杉原です。
この記事では、私が提唱している1分足に特化したFXスキャルピング手法である『1Roundスキャル』に関しての優位性を補足解説していきます。
案内資料の中では、この記事タイトルにもあるように、多くのトレーダーが見落としている「下位足」の重要性を解説していました。
もちろん、日足や1時間足などの上位足もFX相場全体を把握する環境認識の面で重要なものの、下位足の動向も押さえなければ、トレードで安定して勝つことができません。
なぜなら、相場は上位足からの影響だけではなく『下位足からの影響』も大きく関わってくるからです。
概要を簡単にお話しすると、下記のようになります。
- そもそもFXのような相場は「買い」または「売り」、注文の多い方に値動きが発生する仕組み
- ただし、注文できる数量は、トレーダーの資金力によって大きく異なる
- 特に、金融機関のディーラーや、大口のトレーダーは資金力が膨大なので、場合によっては相場を1人で動かし、トレンドの開始点を作ってしまうことも
- そんな金融機関に在籍するようなディーラーは、ほとんどの場合で当日中にポジションを決済するという決まりがある
- そのため、必然的に彼らディーラーは、デイトレードやスキャルピングの手法を行い、1分足などの下位足でトレードの判断をするケースが非常に多い
- そんな彼らは膨大な資金力のためFX相場に大きな影響を与えるからこそ、1分足のような下位足から大きなトレンドが始まることが少なくない
以上のような背景があるため、FXのような相場に影響を与えて「トレンド」を作り出しているのは決して上位足だけではなく「下位足」も要素となっているわけです。
ですので、下位足のプライスアクション(ローソク足の動向)、上位足で把握する相場全体の環境認識をあわせることで、より精度の高いトレードが可能となります。
そんな高精度なトレードを、
・上位足の環境認識
・下位足のプライスアクション
という2つの側面から体系化した手法が、冒頭でもご紹介した『1Roundスキャル』です。
そんな1Roundスキャルでは、上位足と下位足の影響を押さえつつ、下記のように有効性の高いチャネルラインを軸にトレードを行います。
- RSIやRSIなどにあるパラメータ(設定値)がないため、ラインを引くトレーダー同士に大きな差が発生せず、同じような視点で値動き分析を行うので高い精度でトレンドの把握が可能
- チャネルラインはトレンドラインと平行なアウトラインで構成され、キレイなN字を描くトレンドを表す指標になるため、ラインを引かないトレーダーたちにも同じようにトレンドの発生が意識される
以上のように、チャネルラインを駆使するテクニカル分析は、
ラインを引くトレーダー
ラインを引かないトレーダー
たちにも、同じように意識されるトレンドを把握することが可能です。
結果的に、大多数のトレーダーたちと同じトレンドを意識できるので、トレードの勝率が必然的に高まっていきます。
その上で、先ほど触れたような、
下位足によるプライスアクション
上位足による環境認識
を徹底することで、さらに精度を高めているのが、この『1Roundスキャル』なわけです。
案内資料の方では、チャート図を使っての解説、ロジックの細かな解説も行っていますので、ぜひご覧になってみてください。
それでは。
杉原。