杉原です。
以前ブログの方で、
という内容の記事を書いていて、読者の方から「副業」でもFXのデイトレは勝てるかと言った趣旨の質問を多く頂いておりました。
そこで今回は、FXのデイトレードが副業としても勝てる事ができるのかを、私の見解だけではなく、ほかの投資家/トレーダーの意見も踏まえて解説していきたいと思います。
副業でもFXのデイトレで勝てる余地が十分にある理由
まず前提として、デイトレードの利益は『利幅(pips)×ロット数』である事は間違いありません。
だからこそ、
・利幅(pips)を多く取る
・ロット数を大きくする
という両方の側面を高めることが、デイトレの利益を伸ばしていく秘訣になるわけです。
その上で、今挙げた「利幅」も「ロット数」も、トレーダー自身が取り組むFXのデイトレ手法によって大きく左右される事は間違いありません。
ただ、「利幅(pips)」に関しては、FXのデイトレに取り組む「時間帯」によっても大きく左右される事は紛れもない事実としてあります。
まず、為替市場で言えば、24時間の取引が可能ではあるものの、
・東京市場(日中)
・ロンドン市場(夕方~深夜)
・ニューヨーク市場(夜~朝方)
という三大市場がメインの市場となっており、この時間帯以外はほぼ値動きがありません。
また、この三大市場の中でも東京市場(日中)は値動きが非常に少ないため、いくら有効性の高いデイトレードの手法を駆使しても、取れる利幅に限りがあります。
その反面、ロンドン市場とニューヨークが重なる、21時~翌1時、2時頃は、2つの市場が重なる事もあり、この時間帯の値動きは東京市場の倍以上と言っても過言ではありません。
そのため、今挙げた21時~翌1時、2時頃は、そもそも利幅を取りやすい時間帯であるということです。
もちろん、値動きが大きく利幅を取りやすい反面、逆に損失も大きくなりやすい事は否めません。
ただ、それは取り組むデイトレードの手法/ロジック次第になるため、値動きが大きいからと言って「危険」という論理は特に成立しないと私は思います。
少なくとも、値動きが少なければ、損失も小さい分、利益も小さくなることは避けられません。
以上から、21時~翌1時、2時頃のように値動きが大きい方が利幅を取れるチャンスが多々あるからこそ、狙うべき時間帯だということです。
そして、会社員など副業であっても、上記の時間帯であれば帰宅後ということが多い傾向にあるからこそ、十分にFXのデイトレードで利益を出す余地があると考えられると私は思います。
自動売買という選択肢
SNSやブログ/サイトをはじめ、ネット上では、
「忙しい会社員は自動売買がおすすめ」
という形で、自動売買ツール(EA)を推奨している方が少なくありません。
この自動売買ツールは、トレード資金を自身のトレード口座に入れ、ツールを稼働させる事で、エントリーから決済までをすべて自動で行ってくれます。
そのため、いくら会社員で疲れていても、自らトレードをする必要がないので、多くの方にとって「魅力的」に移る事もあり、ひじょうに人気があるツールとなっているわけです。
ですが、そもそもトレードは転売のように売りと買いの「競合」が生じる仕組みであるため、まったく同じタイミングでエントリーや決済を行う自動売買ツールは、次第に注文がとおりにくくなるため、本来、理に適っていません。
ですので、私としては自動売買ツールの勧誘は基本的に否定的に見ていました。
その辺りの、自動売買ツールが理に適っておらず勝てないという詳しい原理は、下記の記事で1から掘り下げて解説していますので、ぜひあわせてご覧になってみてください。
>要注意。AI搭載は幻想?EA(自動売買システム)によるシステムトレードが勝てないわけ。
副業としてのデイトレードに関するほかの投資家/トレーダーの見解
以下、私の見解とは別に、ほかの投資家/トレーダーの見解もまとめた上で、客観的な視点で見ていきたいと思います。
背にした根拠が抜けたらサクッと損切りして、次のエントリー箇所が来るまで待つ、それだけ。
60代の母に200EMAを使ったやり方教えてやらせてみますと、普通に月次プラス維持しています。
負けている人は値ごろ感等の根拠もない箇所でエントリーし続けて、損切り利確決めずやるから負けるのです。
FXは誰でも直ぐに利益は出ます。
怠惰な人、感情をコントロールできない人、それに手っ取り早く儲けようなどと思っている人達以外は。
ドルストレートのほうが東京時間よりもロンドンからニューヨーク時間に動くメリハリがハッキリしてるし、ドル円は初心者向けの通貨ではない
知識がないならボコボコに負けます。
資産管理ができてないと直ぐにお金は消えます。
将来的に投資の技術や知識は必ず役に立つので、やることは大賛成だがお金を稼ぐと言うことは適当にはできない。
やるのはええけど、自己資金でね。
借りた金では、必ず負けるよ。
副業って言うより、ギャンブルでないの。
副業としてのデイトレードまとめ
以上、本記事では、会社員の副業としてのデイトレードに関して、私の見解と投資家/トレーダーの見解をまとめました。
そもそも、
「副業というよりギャンブル」
という声もあり、割と否定的にFXのデイトレードをとらえている方も少なくありません。
ただ、しっかりとした検証の上でテストを行い、確率/統計に沿ったFXのデイトレ手法を淡々と行う事は、「ギャンブル」ではなく「業務」になり、副業としても成立すると私は思います。
そんな有効性の高いFXのデイトレード手法/ロジックをモノにする事、身に付ける事こそが、FXのデイトレで勝つための第一歩である事は間違いありません。
本ブログ『専業FXデイトレーダーの会』では、FXのデイトレード専業で勝ち続けるべく有益な情報を発信しています。
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