリットがあります。

以上から、本記事で解説してきたデイトレードの合間に行う資金稼ぎで最も理想的な方法は、「投資関連の情報商材や口座紹介のアフィリエイトである」という結論でした。

アフィリエイトによる具体的なノウハウに関しては、また別の記事で解説したいと思います。

今回はこの辺で。

杉原。

本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。

宜しければ、ほかの関連記事もあわせてお読みになってみてください。

>ブログの目次はこちらから

>【17事例】1回で10%以上の利率も。fxやゴールドの勝ち方で『チャネルライン最強』デイトレ手法の図解。

>含み損0の高勝率。移動平均線とトレンドラインの順張りデイトレ手法の図解。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>少額でも資産を増やせる、聖杯に近いデイトレード手法の条件。

>破産注意。FXのデイトレでコツコツドカンをやって負ける原因と対策。

>最低限負けない。勝てるFXのデイトレード手法、ロジックの「最低ライン」について。

ページの先頭へ