この記事ではメルマガ読者さんから頂いた、ライントレードについての共通性の高い質問への回答をシェアしたいと思います。

以下が目次です。

  • 1.どのような方法でラインを引く学習を行なっていくのが良いか
  • 2.自分が引いたラインが合ってるのか、間違ってるのかはどう判断すれば良いか
  • 3.トレンドラインを根拠にエントリーする際には、どのような根拠でエントリーすべきか

それでは早速1つずつ回答させて頂きます。

1.どのような方法でラインを引く学習を行なっていくのが良いか

まず大前提として、

・過去チャートでラインを引く
・リアルタイムのチャートでラインを引く

この訓練は避けては通れません。

ただ、実際に引く前に、どのような考えでラインを引くのか、まずは根底にある理論を頭に入れる必要があります。

ただ自分の考えだけで闇雲にラインを引いても、他者が引かないラインになってしまい、効き目のないラインとなる危険性があるからです。

ですので、練習の前にはラインを引く方法について、しっかりと理論を理解しておくべきと思います。

以下が参考になる記事なので、ご覧になってみてください。

>チャネルラインの機能する引き方をFXトレード手法の事例を含め図解。

>機能する有効な水平線(水平ライン)は「どこ」に引くのがベストか。

>【図解】効き目が有効なトレンドラインの引き方、引き直し、削除までの解説

>【ライントレード】FXのデイトレで下位足でしか引けないラインは意味がない?

>ライントレードは他のトレーダーとまったく同じラインを引けないと勝てない?

上記の記事で解説している基本的な考え方を押さえておいた上で、最初に触れたように過去チャートやリアルタイムのチャートで、実際にラインを引く訓練を行っていくことが理想です。

また、実際の事例があると、より理解度が高まると思います。

そんな事例としては、あらゆるラインが引かれている、ブログ内でデイトレ手法のロジックを解説している記事を参考にして頂ければ幸いです。

>取引1回で2桁の利益率〜トレンドラインのブレイク手法『加速点テクニカル』〜

>【初動テクニカル】トレンドラインとキリ番を使った聖杯に近いFXのデイトレード必勝法

>チャネルラインだけで勝てる「3点目」を狙ったデイトレ必勝法

>ロールリバーサル最強のFXデイトレ手法〜エントリー条件や有効性、意味、集団心理について〜

>資金1万から500万に少額から一気に増やしたデイトレ手法の解説

その他、教材のサポートにおけるトレード添削では、トレードはしなくても実際にラインを引いたチャートを添付して頂ければ「ライン添削」という形で、

・良いラインが引けているか
・引くべきラインが漏れていないか

これらを私の方で添削しておりました。

※その際には、チャートの銘柄と日時をメールにてお伝えください。

また、添削と同時に、私ならこのように引いたという、詳細な事例をチャート画像として添付させて頂きます。

2.自分が引いたラインが合ってるのか、間違ってるのかはどう判断すれば良いか

まずは先ほどの回答にあるように、どのようにラインを引くのかという基本的な考え方を、先に理解しておくことが前提となります。

少なくとも、正しい考えで多くのトレーダーが引くラインと同じようにラインが引けなければ、引いたラインが自分しか引かないようなラインになり、それでは何の意味も無いからです。

ですので、先ほど紹介したような記事の内容を理解する、これが、まず最初の一歩に他なりません。

その上で、ご自身が引いたラインが合っているかどうかは、ただチャートを見るだけでは難しいと思います。

まず、ラインは

・ローソク足との接触によるトレンド反転
・ローソク足のブレイクによるトレンド進行

いずれかの性質があるものの、ただライン1本だけで必ずしも上記の反応を示すわけではありません。

複数のラインが重なってこそ、その複数のラインを支持しているトレーダーの数が増加し、その重なっている価格帯での、上記2つの反応精度が劇的に高まります。

逆にライン1本だけでは、その1本のラインを支持しているトレーダーからの売買しか起こりにくいからこそ、どうしても反応精度は高くなりません。

そのような実情から、ラインを引く練習として、その答えとしてチャートを見て反応するか否かだけでは「ラインが良く引けているかどうか」この判断は難しいのが実情となります。

ライン1本のみでは、反応精度が半分ほどになることもあるので、どうしても良くラインが引けているか否かは判断が難しいわけです。

ですので、ただラインを引くというよりも、実際に先行テクニカル加速点テクニカルのバックテストを行うような形で、ラインを引いてエントリーと決済の場所を確認する、という方法が有効となります。

少なくとも、いずれの手法も正しくラインを引けて、トレードルールに沿っていれば9割程の勝率になっているので、それが実現できているか否かが、

・ラインを引けているか
・トレードルールを反映できているか

これらの正解・不正解を導けるわけです。

この方法では、ラインの引き方はもちろん、ルールの反映をしっかり理解しているかの訓練にもなります。

少なくともラインを引く目的は、ただキレイにラインを引くことではなく、

「引いたラインを活かしてトレードで収益を出すこと」

これに他なりません。

そのため、ライン引きの訓練は、トレードルールの確認と合わせて行うことで、本来の目的を達成するに至ると思います。

そのような観点から、先ほどの回答1で触れたライン引きの訓練は、トレードルールの確認も同時に行う形でやれば、正しく引けているかのチェックもできるので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

その他、先ほども触れたように、トレード添削をライン添削としてご利用頂ければ、ご自身が引かれたラインの添削はもちろん、私自身が引いたラインの添付もいたします。

こちらもご利用頂ければ幸いです。

3.トレンドラインを根拠にエントリーする際には、どのような根拠でエントリーすべきか

まず、先ほども少し触れたように、1本のラインでは精度がどうしても高まりません。

ロングを狙う際であれば、より多くのトレーダーが、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

このような状況になることで、価格が上昇するのが相場における仕組みになります。

その上で、トレンドラインを使ってロングを狙う際、そのトレンドライン1本だけでは、このラインを支持しているトレーダー「のみ」が、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

このような傾向になるものの、他の視点で見れば下降トレンドを意識するトレーダーが多ければ、どうしても買い注文より売り注文の方が多くなり、上昇よりも下降しやすくなることは避けられません。

逆に、トレンドライン1本だけではなく、

・キリ番
・水平線
・アウトライン

など、他のラインと重なる価格帯を狙うことで、それぞれのラインを支持するトレーダーから、

・売り注文を避ける
・買い注文を出す

このような動向が増え始めて、

『売り注文<<<買い注文』

という状況となるので、上昇しやすくなりロングの精度が大幅に向上します。

その上で、ロングとは逆に買い注文が減り売り注文が増えるような「レジスタンスライン」によって、エントリー方向の進行を妨げていないか、そのチェックを行い、その場合は大きな逆行を生む危険性があるので、トレードを回避することが有効です。

ここまでの流れは、先行テクニカルで言えば

・アウトライン主導で引いたチャネルライン
・直近の水平線によるロールリバーサル

これらが重なる価格帯で、逆方向に作用するラインによる影響が無いか、それをチェックする仕組みが入っています。(そこに加えてローソク足の形状もあり、精度を高めています)

加速点テクニカルにおいては、先行テクニカルと同様に逆向きのラインを避けた上でラインのブレイクを狙う手法になるものの、

1.エントリー方向のチャネルラインにおけるトレンドラインの接触
2.1の後にエントリー方向と逆向きのラインのブレイク

この2つが重なることで精度を上げていました。

どの手法もこの考え方が基本になっていて、

・含み損
・損切り幅

これらを最小限に抑えつつ高い精度を維持できるので、安全にロットを上げて利益率を向上させていた次第です。

以上、ライントレードに関するメルマガ読者さんから頂いた、共通性の高い質問に対しての回答になります。

ライントレードに関して、当ブログでは様々な関連記事を用意していますので、ぜひ下記から気になる記事をご覧になってみてください。

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